JP3976636B2 - 包装装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装装置の構造、詳しくは、包装シートの被包装物を包装した部分をヒーターによる加熱溶着で封鎖するように構成した包装シート封鎖部を備えた包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記包装装置において、従来、包装シートのうちの被包装物を包装している部分以外の余剰分を包装部分から切り離すようになったものとしては、ヒーターによる加熱溶解で切り離すようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
野菜の場合、野菜真空冷却装置を利用して予冷処理されることがある。このとき、密封状態に包装されていると、包装内から空気が抜けなくて包装シートが破れることがある。これを回避するには、包装の内部が外部に連通する通気孔を持たせた状態にしておく必要がある。
このため、従来の上記した溶着式の封鎖部構造が採用された包装装置にあっては、包装シートに通気孔を予め設ける必要があって手間が掛かるとか、通気孔が設けられている包装シートを準備する必要があってコスト高になることがあった。
【0004】
本発明の目的は、ヒーターによる溶着で封鎖し、かつ、余剰シート分を切断除去できるものでありながら、通気孔がない包装シートを採用しても通気状態に包装できる包装装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1による発明の構成、作用、効果はつぎのとおりである。
【0006】
〔構成〕
本発明は、被包装物を投入可能な供給口と、包装シートの上側に被包装物を載置した状態で前記供給口から投入された被包装物を受け止め支持する支持台とを備え
前記供給口から投入された被包装物を包む包装シートの余剰部分を被包装物の外側で絞り込むように、供給口周辺側から供給口中央側へ包装シートの余剰部分を寄せるシート寄せ部材と、寄せられた包装シートの余剰部分を溶着する封鎖処理部とを備えた包装装置において、
前記シート寄せ部材で絞り込まれた包装シートの余剰部分を両側から挟み込んで溶着するように接近離間自在に構成した一対のヒーター、及び、前記ヒーターによる溶着箇所より外側に位置する包装シートの余剰部分を切断するカッターによって前記封鎖処理部を構成するとともに、
相対向する一対のヒーターの先端面のうちの一方のヒーターの先端面の一部に、平面視で部分的に凹入する切り欠き部を形成して、包装された空間の内部と空間の外部とが連通する溶着漏れ部を包装シートに形成する非溶着作用部を備え、
前記カッターは、前記切り欠き部が形成された一方のヒーターと対向する他方のヒーターに、その他方のヒーターの移動方向に沿って該他方のヒーターの先端面よりも前方側へ刃縁が突出した状態で配設されていることを特徴とする
【0007】
〔作用〕
包装シートの被包装物を包装している部分がヒーターによる溶着によって封鎖処理され、この封鎖部には、ヒーターの非溶着作用部のために包装の内外部に連通する溶着漏れ部が形成されるものである。この場合、包装シートの被包装物を包装している部分以外の余剰部分をヒーターによる加熱溶解によって切断除去するように構成しても、ヒーターの非溶着作用部のために加熱溶解できなくて切断できない部分が発生することになるが、この切断漏れ部分は、カッターによって切断処理できるものである。また、ヒーターによる加熱温度を比較的低く設定し、包装シートの封鎖をヒーターによる溶着によって行なっても、ヒーターによる溶融切断は行なわないように構成した場合でも、カッターによる切断が可能な範囲を広く設定しておけば、包装シートの被包装物を包装している部分以外の余剰部分をカッターによる切断によって除去できるものである。
これにより、包装シートのうちの被包装物を包装している部分がヒーターによる溶着によって封鎖された状態に、かつ、被包装物を包装している部分以外の余剰部分が包装部から切除された状態に包装できる。さらに、通気孔を予め設けていない包装シートを採用しても、真空予冷が行なわれた際など、包装の内部と外部に気圧差が発生すれば、溶着漏れ部が通気孔になって通気する状態に包装できる。
【0008】
ヒーターに切欠き部を設けて非溶着作用部を形成してあるものだから、包装シートに加熱されない部分が確実に設けられて通気孔の形成漏れがないようにしながら溶着による封鎖処理を行なわせられる。
【0009】
【0010】
〔効果〕
従って、溶着によって封鎖し、かつ、余剰シート分を切断除去したシンプルな状態に、しかも、通気孔を備えていて真空予冷しても包装シートが破れにくいなど有利な状態に包装できる。しかも、通気孔を予め設ける手間を掛けるとか、通気孔を備えた包装シートを採用しなくともよくて能率よくかつ安価に包装できる。
【0011】
また、通気孔が漏れなく形成されて通気が確実に得られる状態に包装できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図19に示すように、天板60の中央部に円形の投入口60aを、側壁61の中央部に矩形の取り出し口15をそれぞれ備えた箱型の機枠63の内部に、前記投入口60aの直下に位置する円形の供給口2aを備えた包装台2、この包装台2の下方に位置する図7の如き包装処理機構70、前記包装台2と前記天板60との間に位置する取出し枠39を備えたシート取出し機構35などを設け、前記投入口60aの横側方に位置する切断機構34を有した包装シート収容部71を前記機枠62の横端部に設けて、包装装置を構成してある。
【0013】
この包装装置は、レタスやキャベツなどの野菜、メロンやリンゴなどの果物(以下、被包装物Aと呼称する。)を、ポリプロピレンとかポリスチレンなどの樹脂フィルムで成る包装シート1で包装するためのものであり、包装シート1が上側に設置された供給口2aに被包装物Aを投入口60aから人為的に落とし込み、この後、機枠62の天板上の端部に両手で各別に操作するように機枠横方向に互いに離間した状態で設けてある一対の始動スイッチ50を操作すれば、被包装物Aが包装シート1で包装された状態になって取出し口15から出てくるのであり、詳しくは、次の如く構成してある。
【0014】
図5、図18などに示すように、包装シート収容部71は、前記包装台2の一端部の上面側に水平向きの軸芯まわりで遊転自在に支持されている一対の支持ローラ33、この支持ローラ33の両端側で包装台2の上面側に機枠上下向きの軸芯まわりで遊転自在に支持されている外れ止めローラ33a、及び前記切断機構34を備えて構成してある。
【0015】
すなわち、ロール状に巻かれた包装シート1を一対の外れ止めローラ33aどうしの間で一対の支持ローラ33にわたって載置して収容するようにしてある。
前記シート取出し機構35が包装シート1の端部を挟持してシートロールから取り出していき、その取出し長さが所定長さになると、切断機構34のカッター34aによって包装シート1を切断することにより、一枚分の包装シート1をシート取出し機構35によって取り出させる。
【0016】
図5などに示すように、シート取出し機構35は、包装台2の両端側に固定のガイドレール2bそれぞれにローラ36aによってスライド移動するように取り付けた支持板36、この一対の支持板36にわたって回転自在に架設してある一本の支軸37の長手方向での複数箇所に一体回動自在に支持させて上下揺動するように構成してあるシート挟持爪38、前記一対の支持板36の上端どうしにわたって架設した前記取出し枠39、前記各シート挟持爪38を爪先側が取出し枠39の下面側に当接するように揺動付勢している挟持ばね40などを備えて構成してある。
前記支軸37の両端部に固定のアーム37aにわたって一本のロッド37bを架設し、一方の支持板36のローラ36aの支軸に一体回動自在に支持させた扇型ギヤ41と前記一方のアーム37aとにわたってリンク42を架設するとともに、前記扇型ギヤ41に出力ギヤが噛合っている電動モータ43を一方の支持板36に支持させてある。
図5(イ)に示す状態は、モータ43を駆動してロッド37bを押し上げて各シート挟持爪38を取出し枠39から引き下げている状態であり、図5(ロ)に示すようにモータ43を逆に駆動してロッド37bを引き下げると、挟持バネ40の付勢力で各シート挟持爪38が取出し枠39の方に上昇して包装シート1の端部を挟持する。
図5(イ),(ロ)に示すように、包装台2の一方の端部に一本の駆動軸44が配置され、この駆動軸44の両端に一対の駆動スプロケット45が固定されており、駆動軸44を回転駆動するモータ46が備えられている。包装台2の反対側の端部に一本の従動軸47が配置され、従動軸47の両端に従動スプロケット48が固定されている。左右の駆動スプロケット45及び従動スプロケット48にわたってチェーン49が巻回されて、左右のチェーン49がシート取出し機構35の左右の支持板36に連結されている。
【0017】
これにより、モータ46で駆動スプロケット45を正逆に回転駆動してチェーン49を回動駆動することにより、シート取出し機構35が、一対のガイドレール2bに沿って往復移動し、機枠62の包装シート収容部71が位置する側とは反対側の端部に位置して供給口2aに被包装物Aを供給できるように供給口2aの上方を開放した待機位置(図5(ロ))と、供給口2aの上方に位置してこの供給口2aに手などが入らないように投入口60aの下方で供給口2aの上方を取出し枠39で覆うカバー位置(図6)と、包装シート収容部71の方に位置して包装シート収容部71のシートロールの包装シート端部をシート挟持爪38と取出し枠39とで挟持するシート挟持位置(図5(イ))とに位置変化する。
【0018】
従って、シート取出し機構35は、包装シート収容部71のシートロールから包装シート1を一枚取出すと、この包装シート1を包装台2の上面側に供給口2aの上に被せるようにして設置する。これにより、被包装物Aを投入口60aから供給口2aに落とし込むことにより、包装台上に設置されている包装シート1に載置し、この載置状態で包装シート1と共に前記包装処理機構70の支持台3に供給することができる。
【0019】
包装処理機構70は、図7の如き前記支持台3が装備されている保持処理部70aと、図1の如き一対の第1シート寄せ部材14、一対の第2シート寄せ部材16、図2の如き一対のシート寄せアーム30、一対のヒーター9、一枚のカッター65が装備されている封鎖処理部70bとを備えて構成してある。
【0020】
保持処理部70aは、図7、図8などに示すように構成してある。
すなわち、包装台2の前記供給口2aの下側に配置された機枠上下向きの一対のガイドレール5に、第1支持部材6を上下スライド自在に取り付け、この第1支持部材6の上部に固定された第2支持部材17に、前記支持台3を横軸芯P1周りに横倒れ自在に支持させてある。支持台3は、平面視プラス字状の平板の4辺を上方に折り曲げて構成されており、外面にスポンジや軟らかいゴム等の弾性材4が張り付けられている。一方のガイドレール5の横に上下一対のスプロケット7が配置され、両スプロケット7に巻回されているチェーン8の両端が第1支持部材6のブラケット6aに連結されている。これにより、昇降モータ(図示せず)でスプロケット7及びチェーン8を回転駆動することによって、支持台3を昇降操作する。
【0021】
第2支持部材17の左右両端の横軸芯P3周りに、一対の保持アーム18が揺動自在に支持されて、保持アーム18の上端に横長のスポンジ部材18aが取り付けられており、左右の保持アーム18を中央の支持台3側に揺動するように付勢するバネ19が設けられている。第1支持部材6にモータ20によって、図7に示す上下姿勢と図8に示す左右姿勢とに切換操作される操作アーム21が備えられており、操作アーム21の両端と左右の保持アーム18の下端とが連係リンク22で連結されている。
【0022】
封鎖処理部70bは、図1、図2、図4などに示す如く構成してある。
すなわち、前記供給口2aの両側で包装台2の下側に、丸棒材で成る第1ガイドレール23と、板材で成る第2ガイドレール24が配置されており、供給口2aの一方側に案内板12が固定されている。一対の支持板13の一端にボス部13aが固定され、ボス部13aが第1ガイドレール23にスライド自在に外嵌されて、支持板13の反対側に備えられたローラ13bが第2ガイドレール24に乗せ付けられている。これにより、一対の支持板13が図2の紙面左右方向にスライド自在に支持されるのであり、一対の支持板13の各々に、図18の如く電気発熱体9aを有した前記ヒーター9が固定されている。一方のヒーター9の先端側の上面側に、図17の如くこのヒーター9の先端より他方のヒーター9の方に突出した鋸歯状エッジ65a(刃縁)を有した前記カッター65が固定されている。
【0023】
図1及び図2に示すように、電動モータ28により回転駆動される操作アーム28aが備えられており、一方の支持板13のボス部13aに固定されたブラケット25と、操作アーム28aとが連係ロッド26により連結されている。固定部の縦軸芯P4周りに天秤アーム27が揺動自在に支持されて、天秤アーム27の一端のローラ27aがブラケット25の凹部に挿入されており、天秤アーム27の他端と他方の支持板13のボス部13aとにわたり、連係ロッド29が連結されている。
【0024】
図1、図2、図4に示すように支持板13に支持されたローラ13cに、前記板状の第1シート寄せ部材14が長孔14aの範囲内でスライド自在に支持され、支持板13と第1シート寄せ部材14とにわたって一対の引っ張りバネ32が取り付けられている。第1シート寄せ部材14に下向きに固定された一対の支持ピン14bに、前記板状の第2シート寄せ部材16が固定されている。
【0025】
図2及び図4に示すように案内板12とは反対側の支持板13の下側に、支持板13のスライド方向と直交する方向に揺動する前記一対のシート寄せアーム30を備えている。シート寄せアーム30は支持板13の下側において固定部の縦軸芯P2周りに揺動自在に支持されて、ヘ字状の長孔30aが設けられており、支持板13の裏面に設けられた一対のローラ13dが長孔30aに挿入され、シート寄せアーム30が下向きにならないように支持するガイド板10が、両方のローラ13dにわたって架設されている。
【0026】
これにより、図2から図3に示すように操作アーム28aが180°回転駆動されると、紙面右側の支持板13が紙面左方にスライド操作されていき、この支持板13と共に第1及び第2シート寄せ部材14,16も紙面左方にスライド操作されていく。この動作に連動して天秤アーム27が紙面時計回り方向に揺動し、連係ロッド29が紙面右方に引き操作されて、紙面左側の支持板13、第1及び第2シート寄せ部材14,16が紙面右方にスライド操作される。
【0027】
以上のようにして図2の紙面右側の支持板13が紙面左方にスライド操作されると、この支持板13のローラ13dの進行に連動して、紙面上下に開いていた一対のシート寄せアーム30が互いに近付くように揺動操作される。このように操作アーム28aが180°回転駆動されると、第1及び第2シート寄せ部材14,16、シート寄せアーム30により、包装シート1の被包装物Aより上側に位置する部分1aが絞り込まれて挟み込まれる。この挟み込みに伴い、一対のヒーター9がこれらの先端側で包装シート1の前記上側部分1aを挟持しながら加熱し、包装シート1を溶着させて封鎖する。このとき、前記カッター65のエッジ65aが包装シート1の封鎖箇所より少し外側に位置する部分に付き刺さって切断処理し、包装シート1のうちの被包装物Aを包装している部分以外の余剰分を包装部分から切り離す。
【0028】
これにより、包装処理機構70は、供給口2aから落とし込まれた被包装物Aを包装シート1と共に保持処理部70aの支持台3で保持し、包装シート1の被包装物Aより上側に位置する部分1aを封鎖処理部70bの第1及び第2シート寄せ部材14,16、シート寄せアーム30によって絞り込んでヒーター9によって溶着させるともにカッター65によって切断することにより、被包装物Aの包装処理を行うとともに包装シート1の封鎖及び切断処理を行なう。
【0029】
図6に示すように、シート取出し機構35の前記取出し枠39の移動方向での両端側に、シート取出し機構35に対する移動障害物の存在を検出する接触センサー55を設けてある。この接触センサー55は、取り出し枠39の移動方向と直交する方向での全長にわたって設けてある。図6に示すように、機枠62の天板60の裏面側に検出スイッチ56を設けるとともに、シート取出し機構35が前記供給口2aを覆う前記カバー位置になると、検出スイッチ56の検出部が取出し枠39の検出対象部に接触することにより、シート取出し機構35が前記カバー位置に到達したことを検出スイッチ56によって検出できるように構成してある。図5に示すように、前記切断機構34に光センサー53を設けるとともに、この光センサー53は、包装シート1に印刷されているマークを検出することにより、包装シート収容部71から引き出される包装シート1の引き出し長さが切断長さになったことを検出するように構成してある。図7に示すように、前記第1シート寄せ部材14の上方に発光器と受光器で成る光センサー31を設けるとともに、この光センサー31は、支持台3が保持する被包装物による投光障害が解除されて受光器が受光することにより、支持台3が包装シート1の封鎖処理のための位置に下降したと検出するように構成してある。
【0030】
図6に示す如く前記始動スイッチ50、検出スイッチ56及び各センサー31,53、55に対して連係しているマイクロコンピュータ利用の制御手段57を機枠62の内部に設けてあるとともに、この制御手段57は、前記始動スイッチ50からの包装指令、前記検出スイッチ56及び各センサー31,53,55からの検出結果を基に、シート取出し機構35、シート切断機構34、包装処理機構70を自動操作する包装制御を実施するように構成してある。
【0031】
すなわち、図15に示すように、一対の始動スイッチ50のいずれもがオン操作された後であっても、一対の接触センサー55の少なくとも一方がオンになれば、シート取出し機構39及び包装処理機構70を自動的に停止させる。
一対の始動スイッチ50のいずれもがオン操作され、一対の接触センサー55のいずれもがオフになっておれば、図13、図14に示す如く包装制御を実行する。
【0032】
すなわち、ステップ1に示すように、モータ46を操作してシート取出し機構35を前記待機位置から移動させ、ステップ2〜4に示すように、保持処理部70aのモータ20を操作し、支持台3の両側に配置されている図7の如き一対の保持アーム18を被包装物Aの方に揺動操作してこの保持アーム18によって被包装物Aを支持台3に保持させ、支持台3の下降操作を開始するとともにタイマー(図示せず)による設定時間T1のカウントを開始させる。ステップ5〜7に示すように、タイマーによる設定時間T1のカウントが終了し、かつ、包装処理機構70の光センサー31が検出すると、支持台3をその位置で停止させる。この場合、図8に示すように、包装台2の供給口2aの裏面側にゴム板状の複数の補助絞り部材11が被包装物Aを取り囲むように設けられており、支持台3の下降操作に伴って補助絞り部材11により包装シート1が良く絞られる。以上のようにして支持台3が図8に示す位置で停止すると、ステップ8に示すように、一対の保持アーム18を少しだけ開き操作する。
【0033】
次に、スッテプ9,10に示すように、検出スイッチ56による検出結果を基にシート取出し機構35が図6に示す前記カバー位置になったと判断すると、モータ46を停止させてシート取出し機構35をカバー位置に保持させる。この後、ステップ11に示すように、モータ28を駆動操作して一対の支持板13を支持台3の方にスライド操作する。
【0034】
このスライド操作が行なわれる前にあっては、図4に示す如く支持板13及びヒーター9、第1及び第2シート寄せ部材14,16は退避位置に位置しており、この退避位置において引っ張りバネ32及び支持板13のローラ13cにより、ヒーター9の先端よりも支持台3側に第1シート寄せ部材14の先端が位置し、第1シート寄せ部材14の先端よりも支持台3側に第2シート寄せ部材16の先端が位置している。支持板13が支持台3の方にスライド操作されると、図8に示すように、先ず下側の第2シート寄せ部材16及びシート寄せアーム30が包装シート1の上側部分1aを挟み込む。第1及び第2シート寄せ部材14,16は支持ピン14bにより互いに連結され、第2シート寄せ部材16の先端よりも第1シート寄せ部材14の先端が後退しているので、下側の第2シート寄せ部材16が包装シート1の上側部分1aを挟み込んで停止した場合、図9に示すように、上側の第1シート寄せ部材14は包装シート1の上側部分1aから少しだけ離れて、この上側部分1aを軽く挟み込む状態となる。これにより、包装シート1に被包装物Aが包まれる。
【0035】
次に、図9に示す状態から支持板13がさらに支持台3の方にスライド操作され、図10に示すように、引っ張りバネ32が引き延ばされて、第1及び第2シート寄せ部材14,16が包装シート1の上側部分1aの挟み込み側に強く押し操作されながら、支持板13に固定されたヒーター9が、第1及び第2シート寄せ部材14,16の間において包装シート1の上側部分1aを挟み込み、カッター65のエッジ65aがシート上側部分1aに刺さって切断処理をする。
【0036】
第1及び第2シート寄せ部材14,16、シート寄せアーム30で包装シート1の上側部分1aを挟み込む場合、図9に示すように挟み込みに伴い包装シート1が全体的に上方に引き上げられ、被包装物Aも包装シート1と共に引き上げられて浮き上がり、包装シート1で被包装物Aが締められるような状態となって、包装シート1のシワが全体的に延ばされて綺麗な包装が期待できる。この場合、前述のように保持アーム18を少し開き操作し、保持アーム18のスポンジ部材18aを被包装物A及び包装シート1から離した状態で、第1及び第2シート寄せ部材14,16、シート寄せアーム30を挟み込み位置に進行させると、包装シート1及び被包装物Aの引き上げが保持アーム18のスポンジ部材18aで邪魔されることはなく、保持アーム18のスポンジ部材18aと被包装物Aとが擦れないので、被包装物Aが傷められることもない。
【0037】
ステップ12に示すように、図9に示す如く包装シート1の上側部分1aの挟み込みに伴って、被包装物Aが支持台3から浮き上がると、支持台3を少しだけ上昇操作し、被包装物Aが第2シート寄せ部材16及びシート寄せアーム30の裏面に軽く押圧されるようにする。次に、ステップ13に示すように、ヒーター9で包装シート1の上側部分1aを加熱させて溶着させる。(図10)
【0038】
ヒーター9による加熱が終了すると、ステップ14に示すように、支持板13及びヒーター9を包装シート1の上側部分1aから少しだけ離し操作させてから停止させる。(図11)この場合、図10の状態で引き延ばされていた引っ張りバネ32が図11に示す元の状態に戻るだけであり、第1及び第2シート寄せ部材14,16により包装シート1の上側部分1aを挟み込んだ状態は維持される。このように第1及び第2シート寄せ部材14,16により包装シート1の上側部分1aを挟み込んだ状態で、ヒーター9を包装シート1の上側部分1aから少しだけ離し操作した状態が、設定時間T2の間だけ維持させ、この設定時間T2の間に包装シート1の上側部分1aにおいてヒーター9により加熱された部分が冷却して溶着が充分なものとなる。
【0039】
ステップ19に示すように、前記カバー位置で停止していた引き出し機構35を包装シート収容部71の方に移動させ、図5(イ)の如くシート挟持位置に到達すると、モータ43を駆動操作し、シート取出し機構35の取出し枠39及びシート挟持爪38によって包装シート1の端部を挟持させる。この場合、図5(イ),(ロ)に示すようにシート取出し機構35の左右の支持板36の下部にわたって架設されている支軸51の中央に除去板52が固定されており、図11に示すように、第1及び第2シート寄せ部材14,16が包装シート1の上側部分1aを挟み込み、ヒーター9が包装シート1の上側部分1aから少しだけ離し操作した状態で停止している設定時間T2の間に、シート取出し機構35が包装シート収容部71の方に移動すると、シート取出し機構35の除去板52が第1シート寄せ部材14の上面に沿って移動し、この除去板52が包装シート1の上側部分1aを被包装物Aから除去して切断機構34の方に搬送する。この場合、包装シート1の溶着の部分の上下を第1及び第2シート寄せ部材14,16で挟み込んで保持しているので、前述のように包装シート1の上側部分1aが除去されても、溶着の部分が破られるようなことはない。
【0040】
ステップS14における設定時間T2が経過すると、ステップ15に示すように、支持板13及びヒーター9、第1及び第2シート寄せ部材14,16を図12に示す退避位置にスライド操作する。次に、ステップ16,17に示すように、保持アーム18を元に位置まで左右に開き操作させ、支持台3をさらに下降操作させて横倒し操作させる。これにより、被包装物Aが取出し口15に放出される。以上のようにして一つの被包装物Aの包装が終了するのであり、この後、ステップ18に示すように、支持台3を再び図7に示す元の位置まで上昇操作させて停止させる。
【0041】
以上のステップ14〜18において被包装物Aの包装の後処理が行われている間、ステップ19に示すように、シート取出し機構35を図6に示すカバー位置から図5(イ)に示すシート挟持位置に移動させてロール状の包装シート1の端部を挟持させ、この後、ステップ20に示すように、再びシート取出し機構35を待機位置の方に移動させ、包装シート1の引き出し操作を開始させる。
【0042】
シート取出し機構35がシート挟持位置に達してロール状の包装シート1の端部を挟持した際、シート取出し機構35の除去板52に乗っている包装シート1の上側部分1aの下端が、第1シート寄せ部材14の端部に引っ掛かるので、シート取出し機構35がシート挟持位置から待機位置の方に移動すると、包装シート1の上側部分1aからシート取出し機構35の除去板52から引き離されて、包装シート1の上側部分1aは第1シート寄せ部材14の端部から下方に落ちる。
【0043】
ステップ21,22に示すように、シート取出し機構35が包装シート1を包装シート収容部71から所定長さ引き出すると、包装シート1に印刷されているマークも引き出され、光センサー53がマークを検出することにより、この光センサー53からの検出結果を基に、シート取出し機構35を一時停止させ、この状態で切断機構34を作動させて包装シート1の切断を行なわせる。
【0044】
以上のようにして包装シート1が所定長さに切断されると、シート取出し機構35を再び待機位置の方に移動させ、所定長さに切断された包装シート1も共に移動させる。シート取出し機構35が待機位置に到達すると、ステップ23に示すように、図14の如く所定長さに切断された包装シート1の中央が包装台2の供給口2aの上に位置し、シート取出し機構35をこの待機位置で停止させるとともにシート取出し機構35の取出し枠39とシート挟持爪38による包装シート1の挟持を解除させる。これにより、所定長さに切断された1枚の包装シート1を包装台2の供給口2aの上に載置させる。
【0045】
従って、制御手段57は、一対の始動スイッチ50からの包装指令を基に包装処理機構70及びシート取出し機構35を自動的に操作する包装制御を実行するに当たり、先ず、シート取出し機構35を待機位置から供給口2aの上方を覆うカバー位置に移動させ、この後に、包装処理機構70の第1及び第2シート寄せ部材14,16、シート寄せアーム30、ヒーター9、カッター65のそれぞれを被包装物Aの方に移動させてこれらによる被包装物Aの包装と、包装シート1の封鎖及び切断とを行なわせるのであり、包装処理機構70による被包装物Aの包装処理と、包装シート1の封鎖及び切断処理が行なわれる際は、供給口2aから包装処理機構70に手などが入らないように供給口2aを取出し枠39でカバーしながら行なわれる。
【0046】
図17、図18に示すように、前記一対のヒーター9のうちの一方の端部に切欠き部を設けて非溶着作用部9bを形成してあるとともに、一対のヒーター9が包装シート1の被包装物Aより上側に位置する部分1aを挟持して加熱溶着させる際、非溶着作用部9bは、包装シート1のその上側部分1aに加熱作用せず、包装の内部と外部が連通する溶着漏れ部を形成するように構成してある。
一対のヒーター9が包装シート1を加熱する温度を、包装シート1が溶着しても、溶解して切断することがない温度に設定するとともに、カッター65には第1及び第2シート寄せ部材14,16、シート寄せアーム30によって寄せ集められたシート部分をこれの全体にわたって切断処理できる切断範囲を備えてある。
【0047】
これにより、包装処理機構70が被包装物Aの包装処理を行なうに当たり、包装シート1の被包装物Aを包装している部分がヒーター9による加熱溶着によって封鎖される状態で、かつ、この封鎖部にはヒーター9の非溶着作用部9bのために通気孔となる溶着漏れ部が形成される状態で包装処理され、被包装物Aを包装している部分以外の余剰分がカッター65による切断によって除去される。
【0048】
〔別実施形態〕
上記実施形態の如く、一方のヒーター9のみに非溶着作用部9bを備える他、一対のヒーター9のいずれにも非溶着作用部9bを備えて実施してもよい。
【0049】
上記実施形態の如く、ヒーター9に切欠き部を設けて非溶着作用部9bを形成する他、包装シート1に対して挟持作用はするが、包装シート1を加熱溶着させる部分に比して温度上昇しない部分を設けることによって非溶着作用部9bを形成して実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 包装処理機構の封鎖処理部の斜視図
【図2】 第1及び第2シート寄せ部材、寄せアーム、ヒーターの駆動構造を示す平面図
【図3】 第1及び第2シート寄せ部材、寄せアーム、ヒーターを挟み込み位置に移動操作した状態を示す平面図
【図4】 第1及び第2シート寄せ部材、寄せアーム、ヒーターの駆動構造を示す縦断面図
【図5】 シート取出し機構の縦断面図
【図6】 シート取出し機構のカバー位置を示す説明図
【図7】 包装処理機構の保持処理部の側面図
【図8】 支持台の下降位置での側面図
【図9】 封鎖処理部の包装シート寄せ状態を示す説明図
【図10】 封鎖処理部の包装シート封鎖及び切断状態を示す説明図
【図11】 包装シート余剰分の除去要領を示す説明図
【図12】 第1及び第2シート寄せ部材の待機位置を示す説明図
【図13】 包装制御のフロー図
【図14】 包装制御のフロー図
【図15】 包装制御のフロー図
【図16】 ブロック図
【図17】 ヒーター及びカッターの平面図
【図18】 ヒーター及びカッターの斜視図
【図19】 包装装置全体の斜視図
【符号の説明】
1 包装シート
9 ヒーター
9b 非溶着作用部
65 カッター

Claims (1)

  1. 被包装物を投入可能な供給口と、包装シートの上側に被包装物を載置した状態で前記供給口から投入された被包装物を受け止め支持する支持台とを備え
    前記供給口から投入された被包装物を包む包装シートの余剰部分を被包装物の外側で絞り込むように、供給口周辺側から供給口中央側へ包装シートの余剰部分を寄せるシート寄せ部材と、寄せられた包装シートの余剰部分を溶着する封鎖処理部とを備えた包装装置であって、
    前記シート寄せ部材で絞り込まれた包装シートの余剰部分を両側から挟み込んで溶着するように接近離間自在に構成した一対のヒーター、及び、前記ヒーターによる溶着箇所より外側に位置する包装シートの余剰部分を切断するカッターによって前記封鎖処理部を構成するとともに、
    相対向する一対のヒーターの先端面のうちの一方のヒーターの先端面の一部に、平面視で部分的に凹入する切り欠き部を形成して、包装された空間の内部と空間の外部とが連通する溶着漏れ部を包装シートに形成する非溶着作用部を備え、
    前記カッターは、前記切り欠き部が形成された一方のヒーターと対向する他方のヒーターに、その他方のヒーターの移動方向に沿って該他方のヒーターの先端面よりも前方側へ刃縁が突出した状態で配設されていることを特徴とする包装装置
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