JP3742335B2 - 入出力バッファ回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入出力バッファ回路に関するものであり、特に、自己の電源電圧に比して高い電圧の入力信号が入出力端子に入力される入出力バッファ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、CMOS構成の半導体集積回路(以下、LSI)を中心として、微細化等の進展によりLSIの駆動電源電圧は低電圧化してきているが、低電圧化への移行状況は個々のLSIの製品分野毎に異なっているため、システムを構成する際、電源電圧の異なる複数のLSIを組み合わせて構成しなければならない場合が生じている。そこで、相互に異なる電源電圧で動作するLSIの端子同士を直接接続できれば好都合である。入出力端子を接続する場合には、出力信号の電圧振幅とは異なる電圧振幅の入力信号が入力されることも考慮しなければならない。従って、外部より電源電圧以上の電圧振幅を有する信号が入力されても、電源電圧との間で不要な電流経路が形成されないことが必要であり、従来より幾つかの回路方式が提案されてきている。
【0003】
図6に示す第1従来技術の入出力バッファ回路100は、日経マイクロデバイスの1992年10月号(pp83−88)に掲載された回路例である。
【0004】
2入力NAND論理ゲート11及び2入力NOR論理ゲート12には、入出力モード切替信号CNTと出力データ信号DOUTとが入力される。各々の出力端子は、トランスファゲート3を介して高電圧側の駆動トランジスタであるPMOSトランジスタP2のゲート端子G2、及び低電圧側の駆動トランジスタであるNMOSトランジスタN2のゲート端子に接続されている。PMOSトランジスタP2とNMOSトランジスタN2とにより入出力端子BUSから信号が出力される。
【0005】
また、PMOSトランジスタP2のゲート端子G2と入出力端子BUSとの間には、ゲート端子が電源電圧VDDに接続されているPMOSトランジスタP3が接続されており、入出力端子BUSから電源電圧VDDより高電圧の入力信号が入力される場合に、PMOSトランジスタP2のゲート端子G2を入力信号電圧VBUSにクランプしてPMOSトランジスタP2を非導通に維持する機能を有している。
【0006】
また、トランスファゲート3は、PMOSトランジスタP1とNMOSトランジスタN1とにより構成されている。PMOSトランジスタP1のゲート端子には入出力端子BUSが接続され、NMOSトランジスタN1のゲート端子には電源電圧VDDが接続されている。入出力端子BUSから電源電圧VDDより高電圧の入力信号が入力される場合に、NMOSトランジスタN1と共にPMOSトランジスタP1をオフ状態とし、入出力端子BUSからPMOSトランジスタP3を介してNAND論理ゲート11の出力端子に至る経路を遮断する。
【0007】
ここで、入出力端子BUSがゲート端子に接続され、電源電圧VDDがドレイン端子に接続されているPMOSトランジスタP10は、ソース端子がPMOSトランジスタP1乃至P3のNウェルNWに接続されている。入出力端子BUSから入力される電圧に応じてNウェルNWの電圧を調整するNウェル電圧制御回路VFM1を構成している。また、NMOSトランジスタN3、N4は、入出力端子BUSから高電圧の入力信号が入力される場合に、NMOSトランジスタN2、入力バッファ回路4の耐圧保護用として備えられている。
【0008】
ここで、入出力バッファ回路100の入出力端子BUSに、電源電圧VDDよりPMOSトランジスタの閾値電圧Vthp以上に高電圧の入力信号が印加される場合を考える。入出力端子BUSからの入力信号電圧VBUSは、PMOSトランジスタP10のゲート端子に印加されてNウェルNWへの電源電圧VDDのバイアスは遮断される。このときのNウェルNWの電圧は、入出力端子BUSが接続されているPMOSトランジスタP2、P3のドレイン端子からのPN接合を介して略入力信号電圧VBUSとなる。このため、NウェルNWと、電源電圧VDDが接続されているPMOSトランジスタP2、P10のソース端子との接合は逆バイアス状態となり、PMOSトランジスタP2、P10のPN接合を介しての電源電圧VDDへの電流は遮断される。
【0009】
また、ドレイン端子が入出力端子BUSに接続されているPMOSトランジスタP3のゲート端子には電源電圧VDDが印加されているので、PMOSトランジスタP3が導通してPMOSトランジスタP2のゲート端子G2が入力信号電圧VBUSにバイアスされる。これにより、PMOSトランジスタP2がオフ状態に維持され、PMOSトランジスタP2を介しての電流経路も遮断される。
【0010】
更に、トランスファゲート3では、ゲート端子に入出力端子BUSが接続されているためPMOSトランジスタP1がオフ状態に維持される。一方、ゲート端子に電源電圧VDDが接続されているNMOSトランジスタN1は、入力信号電圧VBUSに印加されている端子G2にドレイン端子が接続されているため飽和領域で動作することとなる。従って、トランスファゲート3を介して、NAND論理ゲート11との接続端子には電源電圧VDD以上の電圧が印加されることはなく、NAND論理ゲート11を構成するPMOSトランジスタを介して電源電圧VDDに向かう電流経路は確立されない。
【0011】
以上により、入出力端子BUSに、電源電圧VDDよりPMOSトランジスタの閾値電圧Vthp以上に高電圧の入力信号が印加される場合に、入出力端子BUSから電源電圧VDDへの電流流入を防止している。
【0012】
図7に第2従来技術の入出力バッファ回路200を示す。入出力バッファ回路200では、入出力バッファ回路100のトランスファゲート3を構成するPMOSトランジスタP1のゲート端子G1への接続について、入出力端子BUSの直接接続に代えて、電源電圧VDDがゲート端子に接続されているPMOSトランジスタP4を介して入出力端子BUSとゲート端子G1とが接続されている。更にゲート端子G1は、NMOSトランジスタN5を介して接地電圧に接続されている。NMOSトランジスタN5のゲート端子には、インバータ論理ゲート6により反転される入出力モード切替信号CNTが入力される。
【0013】
尚、入出力バッファ回路200では、NMOSトランジスタN2、入力バッファ回路4の入力段に高耐圧素子を使用しているため、入出力バッファ回路100において備えられている耐圧保護用のNMOSトランジスタN3、N4は不要であり、入出力端子BUSに直接接続されている。
【0014】
また、入出力バッファ回路100のNウェル電圧制御回路VFM1に代えて、Nウェル電圧制御回路VFM2が備えられている。Nウェル電圧制御回路VFM2は、ソース端子を電源電圧VDDに接続し、ドレイン端子及びバックゲート端子をNウェルNWに接続し、更にゲート端子を入出力端子BUSに接続するPMOSトランジスタP10と、ソース端子を入出力端子BUSに接続し、ドレイン端子及びバックゲート端子をNウェルNWに接続し、更にゲート端子を電源電圧VDDに接続するPMOSトランジスタP11とにより構成されている。入出力端子BUSからの入力信号電圧VBUSに応じて、NウェルNWを電源電圧VDDと入力信号電圧VBUSとの間で切り替える機能を有している。
【0015】
入出力バッファ回路200によれば、入出力端子BUSに電源電圧VDDよりPMOSトランジスタの閾値電圧Vthp以上に高電圧の入力信号が印加される場合、ゲート端子に電源電圧VDDが接続されているPMOSトランジスタP4が導通する。また、この場合、入出力モード切替信号CNTはハイ論理レベルであるので、NMOSトランジスタN5はオフ状態にある。これにより、PMOSトランジスタP1のゲート端子G1には入出力端子BUSからの入力信号が印加されるため、PMOSトランジスタP1は確実にオフされる。従って、NAND論理ゲート11を構成するPMOSトランジスタを介して電源電圧VDDに向かう電流経路は確立されない。また、PMOSトランジスタP2、P10のPN接合を介しての電源電圧VDDへの電流経路、及びPMOSトランジスタP2を介しての電源電圧VDDへの電流経路が遮断されていることは入出力バッファ回路100と同様である。以上により、入出力端子BUSに、電源電圧VDDよりPMOSトランジスタの閾値電圧Vthp以上に高電圧の入力信号が印加される場合に、入出力端子BUSから電源電圧VDDへの電流流入を防止している。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術の入出力バッファ回路100、200では、LSIのデバイス構成条件や製造条件等により、絶対値として、NMOSトランジスタの閾値Vthnに比してPMOSトランジスタの閾値Vthpが小さい条件では(Vthn>Vthp)、入出力端子BUSに入力される入力信号電圧VBUSによっては、入出力端子BUSへの不要な流入電流IBUSが流れ問題である。
【0017】
流入電流IBUSが流れる条件を、入力信号電圧VBUSに対するPMOSトランジスタP2のゲート端子電圧VG2(図8、参照)、及び入力信号電圧VBUSに対する流入電流IBUS(図9、参照)に基づき、以下に具体的に示す。
【0018】
入出力バッファ回路100(図6、参照)が入力バッファとして機能し、入出力端子BUSからの入力信号を受け付ける場合を考える。この場合には、出力バッファ部を構成するPMOSトランジスタP2はオフ状態に維持されなければならない。入力信号電圧VBUSがVDD+Vthp以上の電圧にある場合には、PMOSトランジスタP1がオフしPMOSトランジスタP3が導通するので、ゲート端子電圧VG2は入力信号電圧VBUSとなる(図8中、(1))。また、入力信号電圧VBUSがVDD−Vthp以下の電圧にある場合には、PMOSトランジスタP3はオフするもののPMOSトランジスタP1が導通するので、ゲート端子電圧G2は電源電圧VDDとなる(図8中、(3))。従って、VBUS>VDD+Vthpの場合(図8中、(1))、及びVBUS<VDD−Vthpの場合(図8中、(3))は共に、PMOSトランジスタP2はオフ状態に維持されて、入出力端子BUSからの流入電流IBUSが流れることはない(図9中、(1)(3))。
【0019】
しかしながら、入力信号電圧VBUSが、VDD−VthpからVDD+Vthpの間の電圧レベルにある場合には、PMOSトランジスタP1、P3は共にオフ状態となり、ゲート端子G2には飽和特性で導通するNMOSトランジスタN1によりVDD―Vthnを下限とする電圧が印加されることとなる(図8中、(2))。Vthn>Vthpの条件では、PMOSトランジスタP2をオフ状態に維持することができず入出力端子BUSからの流入電流IBUSが流れてしまい問題である(図9中、(2))。
【0020】
即ち、入力信号電圧VBUSが、VDD−VthpからVDDまでの間にある場合には、LSI内部の電源電圧VDDから入出力端子BUSを介して不要電流IBUSが流出し(図9中、(2)A)、VDDからVDD+Vthpまでの間にある場合には、入出力端子BUSからLSI内部へ不要電流IBUSが流入する(図9中、(2)B)ため問題である。
【0021】
入出力バッファ回路200では、VBUS>VDD+Vthpの場合には、PMOSトランジスタP1がオフしPMOSトランジスタP3が導通するので、PMOSトランジスタP2はオフ状態に維持され、入出力端子BUSからの流入電流IBUSが流れることがないのは、入出力バッファ回路100の場合と同様である。
【0022】
しかしながら、VBUS<VDD+Vthpの場合には、PMOSトランジスタP3がオフすると共に、PMOSトランジスタP4もオフしてPMOSトランジスタP1のゲート端子G1がフローティング状態となってしまう。この時、ゲート端子電圧VG1が、VDD−VthpからVDD+Vthpまでの電圧に維持されてしまうと、入出力バッファ回路100の場合と同様にPMOSトランジスタP2をオフ状態に維持することができず、入出力端子BUSからの流入電流IBUSが流れてしまい問題である。更に、流入電流IBUSの有無は、フローティング状態にあるゲート端子電圧G1に依存するため、入出力バッファ回路100では流入電流IBUSが流れないVBUS<VDD−Vthpにおいても流れてしまうおそれもあり問題である。
【0023】
更に、入出力端子BUSに接続されるインターフェース回路の回路構成によっては、インターフェース回路の接続により流入電流IBUSが流れてしまい、入出力端子BUSを所定の電圧レベルに設定することができなくなるおそれがあり問題である。
【0024】
図10は、プルダウン抵抗Rpdを含むインターフェース回路を接続する場合である。入出力端子BUSに外部電圧Vtを印加するためにスイッチ素子SW1を合せ備えている。スイッチ素子SW1が導通し入出力端子BUSに外部電圧Vtが印加される際、この外部電圧Vtの電圧レベルがVDD−Vthp≦Vt<VDD+VthpであるとPMOSトランジスタP2は導通してしまう。この状態からスイッチ素子SW1をオフし入出力端子BUSにプルダウン抵抗Rpdを接続した場合、PMOSトランジスタP2のオン抵抗RP2とプルダウン抵抗Rpdとの分圧比によっては、入出力端子BUSには、引き続きVDD−Vthp≦VBUS<VDD+Vthpの電圧が印加されてしまう場合がある。この場合には、不要な電流IBUSが外部に流れ続け、入出力端子BUSの入力信号電圧VBUSがプルダウンされたローレベルに低下せず問題である。このときの入力信号電圧VBUSは、
VBUS=VDD×Rpd/(Rpd+RP2)
で計算され、具体的には、VDD−Vthp≦VBUS<VDD+Vthpの電圧が維持されてしまい問題である。
【0025】
図11は、電源電圧VDDより高電圧の外部電圧Vtにプルアップするためのプルアップ抵抗Rpuを含むインターフェース回路を接続する場合である。入出力端子BUSに接地電圧を印加するためにスイッチ素子SW2を合せ備えている。スイッチ素子SW2がオフされ、入出力端子BUSが外部電圧Vtにプルアップされる際、端子電圧VBUSがVDD−Vthp≦Vt<VDD+Vthpの状態になると、PMOSトランジスタP2は導通してしまう。このときのPMOSトランジスタP2のオン抵抗RP2とプルアップ抵抗Rpuとの分圧比によって、入出力端子BUSに引き続きVDD−Vthp≦VBUS<VDD+Vthpの電圧が印加されてしまう場合がある。この場合には、不要な電流IBUSが外部から流入し続け、入出力端子BUSの入力信号電圧VBUSがプルアップされたハイレベルまで上昇せず問題である。このときの入力信号電圧VBUSは、
VBUS=(Vt−VDD)×RP2/(Rpu+RP2)+VDD
で計算され、具体的には、VDD≦VBUS<VDD+Vthpの電圧を維持してしまい問題である。
【0026】
本発明は前記従来技術の問題点を解消するためになされたものであり、自己の電源電圧に比して高い電圧の入力信号が入出力端子に入力される入出力バッファ回路において、電源電圧と外部から印加される入力信号との間に不要な電流が流れることのない入出力バッファ回路を提供することを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係る入出力バッファ回路は、自己の電源電圧より高電圧の入力信号電圧が入出力端子に入力される入出力バッファ回路において、出力モードにおいて、入出力端子を駆動する駆動用PMOSトランジスタと、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子を駆動するゲート駆動部と、ゲート駆動部と駆動用PMOSトランジスタのゲート端子との間に、入力信号電圧が、電源電圧に駆動用PMOSトランジ スタの閾値電圧を加えた電圧以上の電圧である第1領域において、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子からゲート駆動部への電流流入を阻止し、入力信号電圧が、電源電圧に駆動用PMOSトランジスタの閾値電圧を加えた電圧未満の電圧である第2領域において、ゲート駆動部と駆動用PMOSトランジスタのゲート端子とを導通する第1PMOSトランジスタと、ドレイン端子及びソース端子が入出力端子側及び第1PMOSトランジスタのゲート端子側に各々接続され、ゲート端子が入出力モード切替信号に基づいて制御される第2NMOSトランジスタとを備え、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子の電圧は、第1領域では入力信号電圧に、第2領域では電源電圧に設定され、第2NMOSトランジスタのゲート端子の電圧は、入出力モード切替信号が入力モードを指示する際、電源電圧が印加されることを特徴とする。
【0028】
請求項1の入出力バッファ回路では、入力モードにおいて入出力端子に入力される入力信号電圧に応じて、入出力端子の駆動用PMOSトランジスタのゲート端子への設定電圧が切り替えられる。入力信号電圧が電源電圧に駆動用PMOSトランジスタの閾値電圧を加えた電圧以上の第1領域では、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子電圧は、入出力端子電圧と等しくなる。入力信号電圧が電源電圧に駆動用PMOSトランジスタの閾値電圧を加えた電圧未満の第2領域では、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子電圧は、電源電圧となる。
また、第1PMOSトランジスタにより、第1領域においては、入力信号電圧に設定されている駆動用PMOSトランジスタのゲート端子からゲート駆動部への電流流入が阻止され、第2領域においては、ゲート駆動部と駆動用PMOSトランジスタのゲート端子とが導通される。
更に、第2NMOSトランジスタのゲート端子には、入出力モード切替信号が入力モードを指示する際、電源電圧が印加される。
【0029】
これにより、入力モードにおいて、入出力端子に入力される入力信号電圧が変化しても、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子に設定される電圧により、駆動用PMOSトランジスタは非導通状態に維持されるので、駆動用PMOSトランジスタを介して入出力端子と電源電圧との間に不要な電流経路が形成されることはなく、入出力端子からの不要な電流の流入・流出を防止することができる。また、不要な電流の流入・流出がないので、入出力端子を所定の電圧レベルに設定することができる。
【0030】
また、第2領域では、ゲート駆動部が利用されて、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子が電源電圧に設定される。一方、第1領域では、入力信号電圧に設定されている駆動用PMOSトランジスタのゲート端子からの電流流入を阻止することができる。入出力端子から、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子及びゲート駆動部を介して電源電圧に至る不要な電流経路が形成されることはなく、入出力端子からの不要な電流の流入を防止することができる。また、不要な電流の流入がないので、入出力端子を電源電圧以上の電圧レベルに設定することができる。
【0031】
また、第2NMOSトランジスタにより、第1PMOSトランジスタのゲート端子に印加される電圧は、電源電圧から第2NMOSトランジスタの閾値電圧を減じた電圧に制限されるので、第2領域において、第1PMOSトランジスタを導通させることができる。第1PMOSトランジスタの導通を、第2NMOSトランジスタを含む小規模な回路構成により実現することができる。
【0032】
た、請求項に係る入出力バッファ回路は、請求項に記載の入出力バッファ回路において、ドレイン端子及びソース端子がゲート駆動部側及び駆動用PMOSトランジスタのゲート端子側に各々接続され、第1領域においてゲート端子に前記電源電圧が印加される第1NMOSトランジスタを備えることを特徴とする。
【0033】
請求項の入出力バッファ回路では、第1NMOSトランジスタが、ドレイン端子及びソース端子をゲート駆動部側及び駆動用PMOSトランジスタのゲート端子側に各々接続して備えられており、第1領域において、ゲート端子に電源電圧が印加されて導通し、入力信号電圧が設定されている駆動用PMOSトランジスタのゲート端子からの電流流入が阻止される。
【0034】
これにより、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子に、電源電圧に所定電圧を加えた電圧以上の電圧の入力信号電圧が印加されていても、ゲート駆動部側に印加される電圧は電源電圧から第1NMOSトランジスタの閾値電圧を減じた電圧以下に制限されるので、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子からゲート駆動部側の電源電圧に向かって電流経路が形成されることはなく、ゲート駆動部への電流流入を阻止することができる。ゲート駆動部への電流流入の阻止を、第1NMOSトランジスタを含む小規模な回路構成により実現することができる
【0035】
た、請求項に係る入出力バッファ回路は、請求項に記載の入出力バッファ回路において、ソース端子及びドレイン端子が入出力端子側及び第1PMOSトランジスタのゲート端子側に各々接続され、第1領域においてゲート端子に電源電圧が印加される第2PMOSトランジスタを備えることを特徴とする。
【0036】
請求項の入出力バッファ回路では、第2PMOSトランジスタが、ソース端子及びドレイン端子を入出力端子側及び第1PMOSトランジスタのゲート端子側に各々接続して備えられており、第1領域においてゲート端子に電源電圧が印加されて導通する。
【0037】
これにより、第1PMOSトランジスタのゲート端子に入力信号電圧が印加されるので、第1領域において、第1PMOSトランジスタを非導通とすることができる。第1PMOSトランジスタの非導通を、第2PMOSトランジスタを含む小規模な回路構成により実現することができる
【0038】
た、請求項に係る入出力バッファ回路は、請求項に記載の入出力バッファ回路において、第2NMOSトランジスタのゲート端子には、電源電圧に代えて降圧された電圧が印加されることを特徴とする。
【0039】
請求項の入出力バッファ回路では、第2領域において、第2NMOSトランジスタのゲート端子に電源電圧から降圧された電圧が印加され、第2NMOSトランジスタが導通する。
【0040】
これにより、第1PMOSトランジスタのゲート端子に印加される電圧は、降圧された電圧から第2NMOSトランジスタの閾値電圧を減じた電圧に制限されるので、第2領域において駆動用PMOSトランジスタのゲート端子を電源電圧に設定する際、第1PMOSトランジスタを確実に導通させることができる。
【0041】
また、請求項に係る入出力バッファ回路は、請求項に記載の入出力バッファ回路において、第1PMOSトランジスタは、出力モード時に導通状態に維持されることを特徴とする。
【0042】
請求項の入出力バッファ回路では、出力モードにおいて、第1PMOSトランジスタは導通状態に維持される。
【0043】
これにより、出力モードにおいては、ゲート駆動部により、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子電圧を制御することができる。
【0044】
また、請求項に係る入出力バッファ回路は、請求項に記載の入出力バッファ回路において、ドレイン端子及びソース端子が第1PMOSトランジスタのゲート端子側及び接地電圧側に各々接続されている第3NMOSトランジスタを備え、第3NMOSトランジスタは、出力モードにおいて導通することを特徴とする。
【0045】
請求項の入出力バッファ回路では、第3NMOSトランジスタが、ドレイン端子及びソース端子を第1PMOSトランジスタのゲート端子側及び接地電圧側に各々接続して備えられており、出力モードで導通して第1PMOSトランジスタのゲート端子が接地電圧に設定されて導通する。
【0046】
これにより、出力モードにおいて、第1PMOSトランジスタを確実に導通させることができ、ゲート駆動部により、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子電圧を制御することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の入出力バッファ回路について具体化した第1及び第2実施形態を図1乃至図5に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、第1実施形態の入出力バッファ回路を示す回路図である。図2は、第2実施形態の入出力バッファ回路を示す回路図である。図3は、レベル変換器の具体例を示す回路図である。図4は、実施形態におけるPMOSトランジスタP1のゲート端子電圧VG1特性を示す特性図である。図5は、実施形態におけるPMOSトランジスタP2のゲート端子電圧VG2特性を示す特性図である。
【0048】
図1に示す第1実施形態の入出力バッファ回路1では、第2従来技術の入出力バッファ回路200における高耐圧用のNMOSトランジスタN2及び入力バッファ回路4に代えて、第1従来技術の入出力バッファ回路100と同様な構成である、NMOSトランジスタN2及び入力バッファ回路4とその耐圧保護用としてNMOSトランジスタN3、N4とが備えられている。
【0049】
また、入出力バッファ回路200に加えて、第2PMOSトランジスタとして機能するPMOSトランジスタP4と並列に、第2NMOSトランジスタとして機能するNMOSトランジスタN6を備えている。PMOSトランジスタP4とNMOSトランジスタN6により第2トランスファゲートを構成している。第2トランスファゲートは、第1PMOSトランジスタとして機能するPMOSトランジスタP1のゲート端子電圧VG1を制御する。NMOSトランジスタN6のゲート端子G3には、入出力モード切替信号CNTが入力されるバッファ回路5の出力端子が接続されている。NMOSトランジスタN6のゲート端子G3は入出力モード切替信号CNTと同相の信号により制御される。
【0050】
Nウェル電圧制御回路VFMは、入出力バッファ回路200におけるNウェル電圧制御回路VFM2に、PMOSトランジスタP12、NMOSトランジスタN10、第1電圧降圧部8、及び第2電圧降圧部7を加えた構成である。NMOSトランジスタN10を、ドレイン端子を入出力端子BUSに、ソース端子を必要に応じて第1電圧降圧部8を介してPMOSトランジスタP10のゲート端子に接続している。NMOSトランジスタN10のゲート端子は、第2電圧降圧部7を介してバイアスされている。また、PMOSトランジスタP10のゲート端子と入出力端子BUSとの間に、ゲート端子を電源電圧VDDにバックゲート端子をNウェルNWに接続した、PMOSトランジスタP12を備えている。
【0051】
第2電圧降圧部7は、電源電圧VDDより低い所定電圧を出力し、NMOSトランジスタN10のゲート端子を所定電圧にバイアスする。NMOSトランジスタN10のドレイン端子に入力される入出力端子BUSからの入力信号電圧VBUSが、所定電圧からNMOSトランジスタN10の閾値電圧Vthnを減じた電圧以下である場合にはNMOSトランジスタN10のソース端子には入力信号電圧VBUSがそのまま出力され、所定電圧から閾値電圧Vthnを減じた電圧以上になると、所定電圧から閾値電圧Vthnを減じた電圧が出力されることとなる。
【0052】
従って、PMOSトランジスタP10のゲート端子に印加される電圧は、第1電圧降圧部8による降圧前の状態で、所定電圧から閾値電圧Vthnを減じた電圧以下に制限されることとなる。所定電圧を電源電圧VDDから所定電圧の降圧をした電圧に設定しておけば、第1電圧降圧部8がなくNMOSトランジスタN10のソース端子とPMOSトランジスタP10のゲート端子とが直結されていても、PMOSトランジスタP10のゲート端子とソース端子との間に閾値電圧Vthp以上の電圧が確実に印加される。即ち、閾値電圧VthnとPMOSトランジスタP10の閾値電圧Vthpとの大小関係に応じて所定電圧を設定してやれば、PMOSトランジスタP10のゲート端子に印加される電圧を電源電圧VDDから閾値電圧Vthp以上に降圧された電圧とすることができる。PMOSトランジスタP10は線形動作して導通するので、NウェルNWを確実に電源電圧VDDにバイアスすることができる。
【0053】
第1電圧降圧部8は、NMOSトランジスタN10のソース端子からの電圧を降圧して、PMOSトランジスタP10のゲート端子をバイアスする。第2電圧降圧部7の有無に関わらず、NMOSトランジスタN10のソース端子からの電圧を適宜に降圧した電圧を、PMOSトランジスタP10のゲート端子に印加することができる。PMOSトランジスタP10のゲート端子とソース端子との間に閾値電圧Vthp以上の電圧が確実に印加され、PMOSトランジスタP10は線形動作して導通するので、NウェルNWを確実に電源電圧VDDにバイアスすることができる。
【0054】
更に、第1及び第2電圧降圧部8、7が共に備えられていなくとも、Vthn>Vthpの条件においては、PMOSトランジスタP10のゲート端子とソース端子との間に閾値電圧Vthp以上の電圧が確実に印加される。
【0055】
この状態は、入力信号電圧VBUSが電源電圧VDDに比して閾値電圧Vthp以上の電圧に達するまで継続する。そして、電源電圧VDDに比して閾値電圧Vthp以上の電圧に達した後は、PMOSトランジスタP12が導通することによりPMOSトランジスタP10のゲート端子を入力信号電圧VBUSにバイアスして、PMOSトランジスタP10を非導通とする。同時にPMOSトランジスタP11を導通するので、NウェルNWは、電源電圧VDD代えて入力信号電圧VBUSにバイアスされる。
【0056】
Nウェル電圧制御回路VFMによれば、NウェルNWの電位は、入出力端子BUSに印加される入力信号電圧VBUSに応じて、電源電圧VDDと入力信号電圧VBUSとの間を切れ目なくバイアスされるのでフローティング状態となることはない。従って、入出力端子BUSにおけるあらゆる入力信号電圧VBUSに対して、NウェルNWの電位を確実に設定することができ、入出力バッファ回路1において、入力状態、出力状態を問わず、常に安定した回路動作を得ることができる。
【0057】
入出力バッファ回路1は、入出力モード切替信号CNTの電圧レベルがロー論理レベルの場合には出力モードとなり、PMOSトランジスタP2とNMOSトランジスタN2とを入出力端子BUSの駆動用トランジスタとして出力バッファ動作を行なう。
【0058】
ロー論理レベルの入出力モード切替信号CNTは、2入力NAND論理ゲート11には論理反転された論理信号として、2入力NOR論理ゲート12にはそのままの論理信号として、各々一方の入力端子に入力される、従って、この場合のNAND論理ゲート11及びNOR論理ゲート12は論理反転ゲートとして機能することとなる。NAND論理ゲート11及びNOR論理ゲート12の他方の入力端子には出力データ信号DOUTが入力されているので、NAND論理ゲート11及びNOR論理ゲート12を介して反転されて、トランスファゲート3及びNMOSトランジスタN2に入力される。
【0059】
ロー論理レベルの出力データ信号DOUTに対しては、NMOSトランジスタN2が導通することにより、接地電圧のロー論理レベル信号が入出力端子BUSに出力される。ハイ論理レベルの出力データ信号DOUTに対しては、トランスファゲート3を介してPMOSトランジスタP2が導通することにより、電源電圧VDDのハイ論理レベル信号が入出力端子BUSに出力される。
【0060】
ここで、PMOSトランジスタP2のゲート端子G2がロー論理レベルとなりPMOSトランジスタP2が導通状態となるために、トランスファゲート3を構成するPMOSトランジスタP1のゲート端子G1は、PMOSトランジスタP1が導通する電圧にバイアスされる必要がある。ゲート端子G1には、先ず、電源電圧VDDがゲート端子に印加されていることからPMOSトランジスタP4は非導通であり、ゲート端子G3にバッファ回路5を介して入出力モード切替信号CNTと同相のロー論理レベルの信号が印加されてNMOSトランジスタN6も非導通となって、入出力端子BUSからの経路が遮断される。そして、インバータ論理ゲート6を介して入出力モード切替信号CNTと逆相のハイ論理レベルの信号が印加されてNMOSトランジスタN5が導通することによりゲート端子G1が接地電圧に接続され、PMOSトランジスタP1が導通する。
【0061】
入出力モード切替信号CNTの電圧レベルがハイ論理レベルの場合には、入力モードとなり、入力バッファ回路4を介して入出力端子BUSからの入力信号を受け入れて入力データ信号DINを受け付ける入力バッファ動作を行なう。
【0062】
入力モードでは、ハイ論理レベルの入出力モード切替信号CNTが、NAND論理ゲート11には論理反転された論理信号として、NOR論理ゲート12にはそのままの論理信号として、各々一方の入力端子に入力されて、NAND論理ゲート11及びNOR論理ゲート12は共に非活性状態となる。即ち、NAND論理ゲート11からは、ハイ論理レベルの信号が出力され、NOR論理ゲート12からは、ロー論地レベルの信号が出力される。これらの出力信号は、論理信号として、各々PMOSトランジスタP2及びNMOSトランジスタN2を非導通にする信号となり、出力バッファとしての機能は非活性となる。
【0063】
即ち、入出力バッファ回路1は入力バッファとしての機能が活性化され、入力バッファ回路4が活性化されることとなる。ここで、入出力端子BUSに入力される入力信号電圧VBUSに応じた制御を行なうことにより、電源電圧VDDより高電圧の入力信号電圧VBUSが入力された場合にも、入出力端子BUSと電源電圧VDDとの不要な流入電流IBUSが発生しない構成が、PMOSトランジスタP1と、そのゲート端子G1をバイアスするNMOSトランジスタN6及びその制御回路である。
【0064】
入出力モード切替信号CNTがハイ論理レベルであるため、インバータ論理ゲート6で論理反転されてNMOSトランジスタN5は非導通となっている。一方、バッファ回路5を介してNMOSトランジスタN6のゲート端子G3には電源電圧VDD等のハイ論理レベル信号が印加されている。NMOSトランジスタN6は、入出力端子BUSに入力される入力信号電圧VBUSの電圧レベルに応じて、非飽和特性又は飽和特性で動作し、PMOSトランジスタP4とあわせて、ゲート端子G1を入力信号電圧VBUS又は電源電圧VDDからNMOSトランジスタの閾値電圧Vthnを減じた電圧に印加する特性を有している。
【0065】
ここで、入力信号電圧VBUSに対するゲート端子電圧VG1の特性について、図4に基づき詳細に説明する。ここでは、ゲート端子G3に電源電圧VDDが印加されている場合を例にとり説明する(図4中、(I))。尚、以下の説明では、PMOS/NMOSトランジスタのオン抵抗や配線抵抗等の電圧降下成分を無視して説明する。
【0066】
入力信号電圧VBUSが、電源電圧VDDから閾値電圧Vthnを減じた電圧未満である場合(0≦VBUS<VDD−Vthn)、NMOSトランジスタN6は非飽和領域で導通しゲート端子電圧VG1は入力信号電圧VBUSに一致する(VG1=VBUS)。ここで、Vthn>Vthpとすれば、PMOSトランジスタP1は閾値電圧Vthp以上にバイアスされることとなり、入力モードにおいて電源電圧VDDのハイ論理レベル信号を出力しているNAND論理ゲート11とゲート端子G2とが導通する(VG2=VDD)。従って、VG2>VBUSとなるのでPMOSトランジスタP2は非導通状態に維持され、入出力端子BUSと電源電圧VDDとの間に電流経路は形成されない。
【0067】
入力信号電圧VBUSが、電源電圧VDDから閾値電圧Vthnを減じた電圧以上であり、且つ電源電圧VDDから閾値電圧Vthpを減じた電圧未満である場合(VDD−Vthn≦VBUS<VDD−Vthp)、NMOSトランジスタN6は飽和領域で導通し、ゲート端子電圧VG1には電源電圧VDDから閾値電圧Vthnを減じた電圧が印加される(VG1=VDD−Vthn)。ここで、Vthn>Vthpとすれば、PMOSトランジスタP1は閾値電圧Vthp以上にバイアスされることとなり、入力モードにおいて電源電圧VDDのハイ論理レベル信号を出力しているNAND論理ゲート11とゲート端子G2が導通する(VG2=VDD)。従って、VG2>VBUSとなるのでPMOSトランジスタP2は非導通状態に維持され、入出力端子BUSと電源電圧VDDとの間に電流経路は形成されない。
【0068】
入力信号電圧VBUSが、電源電圧VDDから閾値電圧Vthpを減じた電圧以上であり、且つ電源電圧VDDに閾値電圧Vthpを加えた電圧未満である場合(VDD−Vthp≦VBUS<VDD+Vthp)も同様に、NMOSトランジスタN6は飽和領域で導通しており、ゲート端子電圧VG1には電源電圧VDDから閾値電圧Vthnを減じた電圧が印加される(VG1=VDD−Vthn)。ここで、Vthn>Vthpとすれば、PMOSトランジスタP1は閾値電圧Vthp以上にバイアスされることとなり、NAND論理ゲート11とゲート端子G2とが導通して電源電圧VDDが印加される(VG2=VDD)。この場合にはVG2>VBUS−Vthpとなり、PMOSトランジスタP2は、バイアス電圧が閾値電圧Vthp以下であるため、依然として非導通状態に維持され、入出力端子BUSと電源電圧VDDとの間に電流経路は形成されない。
【0069】
入力信号電圧VBUSが、電源電圧VDDに閾値電圧Vthpを加えた電圧以上である場合(VDD+Vthp≦VBUS)、PMOSトランジスタP4が非飽和領域で導通しゲート端子電圧VG1には入力信号電圧VBUSが印加される(VG1=VBUS)。従って、PMOSトランジスタP1は非導通となる。しかしながら、この状態においてはPMOSトランジスタP3が導通するので、ゲート端子電圧VG2が入力信号電圧VBUSに印加される(VG2=VBUS)。VG2=VBUSであるので、PMOSトランジスタP2は非導通状態に維持されており、入出力端子BUSと電源電圧VDDとの間に電流経路は形成されない。
【0070】
PMOSトランジスタP2のゲート端子電圧VG2の特性を図5に示す。従来技術における特性曲線とは異なり、入力信号電圧VBUSが電源電圧VDDから閾値電圧Vthpを減じた電圧から、電源電圧VDDに閾値電圧Vthpを加えた電圧までの電圧期間においても、ゲート端子電圧VG2は、電源電圧VDDに維持されている。従って、この電圧期間においてPMOSトランジスタP2が導通することはなく、入出力端子BUSと電源電圧VDDとの間に電流経路が形成されることはない。
【0071】
ここで、ゲート端子G3に印加される電圧は電源電圧VDDであるとして説明したが、バッファ回路5が電圧降圧機能を備えていれば、ゲート端子G3には電源電圧VDDから降圧された電圧VDDLが印加されることとなる。この場合に、NMOSトランジスタN6の飽和特性によりゲート端子G1に印加される電圧VG1は、図4中の(II)に示すVDDL−Vthnとなる。これにより、PMOSトランジスタP1は更に確実に導通状態にバイアスされることとなり、好都合である。
【0072】
図2に示す第2実施形態の入出力バッファ回路2では、第1実施形態の入出力バッファ回路1とは異なり、外部とのインターフェース用に出力バッファ部分について使用される電源電圧VDDHと、電源電圧VDDHより低電圧で、内部回路において使用される内部電源電圧VDDLとの2系統の電源電圧が備えられている。更に、内部電源電圧VDDLで動作する回路部分と、電源電圧VDDHで動作する回路部分とのインターフェースとして、レベル変換器9が備えられている。挿入箇所は、NAND論理ゲート11とトランスファゲート3との間、NOR論理ゲート12とNMOSトランジスタN2との間、及びインバータ論理ゲート6とNMOSトランジスタN5との間である。ここで、バッファ回路5とNMOSトランジスタN6との間には備えられておらず、NMOSトランジスタN6のゲート端子G3には、内部電源電圧VDDLが印加される。
【0073】
図3にはレベル変換器9の具体例を示す。内部電源電圧VDDLの振幅を有する低レベル信号LINを、電源電圧VDDHの振幅を有する高レベル信号HOUTにレベル変換する回路例である。
【0074】
低レベル信号LINとして、内部電源電圧VDDLの電圧を有するハイ論理レベルの信号が入力されるとする。低レベル信号LINは、NMOSトランジスタN91のゲート端子に入力されると共にPMOSトランジスタP92とNMOSトランジスタN92とにより構成されているインバータ論理ゲートに入力される。ハイ論理レベルの低レベル信号LINの入力により、NMOSトランジスタN91が導通しPMOSトランジスタP93のゲート端子電圧を接地電圧にすることにより、PMOSトランジスタP93が導通する。また、インバータ論理ゲートにより反転されたロー論理レベルの信号がNMOSトランジスタN93のゲート端子に入力されて、NMOSトランジスタN93は非導通となる。従って、高レベル信号HOUTには、PMOSトランジスタP93を介して電源電圧VDDHが印加され、電圧レベルが変換される。ここで、高レベル信号HOUTはPMOSトランジスタP91のゲート端子に入力されておりPMOSトランジスタP91は非導通となるので、電源電圧VDDHからPMOSトランジスタP93のゲート端子への経路は遮断されている。
【0075】
低レベル信号LINとして、接地電圧のロー論理レベルの信号が入力されるとする。この場合には、NMOSトランジスタN91が非導通となり、PMOSトランジスタP93のゲート端子から接地電圧への経路は遮断される。一方、インバータ論理ゲートにより反転されたハイ論理レベルの信号がNMOSトランジスタN93のゲート端子に入力されるので、NMOSトランジスタN93は導通する。従って、高レベル信号HOUTには、NMOSトランジスタN93を介して接地電圧が印加される。高レベル信号HOUTは、PMOSトランジスタP91のゲート端子に入力されているので、PMOSトランジスタP91が導通して、PMOSトランジスタP93のゲート端子に電源電圧VDDHを印加してPMOSトランジスタP93は非導通状態に維持される。
【0076】
第2実施形態の入出力バッファ回路2では、第1実施形態の入出力バッファ回路1と同様の作用・効果を奏するものである。NMOSトランジスタN6のゲート端子G3に内部電源電圧VDDLが印加されることによる作用・効果は、入出力バッファ回路1において、バッファ回路5が電圧降圧機能を備えている場合と同様である。即ち、ゲート端子電圧VG1は、電源電圧VDDHに比して降圧された内部電源電圧VDDLから、更に閾値電圧Vthnを減じた電圧となり(VG1=VDDL−Vthn)、PMOSトランジスタP1をより確実に導通状態にバイアスすることができる。この時のゲート端子電圧VG1特性を、図4中、(II)に示す。
【0077】
以上詳細に説明したとおり、第1及び第2実施形態に係る入出力バッファ回路1及び2では、入力モードにおいて、入出力端子BUSに入力される入力信号電圧VBUSの電圧が変化しても、駆動用PMOSトランジスタP2のゲート端子G2に設定される電圧により駆動用PMOSトランジスタP2は非導通状態に維持されるので、駆動用PMOSトランジスタP2を介して、入出力端子BUSと電源電圧VDD又はVDDHとの間の不要な電流経路が形成されることはなく、不要な電流の流入・流出を防止することができる。また、不要な電流の流入・流出がないので、入出力端子BUSを所定の電圧レベルに設定することができる。
【0078】
また、入力信号電圧VBUSが、電源電圧VDD又はVDDHに所定電圧であるPMOSトランジスタP2の閾値電圧Vthhpを加えた電圧未満の電圧となる第2領域では、出力モードにおいて使用されるゲート駆動部としてのNAND論理ゲート11が利用されて、駆動用PMOSトランジスタP2のゲート端子G2が電源電圧VDD又はVDDHに設定される。一方、入力信号電圧VBUSが、電源電圧VDD又はVDDHに閾値電圧Vthpを加えた電圧以上の電圧となる第1領域では、入力信号電圧VBUSに設定されているゲート端子G2からの電流流入が阻止される。従って、入出力端子BUSからゲート端子G2を通り、NAND論理ゲート11又はレベル変換器9を介して電源電圧VDD又はVDDHに至る不要な電流経路が形成されることはなく、不要な電流の流入を防止することができる。また、不要な電流の流入がないので、入出力端子BUSを電源電圧VDD又はVDDH以上の電圧レベルに設定することができる。
【0079】
また、第2領域において、ゲート端子G2への電源電圧VDD又はVDDHの設定が、NAND論理ゲート11又はレベル変換器9とゲート端子G2との間に挿入されている、第1PMOSトランジスタとしてのPMOSトランジスタP1を含む小規模な回路構成により実現することができる。
【0080】
また、ゲート端子G2に、電源電圧VDD又はVDDHに閾値電圧Vthpを加えた電圧以上の入力信号電圧VBUSが印加されていても、NAND論理ゲート11又はレベル変換器9に印加される電圧は、電源電圧VDD又はVDDHから第1NMOSトランジスタであるNMOSトランジスタN1の閾値電圧Vthnを減じた電圧に制限される。従って、NAND論理ゲート11又はレベル変換器9において電源電圧VDD又はVDDHに向かって電流経路が形成されることはなく、NAND論理ゲート11又はレベル変換器9への電流流入を阻止することができる。この電流流入の阻止機能を、NMOSトランジスタN1を含む小規模な回路構成により実現することができる。
【0081】
また、PMOSトランジスタP1は、第1領域では、ゲート端子G1に入力信号電圧VBUSが印加されて非導通とすることができる。また、PMOSトランジスタP1の非導通を、第2PMOSトランジスタとしてのPMOSトランジスタP4を含む小規模な回路構成により実現することができる。
【0082】
また、第2領域では、ゲート端子G1に印加される電圧が、電源電圧VDD又はVDDHから第2NMOSトランジスタとしてのNMOSトランジスタN6の閾値電圧Vthnを減じた電圧に制限されるので、PMOSトランジスタP1を導通させることができる。従って、ゲート端子G2をNAND論理ゲート11又はレベル変換器9で駆動することができ、ゲート端子G2を電源電圧VDD又はVDDHに設定することができる。また、PMOSトランジスタP1の導通を、第2NMOSトランジスタとしてのNMOSトランジスタN6を含む小規模な回路構成により実現することができる。
【0083】
また、出力モードにおいては、第3NMOSトランジスタとしてのNMOSトランジスタN5により、ゲート端子G1を接地電圧に接続するのでPMOSトランジスタP1を確実に導通させることができ、NAND論理ゲート11又はレベル変換器9によりゲート端子G2を制御することができる。
【0084】
入出力バッファ回路1、2の入力モードにおいて、入出力端子BUSに印加される入力信号電圧VBUSに関わらず、入出力端子BUSと電源電圧VDD又はVDDHとの間に不要な電流経路が形成されることはない。従って、入出力端子BUSに、プルダウン抵抗Rpdを含むインターフェース回路(図8、参照)やプルアップ抵抗Rpuを含むインターフェース回路(図9、参照)等の外部回路を接続する場合にも、入出力端子BUSの入力信号電圧VBUSを確実に設定することができ、入出力端子BUSへの信号入力を安定して行なうことができる。
【0085】
また、第2実施形態に係る入出力バッファ回路2では、また第1実施形態に係る入出力バッファ回路1においてもバッファ回路5が電圧降圧機能を備えていれば、ゲート端子G1に印加される電圧は、内部降圧電圧VDDL又はその他の降圧電圧VDDLからNMOSトランジスタN6の閾値電圧Vthnを減じた電圧に制限されるので、第2領域においてゲート端子G2を電源電圧VDDH又はVDDに設定する際、PMOSトランジスタP1を確実に導通させることができる。
【0086】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
例えば、第1及び第2実施形態においては、NMOSトランジスタN2及び入力バッファ回路4の入力段について、電源電圧VDD又はVDDHでの使用に適合する耐圧の素子構成を使用しているため、高電圧の入力信号電圧VBUSが印加される場合の耐圧保護用としてNMOSトランジスタN3、N4とを備える場合を例にとり説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、NMOSトランジスタN2及び入力バッファ回路4の入力段自身を、高耐圧素子で構成し、NMOSトランジスタN3、N4を備える必要のない構成とすることもできる。
【0087】
(付記1) 入力モードにおいて自己の電源電圧に比して高い電圧の入力信号電圧が入出力端子に入力される入出力バッファ回路において、
前記入出力端子を出力モードにおいて駆動する駆動用PMOSトランジスタのゲート端子の電圧を、
前記入力信号電圧が前記電源電圧に所定電圧を加えた電圧以上の電圧である第1領域では前記入力信号電圧に、
前記入力信号電圧が前記電源電圧に所定電圧を加えた電圧未満の電圧である第2領域では前記電源電圧に設定することを特徴とする入出力バッファ回路。
(付記2) 前記電源電圧に所定電圧を加えた電圧とは、前記駆動用PMOSトランジスタが前記入出力端子側から電源電圧端子側に導通し始める際の前記入力信号電圧であることを特徴とする付記1に記載の入出力バッファ回路。
(付記3) 前記所定電圧は、前記駆動用PMOSトランジスタが前記入出力端子側から電源電圧端子側に導通し始める際の前記駆動用PMOSトランジスタの閾値電圧に相当する電圧であることを特徴とする付記1に記載の入出力バッファ回路。
(付記4) 前記駆動用PMOSトランジスタのゲート端子を出力モードにおいて駆動するゲート駆動部と、
前記ゲート駆動部と前記駆動用PMOSトランジスタのゲート端子との間に、前記第1領域において、前記入力信号電圧に設定されている前記駆動用PMOSトランジスタのゲート端子から前記ゲート駆動部への電流流入を阻止し、前記第2領域において、前記ゲート駆動部と前記駆動用PMOSトランジスタのゲート端子とを導通する第1ゲート電圧制御部とを備えることを特徴とする付記1に記載の入出力バッファ回路。
(付記5) 前記第1ゲート電圧制御部は、
ドレイン端子及びソース端子が前記ゲート駆動部側及び前記駆動用PMOSトランジスタのゲート端子側に各々接続されている第1PMOSトランジスタを備え、
前記第1PMOSトランジスタは、前記第2領域において導通することを特徴とする付記4に記載の入出力バッファ回路。
(付記6) 前記第1ゲート電圧制御部は、
ドレイン端子及びソース端子が前記ゲート駆動部側及び前記駆動用PMOSトランジスタのゲート端子側に各々接続され、前記第1領域においてゲート端子に前記電源電圧が印加される第1NMOSトランジスタを備えることを特徴とする付記4に記載の入出力バッファ回路。
(付記7) 前記第1NMOSトランジスタのゲート端子は、電源電圧端子に接続されていることを特徴とする付記6に記載の入出力バッファ回路。
(付記8) 前記第1ゲート電圧制御部は、
前記第1PMOSトランジスタ又は前記第1NMOSトランジスタを含む第1トランスファゲートを備えることを特徴とする付記5又は6に記載の入出力バッファ回路。
(付記9) 前記第1PMOSトランジスタのゲート端子を、前記第1領域では前記入力信号電圧に設定し、前記第2領域では前記電源電圧から前記第1PMOSトランジスタが導通し始める電圧以下の電圧に設定する第2ゲート電圧制御部を備えることを特徴とする付記5に記載の入出力バッファ回路。
(付記10) 前記導通し始める電圧とは、前記第1PMOSトランジスタの閾値電圧に相当する電圧であることを特徴とする付記9に記載の入出力バッファ回路。
(付記11) 前記第2ゲート電圧制御部は、
ソース端子及びドレイン端子が前記入出力端子側及び前記第1PMOSトランジスタのゲート端子側に各々接続され、前記第1領域においてゲート端子に前記電源電圧が印加される第2PMOSトランジスタを備えることを特徴とする付記9に記載の入出力バッファ回路。
(付記12) 前記第2PMOSトランジスタのゲート端子は、電源電圧端子に接続されていることを特徴とする付記11に記載の入出力バッファ回路。
(付記13) 前記第2ゲート電圧制御部は、
ドレイン端子及びソース端子が前記入出力端子側及び前記第1PMOSトランジスタのゲート端子側に各々接続され、ゲート端子が入出力モード切替信号により制御される第2NMOSトランジスタを備え、
前記第2領域において、前記第2NMOSトランジスタのゲート端子には前記電源電圧が印加されることを特徴とする付記9に記載の入出力バッファ回路。
(付記14) 前記第2NMOSトランジスタのゲート端子には、前記電源電圧に代えて降圧された電圧が印加されることを特徴とする付記13に記載の入出力バッファ回路。
(付記15) 前記降圧された電圧は、降圧された電源電圧であることを特徴とする付記14に記載の入出力バッファ回路。
(付記16) 電圧降圧部を備え、
前記降圧された電圧は、前記電圧降圧部から出力される電圧であることを特徴とする付記14に記載の入出力バッファ回路。
(付記17) 前記第2NMOSトランジスタのゲート端子には、
前記入出力モード切替信号が入力モードにおいて正論理の信号である場合には、前記入出力モード切替信号と同相の信号が、
前記入出力モード切替信号が入力モードにおいて負論理の信号である場合には、前記入出力モード切替信号と逆相の信号が、印加されることを特徴とする付記13に記載の入出力バッファ回路。
(付記18) 前記第2ゲート電圧制御部は、
前記第2PMOSトランジスタ又は前記第2NMOSトランジスタを含む第2トランスファゲートを備えることを特徴とする付記11又は13に記載の入出力バッファ回路。
(付記19) 前記第1PMOSトランジスタは、出力モード時に導通状態に維持されることを特徴とする付記5に記載の入出力バッファ回路。
(付記20) ドレイン端子及びソース端子が前記第1PMOSトランジスタのゲート端子側及び接地電圧側に各々接続されている第3NMOSトランジスタを備え、
前記第3NMOSトランジスタは、出力モードにおいて導通することを特徴とする付記19に記載の入出力バッファ回路。
(付記21) 前記第3NMOSトランジスタのゲート端子には、
入出力モード切替信号が出力モードにおいて正論理の信号である場合には、前記入出力モード切替信号と同相の信号が、
前記入出力モード切替信号が出力モードにおいて負論理の信号である場合には、前記入出力モード切替信号と逆相の信号が、印加されることを特徴とする付記20に記載の入出力バッファ回路。
【0088】
ここで、付記2によれば、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子に電源電圧が印加されている場合には、駆動用PMOSトランジスタが入出力端子側から電源電圧端子側に導通し始めるバイアス状態である第1領域で、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子の電圧を入力信号電圧に切り替えるので、駆動用PMOSトランジスタの不要な導通を防止することができる。
また、付記3によれば、駆動用PMOSトランジスタのゲート電圧が電源電圧である場合に、入力信号電圧が上昇して駆動用PMOSトランジスタのゲート端子電圧が閾値電圧に相当する電圧以上に低電圧になる際、駆動用PMOSトランジスタのゲート端子電圧を入力信号電圧に設定するので、駆動用PMOSトランジスタの不要な導通を防止することができる。
また、付記7によれば、第1NMOSトランジスタのゲート端子が電源電圧端子に接続されているので、入力信号電圧の電圧値に応じてゲート端子に印加する電圧の制御をすることなく、第1領域においてゲート端子を電源電圧にすることができる。
また、付記8によれば、第1ゲート電圧制御部を、第1トランスファゲートという小規模回路により構成することができる。
また、付記10によれば、第1PMOSトランジスタのゲート端子電圧を、ゲート駆動部の電圧に比して閾値電圧に相当する電圧以上に低電圧に設定するので、第1PMOSトランジスタを確実に導通することができる。
また、付記12によれば、第2PMOSトランジスタのゲート端子が電源電圧端子に接続されているので、入力信号電圧に応じてゲート端子に印加する電圧の制御をすることなく、第1領域においてゲート端子を電源電圧にすることができる。
また、付記15によれば、降圧された電圧は、降圧された電源電圧であるので、内部回路用として降圧された電源電圧を使用している場合に、降圧された電源電圧をそのまま第2NMOSトランジスタのゲート端子に印加して、第2領域において第2NMOSトランジスタを導通することができる。
また、付記16によれば、降圧された電圧は、入出力モード切替信号に基づき生成される制御信号が電圧降圧部により降圧されて第2NMOSトランジスタのゲート端子に印加され、第2領域において第2NMOSトランジスタを導通することができる。
また、付記17によれば、入出力モード切替信号が入力モードにおいて正論理の信号である場合には入出力モード切替信号と同相の信号が、負論理の信号である場合には逆相の信号が、第2NMOSトランジスタのゲート端子に印加されるので、入力信号電圧に応じてゲート端子に印加する電圧の制御をすることなく、入力モードにおいて第2NMOSトランジスタのゲート端子に高電圧レベルの電圧を印加することができ、第2領域において、第2NMOSトランジスタを導通させることができる。
また、付記18によれば、第2ゲート電圧制御部を、第2トランスファゲートという小規模回路により構成することができる。
また、付記21によれば、入出力モード切替信号が出力モードにおいて正論理の信号である場合には入出力モード切替信号と同相の信号が、負論理の信号である場合には逆相の信号が、第3NMOSトランジスタのゲート端子に印加されるので、出力モードにおいて第3NMOSトランジスタを導通させることができる。
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、自己の電源電圧に比して高い電圧レベルの入力信号が入出力端子に入力される入出力バッファ回路において、電源電圧と外部から印加される入力信号との間に不要な電流が流れることはない。これにより、入出力端子に外部回路を接続する場合にも、入出力端子BUSの電圧を確実に設定することができ、入出力端子BUSへの信号入力を安定して行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の入出力バッファ回路を示す回路図である。
【図2】 第2実施形態の入出力バッファ回路を示す回路図である。
【図3】 レベル変換器の具体例を示す回路図である。
【図4】 実施形態におけるPMOSトランジスタP1のゲート端子電圧VG1特性を示す特性図である。
【図5】 実施形態におけるPMOSトランジスタP2のゲート端子電圧VG2特性を示す特性図である。
【図6】 第1従来技術の入出力バッファ回路を示す回路図である。
【図7】 第2従来技術の入出力バッファ回路を示す回路図である。
【図8】 従来技術におけるPMOSトランジスタP2のゲート端子電圧VG2特性を示す特性図である。
【図9】 従来技術における入出力端子BUSへの流入電流IBUS特性を示す特性図である。
【図10】 入出力端子にプルダウン抵抗を含むインターフェース回路が接続される場合を示す回路図である。
【図11】 入出力端子にプルアップ抵抗を含むインターフェース回路が接続される場合を示す回路図である。
【符号の説明】
1、2、100、200 入出力バッファ回路
3 トランスファゲート
4 入力バッファ回路
5 バッファ回路
6 インバータ論理ゲート
7 第2電圧降圧部
8 第1電圧降圧部
9 レベル変換器
11 NAND論理ゲート
12 NOR論理ゲート
BUS 入出力端子
NW Nウェル
VFM、VFM1、VFM2 Nウェル電圧制御回路
CNT 入出力モード切替信号
DIN 入力データ信号
DOUT 出力データ信号

Claims (6)

  1. 入力モードにおいて自己の電源電圧に比して高い電圧の入力信号電圧が入出力端子に入力される入出力バッファ回路において、
    出力モードにおいて、前記入出力端子を駆動する駆動用PMOSトランジスタと、
    前記駆動用PMOSトランジスタのゲート端子を駆動するゲート駆動部と、
    前記ゲート駆動部と前記駆動用PMOSトランジスタのゲート端子との間に、
    前記入力信号電圧が、前記電源電圧に前記駆動用PMOSトランジスタの閾値電圧を加えた電圧以上の電圧である第1領域において、前記駆動用PMOSトランジスタのゲート端子から前記ゲート駆動部への電流流入を阻止し、前記入力信号電圧が、前記電源電圧に前記駆動用PMOSトランジスタの閾値電圧を加えた電圧未満の電圧である第2領域において、前記ゲート駆動部と前記駆動用PMOSトランジスタのゲート端子とを導通する第1PMOSトランジスタと、
    ドレイン端子及びソース端子が前記入出力端子側及び前記第1PMOSトランジスタのゲート端子側に各々接続され、ゲート端子が入出力モード切替信号に基づいて制御される第2NMOSトランジスタとを備え、
    記駆動用PMOSトランジスタのゲート端子の電圧
    記第1領域では前記入力信号電圧に、前記第2領域では前記電源電圧に設定され、
    前記第2NMOSトランジスタのゲート端子の電圧は、
    前記入出力モード切替信号が入力モードを指示する際、前記電源電圧が印加されることを特徴とする入出力バッファ回路。
  2. レイン端子及びソース端子が前記ゲート駆動部側及び前記駆動用PMOSトランジスタのゲート端子側に各々接続され、前記第1領域においてゲート端子に前記電源電圧が印加される第1NMOSトランジスタを備えることを特徴とする請求項に記載の入出力バッファ回路。
  3. ース端子及びドレイン端子が前記入出力端子側及び前記第1PMOSトランジスタのゲート端子側に各々接続され、前記第1領域においてゲート端子に前記電源電圧が印加される第2PMOSトランジスタを備えることを特徴とする請求項に記載の入出力バッファ回路。
  4. 前記第2NMOSトランジスタのゲート端子には、前記電源電圧に代えて降圧された電圧が印加されることを特徴とする請求項に記載の入出力バッファ回路。
  5. 前記第1PMOSトランジスタは、出力モード時に導通状態に維持されることを特徴とする請求項に記載の入出力バッファ回路。
  6. ドレイン端子及びソース端子が前記第1PMOSトランジスタのゲート端子側及び接地電圧側に各々接続されている第3NMOSトランジスタを備え、
    前記第3NMOSトランジスタは、出力モードにおいて導通することを特徴とする請求項に記載の入出力バッファ回路。
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