JP2545864Y2 - 表示器の防水構造 - Google Patents
表示器の防水構造Info
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- JP2545864Y2 JP2545864Y2 JP5875492U JP5875492U JP2545864Y2 JP 2545864 Y2 JP2545864 Y2 JP 2545864Y2 JP 5875492 U JP5875492 U JP 5875492U JP 5875492 U JP5875492 U JP 5875492U JP 2545864 Y2 JP2545864 Y2 JP 2545864Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電話機等に設けられ、
通話時間やダイヤルボタン押下内容を液晶等により表示
する表示器の防水構造に関する。
通話時間やダイヤルボタン押下内容を液晶等により表示
する表示器の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の表示器の防水構造は、
筐体にレンズ等の透明部材が嵌合する表示窓が穿設さ
れ、表示窓の端縁全体に亘って断面Uの字状の溝が設け
られている。この溝に全体がリング状で断面が円形の弾
性部材からなるパッキンを嵌合させ、透明部材を筐体の
内側から表示窓に嵌合させる。透明部材の周囲には、段
状に形成された鍔部が設けられており、鍔部を表示窓の
端縁に係止して、ねじによって鍔部を筐体のスタッドに
取付けることによって、パッキンを透明部材の鍔部と表
示窓の端縁とで挟持する。挟持されたパッキンは弾性変
形して鍔部と表示窓の端縁とに密着して筐体外部からの
水の侵入を防止している。
筐体にレンズ等の透明部材が嵌合する表示窓が穿設さ
れ、表示窓の端縁全体に亘って断面Uの字状の溝が設け
られている。この溝に全体がリング状で断面が円形の弾
性部材からなるパッキンを嵌合させ、透明部材を筐体の
内側から表示窓に嵌合させる。透明部材の周囲には、段
状に形成された鍔部が設けられており、鍔部を表示窓の
端縁に係止して、ねじによって鍔部を筐体のスタッドに
取付けることによって、パッキンを透明部材の鍔部と表
示窓の端縁とで挟持する。挟持されたパッキンは弾性変
形して鍔部と表示窓の端縁とに密着して筐体外部からの
水の侵入を防止している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来の防水構造においては、単に、パッキンを表示窓の端
縁と透明部材の鍔部とで挟持する一重の防水構造である
ため、防水性が低いといった欠点があった。また、鍔部
を筐体のスタッドに取付けるのに、ねじを用いて行って
いるので、取付作業が面倒で、取付の作業時間も余計に
かかるといった欠点もあった。
来の防水構造においては、単に、パッキンを表示窓の端
縁と透明部材の鍔部とで挟持する一重の防水構造である
ため、防水性が低いといった欠点があった。また、鍔部
を筐体のスタッドに取付けるのに、ねじを用いて行って
いるので、取付作業が面倒で、取付の作業時間も余計に
かかるといった欠点もあった。
【0004】したがって、本考案は、上記したような従
来の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、防水性の向上を図り、かつ、取付作業を容易
とした表示器の防水構造を提供することにある。
来の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、防水性の向上を図り、かつ、取付作業を容易
とした表示器の防水構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本考案に係る表示器の防水構造は、透明部材の鍔部
と表示窓の端縁との間に介在させた防水部材の側縁に先
端に折曲部を形成し溝で分割した複数の舌片を立設し、
表示窓の端縁には、折曲部を載置する受部と舌片の溝と
幅、位置が同一の溝を有する立壁を設け、立壁の溝に係
合する突起と、折り曲げ部を受部と共に挟持する挟持部
とを透明部材に設けたものである。
に、本考案に係る表示器の防水構造は、透明部材の鍔部
と表示窓の端縁との間に介在させた防水部材の側縁に先
端に折曲部を形成し溝で分割した複数の舌片を立設し、
表示窓の端縁には、折曲部を載置する受部と舌片の溝と
幅、位置が同一の溝を有する立壁を設け、立壁の溝に係
合する突起と、折り曲げ部を受部と共に挟持する挟持部
とを透明部材に設けたものである。
【0006】
【作用】本考案によれば、防水部材は透明部材の鍔部と
表示窓の端縁とで挟持されると共に、防水部材の舌辺が
表示窓の端縁に立設した立壁の受部と透明部材の挟持部
とで挟持される。また、透明部材を防水部材に積層する
際に、透明部材の突起を立壁の溝に係合させて、透明部
材を筐体に固定すると、透明部材の突起が防水部材の舌
片間に係合して、防水部材も筐体に固定される。
表示窓の端縁とで挟持されると共に、防水部材の舌辺が
表示窓の端縁に立設した立壁の受部と透明部材の挟持部
とで挟持される。また、透明部材を防水部材に積層する
際に、透明部材の突起を立壁の溝に係合させて、透明部
材を筐体に固定すると、透明部材の突起が防水部材の舌
片間に係合して、防水部材も筐体に固定される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明
する。図1は本考案に係る表示器の防水構造を採用した
コードレス電話機を示し、ロアーケース側の下半分の分
解斜視図、図2は同じくロアーケース側の上半分の分解
斜視図、図3は同じくアッパーケース側の分解斜視図、
図4は同じく縦断面図、図5は同じく要部縦断面図、図
6は同じく横断面図、図7は同じくロアーケースとアッ
パーケースの合わせ面を拡大したもので、(a)は両ケ
ースを合体させる前の拡大横断面図、(b)は合体させ
た後の拡大横断面図である。
する。図1は本考案に係る表示器の防水構造を採用した
コードレス電話機を示し、ロアーケース側の下半分の分
解斜視図、図2は同じくロアーケース側の上半分の分解
斜視図、図3は同じくアッパーケース側の分解斜視図、
図4は同じく縦断面図、図5は同じく要部縦断面図、図
6は同じく横断面図、図7は同じくロアーケースとアッ
パーケースの合わせ面を拡大したもので、(a)は両ケ
ースを合体させる前の拡大横断面図、(b)は合体させ
た後の拡大横断面図である。
【0008】これらの図において、符号2で示すもの
は、コードレス電話機1の筐体の一方を構成する浅皿状
に形成されたロアーケースで、先端部に上方に突出した
係合片2bが一体形成されている。ロアーケース2の先
端側底面部には、円環部3aと円環部3aと同心円状の
小径で高さの低い円環部3bとが立設され、円環部3b
内の底面部には、複数の小孔3cが穿設されている。ロ
アーケース2の底面部には、後述する第1の基板35を
取付けるための3個のスタッド4a、4b、4cと、後
述するブラケット45を取付けるための6個のスタッド
5a〜5fがそれぞれ立設されている。円環部3aに隣
接したロアーケース2の底面部には、底面部を横断する
ように略矩形状の表示窓6が穿設されている。表示窓6
の円環部3a側の端縁6aには、立壁7が立設されてい
る。立壁7には、2個の溝7aが設けられ、リブ7bが
一体形成されている。他方の端縁6bには、複数の突起
8が表示窓6の長手方向に沿って設けられている。
は、コードレス電話機1の筐体の一方を構成する浅皿状
に形成されたロアーケースで、先端部に上方に突出した
係合片2bが一体形成されている。ロアーケース2の先
端側底面部には、円環部3aと円環部3aと同心円状の
小径で高さの低い円環部3bとが立設され、円環部3b
内の底面部には、複数の小孔3cが穿設されている。ロ
アーケース2の底面部には、後述する第1の基板35を
取付けるための3個のスタッド4a、4b、4cと、後
述するブラケット45を取付けるための6個のスタッド
5a〜5fがそれぞれ立設されている。円環部3aに隣
接したロアーケース2の底面部には、底面部を横断する
ように略矩形状の表示窓6が穿設されている。表示窓6
の円環部3a側の端縁6aには、立壁7が立設されてい
る。立壁7には、2個の溝7aが設けられ、リブ7bが
一体形成されている。他方の端縁6bには、複数の突起
8が表示窓6の長手方向に沿って設けられている。
【0009】表示窓6からロアーケース2の後端部に向
かう底面部には、平面視長穴状の穴9a、円形の穴9b
および矩形状の穴9cが、格子状に配列されるようにし
て穿設されている。これら穴9a、9bおよび9cのそ
れぞれを仕切る仕切壁10が格子状にロアーケース2の
底面部から立設されている。ロアーケース2の後端側底
面部には、円環部11aと円環部11aと同心円状の小
径で高さの低い円環部11bとが立設され、円環部11
b内の底面部には、複数の小孔11cが穿設されてい
る。ロアーケース2の開口端面2aのケース内側のほぼ
全体に亘って、薄板状の囲い壁12が立設され、囲い壁
12のケース長手方向には、フック13が二対立設され
ている。
かう底面部には、平面視長穴状の穴9a、円形の穴9b
および矩形状の穴9cが、格子状に配列されるようにし
て穿設されている。これら穴9a、9bおよび9cのそ
れぞれを仕切る仕切壁10が格子状にロアーケース2の
底面部から立設されている。ロアーケース2の後端側底
面部には、円環部11aと円環部11aと同心円状の小
径で高さの低い円環部11bとが立設され、円環部11
b内の底面部には、複数の小孔11cが穿設されてい
る。ロアーケース2の開口端面2aのケース内側のほぼ
全体に亘って、薄板状の囲い壁12が立設され、囲い壁
12のケース長手方向には、フック13が二対立設され
ている。
【0010】15は、全体が薄板状の弾性部材からなる
防水シートで、基台16の中心部には、前記表示窓6と
同形状の穴16aが形成されている。基台16の一方の
側部には、上方に垂直に折り曲げられた3個の舌片17
が設けられており、先端には水平に折り曲げられた折曲
部17aが形成されている。この折曲部17aの高さT
から折曲部17aの厚みを除去した高さが、前記リブ7
bの端縁6aからの高さと同一に形成されている。舌片
17間には、防水シート15の基台16を前記表示窓6
の端縁6aに載置した際に、溝7aと幅、位置が同一の
溝18が設けられている。基台16の他方の側部には、
上方に垂直に折り曲げられた折曲片19が設けられてお
り、折曲片19の折り曲げ部分には、前記突起8に嵌合
する凹陥部19aが複数形成されている。
防水シートで、基台16の中心部には、前記表示窓6と
同形状の穴16aが形成されている。基台16の一方の
側部には、上方に垂直に折り曲げられた3個の舌片17
が設けられており、先端には水平に折り曲げられた折曲
部17aが形成されている。この折曲部17aの高さT
から折曲部17aの厚みを除去した高さが、前記リブ7
bの端縁6aからの高さと同一に形成されている。舌片
17間には、防水シート15の基台16を前記表示窓6
の端縁6aに載置した際に、溝7aと幅、位置が同一の
溝18が設けられている。基台16の他方の側部には、
上方に垂直に折り曲げられた折曲片19が設けられてお
り、折曲片19の折り曲げ部分には、前記突起8に嵌合
する凹陥部19aが複数形成されている。
【0011】21は、全体が透明部材からなるレンズで
外径寸法が前記表示窓6と同一に形成されている。レン
ズ21の外周面上部には、外径寸法が前記防水シート1
5の基台16と同一に形成された鍔部21aが設けられ
ている。鍔部21aの左右両側部には、前記折曲部17
aの基台16からの高さTと同一の段差Dを有する段部
21bが設けられている。一方の段部21bには、前記
立壁7の溝7aに係合するL字状の突起22が設けられ
ている。レンズ21の上下両側部には、それぞれ一対の
突起23が設けられている。
外径寸法が前記表示窓6と同一に形成されている。レン
ズ21の外周面上部には、外径寸法が前記防水シート1
5の基台16と同一に形成された鍔部21aが設けられ
ている。鍔部21aの左右両側部には、前記折曲部17
aの基台16からの高さTと同一の段差Dを有する段部
21bが設けられている。一方の段部21bには、前記
立壁7の溝7aに係合するL字状の突起22が設けられ
ている。レンズ21の上下両側部には、それぞれ一対の
突起23が設けられている。
【0012】25は、液晶表示器としてのLCDで、先
端に電気的導通部が形成された段部25aが設けられて
いる。26は、LCD25と後述する通話基板35とを
電気的に接続するインタコネクタである。28および2
9は、それぞれダイヤル釦および機能釦で、前記穴9b
および9a、9cに嵌装されて先端がロアーケース2か
らケース外部に露呈する。30は、全体がゴムで形成さ
れたラバーシートで、可撓性を有するスイッチ部31が
ダイヤル釦28および機能釦29に対応して配列されて
おり、スイッチ部31の上端面には導電部31aが設け
られている。ラバーシート30の上下の両側端には、後
述するねじ61が挿通される4個のU字状の切欠き32
c、32d、32eおよび32fが形成されている。ラ
バーシート30の外形寸法は、前記仕切壁10の全体外
形よりもやや大に形成され、下端四隅に突出形成した断
面が略L字状の係合片33は仕切壁10の四隅に係合す
る。ラバーシート30の左側端には、LCD25の段部
25aを除いた部分と同一の外形を有する延長部34が
形成されている。
端に電気的導通部が形成された段部25aが設けられて
いる。26は、LCD25と後述する通話基板35とを
電気的に接続するインタコネクタである。28および2
9は、それぞれダイヤル釦および機能釦で、前記穴9b
および9a、9cに嵌装されて先端がロアーケース2か
らケース外部に露呈する。30は、全体がゴムで形成さ
れたラバーシートで、可撓性を有するスイッチ部31が
ダイヤル釦28および機能釦29に対応して配列されて
おり、スイッチ部31の上端面には導電部31aが設け
られている。ラバーシート30の上下の両側端には、後
述するねじ61が挿通される4個のU字状の切欠き32
c、32d、32eおよび32fが形成されている。ラ
バーシート30の外形寸法は、前記仕切壁10の全体外
形よりもやや大に形成され、下端四隅に突出形成した断
面が略L字状の係合片33は仕切壁10の四隅に係合す
る。ラバーシート30の左側端には、LCD25の段部
25aを除いた部分と同一の外形を有する延長部34が
形成されている。
【0013】35は第1の基板で、主に、通話回路部品
を搭載した通話回路用基板であり、外形寸法がロアーケ
ース2の底面部とほぼ同一に形成されている。第1の基
板35の上下の両側端には、一対の位置決め用切欠き3
6、36と、ねじ61が挿通される6個の切欠き37a
〜37fが設けられている。第1の基板35に設けた3
個の孔38a、38b、38cは、基板35を前記ロア
ーケース2にねじ止めするための取付孔である。第1の
基板35の上面先端部には、充電量表示用の発光素子で
あるLED39が、ほぼ垂直状態で実装されている。第
1の基板35の下面先端側には、レシーバ40が実装さ
れ、レシーバ40の下面には防水シール40aが貼着さ
れており、クッション41を介して前記円環部3a内に
嵌装される。第1の基板35の下面後端側には、下面に
防水シール42aが貼着されたマイクロホン42が実装
されており、クッション43を介して円環部11a内に
嵌装される。
を搭載した通話回路用基板であり、外形寸法がロアーケ
ース2の底面部とほぼ同一に形成されている。第1の基
板35の上下の両側端には、一対の位置決め用切欠き3
6、36と、ねじ61が挿通される6個の切欠き37a
〜37fが設けられている。第1の基板35に設けた3
個の孔38a、38b、38cは、基板35を前記ロア
ーケース2にねじ止めするための取付孔である。第1の
基板35の上面先端部には、充電量表示用の発光素子で
あるLED39が、ほぼ垂直状態で実装されている。第
1の基板35の下面先端側には、レシーバ40が実装さ
れ、レシーバ40の下面には防水シール40aが貼着さ
れており、クッション41を介して前記円環部3a内に
嵌装される。第1の基板35の下面後端側には、下面に
防水シール42aが貼着されたマイクロホン42が実装
されており、クッション43を介して円環部11a内に
嵌装される。
【0014】45は後述する第2の基板55をロアーケ
ース2に取付けるためのブラケットで、第1の基板35
とほぼ同じ幅で、全体が枠状に形成されており、先端下
面の両端には、一対の位置決め用突起46、46(一方
は図示を省略)が下方に突出し、先端上面の両端には、
ねじ取付け用ボス47が2個形成されている。ブラケッ
ト45の一方の側面には、先端から後端に向かって千鳥
足状に配列した複数の突起48が形成され、両側面に
は、ねじ取付け用孔を有する6個の鍔部49a〜49f
が設けられている。ブラケット45の後端部には、第2
の基板55をねじ締めするためのねじ孔50、50が一
対設けられている。
ース2に取付けるためのブラケットで、第1の基板35
とほぼ同じ幅で、全体が枠状に形成されており、先端下
面の両端には、一対の位置決め用突起46、46(一方
は図示を省略)が下方に突出し、先端上面の両端には、
ねじ取付け用ボス47が2個形成されている。ブラケッ
ト45の一方の側面には、先端から後端に向かって千鳥
足状に配列した複数の突起48が形成され、両側面に
は、ねじ取付け用孔を有する6個の鍔部49a〜49f
が設けられている。ブラケット45の後端部には、第2
の基板55をねじ締めするためのねじ孔50、50が一
対設けられている。
【0015】52、53は、送信用と受信用の内蔵アン
テナで、先端に巻回部52a、53aを有し、Lの字状
に折り曲げられている。55は、第1の基板35より
も、幅、長さが共に小なる第2の基板で、無線ユニット
の回路を実装した無線ユニット基板であり、先端部と後
端部にそれぞれ一対のねじ取付け用孔56、56および
57、57が設けられている。
テナで、先端に巻回部52a、53aを有し、Lの字状
に折り曲げられている。55は、第1の基板35より
も、幅、長さが共に小なる第2の基板で、無線ユニット
の回路を実装した無線ユニット基板であり、先端部と後
端部にそれぞれ一対のねじ取付け用孔56、56および
57、57が設けられている。
【0016】70は、断面が略コの字状のアッパーケー
スで、先端側の開口面には、係合突起70aが突出形成
されている。アッパーケース70の底面部の先端角部に
は、アッパーケース70の表面まで貫通した断面が長穴
状の貫通孔71aを有する取付部71が一体形成されて
いる。取付部71に隣接した底面部には、複数の小孔7
2aが穿設された円環部72が立設されており、周囲に
は、3個の取付けスタッド73、73、73(1個は図
示せず)が立設されている。底面部中央には別の取付け
スタッド74、74が2個立設され、底面部後端側は、
平面視略正方形状の凹陥部75が形成されている。凹陥
部75には、充電池収納部75aが設けられ、充電池収
納部75aの背面部には、係合部75bが、底面部には
ボス75cが、先端部には、ボス75dと係合孔75e
が、それぞれ形成されている。アッパーケース70の後
端部には、一対の充電端子76、76が配設されてい
る。また、開口端面全周に亘って断面がU字状の溝77
aを形成する一対の対向する嵌合壁77、78が設けら
れている。ケース内側の嵌合壁78には、ケース長手方
向に沿って、二対の切欠き78a、78aが設けられ、
切欠き78aの下方には、係合凹部78bが設けられて
いる。
スで、先端側の開口面には、係合突起70aが突出形成
されている。アッパーケース70の底面部の先端角部に
は、アッパーケース70の表面まで貫通した断面が長穴
状の貫通孔71aを有する取付部71が一体形成されて
いる。取付部71に隣接した底面部には、複数の小孔7
2aが穿設された円環部72が立設されており、周囲に
は、3個の取付けスタッド73、73、73(1個は図
示せず)が立設されている。底面部中央には別の取付け
スタッド74、74が2個立設され、底面部後端側は、
平面視略正方形状の凹陥部75が形成されている。凹陥
部75には、充電池収納部75aが設けられ、充電池収
納部75aの背面部には、係合部75bが、底面部には
ボス75cが、先端部には、ボス75dと係合孔75e
が、それぞれ形成されている。アッパーケース70の後
端部には、一対の充電端子76、76が配設されてい
る。また、開口端面全周に亘って断面がU字状の溝77
aを形成する一対の対向する嵌合壁77、78が設けら
れている。ケース内側の嵌合壁78には、ケース長手方
向に沿って、二対の切欠き78a、78aが設けられ、
切欠き78aの下方には、係合凹部78bが設けられて
いる。
【0017】80は、嵌合溝77aに嵌合される全体が
矩形状で断面が円形の防水部材であるパッキンで、弾性
部材で形成されており、嵌合溝77aの深さよりもやや
大なる径を有している。81は、受話拡声用のスピーカ
で、防水用シール82を介して円環部72内に収納され
る。83は、取付部71の貫通孔71a内に嵌合される
LEDホルダーで、めくら穴83aと鍔部83bとを有
している。85は、スタッド73に対応して3個の取付
孔87が設けられたブラケットで、スピーカ81に被
せ、ねじ90によってスタッド73に取付けることによ
って、スピーカ81を円環部72内に固定する。ブラケ
ット85には、側面視略くの字状の押え部88が一体形
成されており、ブラケット85をスタッド73に取付け
ることにより、押え部88がホルダー83の鍔部83b
に当接すると共に、押え部88に形成した貫通孔88a
がめくら穴83aに合致する。
矩形状で断面が円形の防水部材であるパッキンで、弾性
部材で形成されており、嵌合溝77aの深さよりもやや
大なる径を有している。81は、受話拡声用のスピーカ
で、防水用シール82を介して円環部72内に収納され
る。83は、取付部71の貫通孔71a内に嵌合される
LEDホルダーで、めくら穴83aと鍔部83bとを有
している。85は、スタッド73に対応して3個の取付
孔87が設けられたブラケットで、スピーカ81に被
せ、ねじ90によってスタッド73に取付けることによ
って、スピーカ81を円環部72内に固定する。ブラケ
ット85には、側面視略くの字状の押え部88が一体形
成されており、ブラケット85をスタッド73に取付け
ることにより、押え部88がホルダー83の鍔部83b
に当接すると共に、押え部88に形成した貫通孔88a
がめくら穴83aに合致する。
【0018】92は、充電基板で、3個の取付孔93、
93、93が設けられ、ねじ95、95、95によって
取付ボス74、74および取付ボス75dに取付けられ
る。97は、充電池収納部75aに収納される充電池
で、パッキン98が穴75の開口端面に載置されて、電
池蓋100が被せられる。電池蓋100の背面部には、
弾性係合弾性片101が、両側面部には、二対の係合突
起102、102が、正面部には、一対の突起103
が、それぞれ設けられている。
93、93が設けられ、ねじ95、95、95によって
取付ボス74、74および取付ボス75dに取付けられ
る。97は、充電池収納部75aに収納される充電池
で、パッキン98が穴75の開口端面に載置されて、電
池蓋100が被せられる。電池蓋100の背面部には、
弾性係合弾性片101が、両側面部には、二対の係合突
起102、102が、正面部には、一対の突起103
が、それぞれ設けられている。
【0019】以上の構成において、次に組立方法を説明
する。防水シート15の折曲片19の凹陥部19aを表
示窓6の端縁6bの突起8に嵌合させ位置決めして防水
シート15の基台16をロアーケース2の表示窓6の端
縁6a、6bに載置する。このとき、防水シート15の
舌片17の折曲部17aがリブ7bに載置されると共
に、穴16aが表示窓6に合致し、溝18が溝7aに位
置する。次に、レンズ21を防水シート15の穴16a
から表示窓6に嵌合させる。嵌合したレンズ21の鍔部
21aは、防水シート15の基台16を端縁6a、6b
と共に挟持する。レンズ21の突起22が、防水シート
15の溝18と立壁7の溝7aに嵌合し、レンズ21と
防水シート15とがロアーケース2に取付けられる。こ
のとき、防水シート15の折曲部17aが、レンズ21
の段部21bとリブ7bに挟持される。
する。防水シート15の折曲片19の凹陥部19aを表
示窓6の端縁6bの突起8に嵌合させ位置決めして防水
シート15の基台16をロアーケース2の表示窓6の端
縁6a、6bに載置する。このとき、防水シート15の
舌片17の折曲部17aがリブ7bに載置されると共
に、穴16aが表示窓6に合致し、溝18が溝7aに位
置する。次に、レンズ21を防水シート15の穴16a
から表示窓6に嵌合させる。嵌合したレンズ21の鍔部
21aは、防水シート15の基台16を端縁6a、6b
と共に挟持する。レンズ21の突起22が、防水シート
15の溝18と立壁7の溝7aに嵌合し、レンズ21と
防水シート15とがロアーケース2に取付けられる。こ
のとき、防水シート15の折曲部17aが、レンズ21
の段部21bとリブ7bに挟持される。
【0020】このように、防水シート15は、基台16
が鍔部21aと端縁6a、6bで挟持されると共に、折
曲部17aが段部21bとリブ7bとで挟持されて、こ
れら2箇所において防水がなされるので、防水性が向上
する。また、レンズ21に立壁7の溝7aに嵌合する突
起22を設け、防水部材15に溝7aと同じ幅を有し、
防水部材15を表示窓6の端縁6a、6bに載置した際
に、溝7aに位置する溝18を設けているので、レンズ
21の突起22を溝7aに嵌合させるだけで、レンズ2
1および防水部材15がロアーケース2に取付けられる
ので、取付用のねじも必要とせず、取付け作業が容易と
なる。なお、本実施例においては、表示窓6の一方の端
縁6b側は、後述するラバーシート30に防水機能があ
るために、折曲片19の先端に折曲部を設けていない
が、必要に応じて設けてもよいことは勿論であり、ま
た、両側面に限らず、周囲に設けてもよいことはいうま
でのないことである。
が鍔部21aと端縁6a、6bで挟持されると共に、折
曲部17aが段部21bとリブ7bとで挟持されて、こ
れら2箇所において防水がなされるので、防水性が向上
する。また、レンズ21に立壁7の溝7aに嵌合する突
起22を設け、防水部材15に溝7aと同じ幅を有し、
防水部材15を表示窓6の端縁6a、6bに載置した際
に、溝7aに位置する溝18を設けているので、レンズ
21の突起22を溝7aに嵌合させるだけで、レンズ2
1および防水部材15がロアーケース2に取付けられる
ので、取付用のねじも必要とせず、取付け作業が容易と
なる。なお、本実施例においては、表示窓6の一方の端
縁6b側は、後述するラバーシート30に防水機能があ
るために、折曲片19の先端に折曲部を設けていない
が、必要に応じて設けてもよいことは勿論であり、ま
た、両側面に限らず、周囲に設けてもよいことはいうま
でのないことである。
【0021】レンズ21の基台21aの上面に、LCD
25を載置する。載置されたLCD25は、突起22、
23によってレンズ21に位置決めされる。LCD25
の段部25aにインタコネクタ26を載置する。ダイヤ
ル釦28と機能釦29をロアーケース2の穴9a、9
b、9cに嵌装する。ラバーシート30の係合片33を
仕切壁10の四隅に係合させて、ラバーシート30を仕
切壁10に載置する。このとき、ラバーシート30の延
長部34が、LCD25上に載置される。クッション4
1、43をロアーケース2の円環部3b、11bに載置
し、レシーバ40とスピーカ42を円環部3a、4a内
に嵌入させるようにして、第1の基板35をラバーシー
ト30上に載置する。ねじ60a、60bを取付孔38
a、38bに挿入してロアーケース2のスタッド4a、
4bに締め付けて、第1の基板35をロアーケース2に
取付ける。
25を載置する。載置されたLCD25は、突起22、
23によってレンズ21に位置決めされる。LCD25
の段部25aにインタコネクタ26を載置する。ダイヤ
ル釦28と機能釦29をロアーケース2の穴9a、9
b、9cに嵌装する。ラバーシート30の係合片33を
仕切壁10の四隅に係合させて、ラバーシート30を仕
切壁10に載置する。このとき、ラバーシート30の延
長部34が、LCD25上に載置される。クッション4
1、43をロアーケース2の円環部3b、11bに載置
し、レシーバ40とスピーカ42を円環部3a、4a内
に嵌入させるようにして、第1の基板35をラバーシー
ト30上に載置する。ねじ60a、60bを取付孔38
a、38bに挿入してロアーケース2のスタッド4a、
4bに締め付けて、第1の基板35をロアーケース2に
取付ける。
【0022】第1の基板35をロアーケース2に取付け
ることによって、ラバーシート35が仕切壁10の上端
面に押圧されて、仕切壁10内を密閉状態とする。した
がって、ダイヤル釦28、機能釦29と孔9a、9b、
9cとの間隙から侵入した水は、仕切壁10とラバーシ
ート35とによって、仕切壁10から電話機内部への侵
入を阻止され、ラバースイッチ部31a等の防水がなさ
れる。このように、防水用の特別な部材をいっさい必要
とせず、しかも、ロアーケース2に一体形成した仕切壁
10上に載置したラバーシート30をロアーケース2に
ねじ止めした第1の基板35によって固定するといった
通常の一連の組立作業によって防水処理がなされるの
で、防水のための特別な組立作業時間を必要としない。
また、ラバーシート30に仕切り壁10の四隅に係合す
る係合片33を設けているので、仕切り壁10に対して
ラバーシート30がずれたりすることがなく、確実に防
水が行われる。また、ラバーシート30に一体に設けた
延長部34によって、LCD25と第1の基板35との
間の空間を埋めて、LCD25を固定するようにしたの
で、従来のように、固定用の別部材を設けたり、インタ
コネクタを両端に一対設けたりすることがなく、組立が
容易となる。
ることによって、ラバーシート35が仕切壁10の上端
面に押圧されて、仕切壁10内を密閉状態とする。した
がって、ダイヤル釦28、機能釦29と孔9a、9b、
9cとの間隙から侵入した水は、仕切壁10とラバーシ
ート35とによって、仕切壁10から電話機内部への侵
入を阻止され、ラバースイッチ部31a等の防水がなさ
れる。このように、防水用の特別な部材をいっさい必要
とせず、しかも、ロアーケース2に一体形成した仕切壁
10上に載置したラバーシート30をロアーケース2に
ねじ止めした第1の基板35によって固定するといった
通常の一連の組立作業によって防水処理がなされるの
で、防水のための特別な組立作業時間を必要としない。
また、ラバーシート30に仕切り壁10の四隅に係合す
る係合片33を設けているので、仕切り壁10に対して
ラバーシート30がずれたりすることがなく、確実に防
水が行われる。また、ラバーシート30に一体に設けた
延長部34によって、LCD25と第1の基板35との
間の空間を埋めて、LCD25を固定するようにしたの
で、従来のように、固定用の別部材を設けたり、インタ
コネクタを両端に一対設けたりすることがなく、組立が
容易となる。
【0023】次に、ブラケット45のボス47、47の
それぞれにアンテナ52、53の巻回部52a、53a
を位置させて、第2の基板55の取付孔56、56を挿
通させたねじ62、62を巻回部52a、53aにも挿
通させて、ボス47、47に締め付けることによって、
アンテナ52、53および第2の基板55をブラケット
45に取付ける。第2の基板55は、ねじ63、63に
よってもブラケット45の取付孔50、50にねじ締め
される。ボス47、47に取付けられたアンテナ52、
53はブラケット45の側面部の複数の突起48間に嵌
合されて、側面部に沿うようにして固定される。アンテ
ナ52、53と第2の基板55が組み込まれたブラケッ
ト45は、突起46を第1の基板35の切欠き36に嵌
合させて位置決めし、6個のねじ61a〜60fを第1
の基板35の切欠き37a〜37fとラバーシート30
の切欠き32c〜32fを挿通されて、ロアーケース2
のスタッド5a〜5fに取付けられて、ロアーケース2
に固定される。
それぞれにアンテナ52、53の巻回部52a、53a
を位置させて、第2の基板55の取付孔56、56を挿
通させたねじ62、62を巻回部52a、53aにも挿
通させて、ボス47、47に締め付けることによって、
アンテナ52、53および第2の基板55をブラケット
45に取付ける。第2の基板55は、ねじ63、63に
よってもブラケット45の取付孔50、50にねじ締め
される。ボス47、47に取付けられたアンテナ52、
53はブラケット45の側面部の複数の突起48間に嵌
合されて、側面部に沿うようにして固定される。アンテ
ナ52、53と第2の基板55が組み込まれたブラケッ
ト45は、突起46を第1の基板35の切欠き36に嵌
合させて位置決めし、6個のねじ61a〜60fを第1
の基板35の切欠き37a〜37fとラバーシート30
の切欠き32c〜32fを挿通されて、ロアーケース2
のスタッド5a〜5fに取付けられて、ロアーケース2
に固定される。
【0024】このように、第1の基板35と第2の基板
55との間に配設したブラケット45に第2の基板55
を取付け、ブラケット45をロアーケース2のスタッド
4にねじ止めすることによって、第2の基板55の大き
さや配設位置にかかわらず、ラバーシート30にはねじ
挿通用の孔を設ける必要がなくなるので、第2の基板5
5は設計上の自由度が増すと共に、第2の基板55を大
型化する必要もないため、これを収納する両ケース2、
70を大きくすることもなく、電話機本体の大型化を防
止できる。また、ブラケット45の取付用の鍔部49を
両側面に設け、第1の基板35とラバーシート30の両
側部にねじ61が挿通する切欠き37と32とを設けて
いるので、ブラケット45の幅は、第1の基板35とほ
ぼ同一に形成でき、ブラケット45によってロアーケー
ス2の幅方向が大型化することがない。
55との間に配設したブラケット45に第2の基板55
を取付け、ブラケット45をロアーケース2のスタッド
4にねじ止めすることによって、第2の基板55の大き
さや配設位置にかかわらず、ラバーシート30にはねじ
挿通用の孔を設ける必要がなくなるので、第2の基板5
5は設計上の自由度が増すと共に、第2の基板55を大
型化する必要もないため、これを収納する両ケース2、
70を大きくすることもなく、電話機本体の大型化を防
止できる。また、ブラケット45の取付用の鍔部49を
両側面に設け、第1の基板35とラバーシート30の両
側部にねじ61が挿通する切欠き37と32とを設けて
いるので、ブラケット45の幅は、第1の基板35とほ
ぼ同一に形成でき、ブラケット45によってロアーケー
ス2の幅方向が大型化することがない。
【0025】アッパーケース70の取付部71の貫通孔
71aにLEDホルダー83を嵌合させる。防水シール
82を小孔72aに載置し、スピーカ81を円環部72
内に収納して、ねじ90によってスタッド73に取付け
たブラケット85によってスピーカ81を円環部72内
に固定する。このとき、ブラケット85の押え部88が
LEDホルダー83の鍔部83bに当接して、鍔部83
bを取付部71とで挟持する。充電基板92をねじ95
によって、ボス74、74とボス75dに取付ける。
71aにLEDホルダー83を嵌合させる。防水シール
82を小孔72aに載置し、スピーカ81を円環部72
内に収納して、ねじ90によってスタッド73に取付け
たブラケット85によってスピーカ81を円環部72内
に固定する。このとき、ブラケット85の押え部88が
LEDホルダー83の鍔部83bに当接して、鍔部83
bを取付部71とで挟持する。充電基板92をねじ95
によって、ボス74、74とボス75dに取付ける。
【0026】アッパーケース70の嵌合溝77aにパッ
キン80を嵌合させる。アッパーケース70の係合突起
70aとロアーケース2の係合片2bとを係合させて、
ここを支点として、アッパーケース70とロアーケース
2のそれぞれの開口端面を合わせる。それぞれの開口端
面を合わせる際に、ロアーケース2の弾性係合片13
が、アッパーケース70の内側嵌合壁78の切欠き78
aから嵌入して係合凹部78bに係合して、アッパーケ
ース70とロアーケース2とが合体して一体化されて、
コードレス電話機1の筐体を形成する。
キン80を嵌合させる。アッパーケース70の係合突起
70aとロアーケース2の係合片2bとを係合させて、
ここを支点として、アッパーケース70とロアーケース
2のそれぞれの開口端面を合わせる。それぞれの開口端
面を合わせる際に、ロアーケース2の弾性係合片13
が、アッパーケース70の内側嵌合壁78の切欠き78
aから嵌入して係合凹部78bに係合して、アッパーケ
ース70とロアーケース2とが合体して一体化されて、
コードレス電話機1の筐体を形成する。
【0027】このとき、ロアーケース2の囲い壁12
が、アッパーケース70の内側嵌合壁78に対接して、
嵌合壁78と囲い壁12とで防水構造を形成して、両ケ
ース2、70の開口端面の合わせ面におけるパッキン8
0による防水構造と併せて防水構造が二重となるので、
防水性が向上する。また、嵌合壁78の切欠き78aに
おいては、係合凹部78bに係合している弾性係合片1
3の根元部の立壁12が切欠き78内に弾性変形して進
出すると共に、パッキン80がロアーケース2の開口端
面2aに押圧されて図7(b)に示すように水平方向に
膨出するようにして弾性変形して、パッキン80が立壁
12に当接するので、切欠き78aにおいて防水性が低
下することがない。また、弾性係合片13がロアーケー
ス2の両側部に設けられているので、両ケース2、70
との合わせ面に隙間が生じやすいこの部分における防水
性の低下を防止することができる。
が、アッパーケース70の内側嵌合壁78に対接して、
嵌合壁78と囲い壁12とで防水構造を形成して、両ケ
ース2、70の開口端面の合わせ面におけるパッキン8
0による防水構造と併せて防水構造が二重となるので、
防水性が向上する。また、嵌合壁78の切欠き78aに
おいては、係合凹部78bに係合している弾性係合片1
3の根元部の立壁12が切欠き78内に弾性変形して進
出すると共に、パッキン80がロアーケース2の開口端
面2aに押圧されて図7(b)に示すように水平方向に
膨出するようにして弾性変形して、パッキン80が立壁
12に当接するので、切欠き78aにおいて防水性が低
下することがない。また、弾性係合片13がロアーケー
ス2の両側部に設けられているので、両ケース2、70
との合わせ面に隙間が生じやすいこの部分における防水
性の低下を防止することができる。
【0028】最後に、充電池97を充電池収納部75a
内に収納して、パッキン98を穴75の開口端面に載置
する。電池蓋100の突起103を係合孔75eに挿入
し、ここを支点として回動させて、弾性係合片101を
係合部75bに、また係合突起102を図示しない係合
部にそれぞれ係合させることによって充電池収納部75
aを閉じる。
内に収納して、パッキン98を穴75の開口端面に載置
する。電池蓋100の突起103を係合孔75eに挿入
し、ここを支点として回動させて、弾性係合片101を
係合部75bに、また係合突起102を図示しない係合
部にそれぞれ係合させることによって充電池収納部75
aを閉じる。
【0029】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、透
明部材の鍔部と表示窓の端縁との間に介在させた防水部
材の側縁に先端に折曲部が形成された舌片を立設し、表
示窓の端縁に舌片に対応して立壁を設けこの立壁に防水
部材の折曲部が載置される受部を設け、透明部材の鍔部
に防水部材の折曲部を表示窓端縁の立壁の受部と共に挟
持する挟持部とを設け、防水部材を透明部材の鍔部と表
示窓の端縁とで挟持すると共に、防水部材の折曲部を透
明部材の鍔部の挟持部と表示窓端縁の立壁の受部とで挟
持して、防水構造を二重としたので、防水性が向上す
る。また、防水部材の舌片を溝で分割し、表示窓の端縁
の立壁に透明部材を表示窓の端縁に載置した際に舌片の
溝と幅、位置が同一の溝を設け、透明部材の鍔部に立壁
の溝に係合する突起を設けて、透明部材の突起を立壁の
溝に係合することにより、透明部材を立壁に固定すると
共に、防水部材の舌片の溝に透明部材の突起を係合させ
て、防水部材を立壁に固定するようにしたので、ねじ類
をいっさい必要とせずに、単に係合によって透明部材と
防水部材を同時に固定でき、このため、組立作業が容易
でかつ短縮可能となる。
明部材の鍔部と表示窓の端縁との間に介在させた防水部
材の側縁に先端に折曲部が形成された舌片を立設し、表
示窓の端縁に舌片に対応して立壁を設けこの立壁に防水
部材の折曲部が載置される受部を設け、透明部材の鍔部
に防水部材の折曲部を表示窓端縁の立壁の受部と共に挟
持する挟持部とを設け、防水部材を透明部材の鍔部と表
示窓の端縁とで挟持すると共に、防水部材の折曲部を透
明部材の鍔部の挟持部と表示窓端縁の立壁の受部とで挟
持して、防水構造を二重としたので、防水性が向上す
る。また、防水部材の舌片を溝で分割し、表示窓の端縁
の立壁に透明部材を表示窓の端縁に載置した際に舌片の
溝と幅、位置が同一の溝を設け、透明部材の鍔部に立壁
の溝に係合する突起を設けて、透明部材の突起を立壁の
溝に係合することにより、透明部材を立壁に固定すると
共に、防水部材の舌片の溝に透明部材の突起を係合させ
て、防水部材を立壁に固定するようにしたので、ねじ類
をいっさい必要とせずに、単に係合によって透明部材と
防水部材を同時に固定でき、このため、組立作業が容易
でかつ短縮可能となる。
【図1】本考案に係る表示器の防水構造を採用したコー
ドレス電話機を示し、ロアーケース側の下半分の分解斜
視図である。
ドレス電話機を示し、ロアーケース側の下半分の分解斜
視図である。
【図2】本考案に係る表示器の防水構造を採用したコー
ドレス電話機を示し、ロアーケース側の上半分の分解斜
視図である。
ドレス電話機を示し、ロアーケース側の上半分の分解斜
視図である。
【図3】本考案に係る表示器の防水構造を採用したコー
ドレス電話機を示し、アッパーケース側の分解斜視図で
ある。
ドレス電話機を示し、アッパーケース側の分解斜視図で
ある。
【図4】本考案に係る表示器の防水構造を採用したコー
ドレス電話機の縦断面図である。
ドレス電話機の縦断面図である。
【図5】本考案に係る表示器の防水構造を採用したコー
ドレス電話機の要部の縦断面図である。
ドレス電話機の要部の縦断面図である。
【図6】本考案に係る表示器の防水構造を採用したコー
ドレス電話機の横断面図である。
ドレス電話機の横断面図である。
【図7】本考案に係る表示器の防水構造を採用したコー
ドレス電話機の両ケースを開口端面部分を拡大したもの
で、(a)は両ケースの合体前の拡大横断面図、(b)
は両ケースの合体後の拡大横断面図である。
ドレス電話機の両ケースを開口端面部分を拡大したもの
で、(a)は両ケースの合体前の拡大横断面図、(b)
は両ケースの合体後の拡大横断面図である。
1 コードレス電話機 2 ロアーケース 6 表示窓 6a 端縁 6b 端縁 7 立壁 7a 溝 7b リブ 15 防水部材 17 舌片 17a 折曲部 18 溝 21 レンズ 21a 鍔部 21b 段部 22 突起
Claims (1)
- 【請求項1】 筐体内に配設した表示器に対応して筐体
に表示窓を穿設し、この表示窓の端縁に係止する鍔部を
有して表示窓に嵌合する透明部材を備え、この透明部材
の鍔部と表示窓の端縁との間に防水部材を介在させた表
示器の防水構造であって、前記防水部材の側縁に先端に
折曲部が形成され溝で分割された複数の舌片を立設し、
前記表示窓の端縁に前記舌片に対応して立壁を設け、こ
の立壁に前記折曲部が載置される受部と、前記透明部材
を表示窓の端縁に載置した際に前記舌片の溝と幅、位置
が同一の溝とを設け、前記透明部材の鍔部に前記立壁の
溝に係合する突起と前記防水部材の折曲部を前記受部と
共に挟持する挟持部とを設けたことを特徴とする表示器
の防水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5875492U JP2545864Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 表示器の防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5875492U JP2545864Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 表示器の防水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0615365U JPH0615365U (ja) | 1994-02-25 |
JP2545864Y2 true JP2545864Y2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=13093331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5875492U Expired - Fee Related JP2545864Y2 (ja) | 1992-07-30 | 1992-07-30 | 表示器の防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2545864Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-30 JP JP5875492U patent/JP2545864Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0615365U (ja) | 1994-02-25 |
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