JP4191342B2 - 地上アクセス用金車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、架空通信線やこれに沿った支持線等に作業員が地上から吊架する金車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、架空通信線等に金車を吊架する場合、作業員等が高所に上ったり、高所作業車に乗って作業をおこなっている。具体的には、電柱間に張りわたされた支持線又はケーブルに沿って新設のケーブルを延線する場合、ロープを通した多数の金車を間隔を開けて上記支持線等に吊架、固定させ、上記ロープの後端に新設のケーブルを接続して上記ロープを牽引することによりケーブルを張りわたしている。また、上記支持線の一端に多数の移動金車を吊し、上記ロープの牽引とともに各移動金車を支持線に沿って移動させて新設のケーブルをこれらの移動金車で支持しながら延線する場合もある。
【0003】
図9及び図10は従来の金車を示し、図9は支持線に固定する金車50で、予め一方のフレーム52の一端をローラ51の一端から外してローラ51にロープ(図示省略)を通し、このローラ51の左右を支持する二片のフレーム52、52の上端の突合せ部の孔53に支持線54を通し、二片のフレーム52、52にわたしたボルト55を締め付けて、当該金車50を支持線54に固定するものである。また、図10は支持線に移動自在に吊す移動金車56を示し、略V字をなす二つのローラ57、57を支持する二片のフレーム58、58の上端の突合せ部の間に設けた滑車59に支持線60を通すものであるが、この支持線60は、一方のローラ57端から一方のフレーム58の下端を外し、これらのローラ57、57及びフレーム58、58から成る枠内に支持線60を入れて再び一方のローラ57に一方のフレーム58を係止するものである。なお、この支持線60と同時に上記枠内にロープ(図示省略)も入れるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これら従来の方法では、高所作業車等の上で作業員が各金車を直に支持線等に吊架している。それ故、高所作業車等を用いるため、交通渋滞への影響や作業の安全性の面から、地上から作業員により金車を架空通信線等に取り付ける方法が要求されている。これには、上記従来の金車50や移動金車56では、支持線等への取り付けの動作が複雑で、手間がかかり、地上から遠隔操作により取り付けることはできず、これらを使用することはできない。そこで、地上から作業員が操作して架空通信線やこれに沿って設けた支持線に取り付けることができる構造の金車が開発されているが、支持線に固定された金車に張力がかかると支持線上を動いてしまったり、外れたりする恐れがあり、採用するには難点がある。
【0005】
そこでこの発明は、これらの地上から作業員が支持線等に容易に取り付け、取外しができる金車であって、当該金車に延線張力等の荷重がかかった際も支持線の固定がずれたり、外れたりしない地上アクセス金車を提供して、上記課題を解決するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1項の発明は、金車のフレームの上端に、四辺からなるパンタグラフ構造のリンクから成る取り付け部を上下左右に回動自在に設け、この取り付け部のリンク片のうちの上部二つのリンク片の一つを延長させて下方にわん曲した押さえアームを設け、またこのリンク片と回動自在に接続された他のリンク片の一辺を延長させて上方にわん曲したフックアームを、上記押さえアームに対向して設け、上記押さえアームの内側に、一定幅を有する押さえ板を回動自在に設け、これらのフックアームと押さえアームの押さえ板により支持線を把持する構成とし、上記一端に押さえアームを有するリンク片の他端に吊り環の一端を回動自在に係止し、またこの吊り環の回転幅を規制するガイドを当該延長片の一端に設け、上記フックアームに一端を回動自在に支持したストッパーの他端が常に上記吊り環及び押さえアームを有するリンク片を下方に押さえるようバネで付勢したストッパーを設けた、地上アクセス用金車とした。
【0007】
また、請求項2項の発明は、金車のフレームの上端に、四辺からなるパンタグラフ構造のリンクから成る取り付け部を上下左右に回動自在に設け、この取り付け部のリンクのうちの上部二つのリンク片の一つを延長させて下方にわん曲した押さえアームを設け、またこのリンク片と回動自在に接続された他のリンク片の一辺を延長させて上方にわん曲したフックアームを、上記押さえアームに対向して設け、これらのリンク片は上記押さえアームを有するリンク片を除き、すべて二枚のリンク片をシャフトを介して間隔を開けて平行に設け、上記押さえアームの内側に、一定幅を有する押さえ板を回動自在に設け、上記二枚のフックアームと押さえアームの押さえ板により支持線を把持する構成とし、上記一端に押さえアームを有するリンク片の他端に吊り環の一端を回動自在に係止し、またこの吊り環の回転幅を規制するガイドを当該延長片の一端に設け、上記一方のフックアームに一端を回動自在に支持したストッパーの他端が常に上記吊り環及び押さえアームを有するリンク片を下方に押さえるようバネで付勢したストッパーを設けた、地上アクセス用金車とした。
【0008】
また、請求項3の発明は、上記請求項1項又は2項において、上記パンタグラフ構造のリンクの各リンク片相互の接続箇所の全部又は一部が、揺動自在に接続され、また押さえアームへの押さえ板の取り付けが揺動自在である地上アクセス用金車とした。
【0009】
上記請求項1項及び2項の発明においては、吊り環を上方に持ち上げると、ガイドに当たり、そのまま押さえアームを有するリンク片と一体となって上方に上がる。その際、フックアームに一端を回動自在に支持されたストッパーのバネの力に抗して持ち上げる。これにより、パンタグラフ構造のリンク片は横に拡がり、押さえアームの先端は下方に回動し、フックアームと押さえアームの先端の噛み合わせはなくなり、相互に離れる。この状態で、これらのフックアームと押さえアームとの間に支持線等を入れることができる。この様にして支持線に当該装置のフックアームを引っ掛けた後、上記吊り環の引き上げを解除すると、金車の自重で、パンタグラフ構造のリンクは下方に引っ張られ、縦長となり、押さえアームとフックアームとはそれぞれの先端を噛み合う方向に付勢される。この様にしてフックアームと押さえアームとの間に支持線等が挟持され、当該金車は支持線に吊架される。また、風や張力等で、金車が踊り、上記パンタグラフ構造のリンク片が横方向に開くように動いた場合でも、上記ストッパーのバネの付勢により、吊り環は上方に上がらず、押さえアーム及びフックアームの先端は開かない。
【0010】
また、上記請求項3の発明においては、上記パンタグラフ構造のリンクの各リンク片相互の接続箇所の全部又は一部が揺動自在に接続され、また押さえアームへの押さえ板の取り付けが揺動自在であるので、当該金車全体に斜めの張力が掛かった場合でも、これに追従して装置の各部が傾斜し、フックアームと押さえ板の全体で支持線等を把持できるため、把持力が落ちず、支持線に沿って装置全体が動いたりしない。
【0011】
【実施の形態例】
次にこの発明の実施の形態例を図に基づいて説明する。
当該金車は、金車フレーム1とこの金車フレーム1の上端に上下左右に回動自在に設けた取り付け部2から構成されている。この取り付け部2は、四辺からなるパンタグラフ構造のリンク片3を設け、これらのリンク片3のうちの上部二つのリンク片3a、3bの一つであるリンク片3aを延長させて下方にわん曲した押さえアーム4を設け、またこのリンク片3aと一端を回動自在に接続された他のリンク片3bの一辺を延長させて上方にわん曲したフックアーム5を、上記押さえアーム4に対向して設けている。なお、フックアーム5には合成樹脂のカバー5aが被冠されている。
【0012】
これらのリンク片3は上記押さえアーム4を有するリンク片3aを除き、リンク片3b及びフックアーム5、下部のリンク片3c、3dはすべて二枚のリンク片をシャフト6を介して間隔を開けて平行に設け、上記各シャフト6で、各リンク片3を回動自在に接続している。またこれらの内、リンク片3aとリンク片3bとを接続するシャフト6及びリンク片3bとリンク片3dとを接続するシャフト6が貫通する孔を長孔7としており、シャフト6が当該各長孔7を遊貫している。上記押さえアーム4の内側に、一定幅を有する押さえ板8を回動自在に設けている。これは、押さえ板8の裏面から二枚の軸受8aを突出させ、これの軸受8aの間に入れた押さえアーム4をピン9で軸支している。また、このピン9が貫通する押さえアーム4の孔は長孔9aとなっており、ピン9が当該長孔9aを遊貫している。そして上記二枚のフックアーム5,5と押さえアーム4の押さえ板8の間で支持線を把持する構成としている。
【0013】
また、上記一端に押さえアーム4を有するリンク片3aの他端に吊り環10の一端を回動自在に係止している。具体的にはこの吊り環10の一端に断面この字型の軸受11を固定し、この軸受11と上記リンク片3aの他端とをピン12で貫通させ、当該リンク片3aに対して軸受11と一体となった吊り環10が回転自在となっている。またこのリンク片3aの他端には、上記吊り環9の回転幅を規制するガイド13を設けており、上記軸受11をピン12を中心に上下に回転させると、それぞれ一定角度で軸受11が当該ガイド13の上下の突部13a、13bに当たり、それ以上回転できない様になっている。
また、上記二枚のフックアーム5、5の間にわたしたシャフト14に一端を回動自在に軸支したストッパー15を設け、上記フックアーム5を有するリンク片3bと押さえアーム4を有するリンク片3aとを回転自在に接続したシャフシト6に一端を固定し、他端をストッパー15の一端側に設けた突出ピン16に固定したバネ17を設け、このバネ17の力で当該ストッパー15の自由端は常に上記吊り環10及びリンク片3aを下方に押さえるようになっている。
【0014】
この金車を地上から支持線に吊架するには、図6に示ように、ホットスティック20の先端のフック21を吊り環10に引っ掛けて、吊り環10を上方に持ち上げると、ガイド13の上部突部13aに当たり、そのまま押さえアーム4を有するリンク片3aと一体となって上方に上がる。その際、吊り環10によりフックアーム5に一端を回動自在に支持されたストッパー15もバネ17の力に抗して持ち上げられる。上記リンク片3aはリンク片3bとの交点のシャフト6を中心に上方に上がり、これに伴い押さえアーム4は下方に回動し、フックアーム5と押さえアーム4の先端の噛み合わせはなくなり、相互に離れる。この状態で、これらのフックアーム5と押さえアーム4との間に支持線22を入れる。
【0015】
そして、上記フック21を吊り環10から外すと、支持線22にフックアーム5が係止された状態で、金車の自重により、パンタグラフ構造のリンクは下方に引っ張られ、リンク片3aはリンク片3bとの交点のシャフト6を中心に下方に回動し、当該リンク片3aとシャフト6を挟んで反対側の押さえアーム4は上昇してフックアーム5と先端を噛み合う方向に回動する。この様にして図1に示すごとく、フックアーム5と押さえアーム4の押さえ板8との間に支持線22が挟持され、当該金車は支持線22に吊架される。この状態で風や張力等により金車が踊り、上記パンタグラフ構造のリンクが横方向に開くように動いた場合でも、上記ストッパー15のバネ17の付勢により、吊り環10及びリンク片3aは一定幅しか上方に上がらず、押さえアーム4及びフックアーム5の先端は開かないようになっている。
【0016】
図7は、支持線の外径が最小の場合を示し、この場合も、同様に二つのフックアーム5と押さえ板8とで支持線22´を把持しており、吊り環10が何等かのことで上昇しても、バネ17の力で下方に付勢されたストッパー15によりそれ以上の上昇は抑えられる。
また、当該金車が、支持する新設線の延線張力等で斜めや横方向に引っ張られ他場合でも、パンタグラフ構造のリンク3の各リンク片3a、3b、3c、3d相互の接続箇所の全部又は一部が、シャフト6を長孔7に遊貫させて揺動自在に接続しており、また押さえアームへの押さえ板の取り付けもピン9が長孔9aを遊貫して揺動自在であるので、当該金車全体に斜めの張力が掛かった場合でも、これに追従して装置の各部が傾斜し、フックアーム5と押さえ板8の全体で支持線22を把持できるため、把持力が落ちず、支持線22に沿って装置全体が動いたり、ずれたりしない。
【0017】
この金車を支持する支持線は、実際には、配電線やケーブル又は光ケーブルの場合がある。
一般的に、光ケーブルの圧縮限界強度は5cm当たり、150kgf以下となっている。この所定の長さを得るために、実施の形態例では、フックアーム5を二つとし、これに対向する押さえアーム4の押さえ板8は接触面積が5cmを下回らないようにしている。
【0018】
例えば、図8に示すように、この金車の最大交角が90度であり、張力荷重150kgfの場合において、垂直荷重P1は2×150×0.7=210kgfとなる。またこの場合、両側のリンク片3c、3dの荷重P2は夫れ夫れ210kgf/2sin45゜=148kgfとなり、またリンク片3cとリンク片3aとの交点のシャフト箇所における荷重P3は約100kgfとなる。そしてこの荷重点P3と押さえ板8とはリンク片3aと3bとの交点のシャフト6に対して等距離にあるので、押さえ板8の荷重(支持線を押す力)も100kgfとなる。
従って、フックアーム5と押さえ板8とによって常に150kgf以下で光ケーブルを把持するように構成されている。
【0019】
なお、この発明は金車の取り付け部に特徴を有するものであるので、上記実施の形態例ではこの装置の金車をカーブ金車としたが、これに限らず適宜の数のローラや構成の金車に採用できる。
【0020】
【発明の効果】
請求項1項の発明は、作業員がホットスティック等のフックでこの装置の吊り環を引っ掛けると、吊り環が上昇してフックアームと押さえアームの先端が開く。この状態で支持線等まで持っていき、当該金車のフックアームを支持線に係止すると、吊り環からホットスティックのフックを外せば自動的にフックアームと押さえアームの押さえ板との間で支持線が挟持され、金車は支持線に強固に固定される。従って操作が極めて簡単で、地上アクセス金車としては最適のものである。また一旦支持線に取り付けられると、金車が何等かの荷重で踊ったり、斜めに傾斜しても、支持線への把持力が増し、外れたり、支持線に沿って移動したりしない。
【0021】
また、請求項2項の発明は上記請求項1項の発明の効果に加え、パンタグラフ構造のリンクが、押さえアームを有するリンク片を除き、すべて二枚のリンク片からなる立体構造であり、強度も高い。また間隔をあけた二枚のフックアームと一定幅を有する押さえ板とで支持線を把持するため、支持線との接触面積が大きく、支持線が光ケーブルであっても、光ケーブルの圧縮限界強度を越えることはないように構成できる。しかもこの様なパンタグラフ構造のリンクであるため、リンク片の長さや比を変えることにより上記光ケーブルの圧縮強度以下となるように調整し易い。
【0022】
また、請求項3項の発明は、上記請求項1項又は2項の発明の効果に加え、パンタグラフ構造のリンクの各リンク片相互の接続箇所の全部又は一部が、揺動自在に接続され、また押さえアームへの押さえ板の取り付けが揺動自在であるので、当該金車全体に斜めの張力が掛かった場合でも、これに追従して装置の各部が傾斜し、フックアームと押さえ板の全体で支持線等を把持できるため、把持力が落ちず、支持線に沿って装置全体が動いたりしない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態例の金車を支持線に取り付けた正面図である。
【図2】この発明の実施の形態例の金車の取り付け部の拡大正面図である。
【図3】この発明の実施の形態例の金車の取り付け部の拡大平面図である。
【図4】この発明の実施の形態例の金車の押さえアームを有するリンク片の一端に吊り環を回動自在に支持し、この吊り環の回動角度を規制するガイドを設けた拡大説明図である。
【図5】この発明の実施の形態例の金車の側面図である。
【図6】この発明の実施の形態例の金車をホットスティックのフックで吊り上げた状態を示す正面図である。
【図7】この発明の実施の形態例の金車をより外径の小さな支持線に取り付けた正面図である。
【図8】この発明の実施の形態例の金車の支持線を把持する箇所の荷重値を示す説明正面図である。
【図9】従来例の固定式の金車の正面図である。
【図10】従来例の移動金車の正面図である。
【符号の説明】
1 金車フレーム 2 取り付け部
3 リンク 3a リンク片
3b リンク片 3c リンク片
3d リンク片 4 押さえアーム
5 フックアーム 6 シャフト
7 長孔 8 押さえ板
9 ピン 9a 長孔
10 吊り環 13 ガイト
14 シャフト 15 ストッパー
17 バネ 22 支持線
Claims (3)
- 取り付け部を金車のフレームの上端に回動自在に設け、上記取り付け部で支持線を把持する地上アクセス金車において、
上記取り付け部は、第1のリンク片と第2のリンク片と第3のリンク片と第4のリンク片とを備え、上記第1〜第4のリンク片は、四辺からなり且つ隣接する任意の二辺同士がシャフトで回動自在に接続されたパンタグラフ構造となっており、上記第3のリンク片と第4のリンク片とを接続する箇所のシャフトに、金車のフレームの上端を回動自在に接続しており、
上記第1のリンク片の一端を延長させて下方にわん曲した押さえアームを設け、また上記第1のリンク片と回動自在に接続された上記第2のリンク片の一端を延長させて上方にわん曲したフックアームを、上記押さえアームに対向して設け、上記押さえアームの内側に、一定幅を有する押さえ板を回動自在に設け、これらのフックアームと押さえアームの押さえ板により支持線を把持する構成とし、
一端に上記押さえアームを有する上記第1のリンク片の他端に吊り環の一端を回動自在に係止し、またこの吊り環の上記第1のリンク片に対する回転角度を所定の範囲内に規制するガイドを上記第1のリンク片の他端に設け、
上記フックアームに一端が回動自在に支持されると共に他端が常に上記吊り環及び上記第1のリンク片の他端を下方に押さえるようバネで付勢されたストッパーを設けたことを特徴とする、地上アクセス用金車。 - 取り付け部を金車のフレームの上端に回動自在に設け、上記取り付け部で支持線を把持する地上アクセス金車において、
上記取り付け部は、第1のリンク片と第2のリンク片と第3のリンク片と第4のリンク片とを備え、上記第1〜第4のリンク片は、四辺からなり且つ隣接する任意の二辺同士がシャフトで回動自在に接続されたパンタグラフ構造となっており、上記第3のリンク片と第4のリンク片とを接続する箇所のシャフトに、金車のフレームの上端を回動自在に接続しており、
上記第1のリンク片を除いた第2〜第4のリンク片の夫々は、全て二枚のリンク片がシャフトを介して間隔を開けて平行に設けられており、
上記第1のリンク片の一端を延長させて下方にわん曲した押さえアームを設け、また上記第1のリンク片と回動自在に接続された上記第2のリンク片を構成する二枚のリンク片の夫々の一端を延長させて上方にわん曲した二枚のフックアームを、上記押さえアームに対向して設け、上記押さえアームの内側に、一定幅を有する押さえ板を回動自在に設け、上記二枚のフックアームと押さえアームの押さえ板により支持線を把持する構成とし、
一端に上記押さえアームを有する上記第1のリンク片の他端に吊り環の一端を回動自在に係止し、またこの吊り環の上記第1のリンク片に対する回転角度を所定の範囲内に規制するガイドを上記第1のリンク片の他端に設け、
上記二枚のフックアームに一端が回動自在に支持されると共に他端が常に上記吊り環及び上記第1のリンク片の他端を下方に押さえるようバネで付勢されたストッパーを設けたことを特徴とする、地上アクセス用金車。 - 上記取り付け部のパンタグラフ構造の上記第1〜第4のリンク片の接続箇所の全部又は一部が、揺動自在に接続されるように、上記第1〜第4のリンク片においてシャフトが貫通する孔を長孔にして、この長孔にシャフトを遊貫させ、
上記押さえアームへの上記押さえ板の取り付けが揺動自在となるように、上記押さえ板を取り付けるためのピンが貫通する上記押さえアームの孔を長孔にして、この長孔にピンを遊貫させたことを特徴とする、請求項1又は2記載の地上アクセス用金車。
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