JPH0673777B2 - ワイヤカツト放電加工機 - Google Patents

ワイヤカツト放電加工機

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JPH0673777B2
JPH0673777B2 JP61001547A JP154786A JPH0673777B2 JP H0673777 B2 JPH0673777 B2 JP H0673777B2 JP 61001547 A JP61001547 A JP 61001547A JP 154786 A JP154786 A JP 154786A JP H0673777 B2 JPH0673777 B2 JP H0673777B2
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JP
Japan
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wire
wire guide
positioning
pressing
guide
Prior art date
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JP61001547A
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JPS62162428A (ja
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時雄 福永
宏昭 森下
正雄 富沢
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ワイヤカット放電加工機に関し、特に加工
精度の改善に関するものである。
[従来の技術] 第3図は従来から慣用的に用いられているワイヤカット
放電加工機のワイヤ、ワイヤガイド、および被加工物の
配置を示す構成図である。図において、(1)はワイ
ヤ、(2)はワイヤガイド、(3)はワイヤ(1)を所
定方向この図では右方向に押圧する押圧用ワイヤガイ
ド、(4)は押圧用ワイヤガイド(3)と被加工物
(5)との間に設けられ、被加工物(5)に対するワイ
ヤ(1)の位置を決める位置決め用ワイヤガイドであ
る。また、図中、Δxはワイヤ(1)の変形量、θは傾
き角を示す。
次に動作について説明する。例えば押圧用ワイヤガイド
(3)を介してワイヤ(1)に正電圧を、被加工物
(5)に負電圧を印加すると、両者の交差する部分で放
電現象が生じ、被加工物(5)で溶融し加工される。被
加工物(5)とワイヤ(1)の間に生じる放電エネルギ
は被加工物(5)だけでなく、ワイヤ(1)をも溶融さ
せるので、ワイヤ(1)は常に一定方向例えば図中矢印
方向に送って供給し続ける必要がある。このとき移動す
るワイヤ(1)に安定して電流を供給するために、給電
用ワイヤガイドとなる押圧用ワイヤガイド(3)はワイ
ヤ(1)に一定の面圧の下で接触させねばならない。そ
こでワイヤガイド(2)と位置決め用ワイヤガイド
(4)のなす軸線に対して、押圧用ワイヤガイド(3)
をずらして取り付けることによって、この接触面圧を発
生させている。
[発明が解決しようとする課題] 従来のワイヤカット放電加工機は以上のように構成さ
れ、ワイヤ(1)は押圧用ワイヤガイド(3)によって
押圧されているので、位置決め用ワイヤガイド(4)の
軸線(図中1点鎖線で示す)に対して角θなるゆがみを
もって配置されることになる。この結果、ワイヤ(1)
は曲線を描き、被加工物(5)に対してΔxなる変位が
発生し、加工精度の低下をもたらすという問題点を有し
ていた。
このためこのΔxなる変位を緩和するため、特開昭55−
83532号公報には、上記押圧用ワイヤガイドと位置決め
用ワイヤガイドとの間にマイクロメータ等の調整機構を
設けるものが提案されている。しかしながらこのような
マイクロメータ等の調整機構を用いることは構成が複雑
で且つ高価なものとなる。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになさ
れたもので、このような構成が複雑で且つ高価な調整機
構を用いることなく、位置決め用ワイヤガイドの軸線に
対するワイヤのゆがみを緩和し、加工精度の向上したワ
イヤカット放電加工機を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係るワイヤカット放電加工機は、ワイヤを所
定方向に押圧する押圧用ワイヤガイド、この押圧用ワイ
ヤガイドと被加工物との間に設けられ、上記被加工物に
対する上記のワイヤの位置を決める位置決め用ワイヤガ
イド、および上記押圧用ワイヤガイドと位置決め用ワイ
ヤガイドとの間に設けられ、上記ワイヤの押圧によるゆ
がみを緩和する緩和用ワイヤガイドを備え、上記位置決
め用ワイヤガイドおよび緩和用ワイヤガイドを共にリン
グ状に構成するとともに、上記位置決め用ワイヤガイド
と緩和用ワイヤガイドとの間の距離を、ワイヤ径の約10
倍以上とし、且つ上記緩和用ワイヤガイドを、上記位置
決め用ワイヤガイドとほぼ同軸上に配置したものであ
る。
[作用] この発明における緩和用ワイヤガイドは、ワイヤの押圧
によるゆがみを緩和し、被加工物に対してワイヤが変位
するのを防止する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図をもとに説明する。第1
図はこの発明の一実施例によるワイヤカット放電加工機
の主要部を示す構成図、第2図は第1図のA部を拡大し
て示す説明図である。図において、(6)は押圧用ワイ
ヤガイド(3)と位置決め用ワイヤガイド(4)との間
に設けられ、ワイヤ(1)の押圧によるゆがみを緩和す
る緩和用ワイヤガイドであり、この例ではリング状に形
成されている。また、Δyは緩和用ワイヤガイド(6)
の内径とワイヤ(1)の外径との差を示し例えば5μ
m、dはワイヤ(1)の外径を示し例えば200μm、1
は位置決め用ワイヤガイド(4)と緩和用ワイヤガイド
(6)間の距離を示し例えば6mm、θ、φはワイヤガイ
ド(4),(6)の軸線に対するワイヤ(1)の傾き角
である。
第1図をもとに、本発明の基本概念を説明する。ワイヤ
(1)はワイヤガイド(2)および(3)を経て緩和用
ワイヤガイド(6)に到る。この時、緩和用ワイヤガイ
ド(6)の軸線に対してθなる傾きをもっている。とこ
ろが、位置決め用ワイヤガイド(4)は緩和用ワイヤガ
イド(6)とほぼ同一軸線上に配置されているので、ワ
イヤ(1)が位置決め用ワイヤガイド(4)に到る時に
は、θよりもさらに小さな傾きφとなり、位置決め用ワ
イヤガイド(4)を抜けて被加工物(5)に向かう段階
では傾き、すなわちワイヤ(1)のゆがみはほとんどな
くなる。この結果、加工精度に最も重要は区間である位
置決め用ワイヤガイド(4)から被加工物(5)をはさ
んで反対側の位置決め用ワイヤガイド(4)までは、ワ
イヤ(1)をほぼ完全な直線形状とすることができる。
第2図はワイヤ(1)の太さやワイヤガイド(4),
(6)の内径等を含めてさらにわかりやすく示した説明
図である。
第2図において、ワイヤガイドの内径と、ワイヤの外径
との差、Δyだけずらせた時には、ワイヤ(1)を真直
ぐに張架した場合を想定すると、緩和用ワイヤガイド
(6)の右端、位置決め用ワイヤガイド(4)の左端に
ワイヤ(1)が接触するようになる。この位置より位置
決め用ワイヤガイド(4)を右に動かすとワイヤ(1)
をしごくことになり、ワイヤ(1)のたわみを増加する
ことになる。
逆に位置決め用ワイヤガイド(4)を左に動かすと、ワ
イヤ(1)は位置決め用ワイヤガイド(4)と接触せ
ず、位置決め用ワイヤガイド(4)によりワイヤ(1)
を規制できなくなり、ワイヤ(1)の位置精度を悪化さ
せることになる。
従って緩和用ワイヤガイド(6)は位置決め用ワイヤガ
イド(4)と完全に同一軸線上に配置するよりも、上記
ギャップΔyだけ押圧用ワイヤガイド(3)と反対側に
軸心をずらして配置することにより、上述したゆがみ緩
和作用がより効果的に得られる。
また、位置決め用ワイヤガイド(4)と緩和用ワイヤガ
イド(6)間の距離lは長い程望ましいが、位置決め用
ワイヤガイド(4)と緩和用ワイヤガイド(6)の距離
lを変数として中央でのたわみΔxを計算すると、第4
図のような結果となり、即ちワイヤ径の10倍以上両者を
離すとΔxはほぼ一定になる結果から、その距離lは少
なくともワイヤ(1)径dの10倍程度あればよい。
なお、上記実施例では4組のワイヤガイド(2),
(3),(4),(6)を用いた場合について説明した
が、緩和用ワイヤガイド(6)に給電することによりワ
イヤガイド(2)を省き、3組のワイヤガイド(3),
(4),(6)とすることも可能であるし、さらに位置
決め用ワイヤガイド(4)のみ被加工物(5)をはさん
で2個用い、他は1個ずつ用いる場合もある。
[発明の効果] 以上のようにこの発明によれば、ワイヤを所定方向に押
圧する押圧用ワイヤガイド、この押圧用ワイヤガイドと
被加工物との間に設けられ、上記被加工物に対する上記
ワイヤの位置を決める位置決め用ワイヤガイド、および
上記押圧用ワイヤガイドと位置決め用ワイヤガイドとの
間に設けられ、上記ワイヤの押圧によるゆがみを緩和す
る緩和用ワイヤガイドを備え、上記位置決め用ワイヤガ
イドおよび緩和用ワイヤガイドを共にリング状に構成す
るとともに、上記位置決め用ワイヤガイドと緩和用ワイ
ヤガイドとの間の距離を、ワイヤ径の約10倍以上とし、
且つ上記緩和用ワイヤガイドを、上記位置決め用ワイヤ
ガイドとほぼ同軸上に配置したので、簡単な構成でもっ
てワイヤの押圧によるゆがみが緩和され、加工精度が向
上すする効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるワイヤカット放電加
工機の要部を示す構成図、第2図は第1図のA部を拡大
して示す説明図、第3図は従来のワイヤカット放電加工
機の要部を示す構成図、第4図はこの発明の一実施例に
係る、位置決め用ワイヤガイドと緩和用ワイヤガイドと
の距離と、ワイヤのたわみΔxとの関係を示す図であ
る。 図において、(1)はワイヤ、(3)は押圧用ワイヤガ
イド、(4)は位置決め用ワイヤガイド、(5)は被加
工物、(6)は緩和用ワイヤガイドである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示すもの
とする。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工物とワイヤを交差させ、両者間の放
    電現象を利用して上記被加工物を加工するワイヤカット
    放電加工機において、上記ワイヤを所定方向に押圧する
    押圧用ワイヤガイド、この押圧用ワイヤガイドと上記被
    加工物との間に設けられ、上記被加工物に対する上記ワ
    イヤの位置を決める位置決め用ワイヤガイド、および上
    記押圧用ワイヤガイドと位置決め用ワイヤガイドとの間
    に設けられ、上記ワイヤの押圧によるゆがみを緩和する
    緩和用ワイヤガイドを備え、上記位置決め用ワイヤガイ
    ドおよび緩和用ワイヤガイドを共にリング状に構成する
    とともに、上記位置決め用ワイヤガイドと緩和用ワイヤ
    ガイドとの間の距離を、ワイヤ径の約10倍以上とし、且
    つ上記緩和用ワイヤガイドを、上記位置決め用ワイヤガ
    イドとほぼ同軸上に配置したことを特徴とするワイヤカ
    ット放電加工機。
  2. 【請求項2】緩和用ワイヤガイドは、位置決め用ワイヤ
    ガイドに対し、上記緩和用ワイヤガイドの内径とワイヤ
    の外径との差だけ押圧用ワイヤガイドと反対側に軸心を
    ずらして配置されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のワイヤカット放電加工機。
JP61001547A 1986-01-08 1986-01-08 ワイヤカツト放電加工機 Expired - Lifetime JPH0673777B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61001547A JPH0673777B2 (ja) 1986-01-08 1986-01-08 ワイヤカツト放電加工機

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JP61001547A JPH0673777B2 (ja) 1986-01-08 1986-01-08 ワイヤカツト放電加工機

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JPS62162428A JPS62162428A (ja) 1987-07-18
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ID=11504546

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JP61001547A Expired - Lifetime JPH0673777B2 (ja) 1986-01-08 1986-01-08 ワイヤカツト放電加工機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4945200A (en) * 1989-03-17 1990-07-31 Fort Wayne Wire Die, Inc. Electrical discharge machine apparatus moving wire electrode guide assembly
JP6143351B2 (ja) * 2012-09-28 2017-06-07 株式会社ソディック ワイヤ放電加工機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5583532A (en) * 1978-12-15 1980-06-24 Inoue Japax Res Inc Wire cut electrical machining device
JPS55125941A (en) * 1979-03-23 1980-09-29 Mitsubishi Electric Corp Wire cut electrical discharge machining apparatus

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JPS62162428A (ja) 1987-07-18

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