JP2001038532A - 細穴放電加工方法および装置 - Google Patents

細穴放電加工方法および装置

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JP2001038532A
JP2001038532A JP11213946A JP21394699A JP2001038532A JP 2001038532 A JP2001038532 A JP 2001038532A JP 11213946 A JP11213946 A JP 11213946A JP 21394699 A JP21394699 A JP 21394699A JP 2001038532 A JP2001038532 A JP 2001038532A
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Japan
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electrode
wire
wire electrode
electric discharge
supply reel
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JP11213946A
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English (en)
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Hiroshi Ishiwata
紘 石綿
Shigeji Yokomichi
茂治 横道
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Elenix Inc
Original Assignee
Elenix Inc
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Publication date
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度の微細穴の連続自動加工が可能な細穴
放電加工装置の提供。 【解決手段】 XY軸方向に位置決め自在の加工液19
を充満した加工槽21を設け、該加工槽の加工液中にワ
ーク23を載置し、電極供給リール31に巻いたワイヤ
電極33をワイヤガイド35を介して前記ワークに対し
て送出しながら該電極先端部で放電加工を行うことを特
徴とする細穴放電加工装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は細穴放電加工方法お
よび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】細穴放電加工装置では、中実の棒状電極
または中空のパイプ電極が使用されている。例えば実公
平3−51069号公告公報に開示される細穴放電加工
機の例を図10に示す。
【0003】図10に示すように、細穴放電加工機20
0の基台201にコラム203を立設し、このコラム2
03の上部に主軸送りモータ105が設けてある。ま
た、コラム内部には、主軸送りモータ205に回転駆動
される送りねじ207が下方に延伸させて設けてある。
【0004】細穴放電加工機200の前側(図10にお
いて左側)には、2本の平行なガイド部材209が上下
方向に敷設してある。そして、このガイド部材209に
上下方向に移動自在に係合する主軸部211が設けてあ
る。この主軸部211には、パイプ電極213を装着す
る電極ホルダ215が設けてある。また、主軸部211
は、主軸部211に設けたナット部材(図示せず)を介
して前記送りねじ207に係合させてある。
【0005】前記電極ホルダ215に装着したパイプ電
極213は、その下端部より若干上方をダイスガイド2
17により支持してある。
【0006】上述の構成において、主軸送りモータ20
5で送りね207を回転駆動することにより、主軸部2
11の電極ホルダ215に装着したパイプ電極213を
適宜に上下動させ、また主軸部211の主軸モータによ
りパイプ電極213を適宜に回転させながらワークWに
細穴を加工する。なお、パイプの中に加工液を注入して
加工屑を排出するようになっている。なお、上述の細穴
放電加工機200では棒状電極も使用することができ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の細
穴放電加工装置においては、電極のチャック方法並びに
電極の太さおよび長さなどに制約があり、放電加工の自
動化による多数穴の連続加工は困難である。
【0008】例えば、電極の直径が0.3mm程度の細
径になると、コレットチャックにチャックすることさえ
困難である。この点を解決する一つの手段として、電極
ホルダに装着する棒状電極の先端を小径に成形加工して
用いる方法もあるが、この方法も電極の交換が必要であ
り放電加工の自動化には適していない。また、連続加工
をするために電極をやたらと長くすることは、チャック
とワークとの間の距離が決まっていることからこれも困
難である。
【0009】さらに、棒状電極またはパイプ電極は加工
中に電極先端が消耗すると、電極の電気的特性が変化す
るという根本的問題があり、その結果、加工穴の直径が
徐々に大きくなるという精密加工が命である放電加工に
は致命的問題が生じる。
【0010】本発明は上述の如き問題を解決するために
成されたものであり、本発明の課題は、高精度の微細穴
の連続自動加工が可能な細穴放電加工装置を提供するこ
とである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する手段
として請求項1に記載の細穴放電加工方法は、XY軸方
向に位置決め自在の加工液を充満した加工槽を設け、該
加工槽の加工液中にワークを載置し、電極供給リールに
巻いたワイヤ電極をワイヤガイドを介して前記ワークに
対して送出しながら前記ワイヤ電極先端部で放電加工を
行うことを要旨とするものである。
【0012】請求項2に記載の細穴放電加工方法は、請
求項1に記載の細穴放電加工方法において、前記電極供
給リールから送出するワイヤ電極の進行方向を前記ワー
クの方向へ変更するアイドルローラを設けると共に、該
アイドルローラからのワイヤ電極を挟持して下流のワイ
ヤガイドに送出する電極送り手段を設け、前記ワイヤ電
極の進行方向と逆方向のテンションを付与するテンショ
ンモータを前記電極供給リールに設け、該電極送り手段
と前記アイドルローラとの間に在るワイヤ電極にテンシ
ョンを付与して該ワイヤ電極の巻癖を除去して真直度を
出すことを要旨とするものである。
【0013】請求項3に記載の細穴放電加工方法は、請
求項1に記載の細穴放電加工方法において、前記電極供
給リールから送出するワイヤ電極の進行方向を前記ワー
クの方向へ変更するアイドルローラを設けると共に、該
アイドルローラからのワイヤ電極を挟持して下流のワイ
ヤガイドに送出する電極送り手段を設け、該電極送り手
段と前記アイドルローラとの間に在るワイヤ電極を電流
により加熱するアニーリング手段でアニーリングし、該
ワイヤ電極の巻癖を除去して真直度を出すことを要旨と
するものである。
【0014】請求項4に記載の細穴放電加工方法は、請
求項1に記載の細穴放電加工方法において、前記電極供
給リールにワイヤ電極の進行方向と逆方向へのテンショ
ンを付与するテンションモータを設け、該電極供給リー
ルからのワイヤ電極を挟持して下流のワイヤガイドに送
出する一対のベルトコンベヤー手段を設け、該ベルトコ
ンベヤー手段と前記電極供給リールとの間に圧擦錐揉み
手段を設け、該圧擦錐揉み手段によりワイヤ電極の巻癖
を除去して真直度を出すこと要旨とするものである。
【0015】請求項5に記載の細穴放電加工方法は、請
求項2に記載の細穴放電加工方法において、前記ワイヤ
ガイドの上流に前記ワイヤ電極を加工液のジェット流で
案内するジェットノズルを設けると共に、該ジェットノ
ズルと前記ワイヤガイドとの間でワイヤ電極を切断し、
先端形状を出して前記ワイヤガイドに送出することを要
旨とするものである。
【0016】請求項6に記載の細穴放電加工方法は、請
求項3に記載の細穴放電加工方法において、前記ワイヤ
ガイドの上流に前記ワイヤ電極を加工液のジェット流で
案内するジェットノズルを設け、前記アニーリング手段
によりアニーリングされたワイヤ電極の先端を切断し、
先端形状を出して前記ワイヤガイドに送出することを要
旨とするものである。
【0017】請求項7に記載の細穴放電加工方法は、請
求項4に記載の細穴放電加工方法において、前記ワイヤ
ガイドの上流に前記ワイヤ電極を加工液のジェット流で
案内するジェットノズルを設け、前記一対のベルトコン
ベヤー手段と圧擦錐揉み手段との間でワイヤ電極を切断
し、先端形状を出して前記ワイヤガイドに送出すること
を要旨とするものである。
【0018】請求項8に記載の細穴放電加工装置は、X
Y軸方向に位置決め自在の加工液を充満した加工槽を設
け、該加工槽の加工液中にワークを載置し、電極供給リ
ールに巻いたワイヤ電極をワイヤガイドを介して前記ワ
ークに対して送出しながら該電極先端部で放電加工を行
うことを要旨とするものである。
【0019】請求項9に記載の細穴放電加工装置は、請
求項8に記載の細穴放電加工装置において、前記電極供
給リールから送出するワイヤ電極の進行方向を前記ワー
クの方向へ変更するアイドルローラを設けると共に、前
記電極供給リールにワイヤ電極の進行方向と逆方向のテ
ンションを付与するテンションモータを設け、前記アイ
ドルローラからのワイヤ電極を挟持して下流のワイヤガ
イドに送出する電極送り手段を設け、該電極送り手段と
前記アイドルローラとの間に在るワイヤ電極にテンショ
ンを付与することを要旨とするものである。
【0020】請求項10に記載の細穴放電加工装置は、
請求項8に記載の細穴放電加工装置において、前記電極
供給リールから送出するワイヤ電極の進行方向を前記ワ
ークの方向へ変更するアイドルローラにワイヤ電極送り
出しモータを設け、前記電極供給リールにワイヤ電極の
進行方向と逆方向へのテンションを付与するテンション
モータを設け、前記アイドルローラからのワイヤ電極を
挟持して下流のワイヤガイドに送出する電極送り手段を
設け、該電極送り手段と前記アイドルローラとの間に在
るワイヤ電極を電流により加熱するアニーリング手段を
設けたことを要旨とするものである。
【0021】請求項11に記載の細穴放電加工装置は、
請求項8に記載の細穴放電加工装置において、前記電極
供給リールにワイヤ電極の進行方向と逆方向へのテンシ
ョンを付与するテンションモータを設け、該電極供給リ
ールからのワイヤ電極を挟持して下流のワイヤガイドに
送出する一対のベルトコンベヤー手段を設け、該ベルト
コンベヤー手段と前記電極供給リールとの間に圧擦錐揉
み手段を設けたことを要旨とするものである。
【0022】請求項12に記載の細穴放電加工装置は、
請求項9に記載の細穴放電加工装置において、前記ワイ
ヤガイドの上流に前記ワイヤ電極を加工液のジェット流
で案内するジェットノズルを設けると共に、該ジェット
ノズルと前記ワイヤガイドとの間にワイヤ電極を切断す
るワイヤ切断装置を設けたことを要旨とするものであ
る。
【0023】請求項13に記載の細穴放電加工装置は、
請求項10に記載の細穴放電加工装置において、前記ワ
イヤガイドの上流に前記ワイヤ電極を加工液のジェット
流で案内するジェットノズルを設け、前記アニーリング
手段と前記電極送り手段との間にワイヤ電極を切断する
ワイヤ切断装置を設けたことを要旨とするものである。
【0024】請求項14に記載の細穴放電加工装置は、
請求項11に記載の細穴放電加工装置において、前記ワ
イヤガイドの上流に前記ワイヤ電極を加工液のジェット
流で案内するジェットノズルを設け、前記一対のベルト
コンベヤー手段と圧擦錐揉み手段との間にワイヤ電極を
切断するワイヤ切断装置を設けたことを要旨とするもの
である。
【0025】請求項15に記載の細穴放電加工装置は、
請求項12、請求項13または請求項14に記載の細穴
放電加工装置において、前記ワイヤガイドは、高硬度の
鉱石またはセラミックスを用いたV溝ブロックと平面ブ
ロックとを接合し、断面が三角形のワイヤガイド部を形
成してなることを要旨とするものである。
【0026】請求項16に記載の細穴放電加工装置は、
請求項15に記載の細穴放電加工装置において、前記ワ
イヤガイド部の長さをワイヤ電極の直径の約10倍以上
に設けたことを要旨とするものである。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面によっ
て説明する。
【0028】図1は本発明の細穴放電加工装置の第一の
実施形態の説明図である。図1を参照するに、細穴放電
加工装置1は基台3上にX軸テーブル5とY軸テーブル
7とを備えている。
【0029】前記X軸テーブル5は、基台3に敷設した
X軸ガイドレール9上を移動自在に設けてあり、基台3
に設けたX軸サーボモータ11により駆動されるX軸送
りねじ13を介して、所望するX座標に位置決め可能に
設けてある。
【0030】Y軸テーブル7は、X軸テーブル5の上に
設けたY軸ガイドレール15上を移動自在に設けてあ
り、図示省略のY軸サーボモータにより駆動されるY軸
送りねじ17を介して所望するY座標に位置決め可能に
設けてある。
【0031】上述のY軸テーブル7上には、加工液19
を充満した加工槽21が設けてある。この加工槽21は
超音波加工槽になっており、放電加工で生じるチップを
加工穴から排出する効果がある。また、放電点を中心と
して発生する渦状の流れとの相乗効果により真円度の良
い放電加工を行うことができる。また、加工槽21の中
には、ワーク23を載置固定する固定ジグ25が設けて
ある。
【0032】なお、超音波加工槽を使用しない場合に
は、ワーク23とワイヤ電極33との間に相対的回転運
動を与える様にしても同様な効果がある。この場合の回
転は通常の回転でも、180度以上の正逆回転の繰り返
し回転でもよい。
【0033】前記加工槽21の背後には、前記基台3に
コラム27が立設してある。そして、このコラム27の
上部には、加工槽21の上方空間に延伸する上部アーム
29が設けてある。
【0034】また、上述の上部アームの正面に設けた面
板30の下端部には、電極供給リール31から供給され
る微細なワイヤ電極33を上下方向(Z軸方向)にガイ
ドするワイヤガイド35が設けてある。なお、ワイヤガ
イド35はZ軸サーボモータ(図示省略)によりZ軸方
向の適宜な位置に位置決めできる様に設けてある。
【0035】前記電極供給リール31とワイヤガイド3
5との間には、電極供給リール31から上方向に進行す
るワイヤ電極33の進行方向を下方向に変更するアイド
ルローラ41と、このアイドルローラ41からのワイヤ
電極33を挟持してワイヤガイド35に送り出す電極送
り手段39とが設けてある。
【0036】なお、前記アイドルローラ41の右側(図
1において)、すなわちワイヤ電極33が下方に進行す
る側には、ワイヤ電極33をアイドルローラ41に押圧
する小径のピンチローラ43が設けてある。
【0037】電極送り手段39は電極への通電も兼ねた
送りローラ45と、この送りローラにワイヤ電極33を
押圧挟持するクランプローラ47とからなっている。
【0038】なお、クランプローラ47は、前記面板3
0に揺動自在に設けたレバー49の先端に設けてあり、
このレバー49を引っ張りスプリング51で時計方向へ
付勢することにより、クランプローラ47を送りローラ
45に押圧するように設けてある。
【0039】前記送りローラ45は電極送り用のサーボ
モータ52で回転駆動されるように設けてある。また、
送りローラ45の外周には加工電流(パルス)を供給す
る電源装置53の出力端子46に接続した通電ブラシ5
5が設けてあり、前記ワーク23も同様に電源装置53
の出力端子に接続してある。なお、少なくとも送りロー
ラ45の外周は導電性を有する材質で製作してある。
【0040】また、前記電極供給リール31の回転軸に
は、アイドルローラ41と送りローラ45との間に在る
ワイヤ電極33にテンションを与えるためのテンション
モータ(トルクモータ)57が連結してある。
【0041】上記構成において、電極供給リール31か
らアイドルローラ41を経て送りローラ45まで繰り出
されたワイヤ電極33に対して、前記テンションモータ
(トルクモータ)57を作動させて、ワイヤ電極33に
繰り出し方向と逆方向の適宜な力を加えることにより、
送りローラ45との間に在るワイヤ電極33に線径に対
応する適当なテンションを与えることができる。この様
にして、ワイヤ電極33に適当なテンションを与えるこ
とにより、電極供給リール31において付いた巻癖を除
去することができる。すなわち、ワイヤ電極33の真直
度を出すことができる。
【0042】また、上記送りローラ45と前記ワイヤガ
イド35の間のワイヤ電極33の進路上には、ワイヤガ
イド35にワイヤ電極33を挿入するためのジェットノ
ズル59が設けてあり、また、このジェットノズル59
の下流で前記ワイヤガイド35との間にワイヤ切断装置
61が設けてある。
【0043】なお、本明細書の中で使用する「下流」の
意味は、ワイヤ電極33の移動を流水に例えた表現で、
ワイヤ電極33の進んで行く方向に位置する部分を「下
流」と表現し、またワイヤ電極33の進んできた方向に
位置する部分を「上流」と表現することにする。
【0044】ジェットノズル59には、前記ワイヤ電極
33と加工液19とが同時に通過するワイヤガイド穴6
3が設けてあり、このワイヤガイド穴63に加工液供給
装置65から加圧された加工液19が供給され、ワイヤ
ガイド穴63の下端の噴射口からワイヤ電極33と共に
噴出するように設けてある。
【0045】上記加工液供給装置65は、第一槽67と
第二槽69とを有し、ポンプ71で吸引した第一槽67
の加工液19を濾過器73を介して加工槽21およびジ
ェットノズル59に供給し、濾過済みの余分な加工液は
第二槽69に戻し、オーバーフローを第一槽67に循環
する様に設けてある。なお、ジェットノズル59への加
工液19の供給は、ストップバルブ70を制御して適宜
に流路を開閉できる様に設けてある。また加工液19に
は、通常、普通水(水道水)またはイオン交換樹脂を通
したいわゆる純水を使用するが、加工条件によっては鉱
物油を使用する場合もある。
【0046】なお、加工液供給装置は上述の態様に限定
される必要はなく、公知の放電加工用の加工液供給装置
を使用することができる。例えば、加工液供給回路に加
工屑を分離する遠心分離機と加工液を純水化するイオン
交換装置を備えた加工液供給装置(実開昭62−154
27号)を使用してもよい。
【0047】前記ワイヤ切断装置61は、巻癖を除去し
たワイヤ電極33の先端の形状を整えるためのものであ
って、固定刃75に対してアクチュエータ77により水
平方向に前後する移動刃79が設けてある。なお、アク
チュエータ77には、例えば、流体圧シリンダ、電磁ソ
レノイドまたはモータ駆動の送りねじ機構など適宜なア
クチュエータを用いることができる。
【0048】図2は、前記ワイヤガイド35のカートリ
ッジホルダ36に装着したカートリッジ81の拡大図で
ある。
【0049】カートリッジ81には、カートリッジ本体
83の下端部にダイヤモンド、サファイア、ルビーなど
の極めて硬度の高い鉱石またはジルコニア或いはセラミ
ックス等からなるワイヤガイド部85が設けてある。
【0050】図3に示す様に、ワイヤガイド部85は、
角度60度のV溝を設けたV溝ブロック87と、このV
溝ブロック87のV溝開放部に当接する平面ブロック8
9とを接合して、断面が正三角形のガイド穴91を形成
してなるものである。
【0051】そのため、従来は長い細穴加工が困難であ
るため、せいぜい直径の5倍(5*D)程度のガイド穴
しかできないところ、約、直径の10倍(10*D)の
ガイド穴91を形成することができた。また、ガイド穴
91の断面を正三角形としたので、ワイヤ電極33を3
点接触で支持することになり、摩擦抵抗を小さくするこ
とができる。また、クリアランスを2μm程度に押さえ
ることが可能となり、電極の横振れを小さくすることが
できる。なお、ガイド穴の長さは10倍以上にするのが
望ましい。
【0052】図4は図2に示したワイヤガイド部85の
変形で、前記ガイド穴91のワイヤ電極33に接触する
部分を平面でなく円弧状にしたものであり、作用効果は
ほぼ同一である。
【0053】また、ワイヤガイド部85から若干上方の
カートリッジ本体83には、ワイヤ電極33をワイヤガ
イド部85のワイヤ通過穴91へ直線的に導入するため
の導入ガイド部材93がスペーサ95を介在して設けて
ある。
【0054】なお、上述のカートリッジ本体83の頭部
は、前記カートリッジホルダ36に設けた段付き穴96
に係合する係止部97を設けてある。また、カートリッ
ジホルダ36には、カートリッジ本体83の回転を押さ
えるため、例えば、止めねじなどの回り止め手段99を
設けるのが望ましい。
【0055】上記構成の細穴放電加工装置1により、細
穴加工を行う場合の動作について説明する。
【0056】始めに、ワーク23を固定ジグ25に固定
し、加工槽21にワーク23が埋没するまで加工液を注
入する。また、電極供給リール31からワイヤ電極33
を引き出してアイドルローラ41と送りローラ45の間
に掛け渡す。
【0057】次いで、NC装置(図示省略)の制御の下
に、送りローラ45を作動させてワイヤ電極33をジェ
ットノズル59の側へ送り出す。このとき、テンション
モータ(トルクモータ)57を作動させて、アイドルロ
ーラ41と送りローラ45の間のワイヤ電極33にテン
ションを与えて電極供給リール31による巻癖を除去す
る。すなわち、ワイヤ電極33の真直度を出す。
【0058】また、ジェットノズル59に加工液供給装
置65から加圧された加工液19を供給し、ワイヤガイ
ド穴63下端の噴射口から加工液を噴射させる。
【0059】次いで、送りローラ45から送られてくる
ワイヤ電極33の真直度の出ている部分を、ワイヤ切断
装置61により切断して先端の形状を整えた後、ジェッ
トノズル59に挿入する。
【0060】そして、ジェットノズル59に挿入された
ワイヤ電極33は、ジェットノズル59から噴射する液
柱(水柱)にガイドされて下流に位置するワイヤガイド
35の軸心に正確に送られて確実に挿入される。
【0061】次いで、ワイヤガイド35の先端からワイ
ヤ電極33を適宜な量だけ突出させた状態に維持して、
ワイヤガイド35を加工槽21の加工液19中まで下降
させ、ワイヤ電極33の先端とワーク23の間隙を0.
1mm以内に保持または接触させる。
【0062】上述のように、ワイヤ電極33の先端とワ
ーク23の間隙を0.1mm以内または接触させた状態
において、前記電源装置53から加工電流(パルス)を
印荷して放電加工を実施する。
【0063】なお、ワイヤ電極33とワーク23の間隙
及びワイヤ電極の送り速度は、前記サーボモータ52に
よって、送りローラ45の回転速度及び回転方向を制御
することにより、適宜な間隙及び送り速度に維持される
様に設けてある。また、加工穴の位置決めは、同様にX
軸サーボモータ11とY軸サーボモータ(図示省略)に
より所望する位置に位置決めすることができる。
【0064】したがって、一つの穴の加工が終了した
ら、次の加工位置にワークを移動すると共に、ワイヤ電
極を切断して新たな電極先端を有するワイヤ電極を形成
し、次の穴加工を実施することができる。同様にして、
ワイヤ電極の在る限り連続して多数の穴加工を行うこと
ができる。
【0065】また、上記構成の細穴放電加工装置1にお
いては、直径が0.3mm〜0.03mm程度の極細径
のワイヤ電極を使用して実用的な加工精度の細穴放電加
工を行うことができる。
【0066】図5は、本発明に係る細穴放電加工装置の
第二の実施形態の説明図である。
【0067】なお、第一の実施形態と同一の部品には同
一の参照符号を付しその説明を省略する。
【0068】図5を参照するに、細穴放電加工装置10
0においては、前記アイドルローラ41に送り出しモー
タ101が設けてあり、この送り出しモータ101を駆
動することにより電極供給リール31から繰り出された
ワイヤ電極33は、電極送り手段39およびジェットノ
ズル59を経てワイヤガイド35に送られる様に設けて
ある。
【0069】前記アイドルローラ41と電極送り手段3
9との間には、ワイヤ電極33をアニーリング(焼鈍)
する区間が設けてある。そして、このアニーリング区間
には比較的長いパイプ103を設け、このパイプ103
の中をワイヤ電極33が通過する様に設けてある。
【0070】また、アニーリング区間のワイヤ電極33
に電流を供給するアニーリング用の直流電源105が設
けてある。この直流電源105の正極にはワイヤ電極3
3に接触する接触子106が設けてあり、負極は前記通
電ブラシ55に接続してある。なお、この直流電源10
5の回路には、NC装置に制御されるスイッチング手段
107が設けてある。また、前記ワイヤ切断装置61が
上述のアニーリング区間の下流に設けてある。
【0071】この第二の実施形態においては、ワイヤ電
極33を送りローラ45に押圧するクランプローラ47
の付勢手段として流体圧シリンダ109を用いている。
すなわち、レバー49のほぼ中央部を回転軸111で回
転自在に軸支し、このレバー49の一端にクランプロー
ラ47を設け、他端にクレビス形の流体圧シリンダ10
9のピストンロッドを連結してクランプローラ47を送
りローラ45に対して押圧自在に設けてある。
【0072】上記構成の細穴放電加工装置100におい
て、ワイヤ電極33の真直度を出す場合、線径に対応す
る適当なテンションを与えられたアニーリング区間のワ
イヤ電極33に直流電源105から適当な電流を流すこ
とにより、ワイヤ電極33をアニーリング(焼鈍)し
て、電極供給リール31において付いた巻癖を除去する
ことができる。すなわち、ワイヤ電極33の真直度を出
すことができる。なお、アニーリング区間に設けたパイ
プ103は、加熱されたワイヤ電極33を冷たい外気か
ら保護するものである。
【0073】真直度の出たワイヤ電極33は、ワイヤ切
断装置61により切断し、先端の形状を整えた後、前記
電極送り手段39からジェットノズル59を介してワイ
ヤガイド35に挿入される。その後は前述の第一の実施
形態の場合と同様にして放電加工を実施することができ
る。
【0074】図6は、本発明に係る細穴放電加工装置の
第三の実施形態の説明図である。なお、第一の実施形態
と同一の部品には同一の参照符号を付しその説明を省略
する。
【0075】図6を参照するに、細穴放電加工装置11
3においては、前記第一、第二の実施形態におけるアイ
ドルローラ41を省略し、電極供給リール31の回転軸
にテンションモータ(トルクモータ)57を設けると共
に、この電極供給リール31から解きほぐしたワイヤ電
極33を押圧するピンチローラ43が設けてある。
【0076】また、解きほぐされたワイヤ電極33は、
下流に設けた電極送り手段115によって、前記ジェッ
トノズル59を経てワイヤガイド35に送られる様に設
けてある。
【0077】上述の電極送り手段115は、一対のベル
トコンベヤー117a,117bを垂直に設け、この一
対のベルトコンベヤー(117a,117b)のベルト
の間にワイヤ電極33を挟持してワイヤ電極33を移送
するものである前記ベルトコンベヤー117の少なくと
も一方のベルトコンベヤー117aには、電気伝導性を
備えたベルト119が懸け回してあり、上方に位置する
駆動プーリ121には前記サーボモータ52が設けてあ
る。また、ベルトコンベヤー117aのベルト119の
表面には、前記電源装置53の出力端子46に接続した
通電ブラシ55が接触させてある。
【0078】なお、前記電気伝導性を備えたベルト11
9には、例えば、銅または真鍮などの銅合金またはスチ
ールベルトまたはゴムベルトに電気伝導性のある材質を
張り合わせたものなどが使用できる。
【0079】上述の電極送り手段115の上流には、圧
擦錐揉み手段123が設けてあり、圧擦錐揉み手段12
3と電極送り手段115の間のワイヤ電極33の進路上
に前記ワイヤ切断手段61が設けてある。
【0080】上述の圧擦錐揉み手段123とは、電極供
給リール31において付いた巻癖を除去してワイヤ電極
33に真直度を与える手段であり、ワイヤ電極を2枚の
板で押圧挟持して錐を揉む様に前後させることにより真
直度を得る手段である。
【0081】以下に、図7〜図9を参照しながら前記圧
擦錐揉み手段123の説明をする。
【0082】平板状の電極ホルダ125のほぼ中心にワ
イヤ電極33を支持するV溝127が設けてある。ま
た、電極ホルダ125のV溝127側にワイヤ電極33
を押圧挟持するためのスライド板129が設けてある。
【0083】スライド板129は、その下端面を前記電
極ホルダ125に回転自在設けた2個のガイドローラ1
31に支持されている。また、スライド板129はスラ
イド板127の上下端部に設けた押しつけバネ133に
より前記V溝方向に付勢してある。
【0084】スライド板129の左端部(図7におい
て)には、凸状の係合部135が設けてあり、この凸状
の係合部135に係合する偏心カム137のカム軸13
9が前記電極ホルダ125の左端部(図7において)に
設けた偏心カム支持体141に回転自在に設けてあり、
このカム軸139を回転駆動するモータ143が偏心カ
ム軸139の軸端に設けてある。
【0085】また、前記電極ホルダ125の右端に設け
た側壁部145と前記スライド板129との間の空間部
にスライド板129を前記偏心カム137の方向へ押圧
するスプリング147が設けてある。
【0086】上記構成において、モータ143を回転駆
動させて、偏心カム137を回転させれば、スライド板
129が左右(図7および図9において)に振動し、前
記V溝127に嵌合しているワイヤ電極33を、手の平
で錐を揉む様な状態で擦することになる。
【0087】上述の如き「圧擦錐揉み動作」を繰り返す
ことにより、巻癖のあるワイヤ電極33の癖をとり真直
度を出すことができる。
【0088】
【発明の効果】請求項1に記載の細穴放電加工方法また
は請求項8に記載の細穴放電加工装置によれば、細穴加
工用の電極として電極供給リールに巻いたワイヤ電極を
使用するので多数の細穴の連続加工が可能となる。ま
た、放電加工による細穴加工の自動化が容易となる。さ
らに、電極が消耗した分の電極を連続的に送りながら加
工を行うので、電極の電気的特性が変化せず加工穴の加
工精度が向上する。
【0089】請求項2〜請求項4に記載の細穴放電加工
方法、または請求項9〜請求項11に記載の細穴放電加
工装置によれば、電極供給リールにまかれて付いた巻癖
を除去してワイヤ電極の真直度を出すことができる。し
たがって、加工精度を向上させることができる。
【0090】請求項5〜請求項7に記載の細穴放電加工
方法、または請求項12〜請求項14に記載の細穴放電
加工装置によれば、ワイヤ電極をジェットノズルから噴
射する液柱によって下流に位置するワイヤガイドの軸心
までガイドして確実に挿入できる。
【0091】また、請求項15または請求項16に記載
の細穴放電加工装置によれば、高硬度の鉱石を用いたV
溝ブロックと平面ブロックとを接合し、三角形断面のワ
イヤガイド部を形成し、ワイヤ電極を3点接触で支持す
る様にしたのでワイヤ電極とガイドとの摩擦抵抗を小さ
くできる。また、ガイド部分の長さを直径の約10倍の
長さにできたので電極の横振れを小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る細穴放電加工装置の第一の実施形
態の説明図。
【図2】図1のA部の拡大図。
【図3】図2における、III矢視図。
【図4】図2に示したワイヤガイド部の変形例。
【図5】本発明に係る細穴放電加工装置の第二の実施形
態の説明図。
【図6】本発明に係る細穴放電加工装置の第三の実施形
態の説明図。
【図7】図6におけるVII部の詳細図。
【図8】図7におけるVIII矢視図。
【図9】図7におけるIX-IX線に沿った断面の説明図。
【図10】従来のパイプ電極を使用する細穴放電加工機
の概略説明図。
【符号の説明】
1 細穴放電加工装置 3 基台 5 X軸テーブル 7 Y軸テーブル 9 X軸ガイドレール 11 X軸サーボモータ 13 X軸送りねじ 15 Y軸ガイドレール 17 Y軸送りねじ 19 加工液 21 加工槽 23 ワーク 25 固定ジグ 27 コラム 29 上部アーム 30 面板 31 電極供給リール 33 ワイヤ電極 35 ワイヤガイド 36 カートリッジホルダ 39 電極送り手段 41 アイドルローラ 43 ピンチローラ 45 送りローラ 46 出力端子 47 クランプローラ 49 レバー 51 引っ張りスプリング 52 サーボモータ 53 電源装置 55 通電ブラシ 57 テンションモータ(トルクモータ) 59 ジェットノズル 61 ワイヤ切断装置 63 ワイヤガイド穴 65 加工液供給装置 67 第一槽 69 第二槽 70 ストップバルブ 71 ポンプ 73 濾過器 75 固定刃 77 アクチュエータ 79 移動刃 81 カートリッジ 83 カートリッジ本体 85 ワイヤガイド部 87 V溝ブロック 89 平面ブロック 91 ガイド穴 93 導入ガイド部材 95 スペーサ 97 係止部 99 回り止め手段 100 細穴放電加工装置 101 送り出しモータ 103 パイプ 105 直流電源 106 接触子 107 スイッチング手段 109 流体圧シリンダ 111 回転軸 113 細穴放電加工装置 115 電極送り手段 117a,117b ベルトコンベヤー 119 ベルト 121 駆動プーリ 123 圧擦錐揉み手段 125 電極ホルダ 127 V溝 129 スライド板 131 ガイドローラ 133 押しつけバネ 135 係合部 137 偏心カム 139 カム軸 141 偏心カム支持体 143 モータ 145 側壁部 147 スプリング

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 XY軸方向に位置決め自在の加工液を充
    満した加工槽を設け、該加工槽の加工液中にワークを載
    置し、電極供給リールに巻いたワイヤ電極をワイヤガイ
    ドを介して前記ワークに対して送出しながら前記ワイヤ
    電極先端部で放電加工を行うことを特徴とする細穴放電
    加工方法。
  2. 【請求項2】 前記電極供給リールから送出するワイヤ
    電極の進行方向を前記ワークの方向へ変更するアイドル
    ローラを設けると共に、該アイドルローラからのワイヤ
    電極を挟持して下流のワイヤガイドに送出する電極送り
    手段を設け、前記ワイヤ電極の進行方向と逆方向のテン
    ションを付与するテンションモータを前記電極供給リー
    ルに設け、該電極送り手段と前記アイドルローラとの間
    に在るワイヤ電極にテンションを付与して該ワイヤ電極
    の巻癖を除去して真直度を出すことを特徴とする請求項
    1に記載の細穴放電加工方法。
  3. 【請求項3】 前記電極供給リールから送出するワイヤ
    電極の進行方向を前記ワークの方向へ変更するアイドル
    ローラを設けると共に、該アイドルローラからのワイヤ
    電極を挟持して下流のワイヤガイドに送出する電極送り
    手段を設け、該電極送り手段と前記アイドルローラとの
    間に在るワイヤ電極を電流により加熱するアニーリング
    手段でアニーリングし、該ワイヤ電極の巻癖を除去して
    真直度を出すことを特徴とする請求項1に記載の細穴放
    電加工方法。
  4. 【請求項4】 前記電極供給リールにワイヤ電極の進行
    方向と逆方向へのテンションを付与するテンションモー
    タを設け、該電極供給リールからのワイヤ電極を挟持し
    て下流のワイヤガイドに送出する一対のベルトコンベヤ
    ー手段を設け、該ベルトコンベヤー手段と前記電極供給
    リールとの間に圧擦錐揉み手段を設け、該圧擦錐揉み手
    段によりワイヤ電極の巻癖を除去して真直度を出すこと
    を特徴とする請求項1に記載の細穴放電加工方法。
  5. 【請求項5】 前記ワイヤガイドの上流に前記ワイヤ電
    極を加工液のジェット流で案内するジェットノズルを設
    けると共に、該ジェットノズルと前記ワイヤガイドとの
    間でワイヤ電極を切断し、先端形状を出して前記ワイヤ
    ガイドに送出することを特徴とする請求項2に記載の細
    穴放電加工方法。
  6. 【請求項6】 前記ワイヤガイドの上流に前記ワイヤ電
    極を加工液のジェット流で案内するジェットノズルを設
    け、前記アニーリング手段によりアニーリングされたワ
    イヤ電極の先端を切断し、先端形状を出して前記ワイヤ
    ガイドに送出することを特徴とする請求項3に記載の細
    穴放電加工方法。
  7. 【請求項7】 前記ワイヤガイドの上流に前記ワイヤ電
    極を加工液のジェット流で案内するジェットノズルを設
    け、前記一対のベルトコンベヤー手段と圧擦錐揉み手段
    との間でワイヤ電極を切断し、先端形状を出して前記ワ
    イヤガイドに送出することを特徴とする請求項4に記載
    の細穴放電加工方法。
  8. 【請求項8】 XY軸方向に位置決め自在の加工液を充
    満した加工槽を設け、該加工槽の加工液中にワークを載
    置し、電極供給リールに巻いたワイヤ電極をワイヤガイ
    ドを介して前記ワークに対して送出しながら該電極先端
    部で放電加工を行うことを特徴とする細穴放電加工装
    置。
  9. 【請求項9】 前記電極供給リールから送出するワイヤ
    電極の進行方向を前記ワークの方向へ変更するアイドル
    ローラを設けると共に、前記電極供給リールにワイヤ電
    極の進行方向と逆方向のテンションを付与するテンショ
    ンモータを設け、前記アイドルローラからのワイヤ電極
    を挟持して下流のワイヤガイドに送出する電極送り手段
    を設け、該電極送り手段と前記アイドルローラとの間に
    在るワイヤ電極にテンションを付与することを特徴とす
    る請求項8に記載の細穴放電加工装置。
  10. 【請求項10】 前記電極供給リールから送出するワイ
    ヤ電極の進行方向を前記ワークの方向へ変更するアイド
    ルローラにワイヤ電極送り出しモータを設け、前記電極
    供給リールにワイヤ電極の進行方向と逆方向へのテンシ
    ョンを付与するテンションモータを設け、前記アイドル
    ローラからのワイヤ電極を挟持して下流のワイヤガイド
    に送出する電極送り手段を設け、該電極送り手段と前記
    アイドルローラとの間に在るワイヤ電極を電流により加
    熱するアニーリング手段を設けたことを特徴とする請求
    項8に記載の細穴放電加工装置。
  11. 【請求項11】 前記電極供給リールにワイヤ電極の進
    行方向と逆方向へのテンションを付与するテンションモ
    ータを設け、該電極供給リールからのワイヤ電極を挟持
    して下流のワイヤガイドに送出する一対のベルトコンベ
    ヤー手段を設け、該ベルトコンベヤー手段と前記電極供
    給リールとの間に圧擦錐揉み手段を設けたことを特徴と
    する請求項8に記載の細穴放電加工装置。
  12. 【請求項12】 前記ワイヤガイドの上流に前記ワイヤ
    電極を加工液のジェット流で案内するジェットノズルを
    設けると共に、該ジェットノズルと前記ワイヤガイドと
    の間にワイヤ電極を切断するワイヤ切断装置を設けたこ
    とを特徴とする請求項9に記載の細穴放電加工装置。
  13. 【請求項13】 前記ワイヤガイドの上流に前記ワイヤ
    電極を加工液のジェット流で案内するジェットノズルを
    設け、前記アニーリング手段と前記電極送り手段との間
    にワイヤ電極を切断するワイヤ切断装置を設けたことを
    特徴とする請求項10に記載の細穴放電加工装置。
  14. 【請求項14】 前記ワイヤガイドの上流に前記ワイヤ
    電極を加工液のジェット流で案内するジェットノズルを
    設け、前記一対のベルトコンベヤー手段と圧擦錐揉み手
    段との間にワイヤ電極を切断するワイヤ切断装置を設け
    たことを特徴とする請求項11に記載の細穴放電加工装
    置。
  15. 【請求項15】 前記ワイヤガイドは、高硬度の鉱石ま
    たはセラミックスを用いたV溝ブロックと平面ブロック
    とを接合し、断面が三角形のワイヤガイド部を形成して
    なることを特徴とする請求項12、請求項13または請
    求項14に記載の細穴放電加工装置。
  16. 【請求項16】 前記ワイヤガイド部の長さをワイヤ電
    極の直径の約10倍以上に設けたことを特徴とする請求
    項15に記載の細穴放電加工装置。
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