JP2563791Y2 - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2563791Y2
JP2563791Y2 JP8321092U JP8321092U JP2563791Y2 JP 2563791 Y2 JP2563791 Y2 JP 2563791Y2 JP 8321092 U JP8321092 U JP 8321092U JP 8321092 U JP8321092 U JP 8321092U JP 2563791 Y2 JP2563791 Y2 JP 2563791Y2
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幹夫 岡田
守 安松
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、被包装物(例えば、レ
タスやキャベツ等の野菜、又はメロンやリンゴ等の果
物)を、包装シートにて包む農作物用の包装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前述のような包装装置として、例えば特
開平3−133710号公報に開示されているようなも
のがある。つまり、被包装物が落ち込む開孔を備えた包
装台を備えて、所定長さに切断された包装シートを包装
台に置き、上方から開孔内に被包装物を落とし込ませ
る。これにより、開孔の外縁にて包装シートが絞られ被
包装物が包装シートに包まれて下側の支持台に支持さ
れ、この後に絞られた包装シートの余分な部分の切断及
び包装シートの留めが行われる構成である。
【0003】以上のような包装装置においては一回の包
装終了後に次の包装用として、所定長さの包装シートを
包装台の開孔上の所定位置に引き出す引き出し機構、及
び包装シートを所定長さに切断するカッターを備えるこ
とが提案されている。この構造では例えば図10(イ)
に示すように、包装シート1をロール状に巻いており、
自由回転する一対の支持ローラー5(支持部材に相当)
に包装シート1を置いている。そして、図10(ロ)に
示すように包装シート1切断用のカッター12の下側
に、包装シート1のロール軸芯方向に沿って所定間隔を
置いて配置され、各々同一の高さを備えた複数個の第1
受け部10aと、各第1受け部10aに対し所定間隔を
置いて対向配置され、第1受け部10aと同じ高さを各
々備えた複数個の第2受け部10bとが配置されてい
る。
【0004】これにより、図10(イ)に示すように紙
面右方から左方に引き出し機構16が移動してきて、引
き出し機構16の複数の受け部20及び操作アーム19
が、各第1受け部10aの間及び各第2受け部10bの
間に入り込んで、操作アーム19と受け部20との間で
包装シート1の端部1bを挟持する(挟持位置に相
当)。次に、図10(ロ)に示すように引き出し機構1
6が、紙面右方に移動して包装シート1を包装台2上に
所定長さだけ引き出して停止する(引き出し位置に相
当)。その後、カッター12が第1受け部10aと第2
受け部10bと間に入り込むまで下降操作されて、包装
シート1が切断される。従って、この図10(ロ)に示
す状態で、操作アーム19が包装シート1の端部1bを
離し操作した後において、上方から包装台2の開孔2a
内に被包装物を落とし込むと、被包装物が包装シート1
に包まれながら下側の支持台に落ち込むのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前述の図10(ロ)の
構成においてカッター12を下降操作して包装シート1
を切断する場合、包装シート1がカッター12で切断さ
れながら下方に引きずられ下を向いて、包装シート1に
おけるロール本体側の端部1b(切断された端部)が、
第1受け部10aと第2受け部10bとの間に下向きに
引き込まれる場合がある。このような状態になると、一
回の包装が終了して引き出し機構16が図10(イ)に
示すように、第1及び第2受け部10a,10b側に進
行してくる場合、引き出し機構16の受け部20と操作
アーム19との間に包装シート1の端部1aが入り込め
ずに、包装シート1の挟持が上手く行えない場合があ
る。
【0006】又、包装シート1の端部1bが引き出し機
構16に挟持されたとしても、包装シート1の端部1b
において、第1受け部10aと第2受け部10bとの間
に入り込んでいる部分があれば、この状態で引き出し機
構16により包装シート1を引き出すと、第1受け部1
0aと第2受け部10bとの間に入り込んでいる部分か
ら包装シート1が破れてしまうおそれがある。本考案
は、カッターにより切断された包装シートの端部を引き
出し機構により確実に挟持できるように、又、包装シー
トの引き出し時に前述の第1受け部と第2受け部との間
で、包装シートが破れてしまうようなことがないように
構成することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴は以上のよ
うな包装装置において、次のように構成することにあ
る。つまり、ロール状に巻かれた包装シートをそのロー
ル軸芯周りに回動自在に支持する支持部材と、このロー
ル状の包装シートから引き出される包装シートの端部の
下側に位置して、包装シートのロール軸芯方向に沿って
所定間隔を置いて配置され、各々同一の高さを備えた複
数個の第1受け部と、各第1受け部に対し、ロール状に
巻かれた包装シートとは反対側に所定間隔を置いて対向
配置され、第1受け部よりも低い同一の高さを各々備え
た複数個の第2受け部と、第1受け部よりも高位置に位
置して各第2受け部の間及び各第1受け部の間に入り込
み可能な複数個の第1挟持部、及び第2受け部よりも低
位置に位置して各第2受け部の間及び各第1受け部の間
に入り込み可能な複数個の第2挟持部を備えて、第1及
び第2挟持部を各第2受け部の間及び各第1受け部の間
に入り込ませ、第1及び第2挟持部のうちの一方を他方
側に移動させて、この第1及び第2挟持部により包装シ
ートの端部を挟持する挟持位置、並びに包装シートのロ
ール本体を回転させながら、挟持した包装シートを包装
台上に所定長さだけ引き出す引き出し位置に亘り往復移
動自在な引き出し機構と、引き出し機構が包装シートを
所定長さに引き出して引き出し位置で停止した後に、包
装シートの上方から第1受け部と第2受け部との間に入
り込むまで下降して、包装シートを切断する横長のカッ
ターとを備えてある。
【0008】
【作用】例えば図4に示すように、包装シート1が引き
出し機構16により所定長さに引き出された後、カッタ
ー12が下降操作されて包装シート1を切断した場合、
包装シート1がカッター12で切断されながら引きずら
れて下を向いたしても、カッター12が上昇操作された
後に包装シート1の端部1bが自身の弾性、又はカッタ
ー12の上昇に引きずられて上向きに復帰しようとす
る。この場合、本発明のように各第1受け部10aより
も各第2受け部10bの方を低く設定していると(図1
参照)、包装シート1の端部1bが上向きに復帰しよう
とした際に、この端部1bの移動軌跡よりも各第2受け
部10bが下方に位置することになるので、包装シート
1の端部1bが各第2受け部10bに邪魔されることな
く上向きに復帰して、包装シート1の端部1bが各第2
受け部10bの斜め上方に位置するか、又は各第2受け
部10bの上面に乗るような状態となるのである。
【0009】以上のようにして包装シート1が切断され
た後、例えば図1に示すように引き出し機構16が再び
包装シート1側に進行してきて、引き出し機構16の第
1及び第2挟持部20,19が、各第1受け部10aの
間及び各第2受け部10bの間(図6参照)に入り込ん
だとする。この場合、第1受け部10aよりも高位置に
第1挟持部20が位置し、第2受け部10bよりも低位
置に第2挟持部19が位置しているので、包装シート1
の端部1bが第2受け部10bの上面に乗っていても、
包装シート1の端部1bが確実に引き出し機構16の第
1及び第2挟持部20,19の間に入りこんで、この第
1及び第2挟持部20,19により包装シート1の端部
1bが挟持されのである。従って、この状態(包装シー
トの端部が第1及び第2受け部の間に下向き入り込ま
ず、包装シートの端部が引き出し機構における第1及び
第2挟持部の間で挟持されている状態)において、引き
出し機構により包装シートを引き出せばよいのである。
【0010】
【考案の効果】以上のように、所定長さに引き出された
包装シートをカッターで切断する場合において、包装シ
ートの端部が第1及び第2受け部の間に入り込まず、引
き出し機構により包装シートの端部を確実に挟持できる
ようになって、引き出し機構による包装シートの引き出
し不良及び破れ等を未然に防止することができた。
【0011】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1) 図6に本考案の包装装置の全体が示されている。先ず、
この包装装置における一回の包装の流れについて図7
(イ)〜図9(ハ)に基づいて説明する。図7(イ)に
示すように、所定長さに切断された1枚の包装シート1
が包装台2に載置された状態において、作業者が被包装
物Aを包装台2の開孔2a内に落とし込ませると、被包
装物Aが包装シート1に少し包まれながら下方の支持台
3内に落ちる。この後、起動スイッチ(図示せず)を操
作すると、図7(ロ)に示すように支持台3が下降操作
されて、所定位置で停止操作される。この場合、ゴム板
状の複数の補助絞り部材11が開孔2aの下側に被包装
物Aを取り囲むように設けられており、この補助絞り部
材11により包装シート1がさらに良く絞られる。
【0012】次に包装台2の下側に配置されている一対
の板状の挟持部材14が、図7(ハ)及び図8(イ)に
示すように包装シート1側に進行してきて、包装シート
1の上側部分1aを挟み込み小さく絞り込む。これによ
り、被包装物Aが包装シート1に略完全に包まれる(以
上、包装手段に相当)。この後、図8(イ)に示すよう
に一対の円盤カッター28が挟持部材14の上面に沿っ
て進行して、包装シート1の上側部分1aが切り取ら
れ、噴射ノズル6から圧縮空気が噴射されて、円盤カッ
ター28に付着した包装シート1の上側部分1aが吹き
飛ばされる。
【0013】次に図8(ロ)に示すように所定長さに切
断された粘着テープ4が、包装シート1の上端及び挟持
部材14の端部に亘って置かれ、図8(ハ)に示すよう
にスポンジ部材7により粘着テープ4が上側から押圧さ
れる。そして、スポンジ部材7により粘着テープ4を押
圧した状態で、図9(イ)に示すように一対の挟持部材
14が開き操作され、再びスポンジ部材7が被包装物A
側に押圧操作されて、粘着テープ4が確実に包装シート
1に密着するようにする。この後、図9(ロ)に示すよ
うに支持台3が横倒し操作されて、被包装物Aがすべり
台8に放出され回収される。以上のようにして一回の包
装が終了するのであり、包装の終了した被包装物Aの状
態を図9(ハ)に示す。そして、支持台3が再び図7
(イ)に示す元の位置まで上昇操作される。
【0014】(2) 一回の包装が終了すると、ロール状に巻かれた包装シー
ト1が次の包装用として自動的に引き出され切断される
ように構成しており、次にこの場合の包装シート1の支
持構造について説明する。図1及び図6に示すように、
包装シート1がロール状に巻かれており、この包装シー
ト1のロール軸芯と平行な軸芯周りに自由回転自在な一
対の支持ローラー5(支持部材に相当)が包装台2に備
えられて、この一対の支持ローラー5に包装シート1の
ロール本体が支持されている。
【0015】支持ローラー5の下側の横軸芯P1(支持
ローラー5の回転軸芯と平行)周りに、一対の制動部材
27が揺動自在に支持されており、一対の制動部材27
の両下端に亘って、引っ張り作用を持つバネ30が架設
接続されている。両制動部材27の各々の下部に上下揺
動自在にリンク31が支持されており、両リンク31の
先端同志がピン連結されている。そして、モータ32に
より所定角度内で上下に揺動駆動される操作アーム33
が備えられ、この操作アーム33の先端に長孔が備えら
れて、両リンク31の先端同志を連結するピンがこの長
孔内に挿入されている。
【0016】図1に示す状態はモータ32により操作ア
ーム33が上昇操作されている状態であり、バネ30の
作用で両制動部材27の下部が互いに引き寄せられ、両
制動部材の上端が両支持ローラー5の外面に押圧され
て、両支持ローラー5に制動が掛かっている状態であ
る。そして、図3に示すようにモータ32により操作ア
ーム33を下降操作すると、両リンク31が紙面左右に
押し広げられ、バネ30に抗して両制動部材27の上端
が両支持ローラー5から離間操作される。
【0017】(3) 次の包装用としてロール状に巻かれた包装シート1から
包装シート1を自動的に引き出す引き出し機構16、及
び引き出された包装シート1を切断するカッター12に
ついて説明する。図1及び図6に示すように引き出され
る包装シート1の端部1bの下側に、包装シート1のロ
ール軸芯方向に沿って所定間隔を置いて第1受け部10
aが複数個配置されており、各第1受け部10aが同一
の高さに設定されている。各第1受け部10aに対し、
ロール状に巻かれた包装シート1とは反対側に所定間隔
を置いて第2受け部10bが対向配置され、各第2受け
部10bが第1受け部10aよりも差a1だけ低い同一
の高さに設定されている。
【0018】図1及び図6に示すように、包装台2の左
右両横に設けられたガイドレール2bに沿って、一対の
支持板17がスライド自在に支持されており、左右の支
持板17に亘り1本の支持軸18が架設され、この支持
軸18に5個の操作アーム19(第2挟持部に相当)が
各々独立に揺動自在に外嵌されて、操作アーム19の先
端上面にゴム板19aが固定されている。そして、操作
アーム19の上側にこの操作アーム19と略同じ幅の5
個の受け部20(第1挟持部に相当)が支持固定され、
この受け部20の下面にゴム板20aが固定されてお
り、各操作アーム19を受け部20への揺動側に付勢す
る5個のバネ21が備えられており、以上のようにして
引き出し機構16が構成されている。この場合、図1に
示すように操作アーム19が引き下げ操作されている状
態において、第1受け部10aよりも差a2だけ高位置
に、引き出し機構16の受け部20が位置しており、第
2受け部10bよりも差a3だけ低位置に操作アーム1
9の先端が位置している。
【0019】支持軸18は支持板17に対して回動自在
に支持されており、支持軸18の左右にアーム18aが
固定され、左右のアーム18aに亘り1本のロッド18
b(図6参照)が架設固定されている。一方の支持板1
7に揺動自在に支持された扇型ギヤ22と一方のアーム
18aとに亘り、リンク23が架設されており、扇型ギ
ヤ22を駆動するモータ24が設けられている。図1に
示す状態は、モータ24を駆動してロッド18b(図6
参照)を押し上げて各操作アーム19を受け部20から
引き下げている状態であり、後述するようにモータ24
を逆に駆動してロッド18bを引き下げると、各バネ2
1の付勢力で各操作アーム19が受け部20側に上昇し
て包装シート1を挟持するのである。
【0020】図1及び図6に示すように、第1及び第2
受け部10a,10bの上側に支持フレーム13が配置
されており、この支持フレーム13に包装シート1の横
幅よりも広い幅を持つ平板状のカッター12が固定され
ている。そして、包装シート1の約1/2の横幅を持つ
板材状の押さえ部材15が、カッター12の前側左右の
2個及び後側左右の2個の合計4個備えられており、各
押さえ部材15の下面にはゴム板15aが貼り付けら
れ、各押さえ部材15が支持フレーム13に上下動自在
で、バネ15bにより下方側に付勢された状態で設けら
れている。図1に示すように、押さえ部材15のゴム板
15aがカッター12の下端よりも下方に突出するよう
に設定している。
【0021】図6に示すように、支持フレーム13の左
右に固定されたボス部13aが左右のガイドレール9に
外嵌されて、支持フレーム13の全体が上下スライド自
在に支持されており、包装台2の下側に配置されたクラ
ンク機構(図示せず)及びモータ(図示せず)と、支持
フレーム13の左右のボス部13aとが、連係リンク2
9を介して接続されている。これにより、モータでクラ
ンク機構を1回転させると、支持フレーム13及びカッ
ター12が下降され、各第1及び第2受け部10a,1
0bの間にカッター12が入り込んで包装シート1が切
断されて、再び支持フレーム13及びカッター12が上
昇操作されるのである。
【0022】(4) 次に、一回の包装終了後に次の包装用として包装シート
1を包装台2上に引き出す際において、引き出し機構1
6及びカッター12の作動の流れについて説明する。図
1及び図2(イ)に示す状態は一回の包装が終了した状
態であり、次の包装用の包装シート1を包装台2上に引
き出す為に、引き出し機構16がカッター12側に移動
してくる状態である。この状態において、一対の制動部
材27が支持ローラー5に押圧されて、支持ローラー5
に制動が掛かっている。そして、図2(ロ)に示すよう
に、引き出し機構16の各操作アーム19及び受け部2
0が、各第1及び第2受け部10a,10bの間に入り
込んで引き出し機構16が停止すると(挟持位置に相
当)、引き出し機構16の各操作アーム19と受け部2
0との間に、包装シート1の端部1bが入り込む。
【0023】この場合、図1に示すように操作アーム1
9が引き下げ操作されている状態において、第1受け部
10aよりも差a2だけ高位置に受け部20が位置し、
第2受け部10bよりも差a3だけ低位置に操作アーム
19の先端が位置しているので、包装シート1の端部1
bが確実に引き出し機構16の各操作アーム19と受け
部20との間に入り込む。次に、引き出し機構16のモ
ータ24が作動してロッド18bが引き下げられ、各バ
ネ21の付勢力で各操作アーム19が受け部20側に上
昇して、各操作アーム19と受け部20とで包装シート
1の端部1bが挟持される。
【0024】次に図2(ロ)から図3に示すように、包
装シート1の端部1bを挟持した状態で引き出し機構1
6が紙面右方に移動し始めて、包装シート1の包装台2
上への引き出しを開始する。この場合に図3に示すよう
に、上昇操作されていた操作アーム33(図1の状態参
照)が下降操作されて、バネ30に抗して両制動部材2
7の上端が両支持ローラー5から離間操作される。これ
により、一対の支持ローラー5が自由回転できる状態と
なるので、包装シート1の引き出しに伴って包装シート
1のロール本体が支持ローラー5と一緒に回転して、包
装シート1の引き出しが円滑に行われる。
【0025】図1及び図6に示すように包装台2におい
て、第2受け部10bと開孔2aとの間に、ウレタンゴ
ム製のゴム板33を左右一対設けている。これにより、
図3に示すように引き出し機構16により包装シート1
が引き出されている間において、包装シート1の下面に
左右のゴム板33が常時接触することになり、包装シー
ト1と包装台2との間に空間が常時形成されて、包装シ
ート1の全体が包装台2に密着してしまうような状態が
防止される。このゴム板33は引き出し機構16の操作
アーム19の間に位置するように包装台2に設けられて
いるので、図1に示すように引き出し機構16がカッタ
ー12側に移動する場合に、ゴム板33が引き出し機構
16の操作アーム19の間を通過して互いに接触すると
はなく、例え接触してもゴム板33が弾性変形して操作
アーム19から逃げるのである。
【0026】図4に示すように包装シート1は透明であ
るが、マーク1cが包装シート1の長手方向に沿って、
被包装物Aの種類等に対応した所定間隔で印刷されてい
る。そして、図6に示すように、包装台2に固定された
フレーム25に、発光器及び受光器を備えた反射式の光
センサー26が設けられている。以上の構造により、包
装シート1が引き出されて図4に示すように、包装シー
ト1のマーク1cが光センサー26の位置に達して、光
センサー26の発光器からの検出光がマーク1cに反射
して光センサー26の受光器に検出されると、その位置
で引き出し機構16が一時停止する(引き出し位置に相
当)。
【0027】この場合、図3から図4に示すように操作
アーム33が上昇操作されて、バネ30の作用で両制動
部材27の下部が互いに引き寄せられ、両制動部材27
の上端が両支持ローラー5の外面に押圧されて、両支持
ローラー5に制動が掛かる。これにより、引き出し機構
16の停止と同時に包装シート1のロール本体及び支持
ローラー5もすぐに停止する。従って、包装シート1の
ロール本体と引き出し機構16との間において、包装シ
ート1が波打ったりシワの発生するようなことがない。
【0028】次に、図4に示すようにカッター12及び
押さえ部材15を備えた支持フレーム13が下降操作さ
れる。この場合、図1に示すように押さえ部材15のゴ
ム板15aがカッター12の下端よりも下方に突出して
いるので、支持フレーム13が下降操作されると、先ず
カッター12の前後の4個の押さえ部材15が包装シー
ト1を第1及び第2受け部10a,10bに押圧して保
持する。この状態から支持フレーム13がさらに下降操
作されると、図4に示すようにカッター12が各第1受
け部10aと各第2受け部10bとの間に入り込んで包
装シート1を一気に切断する。
【0029】以上のようにしてカッター12で包装シー
ト1を切断する場合、押さえ部材15で包装シート1を
保持していても、包装シート1がカッター12で切断さ
れながら引きずられて下を向いて、包装シート1におけ
るロール本体側の端部1b(図1参照)が第1受け部1
0aと第2受け部10bとの間に引き込まれる場合があ
る。この場合、図1に示すように各第1受け部10aよ
りも各第2受け部10bの方を差a1だけ低く設定して
いるので、包装シート1におけるロール本体側の端部1
bがカッター12に引きずられながら下を向いても、こ
の端部1bが第2受け部10bの上面に乗るだけで、こ
の端部1bが第1受け部10aと第2受け部10bとの
間に引き込まれるようなことはない。そして、図1に示
すように操作アーム19が引き下げ操作されている状態
において、第1受け部10aよりも差a2だけ高位置に
受け部20aが位置し、第2受け部10bよりも差a3
だけ低位置に操作アーム19の先端が位置しているの
で、包装シート1におけるロール本体側の端部1bが第
2受け部10bの上面に乗っていても、包装シート1の
端部1bが確実に引き出し機構16の各操作アーム19
と受け部20との間に入り込んで挟持されるのである。
【0030】以上のように包装シート1の切断が終了す
ると、図4から図5に示すようにカッター12の支持フ
レーム13が元の位置に上昇操作されると共に、引き出
し機構16が紙面右方に移動し停止して、切断された包
装シート1の中央が包装台2の開孔2aの位置にくるよ
うにする(図6参照)。その後、引き出し機構16の各
操作アーム19が受け部20から引き下げ操作されて包
装シート1の端部1bを離し、所定の長さに切断された
一枚の包装シート1が包装台2の所定位置に載置され
る。この場合、図5及び図6に示すように包装台2の一
対のゴム板33が切断された包装シート1の下面に接触
しているので、包装シート1と包装台2の間に空気が入
り込んで包装シート1が浮き上がり気味になっても、ゴ
ム板33と包装シート1との接触・摩擦作用により包装
シート1がその位置から動くことはない。
【0031】〔別実施例〕 前述の実施例では粘着テープ4により包装シート1の留
めを行っているが、上側部分1aの切断後に包装シート
1を加熱し包装シート1を溶着させて、包装シート1の
封止を行うような包装装置に本考案を適用してもよい。
又、図8(イ)に示すような円盤カッター28ではな
く、挟持部材14により挟み込んだ包装シート1の上側
部分1aを、ヒーター(図示せず)で加熱して溶断する
ような包装装置に本考案を適用してもよい。そして、包
装台2に図6に示すような開孔2aを装備せずに、包装
台2の包装シート1上に被包装物Aを置くと、包装シー
ト1の外周部が持ち上げられて被包装物Aを包むように
構成した包装装置にも本考案は適用できる。
【0032】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により本
考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】引き出し機構が挟持位置側に移動してくる状態
を示す側面図
【図2】引き出し機構が挟持位置側に移動して来て、包
装シートの端部を挟持する前後の状態を示す側面図
【図3】図2の状態から引き出し機構が包装シートの引
き出しを開始した状態を示す側面図
【図4】図3の状態から引き出し機構が停止し、カッタ
ーにより包装シートが切断された状態を示す側面図
【図5】図4の状態後に切断された包装シートを引き出
し機構が包装台上の所定位置(開孔)に移動させた状態
を示す側面図
【図6】包装装置を上方から見た全体斜視図
【図7】被包装物の開孔への投入から挟持部材による包
装シートの絞り込みまでの包装の流れを示す斜視図
【図8】包装シートの上側部分の切り取りからスポンジ
部材による粘着テープの押圧までの包装の流れを示す斜
視図
【図9】挟持部材の開き操作から被包装物の放出までの
包装の流れ及び包装の終了した状態を示す斜視図
【図10】従来の構造における包装シートの引き出しか
ら切断までの流れを示す側面図
【符号の説明】
1 包装シート 1b 包装シートの端部 2 包装台 5 支持部材 10a 第1受け部 10b 第2受け部 12 カッター 16 引き出し機構 19 第2挟持部 20 第1挟持部 A 被包装物

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さに切断された包装シート(1)
    載置用の包装台(2)と、前記包装台(2)上の包装シ
    ート(1)に被包装物(A)を包む包装手段とを備えた
    包装装置であって、 ロール状に巻かれた包装シート(1)をそのロール軸芯
    周りに回動自在に支持する支持部材(5)と、このロー
    ル状の包装シート(1)から引き出される包装シート
    (1)の端部(1b)の下側に位置して、包装シート
    (1)のロール軸芯方向に沿って所定間隔を置いて配置
    され、各々同一の高さを備えた複数個の第1受け部(1
    0a)と、 前記各第1受け部(10a)に対し、ロール状に巻かれ
    た前記包装シート(1)とは反対側に所定間隔を置いて
    対向配置され、前記第1受け部(10a)よりも低い同
    一の高さを各々備えた複数個の第2受け部(10b)
    と、 前記第1受け部(10a)よりも高位置に位置して前記
    各第2受け部(10bの間及び各第1受け部(10a)
    の間に入り込み可能な複数個の第1挟持部(20)、及
    び前記第2受け部(10b)よりも低位置に位置して前
    記各第2受け部(10b)の間及び各第1受け部(10
    a)の間に入り込み可能な複数個の第2挟持部(19)
    を備えて、前記第1及び第2挟持部(20),(19)
    を前記各第2受け部(10b)の間及び各第1受け部
    (10a)の間に入り込ませ、前記第1及び第2挟持部
    (20),(19)のうちの一方を他方側に移動させ
    て、この第1及び第2挟持部(20),(19)により
    前記包装シート(1)の端部(1b)を挟持する挟持位
    置、並びに前記包装シート(1)のロール本体を回転さ
    せながら、挟持した包装シート(1)を包装台(2)上
    に所定長さだけ引き出す引き出し位置に亘り往復移動自
    在な引き出し機構(16)と、 前記引き出し機構(16)が包装シート(1)を所定長
    さに引き出して前記引き出し位置で停止した後に、前記
    包装シート(1)の上方から前記第1受け部(10a)
    と第2受け部(10b)との間に入り込むまで下降し
    て、前記包装シート(1)を切断する横長のカッター
    (12)とを備えてある包装装置。
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