JPH0541374B2 - - Google Patents

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JPH0541374B2
JPH0541374B2 JP59128895A JP12889584A JPH0541374B2 JP H0541374 B2 JPH0541374 B2 JP H0541374B2 JP 59128895 A JP59128895 A JP 59128895A JP 12889584 A JP12889584 A JP 12889584A JP H0541374 B2 JPH0541374 B2 JP H0541374B2
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JP
Japan
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electrode
slit
wire
charging electrode
discharge machining
Prior art date
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JP59128895A
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JPS618223A (ja
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Shoji Futamura
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Institute of Technology Precision Electrical Discharge Works
Original Assignee
Institute of Technology Precision Electrical Discharge Works
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Publication date
Application filed by Institute of Technology Precision Electrical Discharge Works filed Critical Institute of Technology Precision Electrical Discharge Works
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Publication of JPH0541374B2 publication Critical patent/JPH0541374B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H9/00Machining specially adapted for treating particular metal objects or for obtaining special effects or results on metal objects

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、放電加工装置、特に所定の距離を隔
てて配置された一対の主ガイド間を走行する帯電
極によつて切り込み加工を行う放電加工装置にお
いて、上記一対の主ガイド間に上記帯電極の走行
位置を確保するための補助ガイドをもうけること
によつて、所望する位置に切り込み加工を行うこ
とができるようにした放電加工装置に関するもの
である。
(従来の技術と問題点) 近年電子技術などの急速な進歩にともなつて電
子部品や金型の製作などに当たつて、第2図図示
のような微細かつ長大なスリツトを加工する要求
が高まつている。現在、スリツト加工の技術とし
ては微細径ワイヤ電極を用いたワイヤカツト放電
加工や微細厚み砥石を用いた研削加工などがある
が、例えばスリツト幅0.03mm、深さ5mm、長さ
200mmのスリツトを多数条加工することはきわめ
て困難である。即ち、第2図Aはスリツト2,
2,…が加工された被加工体1の斜視図、第2図
Bは第2図A図示矢印部分の拡大図を示してい
る。そして、第2図B図示矢印ωはスリツト幅、
図示矢印dはスリツト深さを表している。
従来、上記の如き微小なスリツト幅が要求され
るスリツト加工は、周知のワイヤカツト放電加工
装置によつて行われることが一般的である。しか
しながら、上記スリツト加工においてスリツト幅
wやスリツト深さdを均一に加工することが要求
される場合には、上記ワイヤカツト放電加工装置
による加工には次のような非所望な問題がある。
一般に良く知られている如く、上記ワイヤカツ
ト放電加工は、所定の距離を隔てて配置された一
対の主ガイド間を走行するワイヤ電極と被加工体
とを微小間隙を介して対向せしめて、該間隙に加
工液を介在せしめると共に上記ワイヤ電極に電圧
を供給することによつて生じる放電により加工を
行うものである。従つて、上記ワイヤ電極の上記
主ガイド間における走行位置が変動しないこと、
換言すれば上記主ガイド間におけるワイヤ電極を
直線状態に保持しつつ走行せしめることが望まし
い。そのため、上記ワイヤ電極には走行方向の張
力が常に付与されるように構成されている。そし
て、当該張力は大きい程望ましいことは言うまで
もないが、ワイヤ電極の切断を防止しなければな
らないことから、上記付与張力には限界がある。
特に、前述したような微小なスリツト幅を有する
スリツト加工の場合には、該スリツト幅に対応さ
せて細い径のワイヤ電極を使用しなければならな
いため、充分な張力を付与するこができない。そ
して、上記ワイヤ電極には、タングステン、モリ
ブデン、またはそれらの合金等の細線が用いられ
ることもあるが、通常は銅線や黄銅線を使用する
ことが多い。例えば黄銅線をワイヤ電極として使
用し、前述したスリツト幅wが0.1mmのスリツト
加工を行う場合における上記張力の限界について
考えてみることにする。黄銅線に与えることので
きる最大の張力は、1mm2当たり32Kg程度であり、
上記0.1mmのスリツト加工を行うために用いられ
るワイヤ電極の線径は加工間隙を片側0.02mmとす
ると0.06mmφとなることから、線径0.06mmφの黄
銅線に与えることのできる最大の張力は最大僅か
に90グラムに過ぎない。更に、放電加工による電
極消耗を考慮すると尚一層上記最大張力は小さく
なる。従つて、前述した主ガイド間のワイヤ電極
に走行方向に対する横振れが或る程度生じること
は避けられない。そのため、ワイヤカツト放電加
工装置によるスリツト加工においては、加工状態
が不安定となるばかりでなく、所望される均一な
スリツト幅およびスリツト深さを有するスリツト
の加工は困難であるという好ましくない問題があ
る。また、研削加工においては厚み0.1mm以下の
砥石の製作は非常に困難であり、またスリツト長
さおよび深さが大きくなると、砥石の摩耗による
精度低下が問題になり、1条分の加工にも複数個
の砥石交換が必要となり、コストが非常に高くな
るという欠点がある。
(本発明の目的と構成) 本発明は、上記の如き問題点を解決することを
目的とし、帯電極を用いかつ当該帯電極を摺動自
在に挟持する補助ガイドをもうけることによつ
て、上記帯電極の走行位置を規定し、所望する位
置に均一なスリツト幅およびスリツト深さを有す
るスリツトを加工することのできる放電加工装置
を提供することを目的としている。そのため、本
発明の放電加工装置は、薄厚の加工側端縁と薄厚
の非加工側端縁との間に存在する2つの幅広の側
面を有する帯電極を用い、 所定の距離を隔てて配置された一対の主ガイド
間を走行する上記帯電極によつて被加工体に対す
る切り込み加工を行う放電加工装置において、 上記一対の主ガイド間に上記帯電極の加工側端
縁から予め定められた電極幅を残して当該帯電極
の上記2つの側面に接するようにもうけられて当
該帯電極を摺動自在に挟持する1つまたは複数の
補助ガイドをもうけ、 該補助ガイドによつて上記帯電極の走行位置を
規定する ことを特徴としている。
(発明の実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細
に説明する。
第1図は本発明の放電加工装置の一実施例を示
すものであつて、第1図Aは側面図、第1図Bは
第1図A図示矢印A−Aにおける側断面図を示
す。第2図および第3図は本発明の放電加工装置
による加工例を示す斜視図、第4図AおよびBは
本発明における補助ガイドに関する説明図を示
す。
第1図において、符号1は被加工体、2はスリ
ツト、3は帯電極、4および4′は主ガイド、5
は補助ガイド、6は巻き取りローラ、7はブレー
キ・ローラ、8は加工テーブル、9はクランプ治
具、10および11はパルス・モータであつて、
パルス・モータ10は上記加工テーブル8を上記
帯電極3の幅方向(図示矢印X方向)に駆動(加
工送り)するもの、パルス・モータ11は上記加
工テーブル8を上記X方向に対して直角な方向
(図示矢印Y方向)に駆動するものを表している。
なお、上記帯電極3は、薄厚の加工側端縁と薄厚
の非加工側端縁との間に存在する2つの幅広の側
面をもつている電極である。以下、第1図図示実
施例について説明する。
第1図図示実施例は、第2図に図示されている
如く、被加工体1の側面に平行かつ直線状のスリ
ツト2,2,…を加工する場合を示している。即
ち、幅W×厚さtの帯電極3は、位置決めを行う
主ガイド4および4′にガイドされつつ、巻き取
りローラ6によつて図示矢印Z方向に走行されて
いる。そして、当該帯電極3は、ブレーキ・ロー
ラ7によつて制動力が与えられているため、上記
Z方向に張力が付与されている。例えば、第2図
図示の如きスリツト2を加工するためには、上記
帯電極3は主ガイド4,4′間において常に直線
状態に保持することが望ましく、そのためには帯
電極3が破断しない範囲内で、上記張力をできる
だけ大きくする必要があるが、当該張力の最大値
には限界があることは前述した通りである。
ここで、本発明に用いられる帯電極3に対して
許容される最大張力を、本願明細書冒頭に説明し
たワイヤ電極の場合と対比させて説明する。い
ま、スリツト幅w(第2図図示)が0.1mmのスリツ
ト2の加工を行うものとし、放電間隙の生成を無
視すれば、ワイヤ電極の線径は0.1mm、本発明の
帯電極3の厚さtも0.1mmとすれば良い。ところ
で、上記許容最大張力は、断面積にほぼ比例する
ものと考えて良いことから、例えば上記帯電極3
の電極幅Wを10mmだとすれば、上記線径0.1mmの
ワイヤ電極と帯電極3の許容最大張力比は、およ
そ1対127(ワイヤ電極の断面積:0.00785mm2、帯
電極3の断面積:1mm2)となる。即ち、同じスリ
ツト幅のスリツト加工を行う場合、帯電極3に対
してワイヤ電極の127倍もの張力を付与すること
ができる。従つて、本発明における主ガイド4,
4′間における帯電極3の走行方向に対する横振
れ現象の発生は、前述したワイヤカツト放電加工
の場合に比較して遥かに小さいものとなる。
更に、本発明においては、上記主ガイド4,
4′間に、上記帯電極3を摺動自在に挟持する補
助ガイド5をもうけることによつて、上記横振れ
現象の発生を一層抑止することができる。なお、
上記補助ガイド5は、第1図Aに図示されている
如く、その先端が帯電極3の加工側端縁からスリ
ツト深さdよりも大きい距離W′だけ離れて位置
するように配置されている。従つて、上記補助ガ
イド5の存在は、所望されるスリツト深さdを有
するスリツト2の加工に何等障害を与えることは
ない。
以上説明した如く、本発明は帯電極を用いるこ
とによつて許容最大張力の大幅な増大が可能とな
ることに加えて、補助ガイド5を設置することに
より、加工電極の横振れ現象の発生を殆ど抑止す
ることができる。また、帯電極を用いてスリツト
加工を行う他の利点として次のことを挙げること
ができる。即ち、本願明細書冒頭に説明した電極
消耗によつて上記許容最大張力に与える影響は、
ワイヤ電極の場合と比較して殆ど皆無に近いと言
つても過言でない(電極断面積が大きいため)。
また、電極消耗によるスリツト深さdに対する影
響も皆無と言つて良い。
第1図図示実施例においては、帯電極3の走行
方向を図示矢印Z方向としたが、巻き取りローラ
6とブレーキ・ローラ7との配置を逆にして、反
対方向に走行させるようにしても良い。また、図
示省略したが、主ガイド4,4′、補助ガイド5、
巻き取りローラ6、ブレーキ・ローラ7等から構
成されている帯電極駆動装置を通常の放電加工装
置の加工ヘツドに上記帯電極3が水平に走行する
ように保持せしめて、被加工体1の上面に対して
スリツト加工を施すようにしても良い。なお、加
工時には、帯電極3に電圧を印加すると共に該帯
電極3と被加工体1との対向間隙に加工液を介在
せしめて放電加工を行うようにすることは言うま
でもない。
本発明の放電加工装置は、第2図に図示されて
いる如く、直線状のスリツト加工を行うだけでな
く、第3図に図示されている如く、曲線状のスリ
ツト加工を行うことも可能である。即ち、第1図
図示実施例における補助ローラ5に代えて、第4
図AまたはBに図示されているような形状および
配置にすれば良い。なお、図中の符号12は補助
ローラ5の垂直方向の位置設定を行う垂直位置制
御装置、13は補助ローラ5の水平方向の位置設
定を行う水平位置制御装置を表している。
(発明の効果) 以上説明した如く、本発明によれば、所望する
スリツト加工の形状に対応させて補助ローラを配
置することによつて、所望する形状、スリツト
幅、スリツト深さを有するスリツトを精度良く加
工することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の放電加工装置の一実施例を示
すものであつて、第1図Aは側面図、第1図Bは
第1図A図示矢印A−Aにおける側断面図を示
す。第2図および第3図は本発明の放電加工装置
による加工例を示す斜視図、第4図AおよびBは
本発明における補助ガイドの他の各実施例に関す
る説明図を示す。 図中、1は被加工体、2はスリツト、3は帯電
極、4および4′は主ガイド、5は補助ガイド、
6は巻き取りローラ、7はブレーキ・ローラ、8
は加工テーブル、9はクランプ治具、10および
11はパルス・モータ、12は垂直位置制御装
置、13は水平位置制御装置を表す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 薄厚の加工側端縁と薄厚の非加工側端縁との
    間に存在する2つの幅広の側面を有する帯電極を
    用い、 所定の距離を隔てて配置された一対の主ガイド
    間を走行する上記帯電極によつて被加工体に対す
    る切り込み加工を行う放電加工装置において、 上記一対の主ガイド間に上記帯電極の加工側端
    縁から予め定められた電極幅を残して当該帯電極
    の上記2つの側面に接するようにもうけられて当
    該帯電極を摺動自在に挟持する1つまたは複数の
    補助ガイドをもうけ、 該補助ガイドによつて上記帯電極の走行位置を
    規定する ことを特徴とする放電加工装置。
JP12889584A 1984-06-22 1984-06-22 放電加工装置 Granted JPS618223A (ja)

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JP12889584A JPS618223A (ja) 1984-06-22 1984-06-22 放電加工装置

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JP12889584A JPS618223A (ja) 1984-06-22 1984-06-22 放電加工装置

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JPS618223A JPS618223A (ja) 1986-01-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3520540A1 (de) * 1985-06-07 1986-12-11 Aktiengesellschaft für industrielle Elektronik AGIE Losone bei Locarno, Losone, Locarno Drahtfuehrungsanordnung zur fuehrung einer drahtelektrode einer elektroerosionsmaschine
JP2004322234A (ja) * 2003-04-22 2004-11-18 Fukuoka Prefecture 導電性砥石の加工装置及び加工方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5755532A (en) * 1980-09-18 1982-04-02 Ibm Magnetic recording medium

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JPS618223A (ja) 1986-01-14

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