JP4047849B2 - 放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機 - Google Patents

放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機 Download PDF

Info

Publication number
JP4047849B2
JP4047849B2 JP2004285142A JP2004285142A JP4047849B2 JP 4047849 B2 JP4047849 B2 JP 4047849B2 JP 2004285142 A JP2004285142 A JP 2004285142A JP 2004285142 A JP2004285142 A JP 2004285142A JP 4047849 B2 JP4047849 B2 JP 4047849B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable body
wire
wire electrode
electric discharge
discharge machining
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004285142A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006095646A (ja
Inventor
祐樹 喜多
雄司 高山
良則 牧野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
FANUC Corp
Original Assignee
FANUC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by FANUC Corp filed Critical FANUC Corp
Priority to JP2004285142A priority Critical patent/JP4047849B2/ja
Priority to EP05256051A priority patent/EP1642665B1/en
Priority to US11/237,714 priority patent/US7217902B2/en
Priority to CNB2005101078894A priority patent/CN100460116C/zh
Publication of JP2006095646A publication Critical patent/JP2006095646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4047849B2 publication Critical patent/JP4047849B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/02Wire-cutting
    • B23H7/08Wire electrodes
    • B23H7/10Supporting, winding or electrical connection of wire-electrode
    • B23H7/107Current pickups

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

本発明は、ワイヤ電極とワークとの間に発生させる放電のエネルギーによってワークを加工するワイヤカット放電加工機、特に、ワイヤ電極に電力を供給する機構部分に関する。
ワイヤカット放電加工機において、放電加工に必要な電気エネルギーを通電子を通してワイヤ電極に供給する方法として、ワイヤ電極を通電子に接触させ、ワイヤ電極を走行させながら通電子と摺動させる方法が知られている。
このワイヤ電極と通電子との摺動走行による電力供給では、ワイヤ電極の振動により通電子とワイヤ電極が接触したり離れたりする。そのため、ワイヤ電極が通電子から離れた場合には、ワイヤ電極と通電子との間で微小放電が発生する。この微小放電は通電子の摩耗を引き起こし、高速加工になるほど顕著となる。
図13は、ワイヤ電極100と通電子101との関係を説明するための模式図である。図13(a)は正常な加工状態を示し、ワイヤ電極100は通電子101と接触状態にある。この状態においては、ワイヤ電極100と通電子101との間には微小放電は生じない。一方、図13(b)はワイヤ電極100と通電子101とが非接触の状態を示している。このような状態では、ワイヤ電極100と通電子101との間には微小放電が生じることがある。
従来、ワイヤ電極と通電子との間の接触状態を改善するための提案がなされている。例えば、特許文献1では一対の弧状板片からなる通電子をワイヤ電極の両側から弾性的に押付け、かつ通電子を加工液噴射ノズル内周壁に取り付けることによってワイヤ電極の振動を抑制し、通電子の寿命を延ばす構成が開示され、また、特許文献2,3には通電子やワイヤ電極を移動させる構成が開示されている。
特開昭59−134622号公報 特開昭63−251126号公報 実用新案登録公報第2521251号
前記した特許文献1のように、通電子によりワイヤ電極の両側を弾性的に挟む構成では、ワイヤ電極を自動結線する場合そのワイヤ電極の走行経路に押付けられた通電子が配置されるため、ワイヤ電極を確実に自動結線することが困難であるという問題があるほか、スプリング等の弾性体によって通電子をワイヤ電極に押し付ける構成では、ワイヤ電極と通電子との接触圧を変更することはできず、接触圧が低下した場合には、ワイヤ電極の断線や通電子の消耗速度も早くなるという問題がある。
また、前記特許文献2,3のように、通電子やワイヤ電極を移動させる構成では、ワイヤ電極は張力によって通電子との接触が保持されているため、張力による保持力を超えるほど大きな振動がワイヤ電極に生じた場合には、通電子に引きつけられていたワイヤ電極が通電子から離れ、通電子との間に間隙が生じて微小放電が発生するおそれがある。また、ワイヤ電極は常に湾曲する方向に負荷が掛けられているため、ワイヤ電極の走行停止中に塑性変形するおそれがある。このようにワイヤ電極に変形が生じている場合には、再走行時に通電子との間に変形によって隙間が生じ微小放電の原因となるおそれがある。
図14はワイヤ電極の変形による微小放電の発生を説明するための図である。図14(a)は加圧装置102の加圧によって通電子101をワイヤ電極100に押し当て、ワイヤ電極100の張力によって通電子101と接触さえる状態を示している。このとき、ワイヤ電極100は通電子101で押されることで湾曲する。また、図14(b)は、ワイヤ電極100の振動や、ワイヤ電極10自体の変形によってワイヤ電極100と通電子101との間に隙間が生じて、微小放電が発生する状態を示している。
したがって、従来提案されている構成では、ワイヤ電極が変形することによって微小放電が発生しやすいという問題や、自動結線が困難であるという問題がある。
また、ワイヤ電極の線径やその他の条件によっては、ワイヤ電極と通電子との接触において外力を要さない場合もあるが、従来提案される構成ではワイヤ電極に常に外力が付加されることになり、ワイヤカット放電加工機の各構成部分に負荷がかかるという問題がある。
そこで、本発明は、ワイヤ電極を変形させることなくワイヤ電極と通電子との接触を良好なものとして、微小放電の発生を抑制することを目的とする。
また、ワイヤ電極やワイヤカット放電加工機に対する不要な負荷を低減することを目的とする。
また、ワイヤ経路上からの退避を容易として自動結線を容易とすることを目的とする。
本発明は、ワイヤ電極の走行経路においてワイヤ電極を摺動させると共にワイヤ電極に放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機において、少なくとも上下ヘッド部のどちらかにワイヤ電極の走行経路を挟んで通電子と対向する位置に、通電子に対して接近する方向、あるいは隔離する方向に移動可能とする可動体を設け、前記可動体を駆動する可動体駆動手段と、前記可動体の位置を検出する位置検出手段と、前記可動体がワイヤ電極を通電子に押付けた状態で前記位置検出手段で検出される可動体の位置に基づいて当該ワイヤ電極の線径を求め、該求めたワイヤ電極の線径に基づいて放電加工時に可動体を前記通電子方向に押付けるかまたは退避させるか判別する判別手段とを備え、前記判別手段による判別結果に基づいて、前記可動体駆動手段が前記可動体を駆動して放電加工を行うようにした。
この構成によって、ワイヤ電極を変形させることなくワイヤ電極と通電子とを常時接触させた状態に保持し、また、ワイヤ電極と通電子との接触が良好である場合等には可動体を離隔することでワイヤカット放電加工機に対する不要な負荷を低減し、また、自動結線時におけるワイヤ経路上からの退避を容易とする。
可動体を通電子に対して接近動作させることによって、走行経路上のワイヤ電極を通電子に対して摺動走行自在に押し付ける。可動体が通電子側に向かって接近すると、通電子との間でワイヤ電極を挟む。これによって、ワイヤ電極は可動体及び通電子に対して摺動走行を可能とすると共に、通電子との接触を保持する。
ワイヤ電極は可動体と通電子との間に挟まれるため、ワイヤ電極が振動したとしても、ワイヤ電極が通電子から離れることはなく、ワイヤ電極が通電子から離れることによる微小放電の発生を低減することができる。
また、可動体及び通電子は、走行経路上においてワイヤ電極を直線状に保持する位置で位置設定することによって、ワイヤ電極の湾曲を低減して、ワイヤ電極やワイヤカット放電加工機に対する負荷を軽減する。通電子のワイヤ電極側の端部は、ワイヤ電極の走行経路に接する位置に固定する。一方、可動体のワイヤ電極側の端部は、ワイヤ電極の一方の側面と接触して通電子側に向かってワイヤ電極を押し付け、ワイヤ電極の他方の側面を通電子の端部に接触させる。
通電子は固定されており、ワイヤ電極の一方の側面はこの固定された通電子に押し付けられてその位置で位置決めされるため、ワイヤ電極は可動体の押し付け動作によって湾曲されることなく、通電子と常に同一位置で接触する。そのため、ワイヤ電極の湾曲の程度は、従来のようにワイヤ電極の張力によって通電子に接触させる構成と比較して大きく低減する。
本発明の可動体は、ワイヤ電極の自動結線時において通電子に対して離隔動作させて通電子から退避させる。これによって、ワイヤ経路上からの退避を容易として自動結線を容易とすることができる。
また、可動体を前記通電子方向に押付けるかまたは退避させるかの判断を、位置検出手段で可動体の位置を検出してワイヤ電極の線径を求め、該求めた線径に基づいて行う代わりに、放電加工を行うために設定された所定の設定条件に基づいて選択的に可動体を通電子方向に押付けるかまたは退避させるか判断するようにした。
設定条件は、ワイヤ電極の線径、ワイヤ材質、加工条件の少なくともいずれか一つとすることができる。
ワイヤ電極の線径が十分に大きく、ワイヤ電極を走行経路上に配設した際にワイヤ電極自身の線径によってワイヤ電極の一方の側面が通電子と接触する場合には、可動体による押し付けは不要であるため可動体は退避させてワイヤ電極との接触を行わない。
また、本発明のワイヤカット放電加工機において、可動体は可動体の少なくともワイヤ電極と当接する面を円形形状とし、これによって、ワイヤ電極と可動体とが摺動接触する長さを常に同一とし、摺動により生じる摩擦を均一にする。
また、可動体は移動方向を軸とし当該軸の回りで回転自在な円筒体とする。これによって、可動体が軸回りで回転すると、可動体がワイヤ電極と摺動する位置が固定することなく変更し、可動体のワイヤ電極と接触する面の摩耗が均一化する。仮に、可動体の接触面が回転しない場合には、可動体の接触面にワイヤ電極による溝が形成され、摩擦が増加するおそれがあるが、可動体を軸回りで回転させることで防ぐことができる。可動体の軸回りの回転は可動体の軸方向の移動に伴って行うことができ、適宜あるいはワイヤ電極の結線動作に応じて行うことができる。なお、可動体の回転は、ワイヤ電極との摺動位置がずれる程度の角度であれば十分な効果を奏することができる。
また、可動体は絶縁体で形成することができ、摩擦抵抗の少ない絶縁材を選択することでワイヤ電極の摺動走行を円滑なものとすることができる。
また、可動体は流体の圧力による駆動機構の他、任意のアクチュエータによる駆動機構を適用することができる。
また、本発明のワイヤカット放電加工機は、上ヘッド単独、下ヘッド単独、上下ヘッド両方において適用することができる。
本発明によれば、ワイヤ電極を変形させることなくワイヤ電極と通電子との接触を良好なものとして、微小放電の発生を抑制することができる。
また、本発明によれば、ワイヤ電極やワイヤカット放電加工機に対する不要な負荷を低減することができる。
また、本発明によれば、ワイヤ経路上からの退避を容易として自動結線を容易とすることができる。
また、本発明の態様によれば、可動体とワイヤ電極との摩擦を常に一定とすることができる。
また、本発明の態様によれば、可動体の摩耗を均一化させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
図1,2は、本発明のワイヤカット放電加工機の要部断面図である。図1は可動体によってワイヤ電極を通電子に押し付ける状態を示し、図2は可動体を退避させた状態を示している。なお、図1,2はワイヤカット放電加工機のヘッド部とそれに隣接する部分のみを示している。なお、以下では、ワイヤカット放電加工機が通常備える構成については説明を省略する。
図1において、ワイヤカット放電加工機1は、ワイヤ電極10を走行自在とする上下方向に形成した貫通口8と、当該貫通口8を通るワイヤ電極10に電力を供給する通電子3を備えたヘッド部2を有し、ヘッド部2の上下には、ワイヤ電極10の走行を案内するガイド6,7(サブガイド6,ダイスガイド7)が設けられる。ワイヤ電極10は、ガイド6,7及び貫通口8を通る走行経路にそって走行しながら、貫通口8内において通電子3と接触することによって、電源(図示していない)からワーク(図示していない)との間で行う加工のための放電に要する放電エネルギーの供給を受ける。
通電子3の一方には通電子押付けネジ5が設けられている。この通電子押付けネジ5をヘッド部2に対して移動させることによって、通電子3の位置を設定することができる。通電子3の先端位置は、ワイヤ電極10のヘッド部2における位置を定める。
また、本発明のワイヤカット放電加工機1は、走行経路を挟んで通電子3と対向する位置に可動体4を備える。可動体4はヘッド部2に対して移動自在に設けられ、通電子3に対して接近する方向及び離隔する方向に移動することができる。
走行経路上にワイヤ電極10が配設されている場合において、可動体4が通電子3に対して接近する方向に移動すると、可動体4の先端部分はワイヤ電極10の一方の側面と接触して、対向する位置に設けられた通電子3との間でワイヤ電極10を挟む。ワイヤ電極10のヘッド部2内の貫通口8内での位置は、通電子3の先端位置で定まる。通電子3の先端位置が走行経路と接する位置が位置決めされている場合には、可動体4で押し当てられたワイヤ電極10はほぼ走行経路上に位置決めされる。なお、ワイヤ電極10の通電子3側の側部の位置は通電子3の端部位置で定まるが、他方の可動体4側の側部の位置はワイヤ電極10の線径によって定まる。
したがって、通電子押付けネジ5によって通電子3の先端部分を走行経路に接する位置に位置決めし、可動体4を通電子3側に移動させると、可動体4はワイヤ電極10の一方の側部と当接してワイヤ電極10を通電子3側に押す。押された通電子3は、その他方の側部が通電子押付けネジ5と接触するまで移動し、当接した位置に位置決めされる。この位置決めによって、ワイヤ電極10はほぼ走行経路上に設定される。ワイヤ電極10の配設位置は、通電子押付けネジ5を調整することによって微調整することができ、ワイヤ電極10を湾曲させることなく、通電子3と良好に接触させることができる。可動体4の移動は、例えば流体によって可動体4を押すことで行うことができる。図1中の矢印は、流体による可動体4の移動方向を示している。
流体は、水、エアー、油等を用いることができ、圧力制御機構を備えることで押付け力を制御することができる。また、流体はON/OFFの切り替えも可能であり、ワイヤ線径、ワイヤ材質、加工条件によりON/OFF動作することによって可動体を駆動し、ワイヤ電極を通電子に押付ける状態あるいは押付けない状態を選択的に設定することができる。
また、可動体は流体により往復移動するが、空圧あるいは油圧のアクチュエータで可動させることも可能である。
可動体を水等の流体で駆動する場合には、可動体に貫通穴を設けて、ワイヤ電極に水等の流体を吹き付けることにより放電部の冷却を兼ねることもできる。
ワイヤ電極の押し付け部を構成する可動体の先端部の形状は、平面に限らず曲面などでも良く、また、先端にローラーを組付ける構成としても良い。
次に、図2は可動体4が退避された状態を示している。可動体4を図中の矢印で示す方向に移動させると、可動体4は通電子3側から離隔する方向に移動する。これによって、可動体4を走行経路から退避する。この退避により、走行経路上にワイヤ電極10が配設されている場合には、ワイヤ電極10の通電子3側への押し付ける動作が解消される。また、ワイヤ電極10を結線する場合には、ヘッド部2内の貫通口8内の走行経路から可動体4が退避しているため、貫通口8内へのワイヤ電極10の貫通を容易に行うことができる。
次に、可動体4を通電子3に対して接近あるいは離隔させる動作を行う移動機構の一例について図3,4を用いて説明する。以下に示す移動機構例は、流体の押圧によって可動体を移動させる例である。なお、ここで流体は油圧等の液体を用いる他、空気等の気体を用いることができる。また、移動機構は、以下に示す構成例に限られるものではなく、他の構成とすることもでき、また、駆動源として回転駆動あるいはリニア駆動する電動モータを用いることもできる。
図3は可動体4を通電子3側に接近させた状態を示し、図4は可動体4を通電子3側から離隔させた状態を示している。
図3,4において、移動機構20はポンプ23及びバルブ21,22を備え、可動体4の両端に対して選択的に流体を供給することにより可動体4を2方向に移動可能としている。また、図3,4では可動体4は第1可動部4aと第2可動体4bを備え、第2可動部4bの一端に第1可動部4aを取り付けた構成例を示している。
図3では、バルブ21を開放しバルブ22を閉鎖した状態を示している。このバルブ状態では、ポンプ23から加圧された流体はバルブ21を通して可動体4の一端に供給され、可動体4を通電子3側に移動する。図中の矢印方向は、可動体4の移動方向を示している。
バルブ21を開放して流体により第2可動部4bの一端を押すと、第2可動部4bと共に第2可動部4bの他端に取り付けられた第1可動部4aが移動し、第1可動部4aの先端が通電子3に接近する。通電子3との間にワイヤ電極10が配設されている場合には、第1可動部4aの先端はワイヤ電極10と当接してワイヤ電極10を通電子3に押し付け、ワイヤ電極10と通電子3との間に隙間が生じないようにして微小放電の発生を防止する。
一方、図4では、バルブ21を閉鎖しバルブ22を開放した状態を示している。このバルブ状態では、ポンプ23から加圧された流体はバルブ22を通して可動体4の他端に供給され、可動体4を通電子3側から離れる方向に移動する。図中の矢印方向は、可動体4の移動方向を示している。
バルブ22を開放して流体により第2可動部4bの他端を押すと、第2可動部4bと共に第2可動部4bの他端に取り付けられた第1可動部4aが前記図3と反対方向に移動し、第1可動部4aの先端が通電子3から離隔する。第1可動部4aを通電子3から離隔する方向に移動させることにより、可動体4は走行経路から退避した状態となり、ワイヤ電極10の自動結線を容易に行うことができる。
自動ワイヤ結線時は、離隔した空隙に流体を入れることにより可動体がワイヤ電極より離れ、ワイヤの自動結線が可能となる。
また、可動体4の構成において、少なくとも可動体4がワイヤ電極10と当接する先端部分は円形形状とする構成とすることができる。この構成によって、ワイヤ電極10と可動体4とが摺動接触する長さを常に同一にし、これによって摺動により生じる摩擦を均一にすることができる。また、可動体4は移動方向を軸としこの軸の回りで回転自在な円筒体とする。これによって、可動体が軸回りで回転すると、可動体がワイヤ電極と摺動する位置が固定することなく変更し、可動体のワイヤ電極と接触する面の摩耗が均一化する。
図5はこの可動体の一構成例について示している。可動体4の第1可動部4aも端面4cを円形形状とし、可動体4の軸を中心に回転させると、端面4cとワイヤ電極10とが接触する位置は、回転角度に伴って変化する。このとき、端面4cは円形形状であるため、回転角度が変化しても摺動接触する長さは常に同一となる。
また、回転に伴って端面4cがワイヤ電極10と接触する位置が変化するため、接触面の摩耗を均一化することができる。図5(a)と図5(b)は、可動体4の第1可動部4aの回転角度が異なる状態を示している。例えば図中のAで示す矢印は、第1可動部4a上の同一位置を示しており、第1可動部4aが回転することで図5(a)と図5(b)とでは、ワイヤ電極10と接触位置が変化する。
図6(a)〜図6(c)は、可動体4の端面4cとワイヤ電極10との位置関係の変化を示している。第1可動部4aが回転すると、図6(a)の角度位置においてワイヤ電極10と接触した部分は、図6(b)では破線Cの位置となる。さらに回転した図6(c)の回転位置では、破線Cの位置はさらに回転し、図6(b)の角度位置においてワイヤ電極10と接触した部分は一点鎖線Dの位置となる。
上記のように、可動体4の端面4cを回転させることによってワイヤ電極10と接触する位置が変化する。仮に、可動体の接触面が回転しない場合には、可動体の接触面にワイヤ電極による溝が形成され、摩擦が増加するおそれがあるが、可動体を軸回りで回転させることで防ぐことができる。
この可動体の軸回りの回転は、可動体の軸方向の移動に伴って行うことができる。例えば、第2可動部4bの円筒体の周囲にらせん状の溝を形成しておき、この円筒体を支持する支持体の内周面との間の摺動接触により、可動体が軸方向に移動するに伴って円筒体を回転させる構成とすることができる。
また、第1可動部4aと第2可動部4bとの間に一方向クラッチ機構を設けることによって、第2可動部4bの回転位置と第1可動部4aの回転位置とを無関係なものとし、第1可動部4aの端面4cの回転位置が可動体4の位置に依存しないようにすることで、端面4cがワイヤ電極10と接触する位置を分散させることができる。
上記構成は、可動体4の端面4cとワイヤ電極10との接触を均一化させるものであるが、通電子3についても同様の構成としてもよい。
この通電子3の構成は、図5に示したように、通電子3の少なくともワイヤ電極10と接触する端面3cを円形形状とし、可動体4の軸方向の回りで回転可能とすることができる。図5では、通電子3上の位置を矢印Bで示し、図5(a)と図5(b)との間に回転状態を示している。
図6(d)〜図6(f)は、通電子3の端面3cとワイヤ電極10との位置関係の変化を示している。通電子3が回転すると、図6(d)の角度位置においてワイヤ電極10と接触した部分は、図6(e)では破線Eの位置となる。さらに回転した図6(f)の回転位置では、破線Eの位置はさらに回転し、図6(e)の角度位置においてワイヤ電極10と接触した部分は一点鎖線Fの位置となる。
上記のように、通電子3の端面3cを回転させることによってワイヤ電極10と接触する位置が変化する。仮に、通電子の接触面が回転しない場合には、通電子の接触面にワイヤ電極による溝が形成され、摩擦が増加するおそれがあるが、通電子を軸回りで回転させることで防ぐことができる。
可動体あるいは通電子の回転動作は適宜行うことができるが、ワイヤ電極の結線動作に応じて行うことによって自動で行うことができる。また、回転は、ワイヤ電極との摺動位置がずれる程度の角度であれば十分な効果を奏することができる。
本願発明のワイヤカット放電加工機1は、所定の設定条件に基づいて選択的に可動体を通電子から常時退避させる態様とすることができる。
常時退避させる態様を行う設定条件としては、例えばワイヤ電極の線径、ワイヤ材質、加工条件等とすることができる。
例えば、ワイヤ電極の線径が十分に大きく、ワイヤ電極を走行経路上に配設した際にワイヤ電極自身の線径によってワイヤ電極の一方の側面が通電子と接触する場合には、可動体による押し付けは不要である。そこで、本願発明のワイヤカット放電加工機1は、可動体を退避させ、可動体4の通電子3への押し付けを行わない。
ワイヤ電極の線径は、既知のデータを利用するほか、測定手段によって求めることができる。測定手段は、可動体の位置を検出する位置検出手段を用いることができる。位置検出手段は、可動体がワイヤ電極を通電子に押付けた状態における可動体の位置を検出し、この位置からワイヤ電極の線径を自動認識する。
ワイヤカット放電加工機は、既知の線径データ、又は位置検出手段から求めた線径に基づいて、所定のワイヤ線径に応じて選択的かつ自動的に可動体の押付けまたは退避を行う。
また、上記十分に太い線径の他、微小放電が発生する可能性が低いワイヤ材質、加工条件の場合においても、可動体による押し付けは不要であるため可動体を退避させる。
図7は、本願発明の可動体の押し付けを制御する制御機構を説明するためのブロック図である。
図7において、移動機構20は、前記したように可動体4を通電子3に対して接近あるいは離隔する方向で移動させる。可動体4の移動の制御は、駆動制御手段30によって行う。駆動制御手段30は、条件判定手段40の判定結果に基づいて制御することができ、予め設定しておいた設定条件と入力条件との比較結果に基づいて駆動制御を行う。設定条件は、設定条件記録手段50に格納しておくことができる。
条件判定手段40は入力した条件を設定条件と比較し、駆動制御手段30はこの比較結果に基づいて可動体4の静動や移動方向の駆動制御を行う。
例えば、ワイヤ電極10の線径によって可動体4の駆動を制御する場合には、位置検出手段60によって可動体4の位置を検出して、検出した位置データを条件判定手段40に送る。条件判定手段40は、入力した可動体4の位置からワイヤ電極10の線径を算出し、設定条件記録手段50に予め設定して記録しておいた線径と比較し、算出した線径が設定しておいた線径よりも大きい場合には、可動体4による押し付ける動作が不要であると判定して、駆動制御手段30に対して可動体4を退避させる動作を指令し、算出した線径が設定しておいた線径よりも小さい場合には、可動体4による押し付ける動作が必要であると判定して、駆動制御手段30に対して可動体4を移動させる動作を指令する。
また、ワイヤ材質、加工条件によって可動体4の駆動を制御する場合には、条件入力手段70によって、加工時に用いるワイヤ電極のワイヤ材質や加工条件を入力して条件判定手段40に送る。条件判定手段40は、入力したワイヤ材質や加工条件と、設定条件記録手段50に予め設定されているワイヤ材質や加工条件と比較し、可動体4による押し付ける動作が不要であると判定したときには駆動制御手段30に対して可動体4を退避させる動作を指令し、可動体4による押し付ける動作が必要であると判定したときには駆動制御手段30に対して可動体4を移動させる動作を指令する。
図8,9のフローチャートを用いて可動体の移動制御を説明する。
図8のフローチャートはワイヤの材質や加工条件に基づく可動体の移動制御の例である。条件入力手段70は、加工時におけるワイヤ電極の押し付け条件(ワイヤの材質や加工条件)を取り込み(ステップS1)、結線時や加工開始時等の駆動制御時において(ステップS2)、設定条件記録手段50から予め設定されているワイヤ電極の押し付け条件を読み出し(ステップS3)、押し付ける条件を判定する(ステップS4)。
押し付ける条件の判定において、条件を満足していない場合にはワイヤ電極の押し付け動作を行うことなく加工を行い(ステップS5)、条件を満足している場合にはワイヤ電極の押し付け動作を行って加工を行う(ステップS6)。
また、図9のフローチャートはワイヤの線径に基づく可動体の移動制御の例である。
はじめに、ワイヤ電極10をヘッド部2に配設した状態において駆動制御手段30によって可動体4を通電子3側に移動させ、ワイヤ電極10を通電子3に押し付ける(ステップS11)。
位置検出手段60は、可動体4の位置を検出し(ステップS12)、検出した可動体4の位置からワイヤ電極10の線径を算出する(ステップS13)。結線時や加工開始時等の駆動制御時において(ステップS14)、設定条件記録手段50から予め設定されているワイヤ電極の線径の所定値を読み出し(ステップS15)、線径を判定する(ステップS16)。
線径条件の判定において、求めた線径が所定値よりも大きい場合にはワイヤ電極の押し付け動作を行うことなく加工を行い(ステップS17)、求めた線径が所定値よりも小さい場合にはワイヤ電極の押し付け動作を行って加工を行う(ステップS18)。
図10は位置検出手段の一構成例を説明するための図である。図10において、可動体4には可動体4の移動と連動して移動する接触子61が取り付けられる。検出器62は、この接触子61を検出し、位置検出手段60はこの接触子61の検出信号に基づいて可動体4の位置を検出する。検出器62の配置間隔は例えば数十μmとすることができる。したがって、位置検出手段60は、数十μm単位で可動体4の位置を検出することができる。
以下、図11,12を用いて、ワイヤ電極の線径に基づく可動体の制御動作例について説明する。
図11はワイヤ電極の線径が小さい場合の制御動作例を示し、図12はワイヤ電極の線径が大きい場合の制御動作例を示している。
なお、図11,12において、符号O(×印)及び一点鎖線はワイヤ電極の走行経路位置を示し、符号P,Qは移動体側及び固定側に設定した所定位置を示している。
図11(a),(b)は、通電子3を所定位置に設定し、可動体4を退避させた後、ワイヤ電極10を配設した状態を示している。この状態において、ワイヤ電極10に振動が生じると、ワイヤ電極10と通電子3との間に隙間が生じて微小放電が発生するおそれがある。なお、この状態において、移動体側のPと固定側のQとは所定の位置関係にあるものとする。
次に、可動体4を通電子3側に移動させて、ワイヤ電極10を通電子3に接触させる。図11(c),(d)はこの接触状態を示している。この状態では、移動体側のPは固定側のQから例えばd1だけ移動する。ワイヤ電極10aの線径は、この状態における移動体側のPの位置あるいは移動量d1から算出することができる。
駆動制御手段は、以後このワイヤ電極10の線径に基づいて可動体4を駆動し、可動体4の位置が常に図11(e),(f)の状態となるよう制御する。この位置に可動体4を位置制御することによって、ワイヤ電極10は常に通電子3に接触した状態に保持される。なお、図11において、ワイヤ電極10aが走行経路となるように通電子3の位置を調整することによって、図11(e),(f)においてワイヤ電極10aの湾曲を抑制することができる。
次に、図12(a),(b)は、通電子3を所定位置に設定し、可動体4を退避させた後、ワイヤ電極10を配設した状態を示している。この状態では、ワイヤ電極10bの線径が大きいため、ワイヤ電極10に振動は生じず、ワイヤ電極10と通電子3との間に隙間が生じて微小放電が発生するおそれはない。
次に、可動体4を通電子3側に移動させて、ワイヤ電極10を通電子3に接触させる。図12(c),(d)はこの接触状態を示している。この状態では、移動体側のPは固定側のQから例えばd2だけ移動する。ワイヤ電極10の線径は、この状態における移動体側のPの位置あるいは移動量d2から算出することができる。この線径から、可動体4を移動させる必要がないことを判定し、駆動制御手段は、以後可動体4を退避させ、可動体4の位置が常に図12(e),(f)の状態となるよう制御する。この位置に可動体4を位置制御することによって、ワイヤ電極10は常に通電子3に接触した状態に保持される。
可動体は、所定の設定条件に基づいて選択的に可動体を通電子から常時退避させることによって、ワイヤ電極やワイヤカット放電加工機に対する負荷を低減することができる。
本発明のワイヤカット放電加工機の要部断面図である。 本発明のワイヤカット放電加工機の要部断面図である。 可動体を通電子側に接近させた状態を示す図である。 可動体を通電子側から離隔させた状態を示す図である。 可動体の一構成例を説明するための図である。 可動体あるいは通電子の端面とワイヤ電極との位置関係の変化を説明するための図である。 本願発明の可動体の押し付けを制御する制御機構を説明するためのブロック図である。 ワイヤの材質や加工条件に基づく可動体の移動制御の例を説明するためのフローチャートである。 ワイヤの線径に基づく可動体の移動制御の移動制御の例を説明するためのフローチャートである。 位置検出手段の一構成例を説明するための図である。 ワイヤ電極の線径に基づく可動体の制御動作例を説明するための図である。 ワイヤ電極の線径に基づく可動体の制御動作例を説明するための図である。 ワイヤ電極と通電子との関係を説明するための模式図である。 ワイヤ電極の変形による微小放電の発生を説明するための図である。
符号の説明
1 ワイヤカット放電加工機
2 ヘッド部
3 通電子
3c 端面
4 可動体
4a 第1可動部
4b 第2可動部
4c 端面
5 通電子押付けネジ
6 サブガイド
7 ダイスガイド
8 貫通口
10,10a,10b ワイヤ電極
20 移動機構
21,22 バルブ
23 ポンプ
30 駆動制御手段
40 条件判定手段
50 設定条件記録手段
60 位置検出手段
70 条件入力手段
100 ワイヤ電極
101 通電子
102 加圧装置

Claims (11)

  1. ワイヤ電極の走行経路においてワイヤ電極を摺動させると共にワイヤ電極に放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機において、
    少なくとも上下ヘッド部のどちらかに前記ワイヤ電極の走行経路を挟んで前記通電子と対向する位置に、当該通電子に対して接近ないし隔離する方向に移動可能な可動体を設け、
    前記可動体を駆動する可動体駆動手段と、
    前記可動体の位置を検出する位置検出手段と、
    前記可動体がワイヤ電極を通電子に押付けた状態で前記位置検出手段で検出される可動体の位置に基づいて当該ワイヤ電極の線径を求め、該求めたワイヤ電極の線径に基づいて放電加工時に可動体を前記通電子方向に押付けるかまたは退避させるか判別する判別手段とを備え、
    前記判別手段による判別結果に基づいて、前記可動体駆動手段が前記可動体を駆動して放電加工を行うことを特徴とする放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機。
  2. 前記通電子及び可動体は、走行経路上においてワイヤ電極を直線状に保持する位置で両側から挟むことを特徴とする、請求項1に記載の放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機。
  3. 前記可動体を通電子に対して接近動作させることによって、走行経路上のワイヤ電極を通電子に対して摺動走行自在に押し付けることを特徴とする、請求項1又は2に記載の放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機。
  4. 前記可動体は、ワイヤ電極の自動結線時において通電子に対して離隔動作し通電子から退避することを特徴とする、請求項1に記載の放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機。
  5. ワイヤ電極の走行経路においてワイヤ電極を摺動させると共にワイヤ電極に放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機において、
    少なくとも上下ヘッド部のどちらかに前記ワイヤ電極の走行経路を挟んで前記通電子と対向する位置に、当該通電子に対して接近ないし隔離する方向に移動可能な可動体を設け、
    前記可動体を駆動する可動体駆動手段と、
    放電加工を行うために設定された設定条件に基づいて放電加工時に可動体を前記通電子方向に押付けるかまたは退避させるか判別する判別手段とを備え、
    前記判別手段による判別結果に基づいて、前記可動体駆動手段が前記可動体を駆動して放電加工を行うことを特徴とする放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機。
  6. 前記設定条件は、ワイヤ電極の線径、ワイヤ材質、加工条件の少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項5に記載の放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機。
  7. 前記可動体の少なくともワイヤ電極と当接する面は円形であることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機。
  8. 前記可動体は移動方向を軸とし当該軸の回りで回転自在な円筒体であることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機。
  9. 前記可動体は、軸方向の移動に伴って軸回りで回転することを特徴とする請求項8に記載のワイヤカット放電加工機。
  10. 前記可動体は絶縁体で形成されることを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機。
  11. 前記可動体は流体の圧力により移動することを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機。
JP2004285142A 2004-09-29 2004-09-29 放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機 Expired - Fee Related JP4047849B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004285142A JP4047849B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機
EP05256051A EP1642665B1 (en) 2004-09-29 2005-09-28 Wire-cut electric discharge machine
US11/237,714 US7217902B2 (en) 2004-09-29 2005-09-29 Wire-cut electric discharge machine
CNB2005101078894A CN100460116C (zh) 2004-09-29 2005-09-29 电火花线切割机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004285142A JP4047849B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006095646A JP2006095646A (ja) 2006-04-13
JP4047849B2 true JP4047849B2 (ja) 2008-02-13

Family

ID=35447333

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004285142A Expired - Fee Related JP4047849B2 (ja) 2004-09-29 2004-09-29 放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7217902B2 (ja)
EP (1) EP1642665B1 (ja)
JP (1) JP4047849B2 (ja)
CN (1) CN100460116C (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101335517B1 (ko) 2011-11-15 2013-12-02 주식회사 원일정기 와이어 커트 방전가공기의 급전다이스용 장착케이스
CN102513624A (zh) * 2011-12-14 2012-06-27 南昌大学 电火花线切割导电块调整装置
CN102728912B (zh) * 2012-06-26 2014-05-14 安徽省振泉数控科技有限公司 数控电火花线切割机丝嘴装置
JP6056382B2 (ja) * 2012-10-31 2017-01-11 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 給電ユニット、ワイヤ放電加工装置、給電方法
JP5870143B2 (ja) * 2014-04-03 2016-02-24 ファナック株式会社 上下ガイドの熱変位補正機能を有するワイヤ放電加工機
JP5983791B2 (ja) * 2014-04-30 2016-09-06 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 給電ユニット、マルチワイヤ放電加工装置
JP6219785B2 (ja) * 2014-06-23 2017-10-25 ファナック株式会社 断線修復手段を備えたワイヤ放電加工機
CN104339048A (zh) * 2014-10-28 2015-02-11 苏州市宝玛数控设备有限公司 一种接触式电极丝限位器
JP6247260B2 (ja) 2015-08-24 2017-12-13 ファナック株式会社 様々な面の加工が可能なワイヤ放電加工機
JP6360212B1 (ja) * 2017-01-31 2018-07-18 ファナック株式会社 ワイヤ放電加工機
EP3575024A1 (en) * 2018-06-01 2019-12-04 Agie Charmilles SA Current feeding device for wire electrical discharge machining

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH644541A5 (fr) * 1981-09-15 1984-08-15 Charmilles Sa Ateliers Dispositif pour selectionner et changer une electrode-fil sur une machine a decouper.
JPS59134622A (ja) 1983-01-20 1984-08-02 Inoue Japax Res Inc ワイヤカツト放電加工用通電装置
JP2521251B2 (ja) 1985-05-31 1996-08-07 三菱重工業株式会社 脱液圧搾装置
JPS62208828A (ja) * 1986-03-05 1987-09-14 Fanuc Ltd ワイヤカツト放電加工回路切り替え装置
JPH07106500B2 (ja) * 1986-09-04 1995-11-15 株式会社井上ジャパックス研究所 ワイヤカツト放電加工装置
JP2552851B2 (ja) * 1987-03-06 1996-11-13 株式会社ソディック ワイヤカット放電加工方法
JPS63251126A (ja) 1987-04-03 1988-10-18 Mitsubishi Electric Corp ワイヤ放電加工装置の通電子
JPH01234120A (ja) * 1988-03-15 1989-09-19 Fanuc Ltd 3点支持ダイガイド装置
DE3840049C2 (de) * 1988-11-28 1999-08-05 Nassovia Werkzeugmaschinen Gmb Stromzuführung für die Drahtelektrode in einer funkenerosiven Drahtschneidemaschine
JPH03161217A (ja) * 1989-11-17 1991-07-11 I N R Kenkyusho:Kk ワイヤカット放電加工用電極案内通電装置
JP2521251Y2 (ja) 1990-03-30 1996-12-25 株式会社ソディック ワイヤカット放電加工機用ワイヤガイド装置
JPH04315520A (ja) * 1991-04-11 1992-11-06 I N R Kenkyusho:Kk ワイヤカット放電加工用電極案内通電装置
JPH0542420A (ja) * 1991-08-12 1993-02-23 I N R Kenkyusho:Kk ワイヤカツト放電加工装置における通電装置
JP2671663B2 (ja) * 1991-09-30 1997-10-29 三菱電機株式会社 ワイヤ放電加工装置
US5319175A (en) * 1992-12-23 1994-06-07 Basix Industries Ltd. Apparatus for transferring electrical current to and from a moving wire
US5384444A (en) * 1992-12-23 1995-01-24 Basix Technologies Ltd. Sleeve forming wire passageway around pickup
US5430268A (en) * 1992-12-23 1995-07-04 Basix Technologies Ltd. Method and apparatus for adjusting and replacing EDM components from the guide assembly working end
JPH07299663A (ja) * 1994-04-27 1995-11-14 Mitsubishi Electric Corp ワイヤ放電加工装置
JPH10315053A (ja) * 1997-05-23 1998-12-02 Toshiba Corp ワイヤ放電加工装置
JP2001038532A (ja) * 1999-07-28 2001-02-13 Elenix Inc 細穴放電加工方法および装置
CN2541109Y (zh) * 2002-05-09 2003-03-26 刘青山 线切割机床的双导轮导丝机构

Also Published As

Publication number Publication date
EP1642665B1 (en) 2010-10-27
US7217902B2 (en) 2007-05-15
CN1754643A (zh) 2006-04-05
EP1642665A1 (en) 2006-04-05
JP2006095646A (ja) 2006-04-13
CN100460116C (zh) 2009-02-11
US20060065637A1 (en) 2006-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4047849B2 (ja) 放電加工のための電力を供給する通電子を備えたワイヤカット放電加工機
US8424351B2 (en) Automated monitoring for clinching joints
JP2015020275A (ja) 被加工材を位置決めするクランプ装置、この種のクランプ装置を備える工作機械、この種のクランプ装置により被加工材を位置決めする方法
JP2010082681A (ja) 直線切断機
JP4885216B2 (ja) 拡張可能なリールマンドレル
JPH10113803A (ja) ワーク表面の精密仕上げ用ツールヘッド装置
JP2013000772A (ja) リベッティングマシン及びリベッティング方法
WO2009093660A1 (ja) ガラス切断機用カッターヘッド装置
JP2014198357A (ja) 自動ねじ締め機
US11135695B2 (en) Rotary table device, rotary table controller, program recording medium, and rotary table control method
CN110061654B (zh) 一种异形织构摩擦调控的变预紧力粘滑惯性直线驱动器
JP3484709B2 (ja) 工具送り装置
JP2008194776A (ja) ホーニング加工装置及びそれに用いるホーニングツール
JP5558773B2 (ja) ロボット動作を利用することによるアクチュエ−タを有しない電極チップ抜き取り装置
JP2007313614A (ja) 自動ねじ締め装置
US7019247B1 (en) Electrical discharge machine apparatus with piezo-electric head
US20230191514A1 (en) Electric discharge machining apparatus and method for fixing power conductor in electric discharge machining apparatus
JP2001127097A (ja) ボンディング装置及びその制御方法
JP5051499B2 (ja) 微細凹部加工装置
US20240068493A1 (en) Pressing cylinder for a material conveying device
WO1991004822A1 (en) Wire guide assembly of electric discharge machine
KR100454346B1 (ko) 리드감속 스크류
JP2006068850A (ja) 工具ホルダのクランプ機構
JP3821751B2 (ja) 変位量微調整装置と変位量微調整方法
Zhang et al. Improvement of EDM Machining Speed by Using Magnetic/Piezoelectric Hybrid Drive Actuator

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070814

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070821

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071015

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101130

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4047849

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111130

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121130

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131130

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees