JP2013179571A - レベルシフト回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力信号切り替えに伴って回路に流れる貫通電流の低減。
【解決手段】それぞれのソースを入力ノード対(in、inB)にそれぞれ接続し、それぞれのゲートを共通に第1の電源(GND)に接続する第1導電型の第1のトランジスタ対(M1、M4)と、それぞれのドレインを第1のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続し、それぞれのゲートを共通に第1の電源に接続する、第2導電型の第2のトランジスタ対(M2、M5)と、それぞれのドレインを第2のトランジスタ対のそれぞれのソースに接続し、ゲートおよびドレインをそれぞれ襷掛けに接続し、それぞれのソースを共通に第2の電源(V2)に接続する、第2導電型の第3のトランジスタ対(M3、M6)と、一端を入力ノード対にそれぞれ接続し、他端を第3のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続する容量素子対(C1、C2)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、レベルシフト回路に関し、入力信号の振幅を変換して出力するレベルシフト回路に関する。
従来、異なる電源電圧で動作する回路間を結ぶインタフェース回路として、様々な形式のレベルシフト回路が用いられる。従来技術による構成の一例として、特許文献1に図6として記載されている回路に相当する回路図を図13に示す。この回路の入力信号IN、INBはディジタル信号であり、そのハイレベル、ローレベルとも0V以上の電圧範囲にある。出力信号out、outBは、正負の電圧範囲を取る。図13において、入力ノードin、inBに繋がるP型のMOSトランジスタM11、M12をそれぞれオン、オフとしたときの各MOSトランジスタの状態とノード電位を図14に示す。入力ノードin、inBに与えられる電圧V1、0である信号が、出力端子out、outBには電圧V1、V2である正負の電圧レベルを取る信号に変換される。また、この状態では、縦積みに接続されているMOSトランジスタ群のうちの最低1つがオフ状態にあるため、貫通電流が流れない。かつ各MOSトランジスタのゲート、ソース、ドレインのうちの任意の2端子間に掛かる電圧は、最大でも電圧V1、|V2|よりも小さく収まっている。即ち、この回路は、出力電圧振幅がV1+|V2|であるにも関わらず、それよりも小さい電圧V1、|V2|を扱えるだけの耐圧を持つMOSトランジスタで構成することができる。また、直流信号も伝達する回路であるので、電源立ち上げ時から、入力信号に応じた出力状態が得られる。
また、特許文献2には、トランジスタのソース・ドレイン間電圧を低減し、耐圧を緩和したレベルシフト回路が開示されている。
特許第3176339号公報 特開2008−199153号公報
以下の分析は本発明において与えられる。
ところで、図13に示す回路は、入力信号切替時において縦積みのMOSトランジスタ群に流れる貫通電流が、通常のCMOS回路のそれよりも長時間流れる。このことを図15を用いて説明する。図15は、図14の状態から、MOSトランジスタM11をオン→オフに、MOSトランジスタM12をオフ→オンに、それぞれ変化させたときの回路の状態の変化を示している。変化した状態では、MOSトランジスタM12、M4、M5、M6が同時にオンになる為、通常のCMOS回路に比べ大きな貫通電流が流れる。この状態は、MOSトランジスタM2、M3の接続ノードの電位が充分に下がるまで継続する。しかしながら、MOSトランジスタM2、M3は、共にオフ状態にあることから、この接続ノードの電位は、MOSトランジスタM2、M3のサブスレッショルド電流の差分によってゆっくりと変化する。この結果、通常のCMOS回路に比べ長い時間にわたり貫通電流が流れ続けてしまうことになる。
このようなレベルシフト回路の応用例として、RF信号切替用のCMOSスイッチICに適用する場合について説明する。携帯電話などのアンテナ切替スイッチとして用いられるCMOSスイッチICでは、外部から供給される正の電源電圧でチャージポンプ回路を動作させ、正の電圧V1と、負の電圧V2を生成する。スイッチの選択状態に応じて、オン状態にするスイッチ用のトランジスタのゲートにはV1を、オフ状態にするスイッチ用のトランジスタのゲートにはV2を、それぞれ給電する。図13のレベルシフト回路は、外部から与えられるスイッチ切替制御信号を、スイッチ用のトランジスタのゲートに供給するハイレベルがV1、ローレベルがV2の信号に変換する為に用いることができる。
以上の構成では、スイッチの選択ポート切り替え時に、図15で説明した貫通電流が流れる。ここで、CMOSスイッチICでは、消費電流を削減するために、これらのチャージポンプ回路の電流供給能力は最小限とされる。したがって、貫通電流はチャージポンプ出力電圧の低下を招くことになる。この結果、チャージポンプ出力電圧の回復時間の分だけ、スイッチの切替動作時間が長くなってしまう。
本発明の1つのアスペクト(側面)に係るレベルシフト回路は、それぞれのソースを入力ノード対にそれぞれ接続し、それぞれのゲートを共通に第1の電源に接続する第1導電型の第1のトランジスタ対と、それぞれのドレインを第1のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続し、それぞれのゲートを共通に第1の電源に接続する第2導電型の第2のトランジスタ対と、それぞれのドレインを第2のトランジスタ対のそれぞれのソースに接続し、ゲートおよびドレインをそれぞれ襷掛けに接続し、それぞれのソースを共通に第2の電源に接続する第2導電型の第3のトランジスタ対と、一端を入力ノード対にそれぞれ接続し、他端を第3のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続する容量素子対と、を備える。
本発明の他のアスペクト(側面)に係るレベルシフト回路は、それぞれのソースを入力ノード対にそれぞれ接続し、それぞれのゲートを共通に第1の電源に接続する第1導電型の第1のトランジスタ対と、それぞれのドレインを第1のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続し、それぞれのゲートを共通に第1の電源に接続する第2導電型の第2のトランジスタ対と、それぞれのドレインを第2のトランジスタ対のそれぞれのソースに接続し、ゲートおよびドレインをそれぞれ襷掛けに接続する第2導電型の第3のトランジスタ対と、一端を入力ノード対にそれぞれ接続し、他端を第3のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続する容量素子対と、一端を、第3のトランジスタ対のそれぞれのソースに共通に接続し、他端を第2の電源に接続する抵抗素子と、を備える。
本発明の別のアスペクト(側面)に係るレベルシフト回路は、それぞれのソースを入力ノード対にそれぞれ接続し、それぞれのゲートを共通に第1の電源に接続する第1導電型の第1のトランジスタ対と、それぞれのドレインを第1のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続し、それぞれのゲートを共通に第1の電源に接続する第2導電型の第2のトランジスタ対と、それぞれのドレインを第2のトランジスタ対のそれぞれのソースに接続し、ゲートおよびドレインをそれぞれ襷掛けに接続する第2導電型の第3のトランジスタ対と、一端を入力ノード対にそれぞれ接続し、他端を第3のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続する容量素子対と、ドレインを第3のトランジスタ対のそれぞれのソースに共通に接続し、ソースを第2の電源に接続する第2導電型の第3のトランジスタと、を備える。
本発明によれば、入力信号切り替え時の時間を短くすることができる。したがって、入力信号切り替えに伴って回路に流れる貫通電流が低減される。
本発明の第1の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。 本発明の第1の実施形態に係るレベルシフト回路における電圧変化を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るレベルシフト回路の各部の電圧波形を模式的に示す図である。 従来のレベルシフト回路の各部の電圧波形を模式的に示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。 本発明の第3の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。 本発明の第4の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。 本発明の第5の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。 本発明の第5の実施形態に係るレベルシフト回路における電圧変化を示す図である。 本発明の第6の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。 本発明の第7の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。 本発明の第8の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。 従来のレベルシフト回路の回路図である。 従来のレベルシフト回路における一状態を示す図である。 従来のレベルシフト回路における電圧変化を示す図である。 本発明の第9の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。 本発明の第9の実施形態に係るレベルシフト回路における電圧変化を示す図である。 本発明の第9の実施形態に係るレベルシフト回路の各部の電圧波形を模式的に示す図である。 本発明の第10の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。 本発明の第11の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。 本発明の第12の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。 本発明の実施形態のレベルシフト回路を適用したポート選択回路の一構成を示す図である。 本発明の実施形態のレベルシフト回路を適用したポート選択回路の他の構成を示す図である。 本発明の実施形態のレベルシフト回路を適用したポート選択回路の別の構成を示す図である。 本発明の実施形態のレベルシフト回路を適用したポート選択回路のさらに別の構成を示す図である。 本発明の実施形態のレベルシフト回路を適用した携帯無線端末装置の構成を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態について、概説する。なお、以下の概説に付記した図面参照符号は、専ら理解を助けるための例示であり、図示の態様に限定することを意図するものではない。
本発明の一つの好ましい形態に係るレベルシフト回路は、それぞれのソースを入力ノード対(図1のin、inB)にそれぞれ接続し、それぞれのゲートを共通に第1の電源(図1のGND)に接続する第1導電型の第1のトランジスタ対(図1のM1、M4)と、それぞれのドレインを第1のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続し、それぞれのゲートを共通に第1の電源に接続する第2導電型の第2のトランジスタ対(図1のM2、M5)と、それぞれのドレインを第2のトランジスタ対のそれぞれのソースに接続し、ゲートおよびドレインをそれぞれ襷掛けに接続し、それぞれのソースを共通に第2の電源(図1のV2)に接続する第2導電型の第3のトランジスタ対(図1のM3、M6)と、一端を入力ノード対にそれぞれ接続し、他端を第3のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続する容量素子対(図1のC1、C2)と、を備える。
レベルシフト回路において、抵抗素子(図16のR1)をさらに備え、第3のトランジスタ対は、それぞれのソースを共通に抵抗素子を介して第2の電源に接続するようにしてもよい。
レベルシフト回路において、電流源として機能する第2導電型の第3のトランジスタ(図19のM501)をさらに備え、第3のトランジスタ対は、それぞれのソースを共通に第3のトランジスタを介して第2の電源に接続するようにしてもよい。
レベルシフト回路において、ゲートを第1のトランジスタ対の一方のトランジスタのドレインに接続し、ソースを第2のトランジスタ対の一方のトランジスタのソースに接続し、ドレインを第1の電源に接続する第2導電型の第1のトランジスタ(図8のM7)をさらに備えるようにしてもよい。
レベルシフト回路において、ゲートを第1のトランジスタ対の他方のトランジスタのドレインに接続し、ソースを第2のトランジスタ対の他方のトランジスタのソースに接続し、ドレインを第1の電源に接続する第2導電型の第2のトランジスタ(図8のM8)をさらに備えるようにしてもよい。
レベルシフト回路において、それぞれのドレインを第2のトランジスタ対のそれぞれのソースに接続し、ゲートおよびドレインをそれぞれ襷掛けに接続し、それぞれのソースを共通に第1の電源に接続する第1導電型の第4のトランジスタ対(図12のM9、M10)をさらに備えるようにしてもよい。
レベルシフト回路において、第1のトランジスタ対の一方のトランジスタのドレインに接続する第1の出力端子(図1のout)を備えるようにしてもよい。
レベルシフト回路において、第1のトランジスタ対の他方のトランジスタのドレインに接続する第2の出力端子(図1のoutB)を備えるようにしてもよい。
レベルシフト回路において、第2のトランジスタ対の一方のトランジスタのソースに接続する第3の出力端子(図11のout1)を備えるようにしてもよい。
レベルシフト回路において、第2のトランジスタ対の他方のトランジスタのソースに接続する第4の出力端子(図11のout1B)を備えるようにしてもよい。
以上のようなレベルシフト回路によれば、入力信号切替時の貫通電流とその流れる時間を削減することができる。その理由は、第1の電源の電位で動作する入力ノード対と、第2の電源の電位で動作する第3のトランジスタ対のクロスカップル部(ゲートおよびドレインにおけるそれぞれの襷掛け接続部)との間を容量素子対によって結合し、入力信号が変化した際にクロスカップル部の状態も即座に変化させる構成としている為である。
また、高耐圧MOSトランジスタを用いることなく、レベルシフト回路を構成することができる。その理由は、第1のトランジスタ対の1段と、第2および第3のトランジスタ対の2段とを縦積み接続した基本構成を有することで、それぞれのソース−ドレイン間に掛かる電圧を低く抑えつつ、合計ではデバイス耐圧を超えるような電圧を処理できる為である。
さらに、回路立ち上げ時から、入力信号の状態に応じた出力を得ることができる。その理由は、第1のトランジスタ対の1段と、第2および第3のトランジスタ対の2段とを縦積み接続した構成を有することで、入力から出力への伝達係数が直流においてもゼロにならない為である。
以下、より具体的な実施の形態に即し、図面を参照して詳しく説明する。なお、以下の記述において、P型のMOSトランジスタおよびN型のMOSトランジスタを単にMOSトランジスタとして記述する場合がある。また、端子、ノード、これらにおける信号に関し、同一の符号を割り当てることがある。
[実施形態1]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。図1において、図13と同一の符号は、同一物を表す。レベルシフト回路は、P型のMOSトランジスタM1、M4、M11、M12、N型のMOSトランジスタM2、M3、M5、M6、容量素子C1、C2を備える。MOSトランジスタM1(M4)は、ゲートを接地GNDに接続し、ソースを入力ノードin(inB)とする。MOSトランジスタM2(M5)は、ゲートを接地GNDに接続し、ドレインをMOSトランジスタM1(M4)のドレインに接続すると共に出力端子out(outB)に接続し、ソースをMOSトランジスタM3(M6)のドレインに接続する。MOSトランジスタM3(M6)は、ゲートをMOSトランジスタM6(M3)のドレインに接続し、ソースを第2の電源V2に接続する。MOSトランジスタM11(M12)は、ゲートを入力端子IN(INB)に接続し、ソースを第1の電源V1に接続し、ドレインを入力ノードin(inB)に接続する。容量素子C1(C2)は、一端を入力ノードin(inB)に接続し、他端をMOSトランジスタM3(M6)のドレインに接続する。
このような回路構成において、入力ノードin、inBには、ハイレベルがV1かそれ以下の電圧、ローレベルが0Vかそれ以上の電圧で、ハイレベル電圧がローレベル電圧よりも高い信号が入力される。なお、接地GNDは、零電位であって、電源V1は正の電圧が供給され、電源V2は負の電圧が供給される。
図2に、入力ノードinの電圧がV1→0に、入力ノードinBの電圧が0→V1へ変化したときの様子を示す。なお、説明を簡略化するために、MOSトランジスタのゲート容量の値等は、容量素子C1、C2の容量値よりも充分小さく、従って容量素子C1、C2の一端に与えられる電位変化は、そのまま減衰することなく、容量素子C1、C2の他端に反映されるものとする。容量素子C1、C2が存在することで、入力ノードの電圧を変化させると同時に、MOSトランジスタM2、M3の接続ノード、MOSトランジスタM5、M6の接続ノードの電位も同様に変化する。このため入力信号を変化させると同時に、MOSトランジスタM2、M3のオフ→オン、MOSトランジスタM5、M6のオン→オフの切り替わりが生じる。この結果、貫通電流の流れる時間を短くし、貫通電流の値(時間的平均値)を小さくすることができる。また、電源投入時の動作については、図13の従来回路と同様であるため、入力ノードin、inBへの入力状態に応じた出力信号out、outBが得られる状態に変化する。
次に、レベルシフト回路の各部の電圧波形について具体的に説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係るレベルシフト回路の各部の電圧波形を模式的に示す図である。図3において、入力ノードinの電圧がV1→0、すなわちHレベル→Lレベルに変化した場合、MOSトランジスタM1のゲート・ソース間電位VgsM1が上昇し、MOSトランジスタM1はオンからオフ状態に変化する。同時に入力ノードinの電圧変化は、容量素子C1を介して、MOSトランジスタM6のゲートに直接伝達される。したがって、MOSトランジスタM6のゲート・ソース間電位VgsM1が瞬時に下降し、MOSトランジスタM6はオンからオフ状態に即時に変化する。
また、入力ノードinBの電圧が0→V1、すなわちLレベル→Hレベルに変化した場合、MOSトランジスタM4のゲート・ソース間電位VgsM4が下降し、MOSトランジスタM4はオフからオン状態に変化する。同時に入力ノードinBの電圧変化は、容量素子C2を介して、MOSトランジスタM3のゲートに直接伝達される。したがって、MOSトランジスタM3のゲート・ソース間電位VgsM3が瞬時に上昇し、MOSトランジスタM3はオフからオン状態に即時に変化する。
以上示したように、本発実施形態に係るレベルシフト回路によれば、図13に示した従来技術に比べ、入力ノードin、inBの電圧変化に伴ってMOSトランジスタM3、M6のオン・オフが瞬時に変化し、入力信号切り替え時の時間を極めて短くすることができる。したがって、入力信号切替時に生じる貫通電流を大幅に削減することができる。また、図13に示した従来技術と同様、高耐圧MOSトランジスタを用いることなく、レベルシフト回路を構成することができる。更に、回路立ち上げ時から、入力信号の状態に応じた出力を得ることができる。
以上述べた動作を実現する上で、最も重要なことは、容量素子C1、C2のそれぞれの一端がそれぞれの入力ノードin、inBに接続され、それぞれの他端がMOSトランジスタM2、M3の接続ノード、MOSトランジスタM5、M6の接続ノードにそれぞれ接続されていることである。このような容量素子の接続構成を採ることで、入力信号の変化が容量素子C1、C2を介して、MOSトランジスタM2、M3の接続ノード、MOSトランジスタM5、M6の接続ノードにそれぞれ直接伝達される。
このことを説明するための反例として、容量素子C1、C2のそれぞれの一端が出力端子out、outBにそれぞれ接続され、それぞれの他端がMOSトランジスタM2、M3の接続ノード、MOSトランジスタM5、M6の接続ノードにそれぞれ接続されている場合を考えてみる。この場合のレベルシフト回路は、特許文献2の図4に示される回路を変形にしたものに相当する。
このレベルシフト回路の各部の波形に関し図4に模式的に示す。図4において、入力ノードinの電圧がV1→0、すなわちHレベル→Lレベルに変化した場合、MOSトランジスタM1のゲート・ソース間電位VgsM1が上昇し、MOSトランジスタM1はオンからオフ状態に変化する。この場合、図15で説明した通り、出力端子outに接続されるMOSトランジスタM1、M2は、共に一時オフの状態にある。従って、出力端子outの出力電位に対応するMOSトランジスタM2のゲート・ソース間電位VgsM2およびMOSトランジスタM3のゲート・ソース間電位VgsM3の上昇は、共にオフ状態にあるMOSトランジスタM1、M2のリーク電流による極めてゆっくりとしたものにしかならない。そして、VgsM1、VgsM2が閾値に達しMOSトランジスタM1、M2がオン状態となって初めてMOSトランジスタM5、M6をオフ状態とする。
したがって、MOSトランジスタM4、M5、M6がオン状態にある時間が長く、この間に貫通電流が流れ続けることになる。このように、特許文献2の図4に相当する接続構成では、容量素子C1を介しての、MOSトランジスタM2、M3の接続ノード電位の高速な切り替わりは、生じない。よって、図15で説明した従来技術による構成の問題点は、解決されないことになる。
[実施形態2]
図5は、本発明の第2の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。図5において、図1と同一の符号は、同一物を表す。本実施形態のレベルシフト回路は、図1に示した回路にN型のMOSトランジスタM13、M14をさらに備える。MOSトランジスタM13(M14)は、ゲートを入力端子IN(INB)に接続し、ソースを接地GNDに接続し、ドレインを入力ノードin(inB)に接続する。このようなMOSトランジスタM13(M14)は、MOSトランジスタM11(M12)とCMOSインバータ回路を構成する。
本実施形態のレベルシフト回路は、第1の実施形態と、入力ノードin、inBに与える信号を、CMOSインバータ回路で与えている点で異なる。しかし、レベルシフト回路のコアとなる部分、即ち入力ノードin、inBから出力端子out、outBへ至る部分については、図1に示した回路と同一の構成である。従って、得られる効果も、第一の実施形態と同一である。このように、入力ノードin、inBに接続される前段回路の形式を変更しても、本願発明のレベルシフト回路により得られる効果に変化はない。
なお、前段回路は、入力ノードin、inBを0〜V1の電圧で直接駆動することができる回路であればよく、MOSトランジスタやCMOSインバータ回路に限定されないことは言うまでもない。
[実施形態3]
図6は、本発明の第3の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。本実施形態のレベルシフト回路は、図1に示した第1の実施形態における全てのN型のMOSトランジスタM2、M3、M5、M6をそれぞれP型のMOSトランジスタM2a、M3a、M5a、M6aで置き換え、全てのP型のMOSトランジスタM1、M4、M11、M12をそれぞれN型のMOSトランジスタM1a、M4a、M11a、M12aで置き換えた回路である。さらに、正の電圧V1の供給ラインを負の電圧V1aの供給ラインで置き換え、負の電圧V2の供給ラインを正の電圧V2aの供給ラインで置き換えたものである。なお、図6では、正の電圧V2aの供給ラインが図の上に来るように上下を反転させて描かれている。
本実施形態のレベルシフト回路は、負の電源電圧で動作する回路から、正、負の電源電圧で動作する回路に信号を伝送することができる。かつ、本発明の第1の実施形態で得られるのと同じ効果が得られる。即ち、従来技術に比べ、入力信号切替時の貫通電流とその流れる時間を削減することができる。また、高耐圧MOSトランジスタを用いることなく、レベルシフト回路を構成することができる。さらに、回路立ち上げ時から、入力信号の状態に応じた出力を得ることができる。
このようにN型のMOSトランジスタ、P型のMOSトランジスタをそれぞれ入れ替え、同時に各電源供給ラインに与える電圧の正負を反転させても、同様の効果が得られる。このことは、以下に説明する全ての実施形態についても同様に成り立つ。
[実施形態4]
図7は、本発明の第4の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。図7において、図5と同一の符号は同一物を表す。本実施形態のレベルシフト回路は、図5に示した第2の実施形態の構成から、出力の取り出し箇所を出力端子out1、out1Bに変更したものである。出力端子out1(out1B)は、MOSトランジスタM3(M6)のドレインに接続される。
このような構成によれば、出力端子out1、out1Bからは、GND(0V)をハイレベル、V2をローレベルとする信号が得られる。入力信号は、V1をハイレベル、0Vをローレベルとする信号であるので、この回路はレベルシフト回路として機能する。
また、これまでに述べた他の実施形態で得られるのと同じ効果が得られる。即ち、従来技術に比べ、入力信号切替時の貫通電流とその流れる時間を削減することができる。また、高耐圧MOSトランジスタを用いることなく、レベルシフト回路を構成することができる。さらに、回路の立ち上げ時から、入力信号の状態に応じた出力を得ることができる。
[実施形態5]
図8は、本発明の第5の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。図8において、図7と同一の符号は同一物を表す。本実施形態のレベルシフト回路は、図7に示した第4の実施形態のレベルシフト回路に、N型のMOSトランジスタM7、M8を追加したものである。MOSトランジスタM7(M8)は、ドレインを接地GNDに接続し、ゲートをMOSトランジスタM1(M4)のドレインに接続し、ソースをMOSトランジスタM3(M6)のドレインに接続する。
ここで、MOSトランジスタM7、M8の役割について理解する為に、入力ノードinがハイレベル(電位V1)の状態を図9に示す。この場合、MOSトランジスタM2、M3はオフ状態、MOSトランジスタM7がオン状態となることで、出力端子out1は、ハイレベル(0V)、かつローインピーダンスの状態になる。これに対し、図7の構成では、出力端子out1にソース、ドレインが繋がるMOSトランジスタM2、M3は、オフ状態にあり、かつMOSトランジスタM7が存在しない。従って、出力端子out1には、ほぼハイレベル(0V)の信号が現れるが、インピーダンスは高い状態、即ち駆動力が小さい状態となる。
すなわち、第5の実施形態の回路は、第4の実施形態に対し、出力がハイレベル(0V)の時のインピーダンスを下げる、即ち出力の駆動力を大きく取れるという効果を有する。また、第4の実施形態でも実現されていた、高耐圧MOSトランジスタを用いることなく、レベルシフト回路を構成することができ、従来技術に比べ、入力信号切替時の貫通電流とその流れる時間を削減することができる。さらに、回路の立ち上げ時から、入力信号の状態に応じた出力を得られる、という効果も併せて得られる。
[実施形態6]
図10は、本発明の第6の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。図10において、図8と同一の符号は同一物を表す。本実施形態のレベルシフト回路は、図8に示した第5の実施形態の構成から、MOSトランジスタM8および出力端子out1Bを取り除いたものである。出力として出力端子out1のみが必要とされる場合は、このような構成で第5の実施形態で得られたのと同じ効果が得られる。
[実施形態7]
図11は、本発明の第7の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。図11において、図7と同一の符号は同一物を表す。本実施形態のレベルシフト回路は、図7に示した第4の実施形態の構成に対し、図1に示す出力端子out、outBを追加したものである。
このような構成によれば、出力端子out、outBからは、ハイレベルがV1、ローレベルがV2である信号が得られる。また、出力端子out1、out1Bからは、ハイレベルが0V、ローレベルがV2である信号が得られる。即ち、ハイレベルがV1、ローレベルが0Vの1組の入力信号から、異なる2組の信号レベルの信号を同時に得られる。
本実施形態のレベルシフト回路であっても、これまでに述べた他の実施形態で得られるのと同じ効果が得られる。即ち、高耐圧MOSトランジスタを用いることなく、レベルシフト回路を構成することができ、従来技術に比べ、入力信号切替時の貫通電流とその流れる時間を削減することができ、回路の立ち上げ時から、入力信号の状態に応じた出力を得ることができる。
[実施形態8]
図12は、本発明の第8の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。図12において、図7と同一の符号は同一物を表す。本実施形態のレベルシフト回路は、図7に示した第4の実施形態のレベルシフト回路に、P型のMOSトランジスタM9、M10を追加したものである。MOSトランジスタM9(M10)は、ソースを接地GNDに接続し、ゲートをMOSトランジスタM6(M3)のドレインに接続し、ドレインをMOSトランジスタM3(M6)のドレインに接続する。このようなMOSトランジスタM9(M10)は、MOSトランジスタM3(M6)とCMOSインバータ回路を構成する。したがって、出力インピーダンスを低く保って、図8のMOSトランジスタM7、M8と同様に出力における駆動力を高めることができる。また、得られる効果も第5の実施形態と同様である。
[実施形態9]
図16は、本発明の第9の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。図16において、図1と同一の符号は同一物を表す。本実施形態のレベルシフト回路は、図1に示した第1の実施形態のレベルシフト回路に、抵抗素子R1を追加したものである。抵抗素子R1は、一端をMOSトランジスタM3、M6のソースに接続し、他端を第2の電源V2に接続する。
図17に、入力ノードinの電圧がV1→0に、入力ノードinBの電圧が0→V1へ変化したときの様子を示す。なお、説明を簡略化するために、MOSトランジスタのゲート容量の値等は、容量素子C1、C2の容量値よりも充分小さく、従って容量素子C1、C2の一端に与えられる電位変化は、そのまま減衰することなく、容量素子C1、C2の他端に反映されるものとする。容量素子C1、C2が存在することで、入力ノードの電圧を変化させると同時に、MOSトランジスタM2、M3の接続ノード、MOSトランジスタM5、M6の接続ノードの電位も同様に変化する。このため入力信号を変化させると同時に、MOSトランジスタM2、M3のオフ→オン、MOSトランジスタM5、M6のオン→オフの切り替わりが生じる。この結果、貫通電流の流れる時間を短くし、貫通電流の値(時間的平均値)を小さくすることができる。ここまでの動作は、図1、図2に示した第1の実施形態のレベルシフト回路のそれと同じである。
本実施形態では、以上述べたことに加えて更に、以下に述べる現象が生じる。前記貫通電流が抵抗素子R1を流れている間、抵抗素子R1の端子間には電圧ΔVが発生する。この電圧の分だけ、MOSトランジスタM3、M6のソース電位は上昇する。このため、まずMOSトランジスタM6のゲート・ソース間電位が減少するため、貫通電流の増加が抑制される。次にMOSトランジスタM6は最初オン状態にあるため、そのソース電圧の上昇はドレインにも伝わり、結果MOSトランジスタM3のゲートが繋がるノードの電位上昇を助ける。即ち、MOSトランジスタM3がオフ状態からオン状態に変化するのを助ける。
以上の結果、容量素子C1、C2に加え、抵抗素子R1を設けることにより、貫通電流の流れる時間を更に短くし、貫通電流の値(時間的平均値)を小さくすることができる。
次に、レベルシフト回路の各部の電圧波形について具体的に説明する。図18は、本発明の第9の実施形態に係るレベルシフト回路の各部の電圧波形を模式的に示す図である。図18において、入力ノードinの電圧がV1→0、すなわちHレベル→Lレベルに変化した場合、MOSトランジスタM1のゲート・ソース間電位VgsM1が上昇し、MOSトランジスタM1はオンからオフ状態に変化する。同時に入力ノードinの電圧変化は、容量素子C1を介して、MOSトランジスタM6のゲートに直接伝達される。したがって、MOSトランジスタM6のゲート・ソース間電位VgsM1が瞬時に下降し、MOSトランジスタM6はオンからオフ状態に即時に変化する。
また、入力ノードinBの電圧が0→V1、すなわちLレベル→Hレベルに変化することで、MOSトランジスタM4のゲート・ソース間電位VgsM4が下降し、MOSトランジスタM4はオフからオン状態に変化する。同時に入力ノードinBの電圧変化は、容量素子C2を介して、MOSトランジスタM3のゲートに直接伝達される。したがって、MOSトランジスタM3のゲート・ソース間電位VgsM3が瞬時に上昇し、MOSトランジスタM3はオフからオン状態に即時に変化する。
更に、MOSトランジスタM4がオフからオン状態に変化してから、MOSトランジスタM6がオン状態からオフ状態に変化するまでの間には、僅かながら時間差が存在する。この時間の間、MOSトランジスタM4、M5、M6は同時にオン状態になり、貫通電流が流れる。この貫通電流は抵抗素子R1に流れ、抵抗素子R1の端子間電圧VR1が上昇する。このVR1の上昇分だけ、MOSトランジスタM6のソース電位は上昇する。従ってMOSトランジスタM6のゲート・ソース間電位は小さくなり、MOSトランジスタM6がオン状態からオフ状態に変化するのを助ける。更に貫通電流が流れる間はMOSトランジスタM6はオン状態であるので、そのソース電位の上昇はドレインにも伝達される。これはMOSトランジスタM6のドレインとMOSトランジスタM3のゲートは接続されているので、このことはMOSトランジスタM3がオフ状態からオン状態に変化するのを助ける。
以上述べた動作により、容量素子C1、C2を加えることにより、貫通電流の流れる時間の短縮と、貫通電流の値(時間的平均値)の削減という効果が得られる。抵抗素子R1は、これらの効果をさらに強める働きをする。
以上述べた、一端をMOSトランジスタM3、M6のソースに、他端を第2の電源V2に接続する抵抗素子R1を追加することによる効果は、これまでに述べた他の実施形態についても同様に成り立つ。
[実施形態10]
図19は、本発明の第10の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。図9において、図16と同一の符号は同一物を表す。本実施形態のレベルシフト回路は、図16に示した第9の実施形態のレベルシフト回路の抵抗素子R1を、N型のMOSトランジスタM501で置き換えたものである。このMOSトランジスタM501のゲートにはバイアス電圧Vbiasを印加し、定電流源に近い動作をさせる。従って得られる効果も第10の実施形態と同様である。
以上述べた、ドレインをMOSトランジスタM3、M6のソースに、ソースを第2の電源V2に接続するMOSトランジスタM501を追加することによる効果は、これまでに述べた他の実施形態についても同様に成り立つ。
[実施形態11]
図20は、本発明の第11の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。図20において、図6と同一の符号は同一物を表す。本実施形態のレベルシフト回路は、図6に示した第3の実施形態のレベルシフト回路に、抵抗素子R1aを追加したものである。抵抗素子R1aの一端は、MOSトランジスタM3a、M6aのソースに接続し、抵抗素子R1aの他端は第2の電源V2aに接続する。
本実施例は、図16に示した構成をもとに、N型のMOSトランジスタ、P型のMOSトランジスタをそれぞれ入れ替え、同時に各電源供給ラインに与える電圧の正負を反転させた構成でもある。この場合にも同様の効果が得られる。
以上述べた、一端をMOSトランジスタM3a、M6aのソースに、他端を第2の電源V2aに接続する抵抗素子R1aを追加することによる効果は、これまでに述べた他の実施形態についても同様に成り立つ。
[実施形態12]
図21は、本発明の第12の実施形態に係るレベルシフト回路の回路図である。図21において、図20と同一の符号は同一物を表す。本実施形態のレベルシフト回路は、図20に示した第11の実施形態のレベルシフト回路の抵抗素子R1aを、P型のMOSトランジスタM501aで置き換えたものである。このMOSトランジスタM501aのゲートにはバイアス電圧Vbiasaを印加し、定電流源に近い動作をさせる。従って得られる効果も第11の実施形態と同様である。
以上述べた、ドレインをMOSトランジスタM3a、M6aのソースに、ソースを第2の電源V2aに接続するMOSトランジスタM501aを追加することによる効果は、これまでに述べた他の実施形態についても同様に成り立つ。
次に、上記のレベルシフト回路の適用例について説明する。図22は、本発明の実施形態のレベルシフト回路を適用したポート選択回路の一構成を示す図である。図22において、ポート選択回路は、インタフェース回路11、電源回路12、レベルシフト回路13a、13b、13c、バッファ回路14a、14b、14c、スイッチ回路15a、15b、15c、電源端子VD、接地端子GND、ポート選択端子PS、コモン端子CMT、ポート端子PTa、PTb、PTcを備える。
インタフェース回路11は、電圧V1(V2a)の電源端子VDと接地端子GND間の電源で動作し、ポート選択端子PSに与えられるポート選択信号を必要に応じてデコードし、レベルシフト回路13a、13b、13cの一つを駆動する。電源回路12は、電源端子VDと接地端子GNDの電源で動作し、接地より低い電圧V2(V1a)を生成して、レベルシフト回路13a、13b、13c、バッファ回路14a、14b、14cに供給する。
レベルシフト回路13a、13b、13cは、それぞれバッファ回路14a、14b、14cを介してそれぞれスイッチ回路15a、15b、15cの開閉を、電圧V1(V2a)と電圧V2(V1a)間の電位によって制御する。スイッチ回路15a、15b、15cは、それぞれ一端をポート端子PTa、PTb、PTcに接続し、他端を共通にコモン端子CMTに接続する。
レベルシフト回路13a、13b、13cの一つは、スイッチ回路15a、15b、15cの一つを短絡状態とする。短絡状態とされた一つのスイッチ回路は、対応するポート端子とコモン端子CMT間を短絡する。より具体的には、図1、図5、図6、図16、図19、図20、図21において、端子outによってスイッチ回路の制御端を駆動する。この場合、端子INをLレベル、端子INBをHレベルにすることで、端子outがHレベルとなって、対応するスイッチ回路は、対応するポート端子とコモン端子CMT間を短絡する。
図23は、本発明の実施形態のレベルシフト回路を適用したポート選択回路の他の構成を示す図である。図23において、図22と同一の符号は同一物を表し、その説明を省略する。電源回路12aは、電源端子VDと接地端子GND間の電源で動作し、電圧V1(V2a)および電圧V2(V1a)を生成して、レベルシフト回路13a、13b、13c、バッファ回路14a、14b、14cの電源としてそれぞれに供給する。このような構成のポート選択回路は、図22と同じように動作する。
図24は、本発明の実施形態のレベルシフト回路を適用したポート選択回路の別の構成を示す図である。図24において、図23と同一の符号は同一物を表し、その説明を省略する。この構成例のポート選択回路では、インタフェース回路11aの電源が電源端子VD1から与えられ、電源回路12bの電源が電源端子VD2から与えられる。電源回路12bは、電源端子VD2と接地端子GND間の電源で動作し、電圧V1(V2a)および電圧V2(V1a)を生成して、レベルシフト回路13a、13b、13c、バッファ回路14a、14b、14cにそれぞれ供給する。このような構成のポート選択回路は、図23と同じように動作する。
図25は、本発明の実施形態のレベルシフト回路を適用したポート選択回路のさらに別の構成を示す図である。図25において、図23と同一の符号は同一物を表し、その説明を省略する。この構成例のポート選択回路では、インタフェース回路11bの電源が電源回路12cから与えられ、電源回路12cの電源が電源端子VDから与えられる。電源回路12cは、電源端子VDと接地端子GND間の電源で動作し、電圧V1(V2a)および電圧V2(V1a)を生成して、レベルシフト回路13a、13b、13c、バッファ回路14a、14b、14cにそれぞれ供給する。このような構成のポート選択回路は、図23と同じように動作する。
以上述べた各要素は、一つの集積回路(IC)に集積化されていてもよいし、そうでなくてもよい。また、バッファ14a、14b、14cについては、これらを省いてレベルシフト回路13a、13b、13cでスイッチ回路15a、15b、15cを直接駆動するようにしてもよい。さらに、スイッチ回路15a、15b、15cを構成するFET(Field effect transistor)にバックゲート端子を備え、バックゲート端子への給電切り替え用にレベルシフト回路を含む同様の構成の回路ブロックを用いることもできる。また、例えばコモン端子CMTが2つあるDP3T(Double-Pole Triple Throw)スイッチや、ポート数の異なるスイッチ回路、非選択ポートを高周波的に接地するブランチを更に備えたスイッチ回路など、スイッチ部のトポロジが異なるスイッチ回路においても、本実施形態のレベルシフト回路を同様に用いることができる。
図26は、本発明の実施形態のレベルシフト回路を適用した携帯無線端末装置の構成を示す図である。図26において、携帯無線端末装置は、送信回路16a〜16d、受信回路17a〜17d、ダイプレクサ18a、18b、ポート選択回路19、アンテナ20を備える。ここで、携帯無線端末装置は、アンテナと送受信回路に係る部分のみを示し、その他の回路は省略する。また、ポート切り替えや、各送信回路、受信回路のオンオフ制御の信号線は省略して描かれている。実際には、これらの制御を司るブロックが別途存在し、それらと各要素の間には、制御配線が設けられている。また電源、接地等の記載に関しても省略されているが、実際にはこれらも各ブロックに対し供給されるようになっている。
ポート選択回路19は、図22〜25で示したような回路であって、ここでは6個のポート端子PT1〜PT6と6個のスイッチ回路を内蔵するRF(Radio Frequency)スイッチとして動作する。コモン端子CMTは、アンテナ20に接続され、ポート端子PT1〜PT6は、それぞれ送信回路16a、受信回路17a、送信回路16b、受信回路17b、ダイプレクサ18aの一端、ダイプレクサ18bの一端に接続される。
ダイプレクサ18a、18bは、FDD(Frequency Division Duplex)方式の携帯電話機などにおいて、送信と受信を同時に行うことができるように1本のアンテナを共用するための回路である。ダイプレクサ18a、18bは、それぞれ送信回路16cおよび受信回路17cと送信回路16dおよび受信回路17dとをポート選択回路19に接続する。
ここで、ポート端子PT1〜PT4は、TDD(Time Division Duplex)システム向けのポートであり、ポート端子PT5、PT6は、FDDシステム向けのポートである。ポート端子PT1、PT2と、ポート端子PT3、PT4とは、それぞれ互いに異なる周波数帯であったり、異なる通信方式のシステムに用いられる。ポート端子PT5、PT6も、それぞれ互いに異なる周波数帯であったり、異なる通信方式のシステムに用いられる。
なお、図26は一つの構成例であって、対応するシステム数の違いや、端末が備えるアンテナ数の違いにより、スイッチのポート端子数、コモン端子の数には様々な組み合わせが考えられる。本実施形態におけるレベルシフト回路は、これらの組み合わせに依存せず、用いることができる。また、RFスイッチというのは一つのICであってもよいし、複数のICからなるモジュールであってもよいし、複数の個別素子やICからなるものであってもよい。
なお、前述の特許文献等の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態ないし実施例の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素(各請求項の各要素、各実施例の各要素、各図面の各要素等を含む)の多様な組み合わせ、ないし、選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
なお、本願において追加ないし修正した事項は、本願の出願日を基準日として取り扱われるべきものであるが、それにより優先権の基礎としての開示事項は、その優先日に基づく記載事項として一切影響を受けないものとし、パリ条約の優先権と同様の扱いを受けるべきものである。
IN、INB 入力端子
C1、C2 容量素子
M1〜M14、M1a〜M6a、M11a、M12a、M501、M501a MOSトランジスタ
out、outB、out1、out1B 出力端子
R1、R1a 抵抗素子
11、11a、11b インタフェース回路
12、12a、12b、12c 電源回路
13a、13b、13c レベルシフト回路
14a、14b、14c バッファ回路
15a、15b、15c スイッチ回路
16a〜16d 送信回路
17a〜17d 受信回路
18a、18b ダイプレクサ
19 ポート選択回路
20 アンテナ
CMT コモン端子
GND 接地端子
PS ポート選択端子
PT1〜PT6、PTa、PTb、PTc ポート端子
VD、VD1、VD2 電源端子

Claims (12)

  1. それぞれのソースを入力ノード対にそれぞれ接続し、それぞれのゲートを共通に第1の電源に接続する第1導電型の第1のトランジスタ対と、
    それぞれのドレインを前記第1のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続し、それぞれのゲートを共通に前記第1の電源に接続する第2導電型の第2のトランジスタ対と、
    それぞれのドレインを前記第2のトランジスタ対のそれぞれのソースに接続し、ゲートおよびドレインをそれぞれ襷掛けに接続し、それぞれのソースを共通に第2の電源に接続する第2導電型の第3のトランジスタ対と、
    一端を前記入力ノード対にそれぞれ接続し、他端を前記第3のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続する容量素子対と、
    を備えることを特徴とするレベルシフト回路。
  2. それぞれのソースを入力ノード対にそれぞれ接続し、それぞれのゲートを共通に第1の電源に接続する第1導電型の第1のトランジスタ対と、
    それぞれのドレインを前記第1のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続し、それぞれのゲートを共通に前記第1の電源に接続する第2導電型の第2のトランジスタ対と、 それぞれのドレインを前記第2のトランジスタ対のそれぞれのソースに接続し、ゲートおよびドレインをそれぞれ襷掛けに接続する第2導電型の第3のトランジスタ対と、
    一端を前記入力ノード対にそれぞれ接続し、他端を前記第3のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続する容量素子対と、
    一端を、前記第3のトランジスタ対のそれぞれのソースに共通に接続し、他端を第2の電源に接続する抵抗素子と、
    を備えることを特徴とするレベルシフト回路。
  3. それぞれのソースを入力ノード対にそれぞれ接続し、それぞれのゲートを共通に第1の電源に接続する第1導電型の第1のトランジスタ対と、
    それぞれのドレインを前記第1のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続し、それぞれのゲートを共通に前記第1の電源に接続する第2導電型の第2のトランジスタ対と、 それぞれのドレインを前記第2のトランジスタ対のそれぞれのソースに接続し、ゲートおよびドレインをそれぞれ襷掛けに接続する第2導電型の第3のトランジスタ対と、
    一端を前記入力ノード対にそれぞれ接続し、他端を前記第3のトランジスタ対のそれぞれのドレインに接続する容量素子対と、
    ドレインを前記第3のトランジスタ対のそれぞれのソースに共通に接続し、ソースを第2の電源に接続する第2導電型の第3のトランジスタと、
    を備えることを特徴とするレベルシフト回路。
  4. ゲートを前記第1のトランジスタ対の一方のトランジスタのドレインに接続し、ソースを前記第2のトランジスタ対の一方のトランジスタのソースに接続し、ドレインを前記第1の電源に接続する第2導電型の第1のトランジスタをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3記載のレベルシフト回路。
  5. ゲートを前記第1のトランジスタ対の他方のトランジスタのドレインに接続し、ソースを前記第2のトランジスタ対の他方のトランジスタのソースに接続し、ドレインを前記第1の電源に接続する第2導電型の第2のトランジスタをさらに備えることを特徴とする請求項4記載のレベルシフト回路。
  6. それぞれのドレインを前記第2のトランジスタ対のそれぞれのソースに接続し、ゲートおよびドレインをそれぞれ襷掛けに接続し、それぞれのソースを共通に前記第1の電源に接続する第1導電型の第4のトランジスタ対をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3記載のレベルシフト回路。
  7. 前記第1のトランジスタ対の一方のトランジスタのドレインに接続する第1の出力端子を備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一に記載のレベルシフト回路。
  8. 前記第1のトランジスタ対の他方のトランジスタのドレインに接続する第2の出力端子を備えることを特徴とする請求項7記載のレベルシフト回路。
  9. 前記第2のトランジスタ対の一方のトランジスタのソースに接続する第3の出力端子を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一に記載のレベルシフト回路。
  10. 前記第2のトランジスタ対の他方のトランジスタのソースに接続する第4の出力端子を備えることを特徴とする請求項9に記載のレベルシフト回路。
  11. スイッチ回路と、
    前記入力ノード対が第3の電源および前記第1の電源の電位間で駆動される請求項1乃至3記載のいずれか一に記載のレベルシフト回路とを備え、
    前記スイッチ回路は、制御端が前記レベルシフト回路によって前記第3または第2の電源の電位に駆動されるポート選択回路。
  12. アンテナと、
    送信回路および受信回路と、
    請求項11記載のポート選択回路とを備え、
    前記スイッチ回路は、一端を前記アンテナに接続し、他端を前記送信回路および受信回路のいずれかまたは双方に接続する携帯無線端末装置。
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