JP3443216B2 - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP3443216B2
JP3443216B2 JP27781095A JP27781095A JP3443216B2 JP 3443216 B2 JP3443216 B2 JP 3443216B2 JP 27781095 A JP27781095 A JP 27781095A JP 27781095 A JP27781095 A JP 27781095A JP 3443216 B2 JP3443216 B2 JP 3443216B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、被包装物(例えば
レタスやキャベツ等の野菜、又はメロンやリンゴ等の果
物)を、包装シートにて包む農作物用の包装装置に関す
る。 【0002】 【従来の技術】前述のような包装装置の一例が、特開平
7−132910号公報に開示されている。この包装装
置では、被包装物が落ち込む開孔(前記公報の図1中の
2a)を設けた包装台(前記公報の図1中の2)を備え
て、この包装台に包装シート(前記公報の図1中の1)
を置き、上方から開孔内に被包装物(前記公報の図4中
のA)を、作業者が手で押し込んで落とし込ませる。こ
れにより、開孔の外縁にて包装シートが絞られ、被包装
物が包装シートに包まれながら下側の支持台(前記公報
の図4中の3)に支持される。 【0003】この後、一対の起動スイッチ(前記公報の
図1中の8)を右手及び左手により操作すると、包装装
置が包装作動を開始して、包装台の下側の挟持部材(前
記公報の図4及び図5中の6)が、横方向から被包装物
側に進行してきて包装シートの上側部分が挟み込まれ、
粘着テープ(前記公報の図5中の4)により、包装シー
トの上側部分が開かないように封止される(以上、包装
手段に相当)。以上のように前述の包装装置では、作業
者が開孔内に被包装物を手で押し込んだ後、作業者が開
孔から両手を抜いて一対の起動スイッチを右手及び左手
により操作すると言う正しい操作を行うことにより、包
装作動が開始されるように構成している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前述のような一対の起
動スイッチを右手及び左手により操作すると言う正しい
操作に対し、作業者が間違った操作を故意に行って、片
手で包装作動を開始できるようにすることが考えられ
る。例えば、一対の起動スイッチの両方を同時に操作信
号の出力状態にすることができるような別の一つの起動
スイッチを、一対の起動スイッチに接続して、この別の
一つの起動スイッチを片手で操作することにより、包装
作動を開始させたりする場合が考えられる。本発明は包
装装置において、前述のように作業者が間違った操作を
故意に行って片手で包装作動を開始させようとしても、
これを行うことができないように構成することを目的と
している。 【0005】 【課題を解決するための手段】例えば、一対の起動スイ
ッチの両方を同時に操作信号の出力状態とすることがで
きるような別の一つの起動スイッチが、一対の起動スイ
ッチに接続されて、この別の一つの起動スイッチを片手
で操作することにより、包装作動が開始される状態にな
ったとする。一般に、作業者が一対の起動スイッチを右
手及び左手で同時に操作した場合、電気的なミクロのレ
ベルで見ると、一対の起動スイッチが同時に操作信号の
出力状態になることはなく、一対の起動スイッチが操作
信号の出力状態になるのには僅でも時間差がある。逆に
前述のような別の起動スイッチを備えると、電気的なミ
クロのレベルで見ても、一対の起動スイッチを同時に操
作信号の出力状態にすることができる。 【0006】従って、請求項1の特徴によれば作業者が
一対の起動スイッチを右手及び左手で同時に操作した場
合、電気的なミクロのレベルで見ると、一方の起動スイ
ッチが操作信号の出力状態になり、僅かな時間差を持っ
て他方の起動スイッチが操作信号の出力状態となる。こ
れによって、一対の起動スイッチを右手及び左手により
操作すると言う正しい操作が行われたと判断されて、包
装が行われる。逆に一対の起動スイッチが同時に操作信
号の出力状態になると、前述のような別の起動スイッチ
が一対の起動スイッチに接続されていると判断されて、
包装は行われない。 【0007】 【発明の実施の形態】[1] 図15に包装装置の全体を示しており、中央に開孔2a
を備えた包装台2の一方に、ロール状に巻かれた包装シ
ート1が一対の支持ローラー33により自由回転自在に
支持され、支持ローラー33と包装台2との間に、包装
シート1のカッター(図示せず)を内装した切断機構3
4が配置されている。包装台2の反対側に包装シート1
の引き出し機構35が配置されており、引き出し機構3
5は図15に示す引き出し位置と、図5(イ)に示す挟
持位置とに亘って移動自在に構成されている。包装台2
の開孔2aの下側に図6及び図1に示すような、被包装
物Aの支持台3及び第1挟持部材14等が配置されてい
る。 【0008】[2] 次に、包装台2の開孔2aの下側に配置された支持台3
付近の構造について説明する。図6に示すように、包装
台2の開孔2aの下側に配置された左右一対のガイドレ
ール5に、上下スライド自在に第1支持部材6が取り付
けられ、第1支持部材6の上部に固定された第2支持部
材17に、支持台3が横軸芯P1周りに横倒れ自在に支
持されている。支持台3は、平面視プラス字状の平板の
4辺を上方に折り曲げて構成されており、外面にスポン
ジや軟らかいゴム等の弾性材4が貼り付けられている。
ガイドレール5の横に上下一対のスプロケット7が配置
され、両スプロケット7にチェーン8が巻回されて、第
1支持部材6のブラケット6aがチェーン8に接続され
ている。これにより、モータ(図示せず)でスプロケッ
ト7及びチェーン8を回転駆動することによって、支持
台3を昇降操作する。 【0009】第2支持部材17の左右両端の横軸芯P3
周りに、一対の保持アーム18が揺動自在に支持され
て、保持アーム18の上端に横長のスポンジ部材18a
が取り付けられており、左右の保持アーム18を中央の
支持台3側に揺動するように付勢するバネ19が設けら
れている。第1支持部材6にモータ20によって、図6
に示す上下姿勢と図7に示す左右姿勢とに切換操作され
る操作アーム21が備えられており、操作アーム20の
両端と左右の保持アーム18の下端とが連係リンク22
により連結されている。 【0010】[3] 次に、包装台2の開孔2aの下側に配置された板状の一
対の第1挟持部材14及び第2挟持部材16、ヒーター
9等の構造について説明する。図1,2,4に示すよう
に開孔2aの両側における包装台2の下側に、丸棒状の
第1ガイドレール23と板状の第2ガイドレール24が
配置されており、開孔2aの一方側に案内板12が固定
されている。一対の支持板13の一端にボス部13aが
固定され、ボス部13aが第1ガイドレール23にスラ
イド自在に外嵌されて、支持板13の反対側に備えられ
たローラー13bが第2ガイドレール24に乗せ付けら
れている。これにより、一対の支持板13が図1及び図
2の紙面左右方向にスライド自在に支持されるのであ
り、一対の支持板13の各々にヒーター9が固定されて
いる。 【0011】図1及び図2に示すように、モータ28に
より回転駆動される操作アーム28aが備えられてお
り、一方の支持板13のボス部13aに固定されたブラ
ケット25と、操作アーム28aとが連係ロッド26に
より連結されている。固定部の縦軸芯P4周りに天秤ア
ーム27が揺動自在に支持されて、天秤アーム27の一
端のローラー27aがブラケット25の凹部に挿入され
ており、天秤アーム27の他端と他方の支持板13のボ
ス部13aとに亘り、連係ロッド29が連結されてい
る。 【0012】図1,2,4に示すように支持板13に支
持されたローラー13cに、板状の第1挟持部材14が
長孔14aの範囲内でスライド自在に支持され、支持板
13と第1挟持部材14とに亘って一対の引っ張りバネ
32が接続されている。第1挟持部材14に下向きに固
定された一対の支持ピン14bに、板状の第2挟持部材
16が固定されている。 【0013】図2及び図4に示すように案内板12とは
反対側の支持板13の下側に、支持板13のスライド方
向と直交する方向に揺動する一対の挟持アーム30を備
えている。挟持アーム30は支持板13の下側において
固定部の縦軸芯P2周りに揺動自在に支持されて、ヘ字
状の長孔30aが設けられており、支持板13の裏面に
設けられた一対のローラー13dが長孔30aに挿入さ
れ、挟持アーム30が下向きにならないように支持する
ガイド板10が、両方のローラー13dに亘って架設さ
れている。 【0014】前述の構造により、図2から図3に示すよ
うに操作アーム28aが180°回転駆動されると、紙
面右側の支持板13が紙面左方にスライド操作されてい
き、この支持板13と一緒に第1及び第2挟持部材1
4,16も紙面左方にスライド操作されていく。この動
作に連動して天秤アーム27が紙面時計方向に揺動し、
連係ロッド29が紙面右方に引き操作されて、紙面左側
の支持板13、第1及び第2挟持部材14,16が紙面
右方にスライド操作される。 【0015】以上のようにして図2の紙面右側の支持板
13が紙面左方にスライド操作されると、この支持板1
3のローラー13dの進行に連動して、紙面上下に開い
ていた一対の挟持アーム30が互いに近付くように揺動
操作される。このように操作アーム28aが180°回
転駆動されると、第1及び第2挟持部材14,16、挟
持アーム30により、包装シート1の上側部分1aが絞
り込まれて挟み込まれる。 【0016】[4] 次の包装用としてロール状に巻かれた包装シート1から
包装シート1を自動的に引き出す引き出し機構35につ
いて説明する。図5(イ)(ロ)に示すように包装台2
の左右のガイドレール2bに沿って、一対の支持板36
がローラー36aによりスライド自在に支持されてお
り、左右の支持板36に亘り1本の支持軸37が架設さ
れて、支持軸37に5個の操作アーム38が各々独立に
揺動自在に外嵌されている。左右の支持板36の上端に
亘って天板39が架設連結されて、各保持アーム38を
天板39への揺動側に付勢するバネ40が備えられて、
引き出し機構35が構成されている。 【0017】支持軸37は支持板36に対して回転自在
に支持されており、支持軸37の左右に一対のアーム3
7aが固定され、左右のアーム37aに亘り1本のロッ
ド37bが架設固定されている。一方の支持板36のロ
ーラー36aの支持軸に揺動自在に扇型ギヤ41が支持
され、扇型ギヤ41と一方のアーム37aとに亘りリン
ク42が架設されており、扇型ギヤ41を揺動駆動する
モータ43が設けられている。図5(イ)に示す状態は
モータ43を駆動してロッド37bを押し上げて各保持
アーム38を天板39から引き下げている状態であり、
図5(ロ)に示すようにモータ43を逆に駆動してロッ
ド37bを引き下げると、バネ40の付勢力で各保持ア
ーム38が天板39側に上昇して包装シート1の端部を
挟持する。 【0018】図5(イ)(ロ)に示すように、包装台2
の一方の端部に一本の駆動軸44が配置され、駆動軸4
4の両端に一対の駆動スプロケット45が固定されてお
り、駆動軸44を回転駆動するモータ46が備えられて
いる。包装台2の反対側の端部に一本の従動軸47が配
置され、従動軸47の両端に従動スプロケット48が固
定されている。左右の駆動スプロケット45及び従動ス
プロケット48に亘り左右一対のチェーン49が巻回さ
れて、左右のチェーン49が引き出し機構35の左右の
支持板36に連結されている。以上の構造により、モー
タ46で駆動スプロケット45を正逆に回転駆動するこ
とにより、引き出し機構35を包装台2のガイドレール
2bに沿って移動させる。 【0019】[5] 次に、この包装装置における包装の全体の流れについ
て、図13及び図14により説明する。 [5]−1 図15に示すように所定長さに切断された一枚の包装シ
ート1が包装台2に載置された状態において、作業者が
手で被包装物Aを包装台2の開孔2aに落とし込み、図
6に示すように被包装物Aを包装シート1にある程度包
みながら支持台3に支持させる。 【0020】図15に示すように、包装台2に一対の押
しボタン型式の起動スイッチ50が所定間隔を置いて配
置されており、制御装置(図示せず)に対して一対の起
動スイッチ50の各々が独立に接続されている。従っ
て、前述のように作業者が手で被包装物Aを包装台2の
開孔2aに落とし込むと、作業者が開孔2aから両手を
抜き、一対の起動スイッチ50を右手及び左手で押し操
作する。これにより、両方の起動スイッチ50が操作信
号の出力状態となって(ステップS1)、図7に示すよ
うに支持台3の両側に配置された一対の保持アーム18
が被包装物A側に揺動操作され、保持アーム18により
被包装物Aが支持台3に保持されて(ステップS2)、
支持台3の下降操作が開始されるのであり(ステップS
3)、タイマー(図示せず)が設定時間T1のカウント
を開始する(ステップS4)。 【0021】図7に示すように、第1挟持部材14の上
側に発光器及び受光器で構成された光センサー31が配
置されて、発光器の検出光が包装台2の開孔2aの真下
を通るように設定されている。これにより、タイマーに
よる設定時間T1のカウント終了後に(ステップS
5)、光センサー31の受光器が発光器からの検出光を
受光すると(ステップS6)、支持台3がその位置で停
止操作される(図7に示す位置参照)(ステップS
7)。この場合、ゴム板状の複数の補助絞り部材11が
開孔2aの下側に被包装物Aを取り囲むように設けられ
ており、支持台3の下降操作に伴って補助絞り部材11
により包装シート1が良く絞られる。 【0022】[5]−2 以上のようにして支持台3が図7に示す位置で停止する
と、一対の保持アーム18が少しだけ開き操作され(ス
テップS8)、図1,2,4から図3に示すように一対
の支持板13が支持台3側にスライド操作される(ステ
ップS9)。この場合、図4に示す状態において支持板
13及びヒーター9、第1及び第2挟持部材14,16
は退避位置に位置しており、この退避位置において引っ
張りバネ32及び支持板13のローラー13cにより、
ヒーター9の先端よりも支持台3側に第1挟持部材14
の先端が位置し、第1挟持部材14の先端よりも支持台
3側に第2挟持部材16の先端が位置している。 【0023】以上の状態で図2から図3に示すように、
モータ28によって支持板13が支持台3側にスライド
操作されると、図8に示すように先ず下側の第2挟持部
材16及び挟持アーム30が包装シート1の上側部分1
aを挟み込む。第1及び第2挟持部材14,16は支持
ピン14bにより互いに連結され、第2挟持部材16の
先端よりも第1挟持部材14の先端が後退しているの
で、下側の第2挟持部材16が包装シート1の上側部分
1aを挟み込んで停止した場合、図8に示すように上側
の第1挟持部材14は包装シート1の上側部分1aから
少しだけ離れて、この上側部分1aを軽く挟み込む状態
となる。これにより、包装シート1に被包装物Aが包ま
れる。 【0024】次に、図8に示す状態から支持板13がさ
らに支持台3側にスライド操作されると、図9に示すよ
うに引っ張りバネ32が引き延ばされて、第1及び第2
挟持部材14,16が包装シート1の上側部分1aの挟
み込み側に強く押し操作されながら、支持板13に固定
されたヒーター9が、第1及び第2挟持部材14,16
の間において包装シート1の上側部分1aを挟み込む。 【0025】第1及び第2挟持部材14,16、挟持ア
ーム30で包装シート1の上側部分1aを挟み込む場
合、図8に示すように挟み込みに伴い包装シート1が全
体的に上方に引き上げられ、被包装物A自身も包装シー
ト1と一緒に引き上げられて浮き上がり、包装シート1
により被包装物Aが締められるような状態となって、包
装シート1のシワが全体的に延ばされて綺麗な包装が期
待できる。この場合、前述のように保持アーム18を少
し開き操作し(ステップS8)、保持アーム18のスポ
ンジ部材18aを被包装物A及び包装シート1から離し
た状態で、第1及び第2挟持部材14,16、挟持アー
ム30を挟み込み位置に進行させると、包装シート1及
び被包装物Aの引き上げが保持アーム18のスポンジ部
材18aで邪魔されることはなく、保持アーム18のス
ポンジ部材18aと被包装物Aとが擦れないので、被包
装物Aが傷められることもない。 【0026】[5]−3 図8に示すように包装シート1の上側部分1aの挟み込
みに伴って、被包装物Aが支持台3から浮き上がると、
支持台3が少しだけ上昇操作されて、被包装物Aが第2
挟持部材16及び挟持アーム30の裏面に軽く押圧され
る(ステップS10)。次に、ヒーター9により包装シ
ート1の上側部分1aが加熱され上側部分1aが溶着さ
れるのであり、溶着の部分で包装シート1の上側部分1
aが分離し易い状態となる(ステップS11)。 【0027】図9に示す状態でヒーター9による加熱が
終了すると図10に示すように、支持板13及びヒータ
ー9が包装シート1の上側部分1aから少しだけ離し操
作されて停止する(ステップS12)。この場合、図9
の状態で引き延ばされていた引っ張りバネ32が図10
に示す元の状態に戻るだけであり、第1及び第2挟持部
材14,16により包装シート1の上側部分1aを挟み
込んだ状態は維持される。 【0028】このように第1及び第2挟持部材14,1
6により包装シート1の上側部分1aを挟み込んだ状態
で、ヒーター9を包装シート1の上側部分1aから少し
だけ離し操作した状態が、設定時間T2の間だけ維持さ
れるのであり(ステップS12)、この設定時間T2の
間に包装シート1の上側部分1aにおいてヒーター9に
より加熱された部分が冷却して溶着が充分なものとな
る。そして、前述の設定時間T2を例えば0秒、1秒、
2秒と言うように複数段階に任意に設定変更することが
できる。 【0029】以上の図10に示す状態において、図15
に示す引き出し位置で停止していた引き出し機構35が
紙面左方に移動し図5(イ)に示す挟持位置に達して、
引き出し機構35の天板39及び保持アーム38によ
り、包装シート1の端部が挟持される(ステップS1
7)。この場合、図5(イ)(ロ)に示すように引き出
し機構35の左右の支持板36の下部に亘り支持軸51
が架設され、支持軸51の中央に除去板52が固定され
ている。 【0030】これにより、図10に示すように第1及び
第2挟持部材14,16によって包装シート1の上側部
分1aを挟み込み、ヒーター9を包装シート1の上側部
分1aから少しだけ離し操作した状態で停止している設
定時間T2の間に、引き出し機構35が挟持位置側に移
動すると、引き出し機構35の除去板52が第1挟持部
材14の上面に沿って移動し、除去板52により包装シ
ート1の上側部分1aが被包装物Aから除去されて切断
機構34側に運ばれる。この場合、包装シート1の溶着
の部分の上下を第1及び第2挟持部材14,16により
挟み込んで保持しているので、前述のように包装シート
1の上側部分1aが除去されても、溶着の部分が破られ
るようなことはない。 【0031】ステップS12における設定時間T2が経
過すると、図11に示すように支持板13及びヒーター
9、第1及び第2挟持部材14,16が退避位置にスラ
イド操作される(ステップS13)。次に、保持アーム
18が元の位置まで左右に開き操作され(ステップS1
4)、支持台3がさらに下降操作されて横倒し操作さ
れ、被包装物Aがすべり台15(図15参照)に放出さ
れて回収される(ステップS15)。以上のようにして
一つの被包装物Aの包装が終了するのであり、この後に
支持台3が再び図6に示す元の位置まで上昇操作されて
停止する(ステップS16)(以上、制御手段及び包装
手段に相当)。 【0032】[5]−4 以上のステップS12〜S16において被包装物Aの包
装が行われている間、前述のように引き出し機構35が
図15に示す引き出し位置から図5(イ)に示す挟持位
置に移動して(この間に、包装シート1の上側部分1a
を除去する)、ロール状の包装シート1の端部を挟持し
(ステップS17)、図5(ロ)に示すように再び引き
出し機構35が図15の紙面右方に移動し始めて、包装
シート1の引き出し操作が開始される(ステップS1
8)。 【0033】引き出し機構35が挟持位置に達してロー
ル状の包装シート1の端部を挟持した際、引き出し機構
35の除去板52に乗っている包装シート1の上側部分
1aの下端が、第1挟持部材14の端部に引っ掛かるの
で、引き出し機構35が挟持位置から図15の紙面右方
に移動すると、包装シート1の上側部分1aから引き出
し機構35の除去板52が引き離されて、包装シート1
の上側部分1aは第1挟持部材14の端部から下方に落
ちる。 【0034】包装シート1には所定間隔を置いてマーク
1b(図15参照)が印刷されており、引き出し機構3
5により包装シート1が所定長さ引き出されると、包装
シート1に印刷されているマーク1bも引き出され、光
センサー53(図5(イ)(ロ)参照)によりマーク1
bが検出されて引き出し機構35が一時停止するのであ
り(ステップS19)、この状態で切断機構34により
包装シート1が切断される(ステップS20)。 【0035】以上のようにして包装シート1が所定長さ
に切断されると、引き出し機構35が再び図15の紙面
右方に移動し始めて、所定長さに切断された包装シート
1を紙面右方に移動させるのであり、図15に示すよう
に所定長さに切断された包装シート1の中央が包装台2
の開孔2aに達すると、引き出し機構35がこの引き出
し位置で停止して、引き出し機構35の天板39及び保
持アーム38から包装シート1の端部が離される(ステ
ップS21)。これにより、所定長さに切断された1枚
の包装シート1が包装台2に載置される。 【0036】以上のように、ステップS12〜S16に
おいて被包装物Aの包装が行われている間に、これと並
行して次の包装用の包装シート1の引き出し、所定長さ
での切断及び包装台2への載置を行う。これにより、ス
テップS16において空の支持台3が元の位置まで上昇
操作された際、既に次の包装用の包装シート1が包装台
2に載置されていると言う状態となるので、一回の包装
に要する時間を短縮することができる。 【0037】[6] 前項[5]−1に記載のような一対の起動スイッチ50
を右手及び左手により操作すると言う正しい操作に対
し、作業者が間違った操作を故意に行って、片手で包装
作動を開始させようとする場合について、図12により
説明する。例えば、作業者が一方の起動スイッチ50を
ガムテープ等によって押し操作された状態に留めたとす
る。これにより、一方の起動スイッチ50が操作信号の
出力状態となるので(ステップS0)、タイマーが設定
時間T3のカウントを開始する(ステップS22)。こ
の場合、設定時間T3は図13のステップS1から図1
4のステップS16,S21までに要する時間(一回の
包装に要する時間)よりも、少し長めに設定されてい
る。 【0038】これにより、作業者が一方の起動スイッチ
50をガムテープ等によって押し操作された状態に留め
て、包装を行わずに包装装置をこの状態で設定時間T3
に亘り放置すると(ステップS23,S25)、包装装
置が停止状態となり(ステップS26)(牽制手段に相
当)、図15に示すランプ54が点滅し、ブザー(図示
せず)が作動して(ステップS27)、他方の起動スイ
ッチ50を押し操作しても包装装置が作動しない状態と
なる。 【0039】前述のような包装装置の停止状態になった
場合において元の状態に復帰する為には、一方の起動ス
イッチ50を留めているガムテープ等を取り外し、包装
装置の電源スイッチ(図示せず)を一度切り操作する
(ステップS28)。これにより、ランプ54が消灯し
ブザーが停止するのであり(ステップS29)、電源ス
チッチを再び入り操作することによって、包装装置が元
の状態に復帰する。 【0040】次に、作業者が一方の起動スイッチ50を
ガムテープ等によって押し操作された状態に留めた後
(ステップS23)、設定時間T3が経過するまでに被
包装物Aを開孔2a内に入れて他方の起動スイッチ50
を押し操作すると、両方の起動スイッチ50が操作信号
の出力状態となるので(ステップS1)、包装装置は包
装を開始する。しかし、図14のステップS16,S2
1にまで達して一回の包装が終了すると(ステップS2
4)(請求項1の設定時間に相当)、前述と同様にステ
ップS26に移行して包装装置の停止状態となる。 【0041】[発明の実施の第1別形態] 前項[5]−1に記載のような一対の起動スイッチ50
を右手及び左手により操作すると言う正しい操作に対
し、作業者が間違った操作を故意に行って、片手で包装
作動を開始させようとする場合について、図16により
説明する。例えば、作業者が一対の起動スイッチ50に
亘り別の一つの起動スイッチ(図示せず)を短絡させる
ように接続して、この別の一つの起動スイッチを片手で
押し操作することにより、一対の起動スイッチ50が同
時に操作信号の出力状態となるように、包装装置に改造
を施したとする。 【0042】一般に、作業者が一対の起動スイッチ50
を右手及び左手で同時に押し操作した場合、電気的なミ
クロのレベルで見ると、一対の起動スイッチ50が同時
に操作信号の出力状態になることはなく、一対の起動ス
イッチ50が操作信号の出力状態になるのには、僅でも
時間差がある。逆に前述のような別の起動スイッチを備
えると、電気的なミクロのレベルで見ても、一対の起動
スイッチ50を同時に操作信号の出力状態にすることが
できる。 【0043】従って、図16に示すように作業者が一対
の起動スイッチ50を右手及び左手で同時に押し操作し
た場合、電気的なミクロのレベルで見ると、一方の起動
スイッチ50が操作信号の出力状態になり(ステップS
32)、僅かな時間差を持って他方の起動スイッチ50
が操作信号の出力状態となる(ステップS34)。これ
により、一対の起動スイッチ50を右手及び左手により
押し操作すると言う正しい操作が行われたと判断され
て、図13のステップS1に移行し包装装置が包装を開
始する(以上、制御手段及び包装手段に相当)。 【0044】逆に一対の起動スイッチ50が同時に操作
信号の出力状態になると(ステップS31)、前述のよ
うな別の起動スイッチが一対の起動スイッチ50に接続
されていると判断されて、包装装置が停止状態となり
(ステップS36)(牽制手段に相当)、図15に示す
ランプ54が点滅し、ブザー(図示せず)が作動して
(ステップS37)、一対の起動スイッチ50を押し操
作しても包装装置が作動しない状態となる。 【0045】前述のような包装装置の停止状態になった
場合において元の状態に復帰する為には、前述の別の起
動スイッチを取り外し、包装装置の電源スイッチ(図示
せず)を一度切り操作する(ステップS38)。これに
より、ランプ54が消灯しブザーが停止するのであり
(ステップS39)、電源スイッチを再び入り操作する
ことによって、包装装置が元の状態に復帰する。 【0046】又、作業者が一方の起動スイッチ50をガ
ムテープ等で留めて操作信号の出力状態に保持し、この
後に被包装物Aを開孔2aに入れて、他方の起動スイッ
チ50を押し操作すると言うような誤った操作を故意に
行った場合、一方の起動スイッチ50が操作信号の出力
状態になった後(ステップS32)(ガムテープ等で留
めた状態)、設定時間T4以上経過してから(ステップ
S33,S35)、他方の起動スイッチ50が操作信号
の出力状態になるようなことがある。このように一方の
起動スイッチ50が操作信号の出力状態になってから設
定時間T4が経過しても、他方の起動スイッチ50が操
作信号の出力状態にならなければ、前述と同様にステッ
プS36に移行して包装装置の停止状態となる。 【0047】[発明の実施の第2別形態] 前述の[発明の実施の形態]及び[発明の実施の第1別
形態]では、図5(イ)(ロ)に示すように、包装シー
ト1を自動的に引き出す引き出し機構35及び切断機構
34を備えているが、このような引き出し機構35及び
切断機構34を廃止して、所定長さに切断された包装シ
ート1を多数積み重ねた状態で包装台2の横に置いてお
き、作業者が包装シート1を一枚ずつ取り出して包装台
2に置いていくように構成してもよい。このように構成
した場合には、図5(イ)(ロ)に示すような除去板5
2を支持する引き出し機構35は無くなるので、この除
去板52を支持して駆動操作する専用の駆動機構を備え
るように構成する。 【0048】前述の[発明の実施の形態]及び[発明の
実施の第1別形態]では、図8〜図11に示すように、
ヒーター9の加熱による溶着によって包装シート1を留
めるように構成しているが、このヒーター9に代えて粘
着テープ(図示せず)を貼り付けることによって、包装
シート1を留めるように構成してもよい。 【0049】 【発明の効果】請求項1の特徴によると、包装装置にお
いて一対の起動スイッチの両方を同時に操作信号の出力
状態にすることができるような別の一つの起動スイッチ
が接続されて、この別の起動スイッチを操作すると言う
間違った操作を故意に行おうとしても、この別の起動ス
イッチを無視して包装を行うことができないようにする
ことにより、包装装置の安全性を向上させることができ
た。 【0050】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】 【図1】第1及び第2挟持部材、ヒーター等の移動駆動
構造を示す斜視図 【図2】第1及び第2挟持部材、挟持アーム、ヒーター
の移動駆動構造を示す平面図 【図3】図2に示す状態から第1及び第2挟持部材等を
挟み込み位置に移動操作した状態を示す平面図 【図4】第1及び第2挟持部材、挟持アーム、ヒーター
の移動駆動構造を示す縦断側面図 【図5】包装シートの引き出し機構及び包装台付近の縦
断側面図 【図6】被包装物を包装台の開孔に押し込み、支持台に
落とし込んだ状態を示す支持台付近の正面図 【図7】図6に示す状態から一対の保持アームを閉じ操
作し、支持台を第1及び第2挟持部材の下側にまで下降
操作した状態を示す正面図 【図8】第1及び第2挟持部材、ヒーターを挟み込み位
置側に移動操作した際において第1及び第2挟持部材が
包装シートの上側部分を挟み込んだ状態を示す正面図 【図9】図8に示す状態からヒーターが包装シートの上
側部分を挟み込んだ状態を示す正面図 【図10】図9に示す状態の後に包装シートの上側部分
が引き出し機構の除去板によって除去される状態を示す
正面図 【図11】図10に示す状態の後に第1及び第2挟持部
材、ヒーターが退避位置側に移動操作された状態を示す
正面図 【図12】包装の前の操作の流れを示す図 【図13】包装全体の前半の流れを示す図 【図14】包装全体の後半の流れを示す図 【図15】包装装置の全体を示す斜視図 【図16】発明の実施の第1別形態において包装の前の
操作の流れを示す図 【符号の説明】 1 包装シート 2 包装台 50 起動スイッチ A 被包装物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−40793(JP,A) 特開 昭57−125107(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 57/00 F16P 3/18 - 3/24

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 包装シート(1)載置用の包装台(2)
    と、前記包装シート(1)に載置された被包装物(A)
    を前記包装シート(1)によって包む包装手段とを備え
    ると共に、 所定間隔を置いて配置される人為的に操作自在な一対の
    起動スイッチ(50)を備えて、前記一対の起動スイッ
    チ(50)の両方が時間差を持って操作信号の出力状態
    になると、前記包装手段を作動させる制御手段を備え、 前記一対の起動スイッチ(50)の両方が同時に操作信
    号の出力状態になると、前記包装手段の作動を牽制阻止
    する牽制手段を備えてある包装装置。
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