JP2001102915A - レベルシフト回路及びそれを用いた信号線駆動回路 - Google Patents
レベルシフト回路及びそれを用いた信号線駆動回路Info
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- JP2001102915A JP2001102915A JP27764499A JP27764499A JP2001102915A JP 2001102915 A JP2001102915 A JP 2001102915A JP 27764499 A JP27764499 A JP 27764499A JP 27764499 A JP27764499 A JP 27764499A JP 2001102915 A JP2001102915 A JP 2001102915A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高耐圧トランジスタを使用せずに回路を構成で
き、低電力化及び高速化を達成できるレベルシフト回路
及びそれを用いた信号線駆動回路を提供する。 【解決手段】 電源電圧VPPの供給線と接地電位間に直
列接続されているpMOSトランジスタP11 ,P12 及び
nMOSトランジスタN11 ,N12 によってレベルシフト
回路を構成し、P12 とN12 のゲートにVPP/2程度のバイ
アス電圧を印加し、N11 のゲートに小振幅の入力信号N
INを印加し、P11 のゲートに駆動信号生成回路によって
生成した駆動信号PINを印加し、入力信号NINに応じ
て、大振幅の論理反転信号Vout を出力する。レベルシ
フト回路を構成する各トランジスタに印加される最大の
電圧は、ほぼ電源電圧VPPの半分程度であるので、高耐
圧構造を有するトランジスタを要せず、レベルシフト回
路動作時に定常電流の発生を防止でき、低消費電力化及
び動作の高速化を実現できる。
き、低電力化及び高速化を達成できるレベルシフト回路
及びそれを用いた信号線駆動回路を提供する。 【解決手段】 電源電圧VPPの供給線と接地電位間に直
列接続されているpMOSトランジスタP11 ,P12 及び
nMOSトランジスタN11 ,N12 によってレベルシフト
回路を構成し、P12 とN12 のゲートにVPP/2程度のバイ
アス電圧を印加し、N11 のゲートに小振幅の入力信号N
INを印加し、P11 のゲートに駆動信号生成回路によって
生成した駆動信号PINを印加し、入力信号NINに応じ
て、大振幅の論理反転信号Vout を出力する。レベルシ
フト回路を構成する各トランジスタに印加される最大の
電圧は、ほぼ電源電圧VPPの半分程度であるので、高耐
圧構造を有するトランジスタを要せず、レベルシフト回
路動作時に定常電流の発生を防止でき、低消費電力化及
び動作の高速化を実現できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低振幅の入力信号
に応じて高振幅の出力信号を発生するレベルシフト回路
及びそれを用いて構成された信号線駆動回路に関するも
のである。
に応じて高振幅の出力信号を発生するレベルシフト回路
及びそれを用いて構成された信号線駆動回路に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】信号線を所定の電圧レベルに駆動する信
号線駆動回路、例えば、不揮発性メモリのワード線を駆
動するワード線駆動回路において、デコーダからの低振
幅のデコード信号に基づいて選択ワード線を大振幅に駆
動する必要がある。このため、レベルシフト回路及び当
該レベルシフト回路を用いて構成された信号線駆動回路
には、MOSトランジスタの各電極間に高電圧がかか
る。通常、これらの回路は、高耐圧特性を有するMOS
トランジスタによって構成されている。
号線駆動回路、例えば、不揮発性メモリのワード線を駆
動するワード線駆動回路において、デコーダからの低振
幅のデコード信号に基づいて選択ワード線を大振幅に駆
動する必要がある。このため、レベルシフト回路及び当
該レベルシフト回路を用いて構成された信号線駆動回路
には、MOSトランジスタの各電極間に高電圧がかか
る。通常、これらの回路は、高耐圧特性を有するMOS
トランジスタによって構成されている。
【0003】半導体基板上に通常のトランジスタの他
に、高耐圧トランジスタを形成する場合、トランジスタ
の種類の増加によって製造工程数が増加し、よって製造
コストが増加するため、これまでに、高耐圧構造のMO
Sトランジスタを使用せずに、各トランジスタの電極間
に高電圧がかからないように、通常のMOSトランジス
タでレベルシフト回路を構成する様々な試みがなされて
きた。
に、高耐圧トランジスタを形成する場合、トランジスタ
の種類の増加によって製造工程数が増加し、よって製造
コストが増加するため、これまでに、高耐圧構造のMO
Sトランジスタを使用せずに、各トランジスタの電極間
に高電圧がかからないように、通常のMOSトランジス
タでレベルシフト回路を構成する様々な試みがなされて
きた。
【0004】例えば、特許文献である特開平8−148
988号公報には、このような高電圧レベルシフト回路
の一例が開示されている。図7に示すように、このレベ
ルシフト回路は、高電源電圧VPPと接地電位GNDとの
間に、負荷素子L11として機能する抵抗素子R11、
ゲートに高電圧VPPのほぼ半分の電圧VMPが印加された
pチャネルMOSトランジスタ(以下、pMOSトラン
ジスタという)P12、ゲートに高電圧VPPのほぼ半分
の電圧VMNが印加されたnチャネルMOSトランジスタ
(以下、nMOSトランジスタという)N12と、ゲー
トに入力信号IN1が印加されたnMOSトランジスタ
N11が直列接続された直列回路で構成されている。
988号公報には、このような高電圧レベルシフト回路
の一例が開示されている。図7に示すように、このレベ
ルシフト回路は、高電源電圧VPPと接地電位GNDとの
間に、負荷素子L11として機能する抵抗素子R11、
ゲートに高電圧VPPのほぼ半分の電圧VMPが印加された
pチャネルMOSトランジスタ(以下、pMOSトラン
ジスタという)P12、ゲートに高電圧VPPのほぼ半分
の電圧VMNが印加されたnチャネルMOSトランジスタ
(以下、nMOSトランジスタという)N12と、ゲー
トに入力信号IN1が印加されたnMOSトランジスタ
N11が直列接続された直列回路で構成されている。
【0005】図8は、このレベルシフト回路の動作を示
す波形図である。図8において、VTPはpMOSトラン
ジスタP12のしきい値電圧を示し、VTNはnMOSト
ランジスタN12のしきい値電圧を示している。入力信
号IN1は、低電源電圧VDDで動作する回路により出力
される論理信号で、その振幅はVDDであり、レベルシフ
ト回路の出力信号Vout の振幅はVPPである。ここで、
例えば、VDDが3Vであり、VPPが12Vである。図示
のように、入力信号IN1がローレベル(例えば、0
V)のとき、nMOSトランジスタN11が非導通状態
にあり、抵抗素子R11とトランジスタP12の接続中
点Aの電位VA は抵抗素子R11によってほぼVPPレベ
ルに保持される。そして、(VPP−VMP)がトランジス
タP12のしきい値電圧VTPより大きければ、即ち、
(VPP−VMP>|VTP|)のとき、トランジスタP12
が導通し、出力端子Tout からの出力電圧Vout がほぼ
VPPに保持される。トランジスタN11とN12との接
続点Bの電圧VB は、トランジスタN12によって(V
MN−VTN)までプルアップされ安定する。
す波形図である。図8において、VTPはpMOSトラン
ジスタP12のしきい値電圧を示し、VTNはnMOSト
ランジスタN12のしきい値電圧を示している。入力信
号IN1は、低電源電圧VDDで動作する回路により出力
される論理信号で、その振幅はVDDであり、レベルシフ
ト回路の出力信号Vout の振幅はVPPである。ここで、
例えば、VDDが3Vであり、VPPが12Vである。図示
のように、入力信号IN1がローレベル(例えば、0
V)のとき、nMOSトランジスタN11が非導通状態
にあり、抵抗素子R11とトランジスタP12の接続中
点Aの電位VA は抵抗素子R11によってほぼVPPレベ
ルに保持される。そして、(VPP−VMP)がトランジス
タP12のしきい値電圧VTPより大きければ、即ち、
(VPP−VMP>|VTP|)のとき、トランジスタP12
が導通し、出力端子Tout からの出力電圧Vout がほぼ
VPPに保持される。トランジスタN11とN12との接
続点Bの電圧VB は、トランジスタN12によって(V
MN−VTN)までプルアップされ安定する。
【0006】一方、入力信号IN1がハイレベル(例え
ば、VDD)のとき、トランジスタN11が導通し、接続
点Bがローレベルに保持される。VMNがトランジスタN
12のしきい値電圧VTNより高ければ、即ち(VMN>V
TN)のとき、トランジスタN12も導通し、出力端子T
out からの出力信号Vout がローレベル、例えば、0V
に保持される。
ば、VDD)のとき、トランジスタN11が導通し、接続
点Bがローレベルに保持される。VMNがトランジスタN
12のしきい値電圧VTNより高ければ、即ち(VMN>V
TN)のとき、トランジスタN12も導通し、出力端子T
out からの出力信号Vout がローレベル、例えば、0V
に保持される。
【0007】上述したように、図7に示す従来のレベル
シフト回路によって、振幅がVDDの入力信号IN1に応
じて、振幅がVPPの大振幅の反転出力信号を得ることが
できる。抵抗素子R11には、最大で(VPP−VMP−|
VTP|)の電圧が印加され、pMOSトランジスタP1
2のドレイン−ソース間に最大で(VMP+|VTP|)の
電圧が印加され、nMOSトランジスタN12のドレイ
ン−ソース間に最大で(VPP−VMN+VTN)の電圧が印
加され、nMOSトランジスタN11のドレイン−ソー
ス間に最大で(VMN−VTN)の電圧が印加される。ここ
で、トランジスタP12のしきい値電圧|VTP|=1.
0V、トランジスタN12のしきい値電圧VTN=1.0
V、さらに、バイアス電圧VMP=VMN=VPP/2=6V
に設定することによって、トランジスタP12,N12
のソース−ドレイン間の最大電圧は、ほぼ7Vである。
即ち、トランジスタP12,N12及びN11の耐圧を
7V以上であれば、トランジスタが高電圧による損傷を
受けることなく、レベルシフト回路が正常に動作可能で
ある。
シフト回路によって、振幅がVDDの入力信号IN1に応
じて、振幅がVPPの大振幅の反転出力信号を得ることが
できる。抵抗素子R11には、最大で(VPP−VMP−|
VTP|)の電圧が印加され、pMOSトランジスタP1
2のドレイン−ソース間に最大で(VMP+|VTP|)の
電圧が印加され、nMOSトランジスタN12のドレイ
ン−ソース間に最大で(VPP−VMN+VTN)の電圧が印
加され、nMOSトランジスタN11のドレイン−ソー
ス間に最大で(VMN−VTN)の電圧が印加される。ここ
で、トランジスタP12のしきい値電圧|VTP|=1.
0V、トランジスタN12のしきい値電圧VTN=1.0
V、さらに、バイアス電圧VMP=VMN=VPP/2=6V
に設定することによって、トランジスタP12,N12
のソース−ドレイン間の最大電圧は、ほぼ7Vである。
即ち、トランジスタP12,N12及びN11の耐圧を
7V以上であれば、トランジスタが高電圧による損傷を
受けることなく、レベルシフト回路が正常に動作可能で
ある。
【0008】上述したように、図7に示すレベルシフト
回路によって、3Vの振幅を持つ入力信号に応じて、約
12Vの大振幅を持つ反転論理出力を得ることができ
る。しかも、レベルシフト回路を構成するトランジスタ
のソース−ドレイン間に印加される最大電圧は、出力最
大電圧VPPのほぼ半分で済むので、高耐圧構造のトラン
ジスタを使用せずにレベルシフト回路を構成することが
できる。
回路によって、3Vの振幅を持つ入力信号に応じて、約
12Vの大振幅を持つ反転論理出力を得ることができ
る。しかも、レベルシフト回路を構成するトランジスタ
のソース−ドレイン間に印加される最大電圧は、出力最
大電圧VPPのほぼ半分で済むので、高耐圧構造のトラン
ジスタを使用せずにレベルシフト回路を構成することが
できる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のレベルシフト回路は、レシオ回路であり、トランジ
スタN11が導通している間、抵抗素子R11及び他の
トランジスタに定常的に貫通電流が流れる。このため、
出力端子Tout から取り出せる最大の電流値はnMOS
トランジスタN12,N11を流れる電流と、抵抗素子
R11とpMOSトランジスタP12を流れる電流との
差分によってきまり、出力端子Tout からハイレベルの
信号Vout を出力するためには、レベルシフト回路に大
きな電流を流さなければならず、低消費電力化及び動作
の高速化には不利である。
来のレベルシフト回路は、レシオ回路であり、トランジ
スタN11が導通している間、抵抗素子R11及び他の
トランジスタに定常的に貫通電流が流れる。このため、
出力端子Tout から取り出せる最大の電流値はnMOS
トランジスタN12,N11を流れる電流と、抵抗素子
R11とpMOSトランジスタP12を流れる電流との
差分によってきまり、出力端子Tout からハイレベルの
信号Vout を出力するためには、レベルシフト回路に大
きな電流を流さなければならず、低消費電力化及び動作
の高速化には不利である。
【0010】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、高耐圧トランジスタを使用せず
に回路を構成でき、低消費電力及び高速化を達成できる
レベルシフト回路及びそれを用いた信号線駆動回路を提
供することにある。
のであり、その目的は、高耐圧トランジスタを使用せず
に回路を構成でき、低消費電力及び高速化を達成できる
レベルシフト回路及びそれを用いた信号線駆動回路を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のレベルシフト回路は、第1の振幅をもつ入
力信号に応じて、上記第1の振幅より大きい第2の振幅
をもつ信号を出力するレベルシフト回路であって、電源
電圧の供給線と出力端子との間に直列接続され、制御端
子にそれぞれ駆動信号と第1のバイアス電圧が印加され
る第1と第2の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタと、上記出力端子と基準電位との間に直列接続さ
れ、制御端子にそれぞれ第2のバイアス電圧と上記入力
信号が印加される第1と第2の第2導電型絶縁ゲート型
電界効果トランジスタと、上記入力信号に応じて、上記
第2の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタが
導通するとき、上記第1の第1導電型絶縁ゲート型電界
効果トランジスタが非導通し、上記第2の第2導電型絶
縁ゲート型電界効果トランジスタが非導通のとき、上記
第1の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタが
導通するように上記駆動信号を生成する駆動信号生成回
路とを有する。
め、本発明のレベルシフト回路は、第1の振幅をもつ入
力信号に応じて、上記第1の振幅より大きい第2の振幅
をもつ信号を出力するレベルシフト回路であって、電源
電圧の供給線と出力端子との間に直列接続され、制御端
子にそれぞれ駆動信号と第1のバイアス電圧が印加され
る第1と第2の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタと、上記出力端子と基準電位との間に直列接続さ
れ、制御端子にそれぞれ第2のバイアス電圧と上記入力
信号が印加される第1と第2の第2導電型絶縁ゲート型
電界効果トランジスタと、上記入力信号に応じて、上記
第2の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタが
導通するとき、上記第1の第1導電型絶縁ゲート型電界
効果トランジスタが非導通し、上記第2の第2導電型絶
縁ゲート型電界効果トランジスタが非導通のとき、上記
第1の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタが
導通するように上記駆動信号を生成する駆動信号生成回
路とを有する。
【0012】また、本発明では、好適には、上記駆動信
号生成回路は、上記電源電圧の供給線と上記基準電位と
の間に直列接続されている第1と第2抵抗素子、及び第
3と第4の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジス
タを有し、上記第3の第2導電型絶縁ゲート型電界効果
トランジスタの制御端子に上記第2のバイアス電圧が印
加され、上記第4の第2導電型絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタの制御端子に上記入力信号の論理反転信号が
印加され、上記第1と第2の抵抗素子の接続中点から、
上記駆動信号が出力される。
号生成回路は、上記電源電圧の供給線と上記基準電位と
の間に直列接続されている第1と第2抵抗素子、及び第
3と第4の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジス
タを有し、上記第3の第2導電型絶縁ゲート型電界効果
トランジスタの制御端子に上記第2のバイアス電圧が印
加され、上記第4の第2導電型絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタの制御端子に上記入力信号の論理反転信号が
印加され、上記第1と第2の抵抗素子の接続中点から、
上記駆動信号が出力される。
【0013】また、本発明の信号線駆動回路は、第1の
振幅をもつm個の入力信号に応じて、上記第1の振幅よ
り大きい第2の振幅でm本の信号線を駆動する信号線駆
動回路であって、上記mの入力信号のうち一の入力信号
に応じて、上記m本の信号線のうち一の信号線を上記第
2の振幅で駆動するm個のレベルシフト回路と、上記m
個のレベルシフト回路に駆動信号を供給する駆動信号生
成回路とを有し、上記レベルシフト回路は、電源電圧の
供給線と出力端子との間に直列接続され、制御端子にそ
れぞれ上記駆動信号と第1のバイアス電圧が印加される
第1と第2の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタと、上記出力端子と基準電位との間に直列接続さ
れ、制御端子にそれぞれ第2のバイアス電圧と上記入力
信号が印加される第1と第2の第2導電型絶縁ゲート型
電界効果トランジスタと、を有し、上記駆動信号生成回
路は、上記入力信号に応じて、上記第2の第2導電型絶
縁ゲート型電界効果トランジスタが導通するとき、上記
第1の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタが
非導通し、上記第2の第2導電型絶縁ゲート型電界効果
トランジスタが非導通のとき、上記第1の第1導電型絶
縁ゲート型電界効果トランジスタが導通するように上記
駆動信号を生成する。
振幅をもつm個の入力信号に応じて、上記第1の振幅よ
り大きい第2の振幅でm本の信号線を駆動する信号線駆
動回路であって、上記mの入力信号のうち一の入力信号
に応じて、上記m本の信号線のうち一の信号線を上記第
2の振幅で駆動するm個のレベルシフト回路と、上記m
個のレベルシフト回路に駆動信号を供給する駆動信号生
成回路とを有し、上記レベルシフト回路は、電源電圧の
供給線と出力端子との間に直列接続され、制御端子にそ
れぞれ上記駆動信号と第1のバイアス電圧が印加される
第1と第2の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタと、上記出力端子と基準電位との間に直列接続さ
れ、制御端子にそれぞれ第2のバイアス電圧と上記入力
信号が印加される第1と第2の第2導電型絶縁ゲート型
電界効果トランジスタと、を有し、上記駆動信号生成回
路は、上記入力信号に応じて、上記第2の第2導電型絶
縁ゲート型電界効果トランジスタが導通するとき、上記
第1の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタが
非導通し、上記第2の第2導電型絶縁ゲート型電界効果
トランジスタが非導通のとき、上記第1の第1導電型絶
縁ゲート型電界効果トランジスタが導通するように上記
駆動信号を生成する。
【0014】さらに、本発明では、好適には、上記第1
及び第2のバイアス電圧は、それぞれ上記電源電圧のほ
ぼ半分の電圧に設定されている。
及び第2のバイアス電圧は、それぞれ上記電源電圧のほ
ぼ半分の電圧に設定されている。
【0015】本発明によれば、レベルシフト回路は、電
源電圧の供給線と基準電位、例えば、接地電位との間に
直列接続されている第1と第2の第1導電型、例えば、
pチャネルトランジスタ、及び第1と第2の第2導電
型、例えば、nチャネルトランジスタによって構成され
ている。第2のnチャネルトランジスタの制御端子に第
1の振幅をもつ入力信号が印加され、第1のpチャネル
トランジスタの制御端子に、上記入力信号に応じた生成
した駆動信号が入力される。さらに、第2のpチャネル
トランジスタと第1のnチャネルトランジスタの制御端
子に、例えば、電源電圧の半分程度の電圧をバイアス電
圧としてそれぞれ印加される。第2のpチャネルトラン
ジスタと第1のnチャネルトランジスタの接続点によっ
て出力端子が形成される。
源電圧の供給線と基準電位、例えば、接地電位との間に
直列接続されている第1と第2の第1導電型、例えば、
pチャネルトランジスタ、及び第1と第2の第2導電
型、例えば、nチャネルトランジスタによって構成され
ている。第2のnチャネルトランジスタの制御端子に第
1の振幅をもつ入力信号が印加され、第1のpチャネル
トランジスタの制御端子に、上記入力信号に応じた生成
した駆動信号が入力される。さらに、第2のpチャネル
トランジスタと第1のnチャネルトランジスタの制御端
子に、例えば、電源電圧の半分程度の電圧をバイアス電
圧としてそれぞれ印加される。第2のpチャネルトラン
ジスタと第1のnチャネルトランジスタの接続点によっ
て出力端子が形成される。
【0016】入力信号及び駆動信号に応じて、上記第1
のpチャネルトランジスタと第2のnチャネルトランジ
スタがそれぞれ導通/非導通状態が異なるように制御さ
れるので、第2のnチャネルトランジスタが導通すると
き、第1のpチャネルトランジスタが非導通し、出力信
号基準電位に保持され、一方、第1のnチャネルトラン
ジスタが非導通のとき、第1のpチャネルトランジスタ
が導通し、出力信号が電源電圧のレベルに保持される。
即ち、本発明のレベルシフト回路によって、第1の振幅
のをもつ入力信号に応じて、ほぼ電源電圧レベルの振幅
をもつ出力信号を得ることができる。さらに、第2のp
チャネルトランジスタ及び第1のnチャネルトランジス
タの制御端子に印加されるバイアス電圧を適宜設定する
ことによって、例えば、電源電圧の半分程度に設定する
ことによって、それぞれのトランジスタに印加される最
大電圧は、何れも電源電圧の半分程度ですみ、高耐圧構
造のトランジスタを用いることなくレベルシフト回路を
構成できる。
のpチャネルトランジスタと第2のnチャネルトランジ
スタがそれぞれ導通/非導通状態が異なるように制御さ
れるので、第2のnチャネルトランジスタが導通すると
き、第1のpチャネルトランジスタが非導通し、出力信
号基準電位に保持され、一方、第1のnチャネルトラン
ジスタが非導通のとき、第1のpチャネルトランジスタ
が導通し、出力信号が電源電圧のレベルに保持される。
即ち、本発明のレベルシフト回路によって、第1の振幅
のをもつ入力信号に応じて、ほぼ電源電圧レベルの振幅
をもつ出力信号を得ることができる。さらに、第2のp
チャネルトランジスタ及び第1のnチャネルトランジス
タの制御端子に印加されるバイアス電圧を適宜設定する
ことによって、例えば、電源電圧の半分程度に設定する
ことによって、それぞれのトランジスタに印加される最
大電圧は、何れも電源電圧の半分程度ですみ、高耐圧構
造のトランジスタを用いることなくレベルシフト回路を
構成できる。
【0017】また、本発明のレベルシフト回路を複数用
いて、信号線駆動回路、例えば、不揮発性メモリのワー
ド線駆動回路を構成することによって、各レベルシフト
回路において、ワード線を駆動するとき定常の電流を発
生せず、低消費電力化及び高速化を実現できる。
いて、信号線駆動回路、例えば、不揮発性メモリのワー
ド線駆動回路を構成することによって、各レベルシフト
回路において、ワード線を駆動するとき定常の電流を発
生せず、低消費電力化及び高速化を実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係るレベルシフト回路の第1の実施形態
を示す回路図である。図示のように、本実施形態のレベ
ルシフト回路は、電源電圧VPPと接地電位GNDとの間
に直列接続されているpMOSトランジスタP11,P
12及びnMOSトランジスタN12,N11によって
構成されている。pMOSトランジスタP12及びnM
OSトランジスタN12のゲートにそれぞれバイアス電
圧VMP及びVMNが印加され、pMOSトランジスタP1
1とnMOSトランジスタN11のゲートにそれぞれ入
力信号PINとNINが入力される。バイアス電圧VMP及び
VMNは、例えば、電源電圧VPPの半分程度の電圧であ
る。入力信号PINは、例えば、VPPまたはVMPの何れか
のレベルをとる駆動信号であり、入力信号NINは、接地
電位GND(0V)とVMNの何れかのレベルをとる論理
信号である。ここで、一例として、VPPは、例えば、1
2Vであり、バイアス電圧VMP及びVMNは、例えば、V
PP/2=6Vである。
を示す回路図である。図示のように、本実施形態のレベ
ルシフト回路は、電源電圧VPPと接地電位GNDとの間
に直列接続されているpMOSトランジスタP11,P
12及びnMOSトランジスタN12,N11によって
構成されている。pMOSトランジスタP12及びnM
OSトランジスタN12のゲートにそれぞれバイアス電
圧VMP及びVMNが印加され、pMOSトランジスタP1
1とnMOSトランジスタN11のゲートにそれぞれ入
力信号PINとNINが入力される。バイアス電圧VMP及び
VMNは、例えば、電源電圧VPPの半分程度の電圧であ
る。入力信号PINは、例えば、VPPまたはVMPの何れか
のレベルをとる駆動信号であり、入力信号NINは、接地
電位GND(0V)とVMNの何れかのレベルをとる論理
信号である。ここで、一例として、VPPは、例えば、1
2Vであり、バイアス電圧VMP及びVMNは、例えば、V
PP/2=6Vである。
【0019】図2は、入力信号PIN、NIN、トランジス
タP11とP12との接続点Aの電圧VA 、トランジス
タN11とN12との接続点Bの電圧VB 、及び出力端
子Tout からの出力信号Vout の波形を示している。以
下、図1及び図2を参照しつつ、本実施形態のレベルシ
フト回路の動作について説明する。
タP11とP12との接続点Aの電圧VA 、トランジス
タN11とN12との接続点Bの電圧VB 、及び出力端
子Tout からの出力信号Vout の波形を示している。以
下、図1及び図2を参照しつつ、本実施形態のレベルシ
フト回路の動作について説明する。
【0020】図示のように、時間T1において、入力信
号NINがローレベル、例えば、接地電位GNDに保持さ
れ、これに応じて、入力信号PINがVMPレベルに保持さ
れる。このため、トランジスタN11が非導通状態にあ
る。ここで、トランジスタP11,P12のしきい値電
圧をともにVTPとし、トランジスタN11とN12のし
きい値電圧をともにVTNとする。(VPP−VMP)がトラ
ンジスタP11のしきい値電圧より高い場合、即ち、
(VPP−VMP>|VTP|)のとき、トランジスタP11
が導通し、接続点AがほぼVPPにプルアップされる。こ
のため、トランジスタP12も導通し、出力端子Tout
からの出力電圧Vout がほぼVPPに保持される。トラン
ジスタN11とN12との接続点Bの電圧VB は、トラ
ンジスタN12によって(VMN−VTN)までプルアップ
され安定する。
号NINがローレベル、例えば、接地電位GNDに保持さ
れ、これに応じて、入力信号PINがVMPレベルに保持さ
れる。このため、トランジスタN11が非導通状態にあ
る。ここで、トランジスタP11,P12のしきい値電
圧をともにVTPとし、トランジスタN11とN12のし
きい値電圧をともにVTNとする。(VPP−VMP)がトラ
ンジスタP11のしきい値電圧より高い場合、即ち、
(VPP−VMP>|VTP|)のとき、トランジスタP11
が導通し、接続点AがほぼVPPにプルアップされる。こ
のため、トランジスタP12も導通し、出力端子Tout
からの出力電圧Vout がほぼVPPに保持される。トラン
ジスタN11とN12との接続点Bの電圧VB は、トラ
ンジスタN12によって(VMN−VTN)までプルアップ
され安定する。
【0021】次に、時間T2において、入力信号NINが
ハイレベル、例えば、VMNに保持され、これに応じて入
力信号PINがほぼVPPに保持される。このため、トラン
ジスタN11が導通し、接続点Bはほぼ接地電位GND
に保持され、さらに、トランジスタN12も導通し、出
力端子Tout もほぼ接地電位GNDに保持される。トラ
ンジスタP11のゲート−ソース間電圧差がほぼ0Vで
あるので、トランジスタP11が非導通状態に保持さ
れ、接続点Aは、トランジスタP12によって、ほぼ
(VMP+|VTP|)レベルに保持される。
ハイレベル、例えば、VMNに保持され、これに応じて入
力信号PINがほぼVPPに保持される。このため、トラン
ジスタN11が導通し、接続点Bはほぼ接地電位GND
に保持され、さらに、トランジスタN12も導通し、出
力端子Tout もほぼ接地電位GNDに保持される。トラ
ンジスタP11のゲート−ソース間電圧差がほぼ0Vで
あるので、トランジスタP11が非導通状態に保持さ
れ、接続点Aは、トランジスタP12によって、ほぼ
(VMP+|VTP|)レベルに保持される。
【0022】上述したように、本実施形態のレベルシフ
ト回路によって、小振幅、例えば、VMNの振幅を持つ入
力信号NINに応じて、大振幅VPPの論理反転信号を得る
ことができる。さらに、nMOSトランジスタN11及
びN12が導通するとき、pMOSトランジスタP11
とP12が非導通状態に保持され、逆に、pMOSトラ
ンジスタP11とP12が導通するとき、nMOSトラ
ンジスタN11とN12が非導通状態に保持されるの
で、レベルシフト回路に定常電流を流れることなく、消
費電力の低減を実現でき、かつ高速化を実現できる。
ト回路によって、小振幅、例えば、VMNの振幅を持つ入
力信号NINに応じて、大振幅VPPの論理反転信号を得る
ことができる。さらに、nMOSトランジスタN11及
びN12が導通するとき、pMOSトランジスタP11
とP12が非導通状態に保持され、逆に、pMOSトラ
ンジスタP11とP12が導通するとき、nMOSトラ
ンジスタN11とN12が非導通状態に保持されるの
で、レベルシフト回路に定常電流を流れることなく、消
費電力の低減を実現でき、かつ高速化を実現できる。
【0023】図1に示すレベルシフト回路において、p
MOSトランジスタP11のドレイン−ソース間に最大
で(VPP−VMP−|VTP|)の電圧が印加され、pMO
SトランジスタP12のドレイン−ソース間に最大で
(VMP+|VTP|)の電圧が印加され、また、nMOS
トランジスタN12のドレイン−ソース間に最大で(V
PP−VMN+VTN)の電圧が印加され、nMOSトランジ
スタN11のドレイン−ソース間には、最大で(VMN−
VTN)の電圧が印加される。ここで、トランジスタP1
1とP12のしきい値電圧|VTP|=1.0V、トラン
ジスタN11とN12のしきい値電圧VTN=1.0V、
さらに、バイアス電圧VMP=VMN=VPP/2=6Vに設
定することによって、トランジスタP11,P12,N
11及びN12のソース−ドレイン間の最大電圧は、約
7Vである。即ち、トランジスタP11,P12,N1
1及びN12の耐圧を7V以上であれば、トランジスタ
が高電圧による損傷を受けることなく、レベルシフト回
路が正常に動作可能である。
MOSトランジスタP11のドレイン−ソース間に最大
で(VPP−VMP−|VTP|)の電圧が印加され、pMO
SトランジスタP12のドレイン−ソース間に最大で
(VMP+|VTP|)の電圧が印加され、また、nMOS
トランジスタN12のドレイン−ソース間に最大で(V
PP−VMN+VTN)の電圧が印加され、nMOSトランジ
スタN11のドレイン−ソース間には、最大で(VMN−
VTN)の電圧が印加される。ここで、トランジスタP1
1とP12のしきい値電圧|VTP|=1.0V、トラン
ジスタN11とN12のしきい値電圧VTN=1.0V、
さらに、バイアス電圧VMP=VMN=VPP/2=6Vに設
定することによって、トランジスタP11,P12,N
11及びN12のソース−ドレイン間の最大電圧は、約
7Vである。即ち、トランジスタP11,P12,N1
1及びN12の耐圧を7V以上であれば、トランジスタ
が高電圧による損傷を受けることなく、レベルシフト回
路が正常に動作可能である。
【0024】なお、図2に示す波形例では、入力信号N
INは、振幅VMNを有し、PINは、振幅(VPP−VMP)を
有するが、これらの入力信号がさらに小振幅を有する論
理信号でもよい。例えば、入力信号NINが電源電圧VCC
が3Vの論理回路の論理出力信号としてレベルシフト回
路に供給することができる。この場合、入力信号NINに
応じて、駆動信号PINを発生する回路が必要である。図
3は、駆動信号PINを発生する駆動信号生成回路を示し
ている。
INは、振幅VMNを有し、PINは、振幅(VPP−VMP)を
有するが、これらの入力信号がさらに小振幅を有する論
理信号でもよい。例えば、入力信号NINが電源電圧VCC
が3Vの論理回路の論理出力信号としてレベルシフト回
路に供給することができる。この場合、入力信号NINに
応じて、駆動信号PINを発生する回路が必要である。図
3は、駆動信号PINを発生する駆動信号生成回路を示し
ている。
【0025】図3に示すように、駆動信号生成回路は、
電源電圧VPPと接地電位GNDとの間に直列接続されて
いる抵抗素子R1,R2及びnMOSトランジスタN2
1,N22によって構成されている。トランジスタN2
1のゲートにバイアス電圧VMNが印加され、トランジス
タN22のゲートに制御信号SC が印加されている。抵
抗素子R1とR2の接続点Tp から信号PINが出力され
る。なお、バイアス電圧VMNは、例えば、電源電圧VPP
の半分程度の電圧である。制御信号SC が、例えば、図
2に示す入力信号NINの論理反転信号である。即ち、入
力信号NINがハイレベルのとき、制御信号SC がローレ
ベル、例えば、0Vに保持され、入力信号NINがローレ
ベルのとき、制御信号SC がハイレベル、例えば、トラ
ンジスタN22のしきい値電圧より高いレベルの電圧に
保持される。
電源電圧VPPと接地電位GNDとの間に直列接続されて
いる抵抗素子R1,R2及びnMOSトランジスタN2
1,N22によって構成されている。トランジスタN2
1のゲートにバイアス電圧VMNが印加され、トランジス
タN22のゲートに制御信号SC が印加されている。抵
抗素子R1とR2の接続点Tp から信号PINが出力され
る。なお、バイアス電圧VMNは、例えば、電源電圧VPP
の半分程度の電圧である。制御信号SC が、例えば、図
2に示す入力信号NINの論理反転信号である。即ち、入
力信号NINがハイレベルのとき、制御信号SC がローレ
ベル、例えば、0Vに保持され、入力信号NINがローレ
ベルのとき、制御信号SC がハイレベル、例えば、トラ
ンジスタN22のしきい値電圧より高いレベルの電圧に
保持される。
【0026】図4は、図3に示す駆動信号生成回路の動
作を示す波形図である。以下、図4を参照しつつ、駆動
信号生成回路の動作を説明する。入力信号NINがローレ
ベルのとき、制御信号C がハイレベルにあり、トランジ
スタN22が導通し、トランジスタN21とN22との
接続点B2がほぼ接地電位GNDに保持されるので、ト
ランジスタN21も導通する。このため、抵抗素子R2
とトランジスタN21との接続点B1もほぼ接地電位G
NDに保持される。このとき、端子Tp の出力信号PIN
は、抵抗素子R1とR2の抵抗比によって決定される。
即ち、図3に示す駆動信号生成回路は、レシオ回路であ
る。一方、入力信号NINがハイレベルのとき、制御信号
SC がローレベルに保持され、トランジスタN22が非
導通状態に保持される。このとき、抵抗素子R1とR2
に電流が流れない。端子Tp からほぼVPPレベルの信号
PINが出力される。
作を示す波形図である。以下、図4を参照しつつ、駆動
信号生成回路の動作を説明する。入力信号NINがローレ
ベルのとき、制御信号C がハイレベルにあり、トランジ
スタN22が導通し、トランジスタN21とN22との
接続点B2がほぼ接地電位GNDに保持されるので、ト
ランジスタN21も導通する。このため、抵抗素子R2
とトランジスタN21との接続点B1もほぼ接地電位G
NDに保持される。このとき、端子Tp の出力信号PIN
は、抵抗素子R1とR2の抵抗比によって決定される。
即ち、図3に示す駆動信号生成回路は、レシオ回路であ
る。一方、入力信号NINがハイレベルのとき、制御信号
SC がローレベルに保持され、トランジスタN22が非
導通状態に保持される。このとき、抵抗素子R1とR2
に電流が流れない。端子Tp からほぼVPPレベルの信号
PINが出力される。
【0027】抵抗素子R1とR2の抵抗値を適宜設定す
ることによって、トランジスタN21とN22が導通す
るときの端子Tp の出力信号PINの電圧レベルを設定で
きる。例えば、信号PINのレベルが、(VPP−|V
TP|)より低いレベルVp に設定することができる。な
お、ここで、VTPは、図1に示すpMOSトランジスタ
P11のしきい値電圧である。制御信号SC がハイレベ
ルのとき、出力端子Tp からVp レベルを有する信号P
INが出力される。これに応じて、図1に示すレベルシフ
ト回路において、トランジスタP11が導通し、さらに
トランジスタP12も導通するので、レベルシフト回路
からほぼVPPレベルの信号Vout が出力される。
ることによって、トランジスタN21とN22が導通す
るときの端子Tp の出力信号PINの電圧レベルを設定で
きる。例えば、信号PINのレベルが、(VPP−|V
TP|)より低いレベルVp に設定することができる。な
お、ここで、VTPは、図1に示すpMOSトランジスタ
P11のしきい値電圧である。制御信号SC がハイレベ
ルのとき、出力端子Tp からVp レベルを有する信号P
INが出力される。これに応じて、図1に示すレベルシフ
ト回路において、トランジスタP11が導通し、さらに
トランジスタP12も導通するので、レベルシフト回路
からほぼVPPレベルの信号Vout が出力される。
【0028】以上説明したように、本実施形態のレベル
シフト回路によれば、小振幅の入力信号NIN及び駆動信
号生成回路によって生成した信号PINに応じて、大振幅
の論理反転信号Vout を出力することができる。レベル
シフト回路を構成する各トランジスタに印加される最大
の電圧は、ほぼ電源電圧VPPの半分程度であるので、高
耐圧構造を有するトランジスタを使用する必要がなく、
製造工程の増加によるコストアップを防止できる。さら
に、レベルシフト回路動作時に定常電流の発生を防止で
き、低消費電力化及び動作の高速化を容易に実現でき
る。
シフト回路によれば、小振幅の入力信号NIN及び駆動信
号生成回路によって生成した信号PINに応じて、大振幅
の論理反転信号Vout を出力することができる。レベル
シフト回路を構成する各トランジスタに印加される最大
の電圧は、ほぼ電源電圧VPPの半分程度であるので、高
耐圧構造を有するトランジスタを使用する必要がなく、
製造工程の増加によるコストアップを防止できる。さら
に、レベルシフト回路動作時に定常電流の発生を防止で
き、低消費電力化及び動作の高速化を容易に実現でき
る。
【0029】なお、本実施形態の駆動信号生成回路で
は、トランジスタN21とN22がともに導通すると
き、抵抗素子R1,R2に定常電流が流れ、消費電流が
増加するが、以下の実施形態に示すように、レベルシフ
ト回路及び駆動信号生成回路によって、信号線駆動回路
を構成する場合には、多数のレベルシフト回路に対し
て、駆動信号生成回路を一つ配置すればよく、駆動信号
生成回路による消費電流の増加分は、信号線駆動回路全
体の消費電流に占める割合がわずかであり、本実施形態
のレベルシフト回路を採用することによって、信号線駆
動回路全体の消費電力の低減には有効である。
は、トランジスタN21とN22がともに導通すると
き、抵抗素子R1,R2に定常電流が流れ、消費電流が
増加するが、以下の実施形態に示すように、レベルシフ
ト回路及び駆動信号生成回路によって、信号線駆動回路
を構成する場合には、多数のレベルシフト回路に対し
て、駆動信号生成回路を一つ配置すればよく、駆動信号
生成回路による消費電流の増加分は、信号線駆動回路全
体の消費電流に占める割合がわずかであり、本実施形態
のレベルシフト回路を採用することによって、信号線駆
動回路全体の消費電力の低減には有効である。
【0030】第2実施形態 図5は本発明の第2の実施形態を示す回路図であり、本
発明に係る信号線駆動回路の構成を示す回路図である。
図示のように、本実施形態の信号線駆動回路は、複数の
レベルシフト回路10−1,10−2,…,10−n
(nは自然数)と駆動信号生成回路20によって構成さ
れている。レベルシフト回路10−1,10−2,…,
10−nは、図1に示すレベルシフト回路によって構成
され、駆動信号生成回路20は、図3に示す駆動信号生
成回路によって構成されている。
発明に係る信号線駆動回路の構成を示す回路図である。
図示のように、本実施形態の信号線駆動回路は、複数の
レベルシフト回路10−1,10−2,…,10−n
(nは自然数)と駆動信号生成回路20によって構成さ
れている。レベルシフト回路10−1,10−2,…,
10−nは、図1に示すレベルシフト回路によって構成
され、駆動信号生成回路20は、図3に示す駆動信号生
成回路によって構成されている。
【0031】本実施形態の信号線駆動回路は、例えば、
不揮発性メモリのワード線駆動回路のように、デコーダ
からの小振幅のデコード信号に応じて、ワード線を大振
幅で駆動する。図5に示すように、レベルシフト回路1
0−1,10−2,…,10−nは、それぞれ駆動信号
生成回路20によって生成した駆動信号PIN及びデコー
ダ30から出力された信号NIN1 ,NIN2 ,…,NINm
に応じて、複数のワード線WL1,WL2,…,WLm
(mは自然数)のうち、選択されたワード線を大振幅で
駆動する。ここで、例えば、図示のように、デコーダ3
0は電源電圧VCCで動作し、出力されるデコード信号N
IN1 ,NIN2 ,…,NINm の振幅は、VCCである。一
方、レベルシフト回路10−1,10−2,…,10−
nは、電源電圧VPPで動作し、デコード信号NIN1 ,N
IN2 ,…,NINm に応じて、選択ワード線を振幅VPPで
駆動する。電源電圧VCCは、例えば、3Vであり、電源
電圧VPPは、例えば、12Vである。
不揮発性メモリのワード線駆動回路のように、デコーダ
からの小振幅のデコード信号に応じて、ワード線を大振
幅で駆動する。図5に示すように、レベルシフト回路1
0−1,10−2,…,10−nは、それぞれ駆動信号
生成回路20によって生成した駆動信号PIN及びデコー
ダ30から出力された信号NIN1 ,NIN2 ,…,NINm
に応じて、複数のワード線WL1,WL2,…,WLm
(mは自然数)のうち、選択されたワード線を大振幅で
駆動する。ここで、例えば、図示のように、デコーダ3
0は電源電圧VCCで動作し、出力されるデコード信号N
IN1 ,NIN2 ,…,NINm の振幅は、VCCである。一
方、レベルシフト回路10−1,10−2,…,10−
nは、電源電圧VPPで動作し、デコード信号NIN1 ,N
IN2 ,…,NINm に応じて、選択ワード線を振幅VPPで
駆動する。電源電圧VCCは、例えば、3Vであり、電源
電圧VPPは、例えば、12Vである。
【0032】駆動信号生成回路20は、例えば、図3に
示す構成を有し、駆動制御信号SPに応じて、駆動信号
PINを生成し、レベルシフト回路10−1,10−2,
…,10−nに供給する。デコーダ30によって選択さ
れたワード線デコーダ30は、入力されたアドレス信号
ADRに応じて、ワード線WL1,WL2,…,WLm
を駆動するためのデコード信号NIN1 ,NIN2 ,…,N
INm を出力する。
示す構成を有し、駆動制御信号SPに応じて、駆動信号
PINを生成し、レベルシフト回路10−1,10−2,
…,10−nに供給する。デコーダ30によって選択さ
れたワード線デコーダ30は、入力されたアドレス信号
ADRに応じて、ワード線WL1,WL2,…,WLm
を駆動するためのデコード信号NIN1 ,NIN2 ,…,N
INm を出力する。
【0033】デコード信号NIN1 ,NIN2 ,…,NINm
は通常、ハイレベル、例えば、VCCに保持され、アドレ
ス信号ADRに応じて選択されたデコード信号が活性化
され、ローレベル、例えば、0Vに設定される。駆動信
号生成回路20に入力される駆動制御信号Sp は、例え
ば、プリチャージ信号のタイミングに応じて生成された
制御信号である。駆動制御信号Sp は、デコード信号N
IN1 ,NIN2 ,…,NINm とほぼ同じタイミングで活性
化される。通常、駆動制御信号Sp はハイレベル、例え
ば、VCCに保持され、何れかのデコード信号が活性化さ
れたとき、駆動制御信号Sp がローレベル、例えば、0
Vに保持される。
は通常、ハイレベル、例えば、VCCに保持され、アドレ
ス信号ADRに応じて選択されたデコード信号が活性化
され、ローレベル、例えば、0Vに設定される。駆動信
号生成回路20に入力される駆動制御信号Sp は、例え
ば、プリチャージ信号のタイミングに応じて生成された
制御信号である。駆動制御信号Sp は、デコード信号N
IN1 ,NIN2 ,…,NINm とほぼ同じタイミングで活性
化される。通常、駆動制御信号Sp はハイレベル、例え
ば、VCCに保持され、何れかのデコード信号が活性化さ
れたとき、駆動制御信号Sp がローレベル、例えば、0
Vに保持される。
【0034】駆動信号生成回路20は、入力される駆動
制御信号Sp に応じて、駆動信号PINを生成する。駆動
制御信号Sp がハイレベルのとき、駆動信号PINがハイ
レベル、例えば、電源電圧VPPに保持され、駆動制御信
号Sp がローレベルのとき、駆動信号PINが(VPP−|
VTP|)より低いレベルVp に保持される。なお、ここ
で、VTPは例えば、レベルシフト回路10−1,10−
2,…,10−nを構成するpMOSトランジスタのし
きい値電圧である。
制御信号Sp に応じて、駆動信号PINを生成する。駆動
制御信号Sp がハイレベルのとき、駆動信号PINがハイ
レベル、例えば、電源電圧VPPに保持され、駆動制御信
号Sp がローレベルのとき、駆動信号PINが(VPP−|
VTP|)より低いレベルVp に保持される。なお、ここ
で、VTPは例えば、レベルシフト回路10−1,10−
2,…,10−nを構成するpMOSトランジスタのし
きい値電圧である。
【0035】図6は、本実施形態の信号線駆動回路の動
作時の波形を示す波形図である。以下、図6を参照しつ
つ、本実施形態の信号線駆動回路の動作について説明す
る。まず、時間T1において、アドレス信号ADRの各
ビットが確定する。これとほぼ同時に、駆動制御信号S
p が電源電圧VCCレベルから0Vに切り換えられる。そ
れに従って、駆動信号生成回路20の出力信号PINは、
電源電圧VPPから、それより低いレベルVp に切り換え
られる。
作時の波形を示す波形図である。以下、図6を参照しつ
つ、本実施形態の信号線駆動回路の動作について説明す
る。まず、時間T1において、アドレス信号ADRの各
ビットが確定する。これとほぼ同時に、駆動制御信号S
p が電源電圧VCCレベルから0Vに切り換えられる。そ
れに従って、駆動信号生成回路20の出力信号PINは、
電源電圧VPPから、それより低いレベルVp に切り換え
られる。
【0036】デコーダ30において、確定したアドレス
信号ADRの各ビットに応じて、デコード信号が活性化
される。ここで、例えば、アドレス信号ADRに応じ
て、デコード信号NIN2 が選択される。図6に示すよう
に、アドレス信号ADRが確定した後、デコード信号N
IN2 がVCCレベルから0Vに設定される。デコード信号
NIN2 以外のデコード信号がすべてハイレベル、例え
ば、VCCに保持される。
信号ADRの各ビットに応じて、デコード信号が活性化
される。ここで、例えば、アドレス信号ADRに応じ
て、デコード信号NIN2 が選択される。図6に示すよう
に、アドレス信号ADRが確定した後、デコード信号N
IN2 がVCCレベルから0Vに設定される。デコード信号
NIN2 以外のデコード信号がすべてハイレベル、例え
ば、VCCに保持される。
【0037】デコード信号NIN1 ,NIN2 ,…,NINm
に応じて、ワード線WL1,WL2,…,WLmのう
ち、ワード線WL2が活性化され、電源電圧VPPに駆動
される。それ以外の非選択ワード線はすべてローレベ
ル、例えば、0Vに保持される。
に応じて、ワード線WL1,WL2,…,WLmのう
ち、ワード線WL2が活性化され、電源電圧VPPに駆動
される。それ以外の非選択ワード線はすべてローレベ
ル、例えば、0Vに保持される。
【0038】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、複数のレベルシフト回路によって構成された信号線
駆動回路、例えば、ワード線駆動回路において、デコー
ダ30からのデコード信号NIN1 ,NIN2 ,…,NINm
に応じて、ワード線WL1,WL2,…,WLmのう
ち、所定のワード線が選択され、それに対応するレベル
シフト回路によって電源電圧VPPに駆動される。即ち、
小振幅のデコード信号により、ワード線を大振幅に駆動
することができる。また、それぞれのレベルシフト回路
10−1,10−2,…,10−nに駆動信号生成回路
20によって生成された駆動信号PINが供給され、選択
されたデコード信号の活性化とほぼ同じタイミングで駆
動信号PINが活性化される。それぞれのレベルシフト回
路においては、ワード線を駆動するとき定常電流を流れ
ることなく、低消費電力を実現でき、さらに、レベルシ
フト回路を構成するトランジスタに印加される最大電圧
は、バイアス電圧を適宜設定することによって、電源電
圧VPPのほぼ半分程度に制限でき、高耐圧トランジスタ
を用いることなく、回路を構成できるので、製造コスト
の低減を実現できる。
ば、複数のレベルシフト回路によって構成された信号線
駆動回路、例えば、ワード線駆動回路において、デコー
ダ30からのデコード信号NIN1 ,NIN2 ,…,NINm
に応じて、ワード線WL1,WL2,…,WLmのう
ち、所定のワード線が選択され、それに対応するレベル
シフト回路によって電源電圧VPPに駆動される。即ち、
小振幅のデコード信号により、ワード線を大振幅に駆動
することができる。また、それぞれのレベルシフト回路
10−1,10−2,…,10−nに駆動信号生成回路
20によって生成された駆動信号PINが供給され、選択
されたデコード信号の活性化とほぼ同じタイミングで駆
動信号PINが活性化される。それぞれのレベルシフト回
路においては、ワード線を駆動するとき定常電流を流れ
ることなく、低消費電力を実現でき、さらに、レベルシ
フト回路を構成するトランジスタに印加される最大電圧
は、バイアス電圧を適宜設定することによって、電源電
圧VPPのほぼ半分程度に制限でき、高耐圧トランジスタ
を用いることなく、回路を構成できるので、製造コスト
の低減を実現できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレベルシ
フト回路及びそれを用いた信号線駆動回路によれば、高
耐圧構造のトランジスタを使用することなく回路を構成
できるので、製造工程の増加によるコストアップを防止
できる。さらに、本発明のレベルシフト回路によれば、
動作時に定常電流を発生しないので、低消費電力化が図
れ、高速化を実現できる利点がある。
フト回路及びそれを用いた信号線駆動回路によれば、高
耐圧構造のトランジスタを使用することなく回路を構成
できるので、製造工程の増加によるコストアップを防止
できる。さらに、本発明のレベルシフト回路によれば、
動作時に定常電流を発生しないので、低消費電力化が図
れ、高速化を実現できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレベルシフト回路の一実施形態を
示す回路図である。
示す回路図である。
【図2】図1に示すレベルシフト回路の動作を示す波形
図である。
図である。
【図3】レベルシフト回路に駆動信号を供給する駆動信
号生成回路の波形図である。
号生成回路の波形図である。
【図4】図3に示す駆動信号生成回路の動作を示す波形
図である。
図である。
【図5】本発明のレベルシフト回路を用いた信号線駆動
回路を示す回路図である。
回路を示す回路図である。
【図6】信号線駆動回路の動作を示す波形図である。
【図7】従来のレベルシフト回路の一例を示す回路図で
ある。
ある。
【図8】従来のレベルシフト回路の動作を示す波形図で
ある。
ある。
10−1,10−2,…,10−n…レベルシフト回
路、20…駆動信号生成回路、30…デコーダ、P1
1,P12…pMOSトランジスタ、N11,N11
2,N21,N22…nMOSトランジスタ、R1,R
2,R11…抵抗素子、VCC…低電源電圧、VPP…高電
源電圧、GND…接地電位。
路、20…駆動信号生成回路、30…デコーダ、P1
1,P12…pMOSトランジスタ、N11,N11
2,N21,N22…nMOSトランジスタ、R1,R
2,R11…抵抗素子、VCC…低電源電圧、VPP…高電
源電圧、GND…接地電位。
Claims (7)
- 【請求項1】第1の振幅をもつ入力信号に応じて、上記
第1の振幅より大きい第2の振幅をもつ信号を出力する
レベルシフト回路であって、 電源電圧の供給線と出力端子との間に直列接続され、制
御端子にそれぞれ駆動信号と第1のバイアス電圧が印加
される第1と第2の第1導電型絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタと、 上記出力端子と基準電位との間に直列接続され、制御端
子にそれぞれ第2のバイアス電圧と上記入力信号が印加
される第1と第2の第2導電型絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタと、 上記入力信号に応じて、上記第2の第2導電型絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタが導通するとき、上記第1の
第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタが非導通
し、上記第2の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタが非導通のとき、上記第1の第1導電型絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタが導通するように上記駆動信
号を生成する駆動信号生成回路とを有するレベルシフト
回路。 - 【請求項2】上記駆動信号生成回路は、上記電源電圧の
供給線と上記基準電位との間に直列接続されている第1
と第2抵抗素子、及び第3と第4の第2導電型絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタを有し、 上記第3の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジス
タの制御端子に上記第2のバイアス電圧が印加され、 上記第4の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジス
タの制御端子に上記入力信号の論理反転信号が印加さ
れ、 上記第1と第2の抵抗素子の接続中点から、上記駆動信
号が出力される請求項1記載のレベルシフト回路。 - 【請求項3】上記第1のバイアス電圧は、上記電源電圧
のほぼ半分の電圧に設定されている請求項1記載のレベ
ルシフト回路。 - 【請求項4】上記第2のバイアス電圧は、上記電源電圧
のほぼ半分の電圧に設定されている請求項1記載のレベ
ルシフト回路。 - 【請求項5】第1の振幅をもつm個の入力信号に応じ
て、上記第1の振幅より大きい第2の振幅でm本の信号
線を駆動する信号線駆動回路であって、 上記mの入力信号のうち一の入力信号に応じて、上記m
本の信号線のうち一の信号線を上記第2の振幅で駆動す
るm個のレベルシフト回路と、 上記m個のレベルシフト回路に駆動信号を供給する駆動
信号生成回路とを有し、 上記レベルシフト回路は、電源電圧の供給線と出力端子
との間に直列接続され、制御端子にそれぞれ上記駆動信
号と第1のバイアス電圧が印加される第1と第2の第1
導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、 上記出力端子と基準電位との間に直列接続され、制御端
子にそれぞれ第2のバイアス電圧と上記入力信号が印加
される第1と第2の第2導電型絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタとを有し、 上記駆動信号生成回路は、上記入力信号に応じて、上記
第2の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタが
導通するとき、上記第1の第1導電型絶縁ゲート型電界
効果トランジスタが非導通し、上記第2の第2導電型絶
縁ゲート型電界効果トランジスタが非導通のとき、上記
第1の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタが
導通するように上記駆動信号を生成する信号線駆動回
路。 - 【請求項6】上記第1のバイアス電圧は、上記電源電圧
のほぼ半分の電圧に設定されている請求項5記載の信号
線駆動回路。 - 【請求項7】上記第2のバイアス電圧は、上記電源電圧
のほぼ半分の電圧に設定されている請求項5記載の信号
線駆動回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27764499A JP2001102915A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | レベルシフト回路及びそれを用いた信号線駆動回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27764499A JP2001102915A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | レベルシフト回路及びそれを用いた信号線駆動回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001102915A true JP2001102915A (ja) | 2001-04-13 |
Family
ID=17586310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27764499A Pending JP2001102915A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | レベルシフト回路及びそれを用いた信号線駆動回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001102915A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009230805A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Renesas Technology Corp | デコーダ回路 |
JP2010515200A (ja) * | 2006-12-31 | 2010-05-06 | サンディスク・スリー・ディ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニー | 可逆極性デコーダ回路および関連する方法 |
JP2010232789A (ja) * | 2009-03-26 | 2010-10-14 | Seiko Epson Corp | 半導体集積回路、半導体集積回路の駆動方法、表示装置および電子機器 |
JP2010286711A (ja) * | 2009-06-12 | 2010-12-24 | Seiko Epson Corp | 画素回路、及び電子機器 |
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US8610470B2 (en) | 2008-12-10 | 2013-12-17 | Seiko Epson Corporation | Inverter circuit |
CN110580930A (zh) * | 2018-06-11 | 2019-12-17 | 立锜科技股份有限公司 | 具有拟接地电位的内存电路 |
CN113395063A (zh) * | 2020-03-13 | 2021-09-14 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 电平移位电路 |
-
1999
- 1999-09-29 JP JP27764499A patent/JP2001102915A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113395063B (zh) * | 2020-03-13 | 2023-12-12 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 电平移位电路 |
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