JPS5831101Y2 - 電気機器の時計文字板取付装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気機器ハ時計文字板取付装置に関し、時計文
字板を成型品筐体を利用して簡易に取付けできるように
したものである。

近来発光ダイオード（以下ＬＥＤと称す）の発達により
、このＬＥＤを表示要素とする時計文字板が開発され、
電気時計として、あるいはラジオ受信機その他電気機器
に組み込まれるようになってきている。

前記時計文字板は合成樹脂の絶縁板面に多数のＬＥＤが
装着されて構成されるが、機器へ−の組立において、そ
の組立を簡易にするためにでき得るかぎりビスを用いな
いことが好ましい。

本考案は上記の点に留意してなされたものであり、以下
電気スタンドの基台に取りつげた例を図面とともに説明
する。

図において１は電気スタンドの基台であり、合成樹脂を
成形してなる下部筐体２と上蓋３よりなり、全体として
筐体を構成し、図示していないが内部には灯点要素なら
びに時計の電気的制御要素を収め、上蓋の上方にはアー
ムを介して光源要素が設けられるものである。

前記下部筐体２上面には文字板保持壁４が一体に突設さ
れ、上面周縁部に凹溝５を有している。

この文字板保持壁４は窓孔６を有し、両側部にボスＩを
設けるとともに窓孔６の両測部背面にリブ８を有してお
り、リブ８には支持用段部９を形成しである。

ＬＥＤ等の表示要素１０を前面に設けた表示基板１１は
前記リブ８の支持用段部９によって支えられ、表示要素
１０を窓孔６に対応させている。

基台１の少なくとも前部、すなわち文字板保持壁４の前
方には透明なアクリル樹脂板よりなる透視保護板１２が
設けられる。

この透視保護板１２は下縁１３を下部筐体２の凹溝５に
嵌合する形状に形成され、上縁に内方に突き出たフラン
ジ１４を有している。

前記７ランジ１４には下方に突出して前記表示基板１１
の背部を側圧する抑え棒１５を一体に有してイル。

この透視保護板１２のフランジ１４上には上蓋３が重ね
られ、下部筐体２と上蓋３をボス７を通したビス１６で
締めつげることにより、下部筐体２と上蓋３間に透視保
護板１２が固定され、透視保護板１２の固定により表示
基板１１が固定される。

本考案の電気機器の時計文字板の取付装置は上記のよう
に下部筐体と上蓋を結合することにより透視保護板が固
定され、この透視保護板が固定されることにより時計の
表示基板が文字板保持壁に固定されるものであり、透視
保護板および表示基板を固定するための特別なビスを必
用とＬなく、したがって、その組み立てが容易である。

また表示基板を固定するに際し、あらかじめ表示基板を
文字板保持壁に当接した状態で、上方より透視保護板を
組み込む構造であるから、表示基板の固定の状況を確認
りながら組立てできる利点がある。

さらにこれら各構成部材は合威樹脂戒型体であるので前
記所要の形状に形威しやすい利点がある。

なお前記実施ｆｉｌま電気スタンドの基台に時計装置を
設けたものであるが、本考案をラジオ受信機、その他の
電気機器あるいは時計そのものにも適用することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の電気機器の時計文字板取付
装置の断面図、第２図は同分解斜視図である。 １・・・・・・基台、２・・・・・・下部筐体、３・・
・・・・上蓋、４・・・・・・文字板保持壁、５・・・
・・・凹溝、６・・・・・・窓孔、８・・・・・・リブ
、９・・・・・・支持用段部、１１・・・・・・表示基
板、１２・・・・・・透視保護板、１４・・・・・・フ
ランジ、１５・・・・・・抑え棒、１６・・・・・・ビ
ス。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 （４）窓孔を有し、かつ背部に支持用段部をもつ文字板
   保持壁を下部筐体上に一体に突設し、透視保護板の上縁
   に内方に突出したフランジを設けるとともにこのフラン
   ジに下方に突出する抑え棒を一体に設け、前記透視保護
   板を下部筐体と上蓋間に締めつげ、文字板保持壁に保持
   された表示基板の背部に前記抑え棒を当接させてなる電
   気機器の時計文字板取付装置。 （２）下部筐体の上部外縁に凹溝を形成し、透視保護板
   の下縁が前記凹溝に嵌合したことを特徴とする実用新案
   登録請求の範囲第１項に記載の電気機器の時計文字板取
   付装置。