JP2594078B2 - ワイヤカット放電加工装置用通電装置 - Google Patents
ワイヤカット放電加工装置用通電装置Info
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- JP2594078B2 JP2594078B2 JP62313074A JP31307487A JP2594078B2 JP 2594078 B2 JP2594078 B2 JP 2594078B2 JP 62313074 A JP62313074 A JP 62313074A JP 31307487 A JP31307487 A JP 31307487A JP 2594078 B2 JP2594078 B2 JP 2594078B2
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- wire electrode
- electric discharge
- current
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- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はワイヤカット放電加工装置用通電装置に関す
る。
る。
〔従来技術及び問題点〕 従来、加工用電源からワイヤ電極に加工パルスを通電
する通電装置として、通電ピンの通電位置を消耗の都度
変更するために第1図に示すように内部に円形穴2aを形
成した円筒通電体2を設け、該円筒体にワイヤ電極1を
挿通し、ワイヤ電極1を円形穴2aの一方の壁面に接触摺
動させて通電するようにした装置が提案されている。円
筒通電体2はワイヤ電極1と接触する穴の壁面が消耗す
る都度回動させてワイヤ電極1の接触位置を変えるよう
にすることにより長寿命の通電を行なうことができる。
する通電装置として、通電ピンの通電位置を消耗の都度
変更するために第1図に示すように内部に円形穴2aを形
成した円筒通電体2を設け、該円筒体にワイヤ電極1を
挿通し、ワイヤ電極1を円形穴2aの一方の壁面に接触摺
動させて通電するようにした装置が提案されている。円
筒通電体2はワイヤ電極1と接触する穴の壁面が消耗す
る都度回動させてワイヤ電極1の接触位置を変えるよう
にすることにより長寿命の通電を行なうことができる。
しかしながら、円筒通電体2の内壁面に接触するワイ
ヤ電極1は点(線)接触であり、大電流通電すると通電
電流密度が上昇して加熱し消耗し大電流の安定通電がで
きない。又円形穴2a壁面に接触するワイヤ電極1が振動
とか衝撃によって接触位置を転動し軌跡変動したりして
安定した通電ができない欠点がある。
ヤ電極1は点(線)接触であり、大電流通電すると通電
電流密度が上昇して加熱し消耗し大電流の安定通電がで
きない。又円形穴2a壁面に接触するワイヤ電極1が振動
とか衝撃によって接触位置を転動し軌跡変動したりして
安定した通電ができない欠点がある。
本発明は前記欠点に鑑みて提案されたもので、外周が
円形の長尺通電体の2本以上を互いに軸を平行にして接
触若しくは微小間隙を保たせて設け、該長尺通電体間に
軸方向に形成される溝に前記ワイヤ電極を平行に沿わ
せ、接触させた状態で軸方向に移動させるようにしたこ
とを特徴とする。
円形の長尺通電体の2本以上を互いに軸を平行にして接
触若しくは微小間隙を保たせて設け、該長尺通電体間に
軸方向に形成される溝に前記ワイヤ電極を平行に沿わ
せ、接触させた状態で軸方向に移動させるようにしたこ
とを特徴とする。
以下図面の一実施例により本発明を説明する。第2図
は側面図、第3図は上断面図で、1はワイヤ電極で、図
示しないリールから供給され、被加工体と対向して加工
する加工部ガイド間を移動走行する。3はワイヤ電極1
に加工電流を通電する通電体で、被加工体の片側若しく
は両側のワイヤ電極走行部分に位置して設けられ、外周
円形の両端エッジを取った長尺体の2本を互いに軸を平
行にして接触若しくは微小間隙を保たせて設け、両者間
に軸方向に形成される溝に前記ワイヤ電極1を平行に沿
わせ接触させた状態で軸方向に移動しながら通電され
る。6はワイヤ電極1を通電体3に圧接するローラであ
る。通電体は第3図上面図のように円環ホルダ4に嵌合
して支持され、ホルダ外周に接触した駆動ローラ5によ
り回動させることができる。
は側面図、第3図は上断面図で、1はワイヤ電極で、図
示しないリールから供給され、被加工体と対向して加工
する加工部ガイド間を移動走行する。3はワイヤ電極1
に加工電流を通電する通電体で、被加工体の片側若しく
は両側のワイヤ電極走行部分に位置して設けられ、外周
円形の両端エッジを取った長尺体の2本を互いに軸を平
行にして接触若しくは微小間隙を保たせて設け、両者間
に軸方向に形成される溝に前記ワイヤ電極1を平行に沿
わせ接触させた状態で軸方向に移動しながら通電され
る。6はワイヤ電極1を通電体3に圧接するローラであ
る。通電体は第3図上面図のように円環ホルダ4に嵌合
して支持され、ホルダ外周に接触した駆動ローラ5によ
り回動させることができる。
ワイヤ電極1と円形通電体3とは、第4図拡大図に示
すように少なくとも2点P1、P2で接触し、これが通電体
3の長さ分だけ線状に接触するから、少なくとも2線接
触し、通電面積が従来の約2倍以上に増加し、通電電流
密度を1/2以下に減少させることができる。又通電体3
の互いに平行に接触する平行溝はV字形に形成され、こ
こにワイヤ電極1が嵌合接触するから、ワイヤ電極1の
移動走行に際して振動により溝から外れて軌跡変化を起
すことがなく、安定した走行、接触通電を行なうことが
できる。
すように少なくとも2点P1、P2で接触し、これが通電体
3の長さ分だけ線状に接触するから、少なくとも2線接
触し、通電面積が従来の約2倍以上に増加し、通電電流
密度を1/2以下に減少させることができる。又通電体3
の互いに平行に接触する平行溝はV字形に形成され、こ
こにワイヤ電極1が嵌合接触するから、ワイヤ電極1の
移動走行に際して振動により溝から外れて軌跡変化を起
すことがなく、安定した走行、接触通電を行なうことが
できる。
又通電体3の移動走行するワイヤ電極1と接触する部
分が消耗した場合には駆動ローラ5により円環ホルダ4
を回動させることにより円形通電体3が自転し、接触部
の位置を変えることができ、通電体3の外周全面を利用
することができるから、寿命を長く安定した通電をする
ことができる。
分が消耗した場合には駆動ローラ5により円環ホルダ4
を回動させることにより円形通電体3が自転し、接触部
の位置を変えることができ、通電体3の外周全面を利用
することができるから、寿命を長く安定した通電をする
ことができる。
第5図は通電体3に各々係合する回転歯車7を設け、
これを駆動歯車8で回転させるようにしたものである。
9は回転モータ、10はエンコーダ、エンコーダ10の位置
検出によって角度割出し制御すれば通電体3の全周面を
均一に利用することができる。又モータを連続回転させ
通電体3を低速で回転させれば通電体3の全周面を均等
に消耗させ、通電面積を増加させることができると共に
回転移動によりワイヤ電極1の食込みを防止することが
でき、安定した通電ができる。
これを駆動歯車8で回転させるようにしたものである。
9は回転モータ、10はエンコーダ、エンコーダ10の位置
検出によって角度割出し制御すれば通電体3の全周面を
均一に利用することができる。又モータを連続回転させ
通電体3を低速で回転させれば通電体3の全周面を均等
に消耗させ、通電面積を増加させることができると共に
回転移動によりワイヤ電極1の食込みを防止することが
でき、安定した通電ができる。
以上は一実施例により本発明を説明したが、通電体3
は円筒、円柱何れでもよく、2以上を平行に組合せるこ
とができる。第6図は通電体3のホルダにコ字形のホル
ダ11を設けて支持した場合の実施例、又はV字形の枠体
ホルダであってもよい。又、ワイヤ電極1を接触させる
側からバネ加圧して安定接触させることもできる。
は円筒、円柱何れでもよく、2以上を平行に組合せるこ
とができる。第6図は通電体3のホルダにコ字形のホル
ダ11を設けて支持した場合の実施例、又はV字形の枠体
ホルダであってもよい。又、ワイヤ電極1を接触させる
側からバネ加圧して安定接触させることもできる。
以上のように本発明のワイヤ電極通電装置は、外周が
円形の長尺通電体の2本以上を互いに軸を平行にして接
触若しくは微小間隙を保たせて設け、該長尺通電体間に
軸方向に形成される溝に前記ワイヤ電極を平行に沿わせ
接触させた状態で軸方向に移動させながら通電されるよ
うにしたから、接触通電面積が増加し通電電流密度が減
少し効率よく大電流通電を行なうことができ、通電部分
の加熱、摩耗を少なくし安定通電を行なうことができ
る。又円形通電体の平行接触により形成されるV形溝に
ワイヤ電極を嵌合接触させて移動走行させるので、軌跡
変化をすることもなく安定に接触通電することができ
る。
円形の長尺通電体の2本以上を互いに軸を平行にして接
触若しくは微小間隙を保たせて設け、該長尺通電体間に
軸方向に形成される溝に前記ワイヤ電極を平行に沿わせ
接触させた状態で軸方向に移動させながら通電されるよ
うにしたから、接触通電面積が増加し通電電流密度が減
少し効率よく大電流通電を行なうことができ、通電部分
の加熱、摩耗を少なくし安定通電を行なうことができ
る。又円形通電体の平行接触により形成されるV形溝に
ワイヤ電極を嵌合接触させて移動走行させるので、軌跡
変化をすることもなく安定に接触通電することができ
る。
又通電体の消耗の都度回動させて接触部分を移動させ
ることにより通電体の円形外周面を全面利用することが
でき、通電装置の寿命を著しく増大させることができ
る。又通電体を連続して回動させれば、通電体の円周全
面を均一に消耗させて利用できると共に通電体の回転移
動によりワイヤ電極の溝への食込みを防止することがで
き、安定した通電をすることができる。
ることにより通電体の円形外周面を全面利用することが
でき、通電装置の寿命を著しく増大させることができ
る。又通電体を連続して回動させれば、通電体の円周全
面を均一に消耗させて利用できると共に通電体の回転移
動によりワイヤ電極の溝への食込みを防止することがで
き、安定した通電をすることができる。
第1図は従来例の説明図、第2図は本発明の一実施例の
側面図、第3図は上断面図、第4図はその一部拡大説明
図、第5図及び第6図は他の実施例の上面図である。 1……ワイヤ電極 3……通電体 4……ホルダ
側面図、第3図は上断面図、第4図はその一部拡大説明
図、第5図及び第6図は他の実施例の上面図である。 1……ワイヤ電極 3……通電体 4……ホルダ
Claims (1)
- 【請求項1】上下ガイド間を移動するワイヤ電極と被加
工体間に加工用電源からパルスを通電して放電加工する
ワイヤカット放電加工装置に於ける前記加工用電源から
ワイヤ電極に通電する通電装置に於て、外周が円形の長
尺通電体の2本以上を互いに軸を平行にして接触若しく
は微小間隙を保たせて設け、該長尺通電体間に軸方向に
形成される溝に前記ワイヤ電極を平行に沿わせて接触さ
せた状態で軸方向に移動させるようにしたことを特徴と
するワイヤカット放電加工装置用通電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62313074A JP2594078B2 (ja) | 1987-12-10 | 1987-12-10 | ワイヤカット放電加工装置用通電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62313074A JP2594078B2 (ja) | 1987-12-10 | 1987-12-10 | ワイヤカット放電加工装置用通電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01153222A JPH01153222A (ja) | 1989-06-15 |
JP2594078B2 true JP2594078B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=18036881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62313074A Expired - Fee Related JP2594078B2 (ja) | 1987-12-10 | 1987-12-10 | ワイヤカット放電加工装置用通電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594078B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5585013A (en) * | 1995-04-07 | 1996-12-17 | Truty; Thomas J. | Electrode guide |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59116129U (ja) * | 1983-01-28 | 1984-08-06 | 株式会社井上ジャパックス研究所 | ワイヤカツト放電加工装置 |
-
1987
- 1987-12-10 JP JP62313074A patent/JP2594078B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01153222A (ja) | 1989-06-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |