JP2758327B2 - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2758327B2
JP2758327B2 JP32292492A JP32292492A JP2758327B2 JP 2758327 B2 JP2758327 B2 JP 2758327B2 JP 32292492 A JP32292492 A JP 32292492A JP 32292492 A JP32292492 A JP 32292492A JP 2758327 B2 JP2758327 B2 JP 2758327B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被包装物(例えば、レ
タスやキャベツ等の野菜、又はメロンやリンゴ等の果
物)を、包装シートにて包む農作物用の包装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】前述のような包装装置として、例えば特
開平3−133710号公報に開示されているようなも
のがある。つまり、被包装物が落ち込む開孔を備えた包
装台を備えて、所定長さに切断された包装シートを包装
台に置き、上方から開孔内に被包装物を落とし込ませ
る。これにより、開孔の外縁にて包装シートが絞られ被
包装物が包装シートに包まれて下側の支持台に支持さ
れ、この後に絞られた包装シートの余分な部分の切断及
び包装シートの留めが行われる構成である。
【0003】以上のような包装装置においては、一回の
包装終了後に次の包装用として、所定長さの包装シート
を包装台の開孔上の所定位置に引き出す引き出し機構を
備えることが提案されている。この構造では例えば図1
0(イ)に示すように、包装シート1をロール状に巻い
ており、自由回転する一対の支持ローラー5に包装シー
ト1を置いている。そして、包装シート1に近接した挟
持位置において、引き出し機構16の操作アーム19が
包装シート1の端部1bを挟持し、この状態から引き出
し機構16が紙面右方に移動して包装シート1を引き出
して行く。図10(ロ)に示すように包装シート1が所
定長さだけ引き出されると、この引き出し位置で引き出
し機構16が停止して、カッター12により包装シート
1が切断され、引き出し機構16の操作アーム19が切
断された包装シート1の端部1bを離す。従って、この
図10(ロ)に示す状態で、操作アーム19が包装シー
ト1の端部1bを離し操作した後において、上方から包
装台2の開孔2a内に被包装物を落とし込むと、被包装
物が包装シート1に包まれながら下側の支持台に落ち込
むのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の図10(イ)
(ロ)のように、引き出し機構16により包装シート1
を包装台2上に引き出していくと、これに伴って包装シ
ート1のロール本体も回転して包装シート1が繰り出さ
れていく。この場合、引き出し機構16が包装シート1
を所定長さだけ引き出して停止した際に、包装シート1
のロール本体がすぐに回転を停止しない場合がある。こ
れは、包装シート1のロール本体が比較的大重量なの
で、一度回転し始めるとその慣性により自身では急に停
止できないからである。
【0005】以上の図10(ロ)に示すように、引き出
し機構16が包装シート1を引き出して停止した際に、
包装シート1のロール本体が遅れて停止したとする。こ
の場合、包装シート1の端部1bを挟持している引き出
し機構16が停止しているのに、包装シート1のロール
本体から包装シート1が繰り出されるような状態となる
ので、ロール本体と引き出し機構16との間で包装シー
ト1が波打ったり大きなシワが生じたりする。従って、
包装シートが波打ち大きなシワが生じている状態でカッ
ターにより包装シートを切断すると、包装シートの切断
が全幅に亘ってうまく行われない場合や、ロール本体側
の切断部に大きなシワの生じる場合がある。従って、こ
れ以後に行う包装作業及び次の包装シートの引き出しに
支障が生じてしまう。本発明は包装シートを引き出した
際において、包装シートの全幅に亘って確実に切断が行
われ、且つ、包装シートの切断部にシワが生じないよう
に構成することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな包装装置において、次のように構成することにあ
る。つまり、ロール状に巻かれた包装シートのロール軸
芯と平行な軸芯周りに回転自在で、且つ、ロール軸芯と
直交する方向に沿って並べて配置された一対の支持ロー
ラーを備え、この一対の支持ローラーにロール状に巻か
れた包装シートを載置して、ロール状に巻かれた包装シ
ートをそのロール軸芯周りに回転自在に支持し、包装シ
ートの端部を挟持する挟持位置、及び包装シートのロー
ル本体を回転させながら、挟持した包装シートを包装台
上に所定長さだけ引き出す引き出し位置に亘り往復移動
自在な引き出し機構と、この引き出し機構により所定長
さに引き出された包装シートのロール本体側の所定位置
を切断するカッターとを備えると共に、一対の支持ロー
ラーの各々の外面に接触して支持ローラーに制動を与え
る制動位置、及び支持ローラーの外面から離れる離間位
置に亘って移動自在な一対の制動部材と、この一対の制
動部材に亘って取り付けられて一対の制動部材を制動位
置側に同時に付勢可能なバネと、引き出し機構により包
装シートが引き出されている間はバネに抗して一対の制
動部材を離間位置に保持し、引き出し機構が引き出し位
置で停止すると、離間位置での保持を解除してバネが一
対の制動部材を制動位置側に付勢する状態を許す操作手
段とを備えてある。
【0007】
【作用】本発明のように構成すると例えば図3に示すよ
うに、ロール状に巻かれた包装シート1を一対の支持ロ
ーラー5に載置して、引き出し機構16により包装シー
ト1を包装台2上に引き出していくとする。この引き出
し中において、操作手段32によりバネ30に抗して一
対の制動部材27が両支持ローラー5から離間操作され
ている。これにより、一対の支持ローラー5が自由回転
できる状態となるので、包装シート1の引き出しに伴っ
て包装シート1のロール本体が支持ローラー5と一緒に
回転して、包装シート1の引き出しが円滑に行われる。
【0008】そして、引き出し機構16が所定の引き出
し位置に達して停止すると図4に示すように、操作手段
32によりバネ30が一対の制動部材27を支持ローラ
ー5側に付勢する状態が許される。これにより、図4に
示すようにバネ30の作用で一対の制動部材27が支持
ローラー5の外面に各々押圧されて(図4に示す構造で
はバネ30で一対の制動部材27の下部が互いに引き寄
せられ、両制動部材27の上端が両支持ローラー5の外
面に押圧される)、一対の支持ローラー5に制動が掛か
る。これにより、引き出し機構16の停止と略同時に包
装シート1のロール本体及び支持ローラー5が停止する
状態となり、包装シート1のロール本体と引き出し機構
16との間において包装シート1が波打ったりシワの発
生するようなことがない。従って、この状態で包装シー
ト1に対しカッター12が作動し切断すれば、包装シー
ト1が確実に切断されると共に、その切断部もシワの生
じることなくきれいなものになる。
【0009】図4に示すように一対の制動部材27で一
対の支持ローラー5に制動を掛ける場合、一対の制動部
材27に亘って取り付けられたバネ30により、この一
対の制動部材27を制動側に同時に付勢している。この
ように、一方の制動部材27の位置が変位すれば、これ
に伴いバネ30を介して他方の制動部材27の位置も変
位するような関係になっているので、バネ30の付勢力
が均等に一対の制動部材27に掛かることになり、一方
の制動部材27は支持ローラー5に接触して制動を与え
ているが、他方の制動部材27は支持ローラー5から離
れていると言うような片制動状態は生じない。
【0010】
【発明の効果】以上のように、包装シートを所定長さに
引き出した際に引き出し機構とロール本体の間におい
て、包装シートが波打ったり大きなシワが生じたりする
ことがなくなるので、カッターによる包装シートの切断
が確実に行われ、包装シートの切断部もシワの生じるこ
となくきれいなものになる。従って、これ以後の包装作
業及び次の包装シートの引き出しが支障なく行われるよ
うになり、包装装置の全体としての能率を高めることが
できる。又、片制動状態を生じることなく一対の支持ロ
ーラーに対して均等に制動を掛けることができるので、
包装シートの制動が確実なものになると共に、制動部材
の一方だけが磨耗するような状態も生じない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図6に本発明の包装装置の全体が示されている。
先ず、この包装装置における一回の包装の流れについて
図7(イ)〜図9(ハ)に基づいて説明する。図7
(イ)に示すように、所定長さに切断された1枚の包装
シート1が包装台2に載置された状態において、作業者
が被包装物Aを包装台2の開孔2a内に落とし込ませる
と、被包装物Aが包装シート1に少し包まれながら下方
の支持台3内に落ちる。この後、起動スイッチ(図示せ
ず)を操作すると、図7(ロ)に示すように支持台3が
下降操作されて、所定位置で停止操作される。この場
合、ゴム板状の複数の補助絞り部材11が開孔2aの下
側に被包装物Aを取り囲むように設けられており、この
補助絞り部材11により包装シート1がさらに良く絞ら
れる。
【0012】次に包装台2の下側に配置されている一対
の板状の挟持部材14が、図7(ハ)及び図8(イ)に
示すように包装シート1側に進行してきて、包装シート
1の上側部分1aを挟み込み小さく絞り込む。これによ
り、被包装物Aが包装シート1に略完全に包まれる(以
上、包装手段に相当)。この後、図8(イ)に示すよう
に一対の円盤カッター28が挟持部材14の上面に沿っ
て進行して、包装シート1の上側部分1aが切り取ら
れ、噴射ノズル6から圧縮空気が噴射されて、円盤カッ
ター28に付着した包装シート1の上側部分1aが吹き
飛ばされる。
【0013】次に図8(ロ)に示すように所定長さに切
断された粘着テープ4が、包装シート1の上端及び挟持
部材14の端部に亘って置かれ、図8(ハ)に示すよう
にスポンジ部材7により粘着テープ4が上側から押圧さ
れる。そして、スポンジ部材7により粘着テープ4を押
圧した状態で、図9(イ)に示すように一対の挟持部材
14が開き操作され、再びスポンジ部材7が被包装物A
側に押圧操作されて、粘着テープ4が確実に包装シート
1に密着するようにする。この後、図9(ロ)に示すよ
うに支持台3が横倒し操作されて、被包装物Aがすべり
台8に放出され回収される。以上のようにして一回の包
装が終了するのであり、包装の終了した被包装物Aの状
態を図9(ハ)に示す。そして、支持台3が再び図7
(イ)に示す元の位置まで上昇操作される。
【0014】(2)一回の包装が終了すると、ロール状
に巻かれた包装シート1が次の包装用として自動的に引
き出され切断されるように構成しており、次にこの場合
の包装シート1の支持構造について説明する。図1及び
図6に示すように、包装シート1がロール状に巻かれて
おり、この包装シート1のロール軸芯と平行な軸芯周り
に自由回転自在な一対の支持ローラー5が包装台2に備
えられて、この一対の支持ローラー5に包装シート1の
ロール本体が支持されている。
【0015】支持ローラー5の下側の横軸芯P1(支持
ローラー5の回転軸芯と平行)周りに、一対の制動部材
27が揺動自在に支持されており、一対の制動部材27
の両下端に亘って、引っ張り作用を持つバネ30が架設
接続されている。両制動部材27の各々の下部に上下揺
動自在にリンク31が支持されており、両リンク31の
先端同志がピン連結されている。そして、モータ32
(操作手段に相当)により所定角度内で上下に揺動駆動
される操作アーム33が備えられ、この操作アーム33
の先端に長孔が備えられて、両リンク31の先端同志を
連結するピンがこの長孔内に挿入されている。
【0016】図1に示す状態はモータ32により操作ア
ーム33が上昇操作されている状態であり、バネ30の
作用で両制動部材27の下部が互いに引き寄せられ、両
制動部材の上端が両支持ローラー5の外面に押圧され
て、両支持ローラー5に制動が掛かっている状態であ
る。そして、図3に示すようにモータ32により操作ア
ーム33を下降操作すると、両リンク31が紙面左右に
押し広げられ、バネ30に抗して両制動部材27の上端
が両支持ローラー5から離間操作される。
【0017】(3)次の包装用としてロール状に巻かれ
た包装シート1から包装シート1を自動的に引き出す引
き出し機構16、及び引き出された包装シート1を切断
するカッター12について説明する。図1及び図6に示
すように引き出される包装シート1の端部1bの下側
に、包装シート1のロール軸芯方向に沿って所定間隔を
置いて第1受け部10aが複数個配置されており、各第
1受け部10aが同一の高さに設定されている。各第1
受け部10aに対し、ロール状に巻かれた包装シート1
とは反対側に所定間隔を置いて第2受け部10bが対向
配置され、各第2受け部10bが第1受け部10aより
も差a1だけ低い同一の高さに設定されている。
【0018】図1及び図6に示すように、包装台2の左
右両横に設けられたガイドレール2bに沿って、一対の
支持板17がスライド自在に支持されており、左右の支
持板17に亘り1本の支持軸18が架設され、この支持
軸18に5個の操作アーム19が各々独立に揺動自在に
外嵌されて、操作アーム19の先端上面にゴム板19a
が固定されている。そして、操作アーム19の上側にこ
の操作アーム19と略同じ幅の5個の受け部20が支持
固定され、この受け部20の下面にゴム板20aが固定
されており、各操作アーム19を受け部20への揺動側
に付勢する5個のバネ21が備えられており、以上のよ
うにして引き出し機構16が構成されている。この場
合、図1に示すように操作アーム19が引き下げ操作さ
れている状態において、第1受け部10aよりも差a2
だけ高位置に、引き出し機構16の受け部20が位置し
ており、第2受け部10bよりも差a3だけ低位置に操
作アーム19の先端が位置している。
【0019】支持軸18は支持板17に対して回動自在
に支持されており、支持軸18の左右にアーム18aが
固定され、左右のアーム18aに亘り1本のロッド18
b(図6参照)が架設固定されている。一方の支持板1
7に揺動自在に支持された扇型ギヤ22と一方のアーム
18aとに亘り、リンク23が架設されており、扇型ギ
ヤ22を駆動するモータ24が設けられている。図1に
示す状態は、モータ24を駆動してロッド18b(図6
参照)を押し上げて各操作アーム19を受け部20から
引き下げている状態であり、後述するようにモータ24
を逆に駆動してロッド18bを引き下げると、各バネ2
1の付勢力で各操作アーム19が受け部20側に上昇し
て包装シート1を挟持するのである。
【0020】図1及び図6に示すように、第1及び第2
受け部10a,10bの上側に支持フレーム13が配置
されており、この支持フレーム13に包装シート1の横
幅よりも広い幅を持つ平板状のカッター12が固定され
ている。そして、包装シート1の約1/2の横幅を持つ
板材状の押さえ部材15が、カッター12の前側左右の
2個及び後側左右の2個の合計4個備えられており、各
押さえ部材15の下面にはゴム板15aが貼り付けら
れ、各押さえ部材15が支持フレーム13に上下動自在
で、バネ15bにより下方側に付勢された状態で設けら
れている。図1に示すように、押さえ部材15のゴム板
15aがカッター12の下端よりも下方に突出するよう
に設定している。
【0021】図6に示すように、支持フレーム13の左
右に固定されたボス部13aが左右のガイドレール9に
外嵌されて、支持フレーム13の全体が上下スライド自
在に支持されており、包装台2の下側に配置されたクラ
ンク機構(図示せず)及びモータ(図示せず)と、支持
フレーム13の左右のボス部13aとが、連係リンク2
9を介して接続されている。これにより、モータでクラ
ンク機構を1回転させると、支持フレーム13及びカッ
ター12が下降され、各第1及び第2受け部10a,1
0bの間にカッター12が入り込んで包装シート1が切
断されて、再び支持フレーム13及びカッター12が上
昇操作されるのである。
【0022】(4)次に、一回の包装終了後に次の包装
用として包装シート1を包装台2上に引き出す際におい
て、引き出し機構16及びカッター12の作動の流れに
ついて説明する。図1及び図2(イ)に示す状態は一回
の包装が終了した状態であり、次の包装用の包装シート
1を包装台2上に引き出す為に、引き出し機構16がカ
ッター12側に移動してくる状態である。この状態にお
いて、一対の制動部材27が支持ローラー5に押圧され
て、支持ローラー5に制動が掛かっている。そして、図
2(ロ)に示すように、引き出し機構16の各操作アー
ム19及び受け部20が、各第1及び第2受け部10
a,10bの間に入り込んで引き出し機構16が停止す
ると(挟持位置に相当)、引き出し機構16の各操作ア
ーム19と受け部20との間に、包装シート1の端部1
bが入り込む。
【0023】この場合、図1に示すように操作アーム1
9が引き下げ操作されている状態において、第1受け部
10aよりも差a2だけ高位置に受け部20が位置し、
第2受け部10bよりも差a3だけ低位置に操作アーム
19の先端が位置しているので、包装シート1の端部1
bが確実に引き出し機構16の各操作アーム19と受け
部20との間に入り込む。次に、引き出し機構16のモ
ータ24が作動してロッド18bが引き下げられ、各バ
ネ21の付勢力で各操作アーム19が受け部20側に上
昇して、各操作アーム19と受け部20とで包装シート
1の端部1bが挟持される。
【0024】次に図2(ロ)から図3に示すように、包
装シート1の端部1bを挟持した状態で引き出し機構1
6が紙面右方に移動し始めて、包装シート1の包装台2
上への引き出しを開始する。この場合に図3に示すよう
に、上昇操作されていた操作アーム33(図1の状態参
照)が下降操作されて、バネ30に抗して両制動部材2
7の上端が両支持ローラー5から離間操作される。これ
により、一対の支持ローラー5が自由回転できる状態と
なるので、包装シート1の引き出しに伴って包装シート
1のロール本体が支持ローラー5と一緒に回転して、包
装シート1の引き出しが円滑に行われる。
【0025】図1及び図6に示すように包装台2におい
て、第2受け部10bと開孔2aとの間に、ウレタンゴ
ム製のゴム板33を左右一対設けている。これにより、
図3に示すように引き出し機構16により包装シート1
が引き出されている間において、包装シート1の下面に
左右のゴム板33が常時接触することになり、包装シー
ト1と包装台2との間に空間が常時形成されて、包装シ
ート1の全体が包装台2に密着してしまうような状態が
防止される。このゴム板33は引き出し機構16の操作
アーム19の間に位置するように包装台2に設けられて
いるので、図1に示すように引き出し機構16がカッタ
ー12側に移動する場合に、ゴム板33が引き出し機構
16の操作アーム19の間を通過して互いに接触すると
はなく、例え接触してもゴム板33が弾性変形して操作
アーム19から逃げるのである。
【0026】図4に示すように包装シート1は透明であ
るが、マーク1cが包装シート1の長手方向に沿って、
被包装物Aの種類等に対応した所定間隔で印刷されてい
る。そして、図6に示すように、包装台2に固定された
フレーム25に、発光器及び受光器を備えた反射式の光
センサー26が設けられている。以上の構造により、包
装シート1が引き出されて図4に示すように、包装シー
ト1のマーク1cが光センサー26の位置に達して、光
センサー26の発光器からの検出光がマーク1cに反射
して光センサー26の受光器に検出されると、その位置
で引き出し機構16が一時停止する(引き出し位置に相
当)。
【0027】この場合、図3から図4に示すように操作
アーム33が上昇操作されて、バネ30の作用で両制動
部材27の下部が互いに引き寄せられ、両制動部材27
の上端が両支持ローラー5の外面に押圧されて、両支持
ローラー5に制動が掛かる。これにより、引き出し機構
16の停止と同時に包装シート1のロール本体及び支持
ローラー5もすぐに停止する。従って、包装シート1の
ロール本体と引き出し機構16との間において、包装シ
ート1が波打ったりシワの発生するようなことがない。
【0028】次に、図4に示すようにカッター12及び
押さえ部材15を備えた支持フレーム13が下降操作さ
れる。この場合、図1に示すように押さえ部材15のゴ
ム板15aがカッター12の下端よりも下方に突出して
いるので、支持フレーム13が下降操作されると、先ず
カッター12の前後の4個の押さえ部材15が包装シー
ト1を第1及び第2受け部10a,10bに押圧して保
持する。この状態から支持フレーム13がさらに下降操
作されると、図4に示すようにカッター12が各第1受
け部10aと各第2受け部10bとの間に入り込んで包
装シート1を一気に切断する。
【0029】以上のようにしてカッター12で包装シー
ト1を切断する場合、押さえ部材15で包装シート1を
保持していても、包装シート1がカッター12で切断さ
れながら引きずられて下を向いて、包装シート1におけ
るロール本体側の端部1b(図1参照)が第1受け部1
0aと第2受け部10bとの間に引き込まれる場合があ
る。この場合、図1に示すように各第1受け部10aよ
りも各第2受け部10bの方を差a1だけ低く設定して
いるので、包装シート1におけるロール本体側の端部1
bがカッター12に引きずられながら下を向いても、こ
の端部1bが第2受け部10bの上面に乗るだけで、こ
の端部1bが第1受け部10aと第2受け部10bとの
間に引き込まれるようなことはない。そして、図1に示
すように操作アーム19が引き下げ操作されている状態
において、第1受け部10aよりも差a2だけ高位置に
受け部20aが位置し、第2受け部10bよりも差a3
だけ低位置に操作アーム19の先端が位置しているの
で、包装シート1におけるロール本体側の端部1bが第
2受け部10bの上面に乗っていても、包装シート1の
端部1bが確実に引き出し機構16の各操作アーム19
と受け部20との間に入り込んで挟持されるのである。
【0030】以上のように包装シート1の切断が終了す
ると、図4から図5に示すようにカッター12の支持フ
レーム13が元の位置に上昇操作されると共に、引き出
し機構16が紙面右方に移動し停止して、切断された包
装シート1の中央が包装台2の開孔2aの位置にくるよ
うにする(図6参照)。その後、引き出し機構16の各
操作アーム19が受け部20から引き下げ操作されて包
装シート1の端部1bを離し、所定の長さに切断された
一枚の包装シート1が包装台2の所定位置に載置され
る。この場合、図5及び図6に示すように包装台2の一
対のゴム板33が切断された包装シート1の下面に接触
しているので、包装シート1と包装台2の間に空気が入
り込んで包装シート1が浮き上がり気味になっても、ゴ
ム板33と包装シート1との接触・摩擦作用により包装
シート1がその位置から動くことはない。
【0031】〔別実施例〕前述の実施例では粘着テープ
4により包装シート1の留めを行っているが、上側部分
1aの切断後に包装シート1を加熱し包装シート1を溶
着させて、包装シート1の封止を行うような包装装置に
本発明を適用してもよい。又、図8(イ)に示すような
円盤カッター28ではなく、挟持部材14により挟み込
んだ包装シート1の上側部分1aを、ヒーター(図示せ
ず)で加熱して溶断するような包装装置に本発明を適用
してもよい。そして、包装台2に図6に示すような開孔
2aを装備せずに、包装台2の包装シート1上に被包装
物Aを置くと、包装シート1の外周部が持ち上げられて
被包装物Aを包むように構成した包装装置にも本発明は
適用できる。
【0032】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】引き出し機構が挟持位置側に移動してくる状態
を示す側面図
【図2】引き出し機構が挟持位置側に移動して来て、包
装シートの端部を挟持する前後の状態を示す側面図
【図3】図2の状態から引き出し機構が包装シートの引
き出しを開始した状態を示す側面図
【図4】図3の状態から引き出し機構が停止し、カッタ
ーにより包装シートが切断された状態を示す側面図
【図5】図4の状態後に切断された包装シートを引き出
し機構が包装台上の所定位置(開孔)に移動させた状態
を示す側面図
【図6】包装装置を上方から見た全体斜視図
【図7】被包装物の開孔への投入から挟持部材による包
装シートの絞り込みまでの包装の流れを示す斜視図
【図8】包装シートの上側部分の切り取りからスポンジ
部材による粘着テープの押圧までの包装の流れを示す斜
視図
【図9】挟持部材の開き操作から被包装物の放出までの
包装の流れ及び包装の終了した状態を示す斜視図
【図10】従来の構造における包装シートの引き出しか
ら切断までの流れを示す側面図
【符号の説明】
1 包装シート 1b 包装シートの端部 2 包装台 5 支持ローラー 12 カッター 16 引き出し機構 27 制動部材 30 バネ 32 操作手段 A 被包装物
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−129707(JP,U) 実公 昭26−4201(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 41/00 - 41/18 B65B 25/00 - 25/24 B65B 11/00 - 11/58 B65H 23/06 - 23/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定長さに切断された包装シート(1)
    載置用の包装台(2)と、前記包装台(2)上の包装シ
    ート(1)に被包装物(A)を包む包装手段とを備えた
    包装装置であって、 ロール状に巻かれた前記包装シート(1)のロール軸芯
    と平行な軸芯周りに回転自在で、且つ、前記ロール軸芯
    と直交する方向に沿って並べて配置された一対の支持ロ
    ーラー(5)を備え、この一対の支持ローラー(5)に
    ロール状に巻かれた前記包装シート(1)を載置して、
    このロール状に巻かれた前記包装シート(1)をそのロ
    ール軸芯周りに回転自在に支持し、 前記包装シート(1)の端部(1b)を挟持する挟持位
    置、及び前記包装シート(1)のロール本体を回転させ
    ながら、挟持した包装シート(1)を包装台(2)上に
    所定長さだけ引き出す引き出し位置に亘り往復移動自在
    な引き出し機構(16)と、この引き出し機構(16)
    により所定長さに引き出された包装シート(1)のロー
    ル本体側の所定位置を切断するカッター(12)とを備
    えると共に、 前記一対の支持ローラー(5)の各々の外面に接触して
    支持ローラー(5)に制動を与える制動位置、及び支持
    ローラー(5)の外面から離れる離間位置に亘って移動
    自在な一対の制動部材(27)と、この一対の制動部材
    (27)に亘って取り付けられて一対の制動部材(2
    7)を制動位置側に同時に付勢可能なバネ(30)と、 前記引き出し機構(16)により包装シート(1)が引
    き出されている間は前記バネ(30)に抗して前記一対
    の制動部材(27)を離間位置に保持し、前記引き出し
    機構(16)が引き出し位置で停止すると、離間位置で
    の保持を解除して前記バネ(30)が一対の制動部材
    (27)を制動位置側に付勢する状態を許す操作手段
    (32)とを備えてある包装装置。
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