JP2001102916A - レベルシフト回路 - Google Patents

レベルシフト回路

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JP2001102916A
JP2001102916A JP27804399A JP27804399A JP2001102916A JP 2001102916 A JP2001102916 A JP 2001102916A JP 27804399 A JP27804399 A JP 27804399A JP 27804399 A JP27804399 A JP 27804399A JP 2001102916 A JP2001102916 A JP 2001102916A
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voltage
level shift
shift circuit
gate field
transistor
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Mitsuo Soneda
光生 曽根田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貫通電流を抑制でき、高耐圧トランジスタを使
用せずに回路を構成でき、チップ面積の増加を防止で
き、低消費電力化及び高速化を実現できるレベルシフト
回路を提供する。 【解決手段】電源電圧VPPと接地電位との間に直列接続
のpMOSトランジスタP1,P3、nMOSトランジ
スタN3,N1及び直列接続のpMOSトランジスタP
2,P4、nMOSトランジスタN4,N2を設け、ト
ランジスタP1とP2によってラッチ回路を構成し、ト
ランジスタN1とN2のゲートに小振幅の入力信号IN
1とIN2をそれぞれ印加し、トランジスタP3,P4
及びN3,N4のゲートにバイアス電圧VPP/2を印加
し、入力信号IN1とIN2に応じて、出力端子Tout
からVPPレベルの振幅を有する大振幅信号を出力するの
で、高耐圧トランジスタを使用せずにレベルシフト回路
を構成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低振幅の入力信号
に応じて高振幅の信号を出力するレベルシフト回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】フラッシュメモリ、MONOS型または
MNOS型メモリセルによって構成されている不揮発性
メモリのワード線駆動回路においては、例えば、行デコ
ーダから出力される低振幅のデコード信号に応じて、選
択ワード線を大振幅に駆動する必要がある。即ち、小振
幅の信号から大振幅の信号を発生するレベルシフト回路
が必要である。一般的に、不揮発性メモリのワード線駆
動回路として、図9に示すレベルシフト回路が用いられ
ている。
【0003】図9に示すように、このレベルシフト回路
は、電源電圧VCCで動作するVCC系回路の出力信号に応
じて、電源電圧VPPレベルの振幅をもつ出力信号を出力
端子Tout に供給する。図9において、VCC系回路は、
例えば、不揮発性メモリの行デコーダである。また、レ
ベルシフト回路は電源電圧VPPで動作する。レベルシフ
ト回路の出力端子Tout には、ワード線が接続されてい
る。レベルシフト回路によって、VCCレベルの振幅をも
つデコード信号に応じて、ワード線をVPPレベルの大振
幅に駆動する。
【0004】図示のように、このレベルシフト回路にお
いて、pチャネルMOSトランジスタ(以下、pMOS
トランジスタという)P10,P11とnチャネルMO
Sトランジスタ(以下、nMOSトランジスタという)
N10,N11Nによって二つのCMOSインバータが
構成されている。これらのインバータの入力端子と出力
端子が互いに接続され、ラッチ回路が構成されている。
nMOSトランジスタN12がラッチ回路の一方の出力
端子と接地電位GNDとの間に接続され、ゲートにイン
バータINV1の出力信号が印加され、nMOSトラン
ジスタN13がラッチ回路の他方の出力端子と接地電位
GNDとの間に接続され、ゲートにインバータINV1
の入力信号が印加される。また、ラッチ回路の何れかの
出力端子、例えば、nMOSトランジスタN12が接続
されている一方の出力端子Toutからワード線駆動信号
WLが出力される。
【0005】即ち、トランジスタN12とN13のゲー
トに、互いに論理反転するデコード信号が入力される。
これに応じてラッチ回路の状態が決まる。例えば、イン
バータINV1の出力信号がハイレベルのとき、トラン
ジスタN12が導通し、ラッチ回路において、トランジ
スタP10が導通し、トランジスタN10が非導通し、
一方、トランジスタP11が非導通し、トランジスタN
11が導通するので、出力端子Tout がローレベル、例
えば、接地電位GNDに保持される。インバータINV
1の出力信号がローレベルに変わったとき、トランジス
タN12が非導通状態に変わり、トランジスタN13が
導通状態に変わる。これに応じて、ラッチ回路の状態が
反転し、出力端子Tout がハイレベル、例えば、電源電
圧VPPレベルに保持される。
【0006】図10は図9に示すレベルシフト回路の動
作時の波形図である。図9(a)はインバータINV1
の入力信号IN1、図9(b)はインバータINV1の
出力信号IN2、図9(c)はトランジスタP10とN
10の接続中点の電圧/VWL、図9(d)は、トランジ
スタP11とN11の接続中点、即ち、出力端子Tout
の電圧VWLをそれぞれ示している。
【0007】図9に示すように、レベルシフト回路によ
って、VCCレベルの振幅をもつデコード信号IN1及び
IN2に応じて、ワード線をVPPレベルに駆動すること
ができる。ここで、電源電圧VCCを、例えば、3Vと
し、電源電圧VPPを、例えば、12Vとすると、3Vの
振幅をもつデコード信号によって、ワード線を12Vの
大振幅で駆動することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のレベルシフト回路では、ラッチ回路の状態が変化す
る過渡状態において、ラッチ回路を構成するトランジス
タ及びトランジスタN12とN13に貫通電流が流れ
る。例えば、図9に示す時間T1 において、トランジス
タN13が導通し、トランジスタP10が導通状態から
非導通状態に変化するが、P10が完全に非導通状態に
なるまでに、トランジスタP10とN13を介して貫通
電流が流れる。時間T2 において、トランジスタN12
が導通し、トランジスタP11が導通状態から非導通状
態に変化するが、P11が完全に非導通状態になるまで
に、トランジスタP11とN12を介して貫通電流が流
れる。ワード線を高速に駆動するために、レベルシフト
回路を構成するトランジスタの電流駆動能力を大きく設
定することができる。このため、ラッチ回路の状態変化
に伴う貫通電流が大きい。即ち、図9に示す従来のレベ
ルシフト回路には消費電力が大きいという不利益があっ
た。
【0009】また、レベルシフト回路を構成するpMO
SトランジスタP10,P11及びnMOSトランジス
タN10,N11,N12,N13のゲート−ソース
間、ゲート−ドレインまたはドレイン−ソース間に、最
大でVPPの電圧差が発生するので、これらのトランジス
タを高耐圧構造にする必要があり、トランジスタサイズ
が大きくなり、ゲート絶縁膜の膜厚が厚くなる。この結
果、チップサイズが増加し、動作速度が低下するなどの
不利益が生ずる。
【0010】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、貫通電流を抑制でき、かつトラ
ンジスタに印加される電圧を低減することによって、高
耐圧トランジスタを使用せずに回路を構成でき、回路面
積の低減と、低電力化、高速化を実現可能なレベルシフ
ト回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のレベルシフト回路は、第1の振幅をもつ入
力信号に応じて、上記第1の振幅より大きい第2の振幅
をもつ信号を出力するレベルシフト回路であって、電源
電圧の供給線と出力端子との間に直列接続されている第
1と第2の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジス
タと、上記出力端子と基準電位との間に接続され、制御
端子に上記入力信号が印加される第1の第2導電型絶縁
ゲート型電界効果トランジスタと、上記電源電圧の供給
線と上記基準電位との間に直列接続されている第3と第
4の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタ、及
び制御端子に上記入力信号の論理反転信号が印加される
第2の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタと
を有し、上記第1の第1導電型絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタの制御端子が上記第3と第4の第1導電型絶
縁ゲート型電界効果トランジスタの接続中点に接続さ
れ、上記第3の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタの制御端子が上記第1と第2の第1導電型絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタの接続中点に接続され、上
記第2と第4の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタの制御端子にバイアス電圧が印加される。
【0012】また、本発明のレベルシフト回路は、第1
の振幅をもつ入力信号に応じて、上記第1の振幅より大
きい第2の振幅をもつ信号を出力するレベルシフト回路
であって、電源電圧の供給線と出力端子との間に直列接
続されている第1と第2の第1導電型絶縁ゲート型電界
効果トランジスタと、上記出力端子と上記基準電位との
間に直列接続されている第1と第2の第2導電型絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタと、上記電源電圧の供給線
と上記基準電位との間に直列接続されている第3と第4
の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタ、及び
第3と第4の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタとを有し、上記第1の第1導電型絶縁ゲート型電界
効果トランジスタの制御端子が上記第3と第4の第1導
電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタの接続中点に接
続され、上記第3の第1導電型絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタの制御端子が上記第1と第2の第1導電型絶
縁ゲート型電界効果トランジスタの接続中点に接続さ
れ、上記第2と第4の第1導電型絶縁ゲート型電界効果
トランジスタの制御端子に第1のバイアス電圧が印加さ
れ、上記第1と第3の第2導電型絶縁ゲート型電界効果
トランジスタの制御端子に第2のバイアス電圧が印加さ
れ、上記第2の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタの制御端子に上記入力信号が印加され、上記第4
の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタの制御
端子に上記入力信号の論理反転信号が印加される。
【0013】また、本発明では、好適には、上記第1と
第2のバイアス電圧は、上記電源電圧と上記基準電位と
の間の任意の電圧に設定され、例えば、上記電源電圧と
上記基準電位との中間の電圧に設定される。
【0014】また、本発明では、好適には、上記バイア
ス電圧は、整流素子とキャパシタにより構成された昇圧
段を複数段直列接続して構成され、隣接する昇圧段の上
記キャパシタに論理反転する第1と第2のクロック信号
が入力される昇圧回路の任意の昇圧段から出力された昇
圧電圧である。
【0015】また、本発明では、好適には、上記第1と
第2の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタの
間に、制御端子に第3のバイアス電圧が印加される第5
の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタが接続
され、上記第3と第4の第1導電型絶縁ゲート型電界効
果トランジスタの間に、制御端子に上記第3のバイアス
電圧が印加される第6の第1導電型絶縁ゲート型電界効
果トランジスタが接続されている。
【0016】さらに、本発明では、好適には、上記第1
と第2の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
の間に、制御端子に第4のバイアス電圧が印加される第
5の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタが接
続され、上記第3と第4の第2導電型絶縁ゲート型電界
効果トランジスタの間に、制御端子に上記第4のバイア
ス電圧が印加される第6の第2導電型絶縁ゲート型電界
効果トランジスタが接続されている。
【0017】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1は本発明に係るレベルシフト回路の第1の実施形態
を示す回路図である。図示のように、本実施形態のレベ
ルシフト回路は、電源電圧VPPの供給線と接地電位GN
Dとの間に直列接続されているpMOSトランジスタP
1,P3、nMOSトランジスタN3,N1からなる直
列回路と、電源電圧VPPの供給線と接地電位GNDとの
間に直列接続されているpMOSトランジスタP2,P
4、nMOSトランジスタN4,N2からなる直列回路
によって構成されている。トランジスタP1とP2のソ
ースが電源電圧VPPの供給線に接続され、一方のトラン
ジスタのゲートが他方のトランジスタのドレインに接続
され、ラッチ回路が構成されている。トランジスタP3
とトランジスタN3、さらに、トランジスタP4とトラ
ンジスタN4のゲートがバイアス電圧VPP/2の供給端
子に共通に接続されている。トランジスタN1のゲート
にインバータINV1の入力信号IN1が印加され、ト
ランジスタN2ゲートにインバータINV1の出力信号
IN2が印加される。
【0018】ANDゲートAND1及びインバータIN
V1は、電源電圧VCCで動作するVCC系回路、例えば、
行デコーダの一部分である。レベルシフト回路は、行デ
コーダからのデコード信号、即ち、インバータINV1
の入力信号IN1及びその出力信号IN2に応じて、出
力端子Tout に接続されているワード線を振幅VPPに駆
動する。
【0019】図2は、本実施形態のレベルシフト回路の
動作を示す波形図である。以下、図1及び図2を参照し
つつ、本実施形態のレベルシフト回路の動作について説
明する。図2(a)は、インバータINV1の入力信号
IN1、図2(b)は、インバータINV2の出力信号
IN2、図2(c)は、トランジスタP2とP4との接
続中点であるノードND2の電圧、図2(d)は、トラ
ンジスタP1とP3との接続中点であるノードND1の
電圧、図2(e)は、トランジスタP3とN3との接続
中点であるノードND3、さらに、図2(f)は、トラ
ンジスタP4とN4との接続中点、即ち、レベルシフト
回路の出力端子Tout の信号電圧をそれぞれ示してい
る。
【0020】図2に示すように、時間T1 において、イ
ンバータINV1の入力信号IN1がローレベル、例え
ば0Vから電源電圧VCCレベルに切り換わる。これに応
じて、インバータINV2の出力信号IN2が電源電圧
CCから0Vに切り換わる。従って、トランジスタN1
が非導通状態から導通状態に切り換わり、トランジスタ
N2が導通状態から非導通状態に切り換わる。このた
め、トランジスタN3のソースはほぼ0Vに保持され
る。トランジスタN3のゲートにVPP/2のバイアス電
圧が印加されているので、トランジスタN3が導通し、
ノードND3がほぼ0Vに保持される。トランジスタP
3のゲートにVPP/2のバイアス電圧が印加されている
ので、トランジスタP3のソース、即ち、ノードND1
が(VPP/2+|Vthp |)に保持される。なお、ここ
で、Vthp は、pMOSトランジスタP3のしきい値電
圧である。
【0021】ノードND1の電圧がトランジスタP2の
ゲートに印加される。ここで、(VPP/2+|Vthp
<VPP−|Vthp |)を満たされているとすれば、トラ
ンジスタP2が導通する。このため、図2(c)に示す
ように、ノードND2がトランジスタP2によって電源
電圧VPPにプルアップされる。これに応じて、トランジ
スタP4も導通するので、図2(f)に示すように、出
力端子Tout がほぼ電源電圧VPPに保持される。
【0022】次に、時間T2 において、インバータIN
V1の入力信号IN1がVCCから0Vに切り換わり、こ
れに応じて、その出力信号IN2が0VからVCCに切り
換わる。従って、トランジスタN1が導通状態から非導
通状態に切り換わり、トランジスタN2が非導通状態か
ら導通状態に切り換わる。このため、トランジスタN4
のソースはほぼ0Vに保持される。トランジスタN4の
ゲートにVPP/2のバイアス電圧が印加されているの
で、トランジスタN4が導通し、出力端子Toutがほぼ
0Vに保持される。トランジスタP4のゲートにVPP
2のバイアス電圧が印加されているので、トランジスタ
P4のソース、即ち、ノードND2が(VPP/2+|V
thp |)に保持される。なお、ここで、Vthp は、pM
OSトランジスタP4のしきい値電圧である。
【0023】ノードND2の電圧がトランジスタP1の
ゲートに印加される。ここで、(VPP/2+|Vthp
<VPP−|Vthp |)を満たされているとすれば、トラ
ンジスタP1が導通する。図2(c)に示すように、ノ
ードND1がトランジスタP1によって電源電圧VPP
プルアップされる。これに応じて、トランジスタP3も
導通するので、図2(f)に示すように、ノードND3
がほぼ電源電圧VPPに保持される。即ち、入力信号IN
1及びIN2のレベル変化に応じて、pMOSトランジ
スタP1とP2からなるラッチ回路の状態が切り換わ
り、レベルシフト回路の出力端子Tout からの出力電圧
レベルも切り換わる。この結果、小振幅の論理信号IN
1とIN2に応じて、出力端子Tout に接続されている
ワード線を大振幅、例えば、VPPレベルの振幅で駆動す
ることができる。
【0024】本実施形態のレベルシフト回路において、
トランジスタP1とP2のソース−ドレイン間に、最大
で(VPP/2−|Vthp |)の電圧差が発生し、トラン
ジスタP3とP4のソース−ドレイン間に、最大で(V
PP/2+|Vthp |)の電圧差が発生する。また、トラ
ンジスタN2とN4が非導通状態にあり、出力端子T
out がVPPに保持されているとき、トランジスタN4の
ソースは、そのゲートに印加されているバイアス電圧V
PP/2によって、(VPP/2−VthN )に保持される。
なお、ここで、VthN はnMOSトランジスタN3とN
4のしきい値電圧である。即ち、トランジスタN3とN
4のドレイン−ソース間に、最大で(VPP/2+
thN )の電圧差が発生し、トランジスタN1とN2の
ドレイン−ソース間に最大で(VPP/2−VthN )の電
圧差が発生する。
【0025】このように、レベルシフト回路を構成する
何れのトランジスタでも、そのソース−ドレイン間に、
最大でVPP/2よりそれぞれのトランジスタのしきい値
電圧分だけ高い電圧が印加されるので、高電圧VPPが直
接印加されることが回避されるので、高耐圧構造のトラ
ンジスタを使用せずにレベルシフト回路を構成できる。
この結果、トランジスタのサイズを小さくでき、ゲート
絶縁膜の膜厚を薄くできるので、チップ面積の低減及び
動作速度の向上を実現できる。さらに、トランジスタP
3,P4及びN3,N4のゲートに印加されるVPP/2
のバイアス電圧によって、これらのトランジスタを流れ
る電流が制限される。さらに、トランジスタP1とP2
の電流駆動能力を小さく設定することができ、貫通電流
を抑制できる。即ち、図2に示す時間T1 及びT2 にお
いて、レベルシフト回路の状態変化に伴って、貫通電流
が流れるが、貫通電流が小さく制御され、消費電力の低
減を実現できる。
【0026】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、電源電圧VPPの供給線と接地電位GNDとの間に直
列接続されているpMOSトランジスタP1,P3、n
MOSトランジスタN3,N1及び直列接続されている
pMOSトランジスタP2,P4、nMOSトランジス
タN4,N2によってレベルシフト回路を構成し、トラ
ンジスタP1とP2のゲートを互いに相手のドレインに
接続してラッチ回路を構成し、トランジスタN1とN2
のゲートに小振幅の入力信号IN1とIN2をそれぞれ
印加し、トランジスタP3,P4及びN3,N4のゲー
トにバイアス電圧VPP/2を印加し、入力信号IN1と
IN2に応じて、出力端子Tout からVPPレベルの振幅
を有する大振幅信号を出力する。バイアス電圧VPP/2
を印加することによって、それぞれのトランジスタの最
大印加電圧がVPP/2程度に制限され、高耐圧トランジ
スタを使用せずにレベルシフト回路を構成でき、チップ
面積の低減及び動作の高速化を実現でき、さらに、貫通
電流を低減し、低消費電力化を実現できる。
【0027】第2実施形態 図3は本発明に係るレベルシフト回路の第2の実施形態
を示す回路図である。図1に示すレベルシフト回路の第
1の実施形態と比べると、本実施形態のレベルシフト回
路では、第1の実施形態のレベルシフト回路とほぼ同じ
回路構成を有するが、ただし、本実施形態では、pMO
SトランジスタP3、P4及びnMOSトランジスタN
3,N4のゲートに印加されるバイアス電圧がkVPP
ある点が第1の実施形態と異なる。なお、ここで、係数
kは、(0<k<1)の範囲内に任意に設定できるが、
通常、例えば、pMOSトランジスタP3、P4及びn
MOSトランジスタN3,N4の耐圧などの条件に応じ
て係数kが設定される。例えば、一例として、k=0.
3〜0.7の範囲内に設定することができる。k=0.
5の場合、第1の実施形態のレベルシフト回路と同じで
ある。即ち、図1に示すレベルシフト回路の第1の実施
形態は、本実施形態の一特例である。
【0028】本実施形態のレベルシフト回路によれば、
上述した第1の実施形態のレベルシフト回路の特徴を有
するほか、本実施形態においては、例えば、バイアス電
圧kVPPの係数kを調整することによって、レベルシフ
ト回路を構成するpMOSトランジスタ及びnMOSト
ランジスタに印加される最大電圧を制御できるので、そ
れぞれのトランジスタの耐圧の許容値に応じて係数kを
調整することによって、それぞれのトランジスタが耐圧
の許容値以上の高電圧を受けることなく、回路の信頼性
を改善できるほか、設計の自由度を向上させることがで
きる。また、pMOSトランジスタP1,P2,P3と
P4のしきい値電圧をVthpとすると、トランジスタP
1とP2のソース−ゲート間に、((1−k)VPP−|
thp |)の電圧が印加される。このため、係数kを適
宜設定することによって、pMOSトランジスタP1と
nMOSトランジスタN1の供給電流を所望の比例値に
設定でき、同様に、pMOSトランジスタP2とnMO
SトランジスタN2の供給電流も所望の比例値に設定で
きる。
【0029】図4は、バイアス電圧kVPPの係数kを調
整可能な昇圧回路の一例を示す回路図である。図示のよ
うに、この昇圧回路は、クロック信号φ1とφ2に応じ
て交互に充放電を繰り返すキャパシタ及び複数のダイオ
ード接続となるトランジスタによって構成されている。
キャパシタは充放電を行うことによって、電荷を蓄積す
るチャージポンプとして機能するので、この昇圧回路は
通常チャージポンプ式昇圧回路と呼ばれている。
【0030】図示のように、ソースが電源電圧VCCにバ
イアスされているトランジスタNT0のドレインと出力
端子Tp との間に、出力端子Tp に向かって電流が流れ
るように、ダイオード接続されているm(mは自然数)
段のトランジスタNT1〜NTmが直列接続されてい
る。これらのダイオードの接続中点にキャパシタC1〜
Cmの一方の電極が接続され、これらのキャパシタの他
方の電極が交互にクロック信号φ1とφ2の入力端子間
に接続されている。ここで、クロック信号φ1とφ2は
互いに論理反転するクロック信号である。
【0031】このように構成された昇圧回路によって、
キャパシタとダイオード接続されているトランジスタか
らなるそれぞれの昇圧段によって、電源電圧VCCより昇
圧された昇圧電圧が得られる。そして、出力端子Tp
ら、例えば、電源電圧VCCより数倍高い昇圧電圧VPP
出力される。当該昇圧電圧VPPは、レベルシフト回路の
動作電源電圧VPPとして、レベルシフト回路に供給され
る。また、途中の昇圧段から、電源電圧VCCと昇圧電圧
PPとの間にある電圧を取り出すことができる。例え
ば、図示のように、トランジスタNTiとキャパシタC
iからなるi段目の昇圧段から、ダイオード接続されて
いるトランジスタNTdを介して、昇圧電圧kVPPを取
り出すことができる。当該昇圧電圧kVPPをバイアス電
圧として、レベルシフト回路に供給される。バイアス電
圧を取り出す昇圧段を適宜選択することによって、バイ
アス電圧kVPPの係数kを所定の値に設定することが可
能である。
【0032】上述したように、本実施形態において、電
源電圧VPPを生成する昇圧回路の中間の昇圧段からバイ
アス電圧kVPPを取り出すことができる。即ち、バイア
ス電圧kVPPを電源電圧VPPを生成する昇圧回路によっ
て生成できるので、昇圧回路によるチップ面積の増加を
必要最小限に抑制できる。さらに、バイアス電圧を取り
出す昇圧段を適宜選択することによって、任意の係数k
を設定でき、バイアス電圧を任意の目標値に設定するこ
とができる。
【0033】第3実施形態 図5は本発明に係るレベルシフト回路の第3の実施形態
を示す回路図である。図5に示すように、本実施形態の
レベルシフト回路は、図1に示すレベルシフト回路の第
1の実施形態とほぼ同じ構成を有するが、トランジスタ
P3,P4及びトランジスタN3,N4のバイアス電圧
がそれぞれ別々に設定されている点では第1の実施形態
と異なる。
【0034】図5に示すように、トランジスタP3とP
4のゲートには、バイアス電圧kVPPが印加され、トラ
ンジスタN3とN4のゲートには、バイアス電圧VPP
2が印加されている。なお、ここで、係数kは、例え
ば、k=0.6〜0.7の範囲内に設定されている。係
数kの制御は、例えば、上述した図4に示す昇圧回路に
おいて、バイアス電圧kVPPを取り出す昇圧段を適宜選
択することによって実現できる。
【0035】上述した相違点を除けば、本実施形態のレ
ベルシフト回路は、図1に示す第1の実施形態のレベル
シフト回路とほぼ同じ構成を有する。本実施形態のレベ
ルシフト回路は、第1の実施形態のレベルシフト回路の
特徴を有するほか、トランジスタP3とP4に印加され
るバイアス電圧kVPPの係数を適宜制御することによっ
て、トランジスタP3,P4及びN3,N4の耐圧許容
値に応じて、それぞれトランジスタに印加される最大電
圧が制御でき、回路の信頼性の向上を実現できるほか、
設計の自由度を向上改善できる利点がある。
【0036】第4実施形態 図6は本発明に係るレベルシフト回路の第4の実施形態
を示す回路図である。図6に示すように、本実施形態の
レベルシフト回路は、図1に示すレベルシフト回路から
トランジスタN3とN4を省いたものである。即ち、電
源電圧VPPと接地電位GNDとの間に、それぞれpMO
SトランジスタP1,P3及びnMOSトランジスタN
1からなる直列回路とpMOSトランジスタP2,P4
及びnMOSトランジスタN2からなる直列回路が接続
されている。pMOSトランジスタP1とP2によって
ラッチ回路が構成され、pMOSトランジスタP3とP
4のゲートにバイアス電圧kVPPが印加される。トラン
ジスタN1とN2のゲートに、それぞれ小振幅の入力信
号IN1とIN2が印加される。なお、本実施形態にお
いて、バイアスkVPPの係数kは、トランジスタP1〜
P4の耐圧許容値に応じて、例えば、0.4〜0.7の
範囲内に設定される。
【0037】以下、本実施形態のレベルシフト回路の動
作について説明する。まず、入力信号IN1とIN2に
応じて、トランジスタN1が導通、トランジスタN2が
非導通する場合に、トランジスタN1とP3との接続中
点であるノードND3が接地電位GNDに保持される。
このため、ノードND1は、トランジスタP3によっ
て、ほぼ(kVPP+|Vthp |)に保持される。ここ
で、Vthpは、トランジスタP1,P2,P3とP4の
しきい値電圧である。
【0038】ノードND1の電圧がトランジスタP2の
ゲートに印加されるので、ここで、(kVPP+|Vthp
|<VPP−|Vthp |)を満たされているとすれば、ト
ランジスタP1が導通する。このため、ノードND2が
ほぼVPPに保持され、さらにトランジスタP4が導通
し、出力端子Tout がほぼVPPに保持される。
【0039】次に、入力信号IN1とIN2のレベルが
反転し、これに応じてトランジスタN1が非導通状態に
切り換わり、トランジスタN2が導通状態に切り換わっ
た場合、出力端子Tout が接地電位GNDにプルダウン
され、安定される。これに応じて、トランジスタP3に
よって、ノードND2がほぼ(kVPP+|Vthp |)に
保持されるので、トランジスタP1が導通し、ノードN
D1がほぼVPPに保持され、トランジスタP2が非導通
状態となる。
【0040】上述したように、本実施形態のレベルシフ
ト回路において、小振幅の入力信号IN1及びIN2に
応じて、出力端子Tout からVPPレベルの振幅をもつ出
力信号を得ることができる。
【0041】トランジスタP1,P2,P3及びP4に
印加される最大電圧は、それぞれ第2の実施形態のレベ
ルシフト回路のトランジスタP1,P2,P3及びP4
とほぼ同じであるが、本実施形態のnMOSトランジス
タN1及びN2のドレイン−ソース間に、最大でVPP
ベルの電圧が印加される。即ち、本実施形態のnMOS
トランジスタN1とN2は電源電圧VPP以上の耐圧が要
求される。この条件を満たされた場合、本実施形態のレ
ベルシフト回路を用いることによって、回路を構成する
トランジスタの数を少なくでき、高耐圧を図るためにト
ランジスタN1とN2の面積の増加分を考慮しても、ト
ランジスタ数の低減によってチップ面積の縮小を実現で
きる。
【0042】第5実施形態 図7は本発明に係るレベルシフト回路の第5の実施形態
を示す回路図である。図7に示すように、本実施形態の
レベルシフト回路は、図1に示すレベルシフト回路に対
して、pMOSトランジスタP5とP6を追加したもの
である。図示のように、トランジスタP1とP3との間
にトランジスタP5が接続され、トランジスタP2とP
4との間にトランジスタP6が接続されている。トラン
ジスタP5とP6のゲートにバイアス電圧kVPPが印加
される。なお、ここで、係数kは、例えば、0.6〜
0.7に設定される。
【0043】本実施形態のレベルシフト回路において、
pMOSトランジスタP5とP6を追加することによっ
て、例えば、電源電圧VPPの供給線と出力端子Tout
の間に、トランジスタP2,P6とP4が直列接続さ
れ、また、電源電圧VPPの供給線とトランジスタN3の
ドレインとの間に、トランジスタP1,P5とP3が直
列接続されている。このため、これらのpMOSトラン
ジスタによって、最大VPPの電圧差が分散され、各トラ
ンジスタに印加される最大電圧を低減できるので、pM
OSトランジスタP1〜P6を耐圧の低いトランジスタ
によって構成することができる。例えば、電源電圧VPP
が大きい場合、本実施形態レベルシフト回路を用いるこ
とによって、それぞれのpMOSトランジスタの耐圧を
大きくすることなく、通常の耐圧を有するpMOSトラ
ンジスタを使用できるので、トランジスタのサイズの増
加を防止でき、高速化を実現できる。
【0044】第6実施形態 図8は本発明に係るレベルシフト回路の第6の実施形態
を示す回路図である。図8に示すように、本実施形態の
レベルシフト回路は、図7に示すレベルシフト回路に対
して、さらにnMOSトランジスタN5とN6を追加し
たものである。図示のように、nMOSトランジスタN
1とN3との間に、トランジスタN5が接続され、nM
OSトランジスタN2とN4との間に、トランジスタN
6が接続されている。トランジスタN5とN6のゲート
にバイアス電圧k’VPPが印加される。なお、ここで、
係数k’は、例えば、0.3〜0.4に設定される。
【0045】本実施形態のレベルシフト回路において、
nMOSトランジスタN5とN6を追加することによっ
て、例えば、出力端子Tout と接地電位GNDとの間
に、トランジスタN4,N6とN2が直列接続され、ま
た、トランジスタP3のドレインと接地電位GNDとの
間に、トランジスタN3,N5とN1が直列接続されて
いる。このため、これらのnMOSトランジスタによっ
て、最大VPPの電圧差が分散され、各トランジスタに印
加される最大電圧を低減できるので、pMOSトランジ
スタP1〜P6のみではなく、nMOSトランジスタN
1〜N6を耐圧の低いトランジスタによって構成するこ
とができる。例えば、電源電圧VPPが大きい場合、本実
施形態レベルシフト回路を用いることによって、それぞ
れのnMOSトランジスタの耐圧を大きくすることな
く、回路の信頼性を改善できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレベルシ
フト回路によれば、回路の状態変化時に生じる貫通電流
を低減でき、低消費電力化を実現できる。また、本発明
のレベルシフト回路によれば、回路を構成するトランジ
スタの耐圧を軽減することによって、トランジスタのゲ
ート絶縁膜の膜厚を低減でき、トランジスタの面積の増
加を防止できる。その結果、チップ面積の縮小、動作の
高速化及び回路信頼性の向上を実現できる。さらに、本
発明のレベルシフト回路によれば、トランジスタの耐圧
許容値に応じてバイアス電圧を任意に設定できるので、
設計の自由度を向上できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレベルシフト回路の第1の実施形
態を示す回路図である。
【図2】図1に示すレベルシフト回路の動作を示す波形
図である。
【図3】本発明に係るレベルシフト回路の第3の実施形
態を示す回路図である。
【図4】電源電圧VPP及びバイアス電圧kVPPを発生す
る昇圧回路の一例を示す回路図である。
【図5】本発明に係るレベルシフト回路の第3の実施形
態を示す回路図である。
【図6】本発明に係るレベルシフト回路の第4の実施形
態を示す回路図である。
【図7】本発明に係るレベルシフト回路の第5の実施形
態を示す回路図である。
【図8】本発明に係るレベルシフト回路の第6の実施形
態を示す回路図である。
【図9】従来のレベルシフト回路の一例を示す回路図で
ある。
【図10】従来のレベルシフト回路の動作を示す波形図
である。
【符号の説明】
P1,P2,P3,P4,P5,P6…pMOSトラン
ジスタ、N1,N2,N3,N4,N5,N6…nMO
Sトランジスタ、VCC…電源電圧、VPP…電源電圧
PP、GND…接地電位。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の振幅をもつ入力信号に応じて、上記
    第1の振幅より大きい第2の振幅をもつ信号を出力する
    レベルシフト回路であって、 電源電圧の供給線と出力端子との間に直列接続されてい
    る第1と第2の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタと、 上記出力端子と基準電位との間に接続され、制御端子に
    上記入力信号が印加される第1の第2導電型絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタと、 上記電源電圧の供給線と上記基準電位との間に直列接続
    されている第3、第4の第1導電型絶縁ゲート型電界効
    果トランジスタ、及び制御端子に上記入力信号の論理反
    転信号が印加される第2の第2導電型絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタとを有し、 上記第1の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タの制御端子が上記第3と第4の第1導電型絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタの接続中点に接続され、上記第
    3の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタの制
    御端子が上記第1と第2の第1導電型絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタの接続中点に接続され、 上記第2と第4の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタの制御端子にバイアス電圧が印加されるレベル
    シフト回路。
  2. 【請求項2】上記バイアス電圧は、上記電源電圧と上記
    基準電位との間の任意の電圧に設定される請求項1記載
    のレベルシフト回路。
  3. 【請求項3】上記バイアス電圧は、上記電源電圧と上記
    基準電位との中間の電圧に設定される請求項1記載のレ
    ベルシフト回路。
  4. 【請求項4】上記バイアス電圧は、整流素子とキャパシ
    タにより構成された昇圧段を複数段直列接続して構成さ
    れ、隣接する昇圧段の上記キャパシタに論理反転する第
    1と第2のクロック信号が入力される昇圧回路の任意の
    昇圧段から出力された昇圧電圧である請求項1記載のレ
    ベルシフト回路。
  5. 【請求項5】第1の振幅をもつ入力信号に応じて、上記
    第1の振幅より大きい第2の振幅をもつ信号を出力する
    レベルシフト回路であって、 電源電圧の供給線と出力端子との間に直列接続されてい
    る第1と第2の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタと、 上記出力端子と基準電位との間に直列接続されている第
    1と第2の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タと、 上記電源電圧の供給線と上記基準電位との間に直列接続
    されている第3と第4の第1導電型絶縁ゲート型電界効
    果トランジスタ、及び第3と第4の第2導電型絶縁ゲー
    ト型電界効果トランジスタとを有し、 上記第1の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タの制御端子が上記第3と第4の第1導電型絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタの接続中点に接続され、上記第
    3の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタの制
    御端子が上記第1と第2の第1導電型絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタの接続中点に接続され、 上記第2と第4の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタの制御端子に第1のバイアス電圧が印加され、 上記第1と第3の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタの制御端子に第2のバイアス電圧が印加され、 上記第2の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タの制御端子に上記入力信号が印加され、上記第4の第
    2導電型絶縁ゲート型電界効果トランジスタの制御端子
    に上記入力信号の論理反転信号が印加されるレベルシフ
    ト回路。
  6. 【請求項6】上記第1と第2のバイアス電圧は、上記電
    源電圧と上記基準電位との間の任意の電圧に設定される
    請求項5記載のレベルシフト回路。
  7. 【請求項7】上記第1のバイアス電圧は、上記電源電圧
    と上記基準電位との中間の電圧に設定される請求項5記
    載のレベルシフト回路。
  8. 【請求項8】上記第2のバイアス電圧は、上記電源電圧
    と上記基準電位との中間の電圧に設定される請求項5記
    載のレベルシフト回路。
  9. 【請求項9】上記バイアス電圧は、整流素子とキャパシ
    タにより構成された昇圧段を複数段直列接続して構成さ
    れ、隣接する昇圧段の上記キャパシタに論理反転する第
    1と第2のクロック信号が入力される昇圧回路の任意の
    昇圧段から出力された昇圧電圧である請求項5記載のレ
    ベルシフト回路。
  10. 【請求項10】上記第1と第2の第1導電型絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタの間に、制御端子に第3のバイ
    アス電圧が印加される第5の第1導電型絶縁ゲート型電
    界効果トランジスタが接続され、 上記第3と第4の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタの間に、制御端子に上記第3のバイアス電圧が
    印加される第6の第1導電型絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタが接続されている請求項5記載のレベルシフト
    回路。
  11. 【請求項11】上記第3のバイアス電圧は、上記電源電
    圧と、上記電源電圧と上記基準電位との中間電圧との間
    の電圧に設定される請求項10記載のレベルシフト回
    路。
  12. 【請求項12】上記第1と第2の第2導電型絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタの間に、制御端子に第4のバイ
    アス電圧が印加される第5の第2導電型絶縁ゲート型電
    界効果トランジスタが接続され、 上記第3と第4の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタの間に、制御端子に上記第4のバイアス電圧が
    印加される第6の第2導電型絶縁ゲート型電界効果トラ
    ンジスタが接続されている請求項5記載のレベルシフト
    回路。
  13. 【請求項13】上記第4のバイアス電圧は、上記電源電
    圧と上記基準電位との中間電圧と、上記基準電位との間
    の電圧に設定される請求項12記載のレベルシフト回
    路。
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