JPH10315053A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents
ワイヤ放電加工装置Info
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- JPH10315053A JPH10315053A JP13377097A JP13377097A JPH10315053A JP H10315053 A JPH10315053 A JP H10315053A JP 13377097 A JP13377097 A JP 13377097A JP 13377097 A JP13377097 A JP 13377097A JP H10315053 A JPH10315053 A JP H10315053A
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- wire electrode
- pressing
- workpiece
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ワイヤ電極に対する電圧印加を適正なものとし
て異常放電を防止し、加工精度および加工効率の向上を
図れるワイヤ放電加工装置を提供する。 【解決手段】一対のワイヤガイド3,3間にワイヤ電極
Wを所定の張力を与えて走行駆動するとともに、ワイヤ
電極を被加工物Aに対向し、これらワイヤ電極と被加工
物間に電圧を印加して放電させ、被加工物を溶融加工す
るワイヤ放電加工装置において、上記ワイヤガイドは、
ワイヤ電極に電流を供給する給電板6と、この給電板を
ワイヤ電極に対して押し付けるとともに、この押し付け
圧力を調整する押し付け治具7と、この押し付け治具に
よる押し付け圧力を測定する測定具8とを具備した。
て異常放電を防止し、加工精度および加工効率の向上を
図れるワイヤ放電加工装置を提供する。 【解決手段】一対のワイヤガイド3,3間にワイヤ電極
Wを所定の張力を与えて走行駆動するとともに、ワイヤ
電極を被加工物Aに対向し、これらワイヤ電極と被加工
物間に電圧を印加して放電させ、被加工物を溶融加工す
るワイヤ放電加工装置において、上記ワイヤガイドは、
ワイヤ電極に電流を供給する給電板6と、この給電板を
ワイヤ電極に対して押し付けるとともに、この押し付け
圧力を調整する押し付け治具7と、この押し付け治具に
よる押し付け圧力を測定する測定具8とを具備した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤ放電加工装
置に係り、特に、ワイヤガイドに備えられる給電部のワ
イヤ電極に対する押し付け構造に関する。
置に係り、特に、ワイヤガイドに備えられる給電部のワ
イヤ電極に対する押し付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤ放電加工装置は、離間対向して配
置される複数のワイヤガイドにワイヤを挿通させ、かつ
ワイヤには所定の張力を与える。ワイヤと被加工物とを
比抵抗の高い純水で満たされた加工槽に浸漬し、あるい
は比抵抗の高い純水をワイヤガイドから吐出すること
で、ワイヤと被加工物間に存在する狭いギャップを純水
で満たす。
置される複数のワイヤガイドにワイヤを挿通させ、かつ
ワイヤには所定の張力を与える。ワイヤと被加工物とを
比抵抗の高い純水で満たされた加工槽に浸漬し、あるい
は比抵抗の高い純水をワイヤガイドから吐出すること
で、ワイヤと被加工物間に存在する狭いギャップを純水
で満たす。
【0003】図12に示すように、ここではワイヤガイ
ドaとは別個に備えられる複数の給電部b,cが所定圧
FをもってワイヤWに接触しており、これら給電部b,
cを介して電圧が印加される。
ドaとは別個に備えられる複数の給電部b,cが所定圧
FをもってワイヤWに接触しており、これら給電部b,
cを介して電圧が印加される。
【0004】すなわち、ワイヤWはワイヤ電極となし、
ここから図示しない被加工物に対して放電する。放電現
象によって電子が被加工物の絶縁破壊を生じて溶融せし
め、この溶融物を排斥することによって切断加工が行わ
れる。
ここから図示しない被加工物に対して放電する。放電現
象によって電子が被加工物の絶縁破壊を生じて溶融せし
め、この溶融物を排斥することによって切断加工が行わ
れる。
【0005】上記給電部b,cは、硬質金属材であり、
普通、超硬合金材からなる。その形態は、平板状、ブロ
ック状、円盤状あるいは球体状があるが、構成が簡素な
ところから平板状が多用される。
普通、超硬合金材からなる。その形態は、平板状、ブロ
ック状、円盤状あるいは球体状があるが、構成が簡素な
ところから平板状が多用される。
【0006】上記ワイヤ電極Wに対して給電部b,cを
接触させるには、ワイヤ電極Wの走行軌道上に重なるよ
うに給電部b,cを配置するか、あるいはワイヤ電極W
が装填されてから給電部b,cをワイヤ電極Wの走行軌
道上に自動的にシフトさせている。
接触させるには、ワイヤ電極Wの走行軌道上に重なるよ
うに給電部b,cを配置するか、あるいはワイヤ電極W
が装填されてから給電部b,cをワイヤ電極Wの走行軌
道上に自動的にシフトさせている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の構成で
は、給電部b,cのワイヤ電極Wに対する押し付け圧力
を把握し、かつ制御を行うことはできなかった。すなわ
ち、給電部b,cをワイヤ電極Wの走行軌道上に押し付
ける場合は、押し付け圧力がワイヤ電極Wの張力やワイ
ヤ径によって変化してしまい、さらにワイヤ電極との摩
擦により給電部b,cが摩耗し、ワイヤ電極と給電部と
が離れることがあり押し付け圧力が不適切となり易い。
は、給電部b,cのワイヤ電極Wに対する押し付け圧力
を把握し、かつ制御を行うことはできなかった。すなわ
ち、給電部b,cをワイヤ電極Wの走行軌道上に押し付
ける場合は、押し付け圧力がワイヤ電極Wの張力やワイ
ヤ径によって変化してしまい、さらにワイヤ電極との摩
擦により給電部b,cが摩耗し、ワイヤ電極と給電部と
が離れることがあり押し付け圧力が不適切となり易い。
【0008】給電部b,cのワイヤ電極Wに対する押し
付け圧力が不足すると、接触抵抗が上昇して給電効率が
低下し、かつ給電部の接触バランスがくずれて、各給電
部で電位差が生じる。
付け圧力が不足すると、接触抵抗が上昇して給電効率が
低下し、かつ給電部の接触バランスがくずれて、各給電
部で電位差が生じる。
【0009】電位の低い給電部では、異常放電が発生し
て給電部b自体が加工されてしまい、ついには破壊の恐
れがある。その一方で、被加工物への投入電流が減少し
て、加工速度が大幅に低下する。
て給電部b自体が加工されてしまい、ついには破壊の恐
れがある。その一方で、被加工物への投入電流が減少し
て、加工速度が大幅に低下する。
【0010】押し付け圧力が過多となると、ワイヤ電極
Wと給電部b,cとの摩擦が大きくなって給電部の摩耗
が早くなり、早期に押し付け圧力が減少してしまう。押
し付け圧力の減少は、上記のように大幅な加工速度低下
を起こす。
Wと給電部b,cとの摩擦が大きくなって給電部の摩耗
が早くなり、早期に押し付け圧力が減少してしまう。押
し付け圧力の減少は、上記のように大幅な加工速度低下
を起こす。
【0011】また、ワイヤ電極Wに対して給電部b,c
はそれぞれ片側から押し付ける構造となっているが、こ
の押し付け圧力が不適切であると、給電部b,cとの摩
擦でワイヤ電極Wにびびりや縦振動が発生し、拘束され
ていない方向にワイヤ電極が暴れ易い。
はそれぞれ片側から押し付ける構造となっているが、こ
の押し付け圧力が不適切であると、給電部b,cとの摩
擦でワイヤ電極Wにびびりや縦振動が発生し、拘束され
ていない方向にワイヤ電極が暴れ易い。
【0012】このとき、瞬間的に異常放電が発生して給
電部b,cが加工されてしまい、かつ被加工物への投入
電流が減少したり、給電部が破壊されて電源からの電流
供給量が減り、加工速度が大幅に低下する。
電部b,cが加工されてしまい、かつ被加工物への投入
電流が減少したり、給電部が破壊されて電源からの電流
供給量が減り、加工速度が大幅に低下する。
【0013】本発明は、上記の事情を考慮してなされた
ものであり、その目的とするところは、ワイヤ電極に対
する電圧印加を適正なものとして異常放電を防止し、加
工精度および加工効率の向上を図れるワイヤ放電加工装
置を提供しようとするものである。
ものであり、その目的とするところは、ワイヤ電極に対
する電圧印加を適正なものとして異常放電を防止し、加
工精度および加工効率の向上を図れるワイヤ放電加工装
置を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を満足するため
本発明のワイヤ放電加工装置は、請求項1として、複数
のワイヤガイド間にワイヤ電極を所定の張力を与えて走
行駆動するとともに、ワイヤ電極を被加工物に対向し、
これらワイヤ電極と被加工物間に電圧を印加して放電さ
せ、被加工物を溶融加工するワイヤ放電加工装置におい
て、上記ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給する
給電部と、この給電部をワイヤ電極に対して押し付ける
押し付け手段と、この押し付け手段の押し付け圧力を調
整する手段と、上記押し付け手段による押し付け圧力を
測定する手段とを具備したことを特徴とする。
本発明のワイヤ放電加工装置は、請求項1として、複数
のワイヤガイド間にワイヤ電極を所定の張力を与えて走
行駆動するとともに、ワイヤ電極を被加工物に対向し、
これらワイヤ電極と被加工物間に電圧を印加して放電さ
せ、被加工物を溶融加工するワイヤ放電加工装置におい
て、上記ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給する
給電部と、この給電部をワイヤ電極に対して押し付ける
押し付け手段と、この押し付け手段の押し付け圧力を調
整する手段と、上記押し付け手段による押し付け圧力を
測定する手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】請求項2として、ワイヤ放電加工装置にお
いて、ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給する給
電部と、この給電部をワイヤ電極に対して押し付けると
ともに、この押し付け圧力を調整する手段と、この押し
付け手段による押し付け圧力を測定する手段と、上記給
電部と押し付け手段との間に介在され、ワイヤ放電加工
中におけるワイヤ電極の振動を減衰させる減衰手段とを
具備したことを特徴とする。
いて、ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給する給
電部と、この給電部をワイヤ電極に対して押し付けると
ともに、この押し付け圧力を調整する手段と、この押し
付け手段による押し付け圧力を測定する手段と、上記給
電部と押し付け手段との間に介在され、ワイヤ放電加工
中におけるワイヤ電極の振動を減衰させる減衰手段とを
具備したことを特徴とする。
【0016】請求項3として、ワイヤ放電加工装置にお
いて、上記ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給す
る給電部と、この給電部をワイヤ電極に対して押し付け
るとともに、この押し付け圧力を調整する手段と、この
押し付け手段による押し付け圧力を測定する手段と、上
記押し付け手段と反対側からワイヤ電極を押し付けて挟
み込むとともに、この押し付け圧力を調整する支持手段
とを具備したことを特徴とする。
いて、上記ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給す
る給電部と、この給電部をワイヤ電極に対して押し付け
るとともに、この押し付け圧力を調整する手段と、この
押し付け手段による押し付け圧力を測定する手段と、上
記押し付け手段と反対側からワイヤ電極を押し付けて挟
み込むとともに、この押し付け圧力を調整する支持手段
とを具備したことを特徴とする。
【0017】請求項4として、ワイヤ放電加工装置にお
いて、上記ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給す
る給電部と、この給電部をワイヤ電極に対して押し付け
るとともに、この押し付け圧力を調整する手段と、これ
らワイヤガイドの給電部相互の抵抗値を検出する手段
と、この検出手段による検知信号を受け、上記ワイヤ電
極に対する給電部の位置をずらす手段とを具備したこと
を特徴とする。
いて、上記ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給す
る給電部と、この給電部をワイヤ電極に対して押し付け
るとともに、この押し付け圧力を調整する手段と、これ
らワイヤガイドの給電部相互の抵抗値を検出する手段
と、この検出手段による検知信号を受け、上記ワイヤ電
極に対する給電部の位置をずらす手段とを具備したこと
を特徴とする。
【0018】請求項5として、ワイヤ放電加工装置にお
いて、上記ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給す
る給電板と、この給電板をワイヤ電極に対して押し付け
るとともに、この押し付け圧力を調整する押し付け治具
と、この押し付け治具による押し付け圧力を測定する測
定具と、この測定具の検知信号を受け、あらかじめ記憶
された標準の押し付け圧力と比較し、上記押し付け治具
の押し付け圧力を制御する制御部とを具備したことを特
徴とする。
いて、上記ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給す
る給電板と、この給電板をワイヤ電極に対して押し付け
るとともに、この押し付け圧力を調整する押し付け治具
と、この押し付け治具による押し付け圧力を測定する測
定具と、この測定具の検知信号を受け、あらかじめ記憶
された標準の押し付け圧力と比較し、上記押し付け治具
の押し付け圧力を制御する制御部とを具備したことを特
徴とする。
【0019】このような課題を解決する手段を備えるこ
とにより、ワイヤ電極に対する電圧印加を適正なものと
して異常放電を防止し、加工精度および加工効率が向上
することとなる。
とにより、ワイヤ電極に対する電圧印加を適正なものと
して異常放電を防止し、加工精度および加工効率が向上
することとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を、
図面を参照して説明する。図1に、ワイヤ放電加工装置
を構成する加工槽を示す。この加工槽1内には、純水2
が貯溜されているとともに、ワイヤWが張設された一対
のワイヤガイド3,3と、その支持装置(図示しない)
および被加工物Aと、その支持装置(図示しない)が配
置されている。
図面を参照して説明する。図1に、ワイヤ放電加工装置
を構成する加工槽を示す。この加工槽1内には、純水2
が貯溜されているとともに、ワイヤWが張設された一対
のワイヤガイド3,3と、その支持装置(図示しない)
および被加工物Aと、その支持装置(図示しない)が配
置されている。
【0021】上記加工槽1の外部には、いずれも図示し
ないが、上記ワイヤWを巻装した状態で枢支されるワイ
ヤボビンが配置される。そして、このワイヤホビンから
ワイヤを繰り出すとともに、走行させ、かつ弛みなどを
防止する走行系が設けられている。
ないが、上記ワイヤWを巻装した状態で枢支されるワイ
ヤボビンが配置される。そして、このワイヤホビンから
ワイヤを繰り出すとともに、走行させ、かつ弛みなどを
防止する走行系が設けられている。
【0022】上記加工槽1内の純水2中に浸漬されるガ
イドプーリ4a,4bは、上記走行系の一部を構成す
る。これらガイドプーリ4a,4bは、ワイヤWを垂直
方向にかつ所定の張力をもってガイドする。また、加工
槽1外部には走行系の端末部が設けられていて、使用さ
れたワイヤWを巻き取るようになっている。
イドプーリ4a,4bは、上記走行系の一部を構成す
る。これらガイドプーリ4a,4bは、ワイヤWを垂直
方向にかつ所定の張力をもってガイドする。また、加工
槽1外部には走行系の端末部が設けられていて、使用さ
れたワイヤWを巻き取るようになっている。
【0023】上記ワイヤガイド3は、図2および図3に
示すように構成される。すなわち、ワイヤガイド本体3
aは、その先端部に吐出ノズル5が設けられていて、ワ
イヤWが挿通されるとともに加工液を吐出するようにな
っている。
示すように構成される。すなわち、ワイヤガイド本体3
aは、その先端部に吐出ノズル5が設けられていて、ワ
イヤWが挿通されるとともに加工液を吐出するようにな
っている。
【0024】さらに、ワイヤガイド本体3a内には、ワ
イヤWに押し付けられ、かつ電流を供給する給電部6が
設けられる。ここでは給電部として平板状に形成される
ところから、以後、給電板と呼ぶ。
イヤWに押し付けられ、かつ電流を供給する給電部6が
設けられる。ここでは給電部として平板状に形成される
ところから、以後、給電板と呼ぶ。
【0025】上下部ワイヤガイド3,3間のワイヤW
は、それぞれのワイヤガイド本体3a内で給電板6を介
して、および直接的に電流が供給され、したがって垂直
方向に向けられたワイヤ電極Wとして形成されることと
なる。
は、それぞれのワイヤガイド本体3a内で給電板6を介
して、および直接的に電流が供給され、したがって垂直
方向に向けられたワイヤ電極Wとして形成されることと
なる。
【0026】上記給電板6のワイヤWに対する押し付け
圧力を付勢する手段として、電動モ−タや油圧シリンダ
などで、自動的に給電板6の押し付け圧力を調整する押
し付け治具7が設けられる。
圧力を付勢する手段として、電動モ−タや油圧シリンダ
などで、自動的に給電板6の押し付け圧力を調整する押
し付け治具7が設けられる。
【0027】そして、この押し付け治具7とワイヤ電極
Wとの間には、歪みゲージ式圧力センサ等からなり、押
し付け圧力を測定する手段である測定具8が介在され
る。各ワイヤガイド3内の給電板6は、表示部9を備え
た制御部10に電気的に接続されていて、電流供給の制
御がなされる。上記測定具8は、ここで測定した押し付
け圧力値を検知信号として制御部10へ送るようになっ
ている。
Wとの間には、歪みゲージ式圧力センサ等からなり、押
し付け圧力を測定する手段である測定具8が介在され
る。各ワイヤガイド3内の給電板6は、表示部9を備え
た制御部10に電気的に接続されていて、電流供給の制
御がなされる。上記測定具8は、ここで測定した押し付
け圧力値を検知信号として制御部10へ送るようになっ
ている。
【0028】上記制御部10では、測定具8から送られ
た圧力値と、あらかじめ記憶された最適の押し付け圧力
値とを比較して、押し付け圧力を制御する信号を上記押
し付け治具7へフィードバックするようになっている。
た圧力値と、あらかじめ記憶された最適の押し付け圧力
値とを比較して、押し付け圧力を制御する信号を上記押
し付け治具7へフィードバックするようになっている。
【0029】しかして、通常、ワイヤ電極Wと加工電源
の陰極が電気的に接続される一方、被加工物Aには加工
電源の陽極が電気的に接続されており、それぞれ所定の
電圧が印加される。すると、ワイヤ電極Wから被加工物
Aに対する放電がなされ、放電現象による電子が被加工
物Aに対して絶縁破壊を生じ、その部分が溶融して切断
される。
の陰極が電気的に接続される一方、被加工物Aには加工
電源の陽極が電気的に接続されており、それぞれ所定の
電圧が印加される。すると、ワイヤ電極Wから被加工物
Aに対する放電がなされ、放電現象による電子が被加工
物Aに対して絶縁破壊を生じ、その部分が溶融して切断
される。
【0030】同時に、ワイヤ電極Wは三次元的に移動処
理される。すなわち、ワイヤ電極Wは被加工物Aを所望
の形状に加工できる。ワイヤWはワイヤ走行路に沿って
所定の速度で繰り出され、放電によって生じる電極摩耗
が補正される。
理される。すなわち、ワイヤ電極Wは被加工物Aを所望
の形状に加工できる。ワイヤWはワイヤ走行路に沿って
所定の速度で繰り出され、放電によって生じる電極摩耗
が補正される。
【0031】それぞれ給電板6を備えた上下部ワイヤガ
イド3,3と、これらワイヤガイド相互間に掛け渡され
るワイヤ電極W部位および被加工物Aとも加工液中に浸
漬されるところから、これら全ては、常時、加工液によ
って冷却される。
イド3,3と、これらワイヤガイド相互間に掛け渡され
るワイヤ電極W部位および被加工物Aとも加工液中に浸
漬されるところから、これら全ては、常時、加工液によ
って冷却される。
【0032】したがって、たとえ大電流を投入しても、
ワイヤ電極Wおよび給電板6に抵抗発熱が生じることが
なく、断線の恐れがない。このような大電流の投入は、
高効率で迅速な加工に繋がり、作業性の大幅向上を図れ
る。
ワイヤ電極Wおよび給電板6に抵抗発熱が生じることが
なく、断線の恐れがない。このような大電流の投入は、
高効率で迅速な加工に繋がり、作業性の大幅向上を図れ
る。
【0033】ワイヤ放電加工の開始前に、あるいは加工
終了後に、測定具8で給電板6のワイヤ電極Wに対する
押し付け圧力を測定する。この測定値は検出信号に換え
られて電源ラインを介して制御部10へ送られ、ここで
電気的に読み取られ表示部9に表示される。
終了後に、測定具8で給電板6のワイヤ電極Wに対する
押し付け圧力を測定する。この測定値は検出信号に換え
られて電源ラインを介して制御部10へ送られ、ここで
電気的に読み取られ表示部9に表示される。
【0034】測定値検出信号は制御部10において、あ
らかじめ記憶された標準の押し付け圧力の値と比較され
る。その演算結果は制御部10から再び押し付け治具7
にフィードバックされ、正常な押し付け圧力に調整され
る。
らかじめ記憶された標準の押し付け圧力の値と比較され
る。その演算結果は制御部10から再び押し付け治具7
にフィードバックされ、正常な押し付け圧力に調整され
る。
【0035】上記給電部については、図4に示すよう
に、横長形状の給電板6Aに対して左右一対の押し付け
治具7,7と、この給電板6Aとそれぞれの押し付け治
具との間に測定具8,8を介在させてもよい。ここでは
図示しないワイヤガイドとその走行系などは全て先に説
明したものと同一である。
に、横長形状の給電板6Aに対して左右一対の押し付け
治具7,7と、この給電板6Aとそれぞれの押し付け治
具との間に測定具8,8を介在させてもよい。ここでは
図示しないワイヤガイドとその走行系などは全て先に説
明したものと同一である。
【0036】ワイヤ電極Wは給電板6Aの真ん中位置に
押し付けられ、給電板6Aを横長形状にして受ける圧力
を分散させる。そして、2組の測定具8,8を用いるこ
とにより、より高精度に押し付け圧力の測定がなされ
る。
押し付けられ、給電板6Aを横長形状にして受ける圧力
を分散させる。そして、2組の測定具8,8を用いるこ
とにより、より高精度に押し付け圧力の測定がなされ
る。
【0037】図5に示すように、給電板6と、押し付け
圧力を測定する測定具8との間に平衡板11と、弾性体
である一対のばね12,12を介在させてもよい。な
お、測定具8には給電板6をワイヤ電極Wに対して押し
付ける押し付け治具7が設けられることは、ここでも変
わらない。
圧力を測定する測定具8との間に平衡板11と、弾性体
である一対のばね12,12を介在させてもよい。な
お、測定具8には給電板6をワイヤ電極Wに対して押し
付ける押し付け治具7が設けられることは、ここでも変
わらない。
【0038】この場合、加工中に押し付け治具7は、測
定具8と平衡板11およびばね12を介して給電板6に
ワイヤ電極Wに対する押し付け圧力を付勢する。加工に
ともないワイヤ電極Wと給電板6との間で生じるびびり
や縦振動を、一対のばね12,12による減衰効果によ
って削減でき、ワイヤWの摩耗防止を図れる。
定具8と平衡板11およびばね12を介して給電板6に
ワイヤ電極Wに対する押し付け圧力を付勢する。加工に
ともないワイヤ電極Wと給電板6との間で生じるびびり
や縦振動を、一対のばね12,12による減衰効果によ
って削減でき、ワイヤWの摩耗防止を図れる。
【0039】上記測定具8は、加工停止中に押し付け治
具7の押し付け圧力を測定する。ここでは図示しない上
記制御部にあらかじめ記憶される標準の押し付け圧力は
平衡板11と一対のばね12,12を給電板6との間に
介在した値に設定することで少しの支障もない。
具7の押し付け圧力を測定する。ここでは図示しない上
記制御部にあらかじめ記憶される標準の押し付け圧力は
平衡板11と一対のばね12,12を給電板6との間に
介在した値に設定することで少しの支障もない。
【0040】図6に示すように、給電板6と、押し付け
圧力を測定する測定具8との間に平衡板13と、弾性体
であるゴム材14を介在させてもよい。この弾性ゴム材
14は、ばね定数などの減衰係数を考慮して選択する。
圧力を測定する測定具8との間に平衡板13と、弾性体
であるゴム材14を介在させてもよい。この弾性ゴム材
14は、ばね定数などの減衰係数を考慮して選択する。
【0041】また、上記測定具8には給電板6をワイヤ
電極Wに対して押し付ける押し付け治具7が設けられる
ことは同一であり、したがって上記ゴム材14を介在さ
せたことにより、図5のものと同一の作用効果を奏す
る。
電極Wに対して押し付ける押し付け治具7が設けられる
ことは同一であり、したがって上記ゴム材14を介在さ
せたことにより、図5のものと同一の作用効果を奏す
る。
【0042】図7および図8に示すように、ワイヤ電極
Wの一側部に給電板6と、押し付け治具7および測定具
8が配置されることは変わりがない。ここではワイヤ電
極Wの他側部に、ワイヤ支持板15と、このワイヤ支持
板15に対して押し付け圧力を調整する押し付け治具1
6が配置される。
Wの一側部に給電板6と、押し付け治具7および測定具
8が配置されることは変わりがない。ここではワイヤ電
極Wの他側部に、ワイヤ支持板15と、このワイヤ支持
板15に対して押し付け圧力を調整する押し付け治具1
6が配置される。
【0043】このように給電板6とワイヤ支持板15と
で、ワイヤ電極Wを両側から押え込むことで、ワイヤ放
電加工中における上記ワイヤ電極Wのあばれやびびりを
確実に規制できる。
で、ワイヤ電極Wを両側から押え込むことで、ワイヤ放
電加工中における上記ワイヤ電極Wのあばれやびびりを
確実に規制できる。
【0044】図9に示すように、ワイヤガイド本体3a
内にワイヤ電極Wを挿通させ、かつ給電板6を押し付け
るとともに、この押し付け手段としての押し付け治具7
および押し付け圧力を測定する測定具8を備えることは
基本的に同一である。
内にワイヤ電極Wを挿通させ、かつ給電板6を押し付け
るとともに、この押し付け手段としての押し付け治具7
および押し付け圧力を測定する測定具8を備えることは
基本的に同一である。
【0045】ここでは、ワイヤガイド3とワイヤ走行系
を構成するガイドプーリ4aとの間に、押し付け用プー
リ17が介在される。この押し付け用プーリ17は、一
端部を回動支点18にしたアーム19の他端部に設けら
れる。
を構成するガイドプーリ4aとの間に、押し付け用プー
リ17が介在される。この押し付け用プーリ17は、一
端部を回動支点18にしたアーム19の他端部に設けら
れる。
【0046】ワイヤ放電加工中は、押し付け用プーリ1
7をワイヤWに接触させ、これを上記給電板6方向に押
し付ける。したがって、これら押し付け用プーリ17と
給電板6の押し付け圧力によって加工中のワイヤWの縦
振動を規制して、給電板6での異常放電を防止できる。
7をワイヤWに接触させ、これを上記給電板6方向に押
し付ける。したがって、これら押し付け用プーリ17と
給電板6の押し付け圧力によって加工中のワイヤWの縦
振動を規制して、給電板6での異常放電を防止できる。
【0047】図10(A)に示すように、上下部給電板
60A,60Bに、ワイヤ電極Wとは直交する方向に給
電板を移動付勢する手段である駆動機構20A,20B
を備える。
60A,60Bに、ワイヤ電極Wとは直交する方向に給
電板を移動付勢する手段である駆動機構20A,20B
を備える。
【0048】また、ここでは図示しないが、給電板60
A,60Bは上記押し付け治具7によってワイヤ電極W
側に押し付けられ、かつこの押し付け具7の押し付け圧
力を測定する測定具8が備えられることは変わりがな
い。
A,60Bは上記押し付け治具7によってワイヤ電極W
側に押し付けられ、かつこの押し付け具7の押し付け圧
力を測定する測定具8が備えられることは変わりがな
い。
【0049】そして、図11に示すように、各給電板6
0A,60Bとワイヤ電極Wに直列にスイッチ21a,
21b,21cを設けるとともに、これらスイッチと上
記被加工物Aとを抵抗値測定具22とを接続して、各給
電板60A,60Bの抵抗値を電気的に検出する回路を
構成する。
0A,60Bとワイヤ電極Wに直列にスイッチ21a,
21b,21cを設けるとともに、これらスイッチと上
記被加工物Aとを抵抗値測定具22とを接続して、各給
電板60A,60Bの抵抗値を電気的に検出する回路を
構成する。
【0050】同図(A)のようにスイッチ21a,21
b,21cを切り換えることにより、たとえば下部側の
給電板60Bの抵抗値を検出する。同図(B)のように
スイッチ21a,21b,21cを切り換えることによ
り、逆に、上部側の給電板60Aの抵抗値を検出する。
b,21cを切り換えることにより、たとえば下部側の
給電板60Bの抵抗値を検出する。同図(B)のように
スイッチ21a,21b,21cを切り換えることによ
り、逆に、上部側の給電板60Aの抵抗値を検出する。
【0051】図10(B)のフローチャートに示すよう
に、ステップS1 でワイヤWを走行してワイヤ放電加工
をなす。ステップS2 では、先に説明した検出回路を操
作して、上部給電板60Aと下部給電板60Bの抵抗値
を検出する。
に、ステップS1 でワイヤWを走行してワイヤ放電加工
をなす。ステップS2 では、先に説明した検出回路を操
作して、上部給電板60Aと下部給電板60Bの抵抗値
を検出する。
【0052】つぎにステップS3 で測定した各給電板6
0A,60Bの抵抗値を比較し、各抵抗値に差異がある
場合(No)は、ステップS4 において制御部10は押
し付け治具7に対する押し付け圧力を除去するよう指示
信号を送る。
0A,60Bの抵抗値を比較し、各抵抗値に差異がある
場合(No)は、ステップS4 において制御部10は押
し付け治具7に対する押し付け圧力を除去するよう指示
信号を送る。
【0053】ステップS5 で駆動機構20A,20Bを
作動させ、ワイヤ電極Wに対する給電板60A,60B
の位置を移動する。この移動量は、上下部給電板60
A,60Bの抵抗値の差異量に比例する。
作動させ、ワイヤ電極Wに対する給電板60A,60B
の位置を移動する。この移動量は、上下部給電板60
A,60Bの抵抗値の差異量に比例する。
【0054】すなわち、各給電板60A,60Bのワイ
ヤ電極Wに対する接触状態が電気的に大きく異なる場合
や、各給電板60A,60Bの押え力を自動的に調整
し、かつ再度抵抗値を測定しても事態が改善しない場合
は、給電板60A,60Bが摩耗したと判断して、ワイ
ヤ電極Wに対する給電板の接触位置を変更する。
ヤ電極Wに対する接触状態が電気的に大きく異なる場合
や、各給電板60A,60Bの押え力を自動的に調整
し、かつ再度抵抗値を測定しても事態が改善しない場合
は、給電板60A,60Bが摩耗したと判断して、ワイ
ヤ電極Wに対する給電板の接触位置を変更する。
【0055】また、ステップS3 において上下部給電板
60A,60Bの抵抗値が近似していると判断(Ye
s)した場合は、ステップS6 に移ってワイヤ放電加工
が再び開始される。
60A,60Bの抵抗値が近似していると判断(Ye
s)した場合は、ステップS6 に移ってワイヤ放電加工
が再び開始される。
【0056】
【発明の効果】以上説明した本発明のワイヤ放電加工装
置によれば、給電板とワイヤが適正に接触できるように
なり、従来のような給電板の消耗を削減し、かつ給電板
からの供給電流の減少による加工速度の低下、異常放電
を確実に防止して、加工精度の高い、しかも効率的な加
工が可能となるなどの効果を奏する。
置によれば、給電板とワイヤが適正に接触できるように
なり、従来のような給電板の消耗を削減し、かつ給電板
からの供給電流の減少による加工速度の低下、異常放電
を確実に防止して、加工精度の高い、しかも効率的な加
工が可能となるなどの効果を奏する。
【図1】本発明の一実施の形態を示す、ワイヤ放電加工
装置を構成する加工槽を模式的に表す図。
装置を構成する加工槽を模式的に表す図。
【図2】同実施の形態の、ワイヤガイドと、その制御構
成を示す図。
成を示す図。
【図3】同実施の形態の、ワイヤガイド主要部の斜視
図。
図。
【図4】他の実施の形態の、ワイヤガイド主要部の斜視
図。
図。
【図5】さらに異なる他の実施の形態の、ワイヤガイド
主要部の斜視図。
主要部の斜視図。
【図6】さらに異なる他の実施の形態の、ワイヤガイド
主要部の斜視図。
主要部の斜視図。
【図7】さらに異なる他の実施の形態の、ワイヤガイド
の概略の縦断面図。
の概略の縦断面図。
【図8】さらに異なる他の実施の形態の、ワイヤガイド
主要部の斜視図。
主要部の斜視図。
【図9】さらに異なる他の実施の形態の、ワイヤガイド
とその周辺部の構成図。
とその周辺部の構成図。
【図10】(A)は、さらに異なる他の実施の形態の、
ワイヤガイド主要部の斜視図。(B)は、給電板の位置
を調整するフローチャート図。
ワイヤガイド主要部の斜視図。(B)は、給電板の位置
を調整するフローチャート図。
【図11】(A)および(B)は、同実施の形態の電気
回路図。
回路図。
【図12】従来のワイヤ放電加工装置の一部斜視図。
3…ワイヤガイド、 W…ワイヤ電極、 6…給電板, 7…押し付け治具, 8…測定具、 10…制御部。
Claims (5)
- 【請求項1】複数のワイヤガイド間にワイヤ電極を所定
の張力を与えて走行駆動するとともに、ワイヤ電極を被
加工物に対向し、これらワイヤ電極と被加工物間に電圧
を印加して放電させ、被加工物を溶融加工するワイヤ放
電加工装置において、 上記ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給する給電
部と、 この給電部をワイヤ電極に対して押し付ける手段と、 この押し付け手段による押し付け圧力を調整する手段
と、 上記押し付け手段による押し付け圧力を測定する手段
と、を具備したことを特徴とするワイヤ放電加工装置。 - 【請求項2】複数のワイヤガイド間にワイヤ電極を所定
の張力を与えて走行駆動するとともに、ワイヤ電極を被
加工物に対向し、これらワイヤ電極と被加工物間に電圧
を印加して放電させ、被加工物を溶融加工するワイヤ放
電加工装置において、 上記ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給する給電
部と、 この給電部をワイヤ電極に対して押し付けるとともに、
この押し付け圧力を調整する手段と、 この押し付け手段による押し付け圧力を測定する手段
と、 上記給電部と押し付け手段との間に介在され、ワイヤ放
電加工中におけるワイヤ電極の振動を減衰させる減衰手
段と、を具備したことを特徴とするワイヤ放電加工装
置。 - 【請求項3】複数のワイヤガイド間にワイヤ電極を所定
の張力を与えて走行駆動するとともに、ワイヤ電極を被
加工物に対向し、これらワイヤ電極と被加工物間に電圧
を印加して放電させ、被加工物を溶融加工するワイヤ放
電加工装置において、 上記ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給する給電
部と、 この給電部をワイヤ電極に対して押し付けるとともに、
この押し付け圧力を調整する手段と、 この押し付け手段による押し付け圧力を測定する手段
と、 上記押し付け手段と反対側からワイヤ電極を押し付けて
挟み込むとともに、この押し付け圧力を調整する支持手
段と、を具備したことを特徴とするワイヤ放電加工装
置。 - 【請求項4】複数のワイヤガイド間にワイヤ電極を所定
の張力を与えて走行駆動するとともに、ワイヤ電極を被
加工物に対向し、これらワイヤ電極と被加工物間に電圧
を印加して放電させ、被加工物を溶融加工するワイヤ放
電加工装置において、 上記ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給する給電
部と、 この給電部をワイヤ電極に対して押し付けるとともに、
この押し付け圧力を調整する手段と、 これらワイヤガイドの給電部相互の抵抗値を検出する手
段と、 この検出手段による検知信号を受け、上記ワイヤ電極に
対する給電部の位置をずらす手段と、を具備したことを
特徴とするワイヤ放電加工装置。 - 【請求項5】複数のワイヤガイド間にワイヤ電極を所定
の張力を与えて走行駆動するとともに、ワイヤ電極を被
加工物に対向し、これらワイヤ電極と被加工物間に電圧
を印加して放電させ、被加工物を溶融加工するワイヤ放
電加工装置において、 上記ワイヤガイドは、ワイヤ電極に電流を供給する給電
板と、 この給電板をワイヤ電極に対して押し付けるとともに、
この押し付け圧力を調整する押し付け治具と、 この押し付け治具による押し付け圧力を測定する測定具
と、 この測定具の検知信号を受け、あらかじめ記憶された標
準の押し付け圧力と比較し、上記押し付け治具の押し付
け圧力を制御する制御部と、を具備したことを特徴とす
るワイヤ放電加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13377097A JPH10315053A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ワイヤ放電加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13377097A JPH10315053A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ワイヤ放電加工装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10315053A true JPH10315053A (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=15112570
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13377097A Pending JPH10315053A (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | ワイヤ放電加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10315053A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1642665A1 (en) * | 2004-09-29 | 2006-04-05 | Fanuc Ltd | Wire-cut electric discharge machine |
CN104117745A (zh) * | 2014-07-14 | 2014-10-29 | 苏州三光科技股份有限公司 | 一种电火花线切割机床用电极丝张紧装置 |
JP7104865B1 (ja) * | 2021-10-29 | 2022-07-21 | 株式会社ソディック | ワイヤ放電加工装置及びワイヤ放電加工方法 |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP13377097A patent/JPH10315053A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1642665A1 (en) * | 2004-09-29 | 2006-04-05 | Fanuc Ltd | Wire-cut electric discharge machine |
US7217902B2 (en) | 2004-09-29 | 2007-05-15 | Fanuc Ltd | Wire-cut electric discharge machine |
CN100460116C (zh) * | 2004-09-29 | 2009-02-11 | 发那科株式会社 | 电火花线切割机 |
CN104117745A (zh) * | 2014-07-14 | 2014-10-29 | 苏州三光科技股份有限公司 | 一种电火花线切割机床用电极丝张紧装置 |
JP7104865B1 (ja) * | 2021-10-29 | 2022-07-21 | 株式会社ソディック | ワイヤ放電加工装置及びワイヤ放電加工方法 |
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