JP2552851B2 - ワイヤカット放電加工方法 - Google Patents

ワイヤカット放電加工方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、加工間隙を介して対向配置したワイヤ電極
と被加工体間に間歇的に加工パルスを印加し繰返し放電
パルスを発生させて被加工体をカット加工するワイヤカ
ット放電加工方法に関する。
〔従来の技術〕
ワイヤカット放電加工に於ては、所定の張力と速度を
もって走行移動するワイヤ電極に圧接する通電子が設け
られ、該通電子を介してワイヤ電極に通電される。
従来の通電子を用いた通電機構を第1図及び第2図に
示す。
第1図に於て、1はワイヤ電極で、線径0.05〜0.5mm
φ程度のCu、Bs等の細線が用いられ、通常リールから供
給され、ガイド間をブレーキ及び引取装置の駆動制御に
より所定の張力と速度をもって矢印方向に走行移動す
る。加工は、前記ガイド間のワイヤ電極に加工間隙を介
して被加工体を対向配置し、両者間に間歇的に加工パル
スを繰返し印加すると共に相対的な加工送りを与えるこ
とにより、所望輪郭形状のカット加工が行なわれる。2
は円柱状の通電子で、回転体3に保持されバネにより軸
方向に押圧されて端面をワイヤ電極1に略直角方向から
圧接する。4はモータ、5はプーリ、6はベルトであ
り、モータ4の駆動により回転体3が回転し、通電子2
に軸を中心とする回転運動が与えられる。7は回転体3
の端面に圧接する通電ブラシであり、該ブラシ7に図示
しない加工用電源の一方の極がリード線8を介して接続
される。尚、回転体3を正逆回転させる場合はブラシ7
は必ずしも必要としない。9は通電子2が圧接する反対
側に設けたワイヤ電極の案内部材である。この従来の通
電機構によれば、通電子2の端面がワイヤ電極1との摺
動摩擦によって摩耗するが、円柱体の軸を中心とする回
転が与えられることにより、通電子2の端面の全面が均
一に消耗することになるから、ワイヤ電極が通電子内に
食込んで断線するような虞がなく、長時間に亙って安定
した通電を行なうことができる。
又、第2図に従来例に於て、10はワイヤ電極1に図示
しない圧接装置により圧接する直方体の通電子、11は通
電子10に連結する摺動体、12はクランクであり、該クラ
ンク12の回転により摺動体11が通電子10と一体にワイヤ
電極1と直交する方向に往復移動する。この従来の通電
機構によれば、通電子10が前記往復移動することによ
り、長方形の通電面の往復移動範囲の全面が均一に消耗
することになるから、第1図の従来例と同様にワイヤ電
極が通電子に食込むようなことがなく、長時間に亙って
安定した通電を行なうことができる。
〔発明が解決しようする問題点〕
しかしながら、上述した第1図の従来技術では、通電
子2の圧接状態での回転によりワイヤ電極1に該回転軸
を中心とする回転力が作用し、又、第2図の従来技術で
は、通電子10の圧接状態での往復移動によりワイヤ電極
1に該電極1の軸と直交する方向の力が作用し、いずれ
の従来技術に於ても、ワイヤ電極1に該電極1の軸と交
差する方向の力が作用することによりワイヤ電極の円滑
な安定した走行が阻害されワイヤ電極に不要な振動を生
起させて加工精度を劣化させる問題があった。
本発明は、このような問題点を解決し、通電子を交換
することなく長時間に亙って安定した通電を行なうこと
ができ、且つ所期の精度で加工することのできるワイヤ
カット放電加工方法の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本発明のワイヤカット放電
加工方法は、柱状体の通電子を用い、該柱状体の軸をワ
イヤ電極の軸に平行な方向と直交させ周側面をワイヤ電
極に圧接させて設けると共に、前記柱状体の通電子を該
通電子の軸方向に移動させる移動装置と、前記柱状体の
通電子を該通電子の軸を中心として回転させる回転装置
とを設け、前記回転装置により前記通電子を1回転させ
る毎に前記移動装置により前記通電子を該通電子の軸方
向に微小距離づつ移動させるように前記回転装置と移動
装置とを駆動制御することを特徴とする 〔作 用〕 ワイヤ電極の軸に平行な方向と直交する軸を有する柱
状体の通電子の周側面をワイヤ電極に圧接させ、通電子
を該通電子の軸を中心として回転させるから、ワイヤ電
極に該電極の軸と交差する方向の力が作用することがな
く、ワイヤ電極に不要な振動を生起させて加工精度を劣
化させることがない。又、周側面の一周を通電面として
使用する毎に通電子を該通電子の軸方向に微小距離づつ
移動させることにより、周側面の略全面を通電面として
使用できる。通電子を軸方向に微小距離移動させるとき
は加工を一旦停止すれば良い。
〔実施例〕
第3図により本発明の一実施例を説明する。
17は断面が円形の柱状体の通電子であり、軸がワイヤ
電極1の軸に平行な方向と直交するように配置されて周
側面をワイヤ電極1に圧接する。通電子17はテーブル15
上に保持され、該テーブル15は通電子17の軸方向(図に
於ける左右方向)に移動可能に支持されている。13はテ
ーブル15を移動させるモータである。又、通電子17には
モータ14及びギア16により軸を中心とした回転が与えら
れる。
この構成に於て、テーブル15は停止させた状態でモー
タ14を動作させて通電子17を1回転させてワイヤ電極1
と圧接する位置を変化させる。このモータ14による通電
子17の回転制御は、通電子17の円周上の消耗に合せて連
続的に行っても良いし、あるいは間歇的にステップ回転
させるようにしても良い。柱状体は断面円形に限らず、
例えば第4図に示すように断面4角形に成形した柱状体
でも良く、断面4角形の場合は4回のステップ回転によ
って1回転を与えるようにする。又、この場合、ステッ
プ回転させるときは加工を一旦停止することが好まし
い。通電子17が1回転したら、モータ13を動作させテー
ブル15を移動して通電子17の軸方向のワイヤ電極圧接位
置を微小距離変化させる。テーブル15を移動させる際
は、ワイヤ電極1に該電極1の軸方向と直交する方向の
力が作用するから、加工を一旦停止することが望まし
い。次いで、前記微小距離移動させた位置でテーブル15
を停止状態としてモータ14の動作によって通電子17を1
回転させ、回転が終了したら再びテーブル15を移動させ
てワイヤ電極1の圧接位置を通電子17の軸方向に微小距
離変化させ、以後同様の操作を繰返す。このようにモー
タ13及び14を駆動制御して通電子17の回転と軸方向移動
とを交互に行なわせることにより、ワイヤ電極1に該電
極1の軸と交差する方向の力を作用させることなく通電
子17の周側面の略全面を通電面として使用することが可
能となり、通電子を交換することなく長時間に亙って安
定して通電することができ、且つワイヤ電極に不要な振
動を生起させることなく精度の良い加工を行なうことが
できる。
通電子の材質としては、WC+(Fe,Ni,Co)とかTaC+T
iC+Ni等の耐摩耗材料が使用され、表面にWC−10%Ni材
を放電利用のマイクロ溶接により被覆した通電子を使用
すると長寿命化に効果が顕著である。
〔発明の効果〕
上述した通り、本発明によれば、ワイヤ電極に該電極
の軸と交差する方向の力を作用させて不要な振動を生起
させることなく通電子のワイヤ電極との圧接位置を変化
させることができるから、1個の通電子で長時間に亙っ
て安定した通電を行ない且つ加工精度を劣化させること
なく所期の精度で加工を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は一従来例を説明する構造図、第2図は他の従来
例を説明する構造図、第3図は本発明の一実施例を説明
する構造図、第4図は本発明の他の実施例を説明する簡
略説明図である。 1……ワイヤ電極 2,10,17,18……通電子 3……回転体 4,13,14……モータ 5……プーリ 6……ベルト 7……通電ブラシ 8……リード線 11……摺動体 12……クランク

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイド間を所定の張力と速度をもって走行
    移動するワイヤ電極と被加工体とを加工間隙を介して対
    向配置し、通電子をワイヤ電極に圧接させ、加工用電源
    の一方の極を前記通電子に接続し、他方の極を被加工体
    に接続して、ワイヤ電極と被加工体間に間歇的に加工パ
    ルスを印加し繰返し放電パルスを発生させて加工を行な
    うワイヤカット放電加工に於て、柱状体で該柱状体の軸
    をワイヤ電極の軸に平行な方向と直交させて配置され周
    側面をワイヤ電極に圧接する通電子と、前記柱状体の通
    電子を該通電子の軸方向に移動させる移動装置と、前記
    柱状体の通電子を該通電子の軸を中心として回転させる
    回転装置とを設け、前記回転装置により前記通電子を1
    回転させる毎に前記移動装置により前記通電子を該通電
    子の軸方向に微小距離づつ移動させるように前記回転装
    置と移動装置とを駆動制御することを特徴とするワイヤ
    カット放電加工方法。
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