JP2556247Y2 - キーボードスイッチにおける基板の取付構造 - Google Patents
キーボードスイッチにおける基板の取付構造Info
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- JP2556247Y2 JP2556247Y2 JP1992058750U JP5875092U JP2556247Y2 JP 2556247 Y2 JP2556247 Y2 JP 2556247Y2 JP 1992058750 U JP1992058750 U JP 1992058750U JP 5875092 U JP5875092 U JP 5875092U JP 2556247 Y2 JP2556247 Y2 JP 2556247Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コードレス電話機等に
採用されるキーボードスイッチにおける基板の取付け構
造に関し、特に、筐体内に2枚の基板を積層状態に取付
ける構造に関する。
採用されるキーボードスイッチにおける基板の取付け構
造に関し、特に、筐体内に2枚の基板を積層状態に取付
ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のキーボードスイッチの
構造は、電話機のロアーケースの底面部にダイヤル釦等
を摺動自在に支持する摺動孔が穿設され、ロアーケース
内には、これらダイヤル釦全体を覆うようにして配設さ
れ各ダイヤル釦に対応して導電部が設けられた1枚のラ
バーシートと、ラバーシートの導電部によって動作する
スイッチ部と通話回路等が実装された第1の基板とが積
層状態に配設され、ロアーケースに立設したスタッドに
第1の基板をねじ止めすることによってラバーシートと
ともにロアーケースに取付けている。また、ロアーケー
スには、無線ユニット等が実装された第2の基板が配設
され、この第2の基板は、第1の基板と間隔を有し積層
状態として、ロアーケースに立設した別のスタッドにね
じ止めして取付けられている。
構造は、電話機のロアーケースの底面部にダイヤル釦等
を摺動自在に支持する摺動孔が穿設され、ロアーケース
内には、これらダイヤル釦全体を覆うようにして配設さ
れ各ダイヤル釦に対応して導電部が設けられた1枚のラ
バーシートと、ラバーシートの導電部によって動作する
スイッチ部と通話回路等が実装された第1の基板とが積
層状態に配設され、ロアーケースに立設したスタッドに
第1の基板をねじ止めすることによってラバーシートと
ともにロアーケースに取付けている。また、ロアーケー
スには、無線ユニット等が実装された第2の基板が配設
され、この第2の基板は、第1の基板と間隔を有し積層
状態として、ロアーケースに立設した別のスタッドにね
じ止めして取付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ラバーシー
トには、防水機能が備えられ、あるいは表面に導電部が
多数備えられているために、ラバーシートにスタッドが
挿通する穴を形成することができない。このため、スタ
ッドは、ラバーシートの配設位置を避けて、ロアーケー
スの両端側に立設している。したがって、スタッドに取
付けられる基板の外形形状は、スタッドの配設位置に合
わせて不必要に大型化し、特に、第2の基板が大型化す
ることによって、電話機筐体全体が大型化するといった
不都合があった。また、基板の取付位置が規制されるた
め、筐体設計に自由度がなくなるといった問題もあっ
た。
トには、防水機能が備えられ、あるいは表面に導電部が
多数備えられているために、ラバーシートにスタッドが
挿通する穴を形成することができない。このため、スタ
ッドは、ラバーシートの配設位置を避けて、ロアーケー
スの両端側に立設している。したがって、スタッドに取
付けられる基板の外形形状は、スタッドの配設位置に合
わせて不必要に大型化し、特に、第2の基板が大型化す
ることによって、電話機筐体全体が大型化するといった
不都合があった。また、基板の取付位置が規制されるた
め、筐体設計に自由度がなくなるといった問題もあっ
た。
【0004】したがって、本考案は、上記したような従
来の不都合あるいは問題に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、基板を大型化せず取付けるこ
とができるようにして、装置の小型化を可能とすると共
に、取付位置に規制されないようにして、筐体設計の自
由度をもたせたキーボードスイッチにおける基板の取付
構造を提供することにある。
来の不都合あるいは問題に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、基板を大型化せず取付けるこ
とができるようにして、装置の小型化を可能とすると共
に、取付位置に規制されないようにして、筐体設計の自
由度をもたせたキーボードスイッチにおける基板の取付
構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案に係るキーボードスイッチにおける基板の取
付構造は、押釦の押圧操作によって移動するラバーシー
トの導電部が接触することにより開閉するスイッチ部を
有する第1の基板と、この第1の基板と積層状態で配設
された第2の基板とが設けられ、第1の基板と第2の基
板の間に配設されて第2の基板が取付けられると共に、
両側面部に筐体に立設したスタッドに取付けられる取付
部を有するブラケットを備え、ラバーシートと第1の基
板の両側部にブラケットの取付用ねじが挿通される切欠
きを設けたものである。
に、本考案に係るキーボードスイッチにおける基板の取
付構造は、押釦の押圧操作によって移動するラバーシー
トの導電部が接触することにより開閉するスイッチ部を
有する第1の基板と、この第1の基板と積層状態で配設
された第2の基板とが設けられ、第1の基板と第2の基
板の間に配設されて第2の基板が取付けられると共に、
両側面部に筐体に立設したスタッドに取付けられる取付
部を有するブラケットを備え、ラバーシートと第1の基
板の両側部にブラケットの取付用ねじが挿通される切欠
きを設けたものである。
【0006】
【作用】本考案によれば、ブラケットを介しているの
で、第2の基板は大きさ、取付位置が自由となる。ま
た、ブラケットの両側面部にスタッドに取付けられる取
付部が設けられ、ラバーシートと第1の基板の両側部に
取付用のねじが挿通される切欠きが設けられたので、ブ
ラケットの幅は第1の基板の幅とほぼ同一となる。
で、第2の基板は大きさ、取付位置が自由となる。ま
た、ブラケットの両側面部にスタッドに取付けられる取
付部が設けられ、ラバーシートと第1の基板の両側部に
取付用のねじが挿通される切欠きが設けられたので、ブ
ラケットの幅は第1の基板の幅とほぼ同一となる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本考案に係るキーボードスイッチにおける
基板の取付構造を採用したコードレス電話機を示し、ロ
アーケース側の下半分の分解斜視図、図2は同じくロア
ーケース側の上半分の分解斜視図、図3は同じくアッパ
ーケース側の分解斜視図、図4は同じく縦断面図、図5
は同じく要部縦断面図、図6は同じく横断面図、図7は
同じくロアーケースとアッパーケースの合わせ面を拡大
したもので、(a)は両ケースを合体させる前の拡大横
断面図、(b)は合体させた後の拡大横断面図である。
する。図1は本考案に係るキーボードスイッチにおける
基板の取付構造を採用したコードレス電話機を示し、ロ
アーケース側の下半分の分解斜視図、図2は同じくロア
ーケース側の上半分の分解斜視図、図3は同じくアッパ
ーケース側の分解斜視図、図4は同じく縦断面図、図5
は同じく要部縦断面図、図6は同じく横断面図、図7は
同じくロアーケースとアッパーケースの合わせ面を拡大
したもので、(a)は両ケースを合体させる前の拡大横
断面図、(b)は合体させた後の拡大横断面図である。
【0008】これらの図において、符号2で示すもの
は、コードレス電話機1の筐体の一方を構成する浅皿状
に形成されたロアーケースで、先端部に上方に突出した
係合片2bが一体形成されている。ロアーケース2の先
端側底面部には、円環部3aと円環部3aと同心円状の
小径で高さの低い円環部3bとが立設され、円環部3b
内の底面部には、複数の小孔3cが穿設されている。ロ
アーケース2の底面部には、後述する第1の基板35を
取付けるための3個のスタッド4a、4b、4cと、後
述するブラケット45を取付けるための6個のスタッド
5a〜5fがそれぞれ立設されている。円環部3aに隣
接したロアーケース2の底面部には、底面部を横断する
ように略矩形状の表示窓6が穿設されている。表示窓6
の円環部3a側の端縁6aには、立壁7が立設されてい
る。立壁7には、2個の溝7aが設けられ、リブ7bが
一体形成されている。他方の端縁6bには、複数の突起
8が表示窓6の長手方向に沿って設けられている。
は、コードレス電話機1の筐体の一方を構成する浅皿状
に形成されたロアーケースで、先端部に上方に突出した
係合片2bが一体形成されている。ロアーケース2の先
端側底面部には、円環部3aと円環部3aと同心円状の
小径で高さの低い円環部3bとが立設され、円環部3b
内の底面部には、複数の小孔3cが穿設されている。ロ
アーケース2の底面部には、後述する第1の基板35を
取付けるための3個のスタッド4a、4b、4cと、後
述するブラケット45を取付けるための6個のスタッド
5a〜5fがそれぞれ立設されている。円環部3aに隣
接したロアーケース2の底面部には、底面部を横断する
ように略矩形状の表示窓6が穿設されている。表示窓6
の円環部3a側の端縁6aには、立壁7が立設されてい
る。立壁7には、2個の溝7aが設けられ、リブ7bが
一体形成されている。他方の端縁6bには、複数の突起
8が表示窓6の長手方向に沿って設けられている。
【0009】表示窓6からロアーケース2の後端部に向
かう底面部には、平面視長穴状の穴9a、円形の穴9b
および矩形状の穴9cが、格子状に配列されるようにし
て穿設されている。これら穴9a、9bおよび9cのそ
れぞれを仕切る仕切壁10が格子状にロアーケース2の
底面部から立設されている。ロアーケース2の後端側底
面部には、円環部11aと円環部11aと同心円状の小
径で高さの低い円環部11bとが立設され、円環部11
b内の底面部には、複数の小孔11cが穿設されてい
る。ロアーケース2の開口端面2aのケース内側のほぼ
全体に亘って、薄板状の囲い壁12が立設され、囲い壁
12のケース長手方向には、フック13が二対立設され
ている。
かう底面部には、平面視長穴状の穴9a、円形の穴9b
および矩形状の穴9cが、格子状に配列されるようにし
て穿設されている。これら穴9a、9bおよび9cのそ
れぞれを仕切る仕切壁10が格子状にロアーケース2の
底面部から立設されている。ロアーケース2の後端側底
面部には、円環部11aと円環部11aと同心円状の小
径で高さの低い円環部11bとが立設され、円環部11
b内の底面部には、複数の小孔11cが穿設されてい
る。ロアーケース2の開口端面2aのケース内側のほぼ
全体に亘って、薄板状の囲い壁12が立設され、囲い壁
12のケース長手方向には、フック13が二対立設され
ている。
【0010】15は、全体が薄板状の弾性部材からなる
防水シートで、基台16の中心部には、前記表示窓6と
同形状の穴16aが形成されている。基台16の一方の
側部には、上方に垂直に折り曲げられた3個の舌片17
が設けられており、先端には水平に折り曲げられた折曲
部17aが形成されている。この折曲部17aの高さT
から折曲部17aの厚みを除去した高さが、前記リブ7
bの端縁6aからの高さと同一に形成されている。舌片
17間には、防水シート15の基台16を前記表示窓6
の端縁6aに載置した際に、溝7aと幅、位置が同一の
溝18が設けられている。基台16の他方の側部には、
上方に垂直に折り曲げられた折曲片19が設けられてお
り、折曲片19の折り曲げ部分には、前記突起8に嵌合
する凹陥部19aが複数形成されている。
防水シートで、基台16の中心部には、前記表示窓6と
同形状の穴16aが形成されている。基台16の一方の
側部には、上方に垂直に折り曲げられた3個の舌片17
が設けられており、先端には水平に折り曲げられた折曲
部17aが形成されている。この折曲部17aの高さT
から折曲部17aの厚みを除去した高さが、前記リブ7
bの端縁6aからの高さと同一に形成されている。舌片
17間には、防水シート15の基台16を前記表示窓6
の端縁6aに載置した際に、溝7aと幅、位置が同一の
溝18が設けられている。基台16の他方の側部には、
上方に垂直に折り曲げられた折曲片19が設けられてお
り、折曲片19の折り曲げ部分には、前記突起8に嵌合
する凹陥部19aが複数形成されている。
【0011】21は、全体が透明部材からなるレンズで
外径寸法が前記表示窓6と同一に形成されている。レン
ズ21の外周面上部には、外径寸法が前記防水シート1
5の基台16と同一に形成された鍔部21aが設けられ
ている。鍔部21aの左右両側部には、前記折曲部17
aの基台16からの高さTと同一の段差Dを有する段部
21bが設けられている。一方の段部21bには、前記
立壁7の溝7aに係合するL字状の突起22が設けられ
ている。レンズ21の上下両側部には、それぞれ一対の
突起23が設けられている。
外径寸法が前記表示窓6と同一に形成されている。レン
ズ21の外周面上部には、外径寸法が前記防水シート1
5の基台16と同一に形成された鍔部21aが設けられ
ている。鍔部21aの左右両側部には、前記折曲部17
aの基台16からの高さTと同一の段差Dを有する段部
21bが設けられている。一方の段部21bには、前記
立壁7の溝7aに係合するL字状の突起22が設けられ
ている。レンズ21の上下両側部には、それぞれ一対の
突起23が設けられている。
【0012】25は、液晶表示器としてのLCDで、先
端に電気的導通部が形成された段部25aが設けられて
いる。26は、LCD25と後述する通話基板35とを
電気的に接続するインタコネクタである。28および2
9は、それぞれダイヤル釦および機能釦で、前記穴9b
および9a、9cに嵌装されて先端がロアーケース2か
らケース外部に露呈する。30は、全体がゴムで形成さ
れたラバーシートで、可撓性を有するスイッチ部31が
ダイヤル釦28および機能釦29に対応して配列されて
おり、スイッチ部31の上端面には導電部31aが設け
られている。ラバーシート30の上下の両側端には、後
述するねじ61が挿通される4個のU字状の切欠き32
c、32d、32eおよび32fが形成されている。ラ
バーシート30の外形寸法は、前記仕切壁10の全体外
形よりもやや大に形成され、下端四隅に突出形成した断
面が略L字状の係合片33は仕切壁10の四隅に係合す
る。ラバーシート30の左側端には、LCD25の段部
25aを除いた部分と同一の外形を有する延長部34が
形成されている。
端に電気的導通部が形成された段部25aが設けられて
いる。26は、LCD25と後述する通話基板35とを
電気的に接続するインタコネクタである。28および2
9は、それぞれダイヤル釦および機能釦で、前記穴9b
および9a、9cに嵌装されて先端がロアーケース2か
らケース外部に露呈する。30は、全体がゴムで形成さ
れたラバーシートで、可撓性を有するスイッチ部31が
ダイヤル釦28および機能釦29に対応して配列されて
おり、スイッチ部31の上端面には導電部31aが設け
られている。ラバーシート30の上下の両側端には、後
述するねじ61が挿通される4個のU字状の切欠き32
c、32d、32eおよび32fが形成されている。ラ
バーシート30の外形寸法は、前記仕切壁10の全体外
形よりもやや大に形成され、下端四隅に突出形成した断
面が略L字状の係合片33は仕切壁10の四隅に係合す
る。ラバーシート30の左側端には、LCD25の段部
25aを除いた部分と同一の外形を有する延長部34が
形成されている。
【0013】35は第1の基板で、主に、通話回路部品
を搭載した通話回路用基板であり、外形寸法がロアーケ
ース2の底面部とほぼ同一に形成されている。第1の基
板35の上下の両側端には、一対の位置決め用切欠き3
6、36と、ねじ61が挿通される6個の切欠き37a
〜37fが設けられている。第1の基板35に設けた3
個の孔38a、38b、38cは、基板35を前記ロア
ーケース2にねじ止めするための取付孔である。第1の
基板35の上面先端部には、充電量表示用の発光素子で
あるLED39が、ほぼ垂直状態で実装されている。第
1の基板35の下面先端側には、レシーバ40が実装さ
れ、レシーバ40の下面には防水シール40aが貼着さ
れており、クッション41を介して前記円環部3a内に
嵌装される。第1の基板35の下面後端側には、下面に
防水シール42aが貼着されたマイクロホン42が実装
されており、クッション43を介して円環部11a内に
嵌装される。
を搭載した通話回路用基板であり、外形寸法がロアーケ
ース2の底面部とほぼ同一に形成されている。第1の基
板35の上下の両側端には、一対の位置決め用切欠き3
6、36と、ねじ61が挿通される6個の切欠き37a
〜37fが設けられている。第1の基板35に設けた3
個の孔38a、38b、38cは、基板35を前記ロア
ーケース2にねじ止めするための取付孔である。第1の
基板35の上面先端部には、充電量表示用の発光素子で
あるLED39が、ほぼ垂直状態で実装されている。第
1の基板35の下面先端側には、レシーバ40が実装さ
れ、レシーバ40の下面には防水シール40aが貼着さ
れており、クッション41を介して前記円環部3a内に
嵌装される。第1の基板35の下面後端側には、下面に
防水シール42aが貼着されたマイクロホン42が実装
されており、クッション43を介して円環部11a内に
嵌装される。
【0014】45は後述する第2の基板55をロアーケ
ース2に取付けるためのブラケットで、第1の基板35
とほぼ同じ幅で、全体が枠状に形成されており、先端下
面の両端には、一対の位置決め用突起46、46(一方
は図示を省略)が下方に突出し、先端上面の両端には、
ねじ取付け用ボス47が2個形成されている。ブラケッ
ト45の一方の側面には、先端から後端に向かって千鳥
足状に配列した複数の突起48が形成され、両側面に
は、ねじ取付け用孔を有する6個の鍔部49a〜49f
が設けられている。ブラケット45の後端部には、第2
の基板55をねじ締めするためのねじ孔50、50が一
対設けられている。
ース2に取付けるためのブラケットで、第1の基板35
とほぼ同じ幅で、全体が枠状に形成されており、先端下
面の両端には、一対の位置決め用突起46、46(一方
は図示を省略)が下方に突出し、先端上面の両端には、
ねじ取付け用ボス47が2個形成されている。ブラケッ
ト45の一方の側面には、先端から後端に向かって千鳥
足状に配列した複数の突起48が形成され、両側面に
は、ねじ取付け用孔を有する6個の鍔部49a〜49f
が設けられている。ブラケット45の後端部には、第2
の基板55をねじ締めするためのねじ孔50、50が一
対設けられている。
【0015】52、53は、送信用と受信用の内蔵アン
テナで、先端に巻回部52a、53aを有し、Lの字状
に折り曲げられている。55は、第1の基板35より
も、幅、長さが共に小なる第2の基板で、無線ユニット
の回路を実装した無線ユニット基板であり、先端部と後
端部にそれぞれ一対のねじ取付け用孔56、56および
57、57が設けられている。
テナで、先端に巻回部52a、53aを有し、Lの字状
に折り曲げられている。55は、第1の基板35より
も、幅、長さが共に小なる第2の基板で、無線ユニット
の回路を実装した無線ユニット基板であり、先端部と後
端部にそれぞれ一対のねじ取付け用孔56、56および
57、57が設けられている。
【0016】70は、断面が略コの字状のアッパーケー
スで、先端側の開口面には、係合突起70aが突出形成
されている。アッパーケース70の底面部の先端角部に
は、アッパーケース70の表面まで貫通した断面が長穴
状の貫通孔71aを有する取付部71が一体形成されて
いる。取付部71に隣接した底面部には、複数の小孔7
2aが穿設された円環部72が立設されており、周囲に
は、3個の取付けスタッド73、73、73(1個は図
示せず)が立設されている。底面部中央には別の取付け
スタッド74、74が2個立設され、底面部後端側は、
平面視略正方形状の凹陥部75が形成されている。凹陥
部75には、充電池収納部75aが設けられ、充電池収
納部75aの背面部には、係合部75bが、底面部には
ボス75cが、先端部には、ボス75dと係合孔75e
が、それぞれ形成されている。アッパーケース70の後
端部には、一対の充電端子76、76が配設されてい
る。また、開口端面全周に亘って断面がU字状の溝77
aを形成する一対の対向する嵌合壁77、78が設けら
れている。ケース内側の嵌合壁78には、ケース長手方
向に沿って、二対の切欠き78a、78aが設けられ、
切欠き78aの下方には、係合凹部78bが設けられて
いる。
スで、先端側の開口面には、係合突起70aが突出形成
されている。アッパーケース70の底面部の先端角部に
は、アッパーケース70の表面まで貫通した断面が長穴
状の貫通孔71aを有する取付部71が一体形成されて
いる。取付部71に隣接した底面部には、複数の小孔7
2aが穿設された円環部72が立設されており、周囲に
は、3個の取付けスタッド73、73、73(1個は図
示せず)が立設されている。底面部中央には別の取付け
スタッド74、74が2個立設され、底面部後端側は、
平面視略正方形状の凹陥部75が形成されている。凹陥
部75には、充電池収納部75aが設けられ、充電池収
納部75aの背面部には、係合部75bが、底面部には
ボス75cが、先端部には、ボス75dと係合孔75e
が、それぞれ形成されている。アッパーケース70の後
端部には、一対の充電端子76、76が配設されてい
る。また、開口端面全周に亘って断面がU字状の溝77
aを形成する一対の対向する嵌合壁77、78が設けら
れている。ケース内側の嵌合壁78には、ケース長手方
向に沿って、二対の切欠き78a、78aが設けられ、
切欠き78aの下方には、係合凹部78bが設けられて
いる。
【0017】80は、嵌合溝77aに嵌合される全体が
矩形状で断面が円形の防水部材であるパッキンで、弾性
部材で形成されており、嵌合溝77aの深さよりもやや
大なる径を有している。81は、受話拡声用のスピーカ
で、防水用シール82を介して円環部72内に収納され
る。83は、取付部71の貫通孔71a内に嵌合される
LEDホルダーで、めくら穴83aと鍔部83bとを有
している。85は、スタッド73に対応して3個の取付
孔87が設けられたブラケットで、スピーカ81に被
せ、ねじ90によってスタッド73に取付けることによ
って、スピーカ81を円環部72内に固定する。ブラケ
ット85には、側面視略くの字状の押え部88が一体形
成されており、ブラケット85をスタッド73に取付け
ることにより、押え部88がホルダー83の鍔部83b
に当接すると共に、押え部88に形成した貫通孔88a
がめくら穴83aに合致する。
矩形状で断面が円形の防水部材であるパッキンで、弾性
部材で形成されており、嵌合溝77aの深さよりもやや
大なる径を有している。81は、受話拡声用のスピーカ
で、防水用シール82を介して円環部72内に収納され
る。83は、取付部71の貫通孔71a内に嵌合される
LEDホルダーで、めくら穴83aと鍔部83bとを有
している。85は、スタッド73に対応して3個の取付
孔87が設けられたブラケットで、スピーカ81に被
せ、ねじ90によってスタッド73に取付けることによ
って、スピーカ81を円環部72内に固定する。ブラケ
ット85には、側面視略くの字状の押え部88が一体形
成されており、ブラケット85をスタッド73に取付け
ることにより、押え部88がホルダー83の鍔部83b
に当接すると共に、押え部88に形成した貫通孔88a
がめくら穴83aに合致する。
【0018】92は、充電基板で、3個の取付孔93、
93、93が設けられ、ねじ95、95、95によって
取付ボス74、74および取付ボス75dに取付けられ
る。97は、充電池収納部75aに収納される充電池
で、パッキン98が穴75の開口端面に載置されて、電
池蓋100が被せられる。電池蓋100の背面部には、
弾性係合弾性片101が、両側面部には、二対の係合突
起102、102が、正面部には、一対の突起103
が、それぞれ設けられている。
93、93が設けられ、ねじ95、95、95によって
取付ボス74、74および取付ボス75dに取付けられ
る。97は、充電池収納部75aに収納される充電池
で、パッキン98が穴75の開口端面に載置されて、電
池蓋100が被せられる。電池蓋100の背面部には、
弾性係合弾性片101が、両側面部には、二対の係合突
起102、102が、正面部には、一対の突起103
が、それぞれ設けられている。
【0019】以上の構成において、次に組立方法を説明
する。防水シート15の折曲片19の凹陥部19aを表
示窓6の端縁6bの突起8に嵌合させ位置決めして防水
シート15の基台16をロアーケース2の表示窓6の端
縁6a、6bに載置する。このとき、防水シート15の
舌片17の折曲部17aがリブ7bに載置されると共
に、穴16aが表示窓6に合致し、溝18が溝7aに位
置する。次に、レンズ21を防水シート15の穴16a
から表示窓6に嵌合させる。嵌合したレンズ21の鍔部
21aは、防水シート15の基台16を端縁6a、6b
と共に挟持する。レンズ21の突起22が、防水シート
15の溝18と立壁7の溝7aに嵌合し、レンズ21と
防水シート15とがロアーケース2に取付けられる。こ
のとき、防水シート15の折曲部17aが、レンズ21
の段部21bとリブ7bに挟持される。
する。防水シート15の折曲片19の凹陥部19aを表
示窓6の端縁6bの突起8に嵌合させ位置決めして防水
シート15の基台16をロアーケース2の表示窓6の端
縁6a、6bに載置する。このとき、防水シート15の
舌片17の折曲部17aがリブ7bに載置されると共
に、穴16aが表示窓6に合致し、溝18が溝7aに位
置する。次に、レンズ21を防水シート15の穴16a
から表示窓6に嵌合させる。嵌合したレンズ21の鍔部
21aは、防水シート15の基台16を端縁6a、6b
と共に挟持する。レンズ21の突起22が、防水シート
15の溝18と立壁7の溝7aに嵌合し、レンズ21と
防水シート15とがロアーケース2に取付けられる。こ
のとき、防水シート15の折曲部17aが、レンズ21
の段部21bとリブ7bに挟持される。
【0020】このように、防水シート15は、基台16
が鍔部21aと端縁6a、6bで挟持されると共に、折
曲部17aが段部21bとリブ7bとで挟持されて、こ
れら2箇所において防水がなされるので、防水性が向上
する。また、レンズ21に立壁7の溝7aに嵌合する突
起22を設け、防水部材15に溝7aと同じ幅を有し、
防水部材15を表示窓6の端縁6a、6bに載置した際
に、溝7aに位置する溝18を設けているので、レンズ
21の突起22を溝7aに嵌合させるだけで、レンズ2
1および防水部材15がロアーケース2に取付けられる
ので、取付用のねじも必要とせず、取付け作業が容易と
なる。なお、本実施例においては、表示窓6の一方の端
縁6b側は、後述するラバーシート30に防水機能があ
るために、折曲片19の先端に折曲部を設けていない
が、必要に応じて設けてもよいことは勿論であり、ま
た、両側面に限らず、周囲に設けてもよいことはいうま
でのないことである。
が鍔部21aと端縁6a、6bで挟持されると共に、折
曲部17aが段部21bとリブ7bとで挟持されて、こ
れら2箇所において防水がなされるので、防水性が向上
する。また、レンズ21に立壁7の溝7aに嵌合する突
起22を設け、防水部材15に溝7aと同じ幅を有し、
防水部材15を表示窓6の端縁6a、6bに載置した際
に、溝7aに位置する溝18を設けているので、レンズ
21の突起22を溝7aに嵌合させるだけで、レンズ2
1および防水部材15がロアーケース2に取付けられる
ので、取付用のねじも必要とせず、取付け作業が容易と
なる。なお、本実施例においては、表示窓6の一方の端
縁6b側は、後述するラバーシート30に防水機能があ
るために、折曲片19の先端に折曲部を設けていない
が、必要に応じて設けてもよいことは勿論であり、ま
た、両側面に限らず、周囲に設けてもよいことはいうま
でのないことである。
【0021】レンズ21の基台21aの上面に、LCD
25を載置する。載置されたLCD25は、突起22、
23によってレンズ21に位置決めされる。LCD25
の段部25aにインタコネクタ26を載置する。ダイヤ
ル釦28と機能釦29をロアーケース2の穴9a、9
b、9cに嵌装する。ラバーシート30の係合片33を
仕切壁10の四隅に係合させて、ラバーシート30を仕
切壁10に載置する。このとき、ラバーシート30の延
長部34が、LCD25上に載置される。クッション4
1、43をロアーケース2の円環部3b、11bに載置
し、レシーバ40とスピーカ42を円環部3a、4a内
に嵌入させるようにして、第1の基板35をラバーシー
ト30上に載置する。ねじ60a、60bを取付孔38
a、38bに挿入してロアーケース2のスタッド4a、
4bに締め付けて、第1の基板35をロアーケース2に
取付ける。
25を載置する。載置されたLCD25は、突起22、
23によってレンズ21に位置決めされる。LCD25
の段部25aにインタコネクタ26を載置する。ダイヤ
ル釦28と機能釦29をロアーケース2の穴9a、9
b、9cに嵌装する。ラバーシート30の係合片33を
仕切壁10の四隅に係合させて、ラバーシート30を仕
切壁10に載置する。このとき、ラバーシート30の延
長部34が、LCD25上に載置される。クッション4
1、43をロアーケース2の円環部3b、11bに載置
し、レシーバ40とスピーカ42を円環部3a、4a内
に嵌入させるようにして、第1の基板35をラバーシー
ト30上に載置する。ねじ60a、60bを取付孔38
a、38bに挿入してロアーケース2のスタッド4a、
4bに締め付けて、第1の基板35をロアーケース2に
取付ける。
【0022】第1の基板35をロアーケース2に取付け
ることによって、ラバーシート35が仕切壁10の上端
面に押圧されて、仕切壁10内を密閉状態とする。した
がって、ダイヤル釦28、機能釦29と孔9a、9b、
9cとの間隙から侵入した水は、仕切壁10とラバーシ
ート35とによって、仕切壁10から電話機内部への侵
入を阻止され、ラバースイッチ部31a等の防水がなさ
れる。このように、防水用の特別な部材をいっさい必要
とせず、しかも、ロアーケース2に一体形成した仕切壁
10上に載置したラバーシート30をロアーケース2に
ねじ止めした第1の基板35によって固定するといった
通常の一連の組立作業によって防水処理がなされるの
で、防水のための特別な組立作業時間を必要としない。
また、ラバーシート30に仕切壁10の四隅に係合する
係合片33を設けているので、仕切壁10に対してラバ
ーシート30がずれたりすることがなく、確実に防水が
行われる。また、ラバーシート30に一体に設けた延長
部34によって、LCD25と第1の基板35との間の
空間を埋めて、LCD25を固定するようにしたので、
従来のように、固定用の別部材を設けたり、インタコネ
クタを両端に一対設けたりすることがなく、組立が容易
となる。
ることによって、ラバーシート35が仕切壁10の上端
面に押圧されて、仕切壁10内を密閉状態とする。した
がって、ダイヤル釦28、機能釦29と孔9a、9b、
9cとの間隙から侵入した水は、仕切壁10とラバーシ
ート35とによって、仕切壁10から電話機内部への侵
入を阻止され、ラバースイッチ部31a等の防水がなさ
れる。このように、防水用の特別な部材をいっさい必要
とせず、しかも、ロアーケース2に一体形成した仕切壁
10上に載置したラバーシート30をロアーケース2に
ねじ止めした第1の基板35によって固定するといった
通常の一連の組立作業によって防水処理がなされるの
で、防水のための特別な組立作業時間を必要としない。
また、ラバーシート30に仕切壁10の四隅に係合する
係合片33を設けているので、仕切壁10に対してラバ
ーシート30がずれたりすることがなく、確実に防水が
行われる。また、ラバーシート30に一体に設けた延長
部34によって、LCD25と第1の基板35との間の
空間を埋めて、LCD25を固定するようにしたので、
従来のように、固定用の別部材を設けたり、インタコネ
クタを両端に一対設けたりすることがなく、組立が容易
となる。
【0023】次に、ブラケット45のボス47、47の
それぞれにアンテナ52、53の巻回部52a、53a
を位置させて、第2の基板55の取付孔56、56を挿
通させたねじ62、62を巻回部52a、53aにも挿
通させて、ボス47、47に締め付けることによって、
アンテナ52、53および第2の基板55をブラケット
45に取付ける。第2の基板55は、ねじ63、63に
よってもブラケット45の取付孔50、50にねじ締め
される。ボス47、47に取付けられたアンテナ52、
53はブラケット45の側面部の複数の突起48間に嵌
合されて、側面部に沿うようにして固定される。アンテ
ナ52、53と第2の基板55が組み込まれたブラケッ
ト45は、突起46を第1の基板35の切欠き36に嵌
合させて位置決めし、6個のねじ61a〜60fを第1
の基板35の切欠き37a〜37fとラバーシート30
の切欠き32c〜32fを挿通されて、ロアーケース2
のスタッド5a〜5fに取付けられて、ロアーケース2
に固定される。
それぞれにアンテナ52、53の巻回部52a、53a
を位置させて、第2の基板55の取付孔56、56を挿
通させたねじ62、62を巻回部52a、53aにも挿
通させて、ボス47、47に締め付けることによって、
アンテナ52、53および第2の基板55をブラケット
45に取付ける。第2の基板55は、ねじ63、63に
よってもブラケット45の取付孔50、50にねじ締め
される。ボス47、47に取付けられたアンテナ52、
53はブラケット45の側面部の複数の突起48間に嵌
合されて、側面部に沿うようにして固定される。アンテ
ナ52、53と第2の基板55が組み込まれたブラケッ
ト45は、突起46を第1の基板35の切欠き36に嵌
合させて位置決めし、6個のねじ61a〜60fを第1
の基板35の切欠き37a〜37fとラバーシート30
の切欠き32c〜32fを挿通されて、ロアーケース2
のスタッド5a〜5fに取付けられて、ロアーケース2
に固定される。
【0024】このように、第1の基板35と第2の基板
55との間に配設したブラケット45に第2の基板55
を取付け、ブラケット45をロアーケース2のスタッド
4にねじ止めすることによって、第2の基板55の大き
さや配設位置にかかわらず、ラバーシート30にはねじ
挿通用の孔を設ける必要がなくなるので、第2の基板5
5は設計上の自由度が増すと共に、第2の基板55を大
型化する必要もないため、これを収納する両ケース2、
70を大きくすることもなく、電話機本体の大型化を防
止できる。また、ブラケット45の取付用の鍔部49を
両側面に設け、第1の基板35とラバーシート30の両
側部にねじ61が挿通する切欠き37と32とを設けて
いるので、ブラケット45の幅は、第1の基板35とほ
ぼ同一に形成でき、ブラケット45によってロアーケー
ス2の幅方向が大型化することがない。
55との間に配設したブラケット45に第2の基板55
を取付け、ブラケット45をロアーケース2のスタッド
4にねじ止めすることによって、第2の基板55の大き
さや配設位置にかかわらず、ラバーシート30にはねじ
挿通用の孔を設ける必要がなくなるので、第2の基板5
5は設計上の自由度が増すと共に、第2の基板55を大
型化する必要もないため、これを収納する両ケース2、
70を大きくすることもなく、電話機本体の大型化を防
止できる。また、ブラケット45の取付用の鍔部49を
両側面に設け、第1の基板35とラバーシート30の両
側部にねじ61が挿通する切欠き37と32とを設けて
いるので、ブラケット45の幅は、第1の基板35とほ
ぼ同一に形成でき、ブラケット45によってロアーケー
ス2の幅方向が大型化することがない。
【0025】アッパーケース70の取付部71の貫通孔
71aにLEDホルダー83を嵌合させる。防水シール
82を小孔72aに載置し、スピーカ81を円環部72
内に収納して、ねじ90によってスタッド73に取付け
たブラケット85によってスピーカ81を円環部72内
に固定する。このとき、ブラケット85の押え部88が
LEDホルダー83の鍔部83bに当接して、鍔部83
bを取付部71とで挟持する。充電基板92をねじ95
によって、ボス74、74とボス75dに取付ける。
71aにLEDホルダー83を嵌合させる。防水シール
82を小孔72aに載置し、スピーカ81を円環部72
内に収納して、ねじ90によってスタッド73に取付け
たブラケット85によってスピーカ81を円環部72内
に固定する。このとき、ブラケット85の押え部88が
LEDホルダー83の鍔部83bに当接して、鍔部83
bを取付部71とで挟持する。充電基板92をねじ95
によって、ボス74、74とボス75dに取付ける。
【0026】アッパーケース70の嵌合溝77aにパッ
キン80を嵌合させる。アッパーケース70の係合突起
70aとロアーケース2の係合片2bとを係合させて、
ここを支点として、アッパーケース70とロアーケース
2のそれぞれの開口端面を合わせる。それぞれの開口端
面を合わせる際に、ロアーケース2の弾性係合片13
が、アッパーケース70の内側嵌合壁78の切欠き78
aから嵌入して係合凹部78bに係合して、アッパーケ
ース70とロアーケース2とが合体して一体化されて、
コードレス電話機1の筐体を形成する。
キン80を嵌合させる。アッパーケース70の係合突起
70aとロアーケース2の係合片2bとを係合させて、
ここを支点として、アッパーケース70とロアーケース
2のそれぞれの開口端面を合わせる。それぞれの開口端
面を合わせる際に、ロアーケース2の弾性係合片13
が、アッパーケース70の内側嵌合壁78の切欠き78
aから嵌入して係合凹部78bに係合して、アッパーケ
ース70とロアーケース2とが合体して一体化されて、
コードレス電話機1の筐体を形成する。
【0027】このとき、ロアーケース2の囲い壁12
が、アッパーケース70の内側嵌合壁78に対接して、
嵌合壁78と囲い壁12とで防水構造を形成して、両ケ
ース2、70の開口端面の合わせ面におけるパッキン8
0による防水構造と併せて防水構造が二重となるので、
防水性が向上する。また、嵌合壁78の切欠き78aに
おいては、係合凹部78bに係合している弾性係合片1
3の根元部の立壁12が切欠き78内に弾性変形して進
出すると共に、パッキン80がロアーケース2の開口端
面2aに押圧されて図7(b)に示すように水平方向に
膨出するようにして弾性変形して、パッキン80が立壁
12に当接するので、切欠き78aにおいて防水性が低
下することがない。また、弾性係合片13がロアーケー
ス2の両側部に設けられているので、両ケース2、70
との合わせ面に隙間が生じやすいこの部分における防水
性の低下を防止することができる。
が、アッパーケース70の内側嵌合壁78に対接して、
嵌合壁78と囲い壁12とで防水構造を形成して、両ケ
ース2、70の開口端面の合わせ面におけるパッキン8
0による防水構造と併せて防水構造が二重となるので、
防水性が向上する。また、嵌合壁78の切欠き78aに
おいては、係合凹部78bに係合している弾性係合片1
3の根元部の立壁12が切欠き78内に弾性変形して進
出すると共に、パッキン80がロアーケース2の開口端
面2aに押圧されて図7(b)に示すように水平方向に
膨出するようにして弾性変形して、パッキン80が立壁
12に当接するので、切欠き78aにおいて防水性が低
下することがない。また、弾性係合片13がロアーケー
ス2の両側部に設けられているので、両ケース2、70
との合わせ面に隙間が生じやすいこの部分における防水
性の低下を防止することができる。
【0028】最後に、充電池97を充電池収納部75a
内に収納して、パッキン98を穴75の開口端面に載置
する。電池蓋100の突起103を係合孔75eに挿入
し、ここを支点として回動させて、弾性係合片101を
係合部75bに、また係合突起102を図示しない係合
部にそれぞれ係合させることによって充電池収納部75
aを閉じる。
内に収納して、パッキン98を穴75の開口端面に載置
する。電池蓋100の突起103を係合孔75eに挿入
し、ここを支点として回動させて、弾性係合片101を
係合部75bに、また係合突起102を図示しない係合
部にそれぞれ係合させることによって充電池収納部75
aを閉じる。
【0029】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、本
考案によれば、複数の押釦を摺動自在に支持する摺動孔
を筐体に穿設し、押釦の押圧操作によって移動するラバ
ーシートの導電部が接触することにより開閉するスイッ
チ部を有する第1の基板と、この第1の基板と積層状態
で配設された第2の基板とが設けられ、第1の基板と第
2の基板の間に配設されて第2の基板が取付けられるブ
ラケットを備えたので、第2の基板は大きさ、取付位置
が自由となり、このため、第2の基板を不必要に大きく
することがないので、これを収納する筐体も小型化でき
るとともに、筐体の設計にも自由度が増す。また、ブラ
ケットの両側面部にスタッドに取付けられる取付部が設
けられ、ラバーシートと第1の基板の両側部に取付用の
ねじが挿通される切欠きが設けられたので、ブラケット
の幅を第1の基板の幅とほぼ同一とすることができ、こ
れによっても筐体の小型化を図ることが可能となる。
考案によれば、複数の押釦を摺動自在に支持する摺動孔
を筐体に穿設し、押釦の押圧操作によって移動するラバ
ーシートの導電部が接触することにより開閉するスイッ
チ部を有する第1の基板と、この第1の基板と積層状態
で配設された第2の基板とが設けられ、第1の基板と第
2の基板の間に配設されて第2の基板が取付けられるブ
ラケットを備えたので、第2の基板は大きさ、取付位置
が自由となり、このため、第2の基板を不必要に大きく
することがないので、これを収納する筐体も小型化でき
るとともに、筐体の設計にも自由度が増す。また、ブラ
ケットの両側面部にスタッドに取付けられる取付部が設
けられ、ラバーシートと第1の基板の両側部に取付用の
ねじが挿通される切欠きが設けられたので、ブラケット
の幅を第1の基板の幅とほぼ同一とすることができ、こ
れによっても筐体の小型化を図ることが可能となる。
【図1】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機を示し、ロアー
ケース側の下半分の分解斜視図である。
の取付構造を採用したコードレス電話機を示し、ロアー
ケース側の下半分の分解斜視図である。
【図2】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機を示し、ロアー
ケース側の上半分の分解斜視図である。
の取付構造を採用したコードレス電話機を示し、ロアー
ケース側の上半分の分解斜視図である。
【図3】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機を示し、アッパ
ーケース側の分解斜視図である。
の取付構造を採用したコードレス電話機を示し、アッパ
ーケース側の分解斜視図である。
【図4】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機の縦断面図であ
る。
の取付構造を採用したコードレス電話機の縦断面図であ
る。
【図5】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機の要部の縦断面
図である。
の取付構造を採用したコードレス電話機の要部の縦断面
図である。
【図6】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機の横断面図であ
る。
の取付構造を採用したコードレス電話機の横断面図であ
る。
【図7】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機の両ケースを開
口端面部分を拡大したもので、(a)は両ケースの合体
前の拡大横断面図、(b)は両ケースの合体後の拡大横
断面図である。
の取付構造を採用したコードレス電話機の両ケースを開
口端面部分を拡大したもので、(a)は両ケースの合体
前の拡大横断面図、(b)は両ケースの合体後の拡大横
断面図である。
1 コードレス電話機 2 ロアーケース 5 スタッド 28 ダイヤル釦 29 機能釦 30 ラバーシート 32 切欠き 35 第1の基板 37 切欠き 45 ブラケット 47 ねじ取付け用ボス 49 鍔部 50 ねじ孔 55 第2の基板
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の押釦を摺動自在に支持する摺動孔
を筐体に穿設し、前記押釦に対応した位置に導電部が形
成されたラバーシートと、前記押釦の押圧操作によって
移動する導電部が接触することにより開閉するスイッチ
部を有する第1の基板と、この第1の基板と積層状態で
配設された第2の基板とを備え、これら第1および第2
の基板を筐体に立設したスタッドにねじで取付けるキー
ボードスイッチにおける基板の取付構造であって、第1
の基板と第2の基板の間に配設されて第2の基板が取付
けられると共に、両側部に前記スタッドに取付けられる
取付部を有するブラケットを備え、前記ラバーシートと
第1の基板の両側部に前記ブラケットを取付けるねじが
挿通される切欠きを設けたことを特徴とするキーボード
スイッチにおける基板の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992058750U JP2556247Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | キーボードスイッチにおける基板の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992058750U JP2556247Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | キーボードスイッチにおける基板の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615366U JPH0615366U (ja) | 1994-02-25 |
JP2556247Y2 true JP2556247Y2 (ja) | 1997-12-03 |
Family
ID=13093221
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005109687A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Mitsumi Electric Co Ltd | アンテナ装置 |
KR100746395B1 (ko) * | 2006-05-08 | 2007-08-03 | 주식회사 팬택 | 이동통신단말기의 내장형 안테나에 의한 데드스페이스에적용 가능한 키 구조 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2526942Y2 (ja) * | 1987-09-29 | 1997-02-26 | 株式会社東芝 | 電子機器 |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP1992058750U patent/JP2556247Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0615366U (ja) | 1994-02-25 |
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