JP2003127058A - ワイヤソー - Google Patents

ワイヤソー

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JP2003127058A
JP2003127058A JP2001325198A JP2001325198A JP2003127058A JP 2003127058 A JP2003127058 A JP 2003127058A JP 2001325198 A JP2001325198 A JP 2001325198A JP 2001325198 A JP2001325198 A JP 2001325198A JP 2003127058 A JP2003127058 A JP 2003127058A
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Japan
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wire
slurry
amount
bending
cutting
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JP2001325198A
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English (en)
Inventor
Kimihiko Kajimoto
公彦 梶本
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】均質でないワークを高速かつ高精度で加工しつ
つ、ワイヤの断線を防止する。 【解決手段】ワイヤ13の撓み量Laが10mmを一旦
超えると、撓み量Laが10mm以下となるまで、各昇
降テーブル21の移動速度を下降させたり、ワイヤ13
の走行速度を上昇させたり、更に各スラリノズル31か
らのスラリの吐出量を増大させ、これによりワイヤ13
の負荷を低減して、ワイヤ13の断線を防止している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池用多結晶
シリコン、半導体材料、磁性体材料、セラミック等の脆
性材料をワイヤにより切断するワイヤソーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のワイヤソーは、複数のローラ間
にワイヤを架け渡して巻き付け、ワイヤにテンションを
与えて、ワイヤを走行させつつ、砥粒を含むスラリをワ
イヤに供給し、ワークを移動させてワイヤに押し付け切
断するというものである。更に、例えば太陽電池用多結
晶シリコンを複数枚のウェハに切断する場合は、各ロー
ラ間にワイヤを多数回往復させて架け渡し、各ローラ間
で多数のワイヤ部分を一定の間隙で並進させ、太陽電池
用多結晶シリコンを各ワイヤ部分に押し付け切断し、こ
れにより複数枚のウェハを形成する。
【0003】この様なワイヤソーにおいては、ワイヤに
過度の負荷がかかると、ワイヤが断線してしまい、ワー
クは勿論のこと、ワイヤソーそのものにもダメージを与
えてしまう。このため、例えば特開平10−86141
号公報に記載のワイヤソーでは、ワイヤの走行方向の反
転時に、ワイヤに対するワークの押し付け力を低減した
り、ワークの切断長が長くなる程、ワイヤーの走行速度
を遅くし、これによりワイヤの断線を防止していた。
【0004】
【発明を解決しようとする課題】しかしながら、ワーク
そのものが均質でない場合は、ワイヤの走行方向の反転
時に、ワークの押し付け力を低減したり、ワークの切断
長が長くなる程、ワイヤの走行速度を遅くしも、ワイヤ
の断線を十分に防止することはできない。また、ワイヤ
走行速度を遅くすると、当然のことながら、全体の切断
時間が長くなる。
【0005】例えば、太陽電池用多結晶シリコンは、欠
陥や異物の混入、あるいは結晶粒の方向や大きさによ
り、均質でない部分を含む。また、複数の単結晶シリコ
ンブロックを貼り付けたものでは、その継ぎ目部分で他
の部分とは硬度が異なる。このため、その様な均質でな
いワークを切断するその時々で、ワイヤに作用する負荷
が様々に変化する。従って、従来の様にワイヤの走行方
向の反転時やワークの切断長のみに着目して、ワイヤの
負荷を低減するという単純な制御では、ワイヤの断線を
十分に防止することができず、加工時間が長くなるだけ
であった。また、均質でないワークを高精度で加工する
ことができなかった。
【0006】そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑
みてなされたものであり、均質でないワークを高速かつ
高精度で加工しつつ、ワイヤの断線を防止することが可
能なワイヤソーを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、複数のローラ間にワイヤを架け渡して巻
き付け、ワイヤにテンションを与えて、ワイヤを走行さ
せつつ、砥粒を含むスラリをワイヤに供給し、ワークを
移動させてワイヤに押し付け切断するワイヤソーにおい
て、ワイヤによるワークの切断遅れを検出する検出手段
と、この検出手段による検出結果に応じて、ワイヤに作
用する負荷を制御する制御手段とを備えている。
【0008】ワイヤによるワークの切断遅れが大きくな
る程、ワイヤの負荷が大きくなり、この負荷が過大にな
ったときに、ワイヤの断線が発生する。このため、ワイ
ヤによるワークの切断遅れに応じて、ワイヤに作用する
負荷を制御することにより、ワイヤの負荷が過大になる
ことを阻止することができ、ワイヤの断線を防止するこ
とができる。
【0009】また、本発明においては、制御手段は、ワ
イヤの走行速度、スラリの供給量、及びワークの移動速
度のうちの少なくとも1つを調節することにより、ワイ
ヤに作用する負荷を制御している。
【0010】ワイヤの負荷を制御するには、ワイヤの走
行速度、スラリの供給量、及びワークの移動速度のうち
の少なくとも1つを調節すれば良く、これらを組み合わ
せて調整するのが好ましい。
【0011】更に、本発明においては、複数のワークを
移動させてワイヤに押し付け切断しており、検出手段
は、各ワークの切断遅れのうちの最大の切断遅れを少な
くとも検出し、制御手段は、検出手段により検出された
最大の切断遅れに応じて、ワイヤに作用する負荷を制御
している。
【0012】複数のワークを移動させてワイヤに押し付
け切断する場合は、最大の切断遅れを生じたワークの部
位で、ワイヤの負荷が最大となる。このため、最大の切
断遅れに応じて、ワイヤに作用する負荷を制御すれば、
ワイヤの断線を確実に防止することができる。
【0013】また、本発明においては、検出手段は、ワ
イヤの撓み量をワークの切断遅れとして検出している。
【0014】ワークを移動させてワイヤに押し付け切断
しているので、ワイヤの撓み量をワークの切断遅れとし
て検出することができる。
【0015】更に、本発明においては、検出手段は、ワ
イヤの撓み方向に配置され、一定の撓み量だけ撓んだワ
イヤに接触する接触部材を含んでいる。
【0016】この接触部材がワイヤに接触したことを検
出することにより、ワイヤが一定の撓み量だけ撓んだこ
と、つまりワークの切断遅れが大きくなったことを検出
することができる。
【0017】また、本発明においては、検出手段は、ワ
イヤの撓み方向に配置され、ワイヤとの間の静電容量を
検出するセンサを含んでいる。
【0018】センサとワイヤ間の静電容量は、ワイヤが
撓んでセンサに接近する程に大きくなる。このため、こ
の静電容量を検出することにより、ワイヤが一定の撓み
量だけ撓んだこと、つまりワークの切断遅れが大きくな
ったことを検出することができる。
【0019】更に、本発明においては、スラリをワイヤ
に常時供給する常時供給手段、及びスラリをワイヤに随
時供給する随時供給手段を備えており、制御手段は、随
時供給手段を駆動制御することにより、スラリの供給量
を調節している。
【0020】ここでは、常時供給手段によりスラリをワ
イヤに常時供給する。そして、ワイヤの負荷を制御する
ときには、随時供給手段によりスラリをワイヤに供給し
て、スラリの供給量を調節する。
【0021】また、本発明においては、スラリをワイヤ
の各箇所に供給するそれぞれの供給手段を備えており、
制御手段は、各供給手段を駆動制御することにより、ワ
イヤの各箇所に対するスラリのそれぞれの供給量を調節
している。
【0022】ここでは、各供給手段によりスラリをワイ
ヤの各箇所に常時供給しつつ、ワイヤの負荷を制御する
ときには、該各供給手段によるスラリのそれぞれの供給
量を調節している。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して詳細に説明する。
【0024】図1は、本発明のワイヤソーの一実施形態
を概略的に示す図である。本実施形態のワイヤソーで
は、4本のワイヤガイドローラ11a,11b,11
c,11dをフレーム12の側壁に配置し、各ワイヤガ
イドローラ11a〜11dをそれぞれのベアリング軸受
け(図示せず)により回動自在に軸支している。各ワイ
ヤガイドローラ11a〜11dの外周には、800本の
環状溝を0.5mmピッチで形成している。これらの環
状溝は、V字型の断面形状であって、深さ0.2mmの
ものである。
【0025】ワイヤ13は、その直径が0.1mm〜
0.3mm程度の鋼線やピアノ線等である。例えば、ワ
イヤ13として、引っ張り強度が3500N/mm2
あって、直径が0.16mmのピアノ線を用いる。ワイ
ヤ13は、各ワイヤガイドローラ11a〜11dに80
0回だけ巻き付けられ、各ワイヤガイドローラ11a〜
11dの各環状溝に入り込む。これにより、各ワイヤガ
イドローラ11a,11b間には、ワイヤ13の800
本の部分(以下ワイヤ部分と称す)が0.5mmピッチ
で平行に架け渡され、同様に各ワイヤガイドローラ11
c,11d間にも、800本のワイヤ部分が0.5mm
ピッチで平行に架け渡される。
【0026】また、ワイヤ13は、新線ボビン14に予
め巻き付けられたものであり、この新線ボビン14から
送り出され、トラバーサ15を通じてテンションコント
ローラ16に至り、このテンションコントローラ16に
より例えば25N程度の一定のテンションを与えられて
から、各ワイヤガイドローラ11a〜11dに巻き付け
られる。更に、ワイヤ13は、各ワイヤガイドローラ1
1a〜11dからテンションローラ17へと導かれ、こ
のテンションコントローラ17により25N程度の一定
のテンションを与えられ、トラバーサ18を通じて巻き
取りボビン19に至り、この巻き取りボビン19により
巻き取られる。
【0027】各ワイヤガイドローラ11a〜11dは、
それぞれのモータ(図示せず)により一定の回転速度で
一方向に回転される。同時に、新線ボビン14及び巻き
取りボビン19も、それぞれのモータ(図示せず)によ
り回転制御される。これにより、ワイヤ13は、新線ボ
ビン14から送り出され、各ワイヤガイドローラ11a
〜11d間で7m/s〜12m/s程度の速度で走行
し、巻き取りボビン19に巻き取られる。例えば、ワイ
ヤ13を8m/sの速度で走行させる。
【0028】また、各昇降テーブル21をフレーム12
の側壁に設けている。各昇降テーブル21には、太陽電
池用の多結晶シリコンブロック22を4本ずつ搭載して
いる。各多結晶シリコンブロック22は、155mm×
155mmの矩形断面と、200mmの長さを有する正
四角柱である。2つの多結晶シリコンブロック22を1
組とし、これらの多結晶シリコンブロック22を長さ方
向で連結して、その長さを400mmとし、これらの多
結晶シリコンブロック22をガラスやカーボンからなる
保持板23に接着する。更に、この保持板23を固定板
24に取り付け、この固定板24を昇降テーブル21に
固定する。
【0029】各昇降テーブル21は、図示しない駆動機
構により0.05mm/min〜0.6mm/minの
速度で下方に移動される。例えば、各昇降テーブル21
を0.5mm/minの速度で下方へ移動させる。上側
の昇降テーブル21の移動に伴い、該昇降テーブル21
に搭載された各多結晶シリコンブロック22が各ワイヤ
ガイドローラ11a,11b間の800本のワイヤ部分
(ワイヤ13)に押し付けられる。同様に、下側の昇降
テーブル21の移動に伴い、該昇降テーブル21に搭載
された各多結晶シリコンブロック22が各ワイヤガイド
ローラ11c,11d間の800本のワイヤ部分に押し
付けられる。
【0030】図2は、本実施形態のワイヤソーを部分的
に拡大して示す正面図である。図2に示す様に上側の各
ワイヤガイドローラ11a,11b間の800本のワイ
ヤ部分の上方に、3個の供給スラリノズル31を配置し
ている。各スラリノズル31は、800本のワイヤ部分
の全てに対応する吐出口を有しており、スラリポンプ5
5からスラリの経路34を通じて圧送されてきたスラリ
をカーテン状に吐出し、このカーテン状のスラリを80
0本のワイヤ部分に供給する。同様に、下側の各ワイヤ
ガイドローラ11c,11d間の800本のワイヤ部分
の上方にも、3個の供給スラリノズル31を配置し、各
スラリノズル31の吐出口から800本のワイヤ部分へ
とカーテン状のスラリを供給する。
【0031】スラリは、研削油と#800の砥粒を10
0Lと100Kgの割合で混合したものである。1個の
スラリノズル31の吐出口からは、スラリが15Kg/
minの流量で吐出される。従って、合計6個のスラリ
ノズル31の吐出口から800本のワイヤ部分へと、ス
ラリが90Kg/minの流量で供給される。
【0032】また、図2に示す様に上側の各ワイヤガイ
ドローラ11a,11b間の800本のワイヤ部分の下
方に、撓み量センサ41及びステージ42を設けてい
る。この撓み量センサ41は、ワイヤ部分との間の静電
容量を検出するものである。この静電容量は、ワイヤ部
分による多結晶シリコンブロック22の切断遅れが大き
くなって、ワイヤ部分の撓み量が大きくなり、撓み量セ
ンサ41とワイヤ部分間の距離が短くなる程に大きくな
る。ステージ42は、図3に示す様に800本のワイヤ
部分の全てを横切る細長いものであり、撓み量センサ4
1を移動可能に支持する。撓み量センサ41をステージ
42に沿って1往復させつつ、撓み量センサ41の位置
を検出すると共に、撓み量センサ41により静電容量を
検出し、撓み量センサ41の位置に対する静電容量の変
化特性を求める。そして、この特性に基づいて、各ワイ
ヤ部分の撓み量、つまり各ワイヤ部分による多結晶シリ
コンブロック22の切断遅れ量を求める。同様に、下側
の各ワイヤガイドローラ11c,11d間の800本の
ワイヤ部分の下方にも、撓み量センサ41及びステージ
42を設け、この撓み量センサ41をステージ42に沿
って1往復させつつ、撓み量センサ41の位置を検出す
ると共に、撓み量センサ41により静電容量を検出し、
撓み量センサ41の位置に対する静電容量の変化特性を
求め、この特性に基づいて、各ワイヤ部分の撓み量(各
ワイヤ部分による多結晶シリコンブロック22の切断遅
れ量)を求める。
【0033】ここで、ワイヤ13を8m/sの速度で走
行させ、各昇降テーブル21を0.5mm/minの速
度で下方へ移動させ、各昇降テーブル21に搭載された
各多結晶シリコンブロック22を800本のワイヤ部分
に押し付け、各スラリノズル31の吐出口から800本
のワイヤ部分へとカーテン状のスラリを供給すると、各
多結晶シリコンブロック22が800本のワイヤ部分に
より0.5mmピッチで切断され、多数のウェハが形成
される。先に述べた様に各多結晶シリコンブロック22
が155mm×155mmの矩形断面と200mmの長
さを有する正四角柱であって、各昇降テーブル21が
0.5mm/minの速度で下方へ移動するため、各多
結晶シリコンブロック22の切断を遂行するには、約7
時間を要する。
【0034】図4は、本実施形態のワイヤソーの駆動制
御系を示すブロック図である。図4において、制御部5
1は、ステージ42上での撓み量センサ41の1往復に
際し、撓み量センサ41の位置及び撓み量センサ41に
より検出された静電容量を入力し、撓み量センサ41の
位置に対する静電容量の変化特性を求め、この特性に基
づいて、各ワイヤ部分の撓み量を求める。そして、制御
部51は、各ワイヤ部分の撓み量に応じて、各ワイヤガ
イドローラ11a〜11dのモータ群52と新線ボビン
14及び巻き取りボビン19のモータ群53を駆動制御
して、ワイヤ13の走行速度を調節する。また、制御部
51は、各ワイヤ部分の撓み量に応じて、各昇降テーブ
ル21の駆動機構のモータ54を駆動制御して、各昇降
テーブル21の移動速度を調節する。更に、制御部51
は、各ワイヤ部分の撓み量に応じて、スラリポンプ55
を駆動制御し、各スラリノズル31からのスラリの吐出
量を調節する。
【0035】制御部51は、ワイヤ13の走行速度、各
昇降テーブル21の移動速度、及び各スラリノズル31
からのスラリの吐出量を調節することにより、ワイヤ1
3に作用する負荷を制御する。
【0036】ここで、ワイヤ部分の撓み量をLaとする
と、多結晶シリコンブロック22の切断遅れが発生し
て、撓み量Laが10mmを超えたときに、ワイヤ13
の負荷が過大となり、ワイヤ13の断線が発生する。こ
の断線が発生すると、多結晶シリコンブロック22がダ
メージを受けて、歩留まりが0%になるばかりではな
く、ワイヤソー本体にも深刻なダメージを受ける。この
ため、本実施形態のワイヤソーでは、ワイヤ部分の撓み
量Laに応じて、ワイヤ13の走行速度、各昇降テーブ
ル21の移動速度、及び各スラリノズル31からのスラ
リの吐出量を調節し、これにより多結晶シリコンブロッ
ク22の切断遅れを解消して、ワイヤ部分の撓み量La
を低減し、ワイヤ13に作用する負荷を低減して、ワイ
ヤ13の断線を防止している。次に、その様なワイヤ1
3の断線を防止するための制御過程を図5に示すフロー
チャートに従って説明する。
【0037】まず、制御部51は、先に述べた様に撓み
量センサ41の位置に対する静電容量の変化特性に基づ
いて、各ワイヤ部分の撓み量Laを求め(ステップS1
01)、各ワイヤ部分の撓み量Laが10mm以下であ
るか否かを判定する(ステップS102)。例えば、各
ワイヤ部分の撓み量Laが10mm以下あれば(ステッ
プS102で「Yes」)、制御部51は、各多結晶シ
リコンブロック22の切断を終了していないことを確認
してから(ステップS103で「No」)、ステップS
101に戻る。
【0038】また、各ワイヤ部分の撓み量Laが10m
mを超えていれば(ステップS102で「Yes」)、
制御部51は、各ワイヤ部分のほぼ全体について、撓み
量Laが10mmを超えているか否かを判定し(ステッ
プS104)、超えていれば(ステップS104で「Y
es」)、各昇降テーブル21の駆動機構のモータ54
を駆動制御して、各昇降テーブル21の移動速度を下降
させる(ステップS105)。そして、制御部51は、
各ワイヤ部分の撓み量Laを再度求め(ステップS10
6)、各ワイヤ部分の撓み量Laが10mm以下に改善
されていれば(ステップS107で「Yes」)、各多
結晶シリコンブロック22の切断を終了していないこと
を確認してから(ステップS103で「No」)、ステ
ップS101に戻る。
【0039】更に、各昇降テーブル21の移動速度を下
降させても、各ワイヤ部分の撓み量Laが10mm以下
に改善されていなければ(ステップS107で「N
o」)、制御部51は、各ワイヤガイドローラ11a〜
11dのモータ群52と新線ボビン14及び巻き取りボ
ビン19のモータ群53を駆動制御して、ワイヤ13の
走行速度を上昇させる(ステップS108)。そして、
制御部51は、各ワイヤ部分の撓み量Laを再度求め
(ステップS109)、各ワイヤ部分の撓み量Laが1
0mm以下に改善されていれば(ステップS110で
「Yes」)、ステップS103を通じてステップS1
01に戻る。
【0040】また、ワイヤ13の走行速度を上昇させて
も、各ワイヤ部分の撓み量Laが10mm以下に改善さ
れていなければ(ステップS110で「No」)、制御
部51は、スラリポンプ55を駆動制御し、各スラリノ
ズル31からのスラリの吐出量を増大させる(ステップ
S111)。そして、制御部51は、各ワイヤ部分の撓
み量Laを再度求め(ステップS112)、各ワイヤ部
分の撓み量Laが10mm以下に改善されていれば(ス
テップS113で「Yes」)、ステップS103を通
じてステップS101に戻る。
【0041】更に、各スラリノズル31からのスラリの
吐出量を増大させても、各ワイヤ部分の撓み量Laが1
0mm以下に改善されていなければ(ステップS110
で「No」)、ステップS105からの処理を繰り返
す。
【0042】また、各ワイヤ部分の一部だけについて、
撓み量Laが10mmを超えていれば(ステップS10
4で「No」)、制御部51は、各昇降テーブル21の
移動速度を下降させると共に、ワイヤ13の走行速度を
上昇させ(ステップS114)、更に各スラリノズル3
1からのスラリの吐出量を増大させる(ステップS11
1)。そして、制御部51は、各ワイヤ部分の撓み量L
aを再度求め(ステップS112)、各ワイヤ部分の撓
み量Laが10mm以下に改善されていれば(ステップ
S113で「Yes」)、ステップS103を通じてス
テップS101に戻る。
【0043】更に、各昇降テーブル21の移動速度を下
降させ、ワイヤ13の走行速度を上昇させ、各スラリノ
ズル31からのスラリの吐出量を増大させても、各ワイ
ヤ部分の撓み量Laが10mm以下に改善されていなけ
れば(ステップS110で「No」)、ステップS10
5からの処理を繰り返す。
【0044】この様に本実施形態では、多結晶シリコン
ブロック22の切断遅れが発生して、ワイヤ13の撓み
量Laが10mmを一旦超えると、撓み量Laが10m
m以下となるまで、各昇降テーブル21の移動速度を下
降させたり、ワイヤ13の走行速度を上昇させたり、各
スラリノズル31からのスラリの吐出量を増大させてい
る。これにより、多結晶シリコンブロック22の切断遅
れが解消されて、ワイヤ13の撓み量Laが減少し、ワ
イヤ13の負荷が低減されて、ワイヤ13の断線が確実
に防止される。また、各昇降テーブル21の移動速度、
ワイヤ13の走行速度、及びスラリの吐出量を全て制御
することにより、ワイヤ13の負荷を低減しているの
で、各多結晶シリコンブロック22の切断速度が大幅に
下降することはない。
【0045】ところで、図6に示す様に各ワイヤ部分の
撓み量Laを0.5mm以上10mm以下に保った状態
で、各多結晶シリコンブロック22を切断すると、各ウ
ェハの品質(厚み、TTV、そり)が安定化し、バラツ
キσ<3μmの薄いウェハを得ることができる。また、
各ワイヤ部分の撓み量Laが0.5mm未満になると、
各ウェハの品質が不安定となって、バラツキσが10μ
m以上となってしまう。ただし、このときにはワイヤ1
3の断線の危険性がないため、各昇降テーブル21の移
動速度を上昇させたり、ワイヤ13の走行速度を下降さ
せたり、各スラリノズル31からのスラリの吐出量を減
少させて、各ワイヤ部分の撓み量Laを0.5mm以上
10mm以下に改善することができる。更に、各ワイヤ
部分の撓み量Laが10mmを超えたときにも、各ウェ
ハの品質が不安定となって、バラツキσが10μm以上
となってしまう。しかも、このときにはワイヤが断線す
る。従って、ワイヤの断線防止だけではなく、各ウェハ
の品質を向上させるためにも、図5に示すフローチャー
トの処理を行って、各ワイヤ部分の撓み量Laを10m
m以下する必要がある。
【0046】尚、本発明は、上記実施形態に限定される
ものではなく、多様に変形することができる。例えば、
撓み量センサ41及びステージ42の代わりに、図7に
示す様な導電性を有する撓み検出軸43を各ワイヤ部分
から一定の距離だけ離間させて設けても良い。この場合
は、ワイヤ13に微弱な電流を流しておき、ワイヤ部分
が下方に撓んで撓み検出軸43に接触したときに、ワイ
ヤ部分から撓み検出軸43へと流れた電流を検出し、こ
れによりワイヤ部分の撓み量を検出する。そして、ワイ
ヤ部分との接触位置から端部までの撓み検出軸43の抵
抗値を検出し、この抵抗値に基づいて、該接触位置、つ
まり接触したワイヤ部分の位置を判定する。
【0047】また、図8に示す様に各スラリノズル31
の近傍に、各小スラリノズル32及び各ステージ33を
配置しても良い。各小スラリノズル32は、ステージ3
3に沿って移動可能に支持されており、φ2mm程度の
吐出口を有し、100g/min程度の吐出量のスラリ
を吐出する。この場合は、各スラリノズル31から規定
量のスラリを常時吐出しつつ、各ワイヤ部分の一部につ
いて、撓み量Laが10mmを超えたときには、各小ス
ラリノズル32を各ステージ33に沿って該一部まで移
動させ、各小スラリノズル32から該一部へとスラリを
吐出することにより、該一部に対するスラリの吐出量を
増大させて、該一部の負荷を低減させる。例えば、各多
結晶シリコンブロック22の連結部位を切断するワイヤ
部分の負荷が過大になり易く、このワイヤ部分の撓み量
Laが10mmを超えたときに、このワイヤ部分のみに
対するスラリの吐出量を通常時の1.5倍に増大させる
と、このワイヤ部分の撓み量Laが改善される。
【0048】また、各スラリノズル31を省略して、多
数の小スラリノズル32を各ワイヤ部分に直交する方向
に配列してなるそれぞれの小スラリノズル群を設けても
構わない。この場合は、それぞれの小スラリノズル群の
各小スラリノズル32から規定量のスラリを常時吐出し
つつ、各ワイヤ部分の一部について、撓み量Laが10
mmを超えたときに、それぞれの小スラリノズル群別
に、いずれかの小スラリノズル32のスラリの吐出量を
増大させて、該一部に対するスラリの吐出量を増大さ
せ、該一部の負荷を低減させる。
【0049】更に、本発明は、太陽電池用の多結晶シリ
コンブロックを切断するワイヤソーだけではなく、半導
体材料、磁性体材料、セラミック等の脆性材料を切断す
るワイヤソーにも適用することができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、ワイ
ヤによるワークの切断遅れに応じて、ワイヤに作用する
負荷を制御しているので、ワイヤの負荷が過大になるこ
とを阻止することができ、ワイヤの断線を防止すること
ができる。
【0051】また、本発明によれば、ワイヤの走行速
度、スラリの供給量、及びワークの移動速度のうちの少
なくとも1つを調節したり、これらを組み合わせて調整
し、これによりワイヤの負荷を効率的に制御している。
【0052】更に、本発明によれば、複数のワークを移
動させてワイヤに押し付け切断する場合は、最大の切断
遅れを生じたワークの部位で、ワイヤの負荷が最大にな
ることから、最大の切断遅れに応じて、ワイヤに作用す
る負荷を制御し、ワイヤの断線を確実に防止している。
【0053】また、本発明によれば、ワークを移動させ
てワイヤに押し付け切断していることから、ワイヤの撓
み量をワークの切断遅れとして検出している。
【0054】更に、本発明によれば、接触部材がワイヤ
に接触したことを検出することにより、ワイヤが一定の
撓み量だけ撓んだこと、つまりワークの切断遅れが大き
くなったことを検出している。
【0055】また、本発明によれば、ワイヤとの間の静
電容量を検出するセンサをワイヤの撓み方向に配置して
いる。センサとワイヤ間の静電容量は、ワイヤが撓んで
センサに接近する程に大きくなる。このため、この静電
容量を検出することにより、ワイヤが一定の撓み量だけ
撓んだこと、つまりワークの切断遅れが大きくなったこ
とを検出することができる。
【0056】更に、本発明によれば、常時供給手段によ
りスラリをワイヤに常時供給している。そして、ワイヤ
の負荷を制御するときには、随時供給手段によりスラリ
をワイヤに供給して、スラリの供給量を調節している。
【0057】また、本発明によれば、各供給手段により
スラリをワイヤの各箇所に常時供給しつつ、ワイヤの負
荷を制御するときには、該各供給手段によるスラリのそ
れぞれの供給量を調節している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のワイヤソーの一実施形態を概略的に示
す図である。
【図2】本実施形態のワイヤソーを部分的に拡大して示
す正面図である。
【図3】本実施形態のワイヤソーにおける撓み量センサ
及びステージを示す平面図である。
【図4】本実施形態のワイヤソーの駆動制御系を示すブ
ロック図である。
【図5】本実施形態のワイヤソーによる制御過程を示す
フローチャートである。
【図6】ワイヤの撓み量とウェハの品質の関係を示す図
表である。
【図7】本実施形態のワイヤソーにおける撓み量センサ
及びステージの代わりに用いられる撓み検出軸を示す平
面図である。
【図8】本実施形態のワイヤソーにおける各スラリノズ
ルに付加される各小スラリノズルを示す正面図である。
【符号の説明】
11a,11b,11c,11d ワイヤガイドローラ 12 フレーム 13 ワイヤ 14 新線ボビン 15,18 トラバーサ 16,17 テンションコントローラ 19 巻き取りボビン 21 昇降テーブル 22 多結晶シリコンブロック 23 保持板 24 固定板 31 供給スラリノズル 32 小スラリノズル 41 撓み量センサ 42 ステージ 43 撓み検出軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24B 57/02 B24B 57/02 Fターム(参考) 3C034 AA19 BB92 CA16 CB01 CB06 DD10 3C047 FF06 GG15 3C058 AA05 AA12 AA16 AC02 AC04 BA01 BA06 CB03 CB06 DA03 DA17

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のローラ間にワイヤを架け渡して巻
    き付け、ワイヤにテンションを与えて、ワイヤを走行さ
    せつつ、砥粒を含むスラリをワイヤに供給し、ワークを
    移動させてワイヤに押し付け切断するワイヤソーにおい
    て、 ワイヤによるワークの切断遅れを検出する検出手段と、 この検出手段による検出結果に応じて、ワイヤに作用す
    る負荷を制御する制御手段とを備えることを特徴とする
    ワイヤソー。
  2. 【請求項2】 制御手段は、ワイヤの走行速度、スラリ
    の供給量、及びワークの移動速度のうちの少なくとも1
    つを調節することにより、ワイヤに作用する負荷を制御
    することを特徴とする請求項1に記載のワイヤソー。
  3. 【請求項3】 複数のワークを移動させてワイヤに押し
    付け切断しており、 検出手段は、各ワークの切断遅れのうちの最大の切断遅
    れを少なくとも検出し、 制御手段は、検出手段により検出された最大の切断遅れ
    に応じて、ワイヤに作用する負荷を制御することを特徴
    とする請求項1又は2に記載のワイヤソー。
  4. 【請求項4】 検出手段は、ワイヤの撓み量をワークの
    切断遅れとして検出することを特徴とする請求項1乃至
    3のいずれかに記載のワイヤソー。
  5. 【請求項5】 検出手段は、ワイヤの撓み方向に配置さ
    れ、一定の撓み量だけ撓んだワイヤに接触する接触部材
    を含むことを特徴とする請求項4に記載のワイヤソー。
  6. 【請求項6】 検出手段は、ワイヤの撓み方向に配置さ
    れ、ワイヤとの間の静電容量を検出するセンサを含むこ
    とを特徴とする請求項4に記載のワイヤソー。
  7. 【請求項7】 スラリをワイヤに常時供給する常時供給
    手段、及びスラリをワイヤに随時供給する随時供給手段
    を備えており、 制御手段は、随時供給手段を駆動制御することにより、
    スラリの供給量を調節することを特徴とする請求項2に
    記載のワイヤソー。
  8. 【請求項8】 スラリをワイヤの各箇所に供給するそれ
    ぞれの供給手段を備えており、 制御手段は、各供給手段を駆動制御することにより、ワ
    イヤの各箇所に対するスラリのそれぞれの供給量を調節
    することを特徴とする請求項2に記載のワイヤソー。
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