JP3476503B2 - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP3476503B2
JP3476503B2 JP13703893A JP13703893A JP3476503B2 JP 3476503 B2 JP3476503 B2 JP 3476503B2 JP 13703893 A JP13703893 A JP 13703893A JP 13703893 A JP13703893 A JP 13703893A JP 3476503 B2 JP3476503 B2 JP 3476503B2
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正樹 森田
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、被包装物(例えばレタ
スやキャベツ等の野菜、又はメロンやリンゴ等の果物)
を、包装シートにて包む農作物用の包装装置に関する。 【0002】 【従来の技術】前述のような包装装置として、例えば特
開平3−133710号公報に開示されているようなも
のがある。この包装装置では、被包装物が落ち込む開孔
を設けた包装台を備えて、所定長さに切断された包装シ
ートを包装台に置き、上方から開孔内に被包装物を押し
込んで落とし込ませる。これにより、開孔の外縁にて包
装シートが絞られ被包装物が包装シートに包まれて下側
の支持台に支持され、この後に支持台上において絞られ
た包装シートの余分な部分の切断、及び包装シートの留
めが行われる。 【0003】以上のような包装装置においては、一回の
包装終了後に次の包装用として、所定長さの包装シート
を包装台の開孔上の所定位置に引き出す引き出し機構を
備えることが提案されている。この構造では例えば図1
2(イ)に示すように、包装シート1をロール状に巻い
ており、自由回転する一対の円筒状の支持ローラー5に
包装シート1を置いている。そして、包装シート1に近
接した挟持位置において、引き出し機構16の操作アー
ム19が包装シート1の端部1bを挟持し、この状態か
ら引き出し機構16が紙面右方に移動して包装シート1
を引き出して行く。 【0004】図12(ロ)に示すように包装シート1が
所定長さだけ引き出されると、この引き出し位置で引き
出し機構16が停止して、上方の退避位置に在るカッタ
ー12が切断位置まで下降して包装シート1のロール状
部分側を切断し、再び退避位置まで上昇して、引き出し
機構16の操作アーム19が切断された包装シート1の
端部1bを離すのである。従って、この図12(ロ)に
示す状態で、操作アーム19が包装シート1の端部1b
を離し操作した状態において、上方から包装台2の開孔
2a内に被包装物を押し込んで落とし込むと、被包装物
が包装シート1に包まれながら下側の支持台に落ち込む
のである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前述の図12(イ)
(ロ)に示す構造では、包装シート1載置用の一対の支
持ローラー5がどの部分も同じ外径を持つ円筒状に形成
されているので、包装シート1のロール状部分の全長が
支持ローラー5の全長に亘って一様に接している。そし
て、引き出し機構16により包装シート1の端部1bを
挟持して引き出す場合に、包装シート1の端部1bの横
幅に亘り、どの部分も同じ力で包装シート1が引き出さ
れないことがある。 【0006】以上のように包装シートのロール状部分の
全長が支持ローラーの全長に亘って一様に接した状態
で、例えば包装シートの端部の右側が左側よりも強い力
で引き出されたとすると、包装シートのロール状部分に
おいて左側よりも先に右側が引き出されようとする。し
かし、包装シートのロール状部分の全長が支持ローラー
の全長に亘って一様に接しているので、包装シートのロ
ール状部分の右側が先に引き出されようとしても、支持
ローラーの接触抵抗により包装シートの右側が引き出さ
れず、この部分で包装シートが破れてしまうおそれがあ
る。本発明はロール状に巻かれた包装シートを引き出す
場合において、包装シートのロール状部分側の破れを防
止することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな包装装置において、次のように構成することにあ
る。つまり、ロール状に巻かれた前記包装シートのロー
ル軸芯と平行な軸芯周りに回転自在で、且つ、前記ロー
ル軸芯と直交する方向に沿って並べて配置される一対の
円筒状の支持ローラーを、前記包装台の横一側部に備
え、前記支持ローラーの外径よりも少し大きな外径を持
つ大径部を、前記一対の支持ローラー各々の長手方向複
数箇所に備えて、前記一対の支持ローラー上にロール状
に巻かれた前記包装シートを、前記包装シートのロール
状部分の外面、前記支持ローラーの外径部分の外面及び
大径部の外面で囲まれる部分に隙間が生じるように、そ
の包装シートのロ ール状部分が複数の前記大径部に接触
するとともに前記支持ローラの外径部分とに接触する状
態でそのロール軸芯周りに回転自在に載置支持すると共
に、前記支持ローラーに支持されるロール状の包装シー
トの端部を挟持する挟持位置、及び前記包装シートのロ
ール状部分を回転させながら、挟持した包装シートを前
記包装台上に所定長さだけ引き出す引き出し位置に亘り
往復移動駆動される引き出し機構と、前記引き出し機構
により所定長さに引き出された包装シートのロール状部
分側の所定位置を切断するカッターとを備えてある。 【0008】 【作用】本発明のように構成すると例えば、図4(イ)
から(ロ)に示すように挟持位置に達した引き出し機構
16が、一対の支持ローラー5に載置支持されたロール
状の包装シート1の端部1bを挟持する。そして、図5
に示すように包装シート1の端部1bを挟持した状態で
引き出し機構16が紙面右方に移動し始めて、包装シー
ト1の包装台2上への引き出しを開始する。 【0009】この場合、図1及び図2に示すように複数
個の大径部8を持つ一対の支持ローラー5に包装シート
1のロール状部分が載置されていると、包装シート1の
ロール状部分は支持ローラー5の外径部分に接すると同
時に、大径部8にも接する状態となる。これにより、包
装シート1のロール状部分が大径部8と支持ローラー5
外径部分とに亘って接する部分において、包装シート
1のロール状部分の外面、支持ローラー5の外径部分の
外面及び大径部8の外面が囲む部分に隙間Bが生じる。
このように、包装シート1のロール状部分が支持ローラ
ー5に接している部分において、互いに接していない隙
間Bの部分が複数箇所存在していると、引き出し機構1
6により包装シート1の端部1bを挟持して引き出す場
合に、包装シート1の端部1bの横幅の範囲で部分的に
強く引かれても、前述の隙間Bの部分による融通で包装
シート1が部分的に引き出されることが許されるのであ
る。 【0010】そして、引き出し機構16が包装シート1
を所定長さ引き出すと、図6に示すように引き出し機構
16が停止して(引き出し位置に相当)、カッター12
により包装シート1のロール状部分側の所定位置が切断
されるのであり、このようにして所定長さに切断された
1枚の包装シート1が包装台2の所定位置に載置される
のである。 【0011】 【発明の効果】以上のように、包装シートのロール状部
分の全長を支持ローラーの全長に亘って一様に接した状
態にするのではなく、部分的に隙間が生じるように支持
することによって、包装シートの端部が部分的に強く引
かれてもこの引き作用を隙間で吸収できるようになり、
包装シートの引き出し時の破れを未然に防止することが
できた。これにより、包装シートの破れによる包装作業
の中断を少なくして、包装作業の能率の向上を図ること
ができた。 【0012】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1) 図8に包装装置の全体を示している。この包装装置では
包装台2に被包装物Aの落とし込み用の開孔2aを備
え、包装台2の横一側部に備えた一対の支持ローラー5
に、包装シート1をロール状に巻いて置いている。そし
て、包装台2の反対側に包装シート1用の引き出し機構
16を備えている。 【0013】(2) 先ず、本発明の包装装置における包装全体の流れを図9
(イ)〜図11(ハ)に基づいて説明する。一回の包装
が終了すると、図8に示す位置に在る引き出し機構16
が紙面左方に移動して包装シート1の端部1bを挟持
し、再び紙面右方に移動して包装シート1を引き出す。
引き出し機構16が包装シート1を所定長さ引き出す
と、引き出し機構16が停止してカッター12が下降
し、包装シート1が切断される。このようにして包装シ
ート1を所定長さに切断すると、引き出し機構16がさ
らに紙面右方に移動して図8に示す位置に戻り停止し
て、切断された包装シート1の端部1bを離す。 【0014】以上のように、所定長さに切断された包装
シート1が包装台2に載置された状態で、図9(イ)に
示すように作業者が被包装物Aを包装台2の開孔2a内
に押し込んで落とし込ませると、被包装物Aが包装シー
ト1に包まれながら下方の支持台3内に落ちる。この後
に、図8に示す一対の起動スイッチ35を同時に押し操
作すると、図9(ロ)に示すように支持台3に備えられ
た左右一対の保持アーム36が被包装物A側に揺動操作
されて被包装物Aが保持され、支持台3及び保持アーム
36が下降操作されて所定位置で停止操作される。この
場合、ゴム板状の複数の補助絞り部材11が開孔2aの
下側に被包装物Aを取り囲むように設けられており、こ
の補助絞り部材11により包装シート1がさらに良く絞
られる。 【0015】包装台2の下側に配置されている一対の板
状の挟持部材14が、図9(ハ)及び図10(イ)に示
すように包装シート1側に進行してきて、包装シート1
の上側部分1aを挟み込み小さく絞り込む。これによ
り、被包装物Aが包装シート1に略完全に包まれる(以
上、包装手段に相当)。この後、図10(イ)に示すよ
うに一対の円盤カッター28が挟持部材14の上面に沿
って進行して、包装シート1の上側部分1aが切り取ら
れ、噴射ノズル6から圧縮空気が噴射されて、円盤カッ
ター28に付着した包装シート1の上側部分1aが吹き
飛ばされる。 【0016】次に、図10(ロ)に示すように所定長さ
に切断された粘着テープ4が、包装シート1の上端及び
挟持部材14の端部に亘って置かれ、図10(ハ)に示
すようにスポンジ部材7により粘着テープ4が上側から
押圧される。そして、スポンジ部材7により粘着テープ
4を押圧した状態で、図11(イ)に示すように一対の
挟持部材14が開き操作され、再びスポンジ部材7が被
包装物A側に押圧操作されて粘着テープ4が確実に包装
シート1に密着するようにする。 【0017】この後、図11(ロ)に示すように保持ア
ーム36が左右に開き操作され、支持台3が横倒し操作
されて、図8に示すように包装装置の起動スイッチ35
側の側面の端部に形成された放出口37から放出され回
収される。以上のようにして一回の包装が終了するので
あり、包装の終了した被包装物Aの状態を図11(ハ)
に示す。そして、支持台3が再び図9(イ)に示す元の
位置まで上昇操作されるのである。 【0018】図8及び図11(ロ)に示すように放出口
37に対して、平面視台形状で支持台3側及び放出口3
7側に傾斜する第1傾斜面38、及び放出口37側に傾
斜する第2傾斜面39が設けられている。これにより、
支持台3が横倒し操作されると包装の終了した被包装物
Aが第1傾斜面38に落ち、この第1傾斜面38から第
2傾斜面39に転がりながら、放出口37から出てくる
のである。 【0019】(3) 一回の包装が終了すると、ロール状に巻かれた包装シー
ト1から次の包装用として自動的に包装シート1が引き
出され切断されるように構成しており、次にこのロール
状に巻かれた包装シート1の支持構造について説明す
る。図1及び図2に示すように包装台2の横一側部に、
ロール状に巻かれた包装シート1のロール軸芯と平行な
軸芯周りに回転自在な円筒状の一対の支持ローラー5
が、ロール軸芯と直交する方向に沿って並べて配置され
ている。支持ローラー5の外径よりも少し大きな外径を
持ち、中央が樽状に膨らんだゴム等で一体形成された弾
性体8(大径部に相当)を、一対の支持ローラー5の各
々に一対ずつ外嵌している。 【0020】そして、一対の支持ローラー5上にロール
状に巻かれた包装シート1を、そのロール軸芯周りに回
転自在に載置している。これにより、図2及び図1に示
すように包装シート1のロール状部分が支持ローラー5
に接すると同時に弾性体8にも接して、包装シート1の
ロール状部分が全体的にたわんだ状態となり、包装シー
ト1のロール状部分が弾性体8と支持ローラー5とに亘
って接する部分において、包装シート1のロール状部分
の外面、支持ローラー5の外面及び弾性体8の外面が囲
む部分に隙間Bが生じる。 【0021】図3に示すように、支持ローラー5の下側
の横軸芯P1(支持ローラー5の回転軸芯と平行)周り
に、一対の制動部材27が揺動自在に支持されており、
一対の制動部材27の両下端に亘って、引っ張り作用を
持つバネ30が架設接続されている。両制動部材27の
各々の下部に上下揺動自在にリンク31が支持されてお
り、両リンク31の先端同志がピン連結されている。そ
して、モータ32により所定角度内で上下に揺動駆動さ
れる操作アーム33が備えられ、この操作アーム33の
先端に長孔(図示せず)が備えられて、両リンク31の
先端同志を連結するピンがこの長孔内に挿入されてい
る。 【0022】図3に示す状態はモータ32により操作ア
ーム33が上昇操作されている状態であり、バネ30の
作用で両制動部材27の下部が互いに引き寄せられ、両
制動部材27の上端が両支持ローラー5の外面に押圧さ
れて、両支持ローラー5に制動が掛かっている状態であ
る。そして、図5に示すようにモータ32により操作ア
ーム33を下降操作すると、両リンク31が紙面左右に
押し広げられ、バネ30に抗して両制動部材27の上端
が両支持ローラー5から離間操作される。 【0023】(4) 次の包装用としてロール状に巻かれた包装シート1から
包装シート1を自動的に引き出す引き出し機構16、及
び引き出された包装シート1を切断するカッター12に
ついて説明する。図3に示すように引き出される包装シ
ート1の端部1bの下側に、包装シート1のロール軸芯
方向に沿って所定間隔を置いて第1受け部10aが複数
個配置されており、各第1受け部10aが同一の高さに
設定されている。各第1受け部10aに対し、ロール状
に巻かれた包装シート1とは反対側に所定間隔を置いて
第2受け部10bが対向配置され、各第2受け部10b
が第1受け部10aよりも少し低い高さに設定されてい
る。 【0024】図3及び図8に示すように、包装台2の左
右両横に一対の支持板17がスライド自在に支持されて
おり、左右の支持板17に亘り1本の支持軸18が架設
されて、支持軸18に5個の操作アーム19が各々独立
に揺動自在に外嵌され、操作アーム19の先端上面にゴ
ム板19aが固定されている。そして、操作アーム19
の上側に操作アーム19と略同じ幅の5個の受け部20
が支持固定され、受け部20の下面にゴム板20aが固
定されて、各操作アーム19を受け部20への揺動側に
付勢する5個のバネ21が備えられており、以上のよう
にして引き出し機構16が構成されている。この場合、
図3に示すように操作アーム19が引き下げ操作されて
いる状態において、第1受け部10aよりも少し高位置
に、引き出し機構16の受け部20が位置しており、第
2受け部10bよりも少し低位置に操作アーム19の先
端が位置している。 【0025】支持軸18は支持板17に対して回動自在
に支持されており、支持軸18の左右にアーム18aが
固定され、左右のアーム18aに亘り1本のロッド18
bが架設固定されている。一方の支持板17に揺動自在
に支持された扇型ギヤ22と一方のアーム18aとに亘
り、リンク23が架設されており、扇型ギヤ22を駆動
するモータ24が設けられている。図3に示す状態は、
モータ24を駆動してロッド18bを押し上げて各操作
アーム19を受け部20から引き下げている状態であ
り、後述するようにモータ24を逆に駆動してロッド1
8bを引き下げると、各バネ21の付勢力で各操作アー
ム19が受け部20側に上昇して包装シート1の端部1
bを挟持するのである。 【0026】図3及び図8に示すように、第1及び第2
受け部10a,10bの上側に支持フレーム13が配置
されており、この支持フレーム13に包装シート1の横
幅よりも広い幅を持つ平板状のカッター12が固定され
ている。そして、図6及び図8に示すように、支持フレ
ーム13の左右に固定されたボス部13aが左右のガイ
ドレール9に外嵌されて、支持フレーム13の全体が上
下スライド駆動自在に支持されている。 【0027】図3に示すように包装シート1の約1/2
の横幅を持つ板材状で、下面にゴム板15aが貼り付け
られた押さえ部材15が、カッター12の前側左右の2
個及び後側左右の2個の合計4個備えられており、各押
さえ部材15が支持フレーム13に上下動自在でバネ1
5bにより下方側に付勢され、押さえ部材15のゴム板
15aがカッター12の下端よりも下方に突出するよう
に支持されている。 【0028】(5) 次に、一回の包装終了後に次の包装用として包装シート
1を包装台2上に引き出す際において、引き出し機構1
6及びカッター12の作動の流れについて説明する。図
3及び図4(イ)に示す状態は一回の包装が終了した状
態であり、次の包装用の包装シート1を包装台2上に引
き出す為に、引き出し機構16がカッター12側に移動
してくる状態である。この状態において、一対の制動部
材27が支持ローラー5に押圧されて、支持ローラー5
に制動が掛かっている。 【0029】そして、図4(ロ)に示すように、引き出
し機構16の各操作アーム19及び受け部20が、各第
1及び第2受け部10a,10bの間に入り込んで引き
出し機構16が停止すると(挟持位置に相当)、引き出
し機構16の各操作アーム19と受け部20との間に包
装シート1の端部1bが入り込む。次に、引き出し機構
16のモータ24が作動してロッド18bが引き下げら
れ、各バネ21の付勢力で各操作アーム19が受け部2
0側に上昇して、各操作アーム19と受け部20とで包
装シート1の端部1bが挟持される。 【0030】次に図4(ロ)から図5に示すように、包
装シート1の端部1bを挟持した状態で引き出し機構1
6が紙面右方に移動し始めて、包装シート1の包装台2
上への引き出しを開始する。この場合に図5に示すよう
に、上昇操作されていた操作アーム33(図3の状態参
照)が下降操作されて、バネ30に抗して両制動部材2
7の上端が両支持ローラー5から離間操作される。これ
により、一対の支持ローラー5が自由回転できる状態と
なるので、包装シート1の引き出しに伴って包装シート
1のロール状部分が支持ローラー5と一緒に回転して、
包装シート1の引き出しが行われる。 【0031】この場合、図2及び図1に示すように一対
の支持ローラー5に載置される包装シート1のロール状
部分において、包装シート1のロール状部分の外面、支
持ローラー5の外面及び弾性体8の外面の3つの間に隙
間Bが生じている。このように、包装シート1のロール
状部分が支持ローラー5に接している部分において、互
いに接していない隙間Bの部分が複数箇所存在している
と、引き出し機構16により包装シート1の端部1bを
挟持して引き出す場合に、包装シート1の端部1bの横
幅の範囲で部分的に強く引かれても、前述の隙間Bの部
分による融通で包装シート1が部分的に引き出されるこ
とが許されて、支持ローラー5付近での包装シート1の
破れが防止される。 【0032】図5及び図1に示すように包装台2におい
て、第2受け部10bと開孔2aとの間に、ウレタンゴ
ム製のゴム板29を左右一対設けている。これにより、
図5に示すように引き出し機構16により包装シート1
が引き出されている間において、包装シート1の下面に
左右のゴム板29が常時接触することになり、包装シー
ト1と包装台2との間に空間が常時形成されて、包装シ
ート1の全体が包装台2に密着してしまうような状態が
防止される。このゴム板29は引き出し機構16の各操
作アーム19の間に位置するように包装台2に設けられ
ているので、図3に示すように引き出し機構16がカッ
ター12側に移動する場合に、ゴム板29が引き出し機
構16の各操作アーム19の間を通過して互いに接触す
るとはなく、例え接触してもゴム板29が弾性変形して
操作アーム19から逃げるのである。 【0033】図6に示すように包装シート1は透明であ
るが、マーク1cが包装シート1の長手方向に沿って、
被包装物Aの種類等に対応した所定間隔で印刷されてい
る。そして、包装台2に固定されたフレーム25に、発
光器及び受光器を備えた反射式の光センサー26が設け
られている。以上の構造により、包装シート1が引き出
されて図6に示すように、包装シート1のマーク1cが
光センサー26の位置に達して、光センサー26の発光
器からの検出光がマーク1cに反射して光センサー26
の受光器に検出されると、その位置で引き出し機構16
が一時停止する(引き出し位置に相当)。 【0034】この場合、図5から図6に示すように操作
アーム33が上昇操作されて、バネ30の作用で両制動
部材27の下部が互いに引き寄せられ、両制動部材27
の上端が両支持ローラー5の外面に押圧されて、両支持
ローラー5に制動が掛かる。これにより、引き出し機構
16の停止と同時に包装シート1のロール状部分及び支
持ローラー5もすぐに停止する。従って、包装シート1
のロール状部分と引き出し機構16との間において、包
装シート1が波打ったりシワの発生するようなことがな
い。 【0035】次に、図6に示すようにカッター12及び
押さえ部材15を備えた支持フレーム13が下降操作さ
れる。この場合、図3に示すように押さえ部材15のゴ
ム板15aがカッター12の下端よりも下方に突出して
いるので、支持フレーム13が下降操作されると、先ず
カッター12の前後の4個の押さえ部材15が包装シー
ト1を第1及び第2受け部10a,10bに押圧して保
持する。この状態から支持フレーム13がさらに下降操
作されると、図6に示すようにカッター12が各第1受
け部10aと各第2受け部10bとの間に入り込んで包
装シート1を一気に切断する。 【0036】以上のように包装シート1の切断が終了す
ると、図6から図7に示すようにカッター12の支持フ
レーム13が元の位置に上昇操作され、引き出し機構1
6が紙面右方に移動し停止して、切断された包装シート
1の中央が包装台2の開孔2aの位置にくるようにする
(図1参照)。その後、引き出し機構16の各操作アー
ム19が受け部20から引き下げ操作されて包装シート
1の端部1bを離し、所定長さに切断された一枚の包装
シート1が包装台2の所定位置に載置されるのである。 【0037】この場合、図1及び図7に示すようにゴム
板29とは反対側の位置にも一対のゴム板34が設けら
れて、包装台2の開孔2aを中心として4個のゴム板2
9,34が対角線上に位置するように設定されている。
これにより、図7に示すように所定長さに切断された包
装シート1を引き出し機構16が離した場合、4個のゴ
ム板29,34が包装シート1の下面に接触しているの
で、ゴム板29,34と包装シート1との接触・摩擦作
用により包装シート1がその位置から動くことはない。
又、この後に図9(イ)(ロ)に示すように被包装物A
を開孔2a内に押し込み、支持台3が下降操作されて包
装シート1が開孔2a内に引き込まれる際に、4個のゴ
ム板29,34が包装シート1の引き込まれに対して適
度な抵抗となるので、包装シート1の端部が支持台3と
包装台2との間の裏側に引き込まれるようなことがな
い。 【0038】〔別実施例〕 前述の実施例では粘着テープ4により包装シート1の封
止を行っているが、上側部分1aの切断後に包装シート
1を加熱し包装シート1を溶着させて、包装シート1の
封止を行うような包装装置に本発明を適用してもよい。
又、図10(イ)に示すような円盤カッター28ではな
く、挟持部材14により挟み込んだ包装シート1の上側
部分1aを、ヒーター(図示せず)で加熱して溶断する
ような包装装置に本発明を適用してもよい。そして、包
装台2に図8に示すような開孔2aを装備せずに、包装
台2の包装シート1上に被包装物Aを置くと、包装シー
ト1の外周部が持ち上げられて被包装物Aが包まれるよ
うに構成した包装装置にも本発明は適用できる。 【0039】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 【図1】包装台、引き出し機構及び支持ローラーを示す
平面図 【図2】支持ローラーに包装シートのロール状部分を載
置している状態を示す正面図 【図3】引き出し機構が挟持位置側に移動してくる状態
を示す側面図 【図4】引き出し機構が挟持位置側に移動して来て、包
装シートの端部を挟持する前後の状態を示す側面図 【図5】図4の状態から引き出し機構が包装シートの引
き出しを開始した状態を示す側面図 【図6】図5の状態から引き出し機構が停止し、カッタ
ーにより包装シートが切断された状態を示す側面図 【図7】図6の状態後に切断された包装シートを引き出
し機構が包装台上の所定位置(開孔)に移動させた状態
を示す側面図 【図8】包装装置を上方から見た全体斜視図 【図9】被包装物の開孔への投入から挟持部材による包
装シートの絞り込みまでの包装の流れを示す斜視図 【図10】包装シートの上側部分の切断からスポンジ部
材による粘着テープの押圧までの包装の流れを示す斜視
図 【図11】挟持部材の開き操作から被包装物の放出まで
の包装の流れ及び包装の終了した状態を示す斜視図 【図12】従来の技術における包装シートの引き出しか
ら切断、所定位置への載置までの流れを示す側面図 【符号の説明】 1 包装シート 1b 包装シートの端部 2 包装台 5 支持ローラー 8 支持ローラーの大径部 12 カッター 16 引き出し機構 A 被包装物 隙間
フロントページの続き (72)発明者 安松 守 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 森田 正樹 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (72)発明者 溝口 隆雄 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社ク ボタ 堺製造所内 (56)参考文献 実開 昭57−77102(JP,U) 実公 昭49−29966(JP,Y1) 米国特許2838897(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 11/00 - 11/58 B65B 25/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 所定長さに切断された包装シート(1)
    載置用の包装台(2)と、前記包装台(2)上の包装シ
    ート(1)に被包装物(A)を包む包装手段とを備えた
    包装装置であって、 ロール状に巻かれた前記包装シート(1)のロール軸芯
    と平行な軸芯周りに回転自在で、且つ、前記ロール軸芯
    と直交する方向に沿って並べて配置される一対の円筒状
    の支持ローラー(5)を、前記包装台(2)の横一側部
    に備え、前記支持ローラー(5)の外径よりも少し大き
    な外径を持つ大径部(8)を、前記一対の支持ローラー
    (5)各々の長手方向複数箇所に備えて、前記一対の支
    持ローラー(5)上にロール状に巻かれた前記包装シー
    ト(1)を、前記包装シート(1)のロール状部分の外
    面、前記支持ローラー(5)の外径部分の外面及び大径
    部(8)の外面で囲まれる部分に隙間(B)が生じるよ
    うに、その包装シート(1)のロール状部分が複数の前
    記大径部(8)に接触するとともに前記支持ローラ
    (5)の外径部分とに接触する状態でそのロール軸芯周
    りに回転自在に載置支持すると共に、 前記支持ローラー(5)に支持されるロール状の包装シ
    ート(1)の端部(1b)を挟持する挟持位置、及び前
    記包装シート(1)のロール状部分を回転させながら、
    挟持した包装シート(1)を前記包装台(2)上に所定
    長さだけ引き出す引き出し位置に亘り往復移動駆動され
    る引き出し機構(16)と、 前記引き出し機構(16)により所定長さに引き出され
    た包装シート(1)のロール状部分側の所定位置を切断
    するカッター(12)とを備えてある包装装置。
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