JP2555165B2 - ナンド回路 - Google Patents

ナンド回路

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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 デコーダ回路などに用いられるナンド(NAND)回路に
関し, ナンド回路における複数の入力信号のいずれの組み合
わせにおいても該ナンド回路の入力しきい値電圧を一定
とすることによってノイズにより誤動作のし難いナンド
回路を得ることを目的とし, 高電位側電源線(Vcc)と出力端(Vout)との間に接
続された負荷素子(T1)と,該出力端(Vout)と低電位
側電源線(Vss)との間に直列に接続された複数の駆動
トランジスタ(T2,T3)とを具備し,該複数の駆動トラ
ンジスタは前記出力端に最も近い第1のトランジスタ
(T2)と,該第1のトランジスタと前記低電位側電源線
との間に接続され,該第1のトランジスタよりも駆動能
力の小さい第2のトランジスタ(T3)とを含むように構
成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体記憶装置のデコーダ回路等に用いら
れるナンド回路に関する。
〔従来の技術〕
第2図(A)は従来における一般的なナンド回路を示
したものである。第2図(A)においてVccは例えば5V
のような電源であり、Vssは接地電位(0V)である。
又T1は負荷として使用されるトランジスタで例えばN
チャネル・デプリーション型MOSトランジスタであり、T
2とT3は駆動トランジスタでNチャネル・エンハンスメ
ント型MOSトランジスタである。
トランジスタT2の入力aとトランジスタT3の入力bは
5Vか0Vの2値信号であり、又トランジスタT2とT3は全く
同じものである。
かかる回路において、例えば入力aを5Vとし、入力b
を0Vから5Vに上昇させていくと、或いは逆に5Vから0Vに
降下させていくと途中で出力Voutが5Vに近い値から0Vに
近い値に或いは0Vに近い値から5Vに近い値に変化する。
例えば2V以上の電圧を〔H〕、2V以下の電圧を〔L〕と
決めておくと入力bを0Vから5Vに上昇させていくと出力
が〔H〕から〔L〕に変化する。又入力aと入力bとを
同時に変化させる場合も同様である。このような出力Vo
utが変化する時の入力電圧をナンド回路の入力しきい値
電圧と一般に称している。
処でこのようなナンド(NAND)回路においては第2図
(B)に示してあるように入力aを5Vに固定し入力bを
変化させた場合(入力b単独)と、入力bを5Vに固定
し、入力aを変化させた場合(入力a単独)と、更には
入力aと入力bを同時に変化させた場合(入力a,b同
時)とでナンド回路の入力しきい値電圧は互いに異なっ
てくる。即ち入力aを5Vとし入力bのみを変化させた場
合のナンド回路の入力しきい値電圧は例えば1.5Vであ
り、入力bを5Vとし入力aのみを変化させた場合のナン
ド回路の入力しきい値電圧は例え2.0Vであり、入力aと
入力bとを共に変化させた場合のナンド回路の入力しき
い値電圧は例えば2.5Vというような状況となっている。
かかる従来のナンド回路でこのような現象が生ずる理
由の一つとしては、まず入力aを5Vに固定して入力bを
変化させる場合にはトランジスタT3のソース電圧はVss
即ち0Vに固定されているが、入力bを5Vに固定して入力
aを変化させる場合にはトランジスタT3がオンして電流
を流すためトランジスタT3のドレイン電圧は0Vより高く
なる。又、トランジスタT3のドレイン電圧はトランジス
タT2のソース電圧であるからトランジスタT2のソース電
圧がVssつまり0Vより高くなってしまうので、ソース電
圧が基板電圧より高くなるとトランジタのしきい値電圧
Vthが上ってしまうと云うバックゲート効果と,トラン
ジスタT2においてゲート・ソース電圧が低下していると
いうことからトランジスタT2の入力aに,より高い電圧
を与えないとナンド回路の出力が反転しないことにな
る。つまりトランジスタT2のゲート電圧が高くないと負
荷を駆動出来なくなるのである。
更に入力aと入力bとを同時に変化させる場合にはト
ランジスタT2とT3の総合的な電流駆動能力がどちらか一
方の入力が5Vである場合に比べて小さくなるためナンド
回路の入力しきい値電圧はかなり高くなる。
上記したようにナンド回路に対する入力信号の組み合
わせによってナンド回路の入力しきい値電圧が異なると
個々の入力に対してノイズマージンが異なるため全体的
なノイズマージンが悪くなるという問題が生ずる。
このことをより具体的に第2図(B)により説明する
ならば、今第2図(A)のナンド回路において使用され
ている各トランジスタのスペックは次の通りとする。
即ち、T2,T3はVth=0.6V、ゲート酸化膜厚=350Å、
ゲート幅=50μm、ゲート長=2μmであり、T1はVth
=−3.5V、ゲート酸化膜厚=350Å、ゲート幅=20μ
m、ゲート長=5μmである。
又このナンド回路をVcc=5Vで動作させた場合第2図
(B)から明らかなように,入力a単独のナンド回路の
入力しきい値は2.15V、入力b単独のナンド回路の入力
しきい値は1.95V、入力a,b同時のナンド回路の入力しき
い値は2.45Vであった。第2図(B)におけるグラフ
はbは5Vに固定しaのみ入力した場合の特性波形であり
グラフはaを5Vに固定しbのみ入力した場合、又グラ
フはa,bとも入力した場合の特性波形をそれぞれ示し
ている。
このようにナンド回路の複数の入力に対しナンド回路
の入力しきい値が異なると、個々の入力に対してノイズ
マージンが異なるため、全体的なノイズマージンが悪く
なるという問題がある。例えば第2図(B)では、入力
aと入力bがともにVcc=5Vの場合、Vccより2.55V低く
なるようなノイズが同時に乗るとナンド回路は本来
〔L〕を出力しなければならないのに〔H〕を出力して
しまうし、入力aがVcc=5Vで入力bがVss=0Vの場合、
入力bに1.95Vのノイズが乗るとナンド回路は本来
〔H〕の出力でなければならないのに〔L〕を出力して
しまう。
このことは、即ちトータルのノイズマージンとしてみ
るとこのナンド回路の入力ノイズマージンはVccからの
下降に対しては2.55Vで、Vssからの上昇に対しては1.95
Vということになりノイズマージンが広がってしまう結
果トータルのノイズマージンが悪くなってしまうという
欠点があることを示している。
ノイズマージンの悪化は直列接続される駆動トランジ
スタの数が増えるほど顕著になり,直列接続されるトラ
ンジスタが5〜6個以上となるデコーダではより大きな
問題となる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記したように従来のナンド回路においては、ナンド
回路を構成する複数の駆動トランジスタを全く同じ電流
駆動能力つまり同じ特性、同じ大きさを有するトランジ
スタによって構成したとしても前述した現象に起因し
て、ナンド回路の入力しきい値電圧が複数の入力信号の
入力条件に応じて異なってくるためその結果として全体
としてのノイズマージンが損なわれ,それによって誤動
作が発生すると云う欠点を有していたが、本発明のこの
様な欠点を改善し、ナンド回路における複数の入力信号
のいずれの組み合わせにおいてもナンド回路の入力しき
い値電圧を一定とすることでノイズにより誤動作のし難
いナンド回路を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため次の技術的構成を採
用したものである。即ち 高電位側電源線(Vcc)と出力端(Vout)との間に接
続された負荷素子(T1)と,該出力端(Vout)と低電位
側電源線(Vss)との間に直列に接続され,それぞれゲ
ートに入力信号を受ける複数の駆動トランジスタ(T2,T
3)とを具備し,前記複数の駆動トランジスタのうちの
任意の一の駆動トランジスタ以外のすべての駆動トラン
ジスタのゲートにHレベルの固定信号を入力し且つ該任
意の一の駆動トランジスタのゲートに所定の信号を入力
した場合の該任意の一の駆動トランジスタについての入
力しきい値電圧と、前記複数の駆動トランジスタのすべ
ての駆動トランジスタのゲートに所定の信号を入力した
場合の入力しきい値との差が最小となるように、前記複
数の駆動トランジスタの駆動能力を設定したナンド回路
であり、より具体的には、前記複数の駆動トランジスタ
は、前記出力端に最も近い第1のトランジスタ(T2
と,該第1のトランジスタと前記低電位側電源線との間
に接続され,該第1のトランジスタよりも駆動能力の小
さい第2のトランジスタ(T3)を含むようにしたナンド
回路である。
本発明における負荷素子は、トランジスタ、或いは抵
抗により構成されるものである。又本発明におけるナン
ド回路は複数の駆動トランジスタを備えており,各駆動
トランジスタは上記の負荷に比べて充分大きな電流駆動
特性を有し、該負荷を駆動するものである。又かかる駆
動トランジスタの個数は2個以上であればよく回路の目
的に応じてその個数は適宜決定することが出来る。例え
ばデコーダとして使用される場合には5〜6個となるこ
とが多い。
ナンド回路においては入力信号の変化に対して誤動作
を回避するためには理想的にはいかなる入力変化に対し
ても上記第2図(B)の波形のレベル反転位置がどこか
一定の処例えばVcc/2に集っていることが好ましい。
本発明は上述した問題点を解消し、その理想的環境を
創出することに鋭意努力した結果、ナンド回路を構成す
る複数の駆動トランジスタの電流駆動能力即ち電流駆動
特性を高電位側の駆動トランジスタの駆動能力よりも低
電位側の駆動トランジスタの駆動能力が小さくなるよう
に調整することによってナンド回路における複数の入力
信号のいずれの組み合わせにおいてもナンド回路の入力
しきい値電圧が一定となるようにした処に技術的な特徴
がある。
具体的には,少なくとも,該複数の駆動トランジスタ
のうち前記出力端に最も近い第1のトランジスタ(T2
の駆動能力よりも,該第1のトランジスタと前記低電位
側電源線との間に接続された第2のトランジスタ(T3
の駆動能力を小さくするものである。
更に,駆動トランジスタとして第3,第4等のトランジ
スタが存在している場合には第1のトランジスタから離
れる低電位側の駆動トランジスタほどその駆動能力を小
さくしていく事が望ましい。
尚,該複数の駆動トランジスタを複数のグループに分
け,低電位側のグループほどその駆動能力を小さくして
も良い。
即ち,ナンド回路の設計時において複数の駆動トラン
ジスタの電流駆動能力を前述した現象を考慮して予め互
いに或いはグループ毎に異なるように調整しておくこと
により,例えば,ある駆動トランジスタのゲート入力電
圧を変化させ他の駆動トランジスタのゲート入力を電源
電圧5Vに固定した時,或いは全ての駆動トランジスタの
ゲート入力を同時に変化させた場合など、入力信号のい
ずれの組み合わせにおいてもナンド回路の入力しきい値
電圧がほぼ同一もしくは互いに近接した入力しきい値電
圧となるように構成するものである。
トータルノイズマージンを改良するためにナンド回路
の入力しきい値電圧は理想的には電源電圧の半分(Vcc/
2)に近い値となるように設計することが好ましい。
ここで駆動トランジスタの電流駆動特性を予め異なら
せるとは、例えば第2図における従来のナンド回路では
駆動トランジスタT2、とT3はいづれもVthが0.6Vのもの
を使用していたのに対し本発明では例えば駆動トランジ
スタT2のVthを0.6V、駆動トランジスタT3のVthを0.8Vと
するものである。
又,Vthを変える代わりにトランジスタのゲート長/ゲ
ート幅の比(W/L)を調整することによっても実施しう
る。この場合はトランジスタの製造工程面でVthを変え
る方法より有利である。
かかる調整の程度は負荷の大きさ、電源電圧,入力電
圧、トランジスタの数等により適宜変更しうる。
本発明にあっては駆動トランジスタが多数直列接続さ
れ、しかも広いノイズマージンが要求されるようなナン
ド回路、特に半導体記憶装置におけるナンド型デコーダ
回路においては非常に有効である。
かかるケースにおいては駆動トランジスタは通常5〜
6個が用いられるが、これ等の駆動トランジスタのそれ
ぞれを上述したように調整して異ならせても良いが各駆
動トランジスタのVthを種々設けることは得策ではない
ので、対象となる駆動トランジスタを複数のグループに
分け、そのグループ毎にVthを設定する方法を採用して
も良い。
具体的には,前記複数の駆動トランジスタを複数のグ
ループで構成し,前記低電位側電源線(Vss)に近いグ
ループの駆動トランジスタほど駆動能力を小さくするも
のである。
〔作 用〕
本発明では上述のようにナンド回路の駆動トランジス
タの電流駆動特性を各駆動トランジスタ毎又はそのグル
ープ毎に調整して異ならしめ、電流を流し易い駆動トラ
ンジスタは駆動能力を小さくし、電流を流しにくい駆動
トランジスタは駆動能力を大きくすることによってナン
ド回路の入力しきい値の変動幅を狭め互いにほぼ近い値
に備えることが出来るのである。その結果ナンド回路の
入力しきい値電圧の中心値をノイズマージンに対する理
想的な値であるVcc/2に設定することも可能となる。
従って本発明にあっては入力信号電圧にノイズが乗っ
た場合でも、又入力信号が中間的なレベル遷移状態にあ
る場合でもナンド回路は誤動作がなく確実に作動するこ
とが出来る。
〔実施例〕
第1図(A)は本発明に係るナンド回路の一具体例を
示す回路図である。
図中Vccは電源、Vssは接地電圧(0V)であり、T1は負
荷トランジスタでNチャネルデプリーション型トランジ
スタである。又T2とT3はNチャネルエンハンスメント型
トランジスタであり、各トランジスタT2とT3のしきい値
電圧Vthは互いに異ならせてある。実施例における各ト
ランジスタのスペックは従来技術として説明したものと
同一であるがただしT3のVthを0.8Vとし又T2のVthを0.6V
としてT3のVthをT2のVthより高くなるように調節してい
る。かかる調整をすることによって入力aと入力bのい
かなる入力信号の組み合わせにおいてもナンド回路の入
力しきい値電圧を揃えることが出来る。
本具体例において例えば該ナンド回路をVcc=5Vで動
作させた場合、第1図(B)に示すようにナンド回路の
特性は入力a単独変化の場合の入力しきい値電圧も入力
b単独変化の場合の入力しきい値電圧も共に2.15Vであ
り、入力aと入力bとを同時に変化させた場合の入力し
きい値電圧が2.50Vとなるので、入力ノイズマージンはV
ccからの下降に対しては2.50Vのマージンがあることに
なり、又Vssからの上昇に対しては2.15Vのマージンが存
在することになる。これに対して第2図(A)の従来の
構造において前述のように駆動トランジスタT2,T3のVth
をいづれも0.6Vとしてある場合には、第2図(B)に示
すようにVccからの下降に対するノイズマージンは2.55
V、Vssからの上昇に対しては1.95Vのマージンであるか
ら、本発明はかかる従来例に比べてトータルノイズマー
ジンの幅を大きくとることが出来いづれのノイズに対し
ても余裕をもって対処しうるのである。
次に本発明における他の実施例として第3図(A)に
示されるように,駆動トランジスタを5個設けた5入力
ナンド回路についての具体例を説明する。
ここで先ず,該第3図(A)と同様なナンド回路にお
いて各駆動トランジスタT2〜T6の駆動能力を同一とした
従来例として,該T2〜T6はVth=0.6V、ゲート酸化膜厚
=350Å、ゲート幅=50μm、ゲート長=2μmであ
り、T1はVth=−3.5V、ゲート酸化膜厚=350Å、ゲート
幅=8μm、ゲート長=5μmとした場合の入出力特性
を第3図(B)にもとずいて説明する。
即ち,第3図(B)は上記従来例によるナンド回路を
Vcc=5Vで動作させた時の特性を示すグラフでありグラ
フは入力a〜eをすべて入力した場合、グラフはa
のみ入力し、b〜eは全てVccとした場合グラフはb
のみ入力し、他はVccとした場合グラフはcのみ入力
し、他はVccとした場合グラフはdのみ入力し、他はV
ccとした場合グラフはeのみ入力し、他はVccとした
場合の入出力特性をそれぞれ示したものである。この場
合、第3図(B)から判るように、該ナンド回路の最も
低い入力しきい値(入力e単独変化の場合)は1.40V、
最も高い入力しきい値(入力a〜e同時変化の場合)は
2.40Vである。
これに対し、第3図(C)には本発明の他の実施例と
して,第3図(A)に示される構成のナンド回路におい
て、上記5個の駆動トランジスタT2〜T6のうち、T4,T5,
T6のトランジスタ3個とT2,T3のトランジスタ2個の2
グループに分けトランジスタT2,T3の組の各トランジス
タのVthを0.6Vにし、又トランジスタT4,T5,T6の組の各
トランジスタのVthを0.8Vとする点においてのみ上記従
来例のものと構成を異ならせた本発明のナンド回路の特
性値が示されている。
これによるとT4〜T6のVthを0.8Vとすることで該ナン
ド回路の最も低い入力しきい値(入力e単独変化の場
合)は1.65V、最も高い入力しきい値(入力a〜e同時
変化の場合)は2.45Vとなり上記第3図(B)の場合に
比しノイズマージンを大きくとることができ,本発明の
目的とする効果が得られることが判る。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、ナンド回路に
対する入力信号の各組み合わせについて該ナンド回路の
入力しきい値を互いに近い値に設定でき全体としてのノ
イズマージンが大きくなるのでノイズによるナンド回路
の誤動作が起きにくくなり信頼性の向上に寄与するとこ
ろが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は本発明の一実施例としての,複数の駆動
トランジスタの駆動能力を異ならせたナンド回路の構成
を示す回路図。 第1図(B)は第1図(A)の回路において得られる各
駆動トランジスタの種々の動作モードにおけるナンド回
路の入力しきい値電圧を説明する入出力特性図。 第2図(A)は複数の駆動トランジスタの駆動能力を同
一とした従来におけるナンド回路を示す回路図。 第2図(B)は第2図(A)のナンド回路における入出
力特性を第1図(B)の特性と対比して示す図。 第3図(A)は本発明の他の実施例としての複数の駆動
トランジスタの駆動能力をグループ毎に異ならせたナン
ド回路の構成を示す図。 第3図(B)は第3図(A)の回路において各駆動トラ
ンジスタの駆動能力を同一とした従来のナンド回路に於
ける入出力特性を示す図。 第3図(C)は上記第3図(A)に示される本発明ナン
ド回路の入出力特性を第3図(B)の特性と対比して示
す図である。 T1……Nチャネルデプリーション型MOSトランジスタ、 T2〜T6……Nチャネルエンハンスメント型MOSトランジ
スタ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高電位側電源線(Vcc)と出力端(Vout)
    との間に接続された負荷素子(T1)と,該出力端(Vou
    t)と低電位側電源線(Vss)との間に直列に接続され,
    それぞれゲートに入力信号を受ける複数の駆動トランジ
    スタ(T2,T3)とを具備し,前記複数の駆動トランジス
    タのうちの任意の一の駆動トランジスタ以外のすべての
    駆動トランジスタのゲートにHレベルの固定信号を入力
    し且つ該任意の一の駆動トランジスタのゲートに所定の
    信号を入力した場合の該任意の一の駆動トランジスタに
    ついての入力しきい値電圧と、前記複数の駆動トランジ
    スタのすべての駆動トランジスタのゲートに所定の信号
    を入力した場合の入力しきい値との差が最小となるよう
    に、前記複数の駆動トランジスタの駆動能力を設定した
    ことを特徴とするナンド回路。
  2. 【請求項2】前記複数の駆動トランジスタは、前記出力
    端に最も近い第1のトランジスタ(T2)と,該第1のト
    ランジスタと前記低電位側電源線との間に接続され,該
    第1のトランジスタよりも駆動能力の小さい第2のトラ
    ンジスタ(T3)を含むことを特徴とする請求項1記載の
    ナンド回路。
  3. 【請求項3】前記複数の駆動トランジスタは複数のグル
    ープを構成し,前記低電位側電源線(Vss)に近いグル
    ープの駆動トランジスタほど駆動能力が小さいことを特
    徴とする請求項1記載のナンド回路。
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