JP3601318B2 - エレベータの安全装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータかごを吊っている主ロープが切断したり緩んだ場合に作動してエレベータかごを停止させる安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の安全装置の例を図6〜図8により説明する。図6はエレベータかごの概略図、図7は図6のロープヒッチ部の要部正面図、図8は図6の非常止め装置部の要部正面図である。
【0003】
図において、1はエレベータのかご、2はかご1の竪枠、3はかご1の支持梁、4はかご1の昇降を案内するガイドレールである。5はかご1を吊っている主ロープであり、ヒッチ板6に固定され、このヒッチ板6と支持梁3に固定された受け板7との間にばね8が配置されている。9は受け板7に固定されたストッパであり、ヒッチ板6を支持している。
10はインナーケーブル10aとこのインナーケーブル10aを囲う管状のアウターケーブル10bとを備えたプルケーブルであり、インナーケーブル10aの一端はヒッチ板6に固定され、アウターケーブル10bの一端は受け板7に固定されている。
【0004】
20は非常止め装置であり、上部がガイドレール4方向に傾斜した非常止めブロック21、ローラ22、ローラ22を引き上げるリフトレバー23を備えている。アウターケーブル10bの他端は竪枠2に固定された支持体24に固定され、インナーケーブル10aの他端はリフトレバー23の上端に固定されている。アウターケーブル10bとインナーケーブル10aとの間には圧縮ばね25が配置されている。
【0005】
今、主ロープ5が切断したとすると、図7に破線で示すように、ばね8の伸び力によってヒッチ板6が下がる。これによりインナーケーブル10aが引っ張られてリフトレバー23を引き上げ、ローラ22が非常止めブロック21とガイドレール4との間に挟み込まれてかご1は停止する。
また、この非常停止を解除するときは、主ロープ5に張力を加えかご1を上昇させることによってローラ22を外す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の安全装置は、プルケーブル10のインナーケーブル10aを引っ張ることにより非常止め装置20を作動させているため、万一プルケーブル10が損傷して張力が伝わらなくなると、非常止め装置20を作動させることができなくなるという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、常時プルケーブルに張力をかけておき、この張力が喪失又は低下すると非常止め装置を作動させるものである。
また本発明は、非常停止を解除するときにプルケーブルに過大な力がかからない構成にしたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1〜図5により説明する。図1はロープヒッチ部の要部正面図、図2は非常止め装置を示す要部側面図、図3は図2の右側面図、図4、図5は非常止め装置の説明図であり、図6〜図8と同一符号は同一のものを示している。
【0009】
図1に示すように、本実施形態におけるプルケーブル10のアウターケーブル10bの一端は固定金具30、31を介して支持梁3に固定されている。主ロープ5はロープソケット32、ばね33、ヒッチ板34を介してヒッチレバー35に連結されている。このヒッチレバー35は、軸36によって固定金具30に枢着されており、一端にはプルケーブル10のインナーケーブル10aが固定されている。
【0010】
図2〜図5に示すように、プルケーブル10のアウターケーブル10bの他端はかご1の下枠40に固定されているリブ41に固定され、またプルケーブル10のインナーケーブル10aの他端は連結片42を介して断面L字型のブラケット43の一片43aの一端に連結されている。このブラケット43はシャフト44の周りに回動自在に設けられ、他端には連結片45、ロッド46が連結され、更にこのロッド46とリブ41間にはばね47が設けられている。したがって、ばね47によりブラケット43を介して常時プルケーブル10のインナーケーブル10aを引っ張っている。
【0011】
シャフト44は下枠40を貫通しており、このシャフト44に固定された一対のリフトレバー50の先端には軸51を介してウエッジ52が連結されている。このウエッジ52は従来の次第ぎき非常止め装置と同様に、上部が細くなった三角形状をなし、上部がガイドレール4の方に傾斜した非常止めブロック53とガイドレール4との間に配置されており、上昇するとガイドレール4と非常止めブロック53との間に挟まれてかご1を停止させる。
【0012】
更に、断面L字型のブラケット43の他片43bに接する位置には、レバー54が固定されており、このレバー54は通常はブラケット43の他片43bに接している。また端部には連結レバー55が固定されており、連結片56、連結ロッド57、連結片58等を介して反対側の非常止め装置59に連結されている。
【0013】
上記構成の本実施形態において、主ロープ5が切断したとすると、ヒッチレバー35は自重及びインナーケーブル10aの張力によって、軸36を中心に時計方向に回転する。このためインナーケーブル10aが緩み、ばね47によってブラケット43は図2の反時計方向に回転する。これにより、ブラケット43の他片43bがレバー54を押し、シャフト44を反時計方向に回転させ、リフトレバー50が上昇する。リフトレバー50が上昇すると、軸51を介してウエッジ52が上昇してガイドレール4と非常止めブロック53との間に挟み込まれてかご1は停止する。
一方、シャフト44の回転により、連結片56、連結ロッド57、連結片58等を介して反対側の非常止め装置59も同時に作動する。
【0014】
次に、非常停止を解除するときは、従来と同様に主ロープ5を介してかご1を上昇させる。まず主ロープ5に張力がかかりヒッチレバー35を図1の反時計方向に回転させ、インナーケーブル10aを引っ張る。このとき、ウエッジ52はガイドレール4と非常止めブロック53との間に挟まれたままでありシャフト44は回転不可能であるためインナーケーブル10aには大きな張力がかかり、切断される可能性もある。
【0015】
しかし本実施形態では、ブラケット4とレバー54とが分離されているため、インナーケーブル10aの張力によってブラケット43のみが回転し、図5に示すようにレバー54とブラケット43とが離れる。このとき、インナーケーブル10aに働くのはばね47の張力のみであるから、インナーケーブル10aが切断することはない。
【0016】
上記のように本実施形態によれば、プルケーブル10のインナーケーブル10aには常時張力がかかっており、この張力が喪失又は低下したときに非常止め装置を作動させるものであるから、万一プルケーブル10が損傷して張力がなくなった場合には、非常止め装置が作動するため、従来に比べ安全性が高くなるという効果がある。
【0017】
更に本実施形態では、非常停止を解除するときにプルケーブル10のインナーケーブル10aに過大な力がかからないため、プルケーブル10を損傷することがないという効果もある。
【0018】
上記の説明では、非常止め装置として次第ぎきの非常止め装置を使用しているが、図8で説明したようなローラを使用した早ぎきの非常止め装置であっても同様に適用できる。また、ヒッチ部の構成も図1に示したものに限ることはなく、主ロープの切断又は弛緩時にインナーケーブルの張力が低下する構成のものであればよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、主ロープの切断又は弛緩を非常止め装置に伝達する手段に異常が発生したときには、非常止め装置を作動させるため、従来に比べ安全性の高いエレベータの安全装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すロープヒッチ部の要部正面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す非常止め装置を示す要部側面図である。
【図3】図2の右側面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示す非常止め装置の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態を示す非常止め装置の説明図である。
【図6】従来のエレベータの安全装置を備えたエレベータかごの概略図である。
【図7】図6のロープヒッチ部の要部正面図である。
【図8】図6の非常止め装置部の要部正面図である。
【符号の説明】
1 かご
3 かごの支持梁
4 ガイドレール
5 主ロープ
10 プルケーブル
10a インナーケーブル
10b アウターケーブル
20,59 非常止め装置
40 かごの下枠

Claims (1)

  1. エレベータの主ロープが切断又は弛緩すると非常止め装置を作動させる作動手段を備えたエレベータの安全装置において、
    前記作動手段は、インナーケーブルとアウターケーブルを有するプルケーブルを含み、このインナーケーブルは前記主ロープの切断又は弛緩に連動して変位するようにその一側が連結され、前記インナーケーブルの他側が一側に連結されるとともに常時前記インナーケーブルに張力を付与する方向に付勢されている回動可能なブラケットと、このブラケットが前記インナーケーブルに張力を付与する方向に回転すると作動して前記非常止め装置を作動させるレバーを備え、このレバーは作動すると前記ブラケットが逆方向に回転しても作動状態を維持する構成であることを特徴とするエレベータの安全装置。
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