JPH0614919A - 断層撮影装置用ベッド - Google Patents
断層撮影装置用ベッドInfo
- Publication number
- JPH0614919A JPH0614919A JP4197876A JP19787692A JPH0614919A JP H0614919 A JPH0614919 A JP H0614919A JP 4197876 A JP4197876 A JP 4197876A JP 19787692 A JP19787692 A JP 19787692A JP H0614919 A JPH0614919 A JP H0614919A
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- JP
- Japan
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- top plate
- bed
- operation handle
- auxiliary wheel
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- 238000003325 tomography Methods 0.000 claims description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000009206 nuclear medicine Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 緊急時に被検体が載置された天板を速やかに
断層撮影装置外へ引き出す。 【構成】 ベッド本体3上に一対のガイドレール4があ
る。天板5の両側辺部に側枠6があり、その後端部にガ
イドレール4を挟み込んだローラ7a,7bによって、
天板5が揺動自在に支持されている。ベッド本体3のガ
ントリ1側に駆動ローラ8があり、通常状態では、天板
5の下面が駆動ローラ8に接触して天板5が水平駆動さ
れる。側枠6の下部に片持ち支持された板バネ10があ
り、その先端部に補助輪11がある。板バネ10と側枠
6の間にくさび部材12が介在し、ワイヤ14を介して
操作ハンドル13に連結されている。緊急退避時、操作
ハンドル13を手動引出し操作することにより、くさび
部材12が水平移動して、補助輪11が下降し、天板5
が持ち上げられ、駆動ローラ8との接触が解除される。
断層撮影装置外へ引き出す。 【構成】 ベッド本体3上に一対のガイドレール4があ
る。天板5の両側辺部に側枠6があり、その後端部にガ
イドレール4を挟み込んだローラ7a,7bによって、
天板5が揺動自在に支持されている。ベッド本体3のガ
ントリ1側に駆動ローラ8があり、通常状態では、天板
5の下面が駆動ローラ8に接触して天板5が水平駆動さ
れる。側枠6の下部に片持ち支持された板バネ10があ
り、その先端部に補助輪11がある。板バネ10と側枠
6の間にくさび部材12が介在し、ワイヤ14を介して
操作ハンドル13に連結されている。緊急退避時、操作
ハンドル13を手動引出し操作することにより、くさび
部材12が水平移動して、補助輪11が下降し、天板5
が持ち上げられ、駆動ローラ8との接触が解除される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線断層撮影装置、
磁気共鳴断層撮影(MRI)装置、核医学装置等の断層
撮影装置に用いられる被検体載置用のベッドに関する。
磁気共鳴断層撮影(MRI)装置、核医学装置等の断層
撮影装置に用いられる被検体載置用のベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の断層撮影装置に備えられ
たガントリ内に被検体を挿入するためのベッドは概ね次
のように構成されている。昇降自在なベッド本体上に、
被検体を載置する天板が水平移動可能に取り付けられて
いる。ベッド本体の前側(ガントリ側)に、モータ駆動
される駆動ローラが設置されており、この駆動ローラと
前記天板の下面とが接触している。断層撮影を行う場
合、モータで駆動ローラを回転させることにより、被検
体が載置された天板をガントリ内に挿入している。
たガントリ内に被検体を挿入するためのベッドは概ね次
のように構成されている。昇降自在なベッド本体上に、
被検体を載置する天板が水平移動可能に取り付けられて
いる。ベッド本体の前側(ガントリ側)に、モータ駆動
される駆動ローラが設置されており、この駆動ローラと
前記天板の下面とが接触している。断層撮影を行う場
合、モータで駆動ローラを回転させることにより、被検
体が載置された天板をガントリ内に挿入している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、断層撮影装置の故障や、被検体の容体
の急変等が生じた場合、ガントリ内から被検体を緊急退
避させる必要があるが、上述した従来のベッドによれ
ば、駆動用モータの電源を切って天板を引き出すか、あ
るいは、モータと駆動ローラとの間にクラッチを設け、
このクラッチによってモータと駆動ローラとの連結を解
除したのち天板を引き出すといった構成や操作が必要に
なり、何れにしても被検体を素早く退避させることが困
難であるという問題点がある。
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、断層撮影装置の故障や、被検体の容体
の急変等が生じた場合、ガントリ内から被検体を緊急退
避させる必要があるが、上述した従来のベッドによれ
ば、駆動用モータの電源を切って天板を引き出すか、あ
るいは、モータと駆動ローラとの間にクラッチを設け、
このクラッチによってモータと駆動ローラとの連結を解
除したのち天板を引き出すといった構成や操作が必要に
なり、何れにしても被検体を素早く退避させることが困
難であるという問題点がある。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、天板に載置された被検体を素早く退
避位置に引き戻すことができる断層撮影装置用ベッドを
提供することを目的としている。
れたものであって、天板に載置された被検体を素早く退
避位置に引き戻すことができる断層撮影装置用ベッドを
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、ベッド本体に設けられた駆動ローラ
に、被検体が載置される天板を接触させることにより、
天板を断層撮影装置へ送りこむように構成された断層撮
影装置用ベッドにおいて、前記天板を案内するガイドレ
ールに対して天板を上下方向に揺動自在に取り付け、前
記天板の下部に昇降自在で、かつ下降時にベッド本体の
上面に当接して前記天板を持ち上げ支持する補助輪を配
備し、前記天板に引出し用の手動操作ハンドルを取り付
け、かつ、前記操作ハンドルの引出し操作により前記補
助輪が下降するように前記操作ハンドルと前記補助輪と
を連結したものである。
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明は、ベッド本体に設けられた駆動ローラ
に、被検体が載置される天板を接触させることにより、
天板を断層撮影装置へ送りこむように構成された断層撮
影装置用ベッドにおいて、前記天板を案内するガイドレ
ールに対して天板を上下方向に揺動自在に取り付け、前
記天板の下部に昇降自在で、かつ下降時にベッド本体の
上面に当接して前記天板を持ち上げ支持する補助輪を配
備し、前記天板に引出し用の手動操作ハンドルを取り付
け、かつ、前記操作ハンドルの引出し操作により前記補
助輪が下降するように前記操作ハンドルと前記補助輪と
を連結したものである。
【0006】
【作用】この発明の作用は次のとおりである。操作ハン
ドルが引出し操作されてない通常状態では、補助輪が上
昇位置にあり、天板は略水平状態で駆動ローラに接触し
ている。この状態で駆動ローラが回転駆動されると、天
板が前進移動し、天板上に載置された被検体が断層撮影
装置内に送り込まれる。被検体を緊急退避させる必要が
生じた場合、オペレータが天板に取り付けられた操作ハ
ンドルを手動で引出し操作することにより、補助輪が下
降してベッド本体の上面に当接し、天板を持ち上げる。
これにより、天板と駆動ローラとの接触が解除され、そ
れ以後は、操作ハンドルの引出し操作により、天板がガ
イドレールに沿って引き出される。
ドルが引出し操作されてない通常状態では、補助輪が上
昇位置にあり、天板は略水平状態で駆動ローラに接触し
ている。この状態で駆動ローラが回転駆動されると、天
板が前進移動し、天板上に載置された被検体が断層撮影
装置内に送り込まれる。被検体を緊急退避させる必要が
生じた場合、オペレータが天板に取り付けられた操作ハ
ンドルを手動で引出し操作することにより、補助輪が下
降してベッド本体の上面に当接し、天板を持ち上げる。
これにより、天板と駆動ローラとの接触が解除され、そ
れ以後は、操作ハンドルの引出し操作により、天板がガ
イドレールに沿って引き出される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1はこの発明の一実施例に係る断層撮影装
置用ベッドの概略構成を示した縦断面図、図2は天板周
辺部を抜き出して示した一部破断斜視図、図3は図1の
A−A矢視断面図である。
説明する。図1はこの発明の一実施例に係る断層撮影装
置用ベッドの概略構成を示した縦断面図、図2は天板周
辺部を抜き出して示した一部破断斜視図、図3は図1の
A−A矢視断面図である。
【0008】図中、符号1は断層撮影装置用のガント
リ、2はガントリ1内に被検体Mを挿入するための断層
撮影装置用ベッド(以下、単にベッドという)である。
ベッド2は、昇降自在のべッド本体3を備え、このベッ
ド本体3の上面3aに一対のガイドレール4がガントリ
1へ向けて対向配備されている。5は被検体Mが載置さ
れる天板であり、この天板5の長手方向の両側辺に側枠
6がそれぞれ取り付けられている。各側枠6の後端側に
上下に対向配置された一対のローラ7が回動自在に取り
付けられており、これらのローラ7でガイドレール4を
挟持することにより、天板5が側枠6と一体になって、
前記ローラ7を中心として上下に揺動可能に構成されて
いる。
リ、2はガントリ1内に被検体Mを挿入するための断層
撮影装置用ベッド(以下、単にベッドという)である。
ベッド2は、昇降自在のべッド本体3を備え、このベッ
ド本体3の上面3aに一対のガイドレール4がガントリ
1へ向けて対向配備されている。5は被検体Mが載置さ
れる天板であり、この天板5の長手方向の両側辺に側枠
6がそれぞれ取り付けられている。各側枠6の後端側に
上下に対向配置された一対のローラ7が回動自在に取り
付けられており、これらのローラ7でガイドレール4を
挟持することにより、天板5が側枠6と一体になって、
前記ローラ7を中心として上下に揺動可能に構成されて
いる。
【0009】ベッド本体3の上面前側(ガントリ1側)
には、ベッド2の移動方向に直交するように駆動ローラ
8が回転自在に軸支されており、この駆動ローラ8はベ
ッド本体3に取り付けられたモータ9で正逆転駆動され
る。一方、天板5に取り付けられた一対の側枠6の下面
に板バネ10がそれぞれ配備され、各板バネ10の後端
側が側枠6の下面に連結固定されている。各板バネ10
の前側には、被検体Mの緊急退避用の補助輪11が取り
付けられている。また、側枠6の上部にある張り出し部
位6aと、板バネ10との間に水平移動可能にくさび部
材12が配備されており、このくさび部材12は天板5
の後端部に摺動移動可能に嵌入された操1ハンドル13
にワイヤ14を介して連結されている。側枠6の側面に
は、くさび部材12の水平移動を所定の位置で止めるた
めのストッパ15が取り付けられている。
には、ベッド2の移動方向に直交するように駆動ローラ
8が回転自在に軸支されており、この駆動ローラ8はベ
ッド本体3に取り付けられたモータ9で正逆転駆動され
る。一方、天板5に取り付けられた一対の側枠6の下面
に板バネ10がそれぞれ配備され、各板バネ10の後端
側が側枠6の下面に連結固定されている。各板バネ10
の前側には、被検体Mの緊急退避用の補助輪11が取り
付けられている。また、側枠6の上部にある張り出し部
位6aと、板バネ10との間に水平移動可能にくさび部
材12が配備されており、このくさび部材12は天板5
の後端部に摺動移動可能に嵌入された操1ハンドル13
にワイヤ14を介して連結されている。側枠6の側面に
は、くさび部材12の水平移動を所定の位置で止めるた
めのストッパ15が取り付けられている。
【0010】次に、上述した構成の断層撮影装置用ベッ
ドの動作を説明する。通常状態において、操作ハンドル
13は前側に差し入れられており、この操作ハンドル1
3に連結されたくさび部材12は、図1に示したP1 位
置にある。図2は、通常状態におけるくさび部材12の
位置を示している。この状態で、板バネ10はその弾性
力により上方に持ち上がっており、その先端部分でくさ
び部材12を下方から支持している。また、板バネ10
に連結された補助輪11も上昇しており、ベッド本体の
上面3aとは非接触状態にある。したがって、この状態
で、天板5は、図1に鎖線で示したように、略水平状態
にあって、その前部分が駆動ローラ8に接触支持されて
いる。
ドの動作を説明する。通常状態において、操作ハンドル
13は前側に差し入れられており、この操作ハンドル1
3に連結されたくさび部材12は、図1に示したP1 位
置にある。図2は、通常状態におけるくさび部材12の
位置を示している。この状態で、板バネ10はその弾性
力により上方に持ち上がっており、その先端部分でくさ
び部材12を下方から支持している。また、板バネ10
に連結された補助輪11も上昇しており、ベッド本体の
上面3aとは非接触状態にある。したがって、この状態
で、天板5は、図1に鎖線で示したように、略水平状態
にあって、その前部分が駆動ローラ8に接触支持されて
いる。
【0011】上述した通常状態において、モータ9が正
転駆動されると、図1において駆動ローラ8が反時計回
りに回転することにより、これに接触している天板5が
ガントリ1側へ移動して、ガントリ1内に被検体Mが挿
入される。被検体Mの断層撮影が終了すると、モータ9
が逆転駆動されることにより、被検体Mがガントリ1か
ら搬出される。
転駆動されると、図1において駆動ローラ8が反時計回
りに回転することにより、これに接触している天板5が
ガントリ1側へ移動して、ガントリ1内に被検体Mが挿
入される。被検体Mの断層撮影が終了すると、モータ9
が逆転駆動されることにより、被検体Mがガントリ1か
ら搬出される。
【0012】被検体Mをガントリ1内へ挿入した状態
で、断層撮影装置が故障したり、あるいは、被検体Mの
容体が急変したりして、被検体Mをガントリ1の外へ緊
急退避させる必要が生じた場合は、オペレータによって
ベッド2が次のように操作される。オペレータは、天板
5の後端に取り付けられた操作ハンドル13を握って、
これを後方に引く。これにより、ワイヤ14を介して操
作ハンドル13が連結されているくさび部材12が、図
1におけるP1 位置から右方向に水平移動し、板バネ1
0を徐々に押し下げていく。板バネ10がある程度、押
し下げられると、補助輪11がベッド本体の上面3aに
接触する。さらに、操作ハンドル13が引出し操作され
ると、くさび部材12の水平移動により、くさび部材1
2の上面で側枠6が下方から持ち上げられ、天板5が後
端部のローラ7を支点として、若干、上方に揺動変位す
る。その結果、図1および図3に示すように、天板5と
駆動ローラ8とが引き離される。この状態で、操作ハン
ドル13を引き続けると、くさび部材12がストッパ1
5に当接して停止するので、天板5が必要以上に上昇傾
斜するのが阻止される。これ以降は、天板5は補助輪1
1とローラ7によって支持された状態になるので、操作
ハンドル13を引出し操作することにより、天板5は容
易に後方移動し、被検体Mをガントリ1内から速やかに
退避させることができる。
で、断層撮影装置が故障したり、あるいは、被検体Mの
容体が急変したりして、被検体Mをガントリ1の外へ緊
急退避させる必要が生じた場合は、オペレータによって
ベッド2が次のように操作される。オペレータは、天板
5の後端に取り付けられた操作ハンドル13を握って、
これを後方に引く。これにより、ワイヤ14を介して操
作ハンドル13が連結されているくさび部材12が、図
1におけるP1 位置から右方向に水平移動し、板バネ1
0を徐々に押し下げていく。板バネ10がある程度、押
し下げられると、補助輪11がベッド本体の上面3aに
接触する。さらに、操作ハンドル13が引出し操作され
ると、くさび部材12の水平移動により、くさび部材1
2の上面で側枠6が下方から持ち上げられ、天板5が後
端部のローラ7を支点として、若干、上方に揺動変位す
る。その結果、図1および図3に示すように、天板5と
駆動ローラ8とが引き離される。この状態で、操作ハン
ドル13を引き続けると、くさび部材12がストッパ1
5に当接して停止するので、天板5が必要以上に上昇傾
斜するのが阻止される。これ以降は、天板5は補助輪1
1とローラ7によって支持された状態になるので、操作
ハンドル13を引出し操作することにより、天板5は容
易に後方移動し、被検体Mをガントリ1内から速やかに
退避させることができる。
【0013】この発明は、上述した実施例に限定され
ず、種々変形実施することができる。以下、図4〜図7
を参照して説明する。
ず、種々変形実施することができる。以下、図4〜図7
を参照して説明する。
【0014】図4に示した例は、補助輪11の上昇状態
において、板バネ10が若干屈曲状態になるように構成
しておき、板バネ10の先端部分と操作ハンドル13の
下端部とをワイヤ14で連結している。操作ハンドル1
3が引出し操作されると、板バネ10の先端がワイヤ1
4で引っ張られることにより板バネ10にモーメントが
作用し、補助輪11が下降してベッド本体の上面3aに
接触し、さらに、操作ハンドル13を引出し操作するこ
とにより、天板5が持ち上がり、駆動ローラ8から切り
離される。天板5の必要以上の持ち上げ傾斜を阻止する
ために、この例では、板バネ10の先端部分に係合する
L形のストッパ15aを用いている。
において、板バネ10が若干屈曲状態になるように構成
しておき、板バネ10の先端部分と操作ハンドル13の
下端部とをワイヤ14で連結している。操作ハンドル1
3が引出し操作されると、板バネ10の先端がワイヤ1
4で引っ張られることにより板バネ10にモーメントが
作用し、補助輪11が下降してベッド本体の上面3aに
接触し、さらに、操作ハンドル13を引出し操作するこ
とにより、天板5が持ち上がり、駆動ローラ8から切り
離される。天板5の必要以上の持ち上げ傾斜を阻止する
ために、この例では、板バネ10の先端部分に係合する
L形のストッパ15aを用いている。
【0015】図5に示した例は、側枠6の下面に、その
後端部が軸支された揺動自在の剛性板16の前端部に補
助輪11を取り付け、この剛性板16を引っ張りコイル
バネ17で上方に付勢している。剛性板16と側枠6の
下面との間にくさび部材12が介在し、このくさび部材
12がワイヤ14を介して操作ハンドル13に連結され
ている。操作ハンドル13が引出し操作されると、くさ
び部材12が図における右方向に水平移動することによ
り、補助輪11が引っ張りコイルバネ17の付勢力に抗
して下降してベッド本体の上面3aに接触し、天板5を
持ち上げて駆動ローラ8との接触を解除する。この例で
は、天板5の必要以上の持ち上げ傾斜を阻止するため
に、図7に示すように、操作ハンドル13の枠体に開設
された長孔13に嵌入するストッパ15bを天板5上に
立設し、このストッパ15が長孔13aの端縁に当接す
ることによって、必要以上に操作ハンドル13が引き出
されないようにしている。
後端部が軸支された揺動自在の剛性板16の前端部に補
助輪11を取り付け、この剛性板16を引っ張りコイル
バネ17で上方に付勢している。剛性板16と側枠6の
下面との間にくさび部材12が介在し、このくさび部材
12がワイヤ14を介して操作ハンドル13に連結され
ている。操作ハンドル13が引出し操作されると、くさ
び部材12が図における右方向に水平移動することによ
り、補助輪11が引っ張りコイルバネ17の付勢力に抗
して下降してベッド本体の上面3aに接触し、天板5を
持ち上げて駆動ローラ8との接触を解除する。この例で
は、天板5の必要以上の持ち上げ傾斜を阻止するため
に、図7に示すように、操作ハンドル13の枠体に開設
された長孔13に嵌入するストッパ15bを天板5上に
立設し、このストッパ15が長孔13aの端縁に当接す
ることによって、必要以上に操作ハンドル13が引き出
されないようにしている。
【0016】図6に示した例は、補助輪11の支持構造
は、図5に示した例と同様で、剛性板16の先端をワイ
ヤ14を介して操作ハンドル13に連結することによ
り、操作ハンドル13の引出し操作によって、補助輪1
1が下降するように構成している。天板5の必要以上の
持ち上げ傾斜を阻止するための構造は、上述した図7に
示したストッパ機構を用いている。
は、図5に示した例と同様で、剛性板16の先端をワイ
ヤ14を介して操作ハンドル13に連結することによ
り、操作ハンドル13の引出し操作によって、補助輪1
1が下降するように構成している。天板5の必要以上の
持ち上げ傾斜を阻止するための構造は、上述した図7に
示したストッパ機構を用いている。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、天板に取り付けられた操作ハンドルを引出
し操作することにより、天板下面の補助輪が下降してベ
ッド本体の上面に当接し、さらに操作ハンドルを引出し
操作することにより天板を揺動持ち上げし、駆動ローラ
との接触を解除して天板を手動で引き出すことができる
ように構成しているので、従来装置のような天板と駆動
ローラとの動力伝達を遮断するためのクラッチ機構や電
源を遮断するといった機構が不要で、比較的簡単な構造
によって、天板を速やかに断層撮影装置から引き出すこ
とができ、被検体の緊急退避を迅速に行うことができ
る。
明によれば、天板に取り付けられた操作ハンドルを引出
し操作することにより、天板下面の補助輪が下降してベ
ッド本体の上面に当接し、さらに操作ハンドルを引出し
操作することにより天板を揺動持ち上げし、駆動ローラ
との接触を解除して天板を手動で引き出すことができる
ように構成しているので、従来装置のような天板と駆動
ローラとの動力伝達を遮断するためのクラッチ機構や電
源を遮断するといった機構が不要で、比較的簡単な構造
によって、天板を速やかに断層撮影装置から引き出すこ
とができ、被検体の緊急退避を迅速に行うことができ
る。
【図1】この発明の一実施例に係る断層撮影装置用ベッ
ドの概略構成を示した縦断面図である。
ドの概略構成を示した縦断面図である。
【図2】実施例装置の天板周辺構造を抜き出して示した
一部破断斜視図である。
一部破断斜視図である。
【図3】図1のA−A矢視断面図である。
【図4】変形例の要部構造を示した図である。
【図5】その他の変形例の要部構造を示した図である。
【図6】さらに、その他の変形例の要部構造を示した図
である。
である。
【図7】ストッパ機構の変形例を示した一部破断斜視図
である。
である。
1…ガントリ 2…ベッド 3…ベッド本体 3a…ベッド本体の上面 4…ガイドレール 5…天板 6…側枠 7a,7b…ローラ 8…駆動ローラ 9…モータ 10…板バネ 11…補助輪 12…くさび部材 13…操作ハンドル 14…ワイヤ 15…ストッパ
Claims (1)
- 【請求項1】 ベッド本体に設けられた駆動ローラに、
被検体が載置される天板を接触させることにより、天板
を断層撮影装置へ送りこむように構成された断層撮影装
置用ベッドにおいて、前記天板を案内するガイドレール
に対して天板を上下方向に揺動自在に取り付け、前記天
板の下部に昇降自在で、かつ下降時にベッド本体の上面
に当接して前記天板を持ち上げ支持する補助輪を配備
し、前記天板に引出し用の手動操作ハンドルを取り付
け、かつ、前記操作ハンドルの引出し操作により前記補
助輪が下降するように前記操作ハンドルと前記補助輪と
を連結したことを特徴とする断層撮影装置用ベッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4197876A JPH0614919A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 断層撮影装置用ベッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4197876A JPH0614919A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 断層撮影装置用ベッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0614919A true JPH0614919A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16381792
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4197876A Pending JPH0614919A (ja) | 1992-06-30 | 1992-06-30 | 断層撮影装置用ベッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614919A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002085394A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-03-26 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | ガントリ移動型ctスキャナ |
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