JPH0660027U - 筐体の防水構造 - Google Patents

筐体の防水構造

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JPH0660027U
JPH0660027U JP570393U JP570393U JPH0660027U JP H0660027 U JPH0660027 U JP H0660027U JP 570393 U JP570393 U JP 570393U JP 570393 U JP570393 U JP 570393U JP H0660027 U JPH0660027 U JP H0660027U
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JP
Japan
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case
shaped groove
opening end
engaging
wall
Prior art date
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Pending
Application number
JP570393U
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English (en)
Inventor
治之 恒松
一 佐藤
眞次 西村
利法 曽根原
和男 武内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
Application filed by Anritsu Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立が容易で、かつ、防水性の向上を図る。 【構成】 ロアーケース2とアッパーケース25とのそ
れぞれの開口端面15と27とを合わせ面として合体す
ることにより電話機の筐体を構成する。そして、開口端
面15にはパッキン22が嵌入するU字溝16とU字溝
16の内側に連設された囲い壁17と係合孔20を有す
る係合壁18が設けられている。アッパーケース25の
突起26を係合孔20に係合させて、開口端面27でパ
ッキン22を押圧する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電話機等に採用される筐体の防水構造に関し、特に開口部を有する 両ケースの開口端面を合わせて合体させる筐体の防水構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の筐体の防水構造を採用した代表的なものとして、筐体をアッパーケー スとロアーケースとに2分割したワンピース型の電話機が挙げられる。このワン ピース型の電話機の防水構造は、アッパーケースとロアーケースとの両ケースの 開口端面のそれぞれに対向するようにして全周に亘って断面がU字状の嵌合溝が 形成され、この嵌合溝のそれぞれに防水部材である断面が円形のパッキンが嵌合 される。両ケースの長手方向の両端部には、それぞれ係合突起と係合片とが一対 づつ、計二対設けられ、両ケースの開口端面を合わせて、係合突起と係合片とを 係合させ、両ケースを合体させると共に、パッキン同士を押圧して弾性変形させ て密着させ、これによって筐体内を密閉して防水を行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、上述した従来の筐体の防水構造においては、単にケースの開口端面 の全周に防水用のパッキンを配設した構造であるので、パッキン同士の密着度が 弱いと水が侵入して防水性が低下する。特に、筐体の側面部、すなわち、にぎり 部が細長状に形成された電話機においては、このにぎり部において両ケースの密 着度が低下し、この部分におけるパッキン同士の密着度の低下が著しく、防水性 が低下するといった問題があった。また、両ケースの開口端面に嵌合溝を設け、 これら嵌合溝のそれぞれにパッキンを配設する構造としているので、パッキンを 嵌合溝に嵌合させる面倒な作業を2度行う必要があり、かつ、両ケースを合体さ せるために、両ケースの開口端面を合わせる際に、パッキンが嵌合溝から外れ易 く、このために、組立作業が煩雑となる欠点があった。
【0004】 したがって、本考案は、上記したような従来の問題あるいは欠点に鑑みてなさ れたものであり、その目的とするところは、組立が容易で、かつ、防水性の向上 を図った筐体の防水構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案は、それぞれ開口部を有する一対のケース の開口端面を合わせて合体させた筐体の防水構造であって、どちらか一方のケー スの開口端面全周にU字溝を形成するとともに、このU字溝の内側全周に連設し た囲い壁を立設し、かつ、この囲い壁から立設され係合孔を有する係合壁を設け 、前記U字溝に嵌入する断面円形の防水部材を備え、他方のケースの内側面に突 起を形成して、この突起を前記一方のケースの係合孔に係合させることにより他 方のケースの開口端面によって前記防水部材を押圧する。
【0006】
【作用】
本考案によれば、一方のケースの開口端面のU字溝に嵌入させた防水部材を他 方のケースの開口端面で押圧することによって防水が行われると共に、U字溝の 内側に連設した一方のケースの開口端面に設けた囲い壁によっても防水が行われ る。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係る筐体の 防水構造を採用したワンピース型の電話機の受話側半分の分解斜視図、図2は同 じく要部側断面図である。これらの図において、符号1で示すワンピース型電話 機の筐体は、それぞれ合成樹脂で形成された浅皿状のロアーケース2と断面コの 字状のアッパーケース25とに2分割され、それぞれのケース2、25が開口部 を有しており、それぞれの開口部の開口端面15、27を合わせ面として合体さ せることによって電話機の筐体を構成している。
【0008】 ロアーケース2は、凹嵌状に形成された受話部3と、厚みが薄く形成されたに ぎり部4と、図示を省略した送話部とから構成されている。受話部3には、ロア ーケース2の底面部5から立設した環状の収納壁6によって形成された受話器収 納部7と、係合爪9とが設けられており、受話器収納部7の底面部には、複数の 受話孔8が穿設されている。
【0009】 10は、にぎり部4の受話部3側の底面部5に穿設された矩形状の表示窓10 で、この表示窓10には図示を省略した液晶表示器がロアーケース2の内側から 嵌合してダイヤル発信番号等を表示する。12および13は、にぎり部4の底面 部5に穿設されたダイヤル釦嵌挿孔および機能釦嵌挿孔で、それぞれ底面部5に 立設された格子状の仕切壁14によって仕切られている。これらの嵌挿孔12、 13には、従来周知のダイヤル釦および機能釦、ラバースイッチ、プリント配線 基板等からなるキーボードスイッチが配設されている。
【0010】 15は、ロアーケース2の開口端面であり、この開口端面15には全周に亘っ てU字溝16が設けられ、このU字溝16の内側から囲い壁17が、ほぼU字溝 16の全周に亘って連設されて立設されている。18は、ロアーケース2の長手 方向に沿って対向するようにして囲い壁17に立設された係合壁18で、この係 合壁18のそれぞれには、上下方向に延在するリブ19が突設され、リブ19に 仕切られるようにして3個の係合孔20が設けられている。
【0011】 22は、全体の形状が略矩形状を呈し、断面が円形状の防水部材であるパッキ ンで、全体が弾性部材であるゴムで形成され前記U字溝16の全周に亘って嵌入 される。パッキン22の径は、前記U字溝16の深さよりも大に形成されている 。アッパーケース25は薄肉状に形成され、開口部側の開口端面27が互いに開 くように弾性変形が可能となっている。また、アッパーケース25の内側面には 、前記係合孔20に対応して係合突起26が3個づつ突出形成され、図示を省略 しているが、長手方向の前後下端縁には、前記係合爪9に対応して係合突起が突 出形成されている。係合突起26の先端の角部26aは、円弧状に面取りが施さ れている。
【0012】 ここで、係合突起26の開口端面27からの高さHと、前記係合孔20の開口 端面15からの高さhとは、同一に形成され、アッパーケース25の開口端面2 7の幅Tは、ロアーケース2の開口端面15の幅から囲い壁17の幅を差し引い た幅tと同一に形成されている。また、ロアーケース2の底面部5に穿設された 受話孔8には防水シールが貼着され、表示窓10には液晶表示器が嵌合すること により、また、嵌挿孔12、13はラバースイッチ等に覆われることにより、そ れぞれ防水処理が施されている。
【0013】 このように構成された電話機を組立る場合には、まず、ロアーケース2内に通 話回路基板、ダイヤル釦、受話器等の従来周知の電話機構成部品を実装し、しか るのち、パッキン22をロアーケース2のU字溝16内に嵌入させる。次に、ア ッパーケース25の図示しない係合突起の一方をロアーケース2の係合爪9に係 合させて、係合爪9を支点として、アッパーケース25をロアーケース2に被せ て両ケース2、25の開口端面15、27を合わせ面として、両ケースを合体さ せる。
【0014】 両ケースを合体させる際、アッパーケース25の係合突起26の下端縁が、係 合壁18に当接し、なおもアッパーケース25をロアーケース2側に被せるとア ッパーケース25の開口端面27側が、図2(b)に二点鎖線で示すように弾性 変形して、係合突起26が係合孔20に係合する。このとき、係合突起26の角 部26aに面取りが施されているので、係合突起26の係合孔20への係合が円 滑に行われるとともに、アッパーケース25が弾性変形するので、係合突起26 および係合壁18の破損が防止される。
【0015】 また、係合した係合突起26の高さHが、係合孔20の高さhと同一に形成さ れているので、両ケース2、25の開口端面15、27の合わせ面は密着し、U 字溝16内に嵌入しているパッキン22の上端部がU字溝16から突出している ので、パッキン22はアッパーケース25の開口端面27に押圧されて弾性変形 し、同図(c)に示すように、U字溝16内に圧入される。同時に、アッパーケ ース25の開口端面27の幅Tは、ロアーケース2の開口端面15の幅から囲い 壁17の幅を差し引いた幅tと同一に形成されているので、開口端面27の内側 面と囲い壁17の外側面とが密着する。
【0016】 なお、本実施例では、ロアーケース2側にU字溝16を設けたが、アッパーケ ース25側にU字溝を設け、ロアーケース2の開口端面でパッキンを押圧するよ うにしてもよい。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、どちらか一方のケースの開口端面全周に U字溝を形成するとともに、このU字溝の内側全周に連設した囲い壁を立設し、 かつ、この囲い壁から立設され係合孔を有する係合壁を設け、U字溝に嵌入する 断面円形の防水部材を備え、他方のケースの内側面に突起を形成して、この突起 を一方のケースの係合孔に係合させることにより他方のケースの開口端面によっ て防水部材を押圧させるようにして、防水部材と囲い壁との二重の防水構造とし たので、防水性が向上するとともに、U字溝内に嵌入した防水部材が他方のケー スの開口端面で押圧されるため、防水部材のU字溝内での密着性が向上して防水 部材自体の防水が良好となる。
【0018】 また、防水部材はどちらか一方のケースの開口端面に配設する構造としている ので、嵌合溝に防水部材を嵌合させる煩雑な作業を減らすことができると共に、 両ケースを合体させる際に、防水部材が嵌合溝から外れることがなく、このため 、組立が容易となり、組立作業時間を短縮することが可能となる。さらに、両ケ ースを合体させる際、一方のケースの係合壁の係合孔に突起を係合させるときに 、突起が設けられた他方のケースの弾性変形を利用して行うことができるので、 係合壁および突起の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る筐体の防水構造を採用したワンピ
ース型電話機の受話側半分の分解斜視図である。
【図2】本考案に係る筐体の防水構造の組立状態を示す
要部側断面図である。
【符号の説明】
1 電話機 2 ロアーケース 15 開口端縁 16 U字溝 17 囲い壁 18 係合壁 20 係合孔 22 パッキン 25 アッパーケース 26 突起 27 開口端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 一 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 (72)考案者 西村 眞次 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 曽根原 利法 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 武内 和男 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ開口部を有する一対のケースの
    開口端面を合わせて合体させた筐体の防水構造であっ
    て、どちらか一方のケースの開口端面全周にU字溝を形
    成するとともに、このU字溝の内側全周に連設した囲い
    壁を立設し、かつ、この囲い壁から立設され係合孔を有
    する係合壁を設け、前記U字溝に嵌入する断面円形の防
    水部材を備え、他方のケースの内側面に突起を形成し
    て、この突起を前記一方のケースの係合孔に係合させる
    ことにより他方のケースの開口端面によって前記防水部
    材を押圧したことを特徴とする筐体の防水構造。
JP570393U 1993-01-28 1993-01-28 筐体の防水構造 Pending JPH0660027U (ja)

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JP570393U JPH0660027U (ja) 1993-01-28 1993-01-28 筐体の防水構造

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JP570393U JPH0660027U (ja) 1993-01-28 1993-01-28 筐体の防水構造

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JPH0660027U true JPH0660027U (ja) 1994-08-19

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ID=11618479

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JP570393U Pending JPH0660027U (ja) 1993-01-28 1993-01-28 筐体の防水構造

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JP (1) JPH0660027U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011134860A (ja) * 2009-12-24 2011-07-07 Fujitsu Ltd 筐体、筺体の製造方法及び筺体の製造装置
JP2014086512A (ja) * 2012-10-22 2014-05-12 Fujitsu Ltd 電子機器
JP2014093310A (ja) * 2012-10-31 2014-05-19 Keihin Corp 収納容器及び電子装置
CN113453476A (zh) * 2021-06-29 2021-09-28 成都千嘉科技有限公司 一种局部灌封防水结构及方法

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