JPH0615366U - キーボードスイッチにおける基板の取付構造 - Google Patents

キーボードスイッチにおける基板の取付構造

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JPH0615366U
JPH0615366U JP5875092U JP5875092U JPH0615366U JP H0615366 U JPH0615366 U JP H0615366U JP 5875092 U JP5875092 U JP 5875092U JP 5875092 U JP5875092 U JP 5875092U JP H0615366 U JPH0615366 U JP H0615366U
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治之 恒松
一 佐藤
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株式会社田村電機製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板を大型化せず取付けることができるよう
にして、装置の小型化を可能とすると共に、取付位置に
規制されないようにして、設計の自由度を増大させる。 【構成】 通信回路用基板である第1の基板35は、ロ
アーケース内にダイヤル釦、ラバーシート上に載置さ
れ、ねじ60によってケースのスタッドに取付けられ
る。55は、第2の基板で、第1の基板35よりも小形
の無線ユニット基板である。第1の基板35と第2の基
板55との間に介在するブラケット45の両側部には、
取付け用鍔部49が設けられている。第1の基板35の
両側部には、鍔部49も対応して切欠き37が設けられ
ている。そして、第2の基板55は、ねじ62、63に
よってブラケット45に取付けられる。ブラケット45
は、鍔部49に取付けたねじ61を切欠き37に挿通さ
せてケースのスタッドに取付けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コードレス電話機等に採用されるキーボードスイッチにおける基板 の取付け構造に関し、特に、筐体内に2枚の基板を積層状態に取付ける構造に関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種のキーボードスイッチの構造は、電話機のロアーケースの底面 部にダイヤル釦等を摺動自在に支持する摺動孔が穿設され、ロアーケース内には 、これらダイヤル釦全体を覆うようにして配設され各ダイヤル釦に対応して導電 部が設けられた1枚のラバーシートと、ラバーシートの導電部によって動作する スイッチ部と通話回路等が実装された第1の基板とが積層状態に配設され、ロア ーケースに立設したスタッドに第1の基板をねじ止めすることによってラバーシ ートとともにロアーケースに取付けている。また、ロアーケースには、無線ユニ ット等が実装された第2の基板が配設され、この第2の基板は、第1の基板と間 隔を有し積層状態として、ロアーケースに立設した別のスタッドにねじ止めして 取付けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ラバーシートには、防水機能が備えられ、あるいは表面に導電部が 多数備えられているために、ラバーシートにスタッドが挿通する穴を形成するこ とができない。このため、スタッドは、ラバーシートの配設位置を避けて、ロア ーケースの両端側に立設している。したがって、スタッドに取付けられる基板の 外形形状は、スタッドの配設位置に合わせて不必要に大型化し、特に、第2の基 板が大型化することによって、電話機筐体全体が大型化するといった不都合があ った。また、基板の取付位置が規制されるため、筐体設計に自由度がなくなると いった問題もあった。
【0004】 したがって、本考案は、上記したような従来の不都合あるいは問題に鑑みてな されたものであり、その目的とするところは、基板を大型化せず取付けることが できるようにして、装置の小型化を可能とすると共に、取付位置に規制されない ようにして、筐体設計の自由度をもたせたキーボードスイッチにおける基板の取 付構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案に係るキーボードスイッチにおける基板の 取付構造は、押釦の押圧操作によって移動するラバーシートの導電部が接触する ことにより開閉するスイッチ部を有する第1の基板と、この第1の基板と積層状 態で配設された第2の基板とが設けられ、第1の基板と第2の基板の間に配設さ れて第2の基板が取付けられると共に、両側面部に筐体に立設したスタッドに取 付けられる取付部を有するブラケットを備え、ラバーシートと第1の基板の両側 部にブラケットの取付用ねじが挿通される切欠きを設けたものである。
【0006】
【作用】
本考案によれば、ブラケットを介しているので、第2の基板は大きさ、取付位 置が自由となる。また、ブラケットの両側面部にスタッドに取付けられる取付部 が設けられ、ラバーシートと第1の基板の両側部に取付用のねじが挿通される切 欠きが設けられたので、ブラケットの幅は第1の基板の幅とほぼ同一となる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係るキーボ ードスイッチにおける基板の取付構造を採用したコードレス電話機を示し、ロア ーケース側の下半分の分解斜視図、図2は同じくロアーケース側の上半分の分解 斜視図、図3は同じくアッパーケース側の分解斜視図、図4は同じく縦断面図、 図5は同じく要部縦断面図、図6は同じく横断面図、図7は同じくロアーケース とアッパーケースの合わせ面を拡大したもので、(a)は両ケースを合体させる 前の拡大横断面図、(b)は合体させた後の拡大横断面図である。
【0008】 これらの図において、符号2で示すものは、コードレス電話機1の筐体の一方 を構成する浅皿状に形成されたロアーケースで、先端部に上方に突出した係合片 2bが一体形成されている。ロアーケース2の先端側底面部には、円環部3aと 円環部3aと同心円状の小径で高さの低い円環部3bとが立設され、円環部3b 内の底面部には、複数の小孔3cが穿設されている。ロアーケース2の底面部に は、後述する第1の基板35を取付けるための3個のスタッド4a、4b、4c と、後述するブラケット45を取付けるための6個のスタッド5a〜5fがそれ ぞれ立設されている。円環部3aに隣接したロアーケース2の底面部には、底面 部を横断するように略矩形状の表示窓6が穿設されている。表示窓6の円環部3 a側の端縁6aには、立壁7が立設されている。立壁7には、2個の溝7aが設 けられ、リブ7bが一体形成されている。他方の端縁6bには、複数の突起8が 表示窓6の長手方向に沿って設けられている。
【0009】 表示窓6からロアーケース2の後端部に向かう底面部には、平面視長穴状の穴 9a、円形の穴9bおよび矩形状の穴9cが、格子状に配列されるようにして穿 設されている。これら穴9a、9bおよび9cのそれぞれを仕切る仕切壁10が 格子状にロアーケース2の底面部から立設されている。ロアーケース2の後端側 底面部には、円環部11aと円環部11aと同心円状の小径で高さの低い円環部 11bとが立設され、円環部11b内の底面部には、複数の小孔11cが穿設さ れている。ロアーケース2の開口端面2aのケース内側のほぼ全体に亘って、薄 板状の囲い壁12が立設され、囲い壁12のケース長手方向には、フック13が 二対立設されている。
【0010】 15は、全体が薄板状の弾性部材からなる防水シートで、基台16の中心部に は、前記表示窓6と同形状の穴16aが形成されている。基台16の一方の側部 には、上方に垂直に折り曲げられた3個の舌片17が設けられており、先端には 水平に折り曲げられた折曲部17aが形成されている。この折曲部17aの高さ Tから折曲部17aの厚みを除去した高さが、前記リブ7bの端縁6aからの高 さと同一に形成されている。舌片17間には、防水シート15の基台16を前記 表示窓6の端縁6aに載置した際に、溝7aと幅、位置が同一の溝18が設けら れている。基台16の他方の側部には、上方に垂直に折り曲げられた折曲片19 が設けられており、折曲片19の折り曲げ部分には、前記突起8に嵌合する凹陥 部19aが複数形成されている。
【0011】 21は、全体が透明部材からなるレンズで外径寸法が前記表示窓6と同一に形 成されている。レンズ21の外周面上部には、外径寸法が前記防水シート15の 基台16と同一に形成された鍔部21aが設けられている。鍔部21aの左右両 側部には、前記折曲部17aの基台16からの高さTと同一の段差Dを有する段 部21bが設けられている。一方の段部21bには、前記立壁7の溝7aに係合 するL字状の突起22が設けられている。レンズ21の上下両側部には、それぞ れ一対の突起23が設けられている。
【0012】 25は、液晶表示器としてのLCDで、先端に電気的導通部が形成された段部 25aが設けられている。26は、LCD25と後述する通話基板35とを電気 的に接続するインタコネクタである。28および29は、それぞれダイヤル釦お よび機能釦で、前記穴9bおよび9a、9cに嵌装されて先端がロアーケース2 からケース外部に露呈する。30は、全体がゴムで形成されたラバーシートで、 可撓性を有するスイッチ部31がダイヤル釦28および機能釦29に対応して配 列されており、スイッチ部31の上端面には導電部31aが設けられている。ラ バーシート30の上下の両側端には、後述するねじ61が挿通される4個のU字 状の切欠き32c、32d、32eおよび32fが形成されている。ラバーシー ト30の外形寸法は、前記仕切壁10の全体外形よりもやや大に形成され、下端 四隅に突出形成した断面が略L字状の係合片33は仕切壁10の四隅に係合する 。ラバーシート30の左側端には、LCD25の段部25aを除いた部分と同一 の外形を有する延長部34が形成されている。
【0013】 35は第1の基板で、主に、通話回路部品を搭載した通話回路用基板であり、 外形寸法がロアーケース2の底面部とほぼ同一に形成されている。第1の基板3 5の上下の両側端には、一対の位置決め用切欠き36、36と、ねじ61が挿通 される6個の切欠き37a〜37fが設けられている。第1の基板35に設けた 3個の孔38a、38b、38cは、基板35を前記ロアーケース2にねじ止め するための取付孔である。第1の基板35の上面先端部には、充電量表示用の発 光素子であるLED39が、ほぼ垂直状態で実装されている。第1の基板35の 下面先端側には、レシーバ40が実装され、レシーバ40の下面には防水シール 40aが貼着されており、クッション41を介して前記円環部3a内に嵌装され る。第1の基板35の下面後端側には、下面に防水シール42aが貼着されたマ イクロホン42が実装されており、クッション43を介して円環部11a内に嵌 装される。
【0014】 45は後述する第2の基板55をロアーケース2に取付けるためのブラケット で、第1の基板35とほぼ同じ幅で、全体が枠状に形成されており、先端下面の 両端には、一対の位置決め用突起46、46(一方は図示を省略)が下方に突出 し、先端上面の両端には、ねじ取付け用ボス47が2個形成されている。ブラケ ット45の一方の側面には、先端から後端に向かって千鳥足状に配列した複数の 突起48が形成され、両側面には、ねじ取付け用孔を有する6個の鍔部49a〜 49fが設けられている。ブラケット45の後端部には、第2の基板55をねじ 締めするためのねじ孔50、50が一対設けられている。
【0015】 52、53は、送信用と受信用の内蔵アンテナで、先端に巻回部52a、53 aを有し、Lの字状に折り曲げられている。55は、第1の基板35よりも、幅 、長さが共に小なる第2の基板で、無線ユニットの回路を実装した無線ユニット 基板であり、先端部と後端部にそれぞれ一対のねじ取付け用孔56、56および 57、57が設けられている。
【0016】 70は、断面が略コの字状のアッパーケースで、先端側の開口面には、係合突 起70aが突出形成されている。アッパーケース70の底面部の先端角部には、 アッパーケース70の表面まで貫通した断面が長穴状の貫通孔71aを有する取 付部71が一体形成されている。取付部71に隣接した底面部には、複数の小孔 72aが穿設された円環部72が立設されており、周囲には、3個の取付けスタ ッド73、73、73(1個は図示せず)が立設されている。底面部中央には別 の取付けスタッド74、74が2個立設され、底面部後端側は、平面視略正方形 状の凹陥部75が形成されている。凹陥部75には、充電池収納部75aが設け られ、充電池収納部75aの背面部には、係合部75bが、底面部にはボス75 cが、先端部には、ボス75dと係合孔75eが、それぞれ形成されている。ア ッパーケース70の後端部には、一対の充電端子76、76が配設されている。 また、開口端面全周に亘って断面がU字状の溝77aを形成する一対の対向する 嵌合壁77、78が設けられている。ケース内側の嵌合壁78には、ケース長手 方向に沿って、二対の切欠き78a、78aが設けられ、切欠き78aの下方に は、係合凹部78bが設けられている。
【0017】 80は、嵌合溝77aに嵌合される全体が矩形状で断面が円形の防水部材であ るパッキンで、弾性部材で形成されており、嵌合溝77aの深さよりもやや大な る径を有している。81は、受話拡声用のスピーカで、防水用シール82を介し て円環部72内に収納される。83は、取付部71の貫通孔71a内に嵌合され るLEDホルダーで、めくら穴83aと鍔部83bとを有している。85は、ス タッド73に対応して3個の取付孔87が設けられたブラケットで、スピーカ8 1に被せ、ねじ90によってスタッド73に取付けることによって、スピーカ8 1を円環部72内に固定する。ブラケット85には、側面視略くの字状の押え部 88が一体形成されており、ブラケット85をスタッド73に取付けることによ り、押え部88がホルダー83の鍔部83bに当接すると共に、押え部88に形 成した貫通孔88aがめくら穴83aに合致する。
【0018】 92は、充電基板で、3個の取付孔93、93、93が設けられ、ねじ95、 95、95によって取付ボス74、74および取付ボス75dに取付けられる。 97は、充電池収納部75aに収納される充電池で、パッキン98が穴75の開 口端面に載置されて、電池蓋100が被せられる。電池蓋100の背面部には、 弾性係合弾性片101が、両側面部には、二対の係合突起102、102が、正 面部には、一対の突起103が、それぞれ設けられている。
【0019】 以上の構成において、次に組立方法を説明する。 防水シート15の折曲片19の凹陥部19aを表示窓6の端縁6bの突起8に 嵌合させ位置決めして防水シート15の基台16をロアーケース2の表示窓6の 端縁6a、6bに載置する。このとき、防水シート15の舌片17の折曲部17 aがリブ7bに載置されると共に、穴16aが表示窓6に合致し、溝18が溝7 aに位置する。次に、レンズ21を防水シート15の穴16aから表示窓6に嵌 合させる。嵌合したレンズ21の鍔部21aは、防水シート15の基台16を端 縁6a、6bと共に挟持する。レンズ21の突起22が、防水シート15の溝1 8と立壁7の溝7aに嵌合し、レンズ21と防水シート15とがロアーケース2 に取付けられる。このとき、防水シート15の折曲部17aが、レンズ21の段 部21bとリブ7bに挟持される。
【0020】 このように、防水シート15は、基台16が鍔部21aと端縁6a、6bで挟 持されると共に、折曲部17aが段部21bとリブ7bとで挟持されて、これら 2箇所において防水がなされるので、防水性が向上する。また、レンズ21に立 壁7の溝7aに嵌合する突起22を設け、防水部材15に溝7aと同じ幅を有し 、防水部材15を表示窓6の端縁6a、6bに載置した際に、溝7aに位置する 溝18を設けているので、レンズ21の突起22を溝7aに嵌合させるだけで、 レンズ21および防水部材15がロアーケース2に取付けられるので、取付用の ねじも必要とせず、取付け作業が容易となる。なお、本実施例においては、表示 窓6の一方の端縁6b側は、後述するラバーシート30に防水機能があるために 、折曲片19の先端に折曲部を設けていないが、必要に応じて設けてもよいこと は勿論であり、また、両側面に限らず、周囲に設けてもよいことはいうまでのな いことである。
【0021】 レンズ21の基台21aの上面に、LCD25を載置する。載置されたLCD 25は、突起22、23によってレンズ21に位置決めされる。LCD25の段 部25aにインタコネクタ26を載置する。ダイヤル釦28と機能釦29をロア ーケース2の穴9a、9b、9cに嵌装する。ラバーシート30の係合片33を 仕切壁10の四隅に係合させて、ラバーシート30を仕切壁10に載置する。こ のとき、ラバーシート30の延長部34が、LCD25上に載置される。クッシ ョン41、43をロアーケース2の円環部3b、11bに載置し、レシーバ40 とスピーカ42を円環部3a、4a内に嵌入させるようにして、第1の基板35 をラバーシート30上に載置する。ねじ60a、60bを取付孔38a、38b に挿入してロアーケース2のスタッド4a、4bに締め付けて、第1の基板35 をロアーケース2に取付ける。
【0022】 第1の基板35をロアーケース2に取付けることによって、ラバーシート35 が仕切壁10の上端面に押圧されて、仕切壁10内を密閉状態とする。したがっ て、ダイヤル釦28、機能釦29と孔9a、9b、9cとの間隙から侵入した水 は、仕切壁10とラバーシート35とによって、仕切壁10から電話機内部への 侵入を阻止され、ラバースイッチ部31a等の防水がなされる。このように、防 水用の特別な部材をいっさい必要とせず、しかも、ロアーケース2に一体形成し た仕切壁10上に載置したラバーシート30をロアーケース2にねじ止めした第 1の基板35によって固定するといった通常の一連の組立作業によって防水処理 がなされるので、防水のための特別な組立作業時間を必要としない。また、ラバ ーシート30に仕切壁10の四隅に係合する係合片33を設けているので、仕切 壁10に対してラバーシート30がずれたりすることがなく、確実に防水が行わ れる。また、ラバーシート30に一体に設けた延長部34によって、LCD25 と第1の基板35との間の空間を埋めて、LCD25を固定するようにしたので 、従来のように、固定用の別部材を設けたり、インタコネクタを両端に一対設け たりすることがなく、組立が容易となる。
【0023】 次に、ブラケット45のボス47、47のそれぞれにアンテナ52、53の巻 回部52a、53aを位置させて、第2の基板55の取付孔56、56を挿通さ せたねじ62、62を巻回部52a、53aにも挿通させて、ボス47、47に 締め付けることによって、アンテナ52、53および第2の基板55をブラケッ ト45に取付ける。第2の基板55は、ねじ63、63によってもブラケット4 5の取付孔50、50にねじ締めされる。ボス47、47に取付けられたアンテ ナ52、53はブラケット45の側面部の複数の突起48間に嵌合されて、側面 部に沿うようにして固定される。アンテナ52、53と第2の基板55が組み込 まれたブラケット45は、突起46を第1の基板35の切欠き36に嵌合させて 位置決めし、6個のねじ61a〜60fを第1の基板35の切欠き37a〜37 fとラバーシート30の切欠き32c〜32fを挿通されて、ロアーケース2の スタッド5a〜5fに取付けられて、ロアーケース2に固定される。
【0024】 このように、第1の基板35と第2の基板55との間に配設したブラケット4 5に第2の基板55を取付け、ブラケット45をロアーケース2のスタッド4に ねじ止めすることによって、第2の基板55の大きさや配設位置にかかわらず、 ラバーシート30にはねじ挿通用の孔を設ける必要がなくなるので、第2の基板 55は設計上の自由度が増すと共に、第2の基板55を大型化する必要もないた め、これを収納する両ケース2、70を大きくすることもなく、電話機本体の大 型化を防止できる。また、ブラケット45の取付用の鍔部49を両側面に設け、 第1の基板35とラバーシート30の両側部にねじ61が挿通する切欠き37と 32とを設けているので、ブラケット45の幅は、第1の基板35とほぼ同一に 形成でき、ブラケット45によってロアーケース2の幅方向が大型化することが ない。
【0025】 アッパーケース70の取付部71の貫通孔71aにLEDホルダー83を嵌合 させる。防水シール82を小孔72aに載置し、スピーカ81を円環部72内に 収納して、ねじ90によってスタッド73に取付けたブラケット85によってス ピーカ81を円環部72内に固定する。このとき、ブラケット85の押え部88 がLEDホルダー83の鍔部83bに当接して、鍔部83bを取付部71とで挟 持する。充電基板92をねじ95によって、ボス74、74とボス75dに取付 ける。
【0026】 アッパーケース70の嵌合溝77aにパッキン80を嵌合させる。アッパーケ ース70の係合突起70aとロアーケース2の係合片2bとを係合させて、ここ を支点として、アッパーケース70とロアーケース2のそれぞれの開口端面を合 わせる。それぞれの開口端面を合わせる際に、ロアーケース2の弾性係合片13 が、アッパーケース70の内側嵌合壁78の切欠き78aから嵌入して係合凹部 78bに係合して、アッパーケース70とロアーケース2とが合体して一体化さ れて、コードレス電話機1の筐体を形成する。
【0027】 このとき、ロアーケース2の囲い壁12が、アッパーケース70の内側嵌合壁 78に対接して、嵌合壁78と囲い壁12とで防水構造を形成して、両ケース2 、70の開口端面の合わせ面におけるパッキン80による防水構造と併せて防水 構造が二重となるので、防水性が向上する。また、嵌合壁78の切欠き78aに おいては、係合凹部78bに係合している弾性係合片13の根元部の立壁12が 切欠き78内に弾性変形して進出すると共に、パッキン80がロアーケース2の 開口端面2aに押圧されて図7(b)に示すように水平方向に膨出するようにし て弾性変形して、パッキン80が立壁12に当接するので、切欠き78aにおい て防水性が低下することがない。また、弾性係合片13がロアーケース2の両側 部に設けられているので、両ケース2、70との合わせ面に隙間が生じやすいこ の部分における防水性の低下を防止することができる。
【0028】 最後に、充電池97を充電池収納部75a内に収納して、パッキン98を穴7 5の開口端面に載置する。電池蓋100の突起103を係合孔75eに挿入し、 ここを支点として回動させて、弾性係合片101を係合部75bに、また係合突 起102を図示しない係合部にそれぞれ係合させることによって充電池収納部7 5aを閉じる。
【0029】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、本考案によれば、複数の押釦を摺動自在 に支持する摺動孔を筐体に穿設し、押釦の押圧操作によって移動するラバーシー トの導電部が接触することにより開閉するスイッチ部を有する第1の基板と、こ の第1の基板と積層状態で配設された第2の基板とが設けられ、第1の基板と第 2の基板の間に配設されて第2の基板が取付けられるブラケットを備えたので、 第2の基板は大きさ、取付位置が自由となり、このため、第2の基板を不必要に 大きくすることがないので、これを収納する筐体も小型化できるとともに、筐体 の設計にも自由度が増す。また、ブラケットの両側面部にスタッドに取付けられ る取付部が設けられ、ラバーシートと第1の基板の両側部に取付用のねじが挿通 される切欠きが設けられたので、ブラケットの幅を第1の基板の幅とほぼ同一と することができ、これによっても筐体の小型化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機を示し、ロアー
ケース側の下半分の分解斜視図である。
【図2】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機を示し、ロアー
ケース側の上半分の分解斜視図である。
【図3】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機を示し、アッパ
ーケース側の分解斜視図である。
【図4】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機の縦断面図であ
る。
【図5】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機の要部の縦断面
図である。
【図6】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機の横断面図であ
る。
【図7】本考案に係るキーボードスイッチにおける基板
の取付構造を採用したコードレス電話機の両ケースを開
口端面部分を拡大したもので、(a)は両ケースの合体
前の拡大横断面図、(b)は両ケースの合体後の拡大横
断面図である。
【符号の説明】
1 コードレス電話機 2 ロアーケース 5 スタッド 28 ダイヤル釦 29 機能釦 30 ラバーシート 32 切欠き 35 第1の基板 37 切欠き 45 ブラケット 47 ねじ取付け用ボス 49 鍔部 50 ねじ孔 55 第2の基板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の押釦を摺動自在に支持する摺動孔
    を筐体に穿設し、前記押釦に対応した位置に導電部が形
    成されたラバーシートと、前記押釦の押圧操作によって
    移動する導電部が接触することにより開閉するスイッチ
    部を有する第1の基板と、この第1の基板と積層状態で
    配設された第2の基板とを備え、これら第1および第2
    の基板を筐体に立設したスタッドにねじで取付けるキー
    ボードスイッチにおける基板の取付構造であって、第1
    の基板と第2の基板の間に配設されて第2の基板が取付
    けられると共に、両側部に前記スタッドに取付けられる
    取付部を有するブラケットを備え、前記ラバーシートと
    第1の基板の両側部に前記ブラケットを取付けるねじが
    挿通される切欠きを設けたことを特徴とするキーボード
    スイッチにおける基板の取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005109687A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Mitsumi Electric Co Ltd アンテナ装置
KR100746395B1 (ko) * 2006-05-08 2007-08-03 주식회사 팬택 이동통신단말기의 내장형 안테나에 의한 데드스페이스에적용 가능한 키 구조

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JPS6452336U (ja) * 1987-09-29 1989-03-31

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