JP4027936B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自己の電源電圧に比して高い電圧レベルに信号をレベル変換するインターフェースを有する半導体装置に関するものであり、特に、高い電圧レベルへの信号のレベル変換を定常的な電流消費を伴わずに行うことが可能な半導体装置に関するものである。
自己の電源電圧に比して高い電圧レベルの信号を出力することが可能な出力バッファ回路として、下記に示す特許文献1が開示されている。特許文献1では、第15図に示すように、順次高い電圧レベルの電源電圧で動作する4つの中間インバータを用いて、出力信号OUTの電圧レベルを低い電圧レベルVDDから、順次より高い電圧レベル(VL1、VH1)、(VL2、VH2)、(VL3、VH3)、(VL3、VDD2)に増大させることにより、高い電圧レベルVDD2での出力信号OUTを得る。
ここで、中間インバータの電源電圧における、電圧レベルVL1乃至VL3、VH1乃至VH3は、高い電圧レベルVDD2を抵抗素子105乃至111により分圧することにより得ている。
尚、先行技術文献は以下の通りである。
特開平10−22810号公報
前記特許文献1に開示の出力バッファ回路では、出力信号OUTの出力可能状態において、中間インバータに供給すべき電圧レベルVL1乃至VL3、VH1乃至VH3を、抵抗素子105乃至111により電源電圧VDD2を分圧することにより得ている。このため、入力信号INの論理レベルの遷移が中間インバータを介して伝播した後には、中間イ
ンバータでの入出力信号の論理状態は固定され、中間インバータにおいて電流消費が行われないにも関わらず、電源電圧VDD2から抵抗素子105乃至111を介して定常的な電流消費が発生してしまう。
携帯機器等を始めとする低消費電流動作が望まれる技術分野への利用に際し、定常的な電流消費は問題である。
本発明は、従来技術が有する問題点を解決するためになされたものである。その目的は、第1電源電圧で動作する第1回路群と、第1電源電圧より高電圧の第2電源電圧で動作する第2回路群との間で信号のインターフェースを行う際、定常的な電流消費を伴わずにレベル変換を行うことが可能な半導体装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に係る半導体装置は、電源として基準電圧と第1電源電圧との間で動作する第1回路群と、基準電圧と第1電源電圧に比して高い電圧レベルの第2電源電圧との間で動作する第2回路群とを備えており、第2回路群の入力段において第2電源電圧の出力制御を行う第1導電型の電圧制御型ハイサイド素子と、第1回路群から第2回路群へのインターフェースであって、電源として第1電源電圧と第2電源電圧との間で動作し、電圧制御型ハイサイド素子を導通制御するレベル変換回路として、電圧制御型ハイサイド素子と第1電源電圧との間に備えられ、電圧制御型ハイサイド素子を導通する際、第1電源電圧を供給する第1導電型の電圧制御型第1素子と、電圧制御型ハイサイド素子と第2電源電圧との間に備えられ、電圧制御型ハイサイド素子を非導通とする際、第2電源電圧を供給する第1導電型の電圧制御型第2素子とを備えることを特徴とする。
請求項1の半導体装置では、第1回路群と第2回路群とのインターフェースのために、第1電源電圧と第2電源電圧との間で動作するレベル変換回路を使用することができる。このレベル変換回路は、第1導電型の電圧制御型素子である第1および第2素子により、第1および第2電源電圧を供給して、第1導電型の電圧制御型素子である第2回路群のハイサイド素子を導通および非導通とする。
これにより、レベル変換回路が、基準電圧に対してではなく、第1電源電圧に対して第2電源電圧を供給することにより構成されるので、印加される電圧差は第1および第2電源電圧の間の電圧差となる。第2電源電圧の電圧差では耐圧が確保できない構成素子を使用してインターフェースを構成することができる。また、耐圧確保のために第1および第2電源電圧の按分により中間的な第3の電源電圧を作り出す必要がない。このため、電源電圧の按分に伴う電流消費はない。
第2電源電圧を基準として、供給される電圧レベルに応じて導通および非導通が制御されるハイサイド素子に、定常的な電流消費を伴うことなく素子耐圧の範囲内で第1および第2電源電圧を供給して、導通制御を行うことができる。
ここで、レベル変換回路に備えられる第1および第2素子は、ハイサイド素子と同じ導電型である第1導電型で構成されるので、レベル変換回路として、基準電圧に対して浮いた電圧である、第1および第2電源電圧の導通制御を容易に構成することができる。
また、請求項2に係る半導体装置は、請求項1に記載の半導体装置において、電圧制御型第1素子において第1回路群とインターフェースされることが好ましい。これにより、第1回路群からの電圧信号を、レベル変換回路にそのまま入力することができる。
また、請求項3に係る半導体装置は、請求項1または2に記載の半導体装置において、レベル変換回路には、更に、電圧制御型第2素子と第1電源電圧との間に備えられ、電圧制御型第2素子を導通する際、第1電源電圧を供給する第1導電型の電圧制御型第3素子と、電圧制御型第2素子と第2電源電圧との間に備えられ、電圧制御型第2素子を非導通とする際、第2電源電圧を供給する第1導電型の電圧制御型第4素子とを備えることを特徴とする。
請求項3に係る半導体装置では、電圧制御型の第2素子は、電圧制御型の第3および第4素子により第1および第2電源電圧が供給されて、導通および非導通が制御される。ここで、第3および第4素子も第1導電型であり、レベル変換回路の構成素子として第1電源電圧と第2電源電圧電圧との間で動作する。
また、請求項4に係る半導体装置は、第1電源電圧で動作する第1回路群と、第1電源電圧に比して高い電圧レベルの第2電源電圧で動作する第2回路群とを備えており、ゲート端子への第1電源電圧の供給により導通し第2電源電圧の出力を行う、第2回路群の入力段に備えられる出力PMOSトランジスタと、第1回路群から第2回路群へのインターフェースであって、電源として第1電源電圧と第2電源電圧との間で動作し、出力PMOSトランジスタを導通制御するレベル変換回路については、第1電源電圧から出力PMOSトランジスタのゲート端子に至る径路内に配置され、ゲート端子への第1回路群からの第1信号の供給により導通制御される第1PMOSトランジスタと、第2電源電圧から出力PMOSトランジスタのゲート端子に至る径路内に配置され、ゲート端子への第1電源電圧の供給により導通する第2PMOSトランジスタと、第1電源電圧から第2PMOSトランジスタのゲート端子に至る径路内に配置され、ゲート端子への第1回路群からの第2信号の供給により導通制御される第3PMOSトランジスタと、第2電源電圧から第2PMOSトランジスタのゲート端子に至る径路内に配置され、ゲート端子への、第1または第2PMOSトランジスタを介して第1または第2電源電圧の供給により導通または非導通となる第4PMOSトランジスタとを備え、第1および第3PMOSトランジスタは、いずれか一方が導通に制御されることを特徴とする。
請求項4に係る半導体装置では、第1PMOSトランジスタが導通して、出力PMOSトランジスタのゲート端子および第4PMOSトランジスタのゲート端子に第1電源電圧が供給されて両トランジスタは導通する。第4PMOSトランジスタの導通により、第2PMOSトランジスタのゲート端子に第2電源電圧が供給されて第2PMOS「トランジスタは非導通となる。この時、第3PMOSトランジスタは非導通である。逆に、第1PMOSトランジスタが非導通であって第3PMOSトランジスタは導通する場合には、第2PMOSトランジスタが導通して、出力PMOSトランジスタおよび第4PMOSトランジスタが非導通となる。
ここで、各トランジスタの端子間は直結されていてもよく、また、抵抗素子やダイオード素子等の降圧機能を有する回路要素を介して接続されていてもよい。ゲート端子に第1電源電圧が供給される際にゲート・ソース端子間に閾値電圧以上の電圧が印加される構成であればよい。
また、第1回路群から供給される第1および第2信号のハイレベル電圧は、第1電源電圧の他、第1電源電圧に対して昇圧された電圧、またはより高い電圧にレベル変換された電圧であってもよい。第1および第2信号におけるハイレベル電圧において第1および第3PMOSトランジスタが非導通になる。
これにより、レベル変換回路が、基準電圧に対してではなく第1電源電圧に対して第2電源電圧を供給することにより構成されるので、印加される電圧差は第1および第2電源
電圧の間の電圧差となる。第1乃至第4PMOSトランジスタとして第2電源電圧の耐圧を確保する必要はなく、より低い耐圧の素子で構成することができる。レベル変換に際し、第1および第2電源電圧の按分により中間的な第3の電源電圧を作り出す必要がなく、按分に伴う電流消費はない。
ゲート・ソース端子間に閾値電圧以上の電圧が印加されることにより、PMOSトランジスタは導通する。出力、第1、および第4PMOSトランジスタのソース端子には第2電源電圧が供給されているので、第1および第2電源電圧を閾値電圧以上の電圧差を有して構成すれば、ゲート端子に第1または第2電源電圧を供給することにより導通および非導通が制御される。また、この時の電圧供給は、ハイレベル側の電圧を導通制御するのに適したPMOSトランジスタにより容易に構成することができる。PMOSトランジスタで構成するので、基準電圧に対して浮いた電圧である第1電源電圧と第2電源電圧との間で、レベル変換回路が容易に構成される。
また、請求項5に係る半導体装置は、請求項6に記載の半導体装置において、第1および第2信号は、相互に反転された論理信号であることが好ましい。これにより、第1および第3PMOSトランジスタの何れか一方のみを導通にすることができる。
また、請求項6に係る半導体装置は、請求項4に記載の半導体装置において、ゲート端子に定常的に所定バイアス電圧が印加される第1および第2NMOSトランジスタが、第1および第3PMOSトランジスタから、第2および第4PMOSトランジスタに至る径路のうち、出力および第4PMOSトランジスタのゲート端子または該ゲート端子への分岐点に至るまでの径路内に配置されることを特徴とする。
請求項6に係る半導体装置では、第1または第2信号により、第1または第3PMOSトランジスタが導通する際、第1および第2NMOSトランジスタは導通し、第1または第2信号により、第1または第3PMOSトランジスタが非導通の制御を受ける際、第1または第2NMOSトランジスタは、第1または第2NMOSトランジスタのドレイン端子の電圧を降圧して第1または第3PMOSトランジスタに供給する。
これにより、第1または第3PMOSトランジスタが導通する際に、出力および第4PMOSトランジスタのゲート端子、または第2PMOSトランジスタのゲート端子への第1電源電圧の供給を可能としながら、非導通の際に、第1または第3PMOSトランジスタには第2電源電圧から降圧された電圧が供給されることとなる。出力PMOSトランジスタや第2および第4PMOSトランジスタと同じ閾値電圧を有して第1または第3PMOSトランジスタが構成される場合にも、第1または第3PMOSトランジスタを非導通に制御することができる。
また、請求項7に係る半導体装置は、請求項4に記載の半導体装置において、第1および第3PMOSトランジスタは、第2電源電圧から第1電源電圧を減じた電圧値より深い閾値電圧を有することを特徴とする。これにより、第1および第2NMOSトランジスタを備えない場合にも、出力PMOSトランジスタや第2および第4PMOSトランジスタの導通に関わらず、第1または第3PMOSトランジスタを非導通に制御することができる。また、第1および第2NMOSトランジスタを備える場合には、所定バイアス電圧の電圧範囲をより広くとることができる。
また、請求項8に係る半導体装置は、請求項4に記載の半導体装置において、第1および第3PMOSトランジスタの各々のゲート端子の電圧を制御するゲート電圧制御部を備えることを特徴とする。
請求項8に係る半導体装置では、ゲート電圧制御部は、第1または第3PMOSトランジスタのゲート端子の電圧を、第1または第3PMOSトランジスタのドレイン端子に印加される第2電源電圧が、第1電源電圧に第1所定電圧を加えた電圧以上の電圧である場合には、第2電源電圧に設定し、第1電源電圧に第1所定電圧を加えた電圧未満の電圧である場合には、第1電源電圧に設定する。
これにより、第1または第3PMOSトランジスタの非導通制御の際に、ドレイン端子に第2電源電圧が直接に印加されても、第1電源電圧に対する第2電源電圧の電圧値に応じてゲート端子に印加する電圧を制御することができ、第1または第3PMOSトランジスタは非導通に維持される。第1または第3PMOSトランジスタを介して第1電源電圧に向かって不要な電流経路が形成されることはなく、不要な電流消費を防止することができる。
出力PMOSトランジスタや第2および第4PMOSトランジスタとの閾値電圧の異同に関わらず、第1または第3PMOSトランジスタを非導通に制御することができる。
また、請求項9に係る半導体装置は、請求項4に記載の半導体装置において、第2電源電圧がドレイン端子に印加される際の、第1、第3、第5、および第6PMOSトランジスタのNウェルの電位を第2電源電圧の電圧レベルに応じて設定する、Nウェル電位制御部を備えることを特徴とする。
請求項9に係る半導体装置では、Nウェル電位制御部により、第2電源電圧が第1電源電圧に第2所定電圧を加えた電圧以上の電圧である場合には、第1、第3、第5、および第6PMOSトランジスタのNウェルの電位が第2電源電圧に設定され、第2電源電圧が第1電源電圧に第2所定電圧を加えた電圧未満の電圧である場合には、Nウェルの電位が第1電源電圧に設定される。
これにより、PMOSトランジスタのNウェル電位は第2電源電圧の電圧レベルに応じて適宜な電圧が設定されるので、特定の電圧レベルにおいてフローティング状態となることはない。第2電源電圧の電圧レベルに応じてNウェル電位を設定することができ、常に安定した回路動作を得ることができる。
また、請求項10に係る半導体装置は、請求項4に記載の半導体装置において、第2電源電圧がドレイン端子に印加される際の、第1、第3、第5、および第6PMOSトランジスタのNウェルの電位を第2電源電圧に設定する、Nウェル電位制御部を備えることを特徴とする。
請求項10に係る半導体装置では、Nウェル電位制御部により、第2電源電圧がドレイン端子に印加される際には、第1、第3、第5、および第6PMOSトランジスタのNウェルの電位が第2電源電圧に設定される。
これにより、PMOSトランジスタのドレイン端子に第2電源電圧が印加されることにより、Nウェル電位は第2電源電圧に設定されるので、特定の電圧レベルにおいてフローティング状態となることはない。
本発明によれば、第1電源電圧で動作する第1回路群と、第1電源電圧より高電圧の第2電源電圧で動作する第2回路群との間で信号のインターフェースをする際、第1電源電圧と第2電源電圧とで挟まれた電源で動作するレベル変換回路を備えることにより、定常的な電流消費を伴わずにレベル変換を行うことが可能な半導体装置を提供することができる。
以下、本発明の半導体装置について具体化した実施形態を第1図乃至第14図に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
第1図に本発明を適用した半導体装置についての実施形態を示す。基準電圧VSSに対して第1電源電圧VDD1が供給されて動作する第1回路群3と、基準電圧VSSに対して第1電源電圧VDD1より高い電圧レベルを有する第2電源電圧VDD2が供給されて動作する第2回路群5とを備えている。
第1回路群3は、高速な処理速度が要求される回路部分である。高機能化・高速化が進展している電子機器分野の制御や演算処理等に適用して好適な回路部分である。高機能性・高速性を実現するために微細化が進んだプロセステクノロジーにより実現されることが一般的である。従って、インバータゲートI31に例示される第1回路群3の構成素子は低電圧動作が要求される。第1電源電圧VDD1はこの仕様に適合した低電源電圧である。第1回路群3を構成する素子は、低電源電圧の第1電源電圧VDD1において耐圧が確保されていればよく、第1電源電圧VDD1に比して高電圧の第2電源電圧VDD2に対しては、耐圧が保障されていない場合がある。この場合、これらの素子に第2電源電圧VDD2を印加することはできない。
第2回路群5は、より高い電源電圧である第2電源電圧VDD2で動作する回路部分である。既存の電源電圧体系において動作する機器等の制御部分、所定の電圧において動作する他の素子、装置等の制御や駆動等に適用する回路部分である。これらの回路部分では、高機能化や高速化に必要とされる第1電源電圧VDD1とは異なる電圧値の第2電源電圧VDD2が必要とされる。更に、第2電源電圧VDD2は、第1電源電圧VDD1に比して高電圧である場合がある。
第1図では、第1回路群3において第1電源電圧VDD1の振幅を有する入力信号INが、第2回路群5において第2電源電圧VDD2の振幅を有する出力信号OUTとして出力される場合である。ここで、入力信号INは、第1回路群3において、制御処理や演算処理等を行った結果信号である。また、出力信号OUTは、このまま半導体装置の外部に出力されて、他の素子や装置の駆動信号や制御信号になる場合の他、第2回路群5への入力信号とされることも考えられる。
第2回路群5の入力部分は、ハイサイドスイッチとしてソース端子が第2電源電圧VDD2に接続されたのPMOSトランジスタPM51と、ローサイドスイッチとしてソース端子が基準電圧VSSに接続されたNMOSトランジスタNM51とが備えられている。各々のゲート端子に、後述するレベル変換回路1から信号が入力されて、排他的にスイッチング制御される。PMOSトランジスタPM51およびNMOSトランジスタNM51の各々のドレイン端子は、出力端子OUTとして互いのドレイン端子が接続されているPMOS/NMOSトランジスタPM52/NM52のソース端子に接続されている。PMOS/NMOSトランジスタPM52/NM52のゲート端子は、第1電源電圧VDD1に接続されている。
PMOS/NMOSトランジスタPM52/NM52は、各々、PMOS/NMOSトランジスタPM51/NM51の導通の際に導通する。このとき非導通となるNMOS/PMOSトランジスタNM52/PM52は、各々のドレイン端子に第2電源電圧VDD2/基準電圧VSSが印加され飽和特性のバイアス状態となる。従って、NMOS/PMOSトランジスタNM51/PM51のドレイン端子には、各々、第1電源電圧VDD1からNMOSトランジスタNM52の閾値電圧だけ低い電圧/第1電源電圧VDD1から
PMOSトランジスタPM52の閾値電圧だけ高い電圧が印加されることとなる。これにより、基準電圧VSSに対して第2電源電圧VDD2が印加される第2回路群5においても、PMOS/NMOSトランジスタPM51、52/NM51、52には、第2電源電圧VDD2と第1電源電圧VDD1との差電圧/第1電源電圧VDD1の電圧しか印加されない。
これにより、高い電圧値を有する第2電源電圧VDD2が供給される第2回路群5においても、低耐圧トランジスタで構成することができる。
尚、実施形態においては、耐圧確保用のトランジスタとして、1段のPMOS/NMOSトランジスタPM52/NM52で構成する場合を示したが、2段以上の多段構成にすることも可能である。この場合、各MOSトランジスタのゲート端子に印加する電圧を適宜に調整して、段階的に印加電圧をシフトするように構成することが好ましい。多段構成にすることにより、更に高い電圧の第2電源電圧VDD2が供給される場合にも低耐圧のトランジスタで回路を構成することが可能となる。
第1回路群3と第2回路群5との間に備えられ第1電源電圧VDD1から第2電源電圧VDD2に信号のレベル変換を行う回路が、レベル変換回路1である。
レベル変換回路1のうち、ハイサイドスイッチのPMOSトランジスタPM51のゲート端子を駆動制御する回路は、ハイ側のレベル変換部4として4つのPMOSトランジスタPM1乃至PM4で構成される。PMOSトランジスタPM1、PM3、およびPM2、PM4のソース端子は、各々、第1電源電圧VDD1、および第2電源電圧VDD2に接続されている。PMOSトランジスタPM4のゲート端子は、PMOSトランジスタPM1およびPM2のドレイン端子に接続されると共に、PMOSトランジスタPM51のゲート端子に接続されている(ノードN3)。また、PMOSトランジスタPM2のゲート端子は、PMOSトランジスタPM3およびPM4のドレイン端子に接続されている(ノードN4)。更に、PMOSトランジスタPM1のゲート端子(ノードN1)はインバータゲートI31の出力ノードN1に接続され、PMOSトランジスタPM3のゲート端子(ノードN2)は入力信号INに接続されている。
尚、ローサイドスイッチのNMOSトランジスタPM51のゲート端子を駆動制御する信号は入力信号INに対して電圧レベルが変換された信号である。後述(第14図)するロー側のレベル変換部6から出力される。
入力信号INが第1電源電圧VDD1の電圧レベルを有するハイレベル信号である場合、インバータゲートI31によりノードN1は基準電圧VSSの電圧レベルを有するローレベルとなる。入力信号INはPMOSトランジスタPM3のゲート端子(ノードN2)に入力され、ゲート端子に第1電源電圧VDD1を供給する。ノードN1はPMOSトランジスタPM1のゲート端子(ノードN1)に接続されており、ゲート端子に基準電圧VSSを供給する。PMOSトランジスタPM1のソース端子は第1電源電圧VDD1に接続されているので、PMOSトランジスタPM1は導通となる。
PMOSトランジスタPM1の導通により、そのドレイン端子が接続されているノードN3に第1電源電圧VDD1が供給され、PMOSトランジスタPM4、PM51のゲート端子に供給される。PMOSトランジスタPM4、PM51のソース端子は第2電源電圧VDD2に接続されているので、PMOSトランジスタPM4、PM51のゲート・ソース端子間には第1および第2電源電圧VDD1、VDD2の電圧差が印加されることとなる。従って、第1および第2電源電圧VDD1、VDD2の電圧差がPMOSトランジスタPM4、PM51の閾値電圧以上であることを条件として、PMOSトランジスタP
M4、PM51が導通する。
PMOSトランジスタPM4の導通により、そのドレイン端子が接続されているノードN4に第2電源電圧VDD2が供給される。これにより、PMOSトランジスタPM2は非導通となり、PMOSトランジスタPM1を介して第1電源電圧VDD1が供給されているノードN3に第2電源電電圧VDD2が接続されることはない。また、ノードN4は、PMOSトランジスタPM3のドレイン端子に接続されているため、PMOSトランジスタPM3では、ゲート端子(ノードN2)に第1電源電圧VDD1が供給され、ドレイン端子に第2電源電圧VDD2が供給される状態となる。ゲート・ドレイン端子間に第1および第2電源電圧VDD1、VDD2の電圧差が印加されることとなる。従って、第1および第2電源電圧VDD1、VDD2の電圧差がPMOSトランジスタPM3の閾値電圧未満であることを条件として、PMOSトランジスタPM3は、非導通となる。PMOSトランジスタPM4を介して第2電源電圧VDD2が供給されているノードN4に第1電源電電圧VDD1が接続されることはない。
入力信号INが基準電圧VSSの電圧レベルを有するローレベル信号である場合には、印加される電圧レベルが逆転して上記と反対の動作状態となる。
すなわち、ゲート端子に基準電圧VSSが印加されてPMOSトランジスタPM3が導通となり、これにより、ゲート端子に第1電源電圧VDD1が印加されてPMOSトランジスタPM2が導通となる。ここで、第1および第2電源電圧VDD1、VDD2の電圧差がPMOSトランジスタPM2の閾値電圧以上であるとする。ノードN3には第2電源電圧VDD2が供給されるため、PMOSトランジスタPM4、PM51は非導通となる。これにより、出力端子OUTに第2電源電圧VDD2が供給されることはなく、PMOSトランジスタPM3を介して第1電源電圧VDD1が供給されているノードN4にも第2電源電電圧VDD2が接続されることはない。
また、ゲート・ドレイン端子間に第1および第2電源電圧VDD1、VDD2の電圧差が印加されるPMOSトランジスタPM1は、第1および第2電源電圧VDD1、VDD2の電圧差が閾値電圧未満であることを条件として非導通となる。これにより、PMOSトランジスタPM2を介して第2電源電圧VDD2が供給されているノードN3に第1電源電電圧VDD1が接続されることはない。
一方、NMOSトランジスタNM51は、後述(第14図)するロー側のレベル変換部6により、入力信号INに同相の信号がゲート端子に供給されることにより、PMOSトランジスタPM51とは排他的に導通制御される。
PMOSトランジスタPM51が導通することにより、そのドレイン端子に第2電源電圧VDD2が供給される。PMOSトランジスタPM52も同じ閾値電圧を有していれば導通し、出力端子OUTに第2電源電圧VDD2が供給される。ここで、NMOSトランジスタNM51は非導通であるので、第2電源電圧VDD2の電圧レベルを有する出力信号OUTが出力される。
PMOSトランジスタPM51が非導通の場合には、NMOSトランジスタNM51が導通し、そのドレイン端子に基準電圧VSSが供給される。NMOSトランジスタNM52も同様に導通し、出力端子OUTに基準電圧VSSが供給される。基準電圧VSSの電圧レベルを有する出力信号OUTが出力される。
実施形態に示すレベル変換回路1のうちハイ側のレベル変換部4によれば、第1電源電圧VDD1と第2電源電圧VDD2との電圧差が、PMOSトランジスタPM2、PM4、PM51、PM52の閾値電圧以上であるため、ゲート端子を第1および第2電源電圧VDD1、VDD2で制御すれば、導通および非導通とすることができる。レベル変換部4をPMOSトランジスタにより容易に構成することができる。
PMOSトランジスタPM51を導通制御するために、基準電圧VSSと第1電源電圧VDD1との間で振幅する入力信号INを、第1電源電圧VDD1と第2電源電圧VDD2との間で振幅する信号にレベル変換するにあたって、第2電源電圧VDD2から第1電源電圧VDD1への定常的な電流径路が形成されることはない。更に、第1電源電圧VDD1と第2電源電圧VDD2との間の中間的な電圧レベルを有する第3の電源電圧は必要とされず、第1および第2電源電圧VDD1、VDD2の分圧に伴う定常的な電流消費もない。
また、基準電圧VSSに対してではなく、第1電源電圧VDD1と第2電源電圧VDD2との間で回路が構成されるので、印加される電圧差は第1および第2電源電圧VDD1、VDD2の間の電圧差となる。第1乃至第4PMOSトランジスタであるPMOSトランジスタPM1乃至PM4は、第2電源電圧VDD2の耐圧を確保する必要はなく、低い耐圧の素子で構成することができる。
更に、第2回路群5の入力段であるPMOS/NMOSトランジスタPM51/NM51には、耐圧確保用のトランジスタとしてPMOS/NMOSトランジスタPM52/NM52が備えられており、各トランジスタPM51、52/NM51、52には、第2電源電圧VDD2と第1電源電圧VDD1との差電圧/第1電源電圧VDD1の電圧しか印加されず、低い耐圧の素子で構成することができる。
これらの低耐圧のMOSトランジスタではゲート酸化膜厚も薄く、回路動作の高速化を図ることができる。
ここで、PMOSトランジスタPM2またはPM4が導通してノードN3またはN4に第2電源電圧VDD2が供給される際、ノードN3またはN4から第1電源電圧VDD1への径路を、PMOSトランジスタPM1またはPM3により遮断する必要がある。この方策として第1乃至第4の方策を以下に示す。
第2図に第1の方策を示す。PMOSトランジスタPM1、PM3が、PMOSトランジスタPM2、PM4、PM51、PM52とは異なる構成のトランジスタで構成される場合である。PMOSトランジスタPM1またはPM3が非導通に制御される場合、ゲート端子には第1回路群3からの信号により第1電源電圧VDD1が印加されることが一般的である。ドレイン端子に印加される第2電源電圧VDD2を遮断するためには、PMOSトランジスタPM1、PM3の閾値電圧は、第1および第2電源電圧VDD1、VDD2の電圧差より深い閾値電圧とする必要がある。PMOSトランジスタPM2、PM4、PM51、PM52を構成するトランジスタに代えて、より深い閾値電圧を有するトランジスタで構成すればよい。
第3図に第2の方策を示す。PMOSトランジスタPM1、PM3が、PMOSトランジスタPM2、PM4、PM51、PM52と同じトランジスタで構成される場合である。PMOSトランジスタPM1、PM3のゲート端子(ノードN1、N2)には、電圧レベルの変換回路LSが接続されている。第1回路群3からの信号は、変換回路LSを介してゲート端子に入力される。PMOSトランジスタPM1、PM3が非導通に制御される場合、ゲート端子には第1電源電圧VDD1に比して高い電圧レベルVHを有する信号が供給される。第2電源電圧VDD2と電圧レベルVHとの電圧差が閾値電圧未満になるように変換回路LSが設定されれば、ドレイン端子に第2電源電圧VDD2が印加される際、PMOSトランジスタPM1、PM3を非導通に維持することができる。
第4図に第3の方策を示す。第3の方策では、PMOSトランジスタPM1とPM2との間/PM3とPM4の間に、NMOSトランジスタNM1/NM2が配置される構成である。PMOSトランジスタPM1/PM3のドレイン端子はNMOSトランジスタNM
1/NM2のソース端子に接続され(ノード3A/4A)、PMOSトランジスタPM2/PM4のドレイン端子はNMOSトランジスタNM1/NM2のドレイン端子に接続される(ノード3/4)。NMOSトランジスタNM1、NM2のゲート端子には、共通に所定バイアス電圧VGが供給される。バイアス電圧VBが直接に供給される場合の他、電圧降圧部7を介して供給される構成とすることもできる。
電圧降圧部7は、例えば、第5図のような構成である。第2電源電圧VDD2とNMOSトランジスタNM1、NM2のゲート端子との間に、ダイオード接続されたNMOSトランジスタが所定段数接続される降圧部71が配置されている。降圧部71による降圧電圧VDNだけ第2電源電圧VDD2が降圧されてゲート端子に供給される(VG=VDD2−VDN)。降圧部71の他にも、接合ダイオードや抵抗素子等、降圧や分圧を行うことができる構成であれば適用することができ、更にこれらを適宜に組み合わせた構成とすることもできる。
第4図に戻って、具体的な動作を説明する。PMOSトランジスタPM1が導通する場合、ノード3Aには第1電源電圧VDD1が供給される。このときのNMOSトランジスタNM1のゲート端子電圧VGは、第1電源電圧VDD1に加えてNMOSトランジスタNM1の閾値電圧VthN1以上の電圧であることが必要である(VG−VDD1≧VthN1)。これにより、NMOSトランジスタNM1は導通し、ノードN3に第1電源電圧VDD1が供給される。これにより、PMOSトランジスタPM4、PM51が導通する。
PMOSトランジスタPM1が非導通である場合、ノード3にはPMOSトランジスタPM2を介して第2電源電圧VDD2が供給される。このとき、NMOSトランジスタNM1は飽和領域で動作する。ノード3Aには、ゲート端子電圧VGから閾値電圧VthN1を減じた電圧(VG−VthN1)が供給される。PMOSトランジスタPM1が非導通に維持されるためには、ノード3Aに供給される電圧(VG−VthN1)と、PMOSトランジスタPM1のゲート端子(ノードN1)に供給される第1電源電圧VDD1との電圧差がPMOSトランジスタPM1の閾値電圧VthP1未満であることが要請される((VG−VthN1)−VDD1<VthP1)。
PMOSトランジスタPM3とNMOSトランジスタNM2についても同様の動作が行われる。
第4図の方策(3)によれば、
VthN1≦VG−VDD1<VthP1+VthN1・・・(1)
(VthN2≦VG−VDD1<VthP3+VthN2)
の条件が満たされれば、PMOSトランジスタPM1、PM3の導通、非導通を制御することができる。上記の条件(1)は、
バイアス電圧VBが第2電源電圧VDD2であり、ゲート端子電圧VGとして直接印加される場合(VG=VDD2)には、
VthN1≦VDD2−VDD1<VthP1+VthN1である。
第2電源電圧VDD2が、降圧電圧部71を介して降圧電圧VDNの降圧を受けてゲート端子電圧VGとして印加される場合(VG=VDD2−VDN)には、
VthN1+VDN≦VDD2−VDD1<VthP1+VthN1+VDNとなる。
更に、第1および第2電源電圧VDD1、VDD2以外のその他の電圧源がある場合には、それを使用することも考えられる。
ここで、電圧降圧部71やその他の電圧源を使用することにより、ゲート端子電圧VGを低く設定することができれば、より低い閾値電圧VthN1を有するNMOSトランジスタを使用することができる。NMOSトランジスタNM1、NM2として適用可能なトランジスタの種類を広げることができる。
PMOSトランジスタPM1、PM3の非導通の際、PMOSトランジスタPM1またはPM3には第1電源電圧VDD1から降圧された電圧が供給されることとなる。PMOSトランジスタPM2、PM4、PM51と同じ閾値電圧を有してPMOSトランジスタPM1、PM3が構成される場合にも、PMOSトランジスタPM1、PM3を非導通に制御することができる。
また、第1乃至第3の方策の何れの場合についても、PMOSトランジスタPM2、PM4、PM51の閾値電圧に比して深い閾値電圧を有してPMOSトランジスタPM1、PM3が構成されれば、PMOSトランジスタPM1、PM3の非導通の制御を容易に行うことができる。特に、NMOSトランジスタNM1、NM2を備える場合には、バイアス電圧VBの電圧範囲をより広くとることができる。
第6図に第4の方策を示す。PMOSトランジスタPM1、PM3のドレイン端子に供給される電圧に応じて、ゲート端子の電圧を制御する構成である。合わせて、Nウェル電位の調整も行う。PMOSトランジスタPM1、PM3は、各々に同様な回路構成を備えることができる。以下では、PMOSトランジスタPM1を例にとり説明する。
先ず、ゲート電圧制御部11について説明する。PMOSトランジスタPM1のゲート端子(ノードN1A)とドレイン端子(ノードN3)との間には、ゲート端子が第1電源電圧VDD1に接続されているPMOSトランジスタPM7が接続されている。第2電源電圧VDD2が第1電源電圧VDD1より閾値電圧以上高い電圧の場合に、PMOSトランジスタPM1のゲート端子(ノードN1A)に第2電源電圧VDD2を供給してPMOSトランジスタPM1を非導通に維持する機能を有している。
また、第1回路群からの信号は、PMOS/NMOSトランジスタPM5/NM3を介してPMOSトランジスタPM1のゲート端子(ノードN1A)に入力される。NMOSトランジスタNM3のゲート端子は第1電源電圧VDD1が接続されている。PMOSトランジスタPM5のゲート端子(ノードN11)は、第1電源電圧VDD1がゲート端子に接続されているPMOSトランジスタPM6と、ゲート端子(ノードN13)に第1回路群からの信号またはその同相信号が入力されるNMOSトランジスタNM4とを介して、PMOSトランジスタPM1のドレイン端子(ノードN3)に接続されている。
ここで、NMOSトランジスタNM4のゲート端子(ノードN13)には、第1回路群の信号として、第1電源電圧VDD1のハイレベルを有する信号が入力されることの他、降圧回路B11を介して降圧された信号が入力されることも考えられる。
更にゲート端子(ノードN11)は、NMOSトランジスタNM5を介して基準電圧VSSに接続されている。NMOSトランジスタNM5のゲート端子には、第1回路群からの信号がインバータゲートI11により反転されて入力される。
第1回路群からの信号がローレベルの場合、信号が、PMOS/NMOSトランジスタPM5/NM3を介してPMOSトランジスタPM1のゲート端子(ノードN1A)に供給される必要がある。NMOSトランジスタNM3については、ゲート端子が第1電源電圧VDD1に接続されているため、入力される信号が第1電源電圧VDD1に対してNMOSトランジスタNM3の閾値電圧以下の電圧レベルであれば導通する。
PMOSトランジスタPM5については、ゲート端子は、PMOS/NMOSトランジスタPM6/NM4を介してノードN3に接続されている。NMOSトランジスタNM4については、ゲート端子にローレベルの信号が入力されるため非導通となる。PMOSトランジスタPM6についても、ゲート端子が第1電源電圧VDD1に接続されていることと、ノードN3がPMOSトランジスタPM1の導通に伴い第1電源電圧VDD1に移行することにより非導通となって、ノードN3からの径路は遮断される。これに対して、NMOSトランジスタNM5には、ゲート端子に反転されたハイレベルの信号が入力されるため導通する。これにより、PMOSトランジスタPM5も導通となる。ノードN1Aにローレベルの信号が供給され、PMOSトランジスタPM1は導通する。
第1回路群からの信号がハイレベルの場合、ノードN3の電圧レベルは、PMOSトランジスタPM2の導通により第2電源電圧VDD2まで上昇する。
ノードN3に供給される第2電源電圧VDD2の電圧レベルに対する、ノードN1A、ノードN11の電圧レベルの特性を、第7、8図に示す。ここで、NMOSトランジスタNM5は、ゲート端子にローレベル電圧が供給されるため非導通である。また、PMOSトランジスタPM1、PM6、PM7は同じ閾値電圧VthPを有するものとする。ノードN13に第1電源電圧VDD1の電圧レベルが供給されているものとして説明する。
ノードN3の電圧V(N3)が第1電源電圧VDD1にPMOSトランジスタPM6の閾値電圧VthPを加えた電圧未満である場合(V(N3)<VDD1+VthP)、PMOSトランジスタPM6は非導通であるところ、NMOSトランジスタNM4は飽和領域で導通する。従って、ノードN11には、第1電源電圧VDD1からNMOSトランジスタNM4の閾値電圧VthNを減じた電圧が供給される(V(N11)=VDD1−VthN)(第7図の(I))。ここで、PMOSトランジスタPM5に比してNMOSトランジスタNM4が深い閾値電圧VthNを有するとすれば、PMOSトランジスタPM5は導通する。
上記の説明では、ノードN13の電圧V(N13)として第1電源電圧VDD1が供給されるとして説明したが、電圧V(N13)は、降圧回路B11を介して降圧された電圧とすることもできる。この場合、ノードN11には更に降圧された電圧(V(N13)−VthN)が供給されることとなり(第7図の(II))、PMOSトランジスタPM5の閾値電圧に比してNMOSトランジスタNM4の閾値電圧が同等または浅い場合にも、PMOSトランジスタPM5を導通させることができる。
また、PMOSトランジスタPM7も非導通であり、ノードN3に供給される第2電源電圧VDD2がノードN1Aに供給されることはない。
従って、PMOSトランジスタPM1のゲート端子(ノードN1A)には、PMOSトランジスタPM5を介して第1回路群からハイレベルの信号が供給される。通常、この信号は、第1電源電圧VDD1の電圧レベルを有している(第8図)。PMOSトランジスタPM1は、ゲート・ドレイン端子間に印加される電圧差が閾値電圧未満となり、非導通に維持される。ノードN3から第1電源電圧VDD1への電流径路が形成されることはない。
ノードN3の電圧V(N3)が、第1電源電圧VDD1にPMOSトランジスタPM6の閾値電圧VthPを加えた電圧以上である場合(V(N3)≧VDD+VthP)、PMOSトランジスタPM6は、閾値電圧VthP以上の電圧が印加されて導通し、ノードN11はノードN3と導通する(V(N11)=V(N3))(第7図)。電圧V(N1
1)は第2電源電圧VDD2となり、PMOSトランジスタPM5は非導通となる。一方、同じ閾値電圧VthPを有するPMOSトランジスタPM7は導通し、ノードN1AがノードN3と導通する(V(N1A)=V(N3))(第8図)。電圧V(N1A)は第2電源電圧VDD2となる。PMOSトランジスタPM1は、ゲート端子とドレイン端子とが同電位となり非導通に維持される。ノードN3から第1電源電圧VDD1への電流径路が形成されることはない。
以上に説明したように、第4の方策におけるゲート電圧制御部11(第6図)によれば、PMOSトランジスタPM1(PM3)の非導通となる際にドレイン端子(ノードN3(N4))に第2電源電圧VDD2が直接に印加されても、第1電源電圧VDD1に対する第2電源電圧VDD2の電圧値に応じてゲート端子(ノードN1A)に印加する電圧を切り替えることができ、PMOSトランジスタPM1(PM3)は非導通に維持される。ドレイン端子(ノードN3(N4))から第1電源電圧VDD1に向かって不要な電流経路が形成されることはなく、不要な電流消費を防止することができる。ゲート端子(ノードN1A)に印加する電圧の切り替えは、PMOSトランジスタPM1(PM3)と、PMOSトランジスタPM6、PM7の閾値電圧VthPを同じにしておけば、ドレイン端子(ノードN3(N4))の電圧によりPMOSトランジスタPM1(PM3)がドレイン端子側から第1電源電圧側に導通し始める電圧で切り替えることができる。
また、PMOSトランジスタPM1(PM3)の非導通の維持は、PMOSトランジスタPM1(PM3)と、PMOSトランジスタPM2、PM4、PM51との閾値電圧の異同に関わらず安定して行うことができる。
第1回路群からの信号のノードN1Aへの伝播制御は、PMOSトランジスタPM5の導通制御により行うことができる。ノードN1Aに供給される第2電源電圧VDD2は、PMOSトランジスタPM5が非導通とされることにより第1回路群に印加されることはない。更に、NMOSトランジスタNM3の飽和領域動作により、第1回路群に印加される電圧は、第1電源電圧VDD1から閾値電圧を減じた電圧に制限され過電圧が印加されることはない。
次に、Nウェル電位制御部9について説明する。第6図に示すように、レベル変換回路1のうちハイ側のレベル変換部4、およびゲート電圧制御部11では、電源電圧は第1電源電圧VDD1であり、Nウェル電位も第1電源電圧VDD1をバイアスすることが一般的である。しかしながら、PMOSトランジスタPM1(PM3)、PM5乃至7については、ノードN3、N1Aに第2電源電圧VDD2が供給される際、第1電源電圧VDD1と第2電源電圧VDD2との電圧差によっては、P型のドレイン端子からNウェルNWに向けて順バイアスされた接合を介して順方向電流が流れてしまう場合がある。この動作を回避するためにNウェル電位を制御する必要がある。
第9図に示す第1具体例のNウェル電位制御部9Aでは、ソース端子が第1電源電圧VDD1に接続され、ドレイン端子およびバックゲート端子がNウェルNWに接続されるPMOSトランジスタPM8Aと、ソース端子がノードN3に接続され、ドレイン端子およびバックゲート端子がNウェルNWに接続され、更にゲート端子が第1電源電圧VDD1に接続されるPMOSトランジスタPM9Aとが備えられている。
PMOSトランジスタPM8Aは、ゲート端子(ノードP1)に接続されるPMOSトランジスタ制御部により導通・非導通が制御される。
PMOSトランジスタ制御部は、NMOSトランジスタNM6A、PMOSトランジスタPM10A、そして、必要に応じて第1電圧降圧部91が備えられている。NMOSトランジスタNM6Aは、ドレイン端子がノードN3に接続され、ソース端子が第1電圧降圧部91を介してPMOSトランジスタPM8Aのゲート端子(ノードP1)に接続され、
ゲート端子が第1電源電圧VDD1に接続されている。PMOSトランジスタPM10Aは、ソース端子がノードN3に接続され、ドレイン端子がPMOSトランジスタPM8Aのゲート端子に接続され、バックゲート端子はNウェルNWに接続され、ゲート端子が第1電源電圧VDD1に接続されている。
第1電圧降圧部91は、NMOSトランジスタNM6Aのソース端子からの電圧を降圧して、PMOSトランジスタPM8Aのゲート端子(ノードP1)に供給する。
第9図では、第1電圧降圧部91の具体例を合わせて示す。具体例(A)は、所定数のダイオードを直列接続して降圧する。ダイオードの所定数を適宜に設定することにより、PMOSトランジスタPM8Aを導通する際には、PMOSトランジスタPM8Aのゲート端子(ノードP1)に、第1電源電圧VDD1から閾値電圧を減じた電圧以下の電圧が供給される。具体例(B)は、NMOSトランジスタNM6Aのソース端子の電圧を抵抗素子により分圧する。分圧比を適宜に設定してやれば、PMOSトランジスタPM8Aのゲート端子(ノードP1)に、第1電源電圧VDD1から閾値電圧を減じた電圧以下の電圧が供給される。
第10図に示す第2具体例のNウェル電位制御部9Bは、PMOSトランジスタ制御部に関して、第1具体例9A(第9図)の第1電圧降圧部91に代えて第2電圧降圧部92が備えられている。
PMOSトランジスタ制御部において、NMOSトランジスタNM6Bは、ソース端子がPMOSトランジスタPM8Bのゲート端子(ノードP1)に直接接続されると共に、ゲート端子が第2電圧降圧部92を介して第1電源電圧VDD1に接続されている。
第2電圧降圧部92は、第1電源電圧VDD1を降圧してNMOSトランジスタNM6Bのゲート端子をバイアスする。これにより、NMOSトランジスタNM6Bのソース端子に適宜に降圧された電圧が出力されノードP1に供給することができる。
第10図に示す第2電圧降圧部92の具体例は、第1電圧降圧部91の具体例と同様である。所定数のダイオードを直列接続することにより(具体例(A))、また第1電源電圧VDD1を抵抗素子により分圧することにより(具体例(B))、降圧された電圧を得ることができる。
第11図に、Nウェル電位制御部9A、9B(第9、10図)において、ノードN3の電圧V(N3)に対して、NウェルNWの電位V(NW)の切り替わり波形を、PMOSトランジスタPM8Aのゲート端子電圧V(P1)と共に示す。第11図においては、NMOS/PMOSトランジスタの閾値電圧が略等しい場合(VthN≒VthP)を例として示す。
電圧V(N3)が、第1電源電圧VDD1に閾値電圧VthPを加えた電圧以上の場合(V(N3)≧VDD1+VthP)には、PMOSトランジスタPM10A、PM10Bが導通して、電圧V(P1)を電圧V(N3)にバイアスし第2電源電圧VDD2として、PMOSトランジスタPM8A、PM8Bは非導通となる。一方、PMOSトランジスタPM9A、PM9Bは導通し、Nウェル電位V(NW)は電圧V(N3)になる。すなわち、第2電源電圧VDD2になる。
電圧V(N3)が、第1電源電圧VDD1に閾値電圧VthPを加えた電圧未満に降圧すると(V(N3)<VDD1+VthP)、PMOSトランジスタPM9A、PM10A、PM9B、PM10Bは非導通となる。一方、NMOSトランジスタNM6A、NM6Bは導通する。
電圧V(N3)がNMOSトランジスタNM6A、NM6Bのゲート端子の電圧から閾値
電圧VthNを減じた電圧に降圧するまでは、NMOSトランジスタNM6A、NM6Bは飽和動作をするため、ソース端子の電圧はゲート端子の電圧から閾値電圧VthNを減じた電圧に略固定される。それ以上に降圧すると、NMOSトランジスタNM6A、NM6Bは線形動作して導通することとなり、NMOSトランジスタNM6A、NM6Bのソース端子には電圧V(N3)がそのまま出力される。
ここで、NMOSトランジスタNM6A、NM6Bのゲート端子に供給される電圧は、第1電源電圧VDD1(第9図)、または第1電源電圧VDD1から降圧された電圧(第10図)である。この電圧が、直接に(第10図)、または降圧されて(第9図)、PMOSトランジスタPM8A、PM8Bのゲート端子(ノードP1)に供給される。第1および第2電圧降圧部91、92がない場合に、第1電源電圧VDD1からNMOSトランジスタNM6A、NM6Bの閾値電圧VthNを減じた電圧になることを上限として、ノードP1の電圧V(P1)が設定される。
NMOSトランジスタNM6A、NM6BとPMOSトランジスタPM8A、PM8Bとの閾値電圧は略等しいとする場合、PMOSトランジスタPM8A、PM8Bは、ゲート・ソース間の電位差が閾値電圧VthP以上に印加されることになる。導通してNウェルNWに第1電源電圧VDD1が供給される。
また、NMOSトランジスタNM6A、NM6BとPMOSトランジスタPM8A、PM8Bとの閾値電圧が異なる場合にも、第1または第2電圧降圧部91、92の少なくとも何れか一方を備えることにより、ノードP1の電圧V(P1)を十分に降圧して、PMOSトランジスタPM8A、PM8Bを導通させることができる。
第12図に示す第3具体例のNウェル電位制御部9Cでは、第1、第2具体例9A、9B(第9、10図)において、PMOSトランジスタ制御部によりPMOSトランジスタPM8A、PM8Bを制御し、PMOSトランジスタPM9A、PM9Bのゲート端子を第1電源電圧VDD1に接続した接続関係を、逆転させた構成である。すなわち、NMOSトランジスタNM6CおよびPMOSトランジスタPM10Cを、PMOSトランジスタPM9Cのゲート端子(ノードP2)と第1電源電圧VDD1との間に備え、NMOSトランジスタNM6Cのゲート端子をノードN3に接続する。また、PMOSトランジスタPM8C、PM10Cのゲート端子は、ノードN3に接続する。この場合、第1電圧降圧部91、第2電圧降圧部92については第1、第2具体例9A、9Bと同様な接続とすることができる。すなわち、第1電圧降圧部91は、NMOSトランジスタNM6CとノードP2との間に備えることができる。第2電圧降圧部92は、NMOSトランジスタNM6Cのゲート端子とノードN3との間に接続することができる。
第3具体例9Cについて、電圧V(N3)に対するNウェル電位V(NW)およびノードP2の電圧V(P2)の関係を示した波形を第13図に示す。第1、第2電圧降圧部91、92を備えない場合には、電圧V(N3)が第1電源電圧VDD1に閾値電圧VthNを加えた電圧未満で、NMOSトランジスタNM6Cが飽和動作する。PMOSトランジスタPM9Cのゲート端子(ノードP2)の電圧V(P2)は、電圧V(N3)から閾値電圧VthNを減じた電圧が供給される。NMOS/PMOSの両閾値電圧が略等しい(VthN≒VthP)という条件で、PMOSトランジスタPM9Cが導通して、Nウェル電位V(NW)を電圧V(N3)とする。このときの電圧V(N3)は、第2電源電圧VDD2であるので、Nウェル電位V(NW)も第2電源電圧VDD2となる。
電圧V(N3)が第1電源電圧VDD1に閾値電圧VthNを加えた電圧以上になると、NMOSトランジスタNM6Cは線形動作する。PMOSトランジスタPM9Cのゲート端子(ノードP2)には第1電源電圧VDD1が供給される。PMOSトランジスタPM9Cが導通されて、NウェルNWには電圧V(N3)、すなわち、第2電源電圧VDD2が供給される。
尚、第1、第2電圧降圧部91、92を備えた場合の作用・効果については、第1、第2具体例9A、9Bの場合と同様であるので、ここでの説明は省略する。ここで、第1電圧降圧部91による電圧降下の効果によれば、電圧V(N3)が第1電源電圧VDD1に閾値電圧VthNを加算した電圧以上の電圧においては、第1電源電圧VDD1から第1電圧降圧部91により降圧された電圧レベルに電圧V(P2)が設定され(第13図、(II))、第2電圧降圧部92による電圧降下の効果によれば、電圧V(P2)は、第1電源電圧VDD1から第2電圧降圧部92により降圧された電圧レベルを減じ、更に閾値電圧VthNを減じた電圧レベルに設定される(第13図、(I))。
以上に説明したように、Nウェル電位制御部の第1、第2具体例(第9、10図)、および第3具体例(第12図)によれば、第1電圧降圧部91を備えてやれば、NMOSトランジスタNM6A乃至PM6Cのソース端子から出力される電圧を降圧させることができる。
第2電圧降圧部92を備えてやれば、NMOSトランジスタNM6A乃至PM6Cにおいて、ゲート端子に印加する所定電圧を第1電源電圧VDD1より降圧させることができ、飽和動作するソース端子の電圧値を降圧させることができる。
第1または第2電圧降圧部91、92により、ノードP1、P2に供給される電圧が、第1電源電圧VDD1から、閾値電圧VthNおよび降圧電圧を減じた電圧まで降圧させることができる。更に、第1電圧降圧部91による降圧は一定電圧値となるので、NMOSトランジスタNM6A乃至NM6Cが線形動作をする領域においても、所定電圧の降圧をさせることができる。
第1電圧降圧部91と第2電圧降圧部92とを共に備えてやれば、各々の降圧が加算され、PMOSトランジスタPM8A、PM8B、PM9Cの導通時にゲート端子(ノードP1、P2)に印加される電圧V(P1)、V(P2)を有効に降圧させることができる。第1電圧降圧部91と第2電圧降圧部92とは、両者を共に備えても各々を単独に備えても同様の効果を奏することができる。
PMOSトランジスタPM1(PM3)、PM5乃至PM7のNウェルNWの電位V(NW)は、ノードN3(N4)に印加される電圧V(N3)(V(N4))に応じて制御される。V(N3)(V(N4))<VDD1+VthPの場合には第1電源電圧VDD1に、V(N3)(V(N4))≧VDD1+VthPの場合には電圧V(N3)(V(N4))に、切れ目なくバイアスされる。これにより、NウェルNWがフローティング状態となることはない。また、ドレイン端子との接合の間で順バイアスが印加されることもない。従って、第1回路群3から第2回路群5へのレベル変換に際し、NウェルNWの電位V(NW)が確実に設定されると共に、不要な順バイアス電流が流れることもない。安定した回路動作を低消費電流で得ることができる。
第14図には、実施形態のレベル変換回路1のうち、ロー側のレベル変換部6の具体例を示す。第1電源電圧VDD1の振幅を有する入力信号INを、バイアス電圧VBの振幅を有する信号にレベル変換する。
入力信号INは、PMOSトランジスタPM62およびNMOSトランジスタNM62で構成されるインバータゲートと、NMOSトランジスタNM61とのゲート端子に入力される。インバータゲートの出力端子は、NMOSトランジスタNM63のゲート端子に接続されている。NMOSトランジスタNM61、NM63は、ソース端子が基準電圧VSSに接続されると共に、ドレイン端子は、各々、PMOSトランジスタPM61、PM63のドレイン端子に接続されている。PMOSトランジスタPM61、PM63のゲート端子は、互いに他のトランジスタのドレイン端子に接続され、ソース端子は共に、必要
に応じて降圧部71を介してバイアス電圧VBに接続されている。PMOSトランジスタPM63とNMOSトランジスタNM63との接続点からレベル変換された信号が出力される。
ハイレベルの入力信号INが入力されるとする。NMOSトランジスタNM61が導通しPMOSトランジスタPM63のゲート端子電圧を基準電圧VSSにすることにより、PMOSトランジスタPM63が導通する。また、インバータゲートにより反転されたローレベルの信号がNMOSトランジスタNM63のゲート端子に入力されて、NMOSトランジスタNM63は非導通となる。従って、出力される信号はPMOSトランジスタPM63を介してバイアス電圧VBまたはその降圧電圧となる。ここで、出力される信号はPMOSトランジスタPM61のゲート端子に入力され、PMOSトランジスタPM61を非導通とする。
入力信号INとして、基準電圧VSSのローレベル信号が入力されるとする。この場合には、NMOSトランジスタNM61が非導通となり、PMOSトランジスタPM63のゲート端子から基準電圧VSSへの径路は遮断される。一方、インバータゲートにより反転されたハイレベルの信号がNMOSトランジスタNM63のゲート端子に入力されるので、NMOSトランジスタNM63は導通する。従って、出力される信号は、NMOSトランジスタNM63を介して基準電圧VSSとなる。出力される信号はPMOSトランジスタPM61のゲート端子に入力され、PMOSトランジスタPM61が導通して、PMOSトランジスタPM63を非導通に維持する。
出力される信号のハイレベルは、バイアス電圧VBまたはその降圧電圧である。この電圧レベルを第1電源電圧VDD1より高い電圧レベルとすることにより、NMOSトランジスタNM51は、ゲート端子が深くバイアスされるところなり、駆動能力の向上に伴う高速動作が期待できる。
本発明の実施形態を示す回路図である。 レベル変換回路を構成するPMOSトランジスタが誤って導通することを防止するための第1の方策を示す回路図である。 レベル変換回路を構成するPMOSトランジスタが誤って導通することを防止するため第2の方策を示す回路図である。 レベル変換回路を構成するPMOSトランジスタが誤って導通することを防止するため第3の方策を示す回路図である。 第4図に示す第3の方策についての具体例である。 レベル変換回路を構成するPMOSトランジスタが誤って導通することを防止するための第4の方策を示す回路図である。 第4の方策におけるPMOSトランジスタPM5のゲート端子電圧の特性を示す図である。 第4の方策におけるPMOSトランジスタPM1のゲート端子電圧の特性を示す図である。 第4の方策におけるNウェル電位制御部の第1具体例を示す回路図である。 第4の方策におけるNウェル電位制御部の第2具体例を示す回路図である。 第1および第2具体例のNウェル電位制御部によるウェル電位の切り替わりを示す図である。 第4の方策におけるNウェル電位制御部の第3具体例を示す回路図である。 第3具体例のNウェル電位制御部によるウェル電位の切り替わりを示す図である。 実施形態のレベル変換回路のうち、NMOSトランジスタNM51を駆動するロー側のレベル変換部を示す回路図である。 従来技術のレベル変換回路を示す回路図である。

Claims (10)

  1. 電源として基準電圧と第1電源電圧との間で動作する第1回路群と、電源として基準電圧と前記第1電源電圧に比して高い電圧レベルを有する第2電源電圧との間で動作する第2回路群とを備える半導体装置において、
    前記第2回路群の入力段において前記第2電源電圧の出力制御を行う第1導電型の電圧制御型ハイサイド素子と、
    前記第1回路群から前記第2回路群へのインターフェースであって、電源として前記第1電源電圧と前記第2電源電圧との間で動作し、前記電圧制御型ハイサイド素子を導通制御するレベル変換回路とを備え、
    前記レベル変換回路は、
    前記電圧制御型ハイサイド素子と前記第1電源電圧との間に備えられ、前記電圧制御型ハイサイド素子を導通する際、前記第1電源電圧を供給する第1導電型の電圧制御型第1素子と、
    前記電圧制御型ハイサイド素子と前記第2電源電圧との間に備えられ、前記電圧制御型ハイサイド素子を非導通とする際、前記第2電源電圧を供給する第1導電型の電圧制御型第2素子とを備えることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記レベル変換回路は、前記電圧制御型第1素子において前記第1回路群とインターフェースされることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記レベル変換回路は、更に、
    前記電圧制御型第2素子と前記第1電源電圧との間に備えられ、前記電圧制御型第2素子を導通する際、前記第1電源電圧を供給する第1導電型の電圧制御型第3素子と、
    前記電圧制御型第2素子と前記第2電源電圧との間に備えられ、前記電圧制御型第2素子を非導通とする際、前記第2電源電圧を供給する第1導電型の電圧制御型第4素子とを備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 電源として基準電圧と第1電源電圧との間で動作する第1回路群と、電源として基準電圧と前記第1電源電圧に比して高い電圧レベルを有する第2電源電圧との間で動作する第2回路群とを備える半導体装置において、
    ゲート端子への前記第1電源電圧の供給により導通し前記第2電源電圧の出力を行う、前記第2回路群の入力段に備えられる出力PMOSトランジスタと、
    前記第1回路群から前記第2回路群へのインターフェースであって、電源として前記第1電源電圧と前記第2電源電圧との間で動作し、前記出力PMOSトランジスタを導通制御するレベル変換回路とを備え、
    前記レベル変換回路は、
    前記第1電源電圧から前記出力PMOSトランジスタのゲート端子に至る径路内に配置され、ゲート端子への前記第1回路群からの第1信号の供給により導通制御される第1PMOSトランジスタと、
    前記第2電源電圧から前記出力PMOSトランジスタのゲート端子に至る径路内に配置され、ゲート端子への前記第1電源電圧の供給により導通する第2PMOSトランジスタと、
    前記第1電源電圧から前記第2PMOSトランジスタのゲート端子に至る径路内に配置され、ゲート端子への前記第1回路群からの第2信号の供給により導通制御される第3PMOSトランジスタと、
    前記第2電源電圧から前記第2PMOSトランジスタのゲート端子に至る径路内に配置され、ゲート端子への、前記第1または第2PMOSトランジスタを介して前記第1または第2電源電圧の供給により導通または非導通となる第4PMOSトランジスタとを備え、
    前記第1および第3PMOSトランジスタは、いずれか一方が導通に制御されることを特徴とする半導体装置。
  5. 前記第1信号と前記第2信号とは、相互に反転された論理信号であることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記第1PMOSトランジスタから前記第2PMOSトランジスタに至る径路のうち、前記出力PMOSトランジスタのゲート端子または該ゲート端子への分岐点に至るまでの径路内に配置される第1NMOSトランジスタと、
    前記第3PMOSトランジスタから前記第4PMOSトランジスタに至る径路のうち、前記第2PMOSトランジスタのゲート端子または該ゲート端子への分岐点に至るまでの径路内に配置される第2NMOSトランジスタとを備え、
    前記第1または第2NMOSトランジスタは、
    該ゲート端子に定常的に所定バイアス電圧が印加され、
    前記第1または第2信号により、前記第1または第3PMOSトランジスタが導通する際、導通し、
    前記第1または第2信号により、前記第1または第3PMOSトランジスタが非導通の制御を受ける際、前記第1または第2NMOSトランジスタのドレイン端子の電圧を降圧して前記第1または第3PMOSトランジスタに供給することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  7. 前記第1および第3PMOSトランジスタは、前記第2電源電圧から前記第1電源電圧を減じた電圧値より深い閾値電圧を有することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  8. 前記第1および第3PMOSトランジスタの各々のゲート端子に備えられ、該ゲート端子の電圧を、
    前記第1または第3PMOSトランジスタのドレイン端子に印加される前記第2電源電圧が前記第1電源電圧に第1所定電圧を加えた電圧以上の電圧である場合には前記第2電源電圧に設定し、
    前記第1または第3PMOSトランジスタのドレイン端子に印加される前記第2電源電
    圧が前記第1電源電圧に第1所定電圧を加えた電圧未満の電圧である場合には前記第1電源電圧に設定する、ゲート電圧制御部を備えることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  9. 前記第2電源電圧がドレイン端子に印加される際の、前記第1、第3、第5、および第6PMOSトランジスタのNウェルの電位を、
    前記第2電源電圧が前記第1電源電圧に第2所定電圧を加えた電圧以上の電圧である場合には、前記第2電源電圧に、
    前記第2電源電圧が前記第1電源電圧に第2所定電圧を加えた電圧未満の電圧である場合には、前記第1電源電圧に設定するNウェル電位制御部を備えることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  10. 前記第2電源電圧がドレイン端子に印加される際の、前記第1、第3、第5、および第6PMOSトランジスタのNウェルの電位を、前記第2電源電圧に設定するNウェル電位制御部を備えることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
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