JP6923356B2 - 什器構成部材の支持構造、及びそれを備える什器 - Google Patents

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Description

本発明は、什器構成部材の支持構造、及びそれを備える什器に関する。
例えば、スタジアム、空港等に設置される椅子装置において、水平方向に延びるパイプ状の支持部材に、1つ以上の椅子を設けたものがある。支持部材は、脚部材を介して床面や壁面に固定して設置される。
このような椅子装置において、支持部材に椅子を固定するため、パイプ状の支持部材を挟持する二個一対のクランプ部材を用いたものがある。クランプ部材を用いた椅子等の什器の支持構造においては、什器から作用する荷重やモーメントに対する強度、椅子等の什器の組み立て作業を行う際の組立性等が要求される。
例えば、特許文献1には、断面視長方形状の支持部材を、それぞれ断面C字型をなした二個一対のクランプ部材で挟み込み、これら二個一対のクランプ部材同士をボルトで締結する構成が開示されている。このような構成においては、支持部材が、上下方向に長い断面視長方形状であることで、上下方向の荷重、及び椅子に着座した際の支持部材の中心軸回りの前後方向の回転モーメントに対する強度を確保している。
ところで、特許文献1に開示された構成においては、二個一対のクランプ部材によって支持部材を前後方向から挟み込んでいる。このため、クランプ部材と支持部材とが、前後方向において密着する。これに対し、支持部材の上下面とクランプ部材との間には、組立性等を考慮して、クリアランスが形成されている。支持部材とクランプ部材との間に上下方向のクリアランスが存在すると、クランプ部材同士を締結するボルトの締め込みが十分でなかった場合等に、支持部材を介して支持された椅子等の什器が上下方向に位置ずれしたり、ガタ付きを生じる可能性がある。また、一つの支持部材に複数の椅子等の什器を取り付ける場合、支持部材とクランプ部材との間のクリアランスによって、支持部材に対する椅子等の什器の取付位置が上下方向にばらつく場合がある。
これに対し、支持部材に、前後方向中央部の主部から、前後方向両側に張り出す板状のフランジを設け、このフランジに椅子を取り付ける場合がある。
このような構成によれば、フランジによって椅子等の取付位置が規制され、位置ずれやガタ付き、取付位置のばらつきを抑えることができる。
米国特許出願公開第2011/0024246号明細書
しかしながら、板状のフランジを有した支持部材の場合、フランジが形成された部分に対し、主部の前後方向における厚みが小さく、椅子等の什器から作用するモーメントに対する強度が不足する場合がある。
そこでなされた本発明の目的は、什器本体の位置ズレやガタ付き、取付位置のばらつきを抑えるとともに、モーメントに対する強度を高めることができる什器構成部材の支持構造、及びそれを備える什器を提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明に係る什器構成部材の支持構造は、什器の一部を構成する什器構成部材に設けられる什器側部材と、前記什器側部材が固定される固定部材と、を備える。前記什器側部材及び前記固定部材の一方は、前記什器側部材及び前記固定部材の他方を、前記什器側部材と前記固定部材とが対向する対向方向に交差する交差方向の両側から挟み込む第一クランプ部材及び第二クランプ部材と、前記第一クランプ部材と前記第二クランプ部材とを締結する締結部材と、を備える。前記什器側部材及び前記固定部材の他方は、記交差方向の第一側に鋭角をなして突出し、前記第一クランプ部材に前記対向方向の両側から挟み込まれ、前記第一クランプ部材が係合する第一突出部記交差方向の第二側に鋭角をなして突出し、前記第二クランプ部材に前記対向方向の両側から挟み込まれ、前記第二クランプ部材が係合する第二突出部と、前記第一突出部と前記第二突出部との間に、前記交差方向に沿って形成された平面部と、を有し、前記第一クランプ部材と前記第二クランプ部材とによって挟み込まれる被クランプ部と、記什器側部材及び前記固定部材の一方から前記対向方向に離間して形成される補強部と、を備える。前記第一突出部及び前記第二突出部のそれぞれは、前記平面部から前記交差方向に沿って延びる面と、前記平面部から前記交差方向に沿って延びる面に対して前記対向方向及び前記交差方向に交差する方向視して鋭角をなす面である傾斜部と、を備える。前記補強部は、前記傾斜部から突出している
このように、什器側部材と固定部材とは、第一突出部及び第二突出部を、第一クランプ部材と第二クランプ部材とで挟み込むことで互いに固定される。第一クランプ部材と第二クランプ部材とは、締結部材で締結すれば良いので、組立を容易に行うことができる。また、第一クランプ部材と第二クランプ部材とで、第一突出部及び第二突出部を挟み込むことで、什器側部材と固定部材とを、位置ズレやガタ付き、取付位置のばらつきを抑えつつ、強固に固定することができる。
さらに、補強部により主部の断面係数を高めることで、什器側部材及び固定部材の他方における、荷重やモーメントに対する強度が高まる。
また、上記什器構成部材の支持構造において、前記第一クランプ部材及び前記第二クランプ部材と、前記締結部材とは前記什器側部材に設けられるとともに、記被クランプ部、及び前記補強部は前記固定部材に設けられる。前記固定部材は、前記対向方向の一方の側に第一の前記什器側部材が固定される第一の前記被クランプ部と、前記対向方向の他方の側に第二の前記什器側部材が固定される第二の前記被クランプ部を有するようにしてもよい。
このように構成することで、対向方向の被クランプ部を備えた固定部材において、第一の被クランプ部と第二の被クランプ部との間における、荷重やモーメントに対する強度を有効に高めることができる。
また、上記什器構成部材の支持構造において、前記補強部は、前記第一の被クランプ部と、前記第二の被クランプ部とを連結するように設けられているようにしてもよい。
このように構成することで、第一の被クランプ部と第二の被クランプ部とを、補強部によって補強し、荷重やモーメントに対する強度を高めることができる。
また、上記什器構成部材の支持構造において、前記補強部は、前記交差方向の第一側と第二側とにそれぞれ形成され、前記第一側に形成された前記補強部は、前記交差方向の前記第一側に突出し、前記第二側に形成された前記補強部は、前記交差方向の前記第二側に突出しているようにしてもよい。
このように構成することで、補強部が形成された固定部材を、バランス良く補強することができる。
また、上記什器構成部材の支持構造において、前記補強部は、前記第一の被クランプ部及び前記第二の被クランプ部に対向する側に、前記対向方向に略直交する直交面を有しているようにしてもよい。
このように構成することで、過大な荷重やモーメントが作用した場合に、第一突出部及び第二突出部に係合する第一クランプ部材及び第二クランプ部材を直交面で受けることができる。これによっても、什器側部材と固定部材とが対向する対向方向の荷重やモーメントに対する強度が高まる。
また、上記什器構成部材の支持構造において、前記補強部は、前記対向方向に延び、前記第一の被クランプ部側の前記直交面と、前記第二の被クランプ部側の前記直交面とを連結する連結部をさらに備えるようにしてもよい。
このように構成することで、補強部の強度がさらに高まり、固定部材の荷重やモーメントに対する強度を高めることができる。
また、上記什器構成部材の支持構造において、前記補強部に対して前記交差方向内側に、前記第一の被クランプ部と前記第二の被クランプ部とを連結する内側連結部をさらに備えるようにしてもよい。
このように構成することで、主部の断面係数をさらに高めることができる。これにより、固定部材の荷重やモーメントに対する強度を高めることができる。
また、上記什器構成部材の支持構造において、前記内側連結部は、前記交差方向に間隔をあけて複数本が設けられ、前記第一の被クランプ部と前記第二の被クランプ部とを連結する第一アームと、前記交差方向に延び、複数本の前記第一アーム同士を連結する第二アームと、を備えるようにしてもよい。
このように構成することで、第一の被クランプ部と第二の被クランプ部とを第一アームで連結することで、固定部材を、対向方向にほぼ沿った方向のモーメントに対し、堅牢に抗することができる。また、第一アーム同士を第二アームで連結することで、固定部材に対し、交差方向にオフセットした位置に加わる対向方向の荷重によって第一アームに作用する回動方向のモーメントに抗することができる。
また、上記什器構成部材の支持構造において、前記第一アームは、前記第一の被クランプ部及び前記第二の被クランプ部のそれぞれから前記対向方向の中央部に近づくにしたがって、前記交差方向の内方に向かって傾斜して設けられるとともに、前記第一の被クランプ部側の前記第一アームと、前記第二の被クランプ部側の前記第一アームとは、前記交差方向の中央部で互いに接合され、前記第二アームは、前記交差方向の中央部において、前記第一の被クランプ部側の前記第一アームと前記第二の被クランプ部側の前記第一アームとに接合されているようにしてもよい。
このように構成することで、第一アームが傾斜しているので、固定部材に対し、対向方向にオフセットした位置に加わる荷重による回動方向のモーメントに対し、第一アームが直角あるいはそれに近い角度で抗することができる。したがって、什器側部材が固定部材よりも対向方向に大きな部材を備えていた場合であっても、固定部材の損耗を軽減することができる。
また、上記什器構成部材の支持構造において、前記第一の被クランプ部及び前記第二の被クランプ部は、それぞれ、前記第一アームに連続して延びる傾斜部を有しているようにしてもよい。
このように構成することで、第一クランプ部材や第二クランプ部材と、被クランプ部との接触面積を、両者を鉛直状態にする場合よりも増大させることができる。また、傾斜した第一アームと傾斜部とが連続することで、固定部材の形状が簡素化され、固定部材を形成する金型の複雑化を抑えることができる。
また、上記什器構成部材の支持構造において、前記固定部材は、前記対向方向及び前記交差方向に交差し、水平方向に延びるよう形成されているようにしてもよい。
このように構成することで、水平方向に延びる固定部材に対し、什器構成部材を、固定部材の水平方向の任意の位置に取り付けることができる。
また、上記什器構成部材の支持構造において、前記什器側部材は、構造物の床面又は壁面に固定され、前記固定部材を支持する支持脚に設けられているようにしてもよい。
このように構成することで、固定部材と、この固定部材を支持する支持脚とを、より強固に固定して、什器本体の位置ズレやガタ付き、取付位置のばらつきを抑えることができる。
また、上記什器構成部材の支持構造において、前記什器側部材は、少なくとも着座面を有した座部を備える椅子本体に設けられているようにしてもよい。
このように構成することで、固定部材と、この椅子本体とを、より強固に固定して、椅子本体の位置ズレやガタ付き、取付位置のばらつきを抑えることができる。
この発明に係る什器は、上記したような什器構成部材の支持構造を備える。
このように構成することで、什器本体の位置ズレやガタ付き、取付位置のばらつきを抑えることができる。
この発明に係る什器構成部材の支持構造、及びそれを備える什器によれば、什器本体の位置ズレやガタ付き、取付位置のばらつきを抑えるとともに、荷重やモーメントに対する強度を高めることができる。
この発明の一実施形態に係る什器構成部材の支持構造を適用した什器の全体構成を示す斜視図である。 上記什器の側面図である。 上記什器構成部材の支持構造を示す側面図である。 上記什器構成部材の支持構造を適用した什器の第1変形例を示す側面図である。 上記什器構成部材の支持構造の固定部材の変形例を示す側面図である。 上記什器構成部材の支持構造の固定部材の他の変形例を示す側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明による什器構成部材の支持構造、及びそれを備える什器を実施するための形態を説明する。しかし、本発明はこれらの実施形態のみに限定されるものではない。
以下の説明において、椅子本体40に利用者が着座した状態において、利用者から見て前方と後方とを結ぶ方向を前後方向(交差方向)FR、上方と下方とを結ぶ方向を上下方向(対向方向)UD、左方と右方とを結ぶ方向を幅方向LRと称する。
図1は、本実施形態に係る什器構成部材の支持構造を適用した什器の全体構成を示す斜視図である。図2は、什器の側面図である。図3は、什器構成部材の支持構造を示す側面図である。
図1、図2に示すように、ベンチシート装置(什器)10は、スタジアムや、空港、駅等の構造物に設置されるもので、支持脚(什器構成部材)20と、水平方向に延びる固定ビーム(固定部材)30と、椅子本体(什器構成部材)40と、連結部材(什器側部材)50と、を備えている。図1において、1つの椅子本体40のみを図示しているが、ベンチシート装置10は、固定ビーム30の長手方向において、複数の椅子本体40を備えることができる。
支持脚20は、下端部が構造物の床面F(図1参照)に固定され、上下方向UDの上方に向かって延びている。この実施形態において、支持脚20は、椅子本体40の幅方向LR両側にそれぞれ配置されているが、支持脚20は、固定ビーム30の長手方向両端部、あるいは固定ビーム30の長手方向に沿って適宜間隔をあけて設けてもよい。
各支持脚20は、後に詳述する連結部材50を介して、固定ビーム30に連結される。
固定ビーム30は、複数本の支持脚20上に支持されている。固定ビーム30は、アルミニウム合金、ステンレス等の金属材料から形成されている。固定ビーム30は、引抜成形あるいは押出成形等によって形成され、その長手方向に沿って同一断面形状が連続している。
椅子本体40は、幅方向LR両側に設けられた一対のフレーム41と、座部42と、背部43と、を備えている。
各フレーム41は、後に詳述する連結部材50を介して、固定ビーム30に連結されている。フレーム41は、座部支持部41aと、座部支持部41aから上方に向かって延びる背部支持部41bと、を一体に有している。
座部42は、幅方向LR両側の一対のフレーム41の間に配置されている。座部42は、利用者が着座する着座面42fを有している。座部42は、前後方向FRの後端部が、一対のフレーム41の座部支持部41aに設けられた軸支部44を介して回動可能に連結されている。座部42は、着座面42fを上方に向けた状態と、座部42の前端部を上方に跳ね上げた状態との間で、回動可能とされている。
背部43は、フレーム41の背部支持部41bに連結されている。背部43は、背部支持部41bの上端部から上下方向UDの上方に延びるよう設けられている。背部43は、前後方向FRの前方に、利用者が寄りかかる背凭れ面43fを有している。
このような椅子本体40は、後に詳述する連結部材50を介して、固定ビーム30に連結される。
なおここで、椅子本体40は、背部43を備えているが、少なくとも座部42を有していればよい。さらに、座部42を跳ね上げ可能としたが、座部42は固定状態で設置されるものであってもよい。
図3に示すように、このようなベンチシート装置10において、固定ビーム30は、被クランプ部32と、補強部35と、を備えている。
被クランプ部32は、固定ビーム30の上下方向UDの両側に、それぞれ設けられている。上下方向UDの上方(一方の側)の被クランプ部32(第一の被クランプ部)は、椅子本体40に設けられる連結部材50(第一の連結部材)が連結固定される。上下方向UDの下方(他方の側)の被クランプ部32(第二の被クランプ部)は、支持脚20に設けられる連結部材50(第二の連結部材)が連結固定される。
ここで、上下方向UDの上方の被クランプ部32と下方の被クランプ部32とは、その上下を反転させたのみで、同様の構成である。そこで、以下の説明においては、上下方向UDの下方に設けられた被クランプ部32を中心に説明を行い、上方に設けられた被クランプ部32については、下方の被クランプ部32と同符号を付して、その詳細な説明を省略する。
被クランプ部32は、突出部(第一突出部)32Aと、突出部(第二突出部)32Bと、平面部33と、傾斜部34と、を備えている。
突出部32Aは、固定ビーム30において、前後方向FRの中央部を構成する主部31から、前後方向FRの前方(第一側)に突出するよう形成されている。突出部32Bは、固定ビーム30において、主部31から前後方向FRの後方(第二側)に突出するよう形成されている。
ここで、この実施形態において、主部31は、主に、平面部33により形成されている。
平面部33は、突出部32Aと突出部32Bとの間に形成され、上下方向UDに直交する水平面に沿って形成されている。なお、平面部33は、突出部32A及び突出部32Bの少なくとも一方に形成されていればよい。図3に示したように、固定ビーム30において、下方の平面部33に、下方に向かって開口し、例えばカップホルダー等のオプション部材(図示無し)が装着できるオプション部材取付溝39を形成してもよい。
傾斜部34は、突出部32A及び突出部32Bのそれぞれに形成されている。傾斜部34は、固定ビーム30の上下方向UDの中央部に近づくにしたがって、固定ビーム30の前後方向FRの中央部の主部31側に漸次傾斜している。これにより、突出部32A,32Bは、それぞれ、鋭角に突出している。
補強部35は、被クランプ部32に対し、固定ビーム30の上下方向UDの中央部側に形成されている。本実施形態の固定ビーム30において、補強部35は、上方の被クランプ部32と、下方の被クランプ部32との間に設けられている。
補強部35は、固定ビーム30の前後方向FRの両側にそれぞれ形成された補助突出部36を備えている。各補助突出部36は、直交面36a,36aと、連結部36bと、を有している。
直交面36aは、上方の被クランプ部32の突出部32A,32Bに対向する側と、下方の被クランプ部32の突出部32A,32Bに対向する側とに、それぞれ形成されている。直交面36aは、上下方向UDに略直交する水平面に沿って形成されている。直交面36aは、傾斜部34から、前後方向FRにおいて固定ビーム30の外方に突出するよう形成されている。
連結部36bは、上下方向UDに延び、上方の被クランプ部32側の直交面36aの先端部と、下方の被クランプ部32側の直交面36aの先端部とを連結する。
このようにして、補助突出部36は、突出部32A及び突出部32Bの突出方向である前後方向FRに突出して形成されている。
前後方向FRの前方に形成された補助突出部36は、上方の被クランプ部32の突出部32Aと、下方の被クランプ部32の突出部32Aとを連結するように設けられている。前後方向FRの後方に形成された補助突出部36は、上方の被クランプ部32の突出部32Bと、下方の被クランプ部32の突出部32Bとを連結するように設けられている。
本実施形態において、固定ビーム30は、補強部35として、上記補助突出部36に対して前後方向FRの内側に、上方の被クランプ部32と下方の被クランプ部32とを連結する内側連結部38をさらに備える。
内側連結部38は、傾斜アーム(第一アーム)38aと、水平アーム(第二アーム)38bと、を有している。
傾斜アーム38aは、上方の被クランプ部32、下方の被クランプ部32のそれぞれの傾斜部34に連続して形成されている。各傾斜アーム38aは、固定ビーム30の上下方向UDの中央部に近づくにしたがって、固定ビーム30の前後方向FRの中央部側に傾斜している。上方の被クランプ部32の傾斜部34に連続する傾斜アーム38aと、下方の被クランプ部32の傾斜部34に連続する傾斜アーム38aとは、上下方向UDの中央部において、V字状に接合されている。
水平アーム38bは、水平面内で、前後方向FRに延びている。水平アーム38bは、上下方向UDの中央部において、前後方向FRの前方に位置する傾斜アーム38a,38aと、前後方向FRの後方に位置する傾斜アーム38a,38aとを接合する。
固定ビーム30は、上方の被クランプ部32と下方の被クランプ部32との間が、内側連結部38と上記補強部35とにより、上下の被クランプ部32よりも断面係数が高くなっている。
連結部材50は、支持脚20の上端部と、椅子本体40のフレーム41の下端部とに、それぞれ設けられている。支持脚20の上端部に設けられた連結部材50は、固定ビーム30の下方の被クランプ部32に連結される。椅子本体40のフレーム41の下端部に設けられた連結部材50は、固定ビーム30の上方の被クランプ部32に連結される。
ここで、支持脚20の上端部に設けられた連結部材50と、椅子本体40のフレーム41の下端部に設けられた連結部材50とは、その上下を反転させたのみで、同様の構成である。そこで、以下の説明においては、支持脚20の上端部に設けられた連結部材50を中心に説明を行い、椅子本体40のフレーム41の下端部に設けられた連結部材50については、支持脚20の上端部に設けられた連結部材50と同符号を付して、その詳細な説明を省略する。
連結部材50は、第一クランプ部材51と、第二クランプ部材52と、締結部材53と、を備える。
第一クランプ部材51及び第二クランプ部材52は、固定ビーム30の被クランプ部32を、前後方向FRの両側から挟み込む。ここで、第二クランプ部材52は、支持脚20の上端部(椅子本体40のフレーム41の下端部)に一体に固定されている。第一クランプ部材51は、第二クランプ部材52に、締結部材53によって締結されることで、支持脚20の上端部(椅子本体40のフレーム41の下端部)に取り付けられる。
第二クランプ部材52は、突出部32Bに係合する第二係合部521を有している。第二係合部521は、突出部32Bが係合する凹部522を備えている。第二係合部521は、凹部522の一部に、突出部32Bに形成された傾斜部34に対向する係合部傾斜面523を有している。係合部傾斜面523は、固定ビーム30の上下方向UDの中央部に近づくにしたがって、固定ビーム30の前後方向FRの中央部側に漸次傾斜している。
また、第二クランプ部材52は、固定ビーム30の平面部33に対向する支持面524を有している。この支持面524は、平面部33の略全体に対向するよう設けられている。支持脚20に設けられた連結部材50において、第二クランプ部材52の支持面524に、固定ビーム30の下方の平面部33を対向させることで、第一クランプ部材51を第二クランプ部材52に締結しない状態であっても、固定ビーム30を支持面524上で安定的に支持できる。また、椅子本体40に設けられた連結部材50において、第二クランプ部材52の支持面524に、固定ビーム30の下方の平面部33を対向させると、第一クランプ部材51を第二クランプ部材52に締結しない状態であっても、椅子本体40は、平面部33上で安定的に支持できる。
第二クランプ部材52は、前後方向FRの前方を向く側に、第一クランプ部材51が嵌め込まれる係合凹部525を有している。係合凹部525は、鉛直面526と、傾斜面527と、突き当たり面528と、を備える。
鉛直面526は、支持面524の前端部から上下方向UDに延びるよう形成されている。
傾斜面527は、鉛直面526に連続して形成され、上下方向UDにおいて支持面524から離間するにしたがって、前後方向FRの後方、すなわち第一クランプ部材51から離間する側に傾斜している。
突き当たり面528は、傾斜面527に対し、上下方向UDにおいて支持面524から離間する側に連続して形成され、上下方向UDに延びるよう形成されている。
第一クランプ部材51は、突出部32Aに係合する第一係合部511を有している。第一係合部511は、突出部32Aが係合する凹部512を備えている。第一係合部511は、凹部512の一部に、突出部32Aに形成された傾斜部34に対向する係合部傾斜面513を有している。係合部傾斜面513は、固定ビーム30の上下方向UDの中央部に近づくにしたがって、固定ビーム30の前後方向FRの中央部側に漸次傾斜している。
第一クランプ部材51は、前後方向FRの後方を向く側に、第二クランプ部材52の係合凹部525に係合する係合凸部515を有している。係合凸部515は、鉛直面516と、傾斜面517と、突き当たり面518と、を備える。
鉛直面516は、第一クランプ部材51の係合凸部515を第二クランプ部材52の係合凹部525に係合させた状態で、鉛直面526に対向する。この状態で、鉛直面516は、鉛直面526との間に、前後方向FRに微少な間隔を隔てて対向する。
傾斜面517は、鉛直面516に連続して形成され、上下方向UDにおいて鉛直面516から離間するにしたがって、前後方向FRの後方、すなわち第二クランプ部材52側に傾斜している。この傾斜面517は、第一クランプ部材51の係合凸部515を第二クランプ部材52の係合凹部525に係合させた状態で、傾斜面527に対向する。
突き当たり面518は、傾斜面517から上下方向UDに連続して形成されている。突き当たり面518は、上下方向UDに延びるよう形成されている。突き当たり面518は、第一クランプ部材51の係合凸部515を第二クランプ部材52の係合凹部525に係合させた状態で、突き当たり面528に突き当たる。
締結部材53は、第一クランプ部材51と第二クランプ部材52とを締結する。締結部材53は、ボルトからなり、前後方向FRに延びている。締結部材53は、第一クランプ部材51に形成された挿通穴51hを通して、第二クランプ部材52の突き当たり面528に形成された雌ネジ孔52hに締結される。この実施形態において、第一クランプ部材51は、第二クランプ部材52に対し、1本の締結部材53によって締結される。
締結部材53で第一クランプ部材51と第二クランプ部材52とを締結すると、第一クランプ部材51の傾斜面517が第二クランプ部材52の傾斜面527を押圧する。これにより、第二クランプ部材52の支持面524は、固定ビーム30の平面部33に押し付けられる。
また、締結部材53で第一クランプ部材51と第二クランプ部材52とを締結すると、第一クランプ部材51と第二クランプ部材52には、これらを前後方向FRに互いに引き寄せる力が作用する。これにより、第一クランプ部材51の係合部傾斜面513、第二クランプ部材52の係合部傾斜面523は、固定ビーム30の被クランプ部32の傾斜部34を押圧する。傾斜部34の傾斜により、固定ビーム30の平面部33は、第二クランプ部材52の支持面524にさらに強く押し付けられる。
本実施形態における椅子本体40において、背部43や座部42は、固定ビーム30の軸線から大きく偏心している。これらの背部43や座部42に荷重(偏荷重)が入力されると、第一クランプ部材51と第二クランプ部材52とを固定ビーム30の軸線周りに回動させようとするモーメントが作用する。これに対し、固定ビーム30の平面部33が第二クランプ部材52の支持面524に強く押し付けられることによって、上記のモーメントに抗することができる。また、傾斜部34と、傾斜アーム38aとは、鉛直方向に対してやや内向きに傾斜しているので、上記の回動方向のモーメントに対し、直角あるいはそれに近い角度で抗することになる。したがって、鉛直方向のモーメントだけでなく、回動方向のモーメントに対しても、強く抗することができる。
上述したような支持脚20及び椅子本体40の支持構造、及びベンチシート装置10は、ベンチシート装置10の一部を構成する支持脚20、椅子本体40に設けられる連結部材50と、連結部材50が固定される固定ビーム30と、を備える。連結部材50は、固定ビーム30を前後方向FRの両側から挟み込む第一クランプ部材51及び第二クランプ部材52と、第一クランプ部材51と第二クランプ部材52とを締結する締結部材53と、を備える。固定ビーム30は、主部31と、第一クランプ部材51が係合する突出部32A、及び第二クランプ部材52が係合する突出部32Bを有し、第一クランプ部材51と第二クランプ部材52とによって挟み込まれる被クランプ部32と、被クランプ部32に対し、連結部材50から離間する側に形成され、主部31の断面係数を高める補強部35と、を備える。
このように、連結部材50と固定ビーム30とは、突出部32A及び突出部32Bを、第一クランプ部材51と第二クランプ部材52とで挟み込むことで互いに固定される。第一クランプ部材51と第二クランプ部材52とは、締結部材53で締結すれば良いので、組立を容易に行うことができる。また、第一クランプ部材51と第二クランプ部材52とで、突出部32A及び突出部32Bを挟み込むことで、連結部材50と固定ビーム30とを、位置ズレやガタ付き、取付位置のばらつきを抑えつつ、強固に固定することができる。
さらに、補強部35により主部31の断面係数を高めることで、固定ビーム30の荷重やモーメントに対する強度を高めることができる。
また、固定ビーム30は、上下方向UDの両側に被クランプ部32を有する。
このように構成することで、上下方向UD両側の被クランプ部32の間における、荷重やモーメントに対する強度を有効に高めることができる。
また、補強部35は、第一の被クランプ部32と、第二の被クランプ部32とを連結するように設けられている。
このように構成することで、第一の被クランプ部32と第二の被クランプ部32とを、補強部35によって補強し、荷重やモーメントに対する強度を高めることができる。
また、補強部35は、前後方向FRの両側にそれぞれ形成され、突出部32Aと突出部32Bとの突出方向にそれぞれ突出している。
このように構成することで、補強部35が形成された固定ビーム30を、バランス良く補強することができる。
また、補強部35は、被クランプ部32に対向する側に直交面36aを有している。
このように構成することで、過大な荷重やモーメントが作用した場合に、突出部32A及び突出部32Bに係合する第一クランプ部材51及び第二クランプ部材52を直交面36aで受けることができる。これによっても、連結部材50と固定ビーム30とが対向する上下方向UDの荷重やモーメントに対する強度が高まる。
また、補強部35は、上下方向UDに延び、上方の被クランプ部32側の直交面36aと、下方の被クランプ部32側の直交面36aとを連結する連結部36bをさらに備える。
このように構成することで、補強部35の強度がさらに高まり、固定ビーム30の荷重やモーメントに対する強度を高めることができる。
また、補強部35に対して前後方向FRの内側に、上方の被クランプ部32と下方の被クランプ部32とを連結する内側連結部38をさらに備える。
このように構成することで、主部31の断面係数をさらに高めることができる。これにより、固定ビーム30の荷重やモーメントに対する強度を高めることができる。
また、内側連結部38は、前後方向FRに間隔をあけて複数本が設けられ、上方の被クランプ部32と下方の被クランプ部32とを連結する傾斜アーム38aと、前後方向FRに延び、複数本の傾斜アーム38a同士を連結する水平アーム38bと、を備える。
このように構成することで、上方の被クランプ部32と下方の被クランプ部32とを傾斜アーム38aで連結することで、固定ビーム30を、上下方向UDにほぼ沿った方向のモーメントに対し、堅牢に抗することができる。また、傾斜アーム38a同士を水平アーム38bで連結することで、固定ビーム30に対し、前後方向FRにオフセットした位置に加わる上下方向UDの荷重によって傾斜アーム38aに作用する回動方向のモーメントに抗することができる。
また、傾斜アーム38aは、上方の被クランプ部32及び下方の被クランプ部32のそれぞれから上下方向UDの中央部に近づくにしたがって、前後方向FRの内方に向かって傾斜して設けられるとともに、上方の被クランプ部32側の傾斜アーム38aと、下方の被クランプ部32側の傾斜アーム38aとは、前後方向FRの中央部で互いに接合され、水平アーム38bは、前後方向FRの中央部において上方の被クランプ部32側の傾斜アーム38aと下方の被クランプ部32側の傾斜アーム38aとに接合されている。
このように構成することで、傾斜アーム38aが傾斜しているので、固定ビーム30に対し、上下方向UDにオフセットした位置に加わる荷重による回動方向のモーメントに対し、傾斜アーム38aが直角あるいはそれに近い角度で抗することができる。したがって、連結部材50が固定ビーム30よりも上下方向UDに大きな部材として座部42や背部43を備えていた場合であっても、固定ビーム30の損耗を軽減することができる。
また、上方の被クランプ部32及び下方の被クランプ部32は、それぞれ、傾斜アーム38aに連続して延びる傾斜部34を有している。
このように構成することで、第一クランプ部材51や第二クランプ部材52と、被クランプ部32との接触面積を、両者を鉛直状態にする場合よりも増大させることができる。また、傾斜した傾斜アーム38aと傾斜部34とが連続することで、固定ビーム30の形状が簡素化され、固定ビーム30を形成する金型の複雑化を抑えることができる。
また、固定ビーム30は、上下方向UD及び前後方向FRに交差し、水平方向に延びるよう形成されている。
このように構成することで、水平方向に延びる固定ビーム30に対し、支持脚20及び椅子本体40を、固定ビーム30の水平方向の任意の位置に取り付けることができる。
また、連結部材50は、構造物の床面Fに固定され、固定ビーム30を支持する支持脚20に設けられている。
このように構成することで、固定ビーム30と、この固定ビーム30を支持する支持脚20とを、より強固に固定して、椅子本体40の位置ズレやガタ付き、取付位置のばらつきを抑えることができる。
また、連結部材50は、少なくとも着座面42fを有した座部42を備える椅子本体40に設けられている。
このように構成することで、固定ビーム30と、この椅子本体40とを、より強固に固定して、椅子本体40の位置ズレやガタ付き、取付位置のばらつきを抑えることができる。
(実施形態の第1変形例)
上記実施形態では、構造物の床面Fに固定されて上下方向UDに延びる支持脚20の上端部に、連結部材50を設けるようにしたが、これに限らない。
例えば、図4に示すように、構造物の壁面Wに固定された支持部材(支持脚、什器構成部材)120の先端部の上面に、上記実施形態と同様の連結部材50を設け、固定ビーム30と連結するようにしてもよい。
(実施形態の第2変形例)
また、上記実施形態において、固定ビーム30の構成について例示したが、その断面形状については、適宜変更することが可能である。
例えば、固定ビーム30に、補強部35として、内側連結部38を備えるようにしたが、図5に示す固定ビーム30Bのように、内側連結部38を省略した構成とすることもできる。この場合、例えば、前後方向FRの両側の補強部35の直交面36a同士を、連結部138によって連結し、断面視矩形の筒状としてもよい。
(実施形態の第3変形例)
また、図6に示す固定ビーム30Cのように、補助突出部36を省略したような構成とすることもできる。この場合、例えば、上下の被クランプ部32,32の間において、固定ビーム30の前後方向両側の壁部130の厚みを、被クランプ部32よりも厚くすることで、上下方向UDにおいて、被クランプ部32の傾斜部34が形成された部分よりも高い断面係数を有した補強部35を構成することもできる。
(その他の実施形態)
なお、本発明の什器構成部材の支持構造、及びそれを備える什器は、図面を参照して説明した上述の実施形態や変形例に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態において、固定ビーム30に、突出部32A,32Bを有する被クランプ部32を設け、支持脚20及び椅子本体40側に連結部材50を備えるようにしたが、これに限らない。支持脚20、椅子本体40側に被クランプ部32を設け、固定ビーム30側に連結部材50を備えるようにしても良い。
また、上記実施形態において、突出部32A,32Bは、傾斜部34が形成されることで、主部31から鋭角に突出しているが、突出部32A,32Bを、主部31から前後方向FRに沿って突出する板状とすることも可能である。
また、内側連結部38は、傾斜アーム38aを備えるようにしたが、これを傾斜させずに鉛直方向に延びるように設けてもよい。
また、固定部材としての固定ビーム30は、水平方向に連続して延びるようにしたが、これに限らない。固定部材は、什器構成部材である支持脚20や椅子本体40の連結部材50を連結できるだけの大きさを少なくとも有していればよい。
さらに、固定ビーム30に取り付ける什器構成部材は、支持脚20や椅子本体40に限らず、テーブルや台を構成する天板等、他のものであってもよい。
また、上記実施形態では、固定ビーム30の上下方向UDの両側に、突出部32A,32Bを有する被クランプ部32を設けたが、少なくとも一方に被クランプ部32を備えていれば良い。したがって、例えば、支持脚20に連結部材50を用いずに固定ビーム30を取り付け、固定ビーム30の上方に、上記実施形態と同様に、椅子本体40を、連結部材50を介して取り付けることもできる。さらには、例えば、床面Fや壁面Wに固定ビーム30を埋設し、床面Fや壁面Wから露出するように被クランプ部32を設け、この被クランプ部32に、各種の什器構成部材を、連結部材50を用いて取り付けることもできる。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
10 ベンチシート装置(什器)
20 支持脚(什器構成部材)
30、30B、30C 固定ビーム(固定部材)
31 主部
32 被クランプ部
32A 突出部(第一突出部)
32B 突出部(第二突出部)
33 平面部
34 傾斜部
35 補強部
36 補助突出部
36a 直交面
36b 連結部
38 内側連結部
38a 傾斜アーム(第一アーム)
38b 水平アーム(第二アーム)
39 オプション部材取付溝
40 椅子本体(什器構成部材)
41 フレーム
41a 座部支持部
41b 背部支持部
42 座部
42f 着座面
43 背部
43f 背凭れ面
44 軸支部
50 連結部材(什器側部材)
51 第一クランプ部材
51h 挿通穴
511 第一係合部
512 凹部
513 係合部傾斜面
515 係合凸部
516 鉛直面
517 傾斜面
518 突き当たり面
52 第二クランプ部材
52h 雌ネジ孔
521 第二係合部
522 凹部
523 係合部傾斜面
524 支持面
525 係合凹部
526 鉛直面
527 傾斜面
528 突き当たり面
53 締結部材
120 支持部材(支持脚、什器構成部材)
130 壁部
138 連結部
F 床面
FR 前後方向(交差方向)
LR 幅方向
UD 上下方向(対向方向)
W 壁面

Claims (14)

  1. 什器の一部を構成する什器構成部材に設けられる什器側部材と、
    前記什器側部材が固定される固定部材と、を備え、
    前記什器側部材及び前記固定部材の一方は、
    前記什器側部材及び前記固定部材の他方を、前記什器側部材と前記固定部材とが対向する対向方向に交差する交差方向の両側から挟み込む第一クランプ部材及び第二クランプ部材と、
    前記第一クランプ部材と前記第二クランプ部材とを締結する締結部材と、を備え、
    前記什器側部材及び前記固定部材の他方は、
    記交差方向の第一側に鋭角をなして突出し、前記第一クランプ部材に前記対向方向の両側から挟み込まれ、前記第一クランプ部材が係合する第一突出部記交差方向の第二側に鋭角をなして突出し、前記第二クランプ部材に前記対向方向の両側から挟み込まれ、前記第二クランプ部材が係合する第二突出部と、前記第一突出部と前記第二突出部との間に、前記交差方向に沿って形成された平面部と、を有し、前記第一クランプ部材と前記第二クランプ部材とによって挟み込まれる被クランプ部と、
    記什器側部材及び前記固定部材の一方から前記対向方向に離間して形成される補強部と、
    を備え
    前記第一突出部及び前記第二突出部のそれぞれは、前記平面部から前記交差方向に沿って延びる面と、前記平面部から前記交差方向に沿って延びる面に対して前記対向方向及び前記交差方向に交差する方向視して鋭角をなす面である傾斜部と、を備え
    前記補強部は、前記傾斜部から突出している、
    什器構成部材の支持構造。
  2. 前記第一クランプ部材及び前記第二クランプ部材と、前記締結部材とは前記什器側部材に設けられるとともに、記被クランプ部、及び前記補強部は前記固定部材に設けられ、 前記固定部材は、前記対向方向の一方の側に第一の前記什器側部材が固定される第一の前記被クランプ部と、前記対向方向の他方の側に第二の前記什器側部材が固定される第二の前記被クランプ部を有する、
    請求項1に記載の什器構成部材の支持構造。
  3. 前記補強部は、前記第一の被クランプ部と、前記第二の被クランプ部とを連結するように設けられている、
    請求項2に記載の什器構成部材の支持構造。
  4. 前記補強部は、前記交差方向の第一側と第二側とにそれぞれ形成され、前記第一側に形成された前記補強部は、前記交差方向の前記第一側に突出し、前記第二側に形成された前記補強部は、前記交差方向の前記第二側に突出している、
    請求項2又は3に記載の什器構成部材の支持構造。
  5. 前記補強部は、前記第一の被クランプ部及び前記第二の被クランプ部に対向する側に、前記対向方向に略直交する直交面を有している、
    請求項4に記載の什器構成部材の支持構造。
  6. 前記補強部は、前記対向方向に延び、前記第一の被クランプ部側の前記直交面と、前記第二の被クランプ部側の前記直交面とを連結する連結部をさらに備える、
    請求項5に記載の什器構成部材の支持構造。
  7. 前記補強部に対して前記交差方向内側に、前記第一の被クランプ部と前記第二の被クランプ部とを連結する内側連結部をさらに備える、
    請求項2から6のいずれか一項に記載の什器構成部材の支持構造。
  8. 前記内側連結部は、
    前記交差方向に間隔をあけて複数本が設けられ、前記第一の被クランプ部と前記第二の被クランプ部とを連結する第一アームと、
    前記交差方向に延び、複数本の前記第一アーム同士を連結する第二アームと、を備える
    請求項7に記載の什器構成部材の支持構造。
  9. 前記第一アームは、前記第一の被クランプ部及び前記第二の被クランプ部のそれぞれから前記対向方向の中央部に近づくにしたがって、前記交差方向の内方に向かって傾斜して設けられるとともに、前記第一の被クランプ部側の前記第一アームと、前記第二の被クランプ部側の前記第一アームとは、前記交差方向の中央部で互いに接合され、
    前記第二アームは、前記交差方向の中央部において、前記第一の被クランプ部側の前記第一アームと前記第二の被クランプ部側の前記第一アームとに接合されている、
    請求項8に記載の什器構成部材の支持構造。
  10. 前記第一の被クランプ部及び前記第二の被クランプ部は、それぞれ、前記第一アームに連続して延びる傾斜部を有している
    請求項9に記載の什器構成部材の支持構造。
  11. 前記固定部材は、前記対向方向及び前記交差方向に交差し、水平方向に延びるよう形成されている、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の什器構成部材の支持構造。
  12. 前記什器側部材は、構造物の床面又は壁面に固定され、前記固定部材を支持する支持脚に設けられている、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の什器構成部材の支持構造。
  13. 前記什器側部材は、少なくとも着座面を有した座部を備える椅子本体に設けられている、
    請求項1から12のいずれか一項に記載の什器構成部材の支持構造。
  14. 請求項1から13のいずれか一項に記載の什器構成部材の支持構造を備える什器。
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