JP2560318B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2560318B2
JP2560318B2 JP62061986A JP6198687A JP2560318B2 JP 2560318 B2 JP2560318 B2 JP 2560318B2 JP 62061986 A JP62061986 A JP 62061986A JP 6198687 A JP6198687 A JP 6198687A JP 2560318 B2 JP2560318 B2 JP 2560318B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、例えばキー入力により作成した文章等のキ
ャラクタデータを、装置本体を移動させることで副走査
を得、記録紙上に印字する印字装置に関する。
[従来技術とその問題点] 例えば、ハンディコピー機等、最近、装置本体を移動
させることで印字を行なう小型な印字装置が考えられて
いる。すなわち、この印字装置は、画像メモリ等に予め
記憶される読取り画像データを、装置本体の移動速度に
応じて読出し、熱転写印字ヘッドを介して記録紙上に印
字出力するものである。
しかしながら、上記従来の印字装置は、常に、メモリ
内に書込まれたデータの先頭から順次読出し印字するも
のであるため、例えば印字データの末尾を記録紙の右
端、あるいは下端に揃えて印字するのは大変困難であっ
た。
[発明の目的] 本発明は上記のような問題点に鑑みなされたもので、
印字データの先頭あるいは末尾部分を、記録紙上の任意
の位置に設定して印字することが可能となる印字装置を
提供することを目的とする。
[発明の要点] すなわち本発明に係わる印字装置は、装置本体の記録
紙上での一方向への移動により該記録紙上に印字を行な
う印字手段と、上記記録紙上に印字される文字,記号,
図形等の印字データを記憶する記憶手段と、第1の印字
動作又は第2の印字動作を指定する指定手段と、この指
定手段により第1の印字動作が指定されたときに、上記
記憶手段に記憶される印字データを書込み先頭アドレス
から最終アドレスに向けて読出し上記印字手段を介して
上記記憶手段に記憶される印字データの示す文字,記
号,図形等の形状に対応した像を印字し、上記指定手段
により第2の印字動作が指定されたときに、上記記憶手
段により記憶される印字データを書込み最終アドレスか
ら先頭アドレスに向けて読出し上記印字手段を介して上
記記憶装置に記憶される印字装置の示す文字,記号,図
形等の形状と左右上下を反転した像を印字する制御手段
とを備えて構成したものである。
[発明の実施例] 以下図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
第1図はその電子回路の構成を示すもので、同図にお
いて11は制御部であり、この制御部11には、モード切換
スイッチ12からのモード切換信号を始めとして、キー入
力部13からの各種キー入力操作信号、及びエンコーダ14
からの装置本体の移動量に応じたパルス信号、つまり、
移動量検出信号が入力される。そして、制御部11は、上
記モード切換スイッチ12及びキー入力部13からの各種キ
ー操作信号に応じて変換データ(キー入力データ)記憶
部15、表示用RAM16、表示駆動回路17、かな/漢字変換
部18、文章データ記憶部19、サーマルヘッド駆動回路2
0、及び表示ゲートG1〜G3、印字ゲートG4〜G6等を制御
する。変換データ記憶部15は、キー入力部13の文字・記
号入力キー及び機能キーの操作により入力される「か
な」及び「記号」等の文字記号データを順次記憶するも
ので、この変換データ記憶部15に入力されるキー入力文
字記号データは、かな/漢字変換部18と必要な照合がな
されて対応する部分を漢字に変換された上、文章データ
記憶部19に記憶される。かな/漢字変換部18は、キー入
力部13のかな/漢字変換キーの操作に応じ制御部11から
変換キー信号が出力されると、上記変換データ記憶部15
に記憶されたキー入力文字記号データの中の「かな」文
字に対応する漢字検索を行なうもので、この際、漢字は
定形句→熟語→単漢字の順に検索され、検索された漢字
は表示用RAM16に送られ表示用キャラクタジェネレータ2
1及び表示駆動回路17を介して表示部22で表示される。
ここで、上記かな/漢字変換部18にて検索された漢字が
同音異義語あるいは同音異字語が複数存在する場合であ
って、表示部22による表示限度個数分以上ある場合に
は、キー入力部13の次候補キーの操作によりその他の未
表示分の候補漢字が読出され順次入替わり表示される。
このかな/漢字変換後、例えば入力文書の文節に合わせ
てキー入力部13において区切りキーが操作されると、そ
の変換漢字データが文書データ記憶部19に出力される。
一方、上記変換データ記憶部15で記憶されたキー入力デ
ータのうち、漢字変換を必要としない文字記号データ
も、上記文章データ記憶部19に転送され記憶される。す
なわち、文章データ記憶部19は、キー入力部13の操作に
より作成された文書情報を、かな/漢字変換された漢
字、無変換のかな、カタカナ、記号及び外字よりなる文
書キャラクタデータとして記憶する。この場合、文書デ
ータ記憶部19の書込みアドレスは、制御部11からアドレ
スセレクタ23を介して指定される。
そして、上記文書データ記憶部19に記憶された文書デ
ータの個々のキャラクタの文字及び記号データは、表示
用RAM16及び表示用キャラクタジェネレータ21、表示駆
動回路17を介して表示部22に出力され表示されると共
に、印字用キャラクタジェネレータ24を介して実際のキ
ャラクタとして呼出されサーマルヘッド駆動回路20に出
力される。この場合、通常(左詰め)印字書式のプリン
ト処理時には、インバータINV1を介し選択されるゲート
G2を介して表示駆動回路17に、アンドゲートAND1を介し
選択されるゲートG5を介してサーマルヘッド駆動回路20
にそれぞれキャラクタデータの転送が行なわれる。ま
た、右詰め印字書式でのプリント処理時には、アンドゲ
ートAND2を介し選択されるゲートG3を介して表示駆動回
路17に、アンドゲートAND3を介し選択されるゲートG6を
介してサーマルヘッド駆動回路20に、それぞれキャラク
タデータの転送が行なわれる。ここで、上記右詰め印字
書式の指定時においては、表示部側でゲートG1を、印字
部側でゲートG6を介すことにより、文書データ記憶部19
から予めそのデータの順序を逆にしてアドレス指定され
読出された8ビット1組のキャラクタデータが、さらに
そのビット方向で逆に並べ変えられ、つまり表示,印字
キャラクタの上下方向が逆転変換される。
一方、サーマルヘッド駆動回路20には、制御部11から
印字キー信号が出力された際に、アンドゲートAND4をエ
ンコーダ14からのエンコーダパルスが入力され、このエ
ンコーダパルスに同期して印字用キャラクタジェネレー
タ24からゲートG5又はG6を介し入力されるキャラクタデ
ータを1ライン毎にサーマルヘッド25に転送する。この
場合、サーマルヘッド25による印字品質は、例えば24×
24ドット(全角)であるので、上記1ラインとは1キャ
ラクタの1/24ラインを意味する。また、サーマルヘッド
駆動回路20は、図示しないが、エンコーダ14からのエン
コーダパルスをカウントして、このカウント値が、たと
えば「24」になると一文字印字検出信号cを出力する一
文字印字検出回路を備えている。
一方、上記文書データ記憶部19の読出しアドレスは、
アップダウンカウンタ26よりゲートG7及び上記アドレス
セレクタ23を介して指定される。上記アップダウンカウ
ンタ26によるアドレスデータは、プリントモードPRにお
ける制御部11からの印字キー信号の出力時、あるいは印
字対象となる文書データを先に進めたり、元に戻したり
する次キー信号や前キー信号の出力時において、ゲート
G7を介し転送されるもので、このカウンタ26に対するカ
ウンタクロックは、バイナリカウンタBCからワンショッ
ト回路Aを介し与えられるか、又は、停止コード判断部
27からインバータINV3を介し与えられる。また、ダウン
カウント命令DWNは、上記前キー信号の出力時、又は、
印字キー信号及び右詰めキー信号の同時出力時におい
て、オアゲートOR2を介して与えられる。
停止コード判断部27は、文書データ記憶部19から読出
される文書データに、その文節位置に対応して前記区切
りキー操作により含まれた停止データ「停」を判断する
もので、この停止データ判断信号は、オアゲートOR3を
介してアンドゲートAN6の一端子に与えられる。このオ
アゲートOR3の他端子には上記前キー信号aが直接与え
られ、また、アンドゲートAND6の他端子には、上記前キ
ー信号aがインバータINV4を介し与えられる。つまり、
アンドゲートAND6は、前キー信号aのない状態で文書デ
ータ記憶部19より上記停止データが読出されると“オ
ン”するもので、この時、上記バイナリカウンタBCが
“H"又は“L"にセットされる。このバイナリカウンタBC
が“H"にセットされた場合には、ワンショット回路Aよ
り上記アップダウンカウンタ26に対しカウンタクロック
が送られると同時に、オアゲードOR4を介してアドレス
ラッチ回路28に、上記読出しアドレスデータのラッチ信
号が与えられる。このアドレスラッチ回路28には、上記
前記キー信号出力の際にも、ワンショット回路Bを介し
ラッチ信号が与えられる。このアドレスラッチ回路28に
ラッチされたアドレスデータは、アドレス切換え部29か
らのアドレス切換え命令により上記アップダウンカウン
タ26に転送される。
第2図は上記アドレス切換え部29の回路構成を示すも
ので、前キー信号の出力時においてセットされるフリッ
プフロップFFからのセット信号b及び右詰め信号が与え
られる状態で印字キー信号が出力されるか、又は、右詰
め信号のない状態で印字キー信号が出力されると、それ
ぞれオアゲートOR5を介してアドレスラッチ回路28へア
ドレス切換え信号が出力される。
第3図は表示用キャラクタジェネレータ21と表示駆動
回路17との間、及び印字用キャラクタジェネレータ24と
サーマルヘッド駆動回路20との間に、それぞれ構成され
る右詰め/左詰め切換え用ゲート回路の接続構成を示す
もので、左詰め印字の場合には、表示用又は印字用キャ
ラクタジェネレータ21または24を介して読出されたキャ
ラクタデータは、左詰め用ゲートG2またはG5を介しその
ままの配列で表示又はサーマルヘッド駆動回路17または
20に転送される。そして、右詰め印字場合には、上記キ
ャラクタジェネレータ21または24からのキャラクタデー
タは、その上下方向逆配列となって駆動回路17または20
に転送される。つまり、文書データ記憶部19に対する読
出しアドレスが、書込み時と全く逆に与えられれば、表
示又は印字出力される文書キャラクタは、その上下左右
がひっくり返った状態となる。
第4図及び第5図はそれぞれ左詰め印字及び右詰め印
字状態における読取り及び印字可能な装置本体30の外観
構成を示すもので、この装置本体30は、ユーザの手で充
分に持てる程度の大きさで構成される。まず、装置本体
30の左側面には、モード切換えスイッチ12が設けられ
る。このモード切換えスイッチ12は、電源のオン・オ
フ、及びワープロモード(文書作成モード)WP、プリン
トモード(印字モード)PRの切換を行なうもので、ワー
プロモードWP又はプリントモードPRを指定した際に電源
がオンされる。一方、装置本体30の前面には、キー入力
部12及び表示部22が設けられる。キー入力部13には、文
字・記号入力キー31、機能キー32、カーソルキー33、か
な/漢字変換キー34、次候補キー35、漢字選択キー36a
〜36eが配置される。ここで、上記表示部22は、例えば
1行全8文字表示とする。また、装置本体30の下面に
は、例えば1ライン48ドットのライン型のサーマルヘッ
ドが、そのライン方向を装置本体30の幅方向に向けて備
えた印字ヘッド部HAが設けられる。
上記文字・記号入力キー31は、作成文書のかな入力、
あるいは機能キー32との兼合いで英数字・記号等を入力
するのに使用されるもので、機能キー32には、例えば、
文書入力の開始・終了等、文節を区切る区切りキー32a
を始めとして、挿入、削除、シフト用の各キー、無変換
キー32b、前キー32c、次キー32d、右詰めキー32eそして
印字キー32f等、上記文字・記号入力キー31による文書
作成あるいは印字書式の指定、印字に必要な様々な機能
を指示するキーが配置される。そして、この文字・記号
入力キー31及び機能キー32による入力文字及び記号は、
順次、上記表示部22にて表示される。カーソルキー33
は、表示部22上に上記入力文書や記号と共に表示される
カーソルを左右方向へ移動させるもので、このカーソル
の移動により入力位置の指定、機能範囲の指定等を行な
う。かな/漢字変換キー34は、上記文字・記号入力キー
31によりかな入力した作成文書を、定形句,熟語,単漢
字毎にかな→漢字変換するのに使用されるもので、この
際、変換先の漢字は被変換かな文書と共に表示部22上に
所定数表示され、次候補キー35を操作することでその他
多数の同音異義語が代わる代わる表示される。このかな
/漢字変換により変換したい漢字が表示部22上に表示さ
れた場合には、対応する漢字選択キー36a〜36eにより所
望の漢字を選択指定する。
つまり、モード切換スイッチ12によりワープロモード
WPを指定し、上記文字・記号のキー入力操作、及びかな
/漢字変換操作、漢字選択操作を繰返すことで、所望の
文書が作成される。この場合、文書入力の際、開始と終
了及び各文節毎に上記区切りキー32aを操作するが、こ
の区切りキー32aの操作時には、所定の区切りコード
(停コード)が入力され、表示部22上には「停」として
表示される。そして、キー入力作成された文書をプリン
トする場合には、モード切換スイッチ12によりプリント
モードPRを指定した後、ヘッド部HAを記録紙A(第4
図,第5図中ノートの表紙)面に接触させ、印字キー32
fを押した後装置本体30を矢印Xで示す方向に移動させ
る。これにより、作成文書のプリントが行なわれる。こ
の場合、プリントモードPR切換え後に、予め上記右詰め
キー32eを操作して右詰め印字の書式を指定すれば、装
置本体30をその裏側を手前にした状態で記録紙Aの右端
から矢印X方向に移動させることで、自動的に右詰め印
字がなされることになる。なお、第5図に示す右詰め印
字状態では、予め、記録紙Aとなるノートを上下逆様に
した上で印字操作を行なっているので、装置本体30の裏
側が手前に見えている。
第6図は上記装置本体30内に構成されるプリント部41
を示すもので、同図において、42はインク・リボン・カ
セットであり、このカセット42はプリント部41を中心と
する装置本体30の内部に、精度よく装脱可能な形状に構
成される。インク・リボン・カセット42には、2本のリ
ボンスプール43a,43bが設けられ、それぞれが熱転写イ
ンク・リボン44の繰出しスプール,巻取りスプールとな
る。熱転写インク・リボン44は、そのリボン・カセット
42の下端部において印字ヘッド設置用切り欠き45から一
部範囲露出引出されてセットされる。上記プリント部41
の印字ヘッド部HAには、リボン装填用開口46が形成さ
れ、この開口46の中央部には、そのヘッド面を装置本体
30の下面からやや突出させてサーマルヘッド25が配置さ
れる。このサーマルヘッド25は、ヘッド取付け部材のス
ライド孔に沿い微少上下動可能にして設けられ、ばね47
の作用により常時下方向への印字圧力が保持される。さ
らに、このサーマルヘッド25の配置された装置本体30の
下面側には、上記リボン装填開口46の両側に、それぞれ
ゴムローラ48、49が配置される。このゴムローラ48、49
は、プリント操作の際に装置本体30を矢印Xで示す方向
に移動させると、前記記録紙Aに接して回転するもの
で、一方のゴムローラ48には、その側部に同軸的に歯車
が一体に固着され、この歯車は、図示しない一方向クラ
ッチを介してリボン巻取り軸50に連結される。ここで、
1方向クラッチは、矢印X方向へのプリント動作時の
み、1次側の回転を2次側に、つまり、ゴムローラ48の
回転をリボン巻取り軸50に伝える構成となっている。さ
らに、上記ゴムローラ48に同軸的に固着された歯車に
は、エンコーダディスク51も連結される。このエンコー
ダディスク51には、複数のスリット51a,51b,…が一定間
隔を保って放射状に形成され、このエンコーダディスク
51のスリット形成部を間に介して相対向する位置(第6
図中、手前側と向こう側)に、LED52及びフォトセンサ5
3が配置される。この場合、LED52からの投射光は、エン
コーダディスク51のスリット51a,51b,…を通過してフォ
トセンサ53に入射する。つまり、エンコーダディスク5
1、LED52、フォトセンサ53等によりエンコーダ14が構成
される。そして、このプリント部41に対しては、リボン
巻取り軸50及びリボン供給軸54を支持軸としてインク・
リボン・カセット42が嵌合装着される。この場合、リボ
ン・カセット42の下端部の一部範囲で露出する熱転写イ
ンク・リボン44は、装置本体30のリボン装填用開口46に
配置されたサーマルヘッド25のヘッド面に接触してセッ
トされる。ここで、繰出スプール43aから繰出されたイ
ンク・リボン44は、サーマルヘッド25に接触した後、順
次、矢印Zで示すように巻取りスプール43bに巻取られ
る。
次に、上記構成の印字装置の動作について説明する。
まず、所望の文書を作成するには、モード切換スイッ
チ12を操作してワープロモードWPを指定する。すると、
制御部11はワープロモードWPにセットされる。ここで、
ユーザは、装置本体30のキー入力部13を操作し所望の文
字,記号等を順次入力する。
始めに、文字・記号入力キー31及び機能キー32を操作
して作成したい文書情報をキー入力すると、その入力文
書データは制御部11を介してアドレス指定される変換デ
ータ記憶部15に順次転送される。この場合の、文書入力
形式は、入力開始及び終了、そして入力中における文節
毎に区切りキー32aによる区切り操作を行なう。同時
に、上記入力文書データは、表示用RAM16,表示用キャラ
クタジェネレータ21,ゲートG2及び表示駆動回路17を介
して、表示部22上に表示されていく。そして、上記所望
文書のかな入力後、その文節毎にかな/漢字変換キー34
を操作すると、かな/漢字変換部18にて、入力文字の先
頭から定形句→熟語→単漢字の順でかな/漢字変換処理
が行なわれる。ここで、予め、記憶される候補漢字の何
れかにかな文字の読みが一致すると、交換対象となるか
な文字がカーソルで示されると共に、同音の候補漢字列
が表示部に表示される。ここで、ユーザが漢字選択キー
36a〜36eを操作して同音候補漢字中の所望の漢字を指定
すると、上記変換対象のかな文字が漢字変換される。こ
の場合、変換後の漢字データは、文書データ記憶部19に
転送され記憶される。この後、再び上記と同様にして文
節入力/漢字変換処理を繰返し文書操作を行なう。
一方、上記一連のかな/漢字変換時における同音候補
漢字の表示状態において、表示部22上に表示される候補
漢字中に所望の漢字が存在しない場合には、次候補キー
35を操作し、その他の同音候補漢字を入替わり表示させ
る。この次候補漢字内に所望の漢字が存在すれば、再び
上記と同様の漢字選択処理を繰返しかな/漢字変換を実
行する。また、上記1回の次候補キー35の操作で所望の
漢字が表示されない場合には、さらに次候補キー35を操
作して他の同音候補漢字を表示させる。ここで、かな/
漢字変換により選択指定された漢字は、順次、上記かな
/漢字変換部18から文書データ記憶部19に転送される
が、かな/漢字変換の必要が無いかな文字,記号等は、
機能キー32の無変換キー32bを操作することで、変換デ
ータ記憶部15での記憶データのまま文章データ記憶部19
に転送される。以上の文字記号文節入力処理、かな/漢
字変換処理、漢字選択処理を繰返すことで、所望の文書
が作成され文書データ記憶部19に記憶される。この場
合、文書データ記憶部19に記憶される作成文書データに
は、文節毎に操作された区切りキー32aの入力位置に対
応して、所定の区切りコード(「停」コード)が書込ま
れる。この「停」コードは、作成文書データプリント時
におけるプリントデータの前後関係判断要素となる。
次に、上記のようにしてキー入力作成した文書データ
をプリント・アウトする場合の動作について説明する。
文書データをプリントする場合は、モード切換スイッチ
12をプリントモードPR位置に切換える。このモード切換
えスイッチ12の切換えにより制御部11はプリントモード
にセットされ、文章データ記憶部19は読出し状態に、ま
た、サーマルヘッド駆動回路20はエンコーダ41からのエ
ンコーダパルスの入力待ち状態となる。この状態で、ユ
ーザは第4図で示すように、印字ヘッド部HAを記録紙A
に接触させ、印字キー32fを押した後装置本体30を矢印
Xの方向に移動させる。この装置本体30の移動に伴い、
第6図におけるゴムローラ48,49が回転し、この回転に
伴ってエンコーダディスク51が回転する。そして、この
エンコーダディスク51の回転によりLED52からスリット5
1a,51b,…を介してフォトセンサ53に送られる光が断続
制御され、フォトセンサ53からパルス信号が出力され
る。そして、このフォトセンサ53から出力されるパルス
信号がエンコーダ14の出力となり、装置本体30に対する
移動量検出信号として制御部11、及びサーマルヘッド駆
動回路20に送られる。また、上記ゴムローラ48の回転
は、リボン巻取り軸50に伝達され、さらに、インク・リ
ボン・カセット42内の巻取りスプール43bに伝えられ
る。これにより、リボン巻取りスプール43bが回転し、
リボン繰出しスプール43aからリボン装填用開口46を通
り案内されてきた熱転写インク・リボン44を巻取る。こ
の場合、上記リボン巻取り軸50は、装置本体30の移動に
伴い、記録紙Aとインク・リボン44との間に滑りを生じ
させないよう装置本体30の移動量に合わせて回転し、ま
た、インク・リボン44は圧縮ばね47による常時下方向へ
の印字圧力を有するサーマルヘッド25により記録紙Aに
軽く押し当てられる。
一方、上記フォトセンサ53から出力される移動量検出
信号は、上記したようにエンコーダ14の出力信号として
制御部11及びサーマルヘッド駆動回路20に送られる。す
ると、エンコーダ11からの移動量検出信号に応じて文章
データ記憶部19のメモリアドレスが、アップダウンカウ
ンタ26により順次指定され、そこに記憶されている文書
データが読出され、ゲートG4,印字用キャラクタジェネ
レータ24及びゲートG5を通して個々のキャラクタデータ
としてサーマルヘッド駆動回路20へ出力される。このサ
ーマルヘッド駆動回路20は、上記エンコーダ14からの移
動量検出信号に同期して、つまり上記文書データの読出
しタイミングに同期してサーマルヘッド25を駆動する。
このサーマルヘッド25の駆動により、文書データがイン
ク・リボン44を介して記録紙A上に熱転写される。この
場合、アップダウンカウンタ26による読出しアドレス
は、文章データ記憶部19より実際に読出される個々のキ
ャラクタデータと、プリントモードPRにおいて常時判断
部27にラッチされる「停」コードとの判断動作毎にカウ
ントされる。つまり、個々のキャラクタデータが読出さ
れる毎に、次のメモリアドレスがアップダウンカウンタ
26により指定されることになる。ここで、文書データ記
憶部19から上記「停」コードが読出されると、アップダ
ウンカウンタ26による読出しアドレスのカウント動作は
停止され、その印字動作は一時中断される。したがっ
て、文節毎に区切られた印字処理が繰返されることにな
る。この場合、装置本体30の移動に伴い、インク・リボ
ン・カセット42の繰出しスプール43aからインク・リボ
ン44の未使用部分が送出され、上記サーマルヘッド25に
より熱転写された後の使用済み部分が同カセット42内の
巻取りスプール43bに順次巻取られる。上記のようにし
て装置本体30を移動操作することにより、文章データ記
憶部19に記憶されている作成文書データが記録紙Aに順
次プリントされる。
ここで、上記文書データのプリント動作に応じた表示
部22における文書表示状態を説明する。
まず、モード切換えスイッチ12が切換えられたプリン
トモードの初期状態では、文書データ記憶部19に記憶さ
れる作成文書データは、その先頭から表示可能範囲が表
示される。そして、プリントが開始されると、記録紙A
上に実際に熱転写プリントされた文字・記号に対応する
文書データは表示部22上から順次(例えば1文字毎)消
え、替わって、今まで表示されていた文書データに続く
文書データ記憶部19内の文書データがシフトして表示さ
れる。この後、上記文書データ記憶部19内に記憶される
被印字文書データのプリントが終了すると表示部22は空
白状態となる。つまり、ユーザは、プリントすべき文書
データを、上記表示部22の表示状態を見て確認しながら
装置本体30を移動させプリント処理を行うことになる。
こうして、一旦、全文書データのプリントを終えた後、
さらに同一文書をプリントする場合には、機能キー32中
のRS(リスタート)キーを操作することにより、再びプ
リントモードの初期状態に戻る。
次に、上記印字装置によるプリント動作を、第7図
(A)及び(B)に示すフローチャートを参照してさら
に詳細に説明する。
まず、制御部11がプリントモードPRにセットされない
状態では、ステップS1〜S3を繰返し、前述した文書デー
タキー入力等の処理が行なわれる。
ステップS4〜S9は、プリントモードPRの設定直後にお
ける文書データの表示動作を示すもので、モード切換え
スイッチ12の操作により、制御部11がプリントモードPR
にセットされると、まず、ステップS4において、文書デ
ータ記憶部19に記憶される先頭の文書データが読出され
判断部27に送られる。この場合、先頭データは、文書入
力開始時に区切りキー32aにより入力された「停」コー
ドであるので、上記判断部27は「停」コードの判断検出
信号を出力し、バイナリカウンタBCを“1"に反転させる
(ステップS5〜S6)。この際、上記文書データ記憶部19
より読出された文書データ(この場合「停」)は、ゲー
トG1を介して表示用RAM16に転送され、表示用キャラク
タジェネレータ21及びゲートG2及び表示駆動回路17を介
して表示部22で表示される(ステップS7)。また、上記
ステップS6において、バイナリカウンタBCが“1"に反転
することで、ワンショット回路Aが作動し、アップダウ
ンカウンタ26にセットされているアドレスデータ(この
場合、先頭アドレス)がアドレスラッチ回路28にラッチ
される(ステップS8)。そしてまた、上記アップダウン
カウンタ26における読出しアドレスのアドレス値が(+
1)カウントアップされる(ステップS9)。すると、文
書データ記憶部19に対する読出しアドレスが進み、上記
「停」コードの次のキャラクタデータが読出され、再び
判断部27に送られる(ステップS4)。この場合、読出し
データは、通常のキャラクタデータであるので、判断部
27は上記「停」コードの判断検出信号の出力を停止する
もので、これにより、インバータINV3を介してアップダ
ウンカウンタ26にカウンタクロックが与えられ、文書デ
ータ記憶部19に対する読出しアドレスはさらに(+1)
カウントアップされる(ステップS5→S9)。つまり、こ
の後、上記ステップS4,S5→S9において、文章データ記
憶部19に対する読出し処理を繰返すことで、予め作成さ
れた文書データが読出され順次表示部22に表示出力され
て行く。
この表示手段に対する文書データの読出し転送状態に
おいて、文節の区切りを示す次の「停」コードが読出さ
れると、判断部27は「停」コードの判断検出信号を再び
出力し、バイナリカウンタBCを“0"に反転させる。する
と、アップダウンカウンタ26に対するカウンタクロック
の供給が停止されることで、読出しアドレスのカウント
アップが止まり、文書データ記憶部19からの作成文書デ
ータの読出し処理は停止される。すなわち、この時、文
書データ記憶部19に記憶された文書データは、1個目の
「停」コードから2個目の「停」コードの直前まで、つ
まり文書データの1文節目が読出されたことになり、表
示部22には、「停」マークに続いて、読出された文書デ
ータが表示可能範囲内で表示されることになる。
ここで、さらに次の文節の文書データを読出したい場
合に、次キー32bを操作すると、ステップS10を経て、再
びステップS4〜S9の読出し処理に戻り、2番目以降の文
節の文書データが読出され表示されることになる。この
場合、次キー32dの操作により順次第2,第3文節の文書
データが読出される状態では、アドレスラッチ回路28に
はその読出された文節の先頭アドレスが、また、アップ
ダウンカウンタ26には最終アドレスがセットされること
になる。
また、上記次キー32dの操作により、第2文節目ある
いは第3文節目以降の文書データが読出された状態で、
再び前の文節を呼び戻したい場合には、前キー32cを操
作する(ステップS11)。すると、まず、アップダウン
カウンタ26にセットされている読出しアドレスが“0"で
ないこと、つまり読出し文書の呼び戻しが可能であるこ
とが確認された後、ワンショット回路Bが作動すること
で、現在表示されている文節の文書データ最終アドレス
が、ゲートG7を介しアドレスラッチ回路28にラッチされ
る(ステップS12,S13)。ここで、アップダウンカウン
タ26はオアゲートOR2を介しダウン(DWN)モードにセッ
トされる。そして、まず、現在、アップダウンカウンタ
26にセットされる最終アドレスに対応する文書データが
読出され、判断部27及び表示部22に送られる。すると、
続いて、判断部27において1つ手前の「停」データが判
断検出されるまで、その判断動作に応じて順次続出しア
ドレスがカウントダウン(−1)する。これにより、1
文節手前の文書データが読出され表示出力されて行く
(ステップS14〜S16)。この場合、前キー32cの操作に
より、再び、例えば第2,第1文節の文書データが読出さ
れた状態では、アドレスラッチ回路28にはその読出され
た文節の最終アドレスが、また、アップダウンカウンタ
26には先頭アドレスがセットされることになる。
次に、上記のようにして文書データ記憶部19より読出
し表示した文節文書データの印字を行なうには、印字キ
ー32fを操作すると共に、通常の左詰め印字を行なう
か、又は右詰め印字を行なうかを選択する(ステップS1
7,S18)。ここで、右詰めキー32eは操作されず、例えば
「天声人語スクラップ」なる文書データの左詰め印字を
行なうことになると、ステップS19に進み、現在、読出
されている文書データが前キー32cの操作により読出さ
れたものか否かが確認される。つまり、左詰め印字の先
頭となる文書データの先頭アドレスは、アドレスラッチ
回路28又はアップダウンカウンタ26の何れにセットされ
たかを確認するもので、ここで、前キー32cの操作なし
で先頭アドレスから順次読出された文節であれば、その
文節の先頭アドレスはアドレスラッチ回路28に、また、
最終アドレスはアップダウンカウンタ26にセットされて
いるので、予め、上記アドレスラッチ回路28にラッチさ
れる先頭アドレスをアップダウンカウンタ26に転送セッ
トする(ステップS20)。この場合、被印字文書データ
「天声人語スクラップ」は、第8図(A)に示すよう
に、その文節先頭のデータ「停」から表示可能範囲が表
示部22上に表示される。
そして、アップダウンカウンタ26に、上記先頭アドレ
スがセットされると、まず、始めにその先頭データ
「停」が文章データ記憶部19より読出され、判断部27に
て「停」コード判断検出信号が出力されることでバイナ
リカウンタBCが“1"に反転する(ステップS21〜S23)。
すると、ワンショット回路Aが作動することで、アップ
ダウンカウンタ26にセットされている被印字文書データ
の先頭アドレスがアドレスラッチ回路28にラッチされる
と共に、上記アップダウンカウンタ26により指定される
読出しアドレスが(+1)カウントアップされ、上記
「停」コードに続く文書データが、ゲートG4,印字用キ
ャラクタジェネレータ24及びゲートG5を介してサーマル
ヘッド駆動回路20に送られる。(ステップS24〜S26)。
この時、表示部22では、第8図(B)に示すように、上
記先頭アドレスに対応する「停」コードが消え、被印字
文書データを「天声人語スクラップ」の「天」以下表示
可能範囲が表示される。ここで、装置本体30が、例えば
第4図に示されるように、記録紙A(この場合、ノート
の表紙)上を移動することでエンコーダ14からエンコー
ダパルスが出力されると、サーマルヘッド駆動回路20は
そのエンコーダパルスに同期してサーマルヘッド25を駆
動し、転送データ「天」から左詰め印字を開始する(ス
テップS27,S28)。この際、まず、上記被印字データ
「天声人語スクラップ」のうち「天」が印字されると、
サーマルヘッド駆動回路20から一文字検出信号cが制御
部11に送られ、これにより制御部11は表示用RAM16に対
する表示アドレスを(+1)移動し、表示部22上に表示
される被印字文書データを1文字分スクロールさせる
(ステップS29,S30)。つまり、第8図(C)に示すよ
うに、被印字文書データ「天声人語スクラップ」の
「天」は消え、「声」以下表示可能範囲が表示される。
そして、さらに、装置本体30の移動印字処理を継続する
と、現在印字中の文節文書の次の文節の先頭に位置する
「停」コードが文章データ記憶部19より続出されるま
で、上記ステップS21,S22→S25〜S30による被印字文書
データの読出し,サーマルヘッド駆動回路20への転送,
印字,表示文字スクロール処理を繰返し、上記被印字文
書データ「天声人語スクラップ」が順次左詰めで印字さ
れることになる。この場合、第8図(D)及び(E)で
示すように、引続き、印字されたキャラクタデータは順
次表示部22上より消え去り、未印字データだけが表示さ
れることになる。つまり、オペレータは、常時、ヘッド
部HAにおける文書データの印字進行状況を確認しながら
装置本体30の移動操作を行なうことができ、正確な位置
で文章データの印字を区切ることが可能になる。ここ
で、読出された文節文書データの印字が終了し、次の文
節の先頭に位置する「停」コードが読出されると、判断
部27が再び「停」コード判断検出信号を出力すること
で、バイナリカウンタBCが“0"に反転すると共に、アッ
プダウンカウンタ26にはカウンタパルスが供給されなく
なり、文書データ記憶部19に対する被印字データの読出
し動作は停止する。
一方、上記ステップS17における印字キー32fのキー入
力後、例えば第9図(A)で示すように読出され表示さ
れた文書データ「研究開発部 持永信之」の右詰め印字
を行なうのに右詰めキー32eを操作すると、ステップS31
に進み、現在、読出されている文書データが前キー32c
の操作により読出されたものか否かが確認される。つま
り、右詰め印字の場合に印字の頭となる文書データの最
終アドレスは、アドレスラッチ回路28又はアップダウン
カウンタ26の何れにセットされたかを確認するもので、
ここで、上記被印字文書データ「研究開発部 持永信
之」が前キー32cの操作により最終アドレスから順次読
出された文節であれば、その文節の最終アドレスはアド
レスラッチ回路28に、また、先頭アドレスはアップダウ
ンカウンタ26にセットされているので、予め、上記アド
レスラッチ回路28にラッチされる最終アドレスをアップ
ダウンカウンタ26に転送セットする(ステップS32)。
この際、被印字文書データ「研究開発部 持永信之」
は、表示用RAM16からゲートG3を介し表示駆動回路17に
転送されるので、第9図(B)に示すように、その文節
最終のデータから表示可能範囲が順次逆に表示部22上に
表示される。ここで、アップダウンカウンタ26はダウン
モード(DWN)にセットされる。
そして、アップダウンカウンタ26に、上記被印字デー
タ「研究開発部 持永信之」の最終アドレスがセットさ
れることで、その最終アドレスに対応する右詰め印字の
先頭データが文書データ記憶部19より読出され判断部27
に送られる(ステップS33)。そして、判断部27にて
「停」コード判断検出信号が出力されるまで、つまり、
文書データ記憶部19より文節先頭の「停」コードが読出
されるまで、アップダウンカウンタ26における読出しア
ドレスのカウントダウン(−1)に伴い、順次被印字文
書データが逆アドレスで読出され、サーマルヘッド25を
介し印字される(ステップS34〜S38)。つまり、装置本
体30が、例えば第5図に示されるように、記録紙A(こ
の場合、上下逆にしたノートの表紙)上を移動すること
でエンコーダ14からエンコーダパルスが出力されると、
サーマルヘッド駆動回路20はそのエンコーダパルスに同
期してサーマルヘッド25を駆動し、転送データ「之」か
ら右詰め印字が開始される。すなわち、キー入力部13の
構成面を手前にして装置本体30を記録紙A上矢印X方向
に移動させると、文書データはその上下,左右を逆にし
た状態、所謂、正常な印字文書を上から見た状態で印字
されることになる。この際、表示部22では、第9図
(C)及び(D)で示すように、上記被印字データ「研
究開発部 持永信之」が順次1文字ずつ印字される毎
に、制御部11は表示用RAM16に対する表示アドレスを
(−1)ずつ変更し、表示部22上に表示される被印字文
書データを1文字分ずつスクロールさせる(ステップS3
9,S40)。そして、現在印字中の文節文書の先頭アドレ
ス位置に位置する「停」コードが文書データ記憶部19よ
り読出されるまで、上記ステップS33〜S40による被印字
文書データの逆アドレス指定による読出し,サーマルヘ
ッド駆動回路20への転送,印字,表示文字スクロール処
理を繰返し、上記被印字文書データ「研究開発部 持永
信之」が順次右詰めで印字されることになる。この場
合、オペレータは、常時、ヘッド部HAにおける文書デー
タの印字進行状況を確認しながら装置本体30の移動操作
を行なうことができ、正確な位置で文書データの印字を
区切ることが可能になる。ここで、読出された文節文書
データの右詰め印字が終了し、印字文節の先頭アドレス
位置に位置する「停」コードが読出されると、判断部27
が再び「停」コード判断検出信号を出力することで、バ
イナリカウンタBCが反転すると共に、右詰めキー32eが
解除されてアップダウンカウンタ26のダウンモード(DW
N)も解除され、文章データ記憶部19に対する被印字デ
ータの読出し動作は停止する。
こうして、上記右詰め印字が解除されると、表示部22
には、例えば第9図(E)に示すように、文章データ記
憶部19に記憶される文書データが、先頭アドレス以降表
示可能範囲で表示されるようになる。
第10図は上記文書データ「天声人語スクラップ」の左
詰め印字、「研究開発部 持永信之」の右詰め印字を、
何れもノートを記録紙Aとしてその同一表紙上に行なっ
た状態を示すもので、必要に応じ「左詰め印字」による
印字開始位置と「右詰め印字」による印字終了位置の設
定とを使い分け、所望の印字書式を得ることができる。
ここで、左詰め印字と右詰め印字の場合に、装置本体
30を同方向に移動させなければならない理由は、もし左
詰め印字と右詰め印字とでの装置本体30の移動方向が逆
であると、装置本体30の移動と共にリボン巻取り軸50に
巻取られるインク・リボン44は、両者の場合に逆方向に
移送されることになり、前回の印字動作持に印字済みと
なった部分が引出されてくることになるからである。
したがって、上記構成の印字装置によれば、規定外サ
イズの記録紙や閉じたノート等に対しても印字すること
ができるばかりか、右詰め印字等、文書データの印字位
置指定も行なうことが可能となり、さらに、被印字デー
タの印字進行状況を表示部にて確認しながら装置本体の
印字移動操作を行なえるので、任意サイズの用紙に対し
任意の書式で容易に印字することができるようになる。
尚、上記実施例では、1文字印字毎に表示部上の表示
文字を1文字分スクロールしているが、例えば、図形を
印字するような場合には、表示部と印字部とで、そのド
ット間隔を1対1あるいは1対2の対応を取り、1行又
は2行印字する毎にその印字行数分をスクロールするよ
う構成してもよい。
また、上記実施例では、表示データ上の印字済み部分
は、画面スクロールにより消去するよう構成したが、例
えば印字済み部分に対するマーキング、例えば枠で囲っ
たり,白黒反転等により印字済み部分を識別できるよう
構成してもよい。また、これとは逆に、未印字文字を識
別するよう構成してもよい。
次に、上記実施例では、予め、文書入力の際に区切り
キーを操作し、適当な文節毎に「停」コードを配置して
印字範囲を設定するよう構成したが、全文書の作成後、
改めて印字範囲を設定するよう構成してもよい。
さらに、表示部には、「停」コードにより範囲指定さ
れた1文節分の文書データが表示されるよう構成した
が、続く文書を連続して表示しても何等問題はない。
また、上記実施例では、インク・リボン・カセットを
用い、記録紙に対する熱転写印字を行なっているが、外
部記録紙を感熱記録紙とすれば、上記インク・リボンが
不要になることは勿論である。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、装置本体の記録紙上で
の一方向への移動により該記録紙上に印字を行なう印字
手段と、上記記録紙上に印字される文字,記号,図形等
の印字データを記憶する記憶手段と、第1の印字動作又
は第2の印字動作を指定する指定手段と、この指定手段
により第1の印字動作が指定されたときに、上記記憶手
段に記憶される印字データを書込み先頭アドレスから最
終アドレスに向けて読出し上記印字手段を介して上記記
憶手段に記憶される印字データの示す文字,記号,図形
等の形状に対応した像を印字し、上記指定手段により第
2の印字動作が指定されたときに、上記記憶手段により
記憶される印字データを書込み最終アドレスから先頭ア
ドレスに向けて読出し上記印字手段を介して上記記憶手
段に記憶される印字データの示す文字,記号,図形等の
形状と左右上下を反転した像を印字する制御手段とを備
えて構成したので、装置本体を一方向に移動させること
で記録紙上に印字を行なう印字装置において、印字デー
タの先頭あるいは末尾部分を、記録紙上の任意の位置に
設定して印字することが可能な印字装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる印字装置を示す電子
回路のブロック構成図、第2図は第1図の電子回路にお
けるアドレス切換部を示す回路図、第3図は第1図の電
子回路における表示用及び印字用の右詰めゲートと左詰
めゲートとを示す接続図、第4図及び第5図はそれぞれ
上記印字装置の左詰め印字状態及び右詰め印字状態を示
す外観斜視図、第6図は上記印字装置のプリント部を示
す構成図、第7図(A)及び(B)はそれぞれ上記印字
装置による印字動作を示すフローチャート、第8図
(A)〜(E)はそれぞれ上記印字装置の左詰め印字動
作に伴う被印字文書データの表示状態を示す図、第9図
(A)〜(E)はそれぞれ上記印字装置の右詰め印字動
作に伴う被印字データの表示状態を示す図、第10図は上
記印字装置による左詰め印字及び右詰め印字の具体例を
示す図である。 11……制御部、12……モード切換スイッチ、13……キー
入力部、14……エンコーダ、16……表示用RAM、17……
表示駆動回路、18……かな/漢字変換部、19……文章デ
ータ記憶部、20……サーマルヘッド駆動回路、21……表
示用キャラクタジェネレータ、22……表示部、23……ア
ドレスセレクタ、24……印字用キャラクタジェネレー
タ、25……サーマルヘッド、26……アップダウンカウン
タ、27……判断部、28……アドレスラッチ回路、29……
アドレス切換部、30……装置本体、31……文字・記号入
力キー、32……機能キー、32a……区切りキー、32b……
無変換キー、32c……前キー、32d……次キー、32e……
右詰めキー、32f……印字キー、33……カーソルキー、3
4……かな/漢字変換キー、35……次候補キー、36a〜36
e……漢字選択キー、41……プリント部、42……インク
・リボン・カセット、43a……繰出しスプール、43b……
巻取りスプール、44……インク・リボン、45……ヘッド
設置用切り欠き、46……リボン装填用切り欠き、47……
圧縮ばね、48,49……ゴムローラ、51……エンコーダデ
ィスク、52……LED、53……フォトセンサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体の記録紙上での一方向への移動に
    より該記録紙上に印字を行なう印字手段と、 上記記録紙上に印字される文字,記号,図形等の印字デ
    ータを記憶する記憶手段と、 第1の印字動作又は第2の印字動作を指定する指定手段
    と、 この指定手段により第1の印字動作が指定されたとき
    に、上記記憶手段に記憶される印字データを書込み先頭
    アドレスから最終アドレスに向けて読出し上記印字手段
    を介して上記記憶手段に記憶される印字データの示す文
    字,記号,図形等の形状に対応した像を印字し、上記指
    定手段により第2の印字動作が指定されたときに、上記
    記憶手段により記憶される印字データを書込み最終アド
    レスから先頭アドレスに向けて読出し上記印字手段を介
    して上記記憶装置に記憶される印字装置の示す文字,記
    号,図形等の形状と左右上下を反転した像を印字する制
    御手段と、 を具備したことを特徴とする印字装置。
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