JPH09240612A - 球状物包装装置 - Google Patents

球状物包装装置

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JPH09240612A
JPH09240612A JP4997996A JP4997996A JPH09240612A JP H09240612 A JPH09240612 A JP H09240612A JP 4997996 A JP4997996 A JP 4997996A JP 4997996 A JP4997996 A JP 4997996A JP H09240612 A JPH09240612 A JP H09240612A
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JP
Japan
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narrowing
shutters
film
spherical object
shutter
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JP4997996A
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Naokatsu Itou
尚勝 伊藤
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フイルムの大きさを変更しないでも、球状物
の大きさに関係なく、強く絞り込むことができて、絞込
み強さを安定させることができるようにする。 【解決手段】 球状物を包む角形フィルムFの周縁部を
絞り込む絞込機構Aを、互いに近接・離隔可能な少なく
とも二つの絞込シヤッタ21,22及び31,32を備
えた構造とし、これら絞込シャッタ21,22及び3
1,32の近接・離隔方向を、各絞込シャッタ21,2
2及び31,32の上方に展開する角形フィルムFにお
ける対角線方向に選んだ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レタス等の球状野
菜やザボン等の球状果物等の球状物をフィルムで包み、
該フィルムを結束する球状物包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、此種包装装置として、投入口の上
方に展開された角形フィルム上から投入口に球状物を投
下して、該球状物の頂部側を除く表面をフィルムで包ん
だ後、このフィルムの周縁部を略V字状に凹入する絞込
部をもち、共通の枢支部を中心として互いに近接・離隔
動作する左絞込シャッタ及び右絞込シャッタで絞り込
み、その絞り口を熱溶着等により結束するようにした球
状物包装装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この球状物包
装装置における絞込シャッタは、図3に示すように、そ
の枢支部Oを、絞込シャッタS1,S2及び投入口の上
方に展開する角形フィルムFにおける一辺f1の中央部
真下近傍位置に配設して、この枢支部Oを中心として各
絞込シャッタS1,S2を、前記一辺f1の両端に隣接
する対辺f2,f2側から互いに近接する方向に揺動さ
せて、これら絞込シャッタS1,S2の絞込部でフィル
ム周縁部Eを絞り込むように構成されているため、同じ
大きさのフィルムFで球状物Wを包装する場合、球状物
Wが大形になると、シャッタ揺動方向におけるフィルム
周縁部Eの余材長さH2,H2が少なくなって、フイル
ムFを十分に絞り込むことができなくなり、弱い絞り包
装となる。従って、球状物の大きさによって絞込み強さ
が大きく異なることになる問題があった。
【0004】本発明は、フイルムの大きさを変更しない
でも、球状物の大きさに関係なく、強く絞り込むことが
できて、絞込み強さを安定させることができる球状物包
装装置を提供することをその主たる目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するため、請求項1記載の発明は、図5に示すよう
に、球状物を包む角形フィルムの周縁部を絞り込む絞込
機構Aと、該絞込機構Aで絞り込んだ絞り口を結束する
結束機構4とを備えた球状物包装装置において、絞込機
構Aは、互いに近接・離隔可能な少なくとも二つの絞込
シヤッタ21,22及び31,32を備え、これら絞込
シャッタ21,22及び31,32の近接・離隔方向
を、各絞込シャッタ21,22及び31,32の上方に
展開する角形フィルムにおける対角線方向に選んだ。
【0006】また、請求項2記載の発明は、各絞込シャ
ッタ21,22及び31,32の支持構造及び駆動機構
を簡単にできて、包装装置全体を小形・軽量にできると
共に、コストを低減できるようにするため、図1に示す
ように、絞込機構Aを、枢支部20を中心として揺動可
能な少なくとも二つの絞込シヤッタ21,22及び3
1,32を備えた構造とし、これら絞込シャッタ21,
22及び31,32の枢支部20を、各絞込シャッタ2
1,22及び31,32の上方に展開する角形フィルム
における角部の真下近傍位置に配設した。
【0007】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明では、絞込シャ
ッタ21,22及び31,32の近接・離隔方向を、各
絞込シャッタ21,22及び31,32の上方に展開す
る角形フィルムにおける対角線方向に選んで、各絞込シ
ャッタ21,22及び31,32を、フイルムの対角方
向に作動させるようにしたから、角形フィルムの周縁部
を対角方向に絞り込むことができるのである。
【0008】従って、図2のように同じ大きさのフィル
ムで球状物を包装する場合、絞込シャッタ21,22及
び31,32の近接・離隔方向におけるフイルム周縁部
Eの余材長さH1,H1を、図3のように対辺側から絞
り込む場合に比べて多くでき、この余材部分により、大
形の球状物であってもフイルムを十分に絞り込むことが
でき、強い絞り包装が行えると共に、球状物の大きさに
関係なく絞込み強さを安定させることができるのであ
る。
【0009】請求項2記載の発明では、絞込シャッタ2
1,22及び31,32を、枢支部20を中心として揺
動可能とし、前記枢支部20を、角形フィルムにおける
角部の真下近傍位置に配設して、この枢支部20を中心
としてフイルムの対角方向に揺動させるようにしたか
ら、絞込シャッタをスライド動作させる場合に比べて、
各絞込シャッタ21,22及び31,32の支持構造及
び駆動機構を簡単にできるのである。従って、包装装置
全体を小形・軽量にできると共に、コストを低減できる
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】図4、図5において、1は本体ケ
ーシングであり、その天板10の中央部には、レタス等
の球状物Wの円形の投入口11を開口している。投入口
11には、中心穴と放射状スリットとを開口したゴムや
合成樹脂等から成る可撓性の投入シート11aを設けて
いる。12,12は、薄肉透明のフィルムFのロールR
を転動自在に載せるローラであり、前部のローラ12に
は、左右一対のサイドストッパ12a,12aと、フィ
ルムFの中央部印字膨出部を逃がすカラー12b,12
bを設けている。13は、フィルムFの端部を把持する
クランプ爪13a,13b及びクランプ用モータ13c
をもち、天板10上を往復動して投入口11上にフィル
ムFを広げる展開機構である。14は展開したフィルム
Fを幅方向に裁断して四角形に形成する裁断機構であ
る。15a,15bは、同時に押すことによりフィルム
Fの展開から始まる包装作業を起動させる包装スイッ
チ、15cは包装作業を非常停止する非常停止スイッチ
である。16は包装後の球状物を搬出する搬出口、17
はフィルム残部の放出口である。
【0011】本体ケーシング1の内部には、図5、図6
に示すように、球状物Wを落し込んだフィルムFの周縁
部Eを絞り込む1組の下部絞込シャッタ21,22及び
1組の上部絞込シャッタ31,32から成る絞込機構A
と、該絞込機構Aを構成する下部絞込シャッタ21,2
2と上部絞込シャッタ31,32との間に位置し、絞込
機構Aで絞り込んだ絞り口を熱溶着して反球状物側のフ
ィルム残部Gを切断する結束機構4と、これら絞込機構
Aと結束機構4とを動作させる駆動機構5とを設けてい
る。
【0012】更に、本体ケーシング1の内部には、図
5、図7に示すように、フォーク状の受片63bをもつ
受台63を備え、該受台63を、投入口11から落し込
む球状物Wを受け止める受止位置Xと、フィルムFを絞
り込んで結束する作業位置Yと、受片63bから櫛状片
16aを介して搬出口16に球状物Wを受け渡す搬出位
置Zとに移動させる昇降機構6を設けると共に、図5の
ように前記天板10における投入口11の一側に、下向
きに突出するゴム板から成る屑払部18を、ブラケット
を介して設けている。
【0013】絞込機構Aを構成する下部絞込シャッタ2
1,22は、図6に示すように、略V字状に凹入する絞
込部21a,22aと該絞込部21a,22aの絞込終
端に細幅の把持部21b,22bをもつ蟹爪形で板状の
左ハサミ片21A及び右ハサミ22Aと、これら左右ハ
サミ片21A,22Aの基端部に結合する左右取付板2
1B,22Bとを備え、各取付板21B,22Bの反シ
ャッタ側基端部に上下に貫通する枢支孔23,23を設
けて、これら枢支孔23を、本体ケーシング1内のフレ
ーム19に設ける上下方向の枢支軸から成る枢支部20
に回動自由に支持し、また、各取付板21B,22Bに
おける枢支孔23,23とハサミ片取付部との間に、枢
支孔側からハサミ片に向かって延びる長尺な傾斜溝24
aと、該傾斜溝24aに連続する短尺な平行溝24bか
ら成るカム溝24を互いにクロスするように設けてお
り、これらカム溝24に、駆動機構5における駆動ピン
部55を相対移動自由に嵌合している。
【0014】また、上部絞込シャッタ31,32は、図
1、図6に示すように、略V字状に凹入する絞込部31
a及び該絞込部31aの絞込終端に細幅のクビレ部31
bをもつ蟹爪形で板状の左ハサミ片31Aと、略V字状
に凹入する絞込部32a及び該絞込部32aの絞込終端
にフィルム残部Gを係止する屑止部32bをもつ蟹爪形
で板状の右ハサミ片32Aと、これら左右ハサミ片31
A,32Aの基端部に結合する左右取付板31B,32
Bとを備え、各取付板31B,32Bの反ハサミ片側基
端部に上下に貫通する枢支孔33,33を設けて、これ
ら枢支孔33を、本体ケーシング1内のフレーム19に
設ける前記枢支部20に回動自由に支持し、また、各取
付片31B,32Bにおける枢支孔33とハサミ片取付
部との間に、枢支孔側からハサミ片に向かって延びる単
一の傾斜溝から成るカム溝34,34を互いにクロスす
るように設け、これらカム溝34,34に、前記駆動ピ
ン部55の先端側を相対回転自由に嵌合している。そし
て、下部絞込シャッタ21,22のカム溝24と上部絞
込シャッタ31,32のカム溝34との違いにより、先
ず下部絞込シャッタ21,22が絞り込みを開始し、所
定時間遅れて上部絞込シャッタ31,32が絞り込みを
開始するのであり、また、上部絞込シャッタ31,32
が離隔を開始し、所定時間遅れて下部絞込シャッタ2
1,22が離隔を開始するようにしている。
【0015】そして、実施形態では、図1に示すように
前記下部絞込シャッタ21,22と、上部絞込シャッタ
31,32との揺動中心となる前記枢支部20を、前記
各絞込シャッタ21,22及び31,32の上方に展開
する角形フィルムFにおける角部fの真下近傍位置に配
設して、各絞込シャッタ21,22及び31,32の近
接・離隔方向を、前記角形フィルムにおける対角線方向
に選び、角形フィルムFの周縁部を対角方向(図1の矢
印PーP方向)に絞り込むことができるようにしたので
ある。
【0016】即ち、長さBと、幅Cとをもつ同じ大きさ
のフィルムFにおいて、対角長さDは、長さB及び幅C
よりも長くなることに着目し、各絞込シャッタ21,2
2及び31,32の近接・離隔方向を、角形フィルムF
における対角線方向に選んで、図2のように対角方向か
ら絞り込む場合におけるフィルム周縁部Eの余材長さH
1を、図3のように対辺方向から絞り込む場合における
フィルム周縁部Eの余材長さH2に比べて多くできるよ
うにしたのである。
【0017】図1では前記枢支部20を、フィルムFの
引出方向前方側(展開機構13の待避位置側)で、か
つ、引出方向と直交する方向の一側に配設しているが、
その他、引出方向と直交する方向の他側に配設してもよ
いし、また、フィルムFの引出方向後方側に配設しても
よいのであり、その配設位置は特に制限されない。
【0018】また、下部絞込シャッタ21,22と、上
部絞込シャッタ31,32とは、図6のように1本の枢
支軸から成る枢支部20を中心として揺動させる他、そ
れぞれ独立した枢支軸から成る枢支部20,20を中心
として揺動させるようにしてもよいし、また、下部及び
上部の左絞込シャッタ21,31と、右絞込シャッタ2
2,32とは、実施形態のように共通の枢支部20を中
心として揺動可能とする他、それぞれ独立した枢支部を
中心として揺動可能にしてもよい。この形態の場合、前
記枢支部20は、角形フィルムFにおける一つの角部f
の真下近傍位置に配設する他、対角部の真下近傍位置に
振り分けて配設してもよい。
【0019】また一方、実施形態で示した結束機構4
は、二つの結束刃体41,42を備えている。これら結
束刃体41,42は、図6に示すように一端側を前記各
取付板31B,32Bに結合する支持棒35,35の先
端側下部に取付けて、上部絞込シャッタ31,32と同
調して動作するようにしているが、その他、前記支持棒
35,35をなくし、左右絞込シャッタ31,32に直
接取付けてもよい。また、これら結束刃体41,42
は、それぞれ二つのヒータ(図示せず)により摂氏約1
50〜200度程度に加熱される加熱刃部41a,42
aをもち、これら加熱刃部41a,42aの当接により
フィルム絞り口を熱溶着するのとほゞ同時に反球状物側
のフィルム残部Gを切断するようにしている。
【0020】前記駆動機構5は、図6に示すようにモー
タ50に連動する電磁クラッチ付きの減速機51、これ
とスプロケット52a,52b,52c及びチェーン5
2dを介して連動するクランクカム52、これと連接ロ
ッド53aを介して連結し、軸53bの回りに揺動する
揺動アーム53、その上端に固定し、ガイドバー54a
に沿って案内される揺動座54、及びこれに突設する駆
動ピン部55を備え、該駆動ピン部55を矢印のように
直線上に沿って往復動させるものである。駆動ピン部5
5には、各取付板21B,22B,31B,32Bに設
けたカム溝24,34との滑りを良くするボールベアリ
ング55a,55b,55c,55dを嵌合している。
【0021】昇降機構6は、図5に示すように、前記モ
ータ50とプーリー61a,61b及びベルト61cを
介して連動する電磁クラッチ付きの減速機61、これに
より回動されるクランクアーム62、これと連接ロッド
63aを介して連結する受台63、この受台63の下方
に突設するガイド杆63c,63dを案内する門型支柱
64を備える。
【0022】この門型支柱64における横杆64aに
は、図8に示すように、前記ガイド杆63c,63dを
案内するスライドボールから成るボール軸受65,65
を保持している。また、このボール軸受65,65の上
端部と下端部とには、筒体66aと、該筒体66aの一
端部から内周面に対し内方に突出する環状リップ66b
とから成るダストシール66を、内向き鍔をもつシール
ハウジング67を介して着脱可能に取付けている。尚、
図8中、68は、シールハウジング67をボール軸受6
5に着脱可能に取付ける締付ねじ、69はC形止め輪で
ある。
【0023】以上のようにダストシール66を、ボール
軸受65に保持することにより、ダストシール付きの軸
受ユニットを形成できるから、組み付け作業性を高める
ことができると共に、軸受部の構造を簡単に、かつ小形
にできるのであるが、前記ダストシール66は、例えば
取付フランジをもつシールハウジングを介して前記横杆
64aに取付けるようにしてもよい。
【0024】尚、図5中、7は、前記天板10の上に配
設して投入口に投入した球状物Wの上端を検出する発光
器71と受光器72とから成る上端検出器、また、図7
中、8は、搬出位置Zにおいて、熱溶着に伴い切断され
て残渣となるフィルム残部Gを放出口17に向けて放出
する空気吹出しブロワである。
【0025】以上の構成において、球状物Wのフィルム
包装を行う場合、展開機構13がロールR側に往動し、
フイルムチャック部13a,13bでロールR先端部を
挾着し、この挾着状態で展開機構13が復動してフィル
ムFが投入口11の周囲に展開された後、挾着フイルム
Fが開放されると共に、裁断機構14により所定幅に裁
断される。この後、球状物Wが展開フィルムF上から投
入口11に投入されると、受止位置Xで停止している受
台63で受止められた後、昇降機構6により受台63が
作業位置Yに下降し、該球状物Wの頂部側を除く表面が
フィルムFで覆われた状態で、絞込機構Aの動作によ
り、上部絞込シャッタ21,22及び下部絞込シャッタ
31,32が近接動作すると共に、上部絞込シャッタ3
1,32に同調して結束刃体41,42が近接動作す
る。このとき、下部絞込シャッタ21,22のカム溝2
4と上部絞込シャッタ31,32のカム溝34との形状
を異ならせているから、先ず下部絞込シャッタ21,2
2が絞り込みを開始し、所定時間遅れて上部絞込シャッ
タ31,32が絞り込みを開始する。
【0026】下部絞込シャッタ21,22及び上部絞込
シャッタ31,32の近接動作に伴い、各絞込シャッタ
の絞込部21a,22a,31a,32aにより、フイ
ルム周縁部Eが絞り込まれて、その絞り口が、下部絞込
シャッタ21,22の把持部21b,22bで把持され
ると共に、絞り口に対し反球状物側のフイルム残部G
が、上部右絞込シャッタ32の屑止部32bで保持され
るのである。
【0027】下部絞込シャッタ21,22及び上部絞込
シャッタ31,32による角形フイルム周縁部Eの絞り
込み方向は、角形フィルムFの対角方向(図1矢印Pー
P方向)であるから、図2のように同じ大きさのフィル
ムで球状物を包装する場合、絞込シャッタ21,22及
び31,32の近接・離隔方向におけるフイルム周縁部
Eの余材長さH1,H1を、図3のように対辺側から絞
り込む場合に比べて多くでき、この余材部分により、大
形の球状物であってもフイルムを十分に絞り込むことが
でき、強い絞り包装が行えると共に、球状物の大きさに
関係なく絞込み強さを安定させることができるのであ
る。
【0028】また、各絞込シャッタ21,22及び3
1,32は、枢支部20を中心として揺動可能とし、枢
支部20を、角形フィルムFにおける角部fの真下近傍
位置に配設しているから、各絞込シャッタ21,22及
び31,32の支持構造及び駆動機構を簡単にできるの
である。
【0029】そして、前記把持部21b,22bで把持
されて絞り込みが完了すると共にフィルム残部Gが屑止
部32bで保持され、同時に結束刃体41,42の加熱
刃部41b,42bにより前記絞り口が熱溶着されると
同時に切断される。この切断後、上部絞込シャッタ3
1,32が離隔を開始し、所定時間遅れて下部絞込シャ
ッタ21,22が離隔を開始するのに伴い、上部右絞込
シャッタ32の屑止部32bに保持されたフィルム残部
Gが、天板10の屑払部18に当接して、該屑払部18
によりフィルム残部Gが屑止部32bから屑払いされ、
この屑払いされたフィルム残部Gは自重で落下しなが
ら、ブロワ8からの空気吹出し空気により放出口17に
放出される。
【0030】尚、以上の実施形態では、絞込機構Aを、
下部絞込シャッタ21,22と、上部絞込シャッタ3
1,32とから構成したが、その他、下部絞込シャッタ
21,22と上部絞込シャッタ31,32との一方をな
くし、他方の絞込シャッタのみで構成してもよい。上部
絞込シャッタ31,32をなくする場合、例えば結束刃
体41,42を残した状態で絞込部31a,32aをな
くするのである。
【0031】また、以上の実施形態では、絞込機構Aに
おける下部絞込シャッタ21,22と、上部絞込シャッ
タ31,32とを、枢支部20を中心として揺動可能と
したが、その他、揺動させる代りに、下部絞込シャッタ
21,22と、上部絞込シャッタ31,32とを、各絞
込シャッタ21,22及び31,32の上方に展開する
角形フィルムFにおける対角線方向にスライド可能に配
設し、この絞込シャッタ21,22及び31,32のス
ライド動作により、下部絞込シャッタ21,22及び上
部絞込シャッタ31,32を、角形フィルムFにおける
対角線方向に近接・離隔させるようにしてもよい。この
形態の場合、例えば上部絞込シャッタ31,32をスラ
イド構造とし、下部絞込シャッタ21,22を前記した
揺動構造にしてもよいし、また、その反対の構成にして
もよい。またスライド構造の形態においても、下部絞込
シャッタ21,22と上部絞込シャッタ31,32との
一方をなくし、他方の絞込シャッタのみで構成してもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る球状物包装装置の絞込機構部分
のみの平面図。
【図2】 同絞込機構と角形フィルムとの関係を示す説
明図。
【図3】 従来における絞込機構と角形フィルムとの関
係を示す説明図。
【図4】 本発明に係る球状物包装装置全体の斜視図。
【図5】 同装置全体の縦断正面図。
【図6】 同絞込機構部の斜視図。
【図7】 同球状物受止部の斜視図。
【図8】 同昇降機構における軸受構造を示す説明図。
【符号の説明】
A;絞込機構、21,22,31,32;絞込シャッ
タ、4;結束機構、20;枢支部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球状物を包む角形フィルムの周縁部を絞
    り込む絞込機構(A)と、該絞込機構(A)で絞り込ん
    だ絞り口を結束する結束機構(4)とを備えた球状物包
    装装置において、絞込機構(A)は、互いに近接・離隔
    可能な少なくとも二つの絞込シヤッタ(21,22)
    (31,32)を備え、これら絞込シャッタ(21,2
    2)(31,32)の近接・離隔方向を、各シャッタ
    (21,22)(31,32)の上方に展開する角形フ
    ィルムにおける対角線方向に選んだことを特徴とする球
    状物包装装置。
  2. 【請求項2】 絞込機構(A)は、枢支部(20)を中
    心として揺動可能な少なくとも二つの絞込シヤッタ(2
    1,22)(31,32)を備え、これら絞込シャッタ
    (21,22)(31,32)の枢支部(20)を、各
    シャッタ(21,22)(31,32)の上方に展開す
    る角形フィルムにおける角部の真下近傍位置に配設して
    いる請求項1記載の球状物包装装置。
JP4997996A 1996-03-07 1996-03-07 球状物包装装置 Pending JPH09240612A (ja)

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JP4997996A JPH09240612A (ja) 1996-03-07 1996-03-07 球状物包装装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111746868A (zh) * 2020-07-31 2020-10-09 安徽理工大学 一种集成化设计全自动捆袋器
CN114503834A (zh) * 2022-02-09 2022-05-17 武汉理工大学 一种苹果自动采摘机

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