JP2549300B2 - パチンコ機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、打球流下方向変換手段と、該打球流下方向
変換手段の下方に位置した遊技盤表面に設けられて駆動
手段による打球流下方向変換手段の状態変換により流下
方向が変化された打球が入賞可能な入賞手段とを有する
パチンコ機に関するものである。

［従来の技術］ 従来、この種のパチンコ機は、各種の打球入賞装置を
備え、この打球入賞装置に一旦受け入れ、或いは受け止
めた打球をそのまゝ入賞球として遊技盤の裏側に取り込
んでいた。

［発明が解決しようとする課題］ 従って、上記従来のパチンコ機では、一旦打球入賞装
置が開状態になった場合には、打球が遊技盤面上を流下
してその打球入賞装置に入るまでの短時間しか入賞期待
感の高い遊技を楽しむことができないという問題点があ
った。

又、一旦打球入賞装置に入ったり、或いは受け止めら
れた打球は、再び遊技盤上に戻ることがないので、パチ
ンコ遊技の内容が単調になり易いという問題点がある。

そこで本発明は、上記従来装置の問題点を解決するも
のであって、その目的とするところは、打球流下方向変
換手段の状態変換により打球の流下方向を変化させると
共に、打球流下方向変換手段の下方に位置した遊技盤表
面に他の入賞手段を組合せることにより、遊技形態の一
層の多様化を図ることのでき、興趣に富むパチンコ機を
提供するものである。

［課題を解決するための手段］ そこで、本発明は上記目的を達成するためのものであ
り、以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明
する。

本発明の第１の特徴点は、遊技盤（３）の表面側に設
けられて、該遊技盤（３）面を流下する打球を全く受け
入れないか若しくは受け入れ難い第１状態及び打球を受
け入れ易い第２状態とに変換し、この状態変換により遊
技盤（３）面を流下する打球の流下方向を変化する打球
流下方向変換手段（例えば打球入賞装置７等）と、この
打球流下方向変換手段（７）を第１状態と第２状態とに
変換駆動する駆動手段（例えば電気的駆動源17等）と、
前記打球流下方向変換手段（７）の下方に位置した遊技
盤（３）の表面に設けられて、前記駆動手段（17）によ
る打球流下方向変換手段（７）の状態変換により流下方
向が変化された打球が入賞可能な入賞手段（特定入賞口
32と変動入賞装置33のいずれか少なくとも一方であり、
例えば特定入賞口32がこれに相当する。）とを備えたこ
とを特徴とするものである。

そして、第２の特徴点は、第１の特徴点の全部を主要
部とするものであって、これに加え、打球流下方向変換
手段（７）は、遊技盤（３）の表面に取り付けられる基
板（９）に形成した開口部（８）と、上記基板（９）に
取り付けられて上記開口部（８）の前面側に臨み、駆動
手段（17）により第１状態と第２状態とに変換する一対
の変動球受部材（12,12）とを少なくとも有し、上記打
球流下方向変換手段（７）は、前記駆動手段（17）によ
る一対の変動球受部材（12）に基づき、遊技盤（３）の
表面を流下する打球の流下方向を、前記基板（９）の開
口部（８）内に取り込んで入賞とする方向と、前記入賞
手段（32）に向って再度遊技盤（３）の表面を流下させ
る方向とに変化させる様にしたことを特徴とするもので
ある。

［作 用］ 先ず、駆動手段（17）による一対の変動球受部材（1
2）のに状態変換により、遊技盤（３）の表面を流下す
る打球の流下方向を、前記基板（９）の開口部（８）内
に取り込んで入賞とする方向と、入賞手段（32）に向っ
て基板（９）の表面を流下させる方向とに変化させる。

このため、開口部に取り込まれないで打球流下方向変
換手段（７）から流下する打球は、更に下方に設けられ
た入賞手段（32）に入賞するチャンスが与えられる。こ
の駆動手段（17）の作動制御を、多様に行なうことによ
り変動球受部材（12）上に載る打球数が変化して、入賞
手段（32）への打球の入賞率が変化する。

［実 施 例］ 以下に本発明を図面に示した一実施例に基づき説明す
る。

パチンコ機１は、第１図に示す様に、額縁状前面枠２
の窓部を裏側から塞ぐ様にして設けた遊技盤３の表面に
ガイドレール４で囲まれた遊技部５を形成し、該遊技部
５内には、無数の障害釘（図示せず）を植設すると共
に、特別入賞口６及び遊技盤３面を流下する打球を全く
受け入れないか若しくは受け入れ難い第１状態及び打球
を受け入れ易い第２状態とに変換し、この状態変換によ
り遊技盤３面を流下する打球の流下方向を変化する打球
流下方向変換手段として機能する打球入賞装置７等を配
設する。

上記打球入賞装置７は、開口部８を開設した基板９の
裏側に前面開放状のケース10を有し、基板９の表面には
庇部11を開口部８の上縁に突設すると共に、開口部８の
左右には打球を受け止める左右一対の変動球受部材12、
12を設けてある。

図面の実施例によれば、変動球受部材12は飛行機の翼
に似せた板材であって表面に長さ方向の浅い溝部13を有
し、開口部８の左右側縁近くの基板９に夫々回動軸14に
より回動可能に取り付けてある。上記回動軸14は、ケー
ス10の側部に形成してある筒部15内に挿通され、該筒部
15から突出する後端に取り付けた連動部材16を介して電
磁ソレノイド等の駆動手段としての電気的駆動源17に接
続してある。

図面の実施例で示す連動部材16は、回動軸14に固定す
る基部18と、該基部18から横方向に延出した押圧片19
と、該基部18を中心としてほゞ90度変位した位置に基部
18から延出した掬い上げ片20と、該掬い上げ片20の途中
から後向きに突出するピン21とからなり、該ピン21と電
気的駆動源17とを接続してある。

従って、変動球受部材12は、電気的駆動源17を作動し
ない状態においては電気的駆動源17の復帰用スプリング
17′がピン21を下方に付勢することゝ、変動球受部材12
自体の自重とにより、第６図に示す様に、一端12′を垂
下した直立状に静止し、打球を受け入れない第１状態と
なる。

そして、電気的駆動源17を作動すると、ピン21が上昇
しながら連動部材16を第６図の矢印Ａ方向にほヾ90度回
動する。連動部材16が回動すると、変動球受部材12は連
動部材16と一体的に回動し、第７図に示す様に、垂下し
ていた端部12′を飛行機22の機首22′に当接して横方向
に静止し、打球を受け入れ易い第２状態に変換する。
尚、変動球受部材12は、第１状態においては基板９に突
設した突起23に当接し、第２状態においては機首22′に
当接するので、常に所定の位置で静止し、第２状態では
機首側端部12′を僅かに下降した傾斜状態となる。

上記ケース10は、上面部10a、左右側面部10b,10b、後
面部10c、及び前方に向って下り傾斜する底面部10dを備
え、上記底面部10dの傾斜下端には、打球を遊技盤３の
裏面に排出する球出口10eを開設してある。そして、こ
のケース10の内部には機首22′が開口部８から突出する
様にして飛行機22を装飾部材として設け、該飛行機22の
左右の主翼上面に浅い溝状の球通路24,24を夫々前後方
向に形成する。

上記球通路24は、複数の打球を同時に載せるのに十分
な長さを有し、開口部８に臨む傾斜上端の入口24aは第
２状態における変動球受部材12の傾斜下端、即ち機首側
端部12′とほゞ同じ高さに位置して溝部13に接続する。

一方、球通路24の出口24bである傾斜下端には、スト
ッパ25を臨設する。このストッパ25は、ケース10の後面
部10cの裏側に支承した左右方向の支軸26に遊嵌した基
部25aと、該基部25aから前方に延設した鉤状ストッパー
片25bと、基部25aから下方に延出した脚片25cと、該脚
片25cの下端に形成した水平方向の受片25dとからなる。
そして、このストッパ25をケース10に取付けるには、ケ
ース10の後面部10cに開設した通孔27内にストッパー片2
5bを裏側から挿通して、ストッパー片25bの下向き先端
を流通路24の出口24bに臨ませると共に、受片25dを連動
部材16に臨ませる。

前記電気的駆動源17を作動しない状態においては、前
記した様に復帰用スプリング17′の付勢により、連動部
材16の押圧片19が略水平方向に位置するので、ストッパ
25の受片25dは押圧片19により下方に押圧され、下降す
る。受片25dが下降すると、ストッパ25は、第６図に示
す様に、先端を上昇して流通路24の出口24bを開放した
状態で静止する。即ち、変動球受部材12が打球を受け入
れない第１状態においては、ストッパ25は球通路24の出
口24bを開放状態にする。

そして、電気的駆動源17を作動すると、連動部材16が
第６図の矢印Ａ方向に回動し、押圧片19が上昇して受片
25dから離れると共に、掬い上げ片20が上昇して受片25d
を掬い上げる。受片25dが掬い上げられると、ストッパ2
5は支軸26を中心にして規制杆28に当接するまで回動
し、第７図に示す様に、先端が下降して球通路24の出口
24dを遮る。

即ち、電気的駆動源17の作動により変動球受部材12が
打球を受け入れ易いほゞ水平に開いた第２状態に変換す
ると、ストッパ25は変動球受部材12に連動して回動し、
球通路24の出口24bを遮る。又、変動球受部材12が第２
状態に変換すると、前記した様に変動球受部材12の溝部
13と球通路24とが接続される。

従って、遊技盤３を流下する打球は、開いた変動球受
部材12の先端部で受け止められた際に、先ず流下方向が
変化し、溝部13に沿い機首側端部12′に向って転動す
る。そして、溝部13に沿って転動する打球は、機首22′
に当り、その際に基板９の開口部８内に取り込まれる方
向に、更に転動方向乃至は流下方向が変化し、入口24a
から球通路24に流入し、最先の打球はストッパ25に当接
して球通路24内で停止し、球通路24上に打球が一時的に
保留される。

そして、二番目以降の打球も、同様に流下方向を変化
させながら、球通路24上に順次列状に保留され、球通路
24上が一杯になると、それ以降の打球は、変動球受部材
12の先端部で受け止められた後、変動球受部材12の溝部
13に沿って転動し、機首22′に当って停止し、溝部13に
沿って機首22′側から順次列状に保留される。

こうして、球通路24と変動球受部材12とに打球が保留
された状態で電気的駆動源17が消磁すると、復帰用スプ
リング17′の付勢により、変動球受部材12が、第８図の
矢印Ｂで示す様に、機首側の端部12′を下降する方向に
戻り回動するので、該端部12′と機首22′との間に間隙
29が生じ、変動球受部材12の溝部13内に保留されていた
打球は、上記間隙29を通って流下し、再び遊技盤面上に
戻され、この間隙29を通って流下する際に、真下方向に
流下する様に流下方向の方向付けがなされる。

上記打球入賞装置７は、変動球受部材12を第１状態か
ら第２状態に変換する条件を適宜に設定することで、パ
チンコ遊技の内容の一層の多様化を図ることができる。

例えば、第１図に示すパチンコ機１においては、打球
が特別入賞口６に入ることを条件として、打球入賞装置
７が第１状態から第２状態に変換する様にしている。

即ち、打球が特別入賞口６に入ると、該特別入賞口６
から延設した流路の途中に臨ませた球検出機30が打球を
検出して、電気的制御装置31に特別入賞信号を伝送す
る。

電気的制御装置31は、特別入賞信号を受けると電気的
駆動源17を所定時間（例えば18秒間）だけ作動し、打球
入賞装置７が第１状態から第２状態に変換する。

こうして、打球入賞装置７が第２状態に変換すると、
多数の打球が変動球受部材12上に流下するので、球通路
24及び変動球受部材12上に打球が留まる。そして、所定
時間が経過すると、電気的駆動源17が消磁するので、球
通路24上の打球は入賞球として遊技盤３の裏側に取り込
まれ、変動球受部材12上の打球は遊技盤面上をそのまま
流下する。

第１図に示すパチンコ機１は、上記打球入賞装置７の
状態変換により遊技盤面上を再び流下する打球が入賞可
能な第１の入賞手段としての特定入賞口32を打球入賞装
置７の下方に設けると共に、更に特定入賞口32の下方に
は、該特定入賞口32に入賞した打球に基づいて、打球が
入り易い状態に変換する第２の入賞手段としての変動入
賞装置33を設ける。

尚、本発明では特定入賞口32、変動入賞装置33のいず
れか少なくとも一方でもよいが、特定入賞口32、変動入
賞装置33の両方を配設することが好ましい。

上記第２の入賞手段としての変動入賞装置33は、第９
図に示す様に、横長な球入口34に扉板35の開閉可能に軸
着し、該扉板35をソレノイド36の駆動により開閉して打
球の受け入れ状態を変換する所謂アタッカー式入賞装置
等、公知の変動入賞装置を用いる。

打球が特定入賞口32に入ると、該特定入賞口32から延
設した流路に臨ませて設けた球検出器（図示せず）が打
球を検出し、電気的制御装置31に特定入賞信号を送る。

電気的制御装置31は、特定入賞信号を受けるとソレノ
イド36を所定時間（例えば10秒間）だけ励磁して扉板35
を開き、変動入賞装置33を打球が受け入れ易い状態に変
換する。

一方、打球入賞装置７の状態変換により放出される打
球は、真下方向に流下する様に流下方向の方向付けがな
されることから、打球入賞装置７のほゞ真下に位置する
特定入賞口32に入賞し易い。

即ち、打球入賞装置７の変動球受部材12の溝部13内に
保留されていた打球が再度遊技盤上に放出された場合、
当該打球が特定入賞口32に入る確率は、遊技盤面上を普
通に流下してきた打球が特定入賞口32に入る確率よりも
高くなる。

従って、遊技者は打球入賞装置７の変動球受部材12上
に打球が保留されると、特定入賞口32への入賞を期待す
ることができるし、特定入賞口32に打球が入賞し易いと
いうことは、変動入賞装置33が打球が入り易い状態に変
換する確率も向上し、変動入賞装置33が打球が入り易い
状態に変換することで、打球の入賞率が格段に向上す
る。

尚、打球入賞装置７は、所定時間継続して第２状態を
維持するものに限らず、短時間（例えば３秒間）宛複数
回（例えば10回）繰り返し変換する様にしてもよい。

又、変動球受部材12とストッパ25とを連動させる連動
手段は、上記実施例で示した連動部材16と受片25dとの
組合せに限定されるものではなく、機械的な構成に限ら
ず、電気的に連動させてもよい。例えば、変動球受部材
駆動用の電磁ソレノイドと、ストッパ駆動用の電磁ソレ
ノイドとを別設し、両電磁ソレノイドを電気的制御装置
により電気的に連動させてもよい。更に、変動球受部材
12とストッパ25は、第２状態に変換した変動球受部材12
が受け止めた打球が球通路24に流入し、この流入した打
球の流下がストッパ25により遮断されるという機能的な
連動関係があればよく、変動球受部材12とストッパ25と
は、相互に独立した条件に基づいて別個に作動する関係
にあってもよい。

一方、ストッパ25が出口24bを開放した際に、球通路2
4上の打球が開放された出口24bから球通路24の傾斜下端
とケース10の後面部10cとの間隙を通って底面部10d上に
落下し、この底面部10d上を前方に転動し、球出口10eか
らケース10の外に流出して入賞球となる様にしたが、球
通路24をケース10の後面部10cに直接開口させて入賞球
としてもよい。

［発明の効果］ 以上要するに、本発明によれば、遊技盤の表面側に設
けられて、該遊技盤面を流下する打球を全く受け入れな
いか若しくは受け入れ難い第１状態及び打球を受け入れ
易い第２状態とに変換し、この状態変換により遊技盤面
を流下する打球の流下方向を変化する打球流下方向変換
手段と、この打球流下方向変換手段を第１状態と第２状
態とに変換駆動する駆動手段と、前記打球流下方向変換
手段の下方に位置した遊技盤表面に設けられて、前記駆
動手段による打球流下方向変換手段の状態変換により流
下方向が変化された打球が入賞可能な入賞手段とを備え
て成り、上記打球流下方向変換手段は、遊技盤の表面に
取り付けられる基板に形成した開口部と、上記基板に取
り付けられて上記開口部の前面側に臨み、前記駆動手段
により第１状態と第２状態とに変換する一対の変動球受
部材とを少なくとも有し、上記打球流下方向変換手段
は、前記駆動手段による一対の変動球受部材に基き、遊
技盤の表面を流下する打球の流下方向を、前記基板の開
口部内に取り込んで入賞とする方向と、前記入賞手段に
向って再度遊技盤に表面を流下させる方向とに変化させ
ることができることを特徴とする。

したがって、打球流下方向変換手段の変動球受部材が
状態変換すると、遊技盤の表面を流下する打球が上記変
動球受部材に受け止められ、基板の開口部内に取り込ま
れて入賞となる方向か、又は入賞手段に向って再度遊技
盤の表面を流下する方向かに分れるので、遊技の内容が
多様化できるとともに、この再度流下する打球にあって
も下方に位置した入賞手段への入賞期待感が高揚されて
興趣に富むパチンコ機となる。

また、この駆動手段の制御を多様に行なうことにより
変動球受部材に貯溜する打球の数量が変化し、入賞手段
への打球入賞率も変化する等、一層興趣が高められる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図はパチン
コ機の正面図、第２図は第１状態における斜視図、第３
図は第２状態における斜視図、第４図は第１状態におけ
る断面図、第５図は第２状態における断面図、第６図は
第１状態における要部の斜視図、第７図は第２状態にお
ける要部の斜視図、第８図は第２状態から第１状態に戻
る途中における要部の斜視図、第９図は変動入賞装置の
分解斜視図である。 １はパチンコ機、３は遊技盤、７は打球流下方向変換手
段としての打球入賞装置、８は開口部、９は基板、12は
変動球受部材、17は駆動手段としての電気的駆動源、32
は第１の入賞手段としての特定入賞口、33は第２の入賞
手段としての変動入賞装置。

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】遊技盤を含むパチンコ機であって、 上記パチンコ機は、前記遊技盤の表面側に設けられて、
   該遊技盤面を流下する打球を全く受け入れないか若しく
   は受け入れ難い第１状態及び打球を受け入れ易い第２状
   態とに変換し、この状態変換により遊技盤面を流下する
   打球の流下方向を変化する打球流下方向変換手段と、こ
   の打球流下方向変換手段を第１状態と第２状態とに変換
   駆動する駆動手段と、前記打球流下方向変換手段の下方
   に位置した遊技盤表面に設けられて、前記駆動手段によ
   る打球流下方向変換手段の状態変換により流下方向が変
   化された打球が入賞可能な入賞手段とを備えて成り、 上記打球流下方向変換手段は、遊技盤の表面に取り付け
   られる基板に形成した開口部と、上記基板に取り付けら
   れて上記開口部の前面側に臨み、前記駆動手段により第
   １状態と第２状態とに変換する一対の変動球受部材とを
   少なくとも有し、 上記打球流下方向変換手段は、前記駆動手段による一対
   の変動球受部材に基き、遊技盤の表面を流下する打球の
   流下方向を、前記基板の開口部内に取り込んで入賞とす
   る方向と、前記入賞手段に向って再度遊技盤の表面を流
   下させる方向とに変化させることができることを特徴と
   するパチンコ機。