JP2557378Y2 - 緊線用宙乗機 - Google Patents

緊線用宙乗機

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JP2557378Y2
JP2557378Y2 JP1991061720U JP6172091U JP2557378Y2 JP 2557378 Y2 JP2557378 Y2 JP 2557378Y2 JP 1991061720 U JP1991061720 U JP 1991061720U JP 6172091 U JP6172091 U JP 6172091U JP 2557378 Y2 JP2557378 Y2 JP 2557378Y2
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JP
Japan
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frame
brake
rope
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shaft
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JP1991061720U
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JPH059113U (ja
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昭弘 高尾
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Fujii Denko Co Ltd
Original Assignee
Fujii Denko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】本考案は送電線工事の緊線作
業時において、カムアロング取付け時に使用する宙乗機
である。
【0002】
【従来の技術】従来は図17に示すように、作業者は割
ワイヤ上を這って進みカムアロングを取付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の送電線径間ではそれほどカテナリーがきつ
くはなく作業者はカムアロングを取付けた後這い上がっ
てこれていたが、近年UHV送電の径間ではカテナリー
がきつく、カムアロングを取付けに行っても帰ってこれ
ないほど作業者の疲労が激しく、危険な作業であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本案は、最小限の構造に
より宙乗機を製作し、作業者を安全に降ろすと共に、上
がる時は鉄塔アームに取付けた小型ウインチにより巻き
上げる様にして作業者の疲労と、危険な作業をなくすこ
とができる。
【0005】
【実施例】本案の実施例を示すと、上下、回動調節可能
な搭乗部1 を設けた縦フレーム2の上端部に、一対のロ
ーラー3 を軸止45した横フレーム4 の中央部を回動自在
に軸支5 し、該横フレーム4 の中央上部に鉄塔アーム側
に取付けるウインチWのロープRをすこし巻き付けてお
ロープ巻取機6 を設ける。さらにブレーキ7 取付
ーム8 基端部軸支用の軸41を左右対称位置に平行する横
フレーム4 に貫通して設け、下端部には、搭乗部1 より
垂下した延長フレーム12を設け、該延長フレーム12下端
にステップ13を設け、該縦フレーム2 より延長フレーム
12に添って一端にブレーキ7 の環91に連結するフック92
を設け、端に鐙環93を設けたブレーキ解除用ロープ9
を添わした構造を有している。
【0006】横フレーム4 は図3の様に左右分割であり
回動自在に軸支5 した軸を中心にして、回動止ピン51の
解除により下側に折曲収納できる構造を有している。
【0007】ローラー3 の下部には横フレーム4 の側板
42,43 に橋絡する脱輪防止枠31を設けている。
【0008】ロープ巻取機6 は図8,9に示す様に、コ
字状のフレーム60の側板61,62 の間に回動プレート68、
ディスクパッド67、ラチェットギア65、ディスクパッド
67、ドラム64を順次ならべて入れその中心を、中央部に
左4条ネジを螺刻した主軸を螺合し、ナット69で回動自
在に軸止した構造を有している。
【0009】ロープ巻取機6 はブレーキ機構付きであ
り、その原理は、矢印C方向に回転することによりドラ
ム64に巻き付けたロープRを巻き込むのであるが、この
矢印C方向に回転すればドラム64は矢印E方向に移動
し、ドラム側面がディスクパッド67を押してラチェット
ギア65をも固定して全体がC方向へ回転し、この時ラチ
ェットギア65はラチェット爪66をなぜながら回転し、ロ
ープRを巻き込む。回転を止めるとそこでラチェット爪
66がきいてドラム64を止めることができる。
【0010】巻き戻すときは、矢印D方向に回転すれば
よいのであるが、この矢印D方向に回転すれば、ドラム
64は矢印F方向に移動し、ドラム64側面と回動プレート
68、ディスクパッド67、ラチェットギア65間に隙間が生
じて、ドラム64をD方向に回転することができる。この
時、ラチェットギア65とラチェット爪66とが咬合状態で
あるが前記した隙間が生じるため軸63、ドラム64は回転
することができる。回転を止めると、再びドラム64側面
がディスクパッド67を押えてブレーキ状態となり、ロー
プRの弛みを防止する。
【0011】このロープ巻取機6 は絶えずブレーキが係
っている状態であり、使用方法としては、図16に示す
様に鉄塔側に取付けたウインチによりカムアロング取
付けの位置までの大移動をし、その後の少移動をこの
ープ巻取機6 により行うものである。
【0012】ブレーキ7 は図10,11に示す様に取付
アーム8 、とワイヤ又は電線の把持枠73と、ブレーキ解
除用ロープ9 とからなり、取付アーム8 基端は横フレー
ム4に貫通して設けた軸41に挿入し、取付アーム8 先端
には近似L字状の側板71,72を軸とスリーブ等で平行に
固定した把持枠73の一端部を回動自在に枢着し、前記把
持枠73の中央部分の両側板71,72 間に固定把持駒74を軸
着し、先端部には片方の側板72に固着した蝶番76に開閉
把持駒75を開閉自在に蝶着77し、他の側板71には溝79を
設け、そこに開閉把持駒75の軸78を嵌合しナット80で螺
着するものであり、固定把持駒74と開閉把持駒75とでワ
イヤ又は電線をこじってブレーキ力を得るものである。
【0013】又ブレーキ解除用ロープ9 の鐙環93を作業
者の足で引くことにより固定把持駒74と開閉把持駒75と
でこじっているブレーキを緩めて解除し、そしてこの時
の走行を滑らかにするため近似L字状の中央部に走行ロ
ーラー70を設けるものである。
【0014】前記したブレーキ7 取付アーム8 の基端
部を横フレーム4 の軸41に取付けるには、係止ピン44を
矢印A方向に押すことにより係止が解除され軸41は矢印
B方向に引き出すことができる。そして側板42,43 間に
取付アーム8 の基端部の取付穴を持って行き軸41を反矢
印B方向すなわちフレームの方へ押していけば自動的に
係止ピン44が係止し軸41は移動しなくなる。
【0015】図12,13は本案宙乗機の収納状態を示
すもので、図12は正面図、図13は右側面図である。
本案宙乗機は横アーム4 の折曲と延長フレーム12の上昇
収納が可能であり、延長フレーム12は調節ピン14により
ステップ位置を段階的に変更可能な構造を有している。
【0016】本案宙乗機を使用するには、図16に示す
様に、鉄塔アームにウインチWを取付け、鉄塔アームに
垂下された金車上に延線されてきた割ワイヤに本宙乗機
のローラー3 を乗架するのであるが、あらかじめ山側に
ブレーキ7 取付アーム8 基端部を横アームの軸41に取
付けておき開閉把持駒75を開閉状態にしておくものであ
る。
【0017】この状態の宙乗機を割ワイヤに乗架し、作
業者はブレーキ7 の開閉把持駒75を閉じてセットすると
共にローラー3 の脱輪防止枠31をもセットする。
【0018】この後作業者はステップ13の距離を調節ピ
ン14により調節したり、ブレーキ解除用ロープ9 の長さ
を調節環94で調節をした後、鉄塔側作業員がウインチW
を操作してロープRを繰出すと共に、宙乗機に搭乗した
作業者は、ブレーキ解除用ロープ9 を操作しながら目的
位置まで降りていくものである。
【0019】所定位置まで降りていった作業者は、カム
アロングやセミ金車等をセットする。その後小移動した
い時はロープ巻取機6 のハンドル10を回して行い、作業
を終了するものである。そしてウインチWを操作してロ
ープRを巻き上げ宙乗機を鉄塔アームの方まで移動させ
るものである。その後作業者は金車上に乗り移り宙乗機
を撤収する。
【0020】
【考案の効果】以上説明した様に本案宙乗機のフレーム
構成は簡単で軽量に製作でき、又安全性においても、
線把持式のブレーキ部7 ロープ巻取機6 のブレーキ機
構の2段構えであり、移動においては電動ウインチWの
ため人的労力を必要とせず作業者は安全に又疲労も少な
く作業ができる実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案宙乗機の正面図。
【図2】本案宙乗機の右側面図。
【図3】横フレーム中央部の正面図。
【図4】横フレーム中央部の平面図。
【図5】横フレーム中央部の部分右側面図。
【図6】ローラー部の正面図。
【図7】ローラー部の右側面図。
【図8】ロープ巻取機の一部断面斜視図。
【図9】ロープ巻取機の断面図。
【図10】ブレーキ部の正面図。
【図11】ブレーキ部の右側面図。
【図12】本案宙乗機を収納したところの正面図。
【図13】本案宙乗機を収納したところの右側面図。
【図14】電動ウインチの正面図。
【図15】電動ウインチの右側面図。
【図16】本案の宙乗機の使用状態図。
【図17】従来の使用状態図。
【符号の説明】
1 搭乗部 2 縦フレーム 3 ローラー 4 横フレーム 5 軸支 6 ロープ巻取機 7 ブレーキ 8 取付アーム 9 ブレーキ解除用ロープ 10 ハンドル 11 係止部 12 延長フレーム 13 ステップ 31 脱輪防止枠 41 軸 42 側板 43 側板 44 係止ピン 45 軸止 51 回動止ピン 60 フレーム 61,62 側板 63 軸 64 ドラム 65 ラチェットギア 66 ラチェット爪 67 ディスクパッド 68 回動プレート 69 ナット R ロープ W ウインチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搭乗部1 を設けた縦フレーム2 の上端部
    に、一対のローラー3 を軸支45した横フレーム4 の中央
    部を回動自在に軸支5 し、該横フレーム4 の中央寄り
    に、電線把持式のブレーキ7 の取付アーム8 基端部軸支
    用の軸41を左右に配し、縦フレーム2 の下端部には搭乗
    部1 より垂下した延長フレーム12を設け、該延長フレー
    ム12下端にステップ13を設け、該縦フレーム2 より延長
    フレーム12に添って、一端に電線把持式のブレーキ7 の
    フック取付環91に連結するフック92を設け、端に鐙環
    93を設けたブレーキ解除用ロープ9 を添設した緊線用宙
    乗機において、上記横フレーム4 の中央上部にブレーキ
    機構付のロープ巻取機6 を設け、鉄塔側に取付けたウイ
    ンチWよりのロープRを数回巻取って成ることを特徴と
    する緊線用宙乗機。
JP1991061720U 1991-07-09 1991-07-09 緊線用宙乗機 Expired - Lifetime JP2557378Y2 (ja)

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JPH059113U JPH059113U (ja) 1993-02-05
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2015190409A1 (ja) * 2014-06-12 2015-12-17 コニカミノルタ株式会社 インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置

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JPS6370213U (ja) * 1986-10-25 1988-05-11
JPH01127316U (ja) * 1988-02-22 1989-08-31
JPH0226317U (ja) * 1988-08-05 1990-02-21

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JPH059113U (ja) 1993-02-05

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