JP5090083B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体装置に関し、特に、レベルシフタ回路の構成に関する。
「MOS」という用語は、古くは金属/酸化物/半導体の積層構造に用いられており、Metal-Oxide-Semiconductorの頭文字を取ったものである。しかし、特にMOS構造を有する電界効果トランジスタ(以下、単に「MOSトランジスタと称す」)においては、近年の集積化や製造プロセスの改善などの観点からゲート絶縁膜やゲート電極の材料が改善される。
例えば、MOSトランジスタにおいては、主としてソース・ドレインを自己整合的に形成する観点から、ゲート電極の材料として金属の代わりに多結晶シリコンが採用されてきている。また、電気的特性を改善する観点から、ゲート絶縁膜の材料とし高誘電率の材料が採用されるが、当該材料は必ずしも酸化物には限定されない。
従って、「MOS」という用語は必ずしも金属/酸化物/半導体の積層構造のみに限定されて採用されているわけではなく、本明細書でもそのような限定を前提としない。即ち、技術常識に鑑みて、ここでは「MOS」とはその語源に起因した略語としてのみならず、広く導電体/絶縁体/半導体の積層構造をも含む意義を有する。従って、MOSトランジスタという用語は、ゲート電極とソース/ドレインとが電気的に(直流的に)分離される絶縁ゲート型電界効果トランジスタを参照するものとして用いる。
図9に、従来のレベルシフタ回路LSCを示す。レベルシフタ回路LSCは、入力信号VINを、入力信号VINよりも高い電圧レベルの出力信号VOUTに変換して出力する回路である。このレベルシフタ回路LSCは、プリドライバの役割を果たすインバータ回路INV1およびインバータ回路INV2、レベルシフタLS、出力ドライバのインバータ回路INV3を備える。
レベルシフタLSは、電源VDD2と基準電源GNDの間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタP1とNチャネルMOSトランジスタN1、電源VDD2と基準電源GNDの間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタP2とNチャネルMOSトランジスタN2を備える。PチャネルMOSトランジスタP1とNチャネルMOSトランジスタN1との間にノードND01が配置され、ノードND01はPチャネルMOSトランジスタP2のゲートに接続される。PチャネルMOSトランジスタP2とNチャネルMOSトランジスタN2との間にノードND02が配置され、ノードND02はPチャネルMOSトランジスタP1のゲートに接続される。また、NチャネルMOSトランジスタN1−N2(入力用トランジスタ)のゲートにはそれぞれ、入力信号VINに応じた相補的な信号が入力される。インバータ回路INV1とインバータ回路INV2には電源VDD1、レベルシフタLSとインバータ回路INV3には電源VDD2がそれぞれ供給され、電源VDD1(低電圧電源)<電源VDD2(高電圧電源)である。
図9に示す、従来のレベルシフタ回路LSCにおいては、電源投入時の立ち上がり動作について十分に考慮されていない。つまり、電源VDD1と電源VDD2の電源投入の順番によっては、レベルシフタLSの動作が不定となることがある。次に、レベルシフタ回路LSCの電源投入時の立ち上がり動作について説明する。
まず、電源VDD1が、電源VDD2よりも先に立ち上がった場合を説明する。電源VDD1が立ち上がると、NチャネルMOSトランジスタN1−N2のゲートへ入力される信号の電圧レベルはそれぞれ、入信号VINに応じてハイレベル(電源VDD1)または、ロウレベル(基準電源GND)のいずれか、つまりNチャネルMOSトランジスタN1−N2のゲートへ相補的な信号が入力される。さらに、電源VDD2が立ち上がると、ノードND01−02はそれぞれ、NチャネルMOSトランジスタN1−N2のゲートへ入力される信号に応じてハイレベル(電源VDD2)または、ロウレベル(基準電源GND)のいずれかの電圧レベルに確定し、レベルシフタLSは安定して動作(出力信号VOUTが安定)する。
次に、電源VDD2が、電源VDD1よりも先に立ち上がった場合を説明する。この場合、NチャネルMOSトランジスタN1−N2のゲートへ相補的な信号が入力されず、ノードND01−ND02それぞれの電圧状態も不安定となり、レベルシフタLSの動作が不定(出力信号VOUTが不定)となる。
つまり、図9のようなレベルシフタ回路LSCでは、電源投入時で高電圧電源VDD2のみ立ち上がっている状態のときには、各入力用トランジスタへ相補的な信号が入力されないため、出力信号VOUTが不定になる可能性がある。なお、このレベルシフタ回路LSCの通常動作時(電源VDD1、VDD2がともに供給されている場合)については、後に示す特許文献1の図8において説明されているので、ここでは省略する。
このような電源投入時の動作に対して、電源投入の順序に関わらず、安定した動作を確保することを目的とした構成が提案されている。
特許文献1(特開2003−17996号公報)は、レベルシフタの入力用のトランジスタへの入力信号を確定する手段として、高電圧電源もしくはグランドとレベルシフタの入力用のトランジスタの入力端子との間に設けられた容量素子、ないしは抵抗素子を配置する。その結果、電源投入時の貫通電流防止を図っている。
特許文献2(特開平10−84274号公報)は、レベルシフタ回路の高電圧へ信号を変換する差動回路部にスイッチトランジスタを設けている。この、スイッチトランジスタを低電圧電源のコントロールと同期して、オンもしくはオフにすることにより、差動回路部の信号を固定し、かつ併せて出力端子に設けたプルアップトランジスタもしくはプルダウントランジスタにより出力状態を所望の信号レベルに固定する構成とすることによって、回路出力不定の状態が生じないようにしている。
特許文献3(特開2005−354207号公報)は、レベルシフタ内の、たすきがけ接続されたP型トランジスタの2つのドレイン端子に対して、内部電源オフ時のリセット用に用いることのできるN型トランジスタを接続する構成としている。この構成とすることによって、電源投入時の出力バッファ誤動作防止を図っている。
特許文献4(特開平5−7151号公報)は、出力側のMOSインバータの共通ドレイン端と接地電位点との間に電流バイパス回路を有している。この構成によってレベルシフト回路の出力安定を図っている。
特開2003−17996号公報 特開平10−84274号公報 特開2005−354207号公報 特開平5−7151号公報
このように、レベルシフタ回路の電源投入時の安定動作が図られている。しかし、これらの文献では、安定動作のために追加される回路の面積については十分に考慮されていない。
それゆえ、この発明の目的は、電源投入時において、高電圧側の電源のみが投入されたときでも、動作が不定とならないレベルシフタ回路を提供することである。
この発明の他の目的は、従来のレベルシフタ回路に小規模な回路を追加するだけで、電源投入時において、高電圧側の電源のみが投入されたときでも、信号出力が確定し、安定して動作するレベルシフタ回路を提供することである。
さらに、この発明の他の目的は、レベルシフタ回路に用いる電圧検出部のリーク電流を抑えることである。
本発明の一実施の形態によれば、この発明に係る半導体装置において、高電圧の電源のみが投入されたとき、レベルシフタの入力信号を確定させる回路を設ける。
上記実施の形態による半導体装置によれば、高電圧の電源のみが投入されたとき、レベルシフタが不定動作状態となることを防ぐことができる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う半導体装置の全体構成を概略的に示す図である。図1に示す回路の構成において、図9に示す構成と対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施の形態に従う、レベルシフタ回路LSC1は、図9において示した従来のレベルシフタ回路LSCに加えて、電源立ち上がり時のレベルシフタLSの不定動作を防ぐための回路として、電流生成回路CGとバイアス回路BCをさらに有する構成とする。
レベルシフタLSは、図9において示したレベルシフタLSの構成にPチャネルMOSトランジスタP3−P4を加えた構成としている。PチャネルMOSトランジスタP3とNチャネルMOSトランジスタN1それぞれのゲートと接続されているノード(入力端子)をノードND1、PチャネルMOSトランジスタP3とNチャネルMOSトランジスタN1それぞれのドレインと接続されているノード(出力端子)をノードND2とする。また、PチャネルMOSトランジスタP4とNチャネルMOSトランジスタN2それぞれのゲートと接続されているノード(入力端子)をノードND4、PチャネルMOSトランジスタP4とNチャネルMOSトランジスタN2それぞれのドレインと接続されているノード(出力端子)をノードND3とする。
PチャネルMOSトランジスタP3はNチャネルMOSトランジスタN1と、PチャネルMOSトランジスタP4はNチャネルMOSトランジスタN2とそれぞれインバータを構成する。これらのインバータはそれぞれ、ノードND1とノードND4の電圧状態に応じて、反転した電圧状態をノードND2とノードND3へと出力する。
インバータ回路INV2は、電源電圧VDD1と基準電源GNDとの間に直列に接続されるPチャネルMOSトランジスタP5とNチャネルMOSトランジスタN3から構成される。また、PチャネルMOSトランジスタP5には、Nウェルとドレインの拡散層とで形成される寄生ダイオードPD1、NチャネルMOSトランジスタN3には、Pウェルとドレインの拡散層とで形成される寄生ダイオードPD2を合わせて図示している。本実施の形態では、この寄生ダイオードPD1−PD2を電流のパスとして利用する。バイアス回路BCとインバータ回路INV2との間にあるノード(インバータ回路INV2の出力端子)をノードND5とする。
次に、電流生成回路CGとバイアス回路BCについて説明する。電流生成回路CGは、電VDD2が電源VDD1よりも先に立ち上がった場合(電源VDD1がオフ、電源VDD2がオンの状態)にのみ、ノードND4へ電流を流す回路である。また、バイアス回路BCは、電流生成回路CGからの電流を基に、ノードND4の電圧レベルを上昇させる手段である。
次に、図1に示す半導体装置に基づくレベルシフタ回路LSC1の電源投入時の立ち上がり動作について説明する。
まず、電源VDD1が、電源VDD2よりも先に立ち上がった場合(電源VDD1がオン、電源VDD2がオフの状態)を説明する。電源VDD1が立ち上がると、電流生成回路からノードND4に電流は流れないので、レベルシフタ回路LSC1は、図9に示すレベルシフタ回路LSCと同様の動作をする。
次に、電源VDD2が電源VDD1よりも先に立ち上がった場合(電源VDD1がオフ、電源VDD2がオンの状態)を説明する。この場合、電流生成回路CGにて電流が生成される。この電流は、電流生成回路CG(電源VDD2)−ノードND4−バイアス回路BC−寄生ダイオードPD1−オフ状態の電源VDD1へと流れる。このとき、ノードND4の電圧状態は、電源VDD1よりも、寄生ダイオードPD1の順方向電圧Vfとバイアス回路BCにより上昇した電圧分だけ高い状態となる。なお、このときのノードND4の電圧状態は、NチャネルMOSトランジスタN2が導通状態となるしきい値電圧よりも高くなるようにバイアス回路を設定する。この結果、NチャネルMOSトランジスタN2が導通し、ノードND2−3の電圧状態が相補的となり、レベルシフタLSの動作が安定する。その後、電源VDD1が立ち上がると、電流生成回路CGからの電流が流れなくなり、それ以後は入力信号VINとインバータ回路INV1−INV2によりレベルシフタLSへの入力信号が確定し、レベルシフタLSは安定して動作(通常動作)する。
このように、図1に示す半導体装置を用いることによって、従来のレベルシフタ回路LSCにあった電源投入時の不定動作の問題を解決することができる。
またレベルシフタの回路構成は、入力用トランジスタ(図1ではPチャネルMOSトランジスタP3−P4およびNチャネルMOSトランジスタN1−N2に相当)のオン/オフの状態に応じてレベルシフタの出力信号VOUTを発生するものであって、プリドライバ(図1ではインバータ回路INV1−INV2に相当)の出力信号に応じて、低電圧の入力信号VINを高電圧の出力信号VOUTに変換するものであれば、本明細書に図示されるものに限定されない。
[実施の形態2]
図2に、図1に示す半導体装置を構成する電流生成回路CGとバイアス回路BCの具体例を示す。図2に示す回路の構成において、図1に示す構成と対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。また、図2ではレベルシフタ回路LSC1の詳細な回路構成は省略しており、以後の説明では図1に示すレベルシフタ回路LSC1の参照番号を用いて説明する。
電流生成回路CGは、PチャネルMOSトランジスタP6−P8を備える。PチャネルMOSトランジスタP6は、電源VDD2とノードND4との間に接続される。PチャネルMOSトランジスタP7は、電源VDD2とノードND7との間に接続される。PチャネルMOSトランジスタP6−P7のゲートは、それぞれノードND7に接続される。この、PチャネルMOSトランジスタP6−P7はカレントミラー回路を構成している。
PチャネルMOSトランジスタP8は、ノードND7と基準電源GNDとの間に接続され、定電流源として用いる。PチャネルMOSトランジスタP8のゲートは電源VDD1を受け、その電圧レベルにより導通・非導通状態が決まり、PチャネルMOSトランジスタP8が導通時にカレントミラー回路が動作する。
バイアス回路BCは、抵抗素子R1からなる。配線などの寄生抵抗を、抵抗素子R1として用いることも可能であるが、ノードND4の電圧をNチャネルMOSトランジスタN2が導通状態となるしきい値以上の値とする必要があるので、十分な抵抗値を得るために寄生抵抗とは別に抵抗を配置しても良い。ただし、この抵抗素子R1は、通常動作時には遅延による動作速度が問題にならないなど動作問題が発生しない程度の抵抗値とする。抵抗素子R1の具体例としては、ポリ抵抗や拡散抵抗が挙げられる。拡散抵抗であれば、PチャネルMOSトランジスタP6のP+拡散領域を利用することも可能である。
次に、図2に示す電流生成回路CGとバイアス回路BCとを用いた場合の、レベルシフタ回路LSC1の電源投入時の立ち上がり動作について説明する。
まず、電源VDD1が、電源VDD2よりも先に立ち上がった場合(電源VDD1がオン、電源VDD2がオフの状態)を説明する。電源VDD1が立ち上がると、PチャネルMOSトランジスタP8は非導通状態となる。そのため、PチャネルMOSトランジスタP7に電流が流れず、PチャネルMOSトランジスタP6に電流は流れない。つまり、電流発生回路CGからノードND4に電流は流れず、レベルシフタ回路LSC1は、図9のレベルシフタ回路LSCにおいて、電源VDD1が、電源VDD2よりも先に立ち上がった場合と同様の動作をする。
次に、電源VDD2が、電源VDD1よりも先に立ち上がった場合(電源VDD1がオフ、電源VDD2がオンの状態)を説明する。この場合、電源VDD1が立ち上がっていないので、PチャネルMOSトランジスタP8が導通状態となり、定電流源として動作し、PチャネルMOSトランジスタP7に電流が流れる。PチャネルMOSトランジスタP6−P7はカレントミラー回路を構成しているので、PチャネルMOSトランジスタP6にも同じ向きの電流が流れる。つまり、電流生成回路CG(PチャネルMOSトランジスタP6)からノードND4に電流が流れ、この電流はノードND4−抵抗素子R−寄生ダイオードPD1を通じてインバータ回路INV2の電源VDD1へと流れる。このときノードND4の電圧状態は、抵抗素子R1によって上昇し、NチャネルMOSトランジスタN2が導通状態となるしきい値電圧よりも高くなり、レベルシフタLSの動作が安定する。
このときノードND4の電圧状態は、バイアス回路BCに流れる電流をI、バイアス回路を構成する抵抗素子R1の抵抗値をRとするとIR+Vf(オフ状態の電源VDD1の電圧を基準とする)である。その後、電源VDD1が立ち上がれば、PチャネルMOSトランジスタP8が非導通状態となり、電流生成回路CGからノードND4に電流が流れなくなる。以後は通常動作となり、入信号VIN−インバータ回路INV1−インバータ回路INV2により、ノードND4にはノードND1に入力される信号に対し相補的な信号が入力され、レベルシフタLSは安定して動作する。
このように、図2に示す電流生成回路CGとバイアス回路BCとを用いることにより、従来のレベルシフタ回路LSCにあった電源投入時の不定動作の問題を解決することができる。
図3に、バイアス回路BCの変形例を示す。図3に示す回路の構成は、図2に示すバイアス回路BCの変形例であり、その全体の構成は図2と同様である。そのため、図示しないが、対応する部分には同一参照番号を付し、以後の説明で用いる。
バイアス回路BCには、ノードND4とノードND5との間に並列に接続されるPチャネルMOSトランジスタPbcとNチャネルMOSトランジスタNbcとを用いる。PチャネルMOSトランジスタPbcとNチャネルMOSトランジスタNbcは、いわゆるトランスミッションゲートを構成している。PチャネルMOSトランジスタPbcはゲートに基準電源GNDを受け、NチャネルMOSトランジスタNbcはゲートに電源VDD1を受ける。また、PチャネルMOSトランジスタPbcのバックゲートは電源VDD2を、NチャネルMOSトランジスタNbcはバックゲートに基準電源GNDを受ける。
次に、図3に示すバイアス回路BCを用いた場合のレベルシフタ回路LSC1の電源投入時の立ち上がり動作について説明する。
まず、電源VDD1が、電源VDD2よりも先に立ち上がった場合(電源VDD1がオン、電源VDD2がオフの状態)を説明する。電源VDD1が立ち上がると、NチャネルMOSトランジスタNbcが導通状態となる。
この場合レベルシフタLSは、図9のレベルシフタ回路LSCにおいて、電源VDD1が、電源VDD2よりも先に立ち上がった場合と同様の動作をする。
次に、電源VDD2が、電源VDD1よりも先に立ち上がった場合(電源VDD1がオフ、電源VDD2がオンの状態)を説明する。この場合、バイアス回路BCでは、PチャネルMOSトランジスタP9は導通状態、NチャネルMOSトランジスタNbcは非導通状態となる。このとき、電流生成回路CGからの電流が、ノードND4−PチャネルMOSトランジスタPbc−寄生ダイオードPD1を介してインバータ回路INV2の電源VDD1へと流れる。このときPチャネルMOSトランジスタPbcはダイオード接続となっているので、ノードND4の電圧状態は、このダイオード接続によるソース・ドレイン間電圧と寄生ダイオードPD1の順方向電圧の和(オフ状態の電源VDD1の電圧を基準とする)となり、NチャネルMOSトランジスタN2が導通状態となるしきい値電圧よりも高くなり、レベルシフタLSへの入力信号が確定し、動作が安定する。その後、電源VDD1が立ち上がると、NチャネルMOSトランジスタNbcが導通状態となる。この場合、入電圧信号VIN−インバータ回路INV1−インバータ回路INV2−バイアス回路BCを介してノードND4には、ノードND1に入力される信号に対し相補的な信号が入力され、レベルシフタLSは安定して動作する。
このように、図3に示すバイアス回路BCを用いると、図2に示したバイアス回路BCと同様に電源投入時のレベルシフタの不定動作の問題を解決することができる。さらに、図3のバイアス回路BCでは、PチャネルMOSトランジスタPbcとNチャネルMOSトランジスタNbcとを用いることによって、図2のバイアス回路BCにおける抵抗素子R1よりもレイアウト面積を縮小することができる。
図4に、図2で示した半導体装置のレイアウト配置の概略図を示す。図4に示すレイアウトの構成において、図1および図2に示す構成と対応する部分には同一参照番号を付す。
図4では、図2で示した半導体装置全体のレイアウトを3つのブロックに分けて示している。3つのブロックとは、レベルシフタINV1−INV2を含むインバータブロックINVB、電流生成回路CGとバイアス回路BCとを含む入力信号確定ブロックIFB、レベルシフタLSを含むレベルシフタブロックLSBである。
図9で示す従来のレベルシフタ回路LSCのレイアウトでは、インバータブロックINVBとレベルシフタブロックLSBからなるレイアウトとなる。本発明のレイアウトでは、従来のレイアウトに入力信号確定ブロックIFBを加える構成である。入力信号確定ブロックの動作は、図2の動作で説明したように、インバータ回路INV2との間で電流を流し、その電流を利用しレベルシフタLSへの入力信号の状態を確定させる。つまり、入力信号確定ブロックIFBは、インバータブロックINVBとレベルシフタブロックLSBの両ブロックを介して動作する。そのため、本発明のレイアウト配置では、インバータブロックINVBとレベルシフタブロックLSBとの間に入力信号確定ブロックIFBを配置すると、レイアウト面積を小さくすることができる。
[実施の形態3]
図5は、この発明の実施の形態3に従う半導体装置の全体構成を概略的に示す図である。図5に示す回路の構成において、図1および図2に示す構成と対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
図5に示す半導体装置では、図2の半導体装置の構成に加えて、レベルシフタ回路LSC12−LSC13、PチャネルMOSトランジスタP62−P63、抵抗素子R12−R13、ノードND42−ND43、ND52−ND53をさらに有する構成である。
図5に示すように、複数のレベルシフタ回路(図5では3つのレベルシフタ回路を有する場合を一例として示している)が、電流生成回路CGの一部(PチャネルMOSトランジスタP7−P8)を共有する構成とする。複数のレベルシフタ回路を有する半導体装置において、図5のような構成であれば、レベルシフタ回路がそれぞれ電流生成回路CGを有する構成に比べて、回路全体の面積を小さくすることができる。
図5で示すように、複数のレベルシフタ回路を有する半導体装置において、不定動作を防ぐために、複数のレベルシフタへの入力信号の電圧を昇圧するための回路の一部に、カレントミラー回路を利用した電流生成回路CGを用いる。この場合、複数のレベルシフタ回路で一部の電流生成回路CGを共有することができ、半導体装置全体としては、小規模な回路構成によって実現することができる。
[実施の形態4]
図6は、この発明の実施の形態4に従う、電流生成回路CGの全体構成を概略的に示す図である。図6に示す回路の構成において、図1および図2に示す構成と対応する部分には同一参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
図6に示す電流生成回路CGは、図2で示した電流生成回路CGの構成に加えて、PチャネルMOSトランジスタP9−P11、NチャネルMOSトランジスタN4−N5をさらに備える。
NチャネルMOSトランジスタN5は、電源VDD1とPチャネルMOSトランジスタP8のゲートとの間に接続され、そのゲートはNチャネルMOSトランジスタN5のしきい値電圧N5Vthよりも大きく、電源VDD1の電圧以下の基準電圧Vref(N5Vth<Vref≦VDD1)を受ける。また、NチャネルMOSトランジスタN5のバックゲートは基準電源GNDを受ける。
PチャネルMOSトランジスタP10とNチャネルMOSトランジスタN4とが、電源VDD2と基準電源GNDとの間に直列に接続され、PチャネルMOSトランジスタP10のゲートはND7に接続され、NチャネルMOSトランジスタN4のゲートは電源VDD1を受ける。PチャネルMOSトランジスタP10とNチャネルMOSトランジスタN4との間にノードND8がある。
PチャネルMOSトランジスタP9は、電源VDD2とノードND7との間に接続され、PチャネルMOSトランジスタP11は、電源VDD2とPチャネルMOSトランジスタP8のゲートとの間に接続される。PチャネルMOSトランジスタP9とPチャネルMOSトランジスタP11それぞれのゲートは、ノードND8に接続される。
また、NチャネルMOSトランジスタN4の電流駆動能力はPチャネルMOSトランジスタP10の電流駆動能力(例えば、MOSトランジスタのゲート電極幅)と比べて十分大きい。また、PチャネルMOSトランジスタP8の電流駆動能力は、PチャネルMOSトランジスタP9の電流駆動能力に対して十分大きい。また、NチャネルMOSトランジスタN5の電流駆動能力は、PチャネルMOSトランジスタP11の電流駆動能力に対して十分大きい。
PチャネルMOSトランジスタP9−P11およびNチャネルMOSトランジスタN4−N5は、電流生成回路CGのリーク電流抑制を目的としている。以後、電源投入時の立ち上がり動作を説明する。
まず、電源VDD1が、電源VDD2よりも先に立ち上がった場合を説明する。この場合、電流生成回路CGの含まれるカレントミラーの動作電源となる電源VDD2が立ち上がっていないので、電流生成回路CGからノードND4へは電流が流れない。この場合レベルシフトLSでは、電源VDD1が、電源VDD2よりも先に立ち上がっているので不定動作は発生せず、安定して動作する。
次に、電源VDD2が、電源VDD1よりも先に立ち上がった場合を説明する。この場合、電源VDD1が立ち上がっていないので、NチャネルMOSトランジスタN4が非導通状態、NチャネルMOSトランジスタN5が導通状態となる。このとき、NチャネルMOSトランジスタN5の電流駆動能力は、PチャネルMOSトランジスタP11の電流駆動能力に対して十分大きいので、PチャネルMOSトランジスタP8が導通状態となり、PチャネルMOSトランジスタP8の電流駆動能力は、PチャネルMOSトランジスタP9の電流駆動能力に対して十分大きいので、PチャネルMOSトランジスタP8は定電流源として動作し、PチャネルMOSトランジスタP6−P7で構成されるカレントミラー回路により電流生成回路CGからノードND4へ電流が流れる。その際、PチャネルMOSトランジスタP10も導通状態になるため、ノードND8はVDD2と同電位になり、PチャネルMOSトランジスタP9およびP11は非導通状態となる。また、レベルシフタ回路全体では、図2に示すレベルシフタ回路LSC1と同様に動作する。
さらに、電源VDD1と電源VDD2が両方立ち上がった状態を説明する。このとき、NチャネルMOSトランジスタN4の電流駆動能力はPチャネルMOSトランジスタP10の電流駆動能力と比べて十分大きいので、ノードND8は基準電源GNDの電圧に引き抜かれる。このノードND8の電圧をゲートに受け、PチャネルMOSトランジスタP9とPチャネルMOSトランジスタP11は導通状態となる。PチャネルMOSトランジスタP6、PチャネルMOSトランジスタP7、PチャネルMOSトランジスタP10はそれぞれ、PチャネルMOSトランジスタP9を介してゲートに電源VDD2を受ける。PチャネルMOSトランジスタP6、PチャネルMOSトランジスタP7、PチャネルMOSトランジスタP10はソースにも電源VDD2を受けているため、ソースとゲートが同電位となり、非導通状態となる。また、このときNチャネルMOSトランジスタN5は非導通状態となり、PチャネルMOSトランジスタP8のゲートはPチャネルMOSトランジスタP11を介して電源VDD2を受け、PチャネルMOSトランジスタP8は非導通状態となる。
このとき、電流生成回路CGとレベルシフタ回路LSC1との間のリーク電流の経路となるPチャネルMOSトランジスタP6が非導通状態であるので、リーク電流を抑えることができる。
レベルシフタLSの不定動作を防ぐ効果に加えて、電源VDD1と電源VDD2がともに立ち上がった後に、電流生成回路CGの電流リークの経路にあるトランジスタのゲート電圧とソース電圧とを同電位にする回路構成にすることで、電流生成回路CGに起因するリーク電流を抑えることができる。また本実施の形態においても、図5で示した半導体装置と同様に、複数のレベルシフタ回路で電流生成回路CGを共有し半導体装置全体の面積を削減することができる。
本実施の形態で用いる基準電圧Vrefは、NチャネルMOSトランジスタN5のしきい値電圧N5Vthよりも大きく、電源VDD1の電圧以下の値であればよいので、その電圧範囲を広く取ることができる。また、基準電圧VrefをNチャネルMOSトランジスタN5のしきい値電圧N5Vthよりも大きく、電源VDD1の電圧以下の範囲に設定しておけば、レベルシフタの状態に合わせて基準電圧Vrefの電圧状態を制御する必要がなく、制御回路を設ける必要もない。
[実施の形態5]
図7は、この発明の実施の形態5に従う、レベルシフタ回路を適用したシステムの全体構成を概略的に示す図である。図7に示すように、電源系の異なる回路を組み合わせて用いる場合、異なる電源系の間にレベルシフトが必要となる。
このシステムは、VDD2系の回路で構成される位相同期回路PLLと、VDD1系の回路で構成される論理回路LCと、位相同期回路PLLと論理回路LCとの間に接続されるレベルシフタ回路LSC1−LSC3およびプルダウン回路PDCからなる。ただし、この場合、電源の電圧はVDD1<VDD2である。このシステムは、例えば、LSI(LSI:Large Scale Integration)に内蔵される。
位相同期回路は、例えば、特許文献5(特開2005−20083号公報)や特許文献6(特開2003−78410号公報)で示されている。
図7に示す、位相同期回路PLLは、位相比較器PC、ローパスフィルタLPF、発振器VCO、セレクタSL、分周器FDからなる。位相同期回路PLLは、プルダウン回路PDCを通して、論理回路LCにクロック信号を供給する。また、位相同期回路PLLは、論理回路LCからレベルシフタ回路LSC1およびレベルシフタ回路LSC3を通して制御されている。位相同期回路PLLの発振器VCOは、レベルシフタ回路LSC1から入力される信号が活性化信号のとき発振し、非活性化信号のとき停止する。
また、セレクタSLはレベルシフタ回路LSC3から入力される信号が非活性化信号のときは、分周器FDからの信号を直接、位相比較器PCに出力し、信号が活性化信号のときはレベルシフタ回路LSC2を通じて論理回路LCからフィードバックされたクロック信号を位相比較器PCに出力する。位相同期回路PLL内部では、位相比較器PCが外部からのクロック入力とフィードバックされた信号の位相を比較し、その出力からローパスフィルタLPFで高周波成分を取り除いた信号によって発振器VCOは制御されている。
レベルシフタ回路LSC1−LSC3には従来、図9で示すようなレベルシフタ回路LSCを適用していた。電源VDD1がオフ、電源VDD2がオンの状態のときは、図9について説明したように、レベルシフタ回路LSCの出力が不定となる。
このとき、図7のシステムでは、レベルシフタ回路LSC1およびレベルシフタ回路LSC3の出力信号が活性化信号となる場合に動作上問題が発生する。つまり、レベルシフタ回路LSC1およびレベルシフタ回路LSC3の出力信号が活性化信号となると発振器VCOが発振する。また、電源VDD1がオフの状態であり論理回路LCが動作しないので、位相比較器PCにはクロック信号がセレクタSLを通じて入力されない。そのため、発振器VCOは適切に制御されず可能な最大発振周波数で動作することになる。よって、通常動作時より多く電流を消費してしまうという問題が発生する。
また、上記状態から電源VDD1がオンになった場合、発振器VCOが適切に制御されるまでの間に、論理回路LCに通常動作時の周波数より高いクロックが入力されることになり、電源VDD1を投入した直後に大きな電流が流れることになる。
このような消費電流の増加が、LSI搭載ボード全体の意図しない電圧降下および動作不具合の原因となることがある。
レベルシフタ回路LSC1およびレベルシフタ回路LSC3に、本発明で示すレベルシフタ回路(例えば図1の半導体装置)を用いることにより、電源VDD1のみオフのとき、発振器VCOを停止の状態に確定させることができ、不定動作による問題を回避することができる。
[実施の形態6]
図8は、この発明の実施の形態6に従う、レベルシフタ回路を適用したシステムの全体構成を概略的に示す図である。
図8に示す回路では、出力ポートOP1−OP4およびアナログポートAPは電源VDD1を動作電源とする回路VDD1Cの、入出力ポートIOPと出力ポートOP5は電源VDD2を動作電源とする回路VDD2Cの一部である。尚、電源VDD1<電源VDD2である。また、トランスミッションゲートTG1−TG3はそれぞれレベルシフタ回路LES1−LES3により電源VDD2レベルに変換された信号を受けて動作する。
アナログポートAPは、入出力ポートIOPと出力ポートOP5のいずれかのポートから信号が入力される。入出力ポートIOPは、アナログポートAPに信号を出力するか、出力ポートOP2から信号が入力される。出力ポートOP5は、アナログポートAPに信号を出力する。また、いずれのポートにおいて信号が入出力されるかは、レベルシフタ回路を介して回路VDD1Cから入力される制御信号を受けるトランスミッションゲートTG1−TG3によって選択される。
トランスミッションゲートTG1は、出力ポートOP1からの制御信号を、レベルシフタ回路LES1を介して受け、制御される。トランスミッションゲートTG2は、出力ポートOP3からの制御信号を、レベルシフタ回路LES2を介して受け、制御される。トランスミッションゲートTG3は、ポートOP4からの制御信号を、レベルシフタ回路LES3を介して受け、制御される。
このような経路をもつ回路において、図9に示すような不定動作の可能性のある従来のレベルシフタ回路を用いると、以下のような問題が生じる。電源VDD1がオフ、電源VDD2がオンの状態のとき、レベルシフタ回路LES2−LES3の不定動作が原因により、意図しない制御信号がトランスミッションゲートTG2−TG3に入力されるので、トランスミッションゲートTG2およびTG3の両方が導通状態になることがある。このとき、入出力ポートIOPと出力ポートOP5の間にも信号の経路ができてしまい、入出力ポートIOPに意図しない信号が入力するので、回路VDD2Cで誤動作が発生することがある。
このような回路において、レベルシフタ回路LES2−LES3に、例えば実施の形態1で示す不定動作を防ぐことができるレベルシフタ回路を用いることにより、回路全体の誤動作を防ぐことができる。
このように、レベルシフタ回路の出力に応じて制御されるトランスミッションゲート回路では、レベルシフタ回路の不定動作によって、意図しない信号パスが発生する場合がある。このレベルシフタに回路に本発明を適用することによって、意図しない信号パスの発生を防ぐことができる。また、レベルシフタ回路により制御される回路はトランスミッションゲートには限られない。
この発明は、電源投入時の不定動作の問題を解決でき、安定した動作のレベルシフタ回路を実現することができる。
この発明の実施の形態1に従う、半導体装置の全体構成を概略的に示す図である。 図1に示す半導体装置を構成する電流生成回路CGとバイアス回路BCの実施例を示す図である。 バイアス回路の変形例を示す図である。 図2で示した半導体装置のレイアウト配置の概略図を示す。 この発明の実施の形態3に従う、半導体装置の全体構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態4に従う、電流生成回路の全体構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態5に従う、レベルシフタ回路を適用したシステムの全体構成を概略的に示す図である。 この発明の実施の形態6に従う、レベルシフタ回路を適用したシステムの全体構成を概略的に示す図である。 従来のレベルシフタ回路を示す図である。
符号の説明
VIN 入力信号、VOUT 出力信号、VDD1−VDD2 電源、GND 基準電源、LSC,LSC1−LSC3 レベルシフタ回路、ND1−ND8 ノード、INV1−INV3 インバータ回路、P1−P11 PチャネルMOSトランジスタ、N1−N5 NチャネルMOSトランジスタ、PD1−PD2 寄生ダイオード、CG 電流生成回路、BC バイアス回路、PLL 位相同期回路、LC 論理回路、PDC プルダウン回路、IOP 入出力ポート、OP1−OP5 出力ポート、AP アナログポート、LES1−LES3 レベルシフタ回路、TG1−TG3 トランスミッションゲート。

Claims (7)

  1. 第1の電圧の信号がインバータ回路を介して入力される入力用トランジスタを有し、前記入力用トランジスタの状態に応じて出力信号を出力し、前記第1の電圧の信号から、前記第1の電圧よりも高電圧の第2の電圧の信号へと変換するレベルシフタを備えるレベルシフタ回路と、
    前記レベルシフタ回路に第1の電源よりも先に、第1の電源よりも高電圧の第2の電源が投入された場合に、前記入力用トランジスタへの入力信号を発生させる回路と、を備え、
    前記インバータ回路は、前記第1の電源に接続され、内部に寄生ダイオードが形成されるトランジスタから構成され、
    前記入力信号を発生させる回路は、前記第1の電源よりも先に、前記第2の電源が投入されたときに、前記寄生ダイオードを介して前記インバータ回路に接続されるオフ状態の第1の電源へ電流を流す電流生成回路と、
    前記電流生成回路と前記インバータ回路の間に接続され、前記電流を受けて前記入力用トランジスタの入力信号の電圧状態を設定するバイアス回路とを有する、半導体装置。
  2. 前記電流生成回路は、前記第1の電源よりも先に、前記第2の電源が投入されたときに、前記電流を生成するカレントミラー回路を備える、請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記カレントミラー回路は複数のMOSトランジスタで構成され、前記第1の電源と前記第2の電源とがともに投入されているときは、前記カレントミラー回路の出力MOSトランジスタのゲートとソースには、共通の電源から電圧が与えられることを特徴とする、請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記バイアス回路は、抵抗素子である、請求項1記載の半導体装置。
  5. 前記バイアス回路は、トランスミッションゲートである、請求項1記載の半導体装置。
  6. 第1の電圧の信号がインバータ回路を介して入力される入力用トランジスタを有し、前記入力用トランジスタの状態に応じて出力信号を出力し、前記第1の電圧の信号から、前記第1の電圧よりも高電圧の第2の電圧の信号へと変換するレベルシフタと、前記第1の電源に接続され、内部に寄生ダイオードが形成される前記インバータ回路とを有するレベルシフタ回路と、
    前記第1の電源よりも先に、前記第2の電源が投入されたときに、前記寄生ダイオードを介して前記インバータ回路に接続される第1の電源へ電流を流す電流生成回路と、
    前記電流生成回路と前記インバータ回路の間に接続され、前記電流を受けて前記入力用トランジスタの入力信号の電圧状態を設定するバイアス回路と、を備え、
    前記インバータ回路と前記レベルシフタとの間に前記電流生成回路と前記バイアス回路がレイアウトされることを特徴とする半導体装置。
  7. 第1の電源電圧で動作する第1の電源系回路と、
    第2の電源電圧で動作する第2の電源系回路とを備え、
    前記第1の電源系回路と前記第2の電源系回路との間の電圧の信号のレベル変換に、請求項1に記載の半導体装置を用いることを特徴とする半導体装置。
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