JP2558401Y2 - パイプ椅子における背凭れ取付構造 - Google Patents

パイプ椅子における背凭れ取付構造

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JP2558401Y2
JP2558401Y2 JP5591093U JP5591093U JP2558401Y2 JP 2558401 Y2 JP2558401 Y2 JP 2558401Y2 JP 5591093 U JP5591093 U JP 5591093U JP 5591093 U JP5591093 U JP 5591093U JP 2558401 Y2 JP2558401 Y2 JP 2558401Y2
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祥司 塚原
雄二 倉橋
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パイプ椅子における背
凭れ取付構造に係わり、更に詳しくはパイプ状の脚杆を
有するパイプ椅子において簡単な構造にて背凭れを後脚
杆に強固に取付けることが可能なパイプ椅子における背
凭れ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパイプ椅子における背凭れ取付構
造は、例えば特公昭47−37070号公報にて開示さ
れる如く、パイプ状の脚杆の上端部に溝孔を形成し、該
溝孔内に先端がJ字状に湾曲した一対の取付板をその先
端反曲部を外側に向けて嵌合し、両取付板を背板の背面
に接合状態でネジ止めしてなる構造が提供されている。
【0003】また、実公昭55−51335号公報にて
開示さる如く、パイプ状の素材をコ字状に曲げて形成し
た背枠の内部空間に背凭れ板を嵌合するとともに、背枠
の縦杆の内方に突設した係合部片を背凭れ板の端面に形
成した溝内に嵌合し且つその下方の縦杆に形成した孔に
取付部片の軸部を嵌入した状態で、該取付部片の板状部
を背凭れ板の下端面にネジ止めしてなる取付構造が提供
されている。
【0004】しかし、前者の構造のものは、取付板と溝
孔との間のクリアランスによってガタつきが生じ、また
後者の構造のものは、背枠を構成する両縦杆間に背凭れ
板を取付けるものであるので、縦杆は強固である反面、
前記同様に溝と係合部片との間のガタつき、取付部片の
軸部と孔との間のガタつきが生じるとともに、背凭れ板
に無理な力が働いた場合には、溝が破損する恐れもあ
る。そして、両者に共通する問題として、前者の場合は
取付板、後者の場合は取付部片が背凭れ板と不連続な状
態で露出するので外観性にも劣るのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が前述の状況に
鑑み、解決しようとするところは、パイプ状の脚杆を有
するパイプ椅子において、後脚杆に背凭れを構成する部
材を簡単な構造で強固に取付けることが可能であるとと
もに、外観性にも優れたパイプ椅子における背凭れ取付
構造を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前述の課題解
決のために、パイプ椅子の後部両側に立設した後脚杆の
上端にダボを突設するとともに、両後脚杆間にその上端
を余して連結板を固着し、背凭れ横杆の下面に両端を余
して背凭れ板を固定するとともに、該横杆の両端下面に
少なくとも前記後脚杆のダボを嵌入する取付穴を形成
し、前記両後脚杆のダホを背凭れ横杆の取付穴に嵌入す
るとともに、前記背凭れ板を両後脚杆間に嵌合し且つ連
結板に接合した状態でネジ止めしてなるパイプ椅子にお
ける背凭れ取付構造を構成した。
【0007】また、前記背凭れ板の両側端面に、後支杆
の一部を嵌合受け入れ可能な縦溝を形成してなることが
より好ましい。
【0008】
【作用】以上の如き内容からなる本考案のパイプ椅子に
おける背凭れ取付構造は、後部両側に立設した後脚杆の
上端に突設したダボを、背凭れ板を下面に固定した背凭
れ横杆の両端下面に形成した取付穴に嵌入することで、
両後脚杆間に固着した連結板の板厚を薄くした場合で
も、両後脚杆の横方向の変位が確実に規制され、また背
凭れ板の下端を両後脚杆間にその上端を余して固着した
連結板の上面に接合した状態でネジ止めすることによ
り、背凭れ板を固定すると同時に前記ダボが取付穴に嵌
入する方向への引き付け力を背凭れ横杆に付与するもの
である。また、背凭れ板の両側端面は両後脚杆間に嵌合
しているので、背凭れ板の横ズレが生じないのである。
その上、外観性においては、背凭れ板の上下端縁を背凭
れ横杆と薄い連結板とで連続的に挟んだ状態になるので
ある。
【0009】また、背凭れ板の両側端面に、後脚杆の一
部を嵌合受け入れ可能な縦溝を形成することで、背凭れ
板と後脚杆との接合強度が向上し、後脚杆の捩じれに対
しても強度が向上する。
【0010】
【実施例】次に添付図面に示した実施例に基づき更に本
考案の詳細を説明する。図1〜図3は本考案に係るパイ
プ椅子を示し、図中1は後脚杆、2は前脚杆、3は座
板、4は背凭れをそれぞれ示している。
【0011】本実施例のパイプ椅子は、金属製の長い一
対の後脚杆1,1を後部両側に配して立設するととも
に、短い一対の前脚杆2,2を前部両側に配して立設
し、対角位置にある前脚杆2の上端と後脚杆1の上下中
間部とを、平面視十文字状に形成した金属製の連結杆5
を溶接等で固着し、該連結杆5の上面に立設した複数の
スペーサー6,…を介して前記座板3を固定し、そして
前記両後脚杆1,1の上端部間に背凭れ4を取付けた構
造を有するものである。
【0012】そして、本考案は、図4〜図7に示すよう
に、パイプ椅子の後部両側に立設した後脚杆1,1の上
端にダボ7を突設するとともに、両後脚杆1,1間にそ
の上端を余して連結板8を固着し、背凭れ横杆9の下面
に両端を余して背凭れ板10を固定するとともに、該横
杆9の両端下面に少なくとも前記後脚杆1のダボ7を嵌
入する取付穴11を形成し、前記両後脚杆1,1のダボ
7,7を背凭れ横杆9の取付穴11,11に嵌入すると
ともに、前記背凭れ板10を両後脚杆1,1間に嵌合し
且つ連結板8に接合した状態でネジ止めしてなることを
要旨とする。また、前記背凭れ板10の両側端面に、後
脚杆1の一部を嵌合受け入れ可能な縦溝12を形成して
なるのである。
【0013】ここで、前記背凭れ4は、木製で形成した
平面視弧状の背凭れ横杆9の下面に同じく木製で形成し
た平面視弧状の背凭れ板10を一体的に固定して構成し
たものであり、具体的には図5〜図7に示すように、背
凭れ横杆9の下面に沿って固定溝13を形成し、該固定
溝13内に背凭れ横杆9の上端を嵌合し、且つ接着剤に
て固定したものである。また、前記背凭れ横杆9であっ
て、背凭れ板10の端部に連続して前記後脚杆1の断面
形状に一致した凹部14を形成するとともに、該凹部1
4の中央部に前記取付穴11を形成したものである。こ
こで、前記凹部14は、本実施例では丸パイプ状の後脚
杆1を用いているので、円形に形成しているが、角パイ
プ状の後脚杆1を用いた場合には、四角形に形成する。
そして、前記背凭れ板10の両側端面には、平面視V字
形の前記縦溝12を形成し、該縦溝12内に後脚杆1の
内側一部を受け入れることができるようにしている。
【0014】また、前記連結板8は、金属製の薄板で形
成した平面視弧状の形状を有し、幅は前記背凭れ板10
の板厚より若干狭く設定するとともに、適所複数箇所に
ネジ15を挿通するための通孔16,…を形成し、前記
両後脚杆1,1間にその上端を余して溶接固定してい
る。
【0015】そして、前記両後脚杆1,1に背凭れ4を
取付けるには、前記背凭れ板10の両側の縦溝12,1
2を両後脚杆1,1間に上方から嵌入し、後脚杆1の上
端に突設したダボ7を取付穴11に嵌入し且つ後脚杆1
の上端を凹部14内に嵌入するとともに、背凭れ板10
の下端面を前記連結板8の上面に接合する。この状態
で、連結板8の通孔16,…に下方より挿通したネジ1
5,…を前記背凭れ板10に螺入して固定するのであ
る。このネジ15,…を背凭れ板10に螺入すること
で、背凭れ板10を連結板8に引き付け、それにより前
記ダボ7と取付穴11との嵌合関係、後脚杆1の上端と
凹部14との嵌合関係がより強固になる。
【0016】ここで、前記取付穴11及び凹部14内に
は、取付ける前に接着剤を塗布しておくと、取付強度が
更に向上するが、本考案では特に接着剤は必要ではな
い。接着剤を用いない場合には、前記ネジ15,…を外
すだけで、後脚杆1,1から背凭れ4を容易に分離で
き、他の部分も分離できるようにすれば、梱包及び分解
保管する場合のスペースがすくなくて済む。例えば、対
角位置ある後脚杆1と前脚杆2とは一本の連結杆5で溶
接固定し、他の後脚杆1と前脚杆2とを他の連結杆5で
溶接固定したものを、両連結杆5を交叉させてネジ止め
若しくは嵌合等によって連結することができ、それに座
板3をネジ止め等で取付けることができるようにすれ
ば、前記後脚杆1と前脚杆2及び連結杆5とを平面状と
なすことができるのである。
【0017】前記後脚杆1に背凭れ4を取付けた状態で
は、図7の想像線で示すように後脚杆1が位置するの
で、該後脚杆1の内方の一部が背凭れ板10の縦溝12
内に受け入れられ、それにより後脚杆1に対する背凭れ
板10の前後移動及び捩じれを規制することができ、ま
た縦溝12によって寸法誤差を吸収することも可能であ
る。
【0018】また、前記縦溝12は、前述の形状に限定
されるものではなく、例えば図8に示したように、後脚
杆1の表面形状に応じて平面視円弧状に形成しても良い
のである。
【0019】
【考案の効果】以上にしてなる本考案のパイプ椅子にお
ける背凭れ取付構造は、パイプ椅子の後部両側に立設し
た後脚杆の上端にダボを突設するとともに、両後脚杆間
にその上端を余して連結板を固着し、背凭れ横杆の下面
に両端を余して背凭れ板を固定するとともに、該横杆の
両端下面に少なくとも前記後脚杆のダボを嵌入する取付
穴を形成し、前記両後脚杆のダボを背凭れ横杆の取付穴
に嵌入するとともに、前記背凭れ板を両後脚杆間に嵌合
し且つ連結板に接合した状態でネジ止めしてなるので、
後部両側に立設した後脚杆の上端に突設したダボを、背
凭れ板を下面に固定した背凭れ横杆の両端下面に形成し
た取付穴に嵌入することで、両後脚杆間に固着した連結
板の板厚を薄くした場合でも、両後脚杆の横方向の変位
を確実に規制することができ、また背凭れ板の下端を両
後脚杆間にその上端を余して固着した連結板の上面に接
合した状態でネジ止めすることにより、背凭れ板を固定
すると同時に前記ダボが取付穴に嵌入する方向への引き
付け力を背凭れ横杆に付与することができ、強固に取付
けることができる。その取付作業も、両後脚杆間に上方
から背凭れを構成する背凭れ板を落し込み、ダボを取付
穴に嵌入し、下方からネジ止めするだけであるので簡単
に行えるのである。その上、背凭れ板の上下端縁を背凭
れ横杆と薄い連結板とで連続的に挟んだ状態になり、外
観性の向上を図ることができる。
【0020】また、背凭れ板の両側端面に、後脚杆の一
部を嵌合受け入れ可能な縦溝を形成することで、背凭れ
板と後脚杆との接合強度が向上し、背凭れ板の前後左右
のズレが全く生じず、後脚杆の捩じれに対しても強度が
向上するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るパイプ椅子の全体斜視図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく側面図である。
【図4】本考案の要部の分解斜視図である。
【図5】後脚杆に背凭れを取付ける前の状態を示した要
部断面図である。
【図6】後脚杆に背凭れを取付けた後の状態を示した要
部断面図である。
【図7】背凭れの要部底面図である。
【図8】他の実施例を示す背凭れの要部底面図である。
【符号の説明】
1 後脚杆 2 前脚杆 3 座板 4 背凭れ 5 連結杆 6 スペーサー 7 ダボ 8 連結板 9 背凭れ横杆 10 背凭れ板 11 取付穴 12 縦溝 13 固定溝 14 凹部 15 ネジ 16 通孔

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ椅子の後部両側に立設した後脚杆
    の上端にダボを突設するとともに、両後脚杆間にその上
    端を余して連結板を固着し、背凭れ横杆の下面に両端を
    余して背凭れ板を固定するとともに、該横杆の両端下面
    に少なくとも前記後脚杆のダボを嵌入する取付穴を形成
    し、前記両後脚杆のダボを背凭れ横杆の取付穴に嵌入す
    るとともに、前記背凭れ板を両後脚杆間に嵌合し且つ連
    結板に接合した状態でネジ止めしてなることを特徴とす
    るパイプ椅子における背凭れ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記背凭れ板の両側端面に、後脚杆の一
    部を嵌合受け入れ可能な縦溝を形成してなる請求項1記
    載のパイプ椅子における背凭れ取付構造。
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JP4510598B2 (ja) * 2004-11-12 2010-07-28 株式会社岡村製作所 椅子における背板の取付構造
JP4510599B2 (ja) * 2004-11-12 2010-07-28 株式会社岡村製作所 椅子における背板の取付構造
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