JP2002027963A - 野菜・果実切断装置 - Google Patents

野菜・果実切断装置

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JP2002027963A
JP2002027963A JP2000215761A JP2000215761A JP2002027963A JP 2002027963 A JP2002027963 A JP 2002027963A JP 2000215761 A JP2000215761 A JP 2000215761A JP 2000215761 A JP2000215761 A JP 2000215761A JP 2002027963 A JP2002027963 A JP 2002027963A
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piece
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fruit
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Ichiro Yokota
一郎 横田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜や果実を十分把持しながら案内し
滑ったりすることなく、スムースに両端部の切断を可能
とする。 【解決手段】 ベルトコンベア2に取り付けた受け具
3が案内切断装置4を通過する際に、受け具3の従動片
51が従動片ガイド盤56の上面に乗り上げて案内さ
れ、従動片51が水平に回転して、支軸49及び把持片
52が引っ張りばね55の弾力に抗して反時計方向に回
転し、野菜又は果実27をしっかりと把持しながら、そ
の左右両端部を左右一対の刃物で43で切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玉葱の両端部のへ
た等の部分のような、野菜や果実の両側の部分を切断す
る野菜・果実切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、給食センタ、コンビニ等が発達
し、大量の調理をする機会が増えており、従来、野菜や
果実をベルトコンベアや回転ドラムで搬送しながら切断
する装置が使用されているいる。ところで、野菜や果実
の両端部や両端のへた等の部分の切断は、自動的には切
断しにくいために手作業する場合が多く、労力を要す
る。これを解決するために、最近は、いろいろな装置が
開発されている。本発明者は、ベルトコンベアで玉葱を
搬送しながら、両端部のへた等を切断する玉葱の切断装
置の開発に鋭意取り組んできた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】玉葱の両端部にある突
出したへた等を切断するには、ベルトコンベアで玉葱を
搬送し、左右一対の固定切断刃で切断する機構にすれば
よいが、玉葱等のほぼ球状、楕円状の丸みのある野菜や
果実は切断する際には、その野菜や果実を十分押さえて
いないと回転して滑ってしまいスムースに切断できな
い。又、玉葱の寸法もばらつきがあり、切断部で大きい
玉葱を支持するように調節すると、小さい玉葱が十分支
持できない。これらの問題があるために、玉葱の両端部
のへたの切断等はなかなか自動化乃至実用化されていな
いのが現状である。
【0004】この解決手段として、本発明者は、野菜や
果実の両端部を切断する切断装置において、上方から、
周面に凹状湾曲面を有する案内ローラ及び案内ベルトに
より野菜や果実を弾力的にベルトコンベアに押圧しなが
ら刃物に向かうように案内する案内切断装置を開発し、
すでに特願平2000−208839号として出願済み
である。本発明は、この先願発明と同様に、切断部にお
ける野菜や果実をしっかりと刃物対して案内することを
課題とするが、さらに本発明では、野菜や果実をしっか
りと刃物対して案内する構成を極力簡単な構造により実
現しようとすることを目的とする。
【0005】要するに本発明の課題は、球状や楕円状の
丸みのある野菜や果実の両端部のへた等の部分を切断す
る際に、野菜や果実をしっかりと把持して刃物に案内し
滑ったりすることなくスムースな切断を可能とし、しか
も野菜や果実の寸法に多少のばらつきがあってもそれに
対応し、野菜や果実をしっかりと把持してスムースな切
断を可能とする野菜・果実切断装置を、上記先願発明で
提案した案内ローラ及び案内ベルトを設けることなく、
よりシンプル構成とすることである。又、本発明は、ベ
ルトコンベア及び切断部に巻き込まれる危険を完全に防
止する、簡単な構造の安全装置を実現することもその課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、ベルトコンベアと、該ベルトコンベアの
長手方向に隔設され、野菜又は果実を一つづつ受け入れ
る複数の受け具と、上記ベルトコンベアの搬送路の途中
に設けられ、上記野菜又は果実を案内して両端部を切断
する案内切断装置と、を備えた野菜・果実切断装置であ
って、上記受け具は、上記野菜又は果実を載置する逆へ
の字型の受け片と、該逆への字型の受け片に回転可能に
取り付けられた支軸と、該支軸に固着され上記受け片に
対して回転可能な把持片と、該支軸の一端に取り付けら
れた従動片と、上記受け片に対して上記把持片を弾力的
に非把持方向に付勢するばねとを備えており、上記案内
切断装置は、上記ベルトコンベアの側方において搬送路
の方向に沿うように設けられた従動片ガイド盤と左右一
対の刃物を有し、上記ベルトコンベアによって受け具が
上記案内切断装置に進入し、上記従動片が上記従動片ガ
イド盤により案内されることで上記支軸及び把持片が上
記ばねの弾力に抗して回転し野菜又は果実を上記受け片
に対して押圧して把持するすることを特徴する野菜・果
実切断装置を提供する。
【0007】本発明は、上記課題を解決するために、ベ
ルトコンベアと、該ベルトコンベアの長手方向に隔設さ
れ、野菜又は果実を一つづつ受け入れる複数の受け具
と、上記ベルトコンベアの搬送路の途中に設けられ、上
記野菜又は果実を案内して両端部を切断する案内切断装
置と、を備えた野菜・果実切断装置であって、上記受け
具は、上記野菜又は果実を載置する逆への字型の受け片
と、該逆への字型の受け片に回転可能に取り付けられた
支軸と、該支軸に固着され上記受け片に対して回転可能
な把持片と、該支軸の一端に取り付けられた従動片と、
上記受け片に対して上記把持片を弾力的に非把持方向に
付勢するばねとを備えており、上記案内切断装置は、上
記ベルトコンベアに対して幅方向両側に左右一対設けら
れた摺動台と、上記ベルトコンベアの側方において搬送
路の方向に沿うように設けられた従動片ガイド盤とを有
し、上記一対の摺動台は、夫々上記ベルトコンベアの幅
方向に摺動可能、且つ上記ベルトコンベアのベルトの中
心に向かって弾性力が付与されており、しかも上記摺動
台には、上記野菜又は果実を両側から支持するガイドレ
ールと、左右一対の刃物とが設けられており、上記ベル
トコンベアによって受け具が上記案内切断装置に進入
し、上記従動片が上記従動片ガイド盤により案内される
ことで上記支軸及び把持片が上記ばねの弾力に抗して回
転し野菜又は果実を上記受け片に対して押圧して把持す
るすることを特徴する野菜・果実切断装置を提供する。
【0008】上記案内切断装置の上流側に隣接して、上
記ベルトコンベアを覆う事故防止用フードが設けられ、
該事故防止用フードの上流側に隣接し、人が接近すると
検知する巻き込み防止用センサが設けられ、上記事故防
止用フードは、上記ベルトコンベアを露出するように開
放可能に取り付けられており、上記自己防止用フードを
開放するか、上記巻き込み防止用センサが人の接近を検
知すると自動的に上記ベルトコンベアの動作が停止する
ようにな構成としてもよい。
【0009】上記摺動台には、上記刃物で切断された野
菜又は果実の両端部を取り除く左右一対の取り除き板が
設けられており、上記刃物は湾曲状の刃面を有し、且つ
ベルトコンベアの進行方向に向かって下方に傾斜して設
けられている構成としてもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る野菜・果実切断装置
の実施の形態を実施例に基づいて図面を参照して説明す
る。本発明は、玉葱等の野菜やレモン等の果実の両端部
を切断する野菜・果実切断装置であるが、実施例として
玉葱の両端部のへた等を切り落とす玉葱の切断装置につ
いて説明する。
【0011】(全体構成)図1〜9は、本発明に係る野
菜・果実切断装置の実施例を説明する図であり、図1
は、その全体構成を示す側面図である。本発明に係る野
菜・果実切断装置1は、ベルトコンベア2と、ベルトコ
ンベア2に取り付けられ、切断される野菜や果実を一つ
づつ受け入れる複数の受け具3と、玉葱を案内しその両
端部(図7(b)において、切断する両端部を示してい
るので参照。)を切断する案内切断装置4と、事故防止
手段55とを備えている。
【0012】図1〜3において、左右前後に立設される
車輪付きの4本の支持脚6で、左側板7及び右側板8
(左右はベルトコンベア2の進行方向に向かって左右で
ある。)が支持されて設けられている。この左右側板
7、8の間であって前後端に、前部チェーンホイール9
及び後部チェーンホイール10が設けられている。この
前部チェーンホイール9と後部チェーンホイール10に
よって、ベルトコンベア2のエンドレスのコンベアベル
ト11が走行可能に支持されている。
【0013】コンベアベルト11は、図4(a)、
(b)、図9の一部破断部内に示すように、チェーン1
2にスチール等の材料で形成された連節板13が取り付
けられた周知の金属製のコンベア用のベルトである。
【0014】前部チェーンホイール9の回転軸の左端に
は、スプロケット15(図2参照。)が固着されてい
る。そして、左右側板7、8の前端部には前端部フレー
ム16が取り付けられ、この前端部フレーム16上にモ
ータ17が配設され、モータ17の出力スプロケット1
8から駆動力がチェーン19を介してスプロケット15
に伝達され、前部チェーンホイール9が回転し、コンベ
アベルト11を図1において時計針方向に回転走行する
ように構成されている。
【0015】左右側板7、8の下方には、ベルトコンベ
ア2の戻り行程のコンベアベルト11を隠すための左右
側壁20及び底板21が取り付けられている。又、左右
側板7、8の前端及び後端には前部フード22及び後部
フード23が取り付けられており、いずれもコンベアベ
ルト11を覆っている。そして、ベルトコンベア2の走
行路途中には、上流から下流に向けて、巻き込み防止用
センサ24、事故防止用フード25、案内切断装置4、
排出シュート26が順次配設されている。排出シュート
26は、切断された玉葱27をベルトコンベア2から外
に排出するシュートであり、左右側板7、8にブラケッ
ト28(図2参照。)を介して前方に向けて下方に傾斜
して取り付けられている。
【0016】ベルトコンベア2には、その長手方向に一
定間隔をおいて、複数の受け具3が取り付けられてい
る。受け具3の詳細な構成は、後で説明するが、図4〜
7で示すように、左右一対のほぼ逆への字型の受け片2
9が支持板30上に溶着されて本体が構成されている。
この受け具3は、支持板30がベルトの連節板13にね
じ止めされて取り付けられている。受け具3は、図4
(a)、図6、図7に示すように、玉葱27を受けて支
持しベルトコンベア2で搬送する。
【0017】(案内切断装置)案内切断装置4について
図2、3、6、9で詳述する。図2は、案内切断装置4
の平面図であり、図3は、案内切断装置4の要部を後方
(上流側)から見た図である。左右側板7、8の夫々の
上面に水平支持板31が固定されており、この水平支持
板31にリブ32を介して傾斜台33が取り付けられて
いる。
【0018】傾斜台33には前後一対の軌道34が設け
られ、この軌道34上をリニア摺動ベアリング35を介
して摺動台36が摺動可能に設けられている。これによ
り、ベルトコンベア2を挟んで左右に摺動台36が左右
方向(ベルトコンベアの幅方向)に摺動可能に設けられ
ている。傾斜台33と摺動台36の間には適宜圧縮力を
有する圧縮コイルばね37が介装されており、摺動台3
6を常時ベルトコンベア2の中心側に付勢している。
【0019】左右の傾斜台33は、夫々その内側に垂直
壁38が立設され、この垂直壁38から前後上下4本の
水平支持杆39が内側方向(ベルトコンベア2の中心
側)に向かって伸びるように固定されている。上下夫々
の前後の水平支持杆39の内側端で、玉葱27を案内す
る上下のガイドレール40を水平に支持している。左右
の上下のガイドレール40は、夫々後方(上流側)に向
かって拡開するように屈曲されている。
【0020】これにより、ベルトコンベア2の上方に、
後端部が拡開した左右二対のガイドレール40が、ベル
トコンベア2の中心方向に圧縮コイルばね37により弾
力的に付勢され、且つ左右方向に可動に取り付けられて
いる。ベルトコンベア2に取り付けられた受け具3は、
左右のガイドレール40の間を通過し、玉葱27を左右
のガイドレール40で案内されるように搬送することが
できる。
【0021】左右の摺動台36の垂直壁38には、夫々
刃物取付台41が取り付けられている。この刃物取付台
41には、二本の刃物取付杆42がベルトコンベア2の
中心方向に向かって水平に取り付けられており、この内
側端に左右の刃物43が固定されている。この左右の刃
物43は、夫々左右のガイドレール40のほぼ前方延長
線上に位置して配設されており、摺動台36が左右方向
に摺動しガイドレール40が移動するとともに、同じ位
置関係で左右方向に移動する。
【0022】刃物43は、図6、9に示すように、後方
に高く前方に低い位置となるように刃物取付杆42に斜
めに取り付けられており、刃物43の刃面は青竜刀のよ
うに湾曲状に形成されている。さらに、左右の摺動台3
6の垂直壁38には、夫々玉葱27の両端部のへた等の
切り落とし部(切り離された部分)を切断後に確実に取
り除く(掻き落とす)ための取り除き板44が取り付け
られている。排出シュート26には、左右側壁を有する
トンネル状の排出フード67が取り付けられている。
【0023】図3において、左右側板7、8の間に水平
支持部材45が架設されており、この支持部材45上に
ベルトコンベア2用の左右軌道46が固定されている。
ベルトコンベア2のチェーン12上に取り付けられた連
節板13は、この軌道46上を摺動して前後方向に移動
する。水平支持部材45にベルトコンベア2の戻り行程
の案内通路を画成する左右の案内壁47が取り付けられ
ている。
【0024】(受け具)次に、本発明の特徴である受け
具の構成について、図4〜7で説明する。図4(a)
は、受け具を説明するための側面図であり玉葱27を載
置した状態を示している。図4(b)は、図4(a)を
玉葱27を取り除いてその後方から(A−A)見た図で
ある。さらに、図5(a)は、図4(b)をB−Bから
見た図である。
【0025】前述のとおり、この受け具3は、図4
(a)、(b)及び図5に示すように、チェーン12に
取り付けられた連節板13に固着される支持板30上
に、左右一対の逆への字型の受け片29、29が溶着さ
れて本体が構成される。左右の受け片29の後部48に
は、水平な支軸49が回転可能に取り付けられている。
この支軸49は、左側方へと伸びており、その先端には
クランク片50が固着されており、このクランク片50
に、若干の弾性を有する従動片51が後斜め後方(上流
側に向かって斜め下方)へ伸びるように取り付けられて
いる。
【0026】左右一対の受け片29、29の内側に隣接
して、左右一対のへの字型をした把持片52、52が、
支軸49に固着されている。左右一対のの把持片52、
52は、さらにそれらのほぼ中央部における連結軸53
で互いに結合されている。左右一対の受け片29、29
を橋絡するように、左右の受け片29の後端且つ下端部
においてばね取付軸54が固定されている。
【0027】連結軸53とばね取付軸53の間には引っ
張りばね55が張設されている。この引っ張りばね55
により、常時は、左右の把持片52が、図4(a)及び
図5に示すように、支軸49を中心に時計方向に付勢さ
れて位置決めされている。
【0028】このような構成の受け具3を動作させるた
めの従動片ガイド盤56が、図3、6に示すように、案
内切断装置4においてベルトコンベア2の側方であっ
て、内側水平板68上に配設されている。従動片ガイド
盤56は、図5(b)にその平面図を、図5(c)にそ
のC−C断面図を示すように、細長い長方形をしてお
り、その後端縁(上流端縁)は丸み部58が形成されて
おり、従動片51が滑らかに案内されるような構成に形
成されている。
【0029】受け具3が、図6に示すように、ベルトコ
ンベア2によって前方(矢印方向)に送られると、案内
切断装置4においてベルトコンベア2の側方に配設され
た従動片ガイド盤56によって、従動片51がクランク
片50及び支軸49とともに水平状態になる程度まで引
っ張りばね55の弾力に抗して反時計方向に回転する。
この結果、図7(a)及び図7(b)(図7(a)をD
−D方向から見た図である。)に示すように、左右一対
の把持片52、52が玉葱を左右一対の受け片29、2
9の前部57に押圧し、しっかりと把持することができ
る。
【0030】(事故防止手段)図1において、案内切断
装置4の上流側に隣接して事故防止用フード25が設け
られている。事故防止用フード25は、図8(a)に示
すように、透明なプラスチック材の左右側壁59、5
9’及び頂壁60からほぼ四角筒状に構成されている。
後端(上流端)にはプラスチックの後壁61が設けら
れ、この後壁61には処理される玉葱27が通過するた
めの入口62が形成されている。この事故防止用フード
25は、作業者が稼働中に誤ってベルトコンベア2に衣
服等を引っ掛けても、後壁61でそれ以上の巻き込みを
防止するから、切断部に巻き込まれて怪我するようなこ
とのない。
【0031】このような事故防止用フード25は、左側
板7の上部外面にヒンジ63により開閉可能(覆うこと
が可能であり且つ開放可能)に取り付けられており、通
常は図8(a)に示すようにベルトコンベア2を覆うよ
うに位置している。しかし、メインテナンス等の場合に
は、図8(b)に示すように開くことができる。
【0032】右側板8の上部外面にはマイクロスイッチ
64が付設されており、一方、事故防止用フード25の
右側壁59’の下部外面にマイクロスイッチ64の作動
子65が取り付けられている。そして、図8(b)に示
すようにメインテナンスのために事故防止用フード25
を開くと、ベルトコンベア2の動作を停止するような電
気回路が構成されて設けられている。
【0033】さらに、事故防止用フード25に隣接して
上流側には一対の支柱66、66が付設されており、こ
の支柱66の上端部内側には赤外線センサ等の巻き込み
防止用センサ24が取り付けられている。巻き込み防止
用センサ24は、赤外線センサ以外に、磁気センサ、静
電気センサ、超音波センサ等周知の検知センサが利用可
能である。この巻き込み防止用センサ24は、ベルトコ
ンベア2に引っ掛けられて作業者の腕が事故防止用フー
ド25内に巻き込まれるような事故を防止するものであ
り、巻き込み防止用センサ24で検知したら直ちにベル
トコンベア2の動作が停止するような電気回路が構成さ
れて設けられている。
【0034】(作用)以上の構成から成る本発明の実施
例の作用を、玉葱27を切断する作業で説明する。作業
を行う場合は、事故防止用フード25を図1、図8
(a)の通常の状態にして、始動スイッチ(特に図示せ
ず。)によりモータを始動し、ベルトコンベア2の動作
を開始する。作業者は、既に皮をむいた玉葱27を、ベ
ルトコンベア2の後端部(上流側)から受け具3に図4
(a)、図6の上流側の状態で次々と載置する。
【0035】受け具3に載置された玉葱27は、図1、
6、9に示すように、ベルトコンベア2により案内切断
装置4に送り込まれる。すると、案内切断装置4内に送
り込まれた玉葱27は、案内切断装置4において左右の
ガイドレール40の拡開部からその間に進入する。そし
て、案内切断装置4内では、左右のガイドレール40に
より左右側方から適宜押圧され、玉葱27は、左右一対
の刃物43、43の間の中心に位置決めされる。
【0036】又、案内切断装置4に受け具3が進入する
と、図6に示すように、受け具3の従動片51が従動片
ガイド盤56の上面に乗り上げて案内される。これによ
り、従動片51がほぼ水平状態になる程度まで引っ張り
ばね55の弾力に抗して反時計方向に回転する。この結
果、クランク片50、支軸49及び左右の把持片52
が、図6の下流側の状態、図7(a)に示すように反時
計方向に回転して、左右の把持片52が玉葱27を受け
片29の前部57に押圧してしっかりと把持することが
できる。
【0037】従って、案内切断装置4に案内された玉葱
27は、左右のガイドレール40により左右方向におい
て適正位置に案内され、しかも受け具3によってしっか
りと把持されながら前方へ進み、左右一対の刃物43、
43に押しつけられて、玉葱27の両端部のへた等が切
断される。切断されたへた等はすぐ下方に落下される
か、薄皮一枚でくっついていても、さらに前方に進みな
がら左右の取り除き板44により取り除かれる。
【0038】受け具3が案内切断装置4を通り過ぎる際
に、従動片51は、従動片ガイド盤56の上面から離
れ、引っ張りばね55の弾力によってクランク片50及
び支軸9とともに、図4(a)に示す元の位置に回転し
て戻る。この結果、把持片523で押圧され把持されて
いた玉葱27は、その把持が解かれ、さらに前方に搬送
され、ベルトコンベア2の前端部から自重で排出シュー
ト26上に落下され、排出フード67内を通過して外部
に排出される。
【0039】以上が、全体的な作用であるが、大きな寸
法の玉葱27が受け具3に載置されてベルトコンベア2
で案内切断装置4内に送り込まれた場合は、左右のガイ
ドレール40も外側方に開くように押圧され、摺動台3
6は圧縮コイルばね37の弾性力に抗して摺動レール3
4上を外側方に移動する。これにより、摺動台36とと
もに、ガイドレール40、刃物43及び取り除き板44
も同時に外側方に若干移動する。
【0040】又、上記のとおり、従動片51が従動片ガ
イド盤56に案内されることで把持片52が引っ張りば
ね55に抗して玉葱27を把持する方向に回転する。こ
の結果、大きな寸法の玉葱27は、左右のガイドレール
40により押圧されて一対の刃物43の中心に正確に位
置決めされながら、しかも受け具3でしっかりと把持さ
れながら前方に進行し、左右の刃物43に対して送られ
て切断される。これにより、玉葱27は、切断の際に受
け具3内で滑って回転したりすることなく、しかもその
両端部を正確に位置決めされてスムースに切断される。
なお、刃物43は刃面は青竜刀のように湾曲面が形成さ
れているので切れ味も優れている。
【0041】作業者が誤ってベルトコンベア2の受け具
3に着ている衣服の袖口の引っ掛けて手を事故防止用フ
ード25内に巻き込まれそうになった場合、巻き込み防
止用センサ24でこれを検知し、ベルトコンベア2を緊
急停止することができる。又、切断作業中事故防止用フ
ード25内にゴミが入ってしまったのでこれを取り出す
ために、事故防止用フード25を図8(b)のように開
くと、マイクロスイッチ64が作動し、これによりベル
トコンベア2が自動的に緊急停止し、切断部に作業者が
巻き込まれる事故が防止される。
【0042】以上、本発明の実施の形態を実施例に基づ
いて説明したが、本発明はこのような実施例に限定され
るものではなく、特許請求の範囲の請求項に係る発明の
技術的範囲内でいろいろな実施例があることは言うまで
もない。
【0043】例えば、受け具において把持片52を非把
持方向に付勢するばねとして、上記実施例では引っ張り
ばね55を利用したが、引っ張りばねでなくても、支軸
49にその一端を固定し周囲に配設したねじりばねの他
端を受け片29に固定し、このねじりばねにより支軸4
9及び把持片52を受け片29に対して非把持方向に付
勢力を付与するような構成としてもよい。
【0044】さらに、例えば、大きさの揃えた果実又は
野菜を切断する場合は、摺動台やガイドレール等設ける
ことなく、予め適宜幅に設定された一対の刃物に対し
て、受け具により野菜又は果実をしっかりと把持して刃
物に対して送るような構成でもよい。
【0045】
【発明の効果】以上の構成から成る本発明に係る野菜・
果実切断装置によれば次のような効果を奏する。 (1)通常は開放方向に弾力的に付勢された把持片を有
する簡単な構造の受け具で、野菜又は果実を十分把持し
ながら刃物に案内することができるから、丸みのある野
菜や果実であってもその両端部を、滑ったりすることな
く、スムースな切断することができる。
【0046】(2)切断される野菜や果実の寸法に多少
のばらつきがあっても、左右から案内ガイドレールで弾
力的に野菜や果実を押接して案内するような構成となっ
ているから、野菜や果実の寸法に柔軟に対応して、切断
部で玉葱27を十分に把持しながら案内することを可能
とする。さらに、固定刃物の刃面を湾曲カーブを付与し
て、切れ味をよくする。
【0047】(3)赤外線センサ及び事故防止用フード
を設けて、作業者が誤って危険な動作を行うと自動的に
ベルトコンベアを停止するから、ベルトコンベア又は切
断部に巻き込まれる危険を完全に防止することができ、
パートタイマ等熟練作業者でなくても安全に作業を行う
ことができる。
【0048】(4)本発明は、玉葱の両端部のへた等の
切断以外に、レモン、夏みかん、メロン、カボチャその
他の球状、楕円状等丸みのある野菜や果実の切断に適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の全
体の側面図を示している。
【図2】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の切
断部の平面を示す図である。
【図3】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の切
断部を後方から見た図である。
【図4】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の受
け具の側面図及び後方から見た図である。
【図5】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の受
け具及び従動片ガイド盤を示す図である。
【図6】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の受
け具及び従動片ガイド盤の関係的構成を説明する図であ
る。
【図7】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の受
け具の側面図及び後方から見た図である。
【図8】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の事
故防止手段を説明する図である。
【図9】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の作
用を説明する図である。
【符号の説明】
1 野菜・果実切断装置 2 ベルトコンベア 3 受け具 4 案内切断装置 5 事故防止手段 7 左側板 8 右側板 11 コンベアベルト 17 モータ 24 巻き込み防止用センサ 25 事故防止用フード 26 排出シュート 27 玉葱 33 傾斜台 34 軌道 35 リニア摺動ベアリング 36 摺動台 37 圧縮コイルばね 40 ガイドレール 41 刃物取付台 43 刃物 44 取り除き板 49 支軸 50 クランク片 51 従動片 52 把持片 53 連結軸 54 ばね取付軸 55 引っ張りばね 56 従動片ガイド盤 63 ヒンジ 64 マイクロスイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベアと、該ベルトコンベア
    の長手方向に隔設され、野菜又は果実を一つづつ受け入
    れる複数の受け具と、上記ベルトコンベアの搬送路の途
    中に設けられ、上記野菜又は果実を案内して両端部を切
    断する案内切断装置と、を備えた野菜・果実切断装置で
    あって、 上記受け具は、上記野菜又は果実を載置する逆への字型
    の受け片と、該逆への字型の受け片に回転可能に取り付
    けられた支軸と、該支軸に固着され上記受け片に対して
    回転可能な把持片と、該支軸の一端に取り付けられた従
    動片と、上記受け片に対して上記把持片を弾力的に非把
    持方向に付勢するばねとを備えており、 上記案内切断装置は、上記ベルトコンベアの側方におい
    て搬送路の方向に沿うように設けられた従動片ガイド盤
    と左右一対の刃物を有し、 上記ベルトコンベアによって受け具が上記案内切断装置
    に進入し、上記従動片が上記従動片ガイド盤により案内
    されることで上記支軸及び把持片が上記ばねの弾力に抗
    して回転し野菜又は果実を上記受け片に対して押圧して
    把持するすることを特徴する野菜・果実切断装置。
  2. 【請求項2】 ベルトコンベアと、該ベルトコンベア
    の長手方向に隔設され、野菜又は果実を一つづつ受け入
    れる複数の受け具と、上記ベルトコンベアの搬送路の途
    中に設けられ、上記野菜又は果実を案内して両端部を切
    断する案内切断装置と、を備えた野菜・果実切断装置で
    あって、 上記受け具は、上記野菜又は果実を載置する逆への字型
    の受け片と、該逆への字型の受け片に回転可能に取り付
    けられた支軸と、該支軸に固着され上記受け片に対して
    回転可能な把持片と、該支軸の一端に取り付けられた従
    動片と、上記受け片に対して上記把持片を弾力的に非把
    持方向に付勢するばねとを備えており、 上記案内切断装置は、上記ベルトコンベアに対して幅方
    向両側に左右一対設けられた摺動台と、上記ベルトコン
    ベアの側方において搬送路の方向に沿うように設けられ
    た従動片ガイド盤とを有し、 上記一対の摺動台は、夫々上記ベルトコンベアの幅方向
    に摺動可能、且つ上記ベルトコンベアのベルトの中心に
    向かって弾性力が付与されており、しかも上記摺動台に
    は、上記野菜又は果実を両側から支持するガイドレール
    と、左右一対の刃物とが設けられており、 上記ベルトコンベアによって受け具が上記案内切断装置
    に進入し、上記従動片が上記従動片ガイド盤により案内
    されることで上記支軸及び把持片が上記ばねの弾力に抗
    して回転し野菜又は果実を上記受け片に対して押圧して
    把持するすることを特徴する野菜・果実切断装置。
  3. 【請求項3】 上記案内切断装置の上流側に隣接し
    て、上記ベルトコンベアを覆う事故防止用フードが設け
    られ、該事故防止用フードの上流側に隣接し、人が接近
    すると検知する巻き込み防止用センサが設けられ、 上記事故防止用フードは、上記ベルトコンベアを露出す
    るように開放可能に取り付けられており、 上記自己防止用フードを開放するか、上記巻き込み防止
    用センサが人の接近を検知すると自動的に上記ベルトコ
    ンベアの動作が停止するように構成されていることを特
    徴とする請求項1又は2記載の野菜・果実切断装置。
  4. 【請求項4】 上記摺動台には、上記刃物で切断され
    た野菜又は果実の両端部を取り除く左右一対の取り除き
    板が設けられており、上記刃物は湾曲状の刃面を有し、
    且つベルトコンベアの進行方向に向かって下方に傾斜し
    て設けられていることを特徴とする請求項1、2又は3
    記載の野菜・果実切断装置。
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