JP3669760B2 - 球状物包装装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レタス等の球状野菜やザボン等の球状果物等の球状物をフィルムで包み、該フィルムを結束する球状物包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、此種包装装置として、投入口の上方に展開された角形フィルム上から投入口に球状物を投下して、該球状物の頂部側を除く表面をフィルムで包んだ後、このフィルムの周縁部を、略V字状に凹入する絞込部および該絞込部の絞り込み方向終端で絞り込み状態を把持する把持部をもち上下に重なる絞込シャッタで絞り込み、その絞り口を熱溶着等により結束するように成す一方、絞込シャッタのうち、下側となる絞込シャッタの下面に、絞り口の結束に先行して球状物を包んだフィルムに通気孔を穿設する尖鋭状の突刺体を取付け、包装フィルム内の空気を抜くことができるようにした球状物包装装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、突刺体は、下側となる絞込シャッタの絞込部に対し把持部と反対側の下面に取付けられて、絞込部よりも外方に尖鋭状に突出しているため、フィルム周縁部の絞り込み時、球状物外周部と下側絞込シャッタの絞込部との間の傾斜部分に突刺体が接触して、この傾斜部分を突き刺すことになる。ところが、小形の球状物を包装する場合は、球状物外周部と下側絞込シャッタの絞込部との間の傾斜部分に殆ど張りがないため、この傾斜部分に突刺体が接触しても、フィルムが絞り込み方向に逃げて良好に通気孔を穿設できないことが多いし、また、大形の球状物を包装する場合は、球状物外周部と下側絞込シャッタの絞込部との間の傾斜部分に張りが生ずるため、この傾斜部分に突刺体が引掛かることがあり、この引掛かり状態で絞り込みが行われることになるから、フイルムが破れることになるし、また、穿設時に突刺体が変形し易くなる問題があった。
【0004】
本発明は、突刺体でフィルムを破ることなく、良好な通気孔を穿設することができる球状物包装装置を提供することをその主たる目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、図1,図2に示すように、球状物を包むフィルムFの周縁部を絞り込む絞込部21a,22aおよび該絞込部21a,22aの絞り込み方向終端で絞り込み状態を把持する把持部21b,22bをもち上下に重なる絞込シャッタ21,22と、該絞込シャッタ21,22で絞り込んだ絞り口を結束する結束機構4と、下側の絞込シャッタ21に保持されて球状物を包んだフィルムFに通気孔を穿設する突刺体7とを備えた球状物包装装置において、突刺体7を、下側絞込シャッタ21の絞込部21aと把持部21bとの間に設けた。
【0006】
また、請求項2記載の発明は、突刺体の通気孔穿設時における変形を有効に防止するため、図1に示すように、下側絞込シャッタ21における絞込部21aの下部に、突刺体7に先行してフィルムの絞り口近くを絞り込み方向に圧迫する圧迫部26を設けた。
【0007】
【発明の作用効果】
請求項1記載の発明では、絞込部21aと把持部21bとの間に突刺体7を設けているため、フィルム周縁部の絞り込み時、絞込部21aに対し反球状物側のフイルム、即ち、絞込部21aと把持部21bとの間のフィルムFに突刺体7を突き刺すことができるのであり、従って、球状物外周部とシャッタ絞込部21aとの間のフィルムの張り具合に関係なく、即ち、球状物の大きさに関係なく、突刺体7でフィルムを破ることなく、確実に通気孔を穿設できるのである。
【0008】
請求項2記載の発明では、フィルムの絞り口近くを絞込方向に圧迫した状態で、この圧迫部26と把持部21aとの間のフィルムに突刺体7を突き刺すことができるから、通気孔穿設時に突刺体7が変形するのを有効に防止でき、従って、長期間に亘って良好な通気孔を確実に穿設できると共に、突刺体7の摩耗を少なくでき、許容穿設回数を多くできるのである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図4、図5において、1は本体ケーシングであり、その天板10の中央部には、レタス等の球状物Wの円形の投入口11を開口している。投入口11には、中心穴と放射状スリットとを開口したゴムや合成樹脂等から成る可撓性の投入シート11aを設けている。12,12は、薄肉透明のフィルムFのロールRを転動自在に載せるローラであり、前部のローラ12には、左右一対のサイドストッパ12a,12aと、フィルムFの中央部印字膨出部を逃がすカラー12b,12bを設けている。13は、フィルムFの端部を把持するクランプ爪13a,13b及びクランプ用モータ13cをもち、天板10上を往復動して投入口11上にフィルムFを広げる展開機構である。14は展開したフィルムFを幅方向に裁断して四角形に形成する裁断機構である。15a,15bは、同時に押すことによりフィルムの展開から始まる包装作業を起動させる包装スイッチ、15cは包装作業を非常停止する非常停止スイッチである。16は包装後の球状物を搬出する搬出口、17はフィルム残部の放出口である。
【0010】
本体ケーシング1の内部には、図5,図6に示すように、球状物Wを落し込んだフィルムFの周縁部Eを絞り込む1組の上下に重なる下部絞込シャッタ21,22及び1組の上下に重なる上部絞込シャッタ31,32と、これら絞込シャッタ21,22及び31,32間に位置し、絞込シャッタ21,22及び31,32で絞り込んだ絞り口を熱溶着して反球状物側のフィルム残部Gを切断する結束機構4と、これら絞込シャッタ21,22及び31,32と結束機構4とを動作させる駆動機構5とを設けている。
【0011】
更に、本体ケーシング1の内部には、図5、図7に示すように、フォーク状の受片63bをもつ受台63を備え、該受台63を、投入口11から落し込む球状物Wを受け止める受止位置Xと、フィルムFを絞り込んで結束する作業位置Yと、受片63bから櫛状片16aを介して搬出口16に球状物Wを受け渡す搬出位置Zとに移動させる昇降機構6を設けると共に、図5のように前記天板10における投入口11の一側に、下向きに突出するゴム板から成る屑払部18を、ブラケットを介して設けている。
【0012】
実施形態の下部絞込シャッタ21,22は、図6に示すように、略V字状に凹入する絞込部21a,22aと該絞込部21a,22aの絞込終端に細幅の把持部21b,22bをもつ蟹爪形で板状の左ハサミ片21A及び右ハサミ片22Aと、これら左右ハサミ片21A,22Aの基端部に結合する左右取付板21B,22Bとを備え、各取付板21B,22Bの反シャッタ側基端部に上下に貫通する枢支孔23,23を設けて、これら枢支孔23を、本体ケーシング1内のフレーム19に設ける上下方向の枢支軸20に回動自由に支持し、また、各取付板21B,22Bにおける枢支孔23,23とハサミ片取付部との間に、枢支孔側からハサミ片に向かって延びる長尺な傾斜溝24aと、該傾斜溝24aに連続する短尺な平行溝24bから成るカム溝24を互いにクロスするように設けており、これらカム溝24に、駆動機構5における駆動ピン部55を相対移動自由に嵌合している。尚、下側絞込シャッタ21の把持部21bは、図6,図1に示すように、左ハサミ片21Aにおける絞込部21aの絞り込み方向終端側上面に、右ハサミ片22Aとほゞ同厚の扁平板28を2本の締付ねじ25で取付けて形成し、絞り込み完了時、把持部21b,22b同士が互いに対面して絞り込んだフイルム周縁部を把持するようにしている。
【0013】
また、上部絞込シャッタ31,32は、図6に示すように、略V字状に凹入する絞込部31a及び該絞込部31aの絞込終端に細幅のクビレ部31bをもつ蟹爪形で板状の左ハサミ片31Aと、略V字状に凹入する絞込部32a及び該絞込部32aの絞込終端にフィルム残部Gを係止する屑止部32bをもつ蟹爪形で板状の右ハサミ片32Aと、これら左右ハサミ片31A,32Aの基端部に結合する左右取付板31B,32Bとを備え、各取付板31B,32Bの反ハサミ片側基端部に上下に貫通する枢支孔33,33を設けて、これら枢支孔33を、本体ケーシング1内のフレーム19に設ける前記枢支部20に回動自由に支持し、また、各取付板31B,32Bにおける枢支孔33とハサミ片取付部との間に、枢支孔側からハサミ片に向かって延びる単一の傾斜溝から成るカム溝34,34を互いにクロスするように設け、これらカム溝34,34に、前記駆動ピン部55の先端側を相対回転自由に嵌合している。そして、下部絞込シャッタ21,22のカム溝24と上部絞込シャッタ31,32のカム溝34との違いにより、先ず下部絞込シャッタ21,22が絞り込みを開始し、所定時間遅れて上部絞込シャッタ31,32が絞り込みを開始するのであり、また、上部絞込シャッタ31,32が離隔を開始し、所定時間遅れて下部絞込シャッタ21,22が離隔を開始するようにしている。
【0014】
そして、下部絞込シャッタ21,22において、下側となる左絞込シャッタ21の絞込部21aと前記把持部21bとの間に、一端に複数個の尖鋭状の突刺体7をもつ金属板から成る薄板70を前記締付ねじ25により取付けて、各突刺体7を前記把持部21bよりも外方に突出させ、把持部21b,22bによるフィルム周縁部の把持に先行して絞込部21aと把持部21bとの間のフィルムFに突刺体7を突き刺すことができるようにしている。
【0015】
更に、実施形態では、下側となる左絞込シャッタ21の下面に、前記絞込部21aよりも外方に突出する圧迫部26をもった金属板から成る扁平板27を取付けて、フィルム周縁部Eを絞込むとき、突刺体7に先行して圧迫部26がフィルム絞り口近くを圧迫し、この圧迫状態で突刺体7がフィルムFを突き刺すようにしている。
【0016】
尚、前記突刺体7は、絞込シャッタ21と別に形成する他、該絞込シャッタ21と一体に形成してもよいが、別体とすることにより、突刺体7が摩耗したり、或は破損した場合など、突刺体7のみを交換できる点で有利である。
【0017】
また一方、実施形態で示した結束機構4は、二つの結束刃体41,42を備えている。これら結束刃体41,42は、図6に示すように一端側を前記各取付板31B,32Bに結合する支持棒35,35の先端側下部に取付けて、上部絞込シャッタ31,32と同調して動作するようにしているが、その他、前記支持棒35,35をなくし、左右絞込シャッタ31,32に直接取付けてもよい。また、これら結束刃体41,42は、それぞれ二つのヒータ43,43により摂氏約150〜200度程度に加熱される加熱刃部41a,42aをもち、これら加熱刃部41a,42aの当接によりフィルム絞り口を熱溶着するのとほゞ同時に反球状物側のフィルム残部Gを切断するようにしている。結束刃体41,42の表面には、図1に示すように断熱板44,44を取付けて、フィルム残部Gが結束刃体41,42に付着し難いようにしている。
【0018】
また図示していないが、一方の支持棒35,35の中間部には、一端に凹状ガイド溝をもつ第1ガイド体を設け、他方の支持棒35の中間部には、前記ガイド溝に対し進退自由なガイド突部をもつ第2ガイド体を取付けて、各結束刃体41,42の当接に先行してガイド突部がガイド溝に進入し、左右絞込シャッタ31,32の上下位置ずれを確実に防止するようにしている。
【0019】
更に、前記駆動機構5は、図6に示すようにモータ50に連動する電磁クラッチ付きの減速機51、これとスプロケット52a,52b,52c及びチェーン52dを介して連動するクランクカム52、これと連接ロッド53aを介して連結し、軸53bの回りに揺動する揺動アーム53、その上端に固定し、ガイドバー54aに沿って案内される揺動座54、及びこれに突設する駆動ピン部55を備え、該駆動ピン部55を矢印のように直線上に沿って往復動させるものである。駆動ピン部55には、各取付板21B,22B,31B,32Bに設けたカム溝24,34との滑りを良くするボールベアリング55a,55b,55c,55dを嵌合している。
【0020】
昇降機構6は、図5に示すように、前記モータ50とプーリー61a,61b及びベルト61cを介して連動する電磁クラッチ付きの減速機61、これにより回動されるクランクアーム62、これと連接ロッド63aを介して連結する受台63、この受台63の下方に突設するガイド杆63c,63dを案内する門型支柱64を備える。
【0021】
また一方、前記展開機構13は、図5に示すように、正逆回転可能な搬送モータ80と、出力スプロケット81、連動チェン82を介して駆動し、前後の搬送スプロケット83,84間に掛け渡した左右一対の搬送チェン85により往復動するようになっている。そして、実施形態では、展開機構13の待機位置を検知するリミットスイッチと、展開機構13の進出位置を検知するリミットスイッチとを用いることなく、前記ロールRに巻装されたフィルムFの幅方向一端側に黒色などで標示されたカットマークMを検知する光センサー86を利用して、展開機構13の待機位置と展開機構とを検知できるようにしている。
【0022】
即ち、図4,図5に示すように、反射形の光センサー86を、裁断機構14の反ロール側近傍に下向きに投光するように配設すると共に、前記搬送チェン85の移動経路の近傍に、前記投光された光を反射させる反射板87を設け、展開機構13に、該展開機構13が進出位置に進出したとき、前記光センサー86から投光されている光を遮断して進出位置を検知する第1センサー検知部13dを設けると共に、前記搬送チェン85に、フィルムFを引き出さない状態で展開機構13が待機位置に後退したときにのみ、光センサー86から投光されている光を遮断して待機位置を検知する第2センサー検知部85aを設けている。
【0023】
そして、展開機構13がロールRのフィルムF端部を把持することなく後退するとき、第2センサー検知部85aにより展開機構13の待機位置が検知されて後退移動が停止し、また、この待機位置から進出するとき、第1センサー検知部13dにより展開機構13の進出位置が検知されて進出移動が停止し、また、ロールRのフィルムF端部をクランプ爪13a,13bで把持して後退するとき、カットマークMにより展開機構13の待機位置が検出されて後退移動が停止し、クランプ爪13a,13bからフィルムFを外すようにしている。また、カットマークMのピッチが異なるフィルムに対しては、タイマーを用い、カットマークMを検知した後、展開機構13が待機位置で停止するまでの時間を前記タイマーにより調節するようにしている。斯く構成することにより、前記二つのリミットスイッチが不要で、展開機構13の移動制御構造、ひいては包装装置全体の構造を簡単にできると共に、信号入力回数が少ない低価格のシーケンサを用いることができ、リミットスイッチが不要であることと相俟って包装装置全体としてのコストを低減できるのである。
【0024】
尚、図5中、9は、前記天板10の上に配設して投入口に投入した球状物Wの上端を検出する発光器91と受光器92とから成る上端検出器、また、図7中、90は、搬出位置Zにおいて、熱溶着に伴い切断されて残渣となるフィルム残部Gを放出口17に向けて放出する空気吹出しブロワである。
【0025】
以上の構成において、球状物Wのフィルム包装を行う場合、展開機構13がロールR側に進出し、フイルムチャック部13a,13bでロールR先端部を挾着し、この挾着状態で展開機構13が復動してフィルムFが投入口11の周囲に展開された後、挾着フイルムFが開放されると共に、裁断機構14により所定幅に裁断される。この後、球状物Wが展開フィルムF上から投入口11に投入されると、受止位置Xで停止している受台63で受止められた後、昇降機構6により受台63が作業位置Yに下降し、該球状物Wの頂部側を除く表面がフィルムFで覆われた状態で、上部絞込シャッタ21,22及び下部絞込シャッタ31,32が近接動作すると共に、上部絞込シャッタ31,32に同調して結束刃体41,42が近接動作する。このとき、下部絞込シャッタ21,22のカム溝24と上部絞込シャッタ31,32のカム溝34との形状を異ならせているから、先ず下部絞込シャッタ21,22が絞り込みを開始し、所定時間遅れて上部絞込シャッタ31,32が絞り込みを開始する。
【0026】
下部絞込シャッタ21,22及び上部絞込シャッタ31,32の近接動作に伴い、各絞込シャッタの絞込部21a,22a,31a,32aにより、フイルム周縁部Eが絞り込まれて、その絞り口が、下部絞込シャッタ21,22の把持部21b,22bで把持されると共に、絞り口に対し反球状物側のフイルム残部Gが、上部右絞込シャッタ32の屑止部32bで保持されるのである。
【0027】
このフィルム周縁部の絞り込み時、絞込部21aに対し反球状物側のフイルムF、即ち、絞込部21aと把持部21bとの間のフィルムFに突刺体7を突き刺すことができるのである。従って、球状物外周部と絞込シャッタ絞込部21aとの間のフィルムの張り具合に関係なく、即ち、球状物Wの大きさに関係なく、突刺体7でフィルムFを破ることなく、確実に通気孔を穿設でき、包装フィルム内の空気を抜くことができるのである。
【0028】
また、下側絞込シャッタ21における絞込部21aの下部には、圧迫部26を設けて、突刺体7に先行してフィルムFの絞り口近くを絞込方向に圧迫するようにしているから、この圧迫部26と把持部21bとの間のフィルムFに突刺体7を突き刺すことができるのである。従って、通気孔穿設時に突刺体7が変形するのを有効に防止でき、長期間に亘って良好な通気孔を確実に穿設できると共に、突刺体7の摩耗を少なくでき、許容穿設回数を多くできるのである。
【0029】
そして、前記把持部21b,22bで把持されて絞り込みが完了すると共にフィルム残部Gが屑止部32bで保持され、同時に結束刃体41,42の加熱刃部41b,42bにより前記絞り口が熱溶着されると同時に切断される。この切断後、上部絞込シャッタ31,32が離隔を開始し、所定時間遅れて下部絞込シャッタ21,22が離隔を開始するのに伴い、上部右絞込シャッタ32の屑止部32bに保持されたフィルム残部Gが、天板10の屑払部18に当接して、該屑払部18によりフィルム残部Gが屑止部32bから屑払いされ、この屑払いされたフィルム残部Gは自重で落下しながら、ブロワ90からの空気吹出し空気により放出口17に放出される。
【0030】
尚、以上の実施形態では、下部絞込シャッタ21,22の上方に、上部絞込シャッタ31,32を配設したが、この上部絞込シャッタ31,32は必ずしも必要でない。上部絞込シャッタ31,32をなくする場合、例えば結束刃体41,42を残した状態で絞込部31a,32aをなくするのである。
【0031】
また、以上の実施形態では、下側絞込シャッタ21,22と別個に圧迫部26を設けたが、この圧迫部26は、絞込シャッタ21と一体に形成してもよい。また、この圧迫部26は、図1のように絞込部21aよりも外方に突出させる代りに、例えば下方側に突出させて、突刺体7に先行して圧迫部26がフィルム絞り口近くを圧迫するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る球状物包装装置の絞込シャッタ部を示す拡大断面図。
【図2】 同絞込シャッタ部を示す平面図。
【図3】 同通気孔を穿設する過程を示す説明図。
【図4】 同装置全体の斜視図。
【図5】 同装置全体の縦断正面図。
【図6】 同絞込シャッタ部の斜視図。
【図7】 同球状物受止部の斜視図。
【符号の説明】
21,22;絞込シャッタ、 21a,22a;絞込部 21b,22b;把持部 4;結束機構 7;突刺体 26;圧迫部

Claims (2)

  1. 球状物を包むフィルムの周縁部を絞り込む絞込部(21a,31a)および該絞込部(21a,31a)の絞り込み方向終端で絞り込み状態を把持する把持部(21b,31b)をもち上下に重なる絞込シャッタ(21,31)と、該絞込シャッタ(21,31)で絞り込んだ絞り口を結束する結束機構(4)と、下側の絞込シャッタ(21)に保持されて球状物を包んだフィルムに通気孔を穿設する突刺体(7)とを備えた球状物包装装置において、突刺体(7)は、下側絞込シャッタ(21)の絞込部(21a)と把持部(21b)との間に設けたことを特徴とする球状物包装装置。
  2. 下側絞込シャッタ(21)における絞込部(21a)の下部に、突刺体(7)に先行してフィルムの絞り口近くを絞り込み方向に圧迫する圧迫部(26)を設けている請求項1記載の球状物包装装置。
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