JP3487876B2 - 包装装置 - Google Patents
包装装置Info
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- JP3487876B2 JP3487876B2 JP14448293A JP14448293A JP3487876B2 JP 3487876 B2 JP3487876 B2 JP 3487876B2 JP 14448293 A JP14448293 A JP 14448293A JP 14448293 A JP14448293 A JP 14448293A JP 3487876 B2 JP3487876 B2 JP 3487876B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被包装物(例えばレタ
スやキャベツ等の野菜、又はメロンやリンゴ等の果物)
を、包装シートにて包む農作物用の包装装置に関する。 【0002】 【従来の技術】前述のような包装装置として、例えば特
開平3−133710号公報に開示されているようなも
のがある。この包装装置では、包装シート載置用で被包
装物が落ち込む開孔(前記公報の第1図中の8)を設け
た包装台を備えて、この包装台に包装シートを置き上方
から開孔内に被包装物を落とし込ませる。これにより、
開孔の外縁にて包装シートが絞られ、被包装物が包装シ
ートに包まれながら下側の支持台(前記公報の第1図中
の58)に支持される。 【0003】この次に前記公報の第4図に示すように支
持台が所定位置まで下降操作され、前記公報の第2図及
び第5図に示すように、両横側に対向して配置された一
対の挟持部材(前記公報の第2図及び第5図中の12,
16)(絞り機構に相当)が被包装物側に進行して来
て、一対の挟持部材により被包装物における包装シート
の上側部分を挟み込んで絞り込み操作する。次に、一対
の挟持部材により挟み込まれた包装シートの上側部分
が、ヒーター(前記公報の第5図中の20)により加熱
されて溶断処理される。そして、この切断による加熱に
より、包装シートの絞り込み上端部が溶着して包装シー
トが開かないように封止されて、一回の包装が完了する
のである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前述の包装装置におい
ては、包装シートの上側部分の切断後の加熱により、包
装シートを溶着し開かないように封止している。この場
合、溶着処理中の熱が被包装物側に伝わって被包装物が
傷められるおそれがあるので、近年ではこの加熱溶着処
理に代えて、透明の粘着テープを包装シートの絞り込み
上端部に貼り付けて包装シートを開かないように封止す
ることが提案されている。このような粘着テープはロー
ル状に巻かれている場合が多いので、ロール状の本体か
ら粘着テープの先端を所定長さ引き出して切断し、この
所定長さに切断された粘着テープを包装シートの絞り込
み上端部に貼り付けると言うような操作を行う機構を備
えることになる。 【0005】この場合、粘着テープは消耗品である為
に、この粘着テープが消耗すると新しい粘着テープに交
換する必要がある。本発明は包装シートの封止用として
透明の粘着テープを使用する包装装置において、粘着テ
ープが消費されて交換しなければならない状態になった
ことがすぐに検出されるように、又この検出が誤検出な
く正確に行えるように構成することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな包装装置において、次のように構成することにあ
る。つまり、包装シート載置用で被包装物が落ち込む開
孔を備えた包装台を備えて、上方から開孔内に被包装物
を落とし込むと、この開孔の外縁にて包装シートが絞ら
れて被包装物が包装シートに包まれるように構成し、包
装シートに包まれながら開孔内に落ち込んだ被包装物を
下側から支持する支持台と、この支持台上の被包装物に
おける包装シートの上側部分を横方向から挟み込んで絞
り込む絞り機構と、この絞り部分より上方の包装シート
の上側部分を切り取る切断機構とを備え、ロール状に巻
かれた透明の粘着テープを支持する支持部と、ロール状
の本体から引き出された粘着テープの先端が貼り付けら
れることによりこの粘着テープの先端を仮保持する保持
部と、保持部に貼り付けられた粘着テープの先端を挟持
して粘着テープのロール状の本体を回転させながら粘着
テープを引き出す保持アームと、保持アームにより引き
出された粘着テープを所定長さに切断するカッターとを
備えて、保持アームにより引き出されて所定長さに切断
された粘着テープが、上側部分の切断後における包装シ
ートの絞り込み部分上端部に貼り付けられるように、保
持アームを作動させる操作手段とを備えると共に、支持
部と保持部との間の粘着テープの部分の位置に、粘着テ
ープに検出光を投射する発光器と、粘着テープを透過し
た検出光を受光する受光器とを配置し、発光器からの検
出光が受光器に受光されないと、支持部に支持されてい
るロール状の粘着テープが無くなったと判断する制御手
段と、保持アームが粘着テープの引き出しを開始してか
ら、カッターが粘着テープを所定長さに切断し、この切
断から設定時間が経過するまでの間は、発光器及び受光
器による粘着テープの検出を無視する牽制手段とを備え
てある。 【0007】 【作用】 〔I〕本発明のように構成すると例えば図2に示すよう
に、粘着テープ4が消耗されていない通常の状態におい
て発光器21から投射された検出光は、支持部6と保持
部37の間の透明の粘着テープ4を透過して、受光器2
2に受光される(図2の構成では発光器21からの検出
光が反射部23に反射して、粘着テープ4を再び透過し
受光器22に受光される)。このように、発光器21の
検出光が受光器22に受光されている状態では、粘着テ
ープ4は最後まで消費されていないと判断される。 【0008】粘着テープ4は例えば図6に示すように、
ロール24に不透明のリーダーテープ26を巻き付け、
このリーダーテープ26の先端に透明の粘着テープ4を
接続して、この粘着テープ4をロール24に巻き付けて
いる場合が多い。従って、粘着テープ4が最後まで消費
されると、リーダーテープ26がロール24から引き出
されてくる。これにより、図2に示す状態において粘着
テープ4が最後まで消費されて、リーダーテープ26ま
でが引き出されると、発光器21からの検出光がリーダ
ーテープ26により遮断されるか又は散乱されて、検出
光が受光器22に受光されない状態になる。このような
状態になると、粘着テープ4が最後まで消費されたと判
断されるのである。 【0009】〔II〕例えば図9に示すように、保持ア
ーム33により粘着テープ4の先端を挟持して粘着テー
プ4を引き出す場合、支持部6(図2参照)に支持され
た粘着テープ4のロール24(図6参照)を回転させる
ようにして、粘着テープ4が引き出されていくので、図
2の支持部6と保持部37との間で粘着テープ4が上下
に波打つような状態になる。従って、この状態で発光器
21及び受光器22による粘着テープ4の検出を行う
と、粘着テープ4の波打ち現象によって透明な粘着テー
プ4であっても、発光器21の検出光が遮断され散乱さ
れて、検出光が受光器22に受光されず、粘着テープ4
が最後まで消費されたと誤判断されてしまうことがあ
る。 【0010】そこで本発明では、保持アーム33により
粘着テープ4の引き出しが開始されてから、カッター3
5aが粘着テープ4を切断し、この切断から設定時間が
経過するまでの間は、発光器21及び受光器22による
粘着テープ4の消費の検出は行わない。この場合、カッ
ター35aが粘着テープ4を切断してから設定時間が経
過するまで待てば、引き出しによる粘着テープ4の波打
ち現象が無くなり、切断された粘着テープ4の先端が保
持部37に貼り付けられた状態で、図2に示す保持部3
7と支持部6との間の粘着テープ4(又は図6に示すリ
ーダーテープ26)が静止する。従って、この状態で発
光器21及び受光器22により粘着テープ4の消費の検
出を行えば、粘着テープ4がまだ在るのか、粘着テープ
4が最後まで消費されてリーダーテープ26が引き出さ
れてきたのかが、正確に検出される。 【0011】 【発明の効果】本発明のように、粘着テープの構成(不
透明のリーダーテープを備えていること)を有効に利用
して、粘着テープが最後まで消費されたことを検出でき
るようになり、粘着テープが無くなったのにそのまま包
装作業を続行することによる包装不良等の不具合を未然
に防止することができた。そして、粘着テープが引き出
され切断される際に粘着テープが不安定な状態になって
いるので、この不安定な状態を避けて検出を行うことに
より、粘着テープの消費の検出が確実に行えて、検出精
度を向上させることができる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)先ず、本発明の包装装置における包装の全体の流
れについて、図13(イ)から図15(ハ)及び図1
6,17,18により説明する。図13(イ)に示すよ
うに前回の包装の終了後、所定長さに切断された1枚の
包装シート1が包装台2に載置される(ステップS2
8)。そして、被包装物Aを包装台2の開孔2a内に押
し込んで落とし込ませると(ステップS5)、被包装物
Aが包装シート1に包まれながら下方の支持台3内に落
ちる。 【0013】この状態で起動スイッチ(図示せず)を作
業者が押し操作すると(ステップS6)、図13(ロ)
に示すように支持台3に備えられた左右一対の保持アー
ム15が、被包装物A側に揺動操作されて被包装物Aを
保持し(ステップS7)、支持台3及び保持アーム15
が後述する挟持部材14の下側の所定位置まで下降操作
されて停止し(ステップS8)、開孔2aの外縁で包装
シート1が絞られる。この場合、ゴム板状の複数の補助
絞り部材11が開孔2aの下側に被包装物Aを取り囲む
ように設けられており、補助絞り部材11により包装シ
ート1がさらに良く絞られる。 【0014】次に、保持アーム15が少しだけ左右に開
き操作され(ステップS9)、包装台2の下側に配置さ
れている一対の挟持部材14(絞り機構に相当)及び補
助挟持部材18が、図13(ハ)及び図14(イ)に示
すように包装シート1側に進行して、包装シート1の上
側部分1aを小さく絞り込む(ステップS10)。これ
により、被包装物Aが包装シート1に略完全に包まれ
る。この後、図14(イ)に示すように一対の円盤カッ
ター28(切断機構に相当)が、挟持部材14と補助挟
持部材18の間を進行してきて包装シート1の上側部分
1aが切り取られると同時に、支持台3が少し持ち上げ
操作されて、被包装物Aが挟持部材14の下面に上向き
に押圧される(ステップS17)。そして、噴射ノズル
16から圧縮空気が噴射されて、切り取られた包装シー
ト1の上側部分1aが円盤カッター28から吹き飛ばさ
れる(ステップS18)。 【0015】次に、図14(ロ)に示すように所定長さ
に切断された粘着テープ4が、包装シート1の上端及び
挟持部材14の端部に亘って置かれ(ステップS1
9)、図14(ハ)に示すようにスポンジ部材19によ
り粘着テープ4が上側から押圧される(ステップS2
0)。そして、スポンジ部材19により粘着テープ4を
押圧した状態で、図15(イ)に示すように一対の挟持
部材14が開き操作され(ステップS21)、再びスポ
ンジ部材19が被包装物A側に押圧操作されて(ステッ
プS22)、粘着テープ4が確実に包装シート1に密着
するようにする。 【0016】このようにして一回の包装が終了するので
あり、この後に図15(ロ)に示すように保持アーム1
5が左右に開き操作され(ステップS23)、支持台3
が横倒れ姿勢に切換操作されて、支持台3の被包装物A
がすべり台20に放出されて回収される(ステップS2
4)。以上のようにして包装の終了した被包装物Aの状
態を、図15(ハ)に示す。そして、支持台3及び保持
アーム15が図13(イ)に示す元の位置に上昇操作さ
れ(ステップS25)、次の包装用の新たな包装シート
1が包装台2に引き出されて、所定長さに切断されるの
であり(ステップS28)、これで最初の状態に戻る。 【0017】(2)次に、粘着テープ4の引き出し用の
保持アーム33や、粘着テープ4を所定長さで切断する
カッター35a等の構造について説明する。図7及び図
12(イ)(ロ)、図14(ハ)に示すように、支持フ
レーム25に粘着テープ4用の硬質ゴム製の保持部材3
2が固定されており、粘着テープ4用の保持ローラー3
3a(表面をローレット加工)を備えた天秤状の保持ア
ーム33が、支持フレーム25の横軸芯P4周りに揺動
自在に、バネ(図示せず)にて図7の紙面時計方向に付
勢されて支持されている。そして、粘着テープ4用の押
さえローラー34aを備えた天秤状の押さえアーム34
が、支持フレーム25の横軸芯P5周りに揺動自在に、
バネ(図示せず)にて図7の紙面反時計方向に付勢され
て支持されている。 【0018】図7に示すように保持アーム33の紙面右
端が上側から乗って案内される第1カム面38、及び第
1カム板39(横軸芯P7周りに揺動自在で下方に付
勢)が設けられ、押さえアーム34の紙面右端が下側か
ら接当して案内される第2カム面40、及び第2カム板
41(横軸芯P8周りに揺動自在で上方に付勢)が設け
られている。 【0019】これに対し後述する支持部材5(図1参
照)の支持部7の横軸芯P6周りに、側面視L字状のカ
ッターアーム35が揺動自在に支持され、このカッター
アーム35の先端に粘着テープ4用のカッター35aが
固定されている。そして、図7に示す姿勢からカッター
アーム35が紙面右方及び左方に揺動しても、図7に示
す姿勢に戻すコイル式のバネ36が備えられており、カ
ッターアーム35の姿勢を決めるストッパー等は設けら
れていない。バネ36は自由長さよりも引き延ばされた
状態で取り付けられているので、バネ36が最も収縮す
る図7に示す状態でカッターアーム35が安定する。 【0020】(3)次に、図17及び図18のステップ
S11からステップS19までに示される粘着テープ4
の引き出し及び所定長さでの切断、被包装物Aへの貼り
付けの流れについて説明する。図7に示す状態は、一回
の包装が完了して紙面左端に位置していた支持フレーム
25が紙面右方に戻ってくる状態であり、保持部37
(後述する図1の支持部材5に固定)に粘着テープ4の
先端が貼り付いて、カッター35aが上昇している状態
である。図7に示す状態から支持フレーム25がさらに
紙面右方に移動してくると、図8に示すように、第1カ
ム板39への乗り上げ作用により保持アーム33が紙面
反時計方向に揺動操作されて、押さえローラー33aが
保持部37の下側を通過し、支持フレーム25に固定の
保持部材32は保持部37の上側を通過する。そして、
押さえアーム34が第2カム面40の押し下げ作用によ
り紙面時計方向に揺動操作され、押さえローラー34a
が保持部37の上側を通過する。 【0021】そして、図8に示すように支持フレーム2
5に固定されている押し接当部25aが、カッターアー
ム35のローラー35b(図5参照)に接当してカッタ
ーアーム35も紙面右方に揺動操作されるが、押し接当
部25aが通過すればバネ36の作用でカッターアーム
35は図7に示す姿勢に戻る。この後、図9に示すよう
に保持アーム33の紙面右端が第1カム板39から外れ
て、保持アーム33が紙面時計方向に揺動する。これに
より、保持アーム33の保持ローラー33aが粘着テー
プ4の先端を下側から持ち上げて保持部37から外し、
保持部材32と保持ローラー33aにて粘着テープ4の
先端が挟持される。 【0022】そして、この図9に示す状態が図12
(イ)及び図14(イ)に示す状態に対応しており、こ
の状態から支持フレーム25が紙面左方に進行して行く
(ステップS11)。これによって図12(イ)(ロ)
及び図14(イ)に示すように、円盤カッター28によ
る包装シート1の上側部分1aの切断が行われると共
に、支持フレーム25に固定されたローラー31により
補助挟持部材18が左右に押し広げられていく。これ
は、この後に行われる粘着テープ4の貼り付け等の工程
において、補助挟持部材18が邪魔にならないようにす
る為である。 【0023】次に図10に示すように支持フレーム25
が紙面左方に進行していくと、前述のように円盤カッタ
ー28による包装シート1の上側部分1aの切断が行わ
れると同時に、保持部材32と保持ローラー33aにて
粘着テープ4が紙面左方に引き出される。そして、ある
程度の長さに粘着テープ4が引き出されると、図10及
び図5に示すように、支持フレーム25の押し操作部2
5aがカッターアーム35のローラー35bに接当し
て、カッターアーム35を図10の紙面左方に押してい
く。これにより、カッターアーム35が下方に揺動操作
されて、カッター35aにより粘着テープ4が保持部3
7にて切断される(ステップS12)。 【0024】図11に示すように支持フレーム25が紙
面左方にさらに進行して、保持部材32と保持ローラー
33aにて挟持されている粘着テープ4が、挟持部材1
4の上側に達すると、押さえアーム34の紙面右端が第
2カム板41から外れて紙面反時計方向に揺動し、押さ
えローラー34aが粘着テープ4を挟持部材14の端辺
部、及び上側部分1aが切断された包装シート1の絞り
込み上端部に押し付ける(図12(ロ)参照)。 【0025】そして、保持アーム33が第1カム面38
の作用により少し反時計方向に揺動操作されて、保持ロ
ーラー33aが保持部材32より下方に離れる。図11
及び図12(ロ)に示す状態にて支持フレーム25が紙
面左方に進行すると、押さえローラー34aにより粘着
テープ4が挟持部材14の端辺部に押し付けられると共
に、粘着テープ4が保持ローラー33aから離れるので
ある(以上、操作手段に相当)。この後、図14(ハ)
に示すようにスポンジ部材19により粘着テープ4が上
側から押圧され、図15(イ)に示すように一対の挟持
部材14が開き操作されて、粘着テープ4が被包装物A
に貼り付けられるのである。 【0026】(4)次に、粘着テープ4の支持構造につ
いて説明する。図1に示すように、単一の支持部材5に
支持部6,7が固定されており、粘着テープ4のロール
状の本体が回動自在に支持部6に支持されている。図1
及び図5に示すように、支持部7の横軸芯P6周りにカ
ッターアーム35が揺動自在に支持されており、カッタ
ーアーム35を図1の姿勢に戻すように付勢するバネ3
6が支持部材5に取り付けられている。そして、支持部
7に保持部37が固定されており、粘着テープ4の先端
がロール状の本体から引き出されカッター35aの下側
を通り、保持部37に貼り付けられて仮保持されてい
る。 【0027】カッターアーム35の横軸芯P6周りに押
さえ部材43が揺動自在に支持されており、押さえ部材
43側の長孔43a及びカッターアーム35側のピン3
5cの作用にて、押さえ部材43の揺動範囲が長孔43
aの範囲に規制されている。そして、バネ44にて押さ
え部材43の先端がカッター35aから少し突出するよ
うに付勢されている。以上の構造により図10に示すよ
うに、支持フレーム25の押し接当部25aによりカッ
ターアーム35が下降操作される場合、先ず押さえ部材
43の先端が保持部37に押し付けられて粘着テープ4
を押さえる。そして、この次にカッター35aが下降し
てきて、粘着テープ4が切断されるのである。 【0028】(5)次に、粘着テープ4用の支持部材5
の着脱構造について説明する。図2,3,4に示すよう
に、包装装置に固定されたフレーム8に支持部材5が乗
せられている。包装装置の横軸芯P1周りに操作レバー
9が上下揺動自在に支持されて、バネ12により操作レ
バー9が下方揺動側に付勢されており、包装装置の外板
10から外方に操作レバー9の握り部9aが出ている。 【0029】図2及び図4に示す状態は、包装装置のフ
レーム8に粘着テープ4用の支持部材5を乗せている状
態で、操作レバー9がバネ12により下方に揺動操作さ
れた状態であり、保持アーム33の支持フレーム25が
粘着テープ4側の端部に達して、支持フレーム25の保
持部材32と保持ローラー33aとの間で、粘着テープ
4の先端が挟持されている状態である。この状態におい
て、操作レバー9のロック部9bが支持部材5の紙面左
側の端部に係合し、フレーム8に固定されたバネ板製の
押え板8aにより支持部材5の紙面右側の端部が固定さ
れた状態となっている。 【0030】図2に示す状態において粘着テープ4を交
換する場合には、操作レバー9の握り部9aを持って、
図3に示すように操作レバー9を上方に持ち上げ操作す
る。これにより、操作レバー9のロック部9bが支持部
材5から上方に離れ、操作レバー9が保持アーム33の
紙面左側の端部に接当し保持アーム33が紙面時計方向
に揺動操作され、粘着テープ4の先端が保持部37に再
び貼り付けられて、保持部材32と保持ローラー33a
とが離れる。この状態で図1及び図3に示すように、支
持部材5に固定されたハンドル13を手で持って、支持
部材5を紙面左方の包装装置外に引き出すことができ
る。 【0031】これにより、図1に示す状態で新しい粘着
テープ4のロール状の本体を支持部6に取り付け、粘着
テープ4の先端を引き出しでカッター35aの下側を通
し、保持部37にその先端を貼り付ける。そして、支持
部材5を包装装置のフレーム8に再び乗せて操作レバー
9を図2に示す位置に操作し、支持部材5を固定すれば
よいのである。この状態において、包装装置を一度空作
動させれば、支持フレーム25が図7に示す位置まで移
動し図7から図2に示す位置に戻ってきて、保持アーム
33の保持ローラー33aと保持部材32との間で、新
しい粘着テープ4の先端が挟持される。 【0032】(6)次に、図2に示す粘着テープ4が無
くなったことを検出する構成について説明する。図2及
び図1に示すように、包装装置の固定側のフレーム8に
発光器21と受光器22とが固定されており、発光器2
1及び受光器22の上側のフレーム8の部分に開口8b
が設けられている。粘着テープ4側の支持部材5にも開
口5aが設けられており、図2に示すように粘着テープ
4の支持部材5を包装装置側のフレーム8の所定の位置
に固定すると、フレーム8の開口8bの位置に支持部材
5の開口5aが位置するように構成している。これに対
して、フレーム8の上方の位置に固定されている天井板
17に、反射板23が固定されている。 【0033】以上の構造により粘着テープ4が消耗され
ていない通常の状態においては、図2に示すように発光
器21から上方に向けて投射された検出光は、フレーム
8及び支持部材5の開口8b,5aを通り、支持部6と
保持部37の間の透明の粘着テープ4を透過して、反射
板23に当たる。そして、検出光が反射板23で反射し
て、支持部6と保持部37の間の透明の粘着テープ4を
再び透過し、フレーム8及び支持部材5の開口8b,5
aを通って、受光器22に受光される。このように、発
光器21の検出光が受光器22に受光されている状態で
は、粘着テープ4は消耗されていないと判断される。 【0034】図6に示すように、紙製のロール24に紙
製の不透明のリーダーテープ26を巻き付け、このリー
ダーテープ26の先端にビニール製の透明の粘着テープ
4を接続して、この粘着テープ4をロール24に巻き付
けている。従って、粘着テープ4が最後まで消費される
と、リーダーテープ26がロール24から引き出されて
くる。 【0035】これにより、図2に示す状態において粘着
テープ4が最後まで消費されて、リーダーテープ26ま
でが引き出されると、発光器21からの検出光がリーダ
ーテープ26により遮断され散乱されて、検出光が受光
器22に受光されない状態になる。このような状態にな
ると、粘着テープ4が最後まで消費されたと判断される
のである(制御手段に相当)。 【0036】(7)次に、図2に示す粘着テープ4が無
くなったことの検出、及び作業者への報知等の流れにつ
いて、図16,17,18により説明する。図9に示す
ように保持アーム33及び保持部材32により粘着テー
プ4の先端が挟持され、粘着テープ4の引き出しが開始
されて(ステップS11)、図10に示すように粘着テ
ープ4がカッター35aにより切断されたとする(ステ
ップS12)。この場合、粘着テープ4がまだ消費され
ていなければ、図2に示す発光器21の検出光が粘着テ
ープ4を透過し、反射板23に反射された検出光が、前
項(6)の説明のように受光器22に受光される。 【0037】しかし、粘着テープ4の引き出しは支持部
6(図2参照)のロール24(図6参照)を回転させる
ようにして行われるので、図2の支持部6と保持部37
との間で粘着テープ4が上下に波打つような状態にな
る。これにより、粘着テープ4の波打ち現象によって透
明な粘着テープ4であっても、発光器21の検出光が遮
断され散乱されて、検出光が受光器22に受光されず、
粘着テープ4が最後まで消費されたと誤判断されてしま
うことがある。 【0038】本発明の包装装置では、図10に示すよう
に示すようにカッター35aが粘着テープ4を切断する
位置に支持フレーム25が達すると(ステップS1
2)、これをリミットスイッチ(図示せず)により検出
して、タイマー(図示せず)による設定時間Tのカウン
トを開始している(ステップS13)。これにより、保
持アーム33及び保持部材32により粘着テープ4の引
き出しが開始されてから(ステップS11)、設定時間
Tのカウントが終了するまで(ステップS14)、発光
器21及び受光器22による粘着テープ4の消費の検出
は行わない(牽制手段に相当)。 【0039】そして、カッター35aが粘着テープ4を
切断してから(ステップS12)、設定時間Tが経過す
れば(ステップS14)、引き出しによる粘着テープ4
の波打ち現象が無くなり、切断された粘着テープ4の先
端が保持部37に貼り付けられた状態で、図2に示す保
持部37と支持部6との間の粘着テープ4(又は図6に
示すリーダーテープ26)が静止する。従って、この状
態で発光器21及び受光器22により粘着テープ4の消
費の検出を行えば、粘着テープ4がまだ在るのか、粘着
テープ4が最後まで消費されてリーダーテープ26が引
き出されてきたのかが、正確に検出される。 【0040】次に、前述の設定時間Tの経過後において
(ステップS14)、粘着テープ4が最後まで消費さ
れ、ロール24からリーダーテープ26が保持部37付
近にまで引き出されてきて、図2に示す発光器21の検
出光がリーダーテープ26により遮断され散乱されて、
前項(6)の説明のように検出光が受光器22に受光さ
れない状態になったとする(ステップS15)。 【0041】このような状態になると、包装台2に備え
られる警告ランプ(図示せず)が点灯し、表示部(図示
せず)に粘着テープ4が最後まで消費されたことを示す
エラーコードが表示される(ステップS16)。この場
合、一回の包装に必要な長さの粘着テープ4が既に引き
出され切断されて、保持アーム33により被包装物A側
に運ばれているので、包装作業は中断されずに、ステッ
プS16からステップS17に移行しステップS25ま
で流れ、既に引き出されて切断されている粘着テープ4
による包装が行われる。 【0042】そして、この包装が終了するとステップS
26からステップS27に移行して警報ブザー(図示せ
ず)が鳴るのであり、ステップS28による次の包装用
の新しい包装シート1の引き出し及び切断は行われな
い。これにより、作業者はこの警報ブザー(ステップS
27)、前述の警告ランプ及び表示部のエラーコード
(ステップS16)により、粘着テープ4が最後まで消
費されたと判断する。 【0043】次に作業者は、包装台2の一時停止スイッ
チ(図示せず)(ステップS1)を押し操作して包装装
置を一時停止させ、前項(5)の説明、図1及び図3の
ように支持部材5を引き出して新しい粘着テープ4に交
換し、この支持部材5を再び図2に示すように包装装置
に装着する。以上のようにして新しい粘着テープ4を装
着すると、図2に示す発光器21の検出光が粘着テープ
4を透過し、反射板23に反射された検出光が、前項
(6)の説明のように受光器22に受光されるので(ス
テップS3)、この後に一時停止スイッチをもう一度押
し操作して(ステップS4)、被包装物Aを開孔2a内
に押し込まないで、起動スイッチを押し操作する(ステ
ップS6)。 【0044】これにより、包装装置が空作動することに
なり、支持フレーム25が図7に示す位置まで移動し図
7から図2に示す位置に戻ってきて、保持アーム33の
保持ローラー33aと保持部材32との間で、新しい粘
着テープ4の先端が挟持されて、各部が最初の状態に戻
るのであり、ステップS26からステップS28に移行
して、次の包装用の新しい包装シート1の引き出し及び
切断が行われるのである。 【0045】図16のステップS1で一時停止スイッチ
を押し操作した場合、支持台3が最初の位置(図13
(イ)に示す位置)にまで上昇しているか、一対の挟持
部材14が最初の位置(図13(ハ)に示す位置)にま
で開き操作されているか、円盤カッター28の支持フレ
ーム25が最初の位置(図3に示す位置)に戻っている
かが、リミットスイッチ(図示せず)及び光センサー
(図示せず)により同時に検出されている。これによ
り、支持台3、挟持部材14及び支持フレーム25が最
初の位置に戻っていなければ、一時停止スイッチを押し
操作した際に、ステップS2からステップS21に移行
し包装装置が自動的に空作動して、支持台3等を最初の
位置に戻すようにしている。 【0046】〔別実施例〕図2の実施例では発光器21
及び受光器22を下側のフレーム8に備え、反射板23
を上側の天井板17に備えているが、この関係を逆にし
て発光器21及び受光器22を上側の天井板17に備
え、反射板23を下側のフレーム8に備えてもよい。そ
して、図2の実施例において反射板23を装備せずに、
反射板23の位置に受光器22を設けてもよい。これに
より、発光器21からの検出光が粘着テープ4を透過し
受光器22に直接受光されるようにして、粘着テープ4
及びリーダーテープ26の検出を行う。 【0047】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
スやキャベツ等の野菜、又はメロンやリンゴ等の果物)
を、包装シートにて包む農作物用の包装装置に関する。 【0002】 【従来の技術】前述のような包装装置として、例えば特
開平3−133710号公報に開示されているようなも
のがある。この包装装置では、包装シート載置用で被包
装物が落ち込む開孔(前記公報の第1図中の8)を設け
た包装台を備えて、この包装台に包装シートを置き上方
から開孔内に被包装物を落とし込ませる。これにより、
開孔の外縁にて包装シートが絞られ、被包装物が包装シ
ートに包まれながら下側の支持台(前記公報の第1図中
の58)に支持される。 【0003】この次に前記公報の第4図に示すように支
持台が所定位置まで下降操作され、前記公報の第2図及
び第5図に示すように、両横側に対向して配置された一
対の挟持部材(前記公報の第2図及び第5図中の12,
16)(絞り機構に相当)が被包装物側に進行して来
て、一対の挟持部材により被包装物における包装シート
の上側部分を挟み込んで絞り込み操作する。次に、一対
の挟持部材により挟み込まれた包装シートの上側部分
が、ヒーター(前記公報の第5図中の20)により加熱
されて溶断処理される。そして、この切断による加熱に
より、包装シートの絞り込み上端部が溶着して包装シー
トが開かないように封止されて、一回の包装が完了する
のである。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前述の包装装置におい
ては、包装シートの上側部分の切断後の加熱により、包
装シートを溶着し開かないように封止している。この場
合、溶着処理中の熱が被包装物側に伝わって被包装物が
傷められるおそれがあるので、近年ではこの加熱溶着処
理に代えて、透明の粘着テープを包装シートの絞り込み
上端部に貼り付けて包装シートを開かないように封止す
ることが提案されている。このような粘着テープはロー
ル状に巻かれている場合が多いので、ロール状の本体か
ら粘着テープの先端を所定長さ引き出して切断し、この
所定長さに切断された粘着テープを包装シートの絞り込
み上端部に貼り付けると言うような操作を行う機構を備
えることになる。 【0005】この場合、粘着テープは消耗品である為
に、この粘着テープが消耗すると新しい粘着テープに交
換する必要がある。本発明は包装シートの封止用として
透明の粘着テープを使用する包装装置において、粘着テ
ープが消費されて交換しなければならない状態になった
ことがすぐに検出されるように、又この検出が誤検出な
く正確に行えるように構成することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな包装装置において、次のように構成することにあ
る。つまり、包装シート載置用で被包装物が落ち込む開
孔を備えた包装台を備えて、上方から開孔内に被包装物
を落とし込むと、この開孔の外縁にて包装シートが絞ら
れて被包装物が包装シートに包まれるように構成し、包
装シートに包まれながら開孔内に落ち込んだ被包装物を
下側から支持する支持台と、この支持台上の被包装物に
おける包装シートの上側部分を横方向から挟み込んで絞
り込む絞り機構と、この絞り部分より上方の包装シート
の上側部分を切り取る切断機構とを備え、ロール状に巻
かれた透明の粘着テープを支持する支持部と、ロール状
の本体から引き出された粘着テープの先端が貼り付けら
れることによりこの粘着テープの先端を仮保持する保持
部と、保持部に貼り付けられた粘着テープの先端を挟持
して粘着テープのロール状の本体を回転させながら粘着
テープを引き出す保持アームと、保持アームにより引き
出された粘着テープを所定長さに切断するカッターとを
備えて、保持アームにより引き出されて所定長さに切断
された粘着テープが、上側部分の切断後における包装シ
ートの絞り込み部分上端部に貼り付けられるように、保
持アームを作動させる操作手段とを備えると共に、支持
部と保持部との間の粘着テープの部分の位置に、粘着テ
ープに検出光を投射する発光器と、粘着テープを透過し
た検出光を受光する受光器とを配置し、発光器からの検
出光が受光器に受光されないと、支持部に支持されてい
るロール状の粘着テープが無くなったと判断する制御手
段と、保持アームが粘着テープの引き出しを開始してか
ら、カッターが粘着テープを所定長さに切断し、この切
断から設定時間が経過するまでの間は、発光器及び受光
器による粘着テープの検出を無視する牽制手段とを備え
てある。 【0007】 【作用】 〔I〕本発明のように構成すると例えば図2に示すよう
に、粘着テープ4が消耗されていない通常の状態におい
て発光器21から投射された検出光は、支持部6と保持
部37の間の透明の粘着テープ4を透過して、受光器2
2に受光される(図2の構成では発光器21からの検出
光が反射部23に反射して、粘着テープ4を再び透過し
受光器22に受光される)。このように、発光器21の
検出光が受光器22に受光されている状態では、粘着テ
ープ4は最後まで消費されていないと判断される。 【0008】粘着テープ4は例えば図6に示すように、
ロール24に不透明のリーダーテープ26を巻き付け、
このリーダーテープ26の先端に透明の粘着テープ4を
接続して、この粘着テープ4をロール24に巻き付けて
いる場合が多い。従って、粘着テープ4が最後まで消費
されると、リーダーテープ26がロール24から引き出
されてくる。これにより、図2に示す状態において粘着
テープ4が最後まで消費されて、リーダーテープ26ま
でが引き出されると、発光器21からの検出光がリーダ
ーテープ26により遮断されるか又は散乱されて、検出
光が受光器22に受光されない状態になる。このような
状態になると、粘着テープ4が最後まで消費されたと判
断されるのである。 【0009】〔II〕例えば図9に示すように、保持ア
ーム33により粘着テープ4の先端を挟持して粘着テー
プ4を引き出す場合、支持部6(図2参照)に支持され
た粘着テープ4のロール24(図6参照)を回転させる
ようにして、粘着テープ4が引き出されていくので、図
2の支持部6と保持部37との間で粘着テープ4が上下
に波打つような状態になる。従って、この状態で発光器
21及び受光器22による粘着テープ4の検出を行う
と、粘着テープ4の波打ち現象によって透明な粘着テー
プ4であっても、発光器21の検出光が遮断され散乱さ
れて、検出光が受光器22に受光されず、粘着テープ4
が最後まで消費されたと誤判断されてしまうことがあ
る。 【0010】そこで本発明では、保持アーム33により
粘着テープ4の引き出しが開始されてから、カッター3
5aが粘着テープ4を切断し、この切断から設定時間が
経過するまでの間は、発光器21及び受光器22による
粘着テープ4の消費の検出は行わない。この場合、カッ
ター35aが粘着テープ4を切断してから設定時間が経
過するまで待てば、引き出しによる粘着テープ4の波打
ち現象が無くなり、切断された粘着テープ4の先端が保
持部37に貼り付けられた状態で、図2に示す保持部3
7と支持部6との間の粘着テープ4(又は図6に示すリ
ーダーテープ26)が静止する。従って、この状態で発
光器21及び受光器22により粘着テープ4の消費の検
出を行えば、粘着テープ4がまだ在るのか、粘着テープ
4が最後まで消費されてリーダーテープ26が引き出さ
れてきたのかが、正確に検出される。 【0011】 【発明の効果】本発明のように、粘着テープの構成(不
透明のリーダーテープを備えていること)を有効に利用
して、粘着テープが最後まで消費されたことを検出でき
るようになり、粘着テープが無くなったのにそのまま包
装作業を続行することによる包装不良等の不具合を未然
に防止することができた。そして、粘着テープが引き出
され切断される際に粘着テープが不安定な状態になって
いるので、この不安定な状態を避けて検出を行うことに
より、粘着テープの消費の検出が確実に行えて、検出精
度を向上させることができる。 【0012】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)先ず、本発明の包装装置における包装の全体の流
れについて、図13(イ)から図15(ハ)及び図1
6,17,18により説明する。図13(イ)に示すよ
うに前回の包装の終了後、所定長さに切断された1枚の
包装シート1が包装台2に載置される(ステップS2
8)。そして、被包装物Aを包装台2の開孔2a内に押
し込んで落とし込ませると(ステップS5)、被包装物
Aが包装シート1に包まれながら下方の支持台3内に落
ちる。 【0013】この状態で起動スイッチ(図示せず)を作
業者が押し操作すると(ステップS6)、図13(ロ)
に示すように支持台3に備えられた左右一対の保持アー
ム15が、被包装物A側に揺動操作されて被包装物Aを
保持し(ステップS7)、支持台3及び保持アーム15
が後述する挟持部材14の下側の所定位置まで下降操作
されて停止し(ステップS8)、開孔2aの外縁で包装
シート1が絞られる。この場合、ゴム板状の複数の補助
絞り部材11が開孔2aの下側に被包装物Aを取り囲む
ように設けられており、補助絞り部材11により包装シ
ート1がさらに良く絞られる。 【0014】次に、保持アーム15が少しだけ左右に開
き操作され(ステップS9)、包装台2の下側に配置さ
れている一対の挟持部材14(絞り機構に相当)及び補
助挟持部材18が、図13(ハ)及び図14(イ)に示
すように包装シート1側に進行して、包装シート1の上
側部分1aを小さく絞り込む(ステップS10)。これ
により、被包装物Aが包装シート1に略完全に包まれ
る。この後、図14(イ)に示すように一対の円盤カッ
ター28(切断機構に相当)が、挟持部材14と補助挟
持部材18の間を進行してきて包装シート1の上側部分
1aが切り取られると同時に、支持台3が少し持ち上げ
操作されて、被包装物Aが挟持部材14の下面に上向き
に押圧される(ステップS17)。そして、噴射ノズル
16から圧縮空気が噴射されて、切り取られた包装シー
ト1の上側部分1aが円盤カッター28から吹き飛ばさ
れる(ステップS18)。 【0015】次に、図14(ロ)に示すように所定長さ
に切断された粘着テープ4が、包装シート1の上端及び
挟持部材14の端部に亘って置かれ(ステップS1
9)、図14(ハ)に示すようにスポンジ部材19によ
り粘着テープ4が上側から押圧される(ステップS2
0)。そして、スポンジ部材19により粘着テープ4を
押圧した状態で、図15(イ)に示すように一対の挟持
部材14が開き操作され(ステップS21)、再びスポ
ンジ部材19が被包装物A側に押圧操作されて(ステッ
プS22)、粘着テープ4が確実に包装シート1に密着
するようにする。 【0016】このようにして一回の包装が終了するので
あり、この後に図15(ロ)に示すように保持アーム1
5が左右に開き操作され(ステップS23)、支持台3
が横倒れ姿勢に切換操作されて、支持台3の被包装物A
がすべり台20に放出されて回収される(ステップS2
4)。以上のようにして包装の終了した被包装物Aの状
態を、図15(ハ)に示す。そして、支持台3及び保持
アーム15が図13(イ)に示す元の位置に上昇操作さ
れ(ステップS25)、次の包装用の新たな包装シート
1が包装台2に引き出されて、所定長さに切断されるの
であり(ステップS28)、これで最初の状態に戻る。 【0017】(2)次に、粘着テープ4の引き出し用の
保持アーム33や、粘着テープ4を所定長さで切断する
カッター35a等の構造について説明する。図7及び図
12(イ)(ロ)、図14(ハ)に示すように、支持フ
レーム25に粘着テープ4用の硬質ゴム製の保持部材3
2が固定されており、粘着テープ4用の保持ローラー3
3a(表面をローレット加工)を備えた天秤状の保持ア
ーム33が、支持フレーム25の横軸芯P4周りに揺動
自在に、バネ(図示せず)にて図7の紙面時計方向に付
勢されて支持されている。そして、粘着テープ4用の押
さえローラー34aを備えた天秤状の押さえアーム34
が、支持フレーム25の横軸芯P5周りに揺動自在に、
バネ(図示せず)にて図7の紙面反時計方向に付勢され
て支持されている。 【0018】図7に示すように保持アーム33の紙面右
端が上側から乗って案内される第1カム面38、及び第
1カム板39(横軸芯P7周りに揺動自在で下方に付
勢)が設けられ、押さえアーム34の紙面右端が下側か
ら接当して案内される第2カム面40、及び第2カム板
41(横軸芯P8周りに揺動自在で上方に付勢)が設け
られている。 【0019】これに対し後述する支持部材5(図1参
照)の支持部7の横軸芯P6周りに、側面視L字状のカ
ッターアーム35が揺動自在に支持され、このカッター
アーム35の先端に粘着テープ4用のカッター35aが
固定されている。そして、図7に示す姿勢からカッター
アーム35が紙面右方及び左方に揺動しても、図7に示
す姿勢に戻すコイル式のバネ36が備えられており、カ
ッターアーム35の姿勢を決めるストッパー等は設けら
れていない。バネ36は自由長さよりも引き延ばされた
状態で取り付けられているので、バネ36が最も収縮す
る図7に示す状態でカッターアーム35が安定する。 【0020】(3)次に、図17及び図18のステップ
S11からステップS19までに示される粘着テープ4
の引き出し及び所定長さでの切断、被包装物Aへの貼り
付けの流れについて説明する。図7に示す状態は、一回
の包装が完了して紙面左端に位置していた支持フレーム
25が紙面右方に戻ってくる状態であり、保持部37
(後述する図1の支持部材5に固定)に粘着テープ4の
先端が貼り付いて、カッター35aが上昇している状態
である。図7に示す状態から支持フレーム25がさらに
紙面右方に移動してくると、図8に示すように、第1カ
ム板39への乗り上げ作用により保持アーム33が紙面
反時計方向に揺動操作されて、押さえローラー33aが
保持部37の下側を通過し、支持フレーム25に固定の
保持部材32は保持部37の上側を通過する。そして、
押さえアーム34が第2カム面40の押し下げ作用によ
り紙面時計方向に揺動操作され、押さえローラー34a
が保持部37の上側を通過する。 【0021】そして、図8に示すように支持フレーム2
5に固定されている押し接当部25aが、カッターアー
ム35のローラー35b(図5参照)に接当してカッタ
ーアーム35も紙面右方に揺動操作されるが、押し接当
部25aが通過すればバネ36の作用でカッターアーム
35は図7に示す姿勢に戻る。この後、図9に示すよう
に保持アーム33の紙面右端が第1カム板39から外れ
て、保持アーム33が紙面時計方向に揺動する。これに
より、保持アーム33の保持ローラー33aが粘着テー
プ4の先端を下側から持ち上げて保持部37から外し、
保持部材32と保持ローラー33aにて粘着テープ4の
先端が挟持される。 【0022】そして、この図9に示す状態が図12
(イ)及び図14(イ)に示す状態に対応しており、こ
の状態から支持フレーム25が紙面左方に進行して行く
(ステップS11)。これによって図12(イ)(ロ)
及び図14(イ)に示すように、円盤カッター28によ
る包装シート1の上側部分1aの切断が行われると共
に、支持フレーム25に固定されたローラー31により
補助挟持部材18が左右に押し広げられていく。これ
は、この後に行われる粘着テープ4の貼り付け等の工程
において、補助挟持部材18が邪魔にならないようにす
る為である。 【0023】次に図10に示すように支持フレーム25
が紙面左方に進行していくと、前述のように円盤カッタ
ー28による包装シート1の上側部分1aの切断が行わ
れると同時に、保持部材32と保持ローラー33aにて
粘着テープ4が紙面左方に引き出される。そして、ある
程度の長さに粘着テープ4が引き出されると、図10及
び図5に示すように、支持フレーム25の押し操作部2
5aがカッターアーム35のローラー35bに接当し
て、カッターアーム35を図10の紙面左方に押してい
く。これにより、カッターアーム35が下方に揺動操作
されて、カッター35aにより粘着テープ4が保持部3
7にて切断される(ステップS12)。 【0024】図11に示すように支持フレーム25が紙
面左方にさらに進行して、保持部材32と保持ローラー
33aにて挟持されている粘着テープ4が、挟持部材1
4の上側に達すると、押さえアーム34の紙面右端が第
2カム板41から外れて紙面反時計方向に揺動し、押さ
えローラー34aが粘着テープ4を挟持部材14の端辺
部、及び上側部分1aが切断された包装シート1の絞り
込み上端部に押し付ける(図12(ロ)参照)。 【0025】そして、保持アーム33が第1カム面38
の作用により少し反時計方向に揺動操作されて、保持ロ
ーラー33aが保持部材32より下方に離れる。図11
及び図12(ロ)に示す状態にて支持フレーム25が紙
面左方に進行すると、押さえローラー34aにより粘着
テープ4が挟持部材14の端辺部に押し付けられると共
に、粘着テープ4が保持ローラー33aから離れるので
ある(以上、操作手段に相当)。この後、図14(ハ)
に示すようにスポンジ部材19により粘着テープ4が上
側から押圧され、図15(イ)に示すように一対の挟持
部材14が開き操作されて、粘着テープ4が被包装物A
に貼り付けられるのである。 【0026】(4)次に、粘着テープ4の支持構造につ
いて説明する。図1に示すように、単一の支持部材5に
支持部6,7が固定されており、粘着テープ4のロール
状の本体が回動自在に支持部6に支持されている。図1
及び図5に示すように、支持部7の横軸芯P6周りにカ
ッターアーム35が揺動自在に支持されており、カッタ
ーアーム35を図1の姿勢に戻すように付勢するバネ3
6が支持部材5に取り付けられている。そして、支持部
7に保持部37が固定されており、粘着テープ4の先端
がロール状の本体から引き出されカッター35aの下側
を通り、保持部37に貼り付けられて仮保持されてい
る。 【0027】カッターアーム35の横軸芯P6周りに押
さえ部材43が揺動自在に支持されており、押さえ部材
43側の長孔43a及びカッターアーム35側のピン3
5cの作用にて、押さえ部材43の揺動範囲が長孔43
aの範囲に規制されている。そして、バネ44にて押さ
え部材43の先端がカッター35aから少し突出するよ
うに付勢されている。以上の構造により図10に示すよ
うに、支持フレーム25の押し接当部25aによりカッ
ターアーム35が下降操作される場合、先ず押さえ部材
43の先端が保持部37に押し付けられて粘着テープ4
を押さえる。そして、この次にカッター35aが下降し
てきて、粘着テープ4が切断されるのである。 【0028】(5)次に、粘着テープ4用の支持部材5
の着脱構造について説明する。図2,3,4に示すよう
に、包装装置に固定されたフレーム8に支持部材5が乗
せられている。包装装置の横軸芯P1周りに操作レバー
9が上下揺動自在に支持されて、バネ12により操作レ
バー9が下方揺動側に付勢されており、包装装置の外板
10から外方に操作レバー9の握り部9aが出ている。 【0029】図2及び図4に示す状態は、包装装置のフ
レーム8に粘着テープ4用の支持部材5を乗せている状
態で、操作レバー9がバネ12により下方に揺動操作さ
れた状態であり、保持アーム33の支持フレーム25が
粘着テープ4側の端部に達して、支持フレーム25の保
持部材32と保持ローラー33aとの間で、粘着テープ
4の先端が挟持されている状態である。この状態におい
て、操作レバー9のロック部9bが支持部材5の紙面左
側の端部に係合し、フレーム8に固定されたバネ板製の
押え板8aにより支持部材5の紙面右側の端部が固定さ
れた状態となっている。 【0030】図2に示す状態において粘着テープ4を交
換する場合には、操作レバー9の握り部9aを持って、
図3に示すように操作レバー9を上方に持ち上げ操作す
る。これにより、操作レバー9のロック部9bが支持部
材5から上方に離れ、操作レバー9が保持アーム33の
紙面左側の端部に接当し保持アーム33が紙面時計方向
に揺動操作され、粘着テープ4の先端が保持部37に再
び貼り付けられて、保持部材32と保持ローラー33a
とが離れる。この状態で図1及び図3に示すように、支
持部材5に固定されたハンドル13を手で持って、支持
部材5を紙面左方の包装装置外に引き出すことができ
る。 【0031】これにより、図1に示す状態で新しい粘着
テープ4のロール状の本体を支持部6に取り付け、粘着
テープ4の先端を引き出しでカッター35aの下側を通
し、保持部37にその先端を貼り付ける。そして、支持
部材5を包装装置のフレーム8に再び乗せて操作レバー
9を図2に示す位置に操作し、支持部材5を固定すれば
よいのである。この状態において、包装装置を一度空作
動させれば、支持フレーム25が図7に示す位置まで移
動し図7から図2に示す位置に戻ってきて、保持アーム
33の保持ローラー33aと保持部材32との間で、新
しい粘着テープ4の先端が挟持される。 【0032】(6)次に、図2に示す粘着テープ4が無
くなったことを検出する構成について説明する。図2及
び図1に示すように、包装装置の固定側のフレーム8に
発光器21と受光器22とが固定されており、発光器2
1及び受光器22の上側のフレーム8の部分に開口8b
が設けられている。粘着テープ4側の支持部材5にも開
口5aが設けられており、図2に示すように粘着テープ
4の支持部材5を包装装置側のフレーム8の所定の位置
に固定すると、フレーム8の開口8bの位置に支持部材
5の開口5aが位置するように構成している。これに対
して、フレーム8の上方の位置に固定されている天井板
17に、反射板23が固定されている。 【0033】以上の構造により粘着テープ4が消耗され
ていない通常の状態においては、図2に示すように発光
器21から上方に向けて投射された検出光は、フレーム
8及び支持部材5の開口8b,5aを通り、支持部6と
保持部37の間の透明の粘着テープ4を透過して、反射
板23に当たる。そして、検出光が反射板23で反射し
て、支持部6と保持部37の間の透明の粘着テープ4を
再び透過し、フレーム8及び支持部材5の開口8b,5
aを通って、受光器22に受光される。このように、発
光器21の検出光が受光器22に受光されている状態で
は、粘着テープ4は消耗されていないと判断される。 【0034】図6に示すように、紙製のロール24に紙
製の不透明のリーダーテープ26を巻き付け、このリー
ダーテープ26の先端にビニール製の透明の粘着テープ
4を接続して、この粘着テープ4をロール24に巻き付
けている。従って、粘着テープ4が最後まで消費される
と、リーダーテープ26がロール24から引き出されて
くる。 【0035】これにより、図2に示す状態において粘着
テープ4が最後まで消費されて、リーダーテープ26ま
でが引き出されると、発光器21からの検出光がリーダ
ーテープ26により遮断され散乱されて、検出光が受光
器22に受光されない状態になる。このような状態にな
ると、粘着テープ4が最後まで消費されたと判断される
のである(制御手段に相当)。 【0036】(7)次に、図2に示す粘着テープ4が無
くなったことの検出、及び作業者への報知等の流れにつ
いて、図16,17,18により説明する。図9に示す
ように保持アーム33及び保持部材32により粘着テー
プ4の先端が挟持され、粘着テープ4の引き出しが開始
されて(ステップS11)、図10に示すように粘着テ
ープ4がカッター35aにより切断されたとする(ステ
ップS12)。この場合、粘着テープ4がまだ消費され
ていなければ、図2に示す発光器21の検出光が粘着テ
ープ4を透過し、反射板23に反射された検出光が、前
項(6)の説明のように受光器22に受光される。 【0037】しかし、粘着テープ4の引き出しは支持部
6(図2参照)のロール24(図6参照)を回転させる
ようにして行われるので、図2の支持部6と保持部37
との間で粘着テープ4が上下に波打つような状態にな
る。これにより、粘着テープ4の波打ち現象によって透
明な粘着テープ4であっても、発光器21の検出光が遮
断され散乱されて、検出光が受光器22に受光されず、
粘着テープ4が最後まで消費されたと誤判断されてしま
うことがある。 【0038】本発明の包装装置では、図10に示すよう
に示すようにカッター35aが粘着テープ4を切断する
位置に支持フレーム25が達すると(ステップS1
2)、これをリミットスイッチ(図示せず)により検出
して、タイマー(図示せず)による設定時間Tのカウン
トを開始している(ステップS13)。これにより、保
持アーム33及び保持部材32により粘着テープ4の引
き出しが開始されてから(ステップS11)、設定時間
Tのカウントが終了するまで(ステップS14)、発光
器21及び受光器22による粘着テープ4の消費の検出
は行わない(牽制手段に相当)。 【0039】そして、カッター35aが粘着テープ4を
切断してから(ステップS12)、設定時間Tが経過す
れば(ステップS14)、引き出しによる粘着テープ4
の波打ち現象が無くなり、切断された粘着テープ4の先
端が保持部37に貼り付けられた状態で、図2に示す保
持部37と支持部6との間の粘着テープ4(又は図6に
示すリーダーテープ26)が静止する。従って、この状
態で発光器21及び受光器22により粘着テープ4の消
費の検出を行えば、粘着テープ4がまだ在るのか、粘着
テープ4が最後まで消費されてリーダーテープ26が引
き出されてきたのかが、正確に検出される。 【0040】次に、前述の設定時間Tの経過後において
(ステップS14)、粘着テープ4が最後まで消費さ
れ、ロール24からリーダーテープ26が保持部37付
近にまで引き出されてきて、図2に示す発光器21の検
出光がリーダーテープ26により遮断され散乱されて、
前項(6)の説明のように検出光が受光器22に受光さ
れない状態になったとする(ステップS15)。 【0041】このような状態になると、包装台2に備え
られる警告ランプ(図示せず)が点灯し、表示部(図示
せず)に粘着テープ4が最後まで消費されたことを示す
エラーコードが表示される(ステップS16)。この場
合、一回の包装に必要な長さの粘着テープ4が既に引き
出され切断されて、保持アーム33により被包装物A側
に運ばれているので、包装作業は中断されずに、ステッ
プS16からステップS17に移行しステップS25ま
で流れ、既に引き出されて切断されている粘着テープ4
による包装が行われる。 【0042】そして、この包装が終了するとステップS
26からステップS27に移行して警報ブザー(図示せ
ず)が鳴るのであり、ステップS28による次の包装用
の新しい包装シート1の引き出し及び切断は行われな
い。これにより、作業者はこの警報ブザー(ステップS
27)、前述の警告ランプ及び表示部のエラーコード
(ステップS16)により、粘着テープ4が最後まで消
費されたと判断する。 【0043】次に作業者は、包装台2の一時停止スイッ
チ(図示せず)(ステップS1)を押し操作して包装装
置を一時停止させ、前項(5)の説明、図1及び図3の
ように支持部材5を引き出して新しい粘着テープ4に交
換し、この支持部材5を再び図2に示すように包装装置
に装着する。以上のようにして新しい粘着テープ4を装
着すると、図2に示す発光器21の検出光が粘着テープ
4を透過し、反射板23に反射された検出光が、前項
(6)の説明のように受光器22に受光されるので(ス
テップS3)、この後に一時停止スイッチをもう一度押
し操作して(ステップS4)、被包装物Aを開孔2a内
に押し込まないで、起動スイッチを押し操作する(ステ
ップS6)。 【0044】これにより、包装装置が空作動することに
なり、支持フレーム25が図7に示す位置まで移動し図
7から図2に示す位置に戻ってきて、保持アーム33の
保持ローラー33aと保持部材32との間で、新しい粘
着テープ4の先端が挟持されて、各部が最初の状態に戻
るのであり、ステップS26からステップS28に移行
して、次の包装用の新しい包装シート1の引き出し及び
切断が行われるのである。 【0045】図16のステップS1で一時停止スイッチ
を押し操作した場合、支持台3が最初の位置(図13
(イ)に示す位置)にまで上昇しているか、一対の挟持
部材14が最初の位置(図13(ハ)に示す位置)にま
で開き操作されているか、円盤カッター28の支持フレ
ーム25が最初の位置(図3に示す位置)に戻っている
かが、リミットスイッチ(図示せず)及び光センサー
(図示せず)により同時に検出されている。これによ
り、支持台3、挟持部材14及び支持フレーム25が最
初の位置に戻っていなければ、一時停止スイッチを押し
操作した際に、ステップS2からステップS21に移行
し包装装置が自動的に空作動して、支持台3等を最初の
位置に戻すようにしている。 【0046】〔別実施例〕図2の実施例では発光器21
及び受光器22を下側のフレーム8に備え、反射板23
を上側の天井板17に備えているが、この関係を逆にし
て発光器21及び受光器22を上側の天井板17に備
え、反射板23を下側のフレーム8に備えてもよい。そ
して、図2の実施例において反射板23を装備せずに、
反射板23の位置に受光器22を設けてもよい。これに
より、発光器21からの検出光が粘着テープ4を透過し
受光器22に直接受光されるようにして、粘着テープ4
及びリーダーテープ26の検出を行う。 【0047】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】粘着テープ用の支持部材を包装装置から抜き出
した状態を示す側面図 【図2】粘着テープ用の支持部材を包装装置に取り付
け、操作レバーで支持部材を固定している状態を示す側
面図 【図3】図2に示す状態から操作レバーを固定解除側に
操作した状態を示す側面図 【図4】粘着テープ用の支持部材を取り付けた状態での
包装装置の斜視図 【図5】粘着テープの先端用の支持部及びカッター付近
の正面図 【図6】粘着テープ自身の斜視図 【図7】円盤カッター及び粘着テープ用の保持アーム等
を備えた支持フレーム、並びに粘着テープ付近を示し、
1回の包装が終了して支持フレームが粘着テープ側に戻
ろうとしている状態を示す側面図 【図8】図7に示す状態から支持フレームが粘着テープ
側に移動し、粘着テープ側のストロークエンドに達する
少し手前の状態を示す側面図 【図9】図8に示す状態から支持フレームが粘着テープ
側のストロークエンドに達し、保持アームが粘着テープ
の先端を挟持した状態を示す側面図 【図10】図9に示す状態から支持フレームが被包装物
側に進行して粘着テープを引き出しカッターで粘着テー
プを切断している状態を示す側面図 【図11】図10の状態後に所定長さに切断された粘着
テープを、被包装物に移し換えている状態を示す側面図 【図12】挟持部材の閉状態において円盤カッターが包
装シートの上側部分を切断している状態、及び、この切
断後に粘着テープを被包装物に移し換えている状態を示
す平面図 【図13】被包装物の開孔への投入から挟持部材による
包装シートの絞り込みまでの包装の流れを示す斜視図 【図14】包装シートの上側部分の切断からスポンジ部
材による粘着テープの押圧までの包装の流れを示す斜視
図 【図15】挟持部材の開き操作から被包装物の放出まで
の包装の流れ及び包装の終了した状態を示す斜視図 【図16】包装全体の制御の前半の流れを示す図 【図17】包装全体の制御の中盤の流れを示す図 【図18】包装全体の制御の後半の流れを示す図 【符号の説明】 1 包装シート 1a 包装シートの上側部分 2 包装台 2a 包装台の開孔 3 支持台 4 粘着テープ 6 支持部 14 絞り機構 21 発光器 22 受光器 28 切断機構 33 保持アーム 35a カッター 37 保持部 T 設定時間 A 被包装物
した状態を示す側面図 【図2】粘着テープ用の支持部材を包装装置に取り付
け、操作レバーで支持部材を固定している状態を示す側
面図 【図3】図2に示す状態から操作レバーを固定解除側に
操作した状態を示す側面図 【図4】粘着テープ用の支持部材を取り付けた状態での
包装装置の斜視図 【図5】粘着テープの先端用の支持部及びカッター付近
の正面図 【図6】粘着テープ自身の斜視図 【図7】円盤カッター及び粘着テープ用の保持アーム等
を備えた支持フレーム、並びに粘着テープ付近を示し、
1回の包装が終了して支持フレームが粘着テープ側に戻
ろうとしている状態を示す側面図 【図8】図7に示す状態から支持フレームが粘着テープ
側に移動し、粘着テープ側のストロークエンドに達する
少し手前の状態を示す側面図 【図9】図8に示す状態から支持フレームが粘着テープ
側のストロークエンドに達し、保持アームが粘着テープ
の先端を挟持した状態を示す側面図 【図10】図9に示す状態から支持フレームが被包装物
側に進行して粘着テープを引き出しカッターで粘着テー
プを切断している状態を示す側面図 【図11】図10の状態後に所定長さに切断された粘着
テープを、被包装物に移し換えている状態を示す側面図 【図12】挟持部材の閉状態において円盤カッターが包
装シートの上側部分を切断している状態、及び、この切
断後に粘着テープを被包装物に移し換えている状態を示
す平面図 【図13】被包装物の開孔への投入から挟持部材による
包装シートの絞り込みまでの包装の流れを示す斜視図 【図14】包装シートの上側部分の切断からスポンジ部
材による粘着テープの押圧までの包装の流れを示す斜視
図 【図15】挟持部材の開き操作から被包装物の放出まで
の包装の流れ及び包装の終了した状態を示す斜視図 【図16】包装全体の制御の前半の流れを示す図 【図17】包装全体の制御の中盤の流れを示す図 【図18】包装全体の制御の後半の流れを示す図 【符号の説明】 1 包装シート 1a 包装シートの上側部分 2 包装台 2a 包装台の開孔 3 支持台 4 粘着テープ 6 支持部 14 絞り機構 21 発光器 22 受光器 28 切断機構 33 保持アーム 35a カッター 37 保持部 T 設定時間 A 被包装物
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−112309(JP,A)
実開 昭61−53304(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65B 11/00 - 11/58
B65B 25/04,51/06
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 包装シート(1)載置用で被包装物
(A)が落ち込む開孔(2a)を備えた包装台(2)を
備えて、上方から前記開孔(2a)内に被包装物(A)
を落とし込むと、この開孔(2a)の外縁にて包装シー
ト(1)が絞られて被包装物(A)が包装シート(1)
に包まれるように構成し、 包装シート(1)に包まれながら前記開孔(2a)内に
落ち込んだ被包装物(A)を下側から支持する支持台
(3)と、この支持台(3)上の被包装物(A)におけ
る包装シート(1)の上側部分(1a)を横方向から挟
み込んで絞り込む絞り機構(14)と、この絞り部分よ
り上方の包装シート(1)の上側部分(1a)を切り取
る切断機構(28)とを備え、 ロール状に巻かれた透明の粘着テープ(4)を支持する
支持部(6)と、ロール状の本体から引き出された粘着
テープ(4)の先端が貼り付けられることによりこの粘
着テープ(4)の先端を仮保持する保持部(37)と、
前記保持部(37)に貼り付けられた粘着テープ(4)
の先端を挟持して粘着テープ(4)のロール状の本体を
回転させながら粘着テープ(4)を引き出す保持アーム
(33)と、前記保持アーム(33)により引き出され
た粘着テープ(4)を所定長さに切断するカッター(3
5a)とを備えて、 前記保持アーム(33)により引き出されて所定長さに
切断された粘着テープ(4)が、前記上側部分(1a)
の切断後における包装シート(1)の絞り込み部分上端
部に貼り付けられるように、前記保持アーム(33)を
作動させる操作手段とを備えると共に、 前記支持部(6)と保持部(37)との間の粘着テープ
(4)の部分の位置に、粘着テープ(4)に検出光を投
射する発光器(21)と、前記粘着テープ(4)を透過
した検出光を受光する受光器(22)とを配置し、 前記発光器(21)からの検出光が受光器(22)に受
光されないと、前記支持部(6)に支持されているロー
ル状の粘着テープ(4)が無くなったと判断する制御手
段と、 前記保持アーム(33)が粘着テープ(4)の引き出し
を開始してから、前記カッター(35a)が粘着テープ
(4)を所定長さに切断し、この切断から設定時間
(T)が経過するまでの間は、前記発光器(21)及び
受光器(22)による粘着テープ(4)の検出を無視す
る牽制手段とを備えてある包装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14448293A JP3487876B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14448293A JP3487876B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 包装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072214A JPH072214A (ja) | 1995-01-06 |
JP3487876B2 true JP3487876B2 (ja) | 2004-01-19 |
Family
ID=15363345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14448293A Expired - Fee Related JP3487876B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 包装装置 |
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JP (1) | JP3487876B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP14448293A patent/JP3487876B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH072214A (ja) | 1995-01-06 |
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