JP3003040U - 延線用ブレーキローラー - Google Patents

延線用ブレーキローラー

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JP3003040U
JP3003040U JP1994005140U JP514094U JP3003040U JP 3003040 U JP3003040 U JP 3003040U JP 1994005140 U JP1994005140 U JP 1994005140U JP 514094 U JP514094 U JP 514094U JP 3003040 U JP3003040 U JP 3003040U
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roller
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roller frame
plate
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JP1994005140U
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忠弘 稲垣
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Fujii Denko Co Ltd
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Fujii Denko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 電線の太さに関係なく、直接ブレーキをかけ
る方法とし、曲線路又は中間柱にも取付けられ、又取付
けの方向性も限定されず、操作は地上より行える様にし
た。 【構成】 腕金取付体1の上部にローラー枠2を設け、
ローラー枠2に延線方向に並ぶ複数の水平ローラー3
と、一端部又は両端部に複数の垂直ガイドローラー4を
設け、垂直ガイドローラー部に嵌脱自在に垂直ガイドロ
ーラー4を設け、ローラー枠2の中央上部に押圧ローラ
ー枠5を蝶番を介して設け、押圧ローラー枠5上辺に貫
通する押圧軸7を設け、押圧軸7の下端に複数の押圧ロ
ーラー6を取付フレームを介して設け、上端には押圧ア
ーム71を設け、押圧軸7の上端と押圧ローラー枠5の
上辺間にロック装置8を設け、ロック装置8のロック板
81と上端との間にロック装置8のバネ82より弱いバ
ネ72を設け、ロック板81と押圧アーム71に引きロ
ープ11,10を設けたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、配電線における電線架線工事に使用する延線用ブレーキローラーに 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の延線用ブレーキローラーとして、実公昭57−17606号,実公昭5 7−21447号のものが考案され使用されてきた。
【0003】 実公昭57−17606号は図6に示す様なもので、これは電線C のたるみに よる自重を利用してブレーキをかける構造のものであった。
【0004】 又実公昭57−21447号は図7に示す様なもので、これはローラーの側面 をブレーキシューによりローラーを強く挾持してブレーキをかける構造のもので あった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、従来品の欠点を排除することであり、まず実公昭 57−17606号のものは、電線C の自重によりブレーキをかけるので電線C の細径(軽量)のものはたるみが大きくなる。又細径線に合わせてローラー腕を 取替えなければならない。又ローラーの取付けは、立ち上がり柱(第1柱目)に 取付けるもので取付けの方向性も限定される。又曲線路ではローラー腕先端の可 動ローラーより外れることも考えられるものであった。
【0006】 実公昭57−21447号のものは、電線C をローラーのV状乗架溝に添って 屈曲させて深く挾まり込むようにしているので屈曲癖が付くこともある。又電線 とローラーの間隔の設定が広いとローラーは、ブレーキシューにより止めていて も電線がスリップしていることも考えられるものであった。又ブレーキ装置のネ ジを調節するため電柱に昇柱しなければならない等の欠点があった。
【0007】 そこで、本案は以上の欠点を鑑み、電線の径に関係なく、直接ブレーキをかけ る方法とし、曲線路の中間柱にも取付けられ、又取付けの方向性も限定されず、 操作は地上より行うことを改良考案の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
よって本案は複数の水平ローラーを等間隔に配し、その上から複数の押圧ロー ラーを配し、互いにジグザグ状に対向した位置に配して、直接電線C を押圧する 構造とした。又押圧ローラー上に押圧軸を配し、この押圧軸にロック装置8 と押 圧アーム71を設け、該ロック装置8 のロック板81と、押圧アーム71に引きロープ 10,11 を設けて、地上より作業者の操作によって押圧,解除を行うことができる ようにして問題を解決するものである。
【0009】
【実施例】
本実施例は図示する如く、腕金取付体1 とローラー枠2 と、該ローラー枠2 上 に押圧ローラー枠5 を設け、該押圧ローラー枠5 上にロック装置並びに押圧アー ムを設け、該ロック装置のロック板と押圧アームに引きロープを設けた構成であ り、腕金取付体1 は近似コ字状の枠体12の上辺13の端部に蓋体14の一端を回動自 在に枢着し、他端を上記枠体12の下辺15の端部に掛け外し自在にして該蓋体14を 開閉自在に設けると共に下辺15の中央部分に、先端部に押圧板を設けた締付ボル ト16を取付けた構造である。
【0010】 ローラー枠2 は、コ字状に折曲して成るフレームを取付体1 の上部に設け、該 ローラー枠2 の中央と両端部に各々延線方向に直列に並ぶ水平ローラー3 を取付 け、該ローラー枠2 の一端部に対向して直立する2個の垂直ガイドローラー4 を 取付けた構造である。 又、ローラー枠2 には、後述するガイドローラー9 取付嵌合穴23と軽量化のため の穴を数箇所に設けた構造である。
【0011】 押圧ローラー枠5 は、前記ローラー枠2 の中央上部に設けるのであるが、押圧 ローラー枠5 の一側を、ローラー枠2 の蝶番部21で回動自在に軸止し、他側は開 閉操作部22に係脱自在に取付けるものである。 さらに、この押圧ローラー枠5 には、上辺に貫通する押圧軸7 を設け、該押圧軸 7 の下端に複数の押圧ローラー6 を、水平ローラー3 間の中央上に配し、取付フ レームを介して取付ける。該押圧軸7 の上端には押圧アーム71の作用点を軸着し 、支点は上辺に取付板を設け、該取付板にリンクを介して取付ける。 押圧アーム71の力点には、Uボルトを介して操作用引きロープ10を設けると共に 、押圧軸7 の上端と押圧ローラー枠5 の上辺間にロック装置8 を設けた構造であ る。
【0012】 このロック装置8 は、押圧ローラー枠5 の上辺部に、バネ嵌合部83を少し細く して段付にした筒を貫通して設け、他部に鉤部84を有するロック板受85を設け、 中央部に押圧軸7 を嵌合する孔86と一側へレバーとその反体側に掛合部87とを各 々設けてロック板81を形成し、該ロック板81の掛合部を上記ロック板受85の鉤部 84に掛合させ、バネ82を筒のバネ嵌合部83に嵌合して、該押圧ローラー枠5 とロ ック板81との間に介在附勢させた状態でそれら押圧軸7 に嵌合し、バネ82の附勢 によりロック板81を傾斜させて、その孔86の両縁で押圧軸7 をこじって一方向へ の摺動を止め得るようにし、さらに、このロック板81のレバー部にU環を介して 操作用引きロープ11を設けた構造である。
【0013】 前記ロック板81と、押圧軸7 の上端間にロック装置8 のバネ82より弱いバネ72 を設けた構造である。 このバネ72は、後述する操作時にロック板81を操作してロックを解除した時に押 圧ローラー6 を跳ね上げるための復帰用バネである。
【0014】 押圧アーム71の基端部は、鋼製のパイプを使用し、押圧軸7 の取付駒,リンク 取付板,抜け止めピンを設け、該基端側に嵌合するアームは、アルミ製パイプを 使用し、先端にUボルトを取付けた構造である。
【0015】 操作用引きロープ10,11 には八つ打ちロープと、三つ打ちロープを使用してい るが、これは伸びが少なく引張り荷重がダイレクトにつたわる八つ打ちロープを 押圧アーム71に取付け、多少伸びがあっても、操作上影響のない三つ打ちロープ をロック板81に取付けたものである。
【0016】 ガイドローラー9 は、近似円弧状フレーム91を平行に配し、該フレーム間に複 数のプラスチック製ローラー92を設け、該フレーム基端部に近似U字状の取付板 93を溶着し、該取付板93と基端側嵌脱板94とをボルト・ナットを介して取付ける もので、嵌脱板94には左右15度づつで30度までガイドローラー9 を回動取付 け可能な穴を設け、該嵌脱板94上部に垂直ガイドローラー4 の軸頭部41に嵌合す る嵌合板95と、下部にローラー枠2 の側壁に設けた嵌合穴23に嵌合する嵌合ピン 96を設けたものでワンタッチでローラー枠2 に取付けられる構造である。 このガイドローラー9 は、立ち上がり柱に取付ける時に使用し、ドラムからの電 線をスムーズに導くものである。 又、本案のガイドローラー9 のフレームは2分割にしているが、これはドラムか ら繰り出す電線の角度によって、分離又は結合してスムーズに導くものである。
【0017】 本案を使用するには、腕金取付体1 の蓋体を開いてその内部へ腕金を嵌合し、 締付ボルトを締付けることにより本案のブレーキローラーを立ち上がり電柱の腕 金に取付ける。 この場合垂直ガイドローラー4 側を電線繰り出しドラム側に位置するように取付 ける。 次にガイドローラー9 を取付けるのであるが、嵌合ピン96を引き出しておき、嵌 合板95を軸頭部41に嵌合し、引き出しておいた嵌合ピン96を回動すれば、嵌合ピ ン96はローラー枠2 の側壁の嵌合穴23に嵌合し、取付けは完了する。
【0018】 続いて延線しようとする電線C を水平ローラー3 上側に乗架してその状態で延 線するのであるが、ドラムに巻かれた電線の先端をグリップを介してロープ又は 旧電線に結合し、その先端を車軸ウインチで引張って延線するものであり、電線 C を通過させた後、押圧アーム71を押え押圧ローラー6 で電線C を押えることに より屈曲させ摩擦係数を大きくするからその屈曲によってブレーキ作用が働き、 延線速度を制御して電柱間の電線のたるみを少なくするものである。
【0019】 以上、立ち上がり柱に取付けた場合を説明したが、延線距離が長い場合や、電 柱間の長い場合又障害物がある場合(特に危険な道路横断箇所)は両側の柱に、 本案ブレーキローラーを配置してブレーキを掛ければたるみが少なく、より一層 安全に延線作業ができる。
【0020】 次に、本案ブレーキローラーの操作方法を説明すると、前記した様にセッティ ングした後、車軸ウインチで巻き上げて行くのであるが、この巻き上げ時に、セ ッティング時のブレーキ力が強い場合は、ロック装置8 のロック板81に設けた引 きロープ11を引けばロックが解除し、跳ね上げ用バネ72の作用により押圧軸7 が 跳ね上がり押圧ローラー6 は電線よりはなれブレーキはきかなくなるが、この時 押圧アーム71に設けた引きロープ10を軽く引きながらロック板に設けた引きロー プ11を引くことにより微調整ができ、この2本の引きロープ10,11 を操作するこ とにより任意のブレーキ力が得られる。又セッティング時のブレーキ力が甘い場 合は押圧アーム71に設けた引きロープ10を引けばよい。 以上操作は地上で行うことができるので、作業者は電柱に昇降しなくて済み、墜 落災害を減少する効果もある。
【0021】 次に、延線終了後、電線を外すには開閉操作部の係合ピンを押し、操作板を引 き出すと蝶番部が開放し、電線挿通部を開くことができる。 その後、電線を取り出し、碍子に取付けて終了するものである。
【0022】
【考案の効果】
本案は以上記した様に、ローラーをジグザグ状に対向した位置に配し、直接電 線を押圧する構造なので、任意のブレーキ力が得られると共に従来品の様に電線 の太さに関係なく使用できる。又屈曲による癖も発生しない(逆にドラムの巻き 癖を取る)効果がある。 又押圧アームとロック板に引きロープを設けて、地上で操作できるので、作業者 は電柱に昇柱しなくてすむので墜落災害を減少する効果もある。 又ガイドローラーは、電線の繰り出し角度に応じて回動、分離結合が自由に選択 できるので一層スムーズな延線が可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案の正面図。
【図2】本案のローラー部断面図。
【図3】本案のガイドローラーを取付けたところの正面
図。
【図4】本案のガイドローラー取付説明図。
【図5】本案の使用状態図。
【図6】従来品の使用状態図。
【図7】従来品の使用状態図。
【符号の説明】
1 腕金取付体 2 ローラー枠 3 水平ローラー 4 垂直ガイドローラー 5 押圧ローラー枠 6 押圧ローラー 7 押圧軸 8 ロック装置 9 ガイドローラー 10 引きロープ(押圧側) 11 引きロープ(ロック装置側) 12 枠体 13 上辺 14 蓋体 15 下辺 16 締付ボルト 21 蝶番部 22 開閉操作部 23 嵌合穴 41 軸頭部 71 押圧アーム 72 バネ 81 ロック板 82 バネ 83 バネ嵌合部 84 鉤部 85 ロック板受 86 孔 91 円弧状フレーム 92 ローラー 93 取付板 94 嵌脱板 95 嵌合板 96 嵌合ピン C 電線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締着装置を備えた腕金取付体1 の上部に
    ローラー枠2 を設け、該ローラー枠2 に延線方向に並ぶ
    複数の水平ローラー3 と、一端部又は両端部に複数の垂
    直ガイドローラー4 を設け、該垂直ガイドローラー4 部
    に嵌脱自在にガイドローラー9 を設け、ローラー枠2 の
    中央上部に押圧ローラー枠5 を蝶番を介して設け、該押
    圧ローラー枠5 上辺に貫通する押圧軸7 を設け、該押圧
    軸7 の下端に複数の押圧ローラー6 を取付フレームを介
    して設け、上端には押圧アーム71を設け、該押圧軸7 の
    上端と押圧ローラー枠5 の上辺間にロック装置8 を設
    け、該ロック装置8 のロック板81と上端との間にロック
    装置8 のバネ82より弱いバネ72を設け、該ロック板81と
    押圧アーム71に引きロープ10,11 を設けた構造を特徴と
    する延線用ブレーキローラー。
  2. 【請求項2】 ガイドローラー9 は、近似円弧状フレー
    ム91を平行に配し、該フレーム91間に複数のローラー92
    を設け、該フレーム基端部に近似U字状の取付板93を溶
    着し、該取付板93と基端側嵌脱板94とをボルト・ナット
    を介して設け、該円弧状フレーム91の取付板93と、嵌脱
    板94とを回動自在に設け、該円弧状フレーム91を分割し
    たことを特徴とする請求項1 の延線用ブレーキローラ
    ー。
JP1994005140U 1994-04-12 1994-04-12 延線用ブレーキローラー Expired - Lifetime JP3003040U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04351406A (ja) * 1991-05-29 1992-12-07 Toudentsuu:Kk アンチバック金車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04351406A (ja) * 1991-05-29 1992-12-07 Toudentsuu:Kk アンチバック金車

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