JPH046489B2 - - Google Patents
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- JPH046489B2 JPH046489B2 JP60291959A JP29195985A JPH046489B2 JP H046489 B2 JPH046489 B2 JP H046489B2 JP 60291959 A JP60291959 A JP 60291959A JP 29195985 A JP29195985 A JP 29195985A JP H046489 B2 JPH046489 B2 JP H046489B2
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- 238000009763 wire-cut EDM Methods 0.000 claims description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 3
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 43
- 230000000712 assembly Effects 0.000 description 5
- 238000000429 assembly Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 238000009760 electrical discharge machining Methods 0.000 description 1
- 238000007730 finishing process Methods 0.000 description 1
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明はワイヤ電極と被加工物との間隙(加工
間隙)に間欠的な放電を発生させて被加工物の加
工を行うワイヤ放電加工装置に関するものであ
る。
間隙)に間欠的な放電を発生させて被加工物の加
工を行うワイヤ放電加工装置に関するものであ
る。
ワイヤ放電加工装置は、主に金型の加工に使用
されているが、最近の金型の短納期化や高精度化
に伴つて、その性能向上が計られている。この場
合、特に加工速度の向上と仕上面粗さの向上を両
立させることが重要である。
されているが、最近の金型の短納期化や高精度化
に伴つて、その性能向上が計られている。この場
合、特に加工速度の向上と仕上面粗さの向上を両
立させることが重要である。
第3図は従来のワイヤ放電加工装置を示すもの
で、図中1は被加工物、2はワイヤ電極である。
被加工物1とワイヤ電極2で形成される加工間隙
には加工液(図示せず)が満たされ、上記ワイヤ
電極2はワイヤリール3から送り出されてリール
4,5およびワイヤガイド7,8を通り、巻取リ
ール6で巻き取られる。ワイヤ電極2はこのよう
にして送行されるが、この際、一定の張力がかけ
られている。またワイヤ電極2への通電は通電端
子13,14により行うが、この通電端子13,
14及び前記ワイヤガイド7,8は、ガイドホル
ダ9,10に取り付けられ、その外側には加工液
供給ガイド11,12が取り付けられる。なお、
ワイヤ電極2への通電を行う組立体A(又はB)
(通常、ワイヤガイド7(又は8)、ガイドホルダ
9(又は10)、加工液供給ノズル11(又は1
2)及び通電部材、ここでは通電端子13(又は
14)を備えている組立体)を通電部組立体とい
う。
で、図中1は被加工物、2はワイヤ電極である。
被加工物1とワイヤ電極2で形成される加工間隙
には加工液(図示せず)が満たされ、上記ワイヤ
電極2はワイヤリール3から送り出されてリール
4,5およびワイヤガイド7,8を通り、巻取リ
ール6で巻き取られる。ワイヤ電極2はこのよう
にして送行されるが、この際、一定の張力がかけ
られている。またワイヤ電極2への通電は通電端
子13,14により行うが、この通電端子13,
14及び前記ワイヤガイド7,8は、ガイドホル
ダ9,10に取り付けられ、その外側には加工液
供給ガイド11,12が取り付けられる。なお、
ワイヤ電極2への通電を行う組立体A(又はB)
(通常、ワイヤガイド7(又は8)、ガイドホルダ
9(又は10)、加工液供給ノズル11(又は1
2)及び通電部材、ここでは通電端子13(又は
14)を備えている組立体)を通電部組立体とい
う。
前記ワイヤ電極2と被加工物1には、荒加工用
のパルス電源回路15と仕上加工用のパルス電源
回路16の任意の一方から通電ケーブル25,2
6を介して電源供給される。この場合、パルス電
源回路15又は16は、直流電源18又は21、
スイツチング素子19又は22、抵抗27又は2
3及びパルス制御回路20又は24によつて構成
されている。
のパルス電源回路15と仕上加工用のパルス電源
回路16の任意の一方から通電ケーブル25,2
6を介して電源供給される。この場合、パルス電
源回路15又は16は、直流電源18又は21、
スイツチング素子19又は22、抵抗27又は2
3及びパルス制御回路20又は24によつて構成
されている。
このような従来装置において、加工速度が高い
荒加工には放電加工電流の立ち上り及び立ち下り
時間を短くしてピーク電流を高い値にすると共
に、パルス休止時間を十分に確保するため通電ケ
ーブル25,26のインダクタンスを低くする必
要がある。一方、仕上加工ではパルス電源回路1
6の抵抗23をパルス電源回路15の抵抗27よ
り高い値とし、ピーク電流を低くする。しかし、
通電ケーブル25,26として、そのインダクタ
ンスを低くするため同軸ケーブル等を用いるとキ
ヤパシタンス17が大きくなる。このため仕上加
工時に、通電ケーブル25,26のキヤパシタン
ス17にチヤージされたエネルギーが放電時に放
出され、仕上加工に設定したパルス電流にキヤパ
シタンス17からの放電電流が重畳されて放電エ
ネルギーが増大してしまう。その結果、仕上面粗
さが3〜5μm以下にならないことがある。
荒加工には放電加工電流の立ち上り及び立ち下り
時間を短くしてピーク電流を高い値にすると共
に、パルス休止時間を十分に確保するため通電ケ
ーブル25,26のインダクタンスを低くする必
要がある。一方、仕上加工ではパルス電源回路1
6の抵抗23をパルス電源回路15の抵抗27よ
り高い値とし、ピーク電流を低くする。しかし、
通電ケーブル25,26として、そのインダクタ
ンスを低くするため同軸ケーブル等を用いるとキ
ヤパシタンス17が大きくなる。このため仕上加
工時に、通電ケーブル25,26のキヤパシタン
ス17にチヤージされたエネルギーが放電時に放
出され、仕上加工に設定したパルス電流にキヤパ
シタンス17からの放電電流が重畳されて放電エ
ネルギーが増大してしまう。その結果、仕上面粗
さが3〜5μm以下にならないことがある。
この問題に対して特開昭59−73226号公報に記
載の発明では、荒加工時と仕上加工時にそれぞれ
その加工に適したケーブルを通電ケーブル25,
26として選択的に使用するようにしている。す
なわち仕上加工時には、荒加工で用いられる低イ
ンダクタンスケーブルを電磁開閉器によりしや断
するようにしている。これによれば、荒加工時に
加工速度を高めることができると共に、仕上加工
時に加工面粗さを良好にすることができる。しか
し、荒加工時では数10〜数100KHzでピーク電流
が数100Aのパルス電流を流すため、前記電磁開
閉器の接点は通常市販されているものに比べて面
積が広く、また接触圧の大きいものが必要とな
る。したがつて前記電磁開閉器の形状寸法が大き
くなり、加工間隙のより近傍に設置しようとして
も限界がある。このため、実際は加工間〓から若
干離れた位置に設置されることになり、荒加工時
において使用される通電ケーブル25,26のキ
ヤパシタンス17を完全に無視することはできな
い。また前記電磁開閉器は高周波、大容量となる
のでコストが高くなり、かつその接点の寿命、信
頼性の管理も難しいなどの問題点があつた。そこ
で従来、電磁開閉器を用いることなく、加工間〓
のより近傍において、使用する通電ケーブルを選
択切換できる装置の出現が要望されていた。
載の発明では、荒加工時と仕上加工時にそれぞれ
その加工に適したケーブルを通電ケーブル25,
26として選択的に使用するようにしている。す
なわち仕上加工時には、荒加工で用いられる低イ
ンダクタンスケーブルを電磁開閉器によりしや断
するようにしている。これによれば、荒加工時に
加工速度を高めることができると共に、仕上加工
時に加工面粗さを良好にすることができる。しか
し、荒加工時では数10〜数100KHzでピーク電流
が数100Aのパルス電流を流すため、前記電磁開
閉器の接点は通常市販されているものに比べて面
積が広く、また接触圧の大きいものが必要とな
る。したがつて前記電磁開閉器の形状寸法が大き
くなり、加工間隙のより近傍に設置しようとして
も限界がある。このため、実際は加工間〓から若
干離れた位置に設置されることになり、荒加工時
において使用される通電ケーブル25,26のキ
ヤパシタンス17を完全に無視することはできな
い。また前記電磁開閉器は高周波、大容量となる
のでコストが高くなり、かつその接点の寿命、信
頼性の管理も難しいなどの問題点があつた。そこ
で従来、電磁開閉器を用いることなく、加工間〓
のより近傍において、使用する通電ケーブルを選
択切換できる装置の出現が要望されていた。
本発明は上述したような要望に鑑みてなされた
もので、電磁開閉器を用いることなく、加工間〓
のより近傍において、使用する通電ケーブルを選
択切換でき、したがつて小形、低コストにて、ま
た、より充分に荒加工時に加工速度を高めること
ができると共に、仕上加工時に加工面粗さを良好
にすることができるワイヤ放電加工装置を提供す
ることを目的とする。
もので、電磁開閉器を用いることなく、加工間〓
のより近傍において、使用する通電ケーブルを選
択切換でき、したがつて小形、低コストにて、ま
た、より充分に荒加工時に加工速度を高めること
ができると共に、仕上加工時に加工面粗さを良好
にすることができるワイヤ放電加工装置を提供す
ることを目的とする。
本発明装置は、複数のパルス電源回路毎に接続
された所望特性の通電ケーブルの使用の切換え
を、ワイヤ電極の送行路の変更にて行い、上述目
的を達成するようにしたものである。
された所望特性の通電ケーブルの使用の切換え
を、ワイヤ電極の送行路の変更にて行い、上述目
的を達成するようにしたものである。
以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。第1図は本発明によるワイヤ放電加工装置の
一実施例の要部構成図で、図示するように荒加工
用のパルス電源回路15は同軸ケーブル等の低イ
ンダクタンス通電ケーブル36を介して被加工物
1及び通電端子13,14に接続されている。一
方、仕上加工用のパルス電源回路16は低キヤパ
シタンス通電ケーブル37を介して被加工物1及
び通電端子32,33に接続されている。この場
合、通電端子32,33の外周は筒状の絶縁部材
34,35で覆われており、通電端子32,33
及び13,14間の絶縁が計られている。また通
電端子32,33及び13,14は、図示するよ
うに各々先端部分が対向した状態で、通電部組立
体A,Bの中心部軸方向(図示上下方向)に形成
された貫通孔内に突出するように設けられてい
る。
る。第1図は本発明によるワイヤ放電加工装置の
一実施例の要部構成図で、図示するように荒加工
用のパルス電源回路15は同軸ケーブル等の低イ
ンダクタンス通電ケーブル36を介して被加工物
1及び通電端子13,14に接続されている。一
方、仕上加工用のパルス電源回路16は低キヤパ
シタンス通電ケーブル37を介して被加工物1及
び通電端子32,33に接続されている。この場
合、通電端子32,33の外周は筒状の絶縁部材
34,35で覆われており、通電端子32,33
及び13,14間の絶縁が計られている。また通
電端子32,33及び13,14は、図示するよ
うに各々先端部分が対向した状態で、通電部組立
体A,Bの中心部軸方向(図示上下方向)に形成
された貫通孔内に突出するように設けられてい
る。
ワイヤ電極2は通電部組立体A,Bの上記貫通
孔に挿通され、第3図の場合と同様に送行される
ものであるが、ここではリール4,5は直線駆動
装置38,39により移動し、ワイヤ電極2の送
行路を変更させるようになされている。すなわち
荒加工時は、リール4,5を図示位置とし、ワイ
ヤ電極2の送行路がワイヤ電極2送行中に通電端
子13,14に接触する位置になされる。また仕
上加工時には、直線駆動装置38,39を作動し
てリール4,5を図中右方向に移動させ、ワイヤ
電極2の送行路がワイヤ電極2送行中に通電端子
32,33に接触する位置(図中2点鎖線で示す
位置)に変更(偏位)するようになされている。
したがつて荒加工時には、荒加工用のパルス電源
回路15から低インダクタンス通電ケーブル36
及び通電端子13,14を介して、また仕上加工
時には、仕上加工用のパルス電源回路16から低
キヤパシタンス通電ケーブル37及び通電端子3
2,33を介して、ワイヤ電極2及び被加工物1
に電源供給されることになる。
孔に挿通され、第3図の場合と同様に送行される
ものであるが、ここではリール4,5は直線駆動
装置38,39により移動し、ワイヤ電極2の送
行路を変更させるようになされている。すなわち
荒加工時は、リール4,5を図示位置とし、ワイ
ヤ電極2の送行路がワイヤ電極2送行中に通電端
子13,14に接触する位置になされる。また仕
上加工時には、直線駆動装置38,39を作動し
てリール4,5を図中右方向に移動させ、ワイヤ
電極2の送行路がワイヤ電極2送行中に通電端子
32,33に接触する位置(図中2点鎖線で示す
位置)に変更(偏位)するようになされている。
したがつて荒加工時には、荒加工用のパルス電源
回路15から低インダクタンス通電ケーブル36
及び通電端子13,14を介して、また仕上加工
時には、仕上加工用のパルス電源回路16から低
キヤパシタンス通電ケーブル37及び通電端子3
2,33を介して、ワイヤ電極2及び被加工物1
に電源供給されることになる。
なお直線駆動装置38,39は、通電部組立体
A,Bに取着されたホルダ40,41に設けられ
ている。その他、第1図において第3図と同一符
号は同一又は相当部分を示す。
A,Bに取着されたホルダ40,41に設けられ
ている。その他、第1図において第3図と同一符
号は同一又は相当部分を示す。
すなわち上述本発明装置は、低インダクタンス
又は低キヤパシタンス通電ケーブル36又は37
を介しての荒加工用又は仕上加工用のパルス電源
回路15又は16からの電源供給の切換手段とし
てワイヤ電極2の送行路変更手段(直線駆動装置
38,39で主構成をなす)を、ワイヤ電極2へ
の通電を行う通電部組立体A,Bに設けたもので
ある。したがつて前記各通電ケーブル36,37
をワイヤ電極2に最も近い箇所まで引くことがで
き、荒加工時又は仕上加工時において、より低イ
ンダクタンス化又は低キヤパシタンス化が計れる
ことになる。
又は低キヤパシタンス通電ケーブル36又は37
を介しての荒加工用又は仕上加工用のパルス電源
回路15又は16からの電源供給の切換手段とし
てワイヤ電極2の送行路変更手段(直線駆動装置
38,39で主構成をなす)を、ワイヤ電極2へ
の通電を行う通電部組立体A,Bに設けたもので
ある。したがつて前記各通電ケーブル36,37
をワイヤ電極2に最も近い箇所まで引くことがで
き、荒加工時又は仕上加工時において、より低イ
ンダクタンス化又は低キヤパシタンス化が計れる
ことになる。
なお、上述実施例では、リール4,5を直線駆
動装置38,39で移動させることによつてワイ
ヤ電極2の送行路を変更するようにしたが、これ
を第2図(第1図と同一又は相当部分には同一符
号が付してある)に示すように構成してもよい。
すなわちリール4,5(5は図示省略)の位置は
固定とし、ワイヤ電極移動装置43,45(45
は図示省略、以下同じ)によりワイヤ電極2を直
線押圧してその送行路を変更するようにしてもよ
い。この場合、上記移動装置43,45は通電部
組立体A,B(Bは図示省略)に取着された絶縁
材からなるホルダ42,44(44は図示省略、
以下同じ)に設けられている。またこの場合、通
電端子32,33(33は図示省略)を上記ホル
ダ42,44に設けてもよく、このような第2図
に示す構成によつても上述実施例と同様に電源供
給切換が行われ、同様の効果が得られる。
動装置38,39で移動させることによつてワイ
ヤ電極2の送行路を変更するようにしたが、これ
を第2図(第1図と同一又は相当部分には同一符
号が付してある)に示すように構成してもよい。
すなわちリール4,5(5は図示省略)の位置は
固定とし、ワイヤ電極移動装置43,45(45
は図示省略、以下同じ)によりワイヤ電極2を直
線押圧してその送行路を変更するようにしてもよ
い。この場合、上記移動装置43,45は通電部
組立体A,B(Bは図示省略)に取着された絶縁
材からなるホルダ42,44(44は図示省略、
以下同じ)に設けられている。またこの場合、通
電端子32,33(33は図示省略)を上記ホル
ダ42,44に設けてもよく、このような第2図
に示す構成によつても上述実施例と同様に電源供
給切換が行われ、同様の効果が得られる。
また荒加工時は通電ケーブルのインダクタンス
の値が問題であるので仕上加工用通電端子32,
33がワイヤ電極2に接してもよい。
の値が問題であるので仕上加工用通電端子32,
33がワイヤ電極2に接してもよい。
さらに上述実施例では、荒加工と仕上加工の2
種類の加工を目的として電源供給の切換を行う場
合について述べたが、その他の目的、例えばワイ
ヤ電極2の消耗を低減する目的をも加え、それに
伴つてもう1組のパルス電源回路および通電ケー
ブルを付設し、3種類の電源供給の切換を行うよ
うにしてもよい。あるいは、以上とは全く異なる
複数種類の加工を目的として各パルス電源回路及
び通電ケーブルを選定し、それら複数種類の加工
に伴つて適切な電源供給がされるようにその切換
を行うようにしてもよい。
種類の加工を目的として電源供給の切換を行う場
合について述べたが、その他の目的、例えばワイ
ヤ電極2の消耗を低減する目的をも加え、それに
伴つてもう1組のパルス電源回路および通電ケー
ブルを付設し、3種類の電源供給の切換を行うよ
うにしてもよい。あるいは、以上とは全く異なる
複数種類の加工を目的として各パルス電源回路及
び通電ケーブルを選定し、それら複数種類の加工
に伴つて適切な電源供給がされるようにその切換
を行うようにしてもよい。
また上述実施例では、ワイヤ電極2への通電を
上下2箇所で行うようにしたが、いずれか1箇所
で行うようにしてもよい。特に仕上加工時は、通
電電流が比較的小さいので上記通電は1箇所で足
りる。これによれば、通電端子32,33のうち
のいずれか一方を省略できる上に、通電ケーブル
37のキヤパシタンスを低減することもできる。
上下2箇所で行うようにしたが、いずれか1箇所
で行うようにしてもよい。特に仕上加工時は、通
電電流が比較的小さいので上記通電は1箇所で足
りる。これによれば、通電端子32,33のうち
のいずれか一方を省略できる上に、通電ケーブル
37のキヤパシタンスを低減することもできる。
以上述べたように本発明によれば、使用する通
電ケーブルの選択切換を、ワイヤ電極の送行路の
変更により行うようにしたので、電磁開閉器を用
いることなく、加工間〓のより近傍において、使
用する通電ケーブルを選択切換できる。したがつ
て、小形、低コストにて、また、より充分に、荒
加工時の加工速度を高めることができると共に、
仕上加工時の加工面粗さを良好にすることができ
るという効果がある。
電ケーブルの選択切換を、ワイヤ電極の送行路の
変更により行うようにしたので、電磁開閉器を用
いることなく、加工間〓のより近傍において、使
用する通電ケーブルを選択切換できる。したがつ
て、小形、低コストにて、また、より充分に、荒
加工時の加工速度を高めることができると共に、
仕上加工時の加工面粗さを良好にすることができ
るという効果がある。
特に、放電加工の種類に応じて適切な特性の通
電ケーブルとパルス電源を選択でき、その通電ケ
ーブルをワイヤ電極に最も近い位置まで引けるこ
とによる、仕上加工時での加工面粗さ向上の効果
は大である。
電ケーブルとパルス電源を選択でき、その通電ケ
ーブルをワイヤ電極に最も近い位置まで引けるこ
とによる、仕上加工時での加工面粗さ向上の効果
は大である。
第1図は本発明装置の一実施例の要部構成図、
第2図は同じく他の実施例の要部構成図、第3図
は従来装置の要部構成図である。 1……被加工物、2……ワイヤ電極、3,4…
…リール、13,14,32,33……通電端
子、15……荒加工用パルス電源回路、16……
仕上加工用パルス電源回路、36……低インダク
タンス通電ケーブル、37……低キヤパシタンス
通電ケーブル、38,39……直線駆動装置、4
3……ワイヤ電極移動装置、A,B……通電部組
立体。
第2図は同じく他の実施例の要部構成図、第3図
は従来装置の要部構成図である。 1……被加工物、2……ワイヤ電極、3,4…
…リール、13,14,32,33……通電端
子、15……荒加工用パルス電源回路、16……
仕上加工用パルス電源回路、36……低インダク
タンス通電ケーブル、37……低キヤパシタンス
通電ケーブル、38,39……直線駆動装置、4
3……ワイヤ電極移動装置、A,B……通電部組
立体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 加工条件に応じて選択される複数のパルス電
源回路を備え、それらの電源回路毎に接続された
所望の特性をもつ通電ケーブルを介して電源供給
し、所定の送行路を送行するワイヤ電極と被加工
物との間〓に間欠的な放電を発生させて前記被加
工物の加工を行うワイヤ放電加工装置において、
前記ワイヤ電極の送行路を変更させることによつ
て前記複数の通電ケーブルに接続された複数の通
電端子と前記ワイヤ電極との接続を切り換え、前
記電源回路毎に使用する通電ケーブルを選択切換
する通電ケーブル切換手段を具備することを特徴
とするワイヤ放電加工装置。 2 前記ワイヤ電極の送行路を変更させる手段
は、前記間〓両側に配置された、前記ワイヤ電極
のリールの直線駆動装置である特許請求の範囲第
1項記載のワイヤ放電加工装置。 3 前記ワイヤ電極の送行路を変更させる手段
は、前記間〓両側にて、前記ワイヤ電極を直接押
圧するワイヤ電極移動装置である特許請求の範囲
第1項記載のワイヤ放電加工装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29195985A JPS62152618A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | ワイヤ放電加工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29195985A JPS62152618A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | ワイヤ放電加工装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62152618A JPS62152618A (ja) | 1987-07-07 |
JPH046489B2 true JPH046489B2 (ja) | 1992-02-06 |
Family
ID=17775674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29195985A Granted JPS62152618A (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | ワイヤ放電加工装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62152618A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2158993A2 (en) | 2008-08-28 | 2010-03-03 | Fanuc Ltd | Wire electric discharge machine having function of detecting detachment/attachment of an electrode pin |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62208828A (ja) * | 1986-03-05 | 1987-09-14 | Fanuc Ltd | ワイヤカツト放電加工回路切り替え装置 |
JP3078441B2 (ja) * | 1993-12-24 | 2000-08-21 | 株式会社ソディック | 放電加工装置 |
JP2983139B2 (ja) * | 1994-04-26 | 1999-11-29 | 株式会社ソディック | 放電加工用電源回路及び放電加工装置 |
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1985
- 1985-12-26 JP JP29195985A patent/JPS62152618A/ja active Granted
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JPS62152618A (ja) | 1987-07-07 |
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