JP2002017325A - 野菜・果実切断装置 - Google Patents

野菜・果実切断装置

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JP2002017325A
JP2002017325A JP2000208839A JP2000208839A JP2002017325A JP 2002017325 A JP2002017325 A JP 2002017325A JP 2000208839 A JP2000208839 A JP 2000208839A JP 2000208839 A JP2000208839 A JP 2000208839A JP 2002017325 A JP2002017325 A JP 2002017325A
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belt conveyor
cutting device
guide
vegetables
vegetable
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JP2000208839A
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Ichiro Yokota
一郎 横田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 野菜や果実を十分把持しながら案内し
滑ったりすることなく、スムースに両端部の切断を可能
とする。 【解決手段】 ベルトコンベア2に取り付けた受け具
3に入れた野菜又は果実27を、上方から弾力的に複数
の可動案内ローラ53及び案内ベルト57で押圧しなが
ら、両側からガイドレール40で弾力的に支持案内し、
野菜又は果実27の左右両端部を左右一対の刃物で切断
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玉葱の両端部のへ
た等の部分のような、野菜や果実の両側の部分を切断す
る野菜・果実切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、給食センタ、コンビニ等が発達
し、大量の調理をする機会が増えており、従来、野菜や
果実をベルトコンベアや回転ドラムで搬送しながら切断
する装置が使用されているいる。ところで、野菜や果実
の両端部や両端のへた等の部分の切断は、自動的には切
断しにくいために手作業する場合が多く、労力を要す
る。これを解決するために、最近は、いろいろな装置が
開発されている。本発明者は、ベルトコンベアで玉葱を
搬送しながら、両端部のへた等を切断する玉葱の切断装
置の開発に鋭意取り組んできた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】玉葱の両端部にある突
出したへた等を切断するには、ベルトコンベアで玉葱を
搬送し、左右一対の固定切断刃で切断する機構にすれば
よいが、玉葱等のほぼ球状、楕円状の丸みのある野菜や
果実は切断する際には、その野菜や果実を十分押さえて
いないと回転して滑ってしまいスムースに切断できな
い。又、玉葱の寸法もばらつきがあり、切断部で大きい
玉葱を支持するように調節すると、小さい玉葱が十分支
持できない。これらの問題があるために、玉葱の両端部
のへたの切断等はなかなか自動化乃至実用化されていな
いのが現状である。
【0004】そして、このような野菜や果実の切断装置
は、切断刃、ベルトコンベア等を有するから、その作業
に際して少なからず危険を伴う。しかし、このような野
菜や果実の切断装置は、熟練作業者だけでなく、パート
タイマー等の未熟練者により行われる機会も多い。よっ
て、安全面の防備が十分でなくてはならないが、工作機
械等に比べると、この面での対策が比較的遅れている傾
向がある。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決すること
を目的とするものであり、次の点を具体的な課題とす
る。 (1)丸みのある野菜や果実のへた等の部分を切断する
際に、野菜や果実を十分押さえて滑ったりすることを防
止してスムースな切断を可能とする。又、野菜や果実の
寸法に多少のばらつきがあっても、それに対応して切断
部で十分に支持可能とする。さらに、固定切断刃の刃面
に湾曲カーブを付与して、切れ味をよくする。 (2)ベルトコンベア及び切断部に巻き込まれる危険を
完全に防止する、簡単な構造の安全装置を実現する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、ベルトコンベアと、該ベルトコンベアの
長手方向に隔設され、野菜又は果実を一つづつ受け入れ
る複数の受け具と、上記ベルトコンベアの搬送路の途中
に設けられ、上記野菜又は果実を案内して両端部を切断
する案内切断装置とを備えた野菜・果実切断装置であっ
て、上記案内切断装置は、上記ベルトコンベアの搬送路
の方向に沿うように定置された案内ローラ取付板と、上
記ベルトコンベアに対して幅方向両側に左右一対設けら
れた摺動台を有し、該一対の摺動台は、夫々上記ベルト
コンベアの幅方向に摺動可能、且つ上記ベルトコンベア
のベルトの中心に向かって弾性力が付与されており、上
記案内ローラ取付板には、凹状湾曲面の周面を有する複
数の可動案内ローラと、該複数の可動案内ローラにエン
ドレスに掛け渡された案内ベルトとが設けられており、
上記複数の可動案内ローラは、上記ベルトコンベアによ
り搬送される上記野菜又は果実に対して上方から弾力的
に押圧するように付勢されており、且つその回転軸心の
位置が移動可能であり、上記摺動台には、上記野菜又は
果実を両側から支持するガイドレールと、左右一対の刃
物とが設けられていることを特徴とする野菜・果実切断
装置を提供する。
【0007】上記案内切断装置の上流側に隣接して、上
記ベルトコンベアを覆う事故防止用フードが設けられ、
該事故防止用フードの上流側に隣接し、人が接近すると
検知する巻き込み防止用センサが設けられ、上記事故防
止用フードは、上記ベルトコンベアを露出するように開
放可能に取り付けられており、上記自己防止用フードを
開放するか、上記巻き込み防止用センサが人の接近を検
知すると自動的に上記ベルトコンベアの動作が停止する
ように構成してもよい。
【0008】上記摺動台には、上記刃物で切断された野
菜又は果実の両端部を取り除く左右一対の取り除き板が
設けられており、上記刃物は湾曲状の刃面を有し、且つ
ベルトコンベアの進行方向に向かって下方に傾斜して設
けられている構成としてもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る野菜・果実切断装置
の実施の形態を実施例に基づいて図面を参照して説明す
る。本発明は、玉葱等の野菜やレモン等の果実の両端部
を切断する野菜・果実切断装置であるが、実施例として
玉葱の両端部のへた等を切り落とす玉葱の切断装置につ
いて、図1〜5において説明する。
【0010】図1は全体構成を説明する側面図である。
本発明に係る野菜・果実切断装置1は、ベルトコンベア
2と、ベルトコンベア2の長手方向(進行方向)に間隔
を置いて取り付けられ(隔設され)、切断される玉葱2
7を一つづつ受け入れる複数の受け具3と、玉葱27を
案内しその両端部(図3(b)において、切断する両端
部を示しているので参照。)を切断する案内切断装置4
と、安全手段5とを備えている。
【0011】図1〜3において、左右前後に立設される
車輪付き4本の支持脚6で、左側板7及び右側板8が支
持されて設けられている。この左右側板7、8の間であ
って前後端に、前部チェーンホイール9及び後部チェー
ンホイール10が設けられている。この前部チェーンホ
イール9と後部チェーンホイール10によって、ベルト
コンベア2のエンドレスのコンベアベルト11が走行可
能に支持されている。
【0012】コンベアベルト11は、図3(b)、
(c)、図4の破断部内に示すように、チェーン12に
スチール等の材料で形成された連節板13が取り付けら
れた周知の金属製のコンベア用のベルトである。
【0013】前部チェーンホイール9の回転軸の左端に
は、スプロケット15(図2参照。)が固着されてい
る。そして、左右側板7、8の前端部には前端部フレー
ム16が取り付けられ、この前端部フレーム16上にモ
ータ17が配設され、モータ17の出力スプロケット1
8から駆動力がチェーン19を介してスプロケット15
に伝達され、前部チェーンホイール9が回転し、コンベ
アベルト11を図1において時計針方向に回転走行する
ように構成されている。
【0014】左右側板7、8の下方には、ベルトコンベ
ア2の戻り行程のコンベアベルト11を隠すための左右
側壁20及び底板21が取り付けられている。又、左右
側板7、8の前端及び後端には前部フード22及び後部
フード23が取り付けられており、いずれもコンベアベ
ルト11を覆っている。そして、ベルトコンベア2の走
行路途中には、上流から下流に向けて、巻き込み防止用
センサー24、事故防止用フード25、案内切断装置
4、排出シュート26が順次配設されている。排出シュ
ート26は、切断された玉葱27をベルトコンベア2か
ら外に排出するシュートであり、左右側板7、8にブラ
ケット28を介して前方に向けて下方に傾斜して取り付
けられている。
【0015】ベルトコンベア2には、前述のとおり、そ
の長手方向に一定間隔をおいて、複数の受け具3が取り
付けられている。受け具3は、図3(b)、(c)に示
すように、左右一対のほぼ逆への字型の受け片29が支
持板30に溶着されて構成されている。この受け具3
は、支持板30がベルトの連節板13にねじ止めされて
取り付けられている。受け具3は、玉葱27を図4
(b)、(c)に示すように、受け入れて支持し、ベル
トコンベア2で搬送する。
【0016】案内切断装置4について図2〜4で詳述す
る。図2は、案内切断装置4の平面図であり、図3は、
案内切断装置4の要部を後方(上流側)から見た図であ
る。左右側板7、8の夫々の上面に水平支持板31が固
定されており、この水平支持板31にリブ32を介して
傾斜台33が取り付けられている。
【0017】傾斜台33には前後一対の軌道34が設け
られ、この軌道34上をリニア摺動ベアリング35を介
して摺動台36が摺動可能に設けられている。これによ
り、ベルトコンベア2を挟んで左右に摺動台36が左右
方向(ベルトコンベアの幅方向)に摺動可能に設けられ
ている。傾斜台33と摺動台36の間には適宜圧縮力を
有する圧縮コイルばね37が介装されており、摺動台3
6を常時ベルトコンベア2の中心側に付勢している。な
お、このようなばねでなくても、重錘で摺動台36を常
時ベルトコンベア2の中心側に付勢するような構成とし
てもよい。
【0018】左右の傾斜台33は、夫々その内側に垂直
壁38が立設され、この垂直壁38から前後上下4本の
水平支持杆39が内側方向(ベルトコンベア2の中心
側)に向かって伸びるようにねじにより調節自在に固定
されている。上下夫々の前後の水平支持杆39の内側端
で、玉葱27を案内する上下のガイドレール40を水平
に支持している。左右の上下のガイドレール40は、夫
々後方(上流側)に向かって拡開するように屈曲されて
いる。
【0019】これにより、ベルトコンベア2の上方に、
後端部が拡開した左右二対のガイドレール40が、ベル
トコンベア2の中心方向に圧縮コイルばね37により弾
力的に付勢され、且つ左右方向に可動に取り付けられて
いる。ベルトコンベア2に取り付けられた受け具3は、
左右のガイドレール40の間を通過し、玉葱27を左右
のガイドレール40で案内されるように搬送することが
できる。
【0020】左右の摺動台36の垂直壁38には、夫々
刃物取付台41が取り付けられている。この刃物取付台
41には、二本の刃物取付杆42がベルトコンベア2の
中心方向に向かって水平に取り付けられており、この内
側端に左右の刃物43が固定されている。この左右の刃
物43は、夫々左右のガイドレール40のほぼ前方延長
線上に位置して配設されており、摺動台36が左右方向
に摺動しガイドレール40が移動するとともに、同じ位
置関係で左右方向(ベルトコンベアの幅方向)に移動す
る。
【0021】刃物43は、図4に示すように後方(上流
側)に高く前方(下流側)に低い位置となるように刃物
取付杆42に取り付けられており、刃物43の刃面は青
竜刀のように湾曲状に形成されている。さらに、左右の
摺動台36の垂直壁38には、夫々玉葱27の両端部の
へた等の切り落とし部を切断後に確実に取り除く(掻き
落とす)ための取り除き板44が取り付けられている。
排出シュート26には、左右側壁を有するトンネル状の
排出フード67が取り付けられている。
【0022】図3において、左右側板7、8の間に水平
支持部材45が架設されており、この支持部材45上に
ベルトコンベア2用の左右軌道46が固定されている。
ベルトコンベア2のチェーン12上に取り付けられた連
節板13は、この軌道上を摺動して前後方向に移動す
る。水平支持部材45にベルトコンベア2の戻り行程の
案内通路を画成する左右の案内壁47が取り付けられて
いる。
【0023】図2、3において、左側板7の外面に傾斜
台33を前後方向に挟むように、前後L型部材48、4
8が固定されており、前後L型部材48、48の上部に
コンベアベルト11の中心方向に向かって伸びる前後支
持板49、49が固定されている。この前後支持板4
9、49の内側端には、案内ローラ取付板50が、前後
方向に伸びるように垂直に固定されている。
【0024】案内ローラ取付板50には、図4示すよう
に、後端部に定位置ローラ51が、コンベアベルト11
の真上に位置して回転可能に軸支されている。さらに、
案内ローラ取付板50には、ほぼへの字型の複数のレバ
ー52及び前端部のレバー56がその中心部で枢着され
て前後方向に隔設されている。各レバー52は、その下
端部に可動案内ローラ53がコンベアベルト11の真上
に位置して回転可能に軸支されており、その上端は引っ
張りばね54を介して案内ローラ取付板50に固定され
た取付片55に取り付けられている。
【0025】これにより、常時、可動案内ローラ53
は、図4中反時計方向に付勢されており、その下方を通
過する玉葱27を可動案内ローラ53が押しつける方向
に付勢されている。この場合、各レバー52の反時計方
向の限界位置を規制するために規制ピンを案内ローラ取
付板50の表面に適宜、立設してもよい。なお、前端の
レバー56は、その可動案内ローラ53の通常の位置
(自由状態の位置)が後端の定位置ローラ51と同じ高
さとなるように、その枢着位置が適宜決められている。
【0026】定位置案内ローラ51及び複数の可動案内
ローラ53に案内ベルト57が掛け渡される。この案内
ベルト57は、ウレタン等の合成樹脂、布等可撓性の材
料等で形成されている。定位置案内ローラ51及び複数
の可動案内ローラ53、56は、その周面が玉葱27の
丸みにおおざっぱに沿うように凹状湾曲面58に形成さ
れており、ベルトコンベア2で案内切断装置4に送られ
てくる玉葱27が案内ベルト57を介してローラの凹状
湾曲面58におおざっぱに沿うようになり、切断の際の
玉葱27の滑り等を防止しスムースに切断されるように
構成されている。なお、可動案内ローラ53及び案内ベ
ルト57は、コンベアベルト2で搬送される玉葱27に
よって、その摩擦で回転する駆動力のないものでもよい
が、例えば、定位置ローラ51の回転軸に適宜モータ等
を取付けてコンベアベルトとタイミングをとって駆動す
る駆動式のものでもよい。
【0027】図1において、案内切断装置4の上流側に
隣接して事故防止用フード25が設けられている。事故
防止用フード25は、図5に示すように、透明なプラス
チック材の左右側壁59、59’及び頂壁60からほぼ
四角筒状に構成されている。後端(上流側端)にはプラ
スチックの後壁61が設けられ、この後壁61には、受
け具29及び処理される玉葱27が通過するための入口
62が形成されている。この事故防止用フード25は、
作業者が稼働中に誤ってベルトコンベア2に衣服等を引
っ掛けて切断部に巻き込まれて怪我するようなことのな
いような機能を有する。
【0028】このような事故防止用フード25は、左側
板7の上部外面にヒンジ63により開閉可能(覆うこと
が可能であり且つ開放可能)に取り付けられており、通
常は図5(a)に示すようにベルトコンベア2を覆うよ
うに位置している。しかし、メインテナンス等の場合に
は、図5(b)に示すように開くことができる。
【0029】右側板8の上部外面にはマイクロスイッチ
64が付設されており、一方、事故防止用フード25の
右側壁59’の下部外面にマイクロスイッチ64の作動
子65が取り付けられている。そして、図5(b)に示
すようにメインテナンスのために事故防止用フード25
を開くと、マイクロスイッチ64がこれを検知し、ベル
トコンベア2の動作を停止するような電気回路が設けら
れている。
【0030】さらに、事故防止用フード25に隣接して
下流側には一対の支柱66、66が付設されており、こ
の支柱66の上端部内側には赤外線センサ等の巻き込み
防止用センサ24が取り付けられている。巻き込み防止
用センサ24は、赤外線センサ以外に、磁気センサ、静
電気センサ、超音波センサ等周知のセンサ等が利用可能
である。この巻き込み防止用センサ24は、ベルトコン
ベア2に引っ掛けられて作業者の腕が事故防止用フード
25内に巻き込まれるような事故を防止するものであ
り、巻き込み防止用センサ24で検知したら直ちにベル
トコンベア2の動作が停止するような回路構成が設けら
れている。
【0031】以上の構成から成る本発明の実施例の作用
を、玉葱27を切断する作業で説明する。作業を行う場
合は、事故防止用フード25を図1、図5(a)の通常
の状態にして、始動スイッチ(特に図示せず。)により
モータ17を始動し、ベルトコンベア2の動作を開始す
る。作業者は、既に皮をむいた玉葱27を、ベルトコン
ベア2の後端部(下流側)から受け具3に次々と載置す
る。
【0032】受け具3に載置された玉葱27は、ベルト
コンベア2により案内切断装置4に送り込まれる。する
と、案内切断装置4内に送り込まれた玉葱27は、案内
切断装置4においてベルトコンベア2の真上に配設され
た可動案内ローラ53及び案内ベルト57により押圧さ
れながら、左右のガイドレール40、40の拡開部から
その間に進入する。
【0033】そして、案内切断装置4内では、左右のガ
イドレール40、40により左右側方から適宜押圧さ
れ、同時に可動案内ローラ53及び案内ベルト57によ
り上方から押圧されながら前方へ進み、左右一対の刃物
43、43で、玉葱27の両端部のへた等が切断され
る。すると、切断されたへた等はすぐ切り落とされる
か、薄い皮一枚でくっついていても、さらに前方に進み
ながら左右の取り除き板44により取り除かれる。この
ように切断処理された玉葱27は、さらに前方に搬送さ
れ、ベルトコンベア2の前端部から自重で排出シュート
26上に落下され、排出フード67内を通過して外部に
排出される。
【0034】以上が、全体的な作用であるが、大きな寸
法の玉葱27がベルトコンベア2で案内切断装置4内に
送り込まれた場合は、レバー52及び案内ローラは、引
っ張りばね54の弾力に抗して枢着点を中心に図4にお
いて時計方向に回転し、案内ローラ53及び案内ベルト
57は上方に若干退避しながらも玉葱27を下方に引っ
張りばね54の弾力で押圧しながら前方に搬送する。
【0035】大きな寸法の玉葱27がベルトコンベア2
で案内切断装置4内に送り込まれた場合は、左右のガイ
ドレール40も外側方に押圧され、摺動台36はコイル
スプリングの弾性力に抗して摺動レール37上を外側方
に移動する。これにより、摺動台36とともに、ガイド
レール40、刃物43及び取り除き板44も同時に外側
方に若干移動する。
【0036】そして、大きな寸法の玉葱27は、左右の
ガイドレール40により左右から圧縮コイルばね37の
弾力で押圧されながら前方に進行する。従って、大きな
寸法の玉葱27でも上方及び左右側方から押圧されなが
ら正確に位置決めされて左右の刃物43に対して送られ
て切断される。
【0037】ところで、案内ローラはその周面に凹状湾
曲面58が形成されているから、玉葱27の丸みにおお
ざっぱに沿うように案内ベルト57を玉葱27に対して
押しつけることができる。従って、左右の刃物43で切
断する際に玉葱27が受け具3内で滑ったり、転がった
りすることなく、受け具3内に確実に把持されて案内さ
れて刃物43で切断されるから玉葱27の両端部がスム
ースに確実に切断される。又、刃物43は刃面は青竜刀
のように湾曲面が形成されているので切れ味も優れてい
る。
【0038】作業者が誤ってベルトコンベア2の受け具
3に着ている衣服の袖口の引っ掛けて手を事故防止用フ
ード25内に巻き込まれそうになった場合、巻き込み防
止用センサ24でこれを検知し、ベルトコンベア2を緊
急停止することができる。又、切断作業中事故防止用フ
ード25内にゴミが入ってしまったのでこれを取り出す
ために、事故防止用フード25を図5(b)のように開
くと、マイクロスイッチ64が検知し、これによりベル
トコンベア2が自動的に緊急停止し、切断部に作業者が
巻き込まれる事故が防止される。
【0039】以上、本発明の実施の形態を実施例に基づ
いて説明したが、本発明はこのような実施例に限定され
るものではなく、特許請求の範囲の請求項に係る発明の
技術的範囲内でいろいろな実施例があることは言うまで
もない。
【0040】
【発明の効果】以上の構成から成る本発明に係る野菜・
果実切断装置1によれば次のような効果を奏する。 (1)案内ローラは、その周面に凹状湾曲面が形成され
ているから、丸みのある野菜や果実の両端部を切断する
際に、野菜や果実が滑ったりすることなく、十分把持し
ながら刃物に案内することができ、スムースな切断を可
能とする。
【0041】(2)切断される野菜や果実の寸法に多少
のばらつきがあっても、案内ローラ及びガイドレールは
弾力的に野菜や果実を押圧するような構成となっている
から、玉葱に柔軟に対応して、切断部で玉葱27を十分
に把持しながら案内することを可能とする。さらに、固
定刃物の刃面を湾曲カーブを付与して、切れ味をよくす
る。
【0042】(3)赤外線センサ及び事故防止用フード
を設けて、作業者が誤って危険な動作を行うと自動的に
ベルトコンベアを停止するから、ベルトコンベア又は切
断部に巻き込まれる危険を完全に防止することができ、
パートタイマ等熟練作業者でなくても安全に作業を行う
ことができる。
【0043】(4)本発明は、玉葱の両端部のへた等の
切断以外に、レモン、夏みかん、メロン、カボチャその
他の球状、楕円状等丸みのある野菜や果実の切断に適用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の全
体の側面図を示している。
【図2】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の案
内切断装置の平面を示す図である。
【図3】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の案
内切断装置を後方から見た図である。
【図4】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の案
内切断装置の案内ローラを説明する図である。
【図5】本発明に係る野菜・果実切断装置の実施例の事
故防止手段を説明する図である。
【符号の説明】 1 野菜・果実切断装置 2 ベルトコンベア 3 受け具 4 案内切断装置 7 左側板 8 右側板 11 コンベアベルト 17 モータ 24 巻き込み防止用センサ 25 事故防止用フード 26 排出シート 27 玉葱 33 傾斜台 34 軌道 35 リニア摺動ベアリング 36 摺動台 37 圧縮コイルばね 40 ガイドレール 41 刃物取付台 43 刃物 44 取り除き板 50 案内ローラ取付板 51 定位置ローラ 52 レバー 53 可動ローラ 54 引っ張りばね 57 案内レバー 58 凹状湾曲面 63 ヒンジ 64 マイクロスイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトコンベアと、該ベルトコンベア
    の長手方向に隔設され、野菜又は果実を一つづつ受け入
    れる複数の受け具と、上記ベルトコンベアの搬送路の途
    中に設けられ、上記野菜又は果実を案内して両端部を切
    断する案内切断装置とを備えた野菜・果実切断装置であ
    って、 上記案内切断装置は、上記ベルトコンベアの搬送路の方
    向に沿うように定置された案内ローラ取付板と、上記ベ
    ルトコンベアに対して幅方向両側に左右一対設けられた
    摺動台を有し、該一対の摺動台は、夫々上記ベルトコン
    ベアの幅方向に摺動可能、且つ上記ベルトコンベアのベ
    ルトの中心に向かって弾性力が付与されており、 上記案内ローラ取付板には、凹状湾曲面の周面を有する
    複数の可動案内ローラと、該複数の可動案内ローラにエ
    ンドレスに掛け渡された案内ベルトとが設けられてお
    り、上記複数の可動案内ローラは、上記ベルトコンベア
    により搬送される上記野菜又は果実に対して上方から弾
    力的に押圧するように付勢されており、且つその回転軸
    心の位置が移動可能であり、 上記摺動台には、上記野菜又は果実を両側から支持する
    ガイドレールと、左右一対の刃物とが設けられているこ
    とを特徴とする野菜・果実切断装置。
  2. 【請求項2】 上記案内切断装置の上流側に隣接し
    て、上記ベルトコンベアを覆う事故防止用フードが設け
    られ、該事故防止用フードの上流側に隣接し、人が接近
    すると検知する巻き込み防止用センサが設けられ、 上記事故防止用フードは、上記ベルトコンベアを露出す
    るように開放可能に取り付けられており、 上記自己防止用フードを開放するか、上記巻き込み防止
    用センサが人の接近を検知すると自動的に上記ベルトコ
    ンベアの動作が停止するように構成されていることを特
    徴とする請求項1記載の野菜・果実切断装置。
  3. 【請求項3】 上記摺動台には、上記刃物で切断され
    た野菜又は果実の両端部を取り除く左右一対の取り除き
    板が設けられており、上記刃物は湾曲状の刃面を有し、
    且つベルトコンベアの進行方向に向かって下方に傾斜し
    て設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載
    の野菜・果実切断装置。
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