JPH0798086B2 - パチンコ機の入賞装置 - Google Patents

パチンコ機の入賞装置

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JPH0798086B2
JPH0798086B2 JP61260724A JP26072486A JPH0798086B2 JP H0798086 B2 JPH0798086 B2 JP H0798086B2 JP 61260724 A JP61260724 A JP 61260724A JP 26072486 A JP26072486 A JP 26072486A JP H0798086 B2 JPH0798086 B2 JP H0798086B2
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健吉 中島
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、パチンコ機の入賞装置に関し、特に入賞領
域内に位置が移動する球検出機を設けた入賞装置に関す
る。
〈従来の技術〉 パチンコ遊技の興趣を高めるために、従来から種々の入
賞装置が開発されており、例えば左右に軸着した羽根を
起立させたり横倒しにすることにより打球の受け入れ状
態を変換する入賞装置がある(例えば特開昭58−190462
号公報)。この入賞装置は、羽根を軸着した取付基板の
下部に仕切板で区画した特定入賞口と一般入賞口を並設
して成り、打球が始動口に入るなどの条件が成立する
と、ソレノイドの駆動により左右の羽根を回動して打球
を受け入れない第1状態から打球を受け入れる第2状態
に変換し、流下してきた打球を羽根上に受け止める。そ
して、ソレノイドが消磁して左右の羽根が戻り回動した
ときに受け止めた打球を落下し、これらの打球のうち1
個でも特定入賞口に入ると、特典として羽根を再度所定
回数(例えば18回)回動し、この間に打球が再度特定入
賞口に入ると、上記18回を1サイクルとして所定サイク
ル(例えば8サイクル)まで更新可能に設定してある。
また、左右の幅広い範囲に亘って打球を受け入れること
のできる入賞装置として、横長な扉板を開閉して打球の
受け入れ状態を変換する所謂アタッカー式入賞装置があ
る。そして、このアタッカー式入賞装置も打球が始動口
に入るなどの条件が成立すると、ソレノイドの駆動によ
り一定時間あるいは一定回数扉板が開閉する。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、上記した従来の入賞装置における特定入賞口は
いずれの場合も位置を固定してある。従って、球を特定
入賞口と一般入賞口とに振分けるための複雑な振分手段
が必要となっている。また、特定入賞口ばかりを狙って
打球を発射するようになるので、パチンコ遊技が単調に
なっている。
また、特定入賞口は入賞確率を極めて低く設定してあ
る。そこで、優れた遊技技術をもつ遊技者は特定入賞口
を狙ってある程度特定入賞に打球を入賞させることが可
能であるが、未熟な遊技者ではこの特定入賞口に入賞さ
せることは極めて難しい。従って、入賞装置を開放して
多くの利益を享受できる遊技者と、利益を得ることが困
難な遊技者とがでて、遊技の公平さに欠け、結局、パチ
ンコ遊技の興趣が減少している。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は上記に鑑み提案されたもので、開口部を有する
取付基板に裏ベースを設けて前面開放の入賞領域を構成
し、この入賞領域内には特定入賞口を形成する球検出器
を移動可能に設けると共に、上記球検出器を入賞領域内
を移動させるための移動装置を設け、該移動装置の作動
によって特定入賞口を移動させ、入賞領域内に流入した
球が上記球検出器により検出された場合を特定入賞とな
し、球検出器により検出されない場合を一般入賞とする
ようにしたものである。
〈作用〉 特定入賞口を形成する球検出器を移動装置の作動により
入賞領域内を移動させることができ、入賞領域に誘導さ
れた球を上記球検出器で移動しながら検出するようにし
て、この球検出器で検出した場合を特定入賞として特定
遊技に移行することができると共に、球検出器で検出し
なかった場合を一般入賞とすることができる。
〈実 施 例〉 以下、本発明を図面の実施例について説明する。
第1図ないし第3図において、入賞装置1は、遊技盤2
の表面に取付ける取付基板3を有し、該取付基板3のほ
ぼ中央には開口部4を開設する。取付基板3の上部前面
には天一般入賞口5を設けると共に、鎧部6を開口部4
の上縁全幅に亘って突設する。また、開口部4の下縁に
は流下阻止壁7を突設し、開口部4のほぼ下半部分の側
縁には流入阻止壁8を突設して、両阻止壁7、8の前面
には装飾板9を添設する。そして、開口部4の左右に延
在する取付基板3には球受部材10として左右一対の羽根
11、11を羽根軸12、12により回動自在に夫々軸着する。
一方、上記取付基板3の裏側には、前面が開口した裏ベ
ース13を取付けることにより開口部4に連通した入賞室
14を形成し、前記両阻止壁7、8と共に前面が開放する
入賞領域15を構成する。裏ベース13からは入賞領域15の
ほぼ中央に向けて中央固定部材16を突設し、該中央固定
部材16の左右には、後下がりの傾斜を有する固定板17を
左右の流入阻止壁8の内側から臨ませる。固定板17の高
さは羽根軸12とほぼ同じであって、横倒しになった羽根
11よりも僅かに低い。固定板17と裏ベース13との間には
球が通過できる間隙18を設け、羽根11に誘導されて入賞
室14に入った球が固定板17上を後方に流下し、該球は上
記間隙18を通って落下する。
入賞室14の下方には前下がりの傾斜を有する案内板19を
設け、落下してきた球を入賞室14の前方に誘導する。案
内板19の下面と流下阻止壁7の上面との間には、特定入
賞口20を構成する左右に揺動するチャッカー21を設け
る。
チャッカー21は、上面が開放する溝状部材の上面に通過
型の球検出器22を嵌着してあり、溝部21′には後下がり
の傾斜を設け、傾斜下端には球落下口23を開設する。従
って、球検出器22の検出口20′を通過する球はチャッカ
ー21内を後方に転動して球落下口23から機裏に落下す
る。尚、球検出器22は球を検出できれば接触型など他の
球検出器でもよい。
また、前記裏ベース13の裏面には、上記チャッカー21を
移動させる移動装置24を設ける、即ち、この実施例では
チャッカー21を揺動させるための揺動機構25を設ける。
揺動機構25は、第1図ないし第3図に示すように、動力
源26として取付板27に取付けたモータ26′を有し、該モ
ータ26′の回転軸28は取付板27を貫通している。回転軸
28の前端には回転板29を固定し、該回転板29には偏心し
たピン30を突設する。このピン30を揺動バー31のピン用
長孔32に遊嵌する。揺動バー31は上端を裏ベース13に支
点31′で枢着してあり、揺動バー31の下端には裏ベース
13に開設した円弧状の揺動長孔33を通してチャッカー21
の後端を固定する。従って、モータ26′が回転すると回
転板29及び揺動バー31を介してチャッカー21が揺動長孔
33に沿って揺動する。換言すると、特定入賞口20として
の球検出器22を有するチャッカー21が案内板19の下面を
移動する。
裏ベース13の裏面側には、また、羽根11の駆動源34とし
てのソレノイド等を上記揺動機構25と共に並設する。羽
根軸12の端部に嵌着するクランク部材35のクランクピン
36を駆動源34の作動杆37の孔内に遊嵌し、駆動源34が消
磁した状態においては左右の羽根11、11が各々ほぼ直立
状に起立して打球を受け入れない第1状態を維持し、駆
動源34を励磁すると作動杆37が復帰スプリング38に抗し
て上昇し、各々内向きに約90度回動して、外側端部11a
を僅かに高く、中央固定部材16に近接対向する内側端部
11bを僅かに低くして停止する第2状態に変換する。こ
の第2状態では球受部材10、即ち羽根11、11が遊技部を
流下する球を入賞領域15に誘導する。そして、駆動源34
が消磁すると、復帰スプリング38の付勢により各羽根11
が各々戻り回動して第1状態に復帰する。尚、上記移動
装置24やモータ26′、球検出器22などは制御装置(図示
せず)に電気的に接続してあり、他の入賞具や表示具と
共に制御装置によって制御されている。
次に、上記のような入賞装置1の動作を遊技に即して説
明する。
遊技者が発射した打球が遊技部に設けた例えば第1始動
口(図示せず)に入賞すると、該第1始動口に設けた第
1始動検出器(図示せず)が制御装置に信号を送り、制
御装置が駆動源34を所定時間(例えば0.8秒間1回)だ
け励磁し、また球が第2始動入賞口(図示せず)に入っ
て第2始動検出器が制御装置に信号を送ると、所定時間
(例えば0.8秒間ずつ2回)だけ励磁する。
駆動源34が励磁すると、球受部材10として左右の羽根1
1、11が直立した第1状態から、第2図に示すように、
横倒しになって球を受け止める第2状態に変換する。こ
の第2状態において、遊技部内を流下してきた球がタイ
ミング良く羽根11、11上に流下すると、この球は羽根1
1、11の下り傾斜により内側端部11bに向って流下する。
そして、中央固定部材16からあるいは羽根11の途中から
固定板17に乗り移って入賞室14に流入する。流入した球
は案内板19を前方に流下する。
一方、案内板19の下方にはモータ26′によって左右に揺
動するチャッカー21がある。従って、球の流下位置とチ
ャッカー21の位置とが一致する場合には、球はチャッカ
ー21に設けた球検出器22の検出口20′即ち特定入賞口20
を通過して、チャッカー21の下面に開設した球落下口23
から機裏に落下する。一方、チャッカー21以外の位置に
流下する球は流下阻止壁7上を後方に転動して裏ベース
13の後縁下方に設けた排出口39から機裏に落下して一般
入賞球となる。上記チャッカー21の揺動開始はパチンコ
機の電源投入時でもよいが、通常は中央に停止させてお
き、上記特定入賞口20または他の始動口への入賞を契機
として揺動を開始するようにするとよい。このように初
期状態ではチャッカー21を停止させておき、条件の成立
によって遊技中に揺動を開始するようにすれば、遊技者
にとっては目標を定め易いし、揺動が開始すると特定入
賞口20に連続して入賞する期待が高まり、遊技に変化が
でる。尚、羽根11は所定の時間が経過すると、駆動源34
が消磁するので第2状態から第1状態に復帰する。
上記のようにして球が運良くチャッカー21に入ると、即
ち特定入賞口20に入賞すると、この球を検出した球検出
器22が制御装置に検出信号を送る。制御装置が球検出器
22からの検出信号を受け取ると、遊技者に有利な特別遊
技が開始され、例えば、この実施例では羽根11、11を0.
5秒宛18回第1状態から第2状態に変換することを1サ
イクルとし、1サイクル中に球がチャッカー21に入ると
次のサイクルに更新することができ、このサイクルを8
回更新できるように設定してある。但し、1サイクル中
に機裏に落下した球を計数する入賞球数検出器(図示せ
ず)が所定数(例えば10個)の入賞球を検出すると、そ
の時点で特別遊技が終了する。
特別遊技の1サイクル目が開始すると、制御装置が駆動
源34を0.5秒宛18回励磁する。従って、左右の羽根11、1
1が起立した第1状態から横倒しの第2状態に0.5秒宛18
回変換する。この変換が行われている最中に遊技部を流
下する球が羽根11、11上に落下すると、この球は、上記
したように、入賞領域15に誘導され、揺動しているチャ
ッカー21に入賞するか、あるいはチャッカー21以外の箇
所で流下阻止壁7を後方に転動して一般入賞球となる。
そして、これらの球を検出する入賞球数検出器が所定数
(10個)の入賞球を検出して制御装置に信号を送ると、
その時点で特別遊技が残りサイクル数に拘らず終了す
る。尚、入賞装置1の天一般入賞口5の前面にデジタル
式表示器40を設け、該デジタル式表示器40により入賞球
数を遊技者に可視表示するようにしてもよい。
そして、上記1サイクル目において、羽根11、11上に流
下した球が運良くチャッカー21に入ると、この球を検出
した球検出器22が制御装置に検出信号を送る。検出信号
を受けた制御装置は、サイクルの更新を行い、再び駆動
源34を0.5秒宛18回励磁する。従って、左右の羽根11、1
1が再度0.5秒宛18回第1状態から第2状態に変換する。
そして、この2サイクル目で揺動しているチャッカー21
に球が入ると、3サイクル目に更新される。このように
して、チャッカー21に球が入る度にサイクルの更新が行
われ、8サイクル目まで更新されると、その後、チャッ
カー21に球が入っても更新されることがなく、特別遊技
が終了する。尚、入賞室14の左右の取付基板3に各々8
個の発光ダイオードから成るサイクル表示器41を設け、
このサイクル表示器41の発光によりサイクル数を可視表
示するようにしてもよい。
尚、上記した実施例では、羽根11を0.5秒宛18回第1状
態から第2状態に変換することを1サイクルとし、1サ
イクル中に球がチャッカー21に入ると次のサイクルに更
新し、このサイクルの更新を8回までできるように設定
したが、本発明は、これに限定されるものではなく、適
宜に設定することができる。例えば、1サイクル中にお
ける羽根11、11が第2状態を維持する時間や回数に変化
を与えたり、あるいはサイクル毎に羽根11、11の第2状
態維持時間や回数を変えたりすると、特別遊技に変化を
与えることができ、一層興趣に富んだ遊技を行うことが
できる。
上記のように本発明によれば、チャッカー21を揺動させ
て特定入賞口20の位置を変えているので、特定入賞口20
に球が入る確率を変えることができると共に、遊技自体
に変化を与えることができ、パチンコ遊技の興趣を一層
高めることができる。また、入賞領域15において球を特
別入賞と一般入賞とに振分けるための部材ないし装置が
不要となり入賞装置としての構成が著しく簡素になる。
第4図ないし第7図は本発明の他の実施例を示し、この
実施例が上記した実施例と異るところは、球検出器22を
有するチャッカー21が案内板19の下方を左右に平行移動
する点にある。
そこで、この実施例における入賞装置1はチャッカー21
を左右に平行移動させるための移動機構42を有してい
る。
移動機構42は、例えば第7図に示すような各部材からな
り、取付板27に取付けたモータ26′を動力源26として回
転板29を回転させる。回転板29には偏心するカムピン43
が突設してあり、このカムピン43をスライド板44に開設
した縦孔45に遊合させる。スライド板44の前面で縦孔45
の左右にはチャッカー取付用ボス46を突設する。このよ
うなスライド板44を裏ベース13の裏面に設けた上下一対
のスライドガイド47に遊嵌し、上記ボス46を裏ベース13
に開設したスライド孔48に通す。そして、このボス46に
チャッカー21の後端を上記ボス46の前面にネジなどで固
定する。このチャッカー21の前端には球検出器22の検出
口20′が臨んでいる。
上記のような構成の移動機構42によれば、モータ26′が
回転すると、上下方向の運動をスライドガイド47で規制
されたスライド板44が回転板29を介して左右にスライド
する。従って、特定入賞口20を構成するチャッカー21も
案内板19の下方で左右に平行運動する。
上記のような平行運動をするチャッカー21を有する入賞
装置1によれば、入賞室14内に流入した球は、固定板17
によって入賞室14の後部に落下し、案内板19上を前方に
流下する。そして、運良くチャッカー21の球検出器22の
検出口20′に入った球は、流下阻止壁7の上面を後方に
転動して排出口39から機裏に落下する。そして、球検出
器22は検出信号を制御装置に送る。
一方、案内板19の上面からチャッカー21を通過すること
なく流下阻止壁7に落下した球は、流下阻止壁7の上面
を後方に転動して排出口39から機裏に落下して一般入賞
球となる。
尚、球受部材10としての羽根11は第6図に示すように、
駆動源34とクランク部材35とをクランクピン36で連接し
て前記実施例と同様に回動させる。また、説明していな
い符号及び遊技内容は前記第1図ないし第3図の実施例
と同一構成なので説明を省略する。
この実施例によれば、特定入賞口20が移動するので、特
定入賞口20の入賞確率を変化させることができ、遊技の
興趣を高めることができる。また、特定入賞口20が移動
するので、入賞領域15に入った球を特定入賞口と一般入
賞口とに振分けるための手段を別途設ける必要がない。
第8図ないし第9図は本発明の他の実施例を示し、この
実施例が前記した実施例と異るところは、球検出器22を
有する中央可動部材16′が入賞室14を上下方向に昇降す
る点にある。
そこで、この実施例における入賞装置1は中央可動部材
16′を上下に昇降させるための昇降機構49を有してい
る。
昇降機構49は、例えば第8図に示すように、取付板27に
取付けたモータ26′を動力源26として回転板29を回転さ
せる。回転板29には偏心するカムピン43が突設してあ
り、このカムピン43を連接棒50の一端に枢着する。連接
棒50の他端には中央可動部材16′の後端を枢着する。中
央可動部材16′の後端は裏ベース13の背板部13′に縦方
向に開設した摺動孔51を通して裏ベース13の後面に臨ん
でいる。この中央可動部材16′は裏ベース13に上下方向
に設けたガイドバー52で摺動可能に支持され、中央可動
部材16′の前端には球検出器22の検出口20′が臨んでい
る。
上記のような構成の昇降機構49によれば、モータ26′の
回転により回転板29が回転すると、左右方向の運動をガ
イドバー52及び摺動孔51で規制されている中央可動部材
16′が連接棒50を介してガイドバー52及び摺動孔51に沿
って上下に摺動する。従って、特定入賞口20を構成する
球検出器22も入賞室14内を昇降運動する。
上記のような昇降運動をする中央可動部材16′を有する
入賞装置1によれば、羽根11の傾斜と中央可動部材16′
の高さが揃った場合ないし中央可動部材16′が羽根11よ
りも下方に位置する場合に、球に球検出器22の検出口2
0′を通過することが可能となる。換言すると特定入賞
口20に入賞することができる。そして、球検出器22を通
過した球及び球検出器22が上方に位置する時に入賞室14
内に流入して固定板17から直接案内板19上に落下した球
は案内板19の傾斜によって入賞室14の後端下方の排出口
39から機裏に排出される。そして、球検出器22は球が通
過する際に検出信号を制御装置に送る。
尚、羽根11の構成を始めとして説明をしていない符号及
び遊技内容は前記第1図ないし第3図の実施例と同一構
成なので説明を省略する。
この実施例によれば、特定入賞口20が上下に移動するの
で、特定入賞口20の入賞確率を変化させることができ、
遊技の興趣を高めることができる。また、特定入賞口20
が移動するので、入賞領域に入った球を特定入賞口と一
般入賞口とに振分けるための手段を別途設ける必要がな
い。
第10図ないし第12図は本発明の他の実施例を示し、この
実施例が前記した実施例と異るところは、球検出器22が
中央固定部材16内を前後方向に摺動する点にある。
そこで、この実施例における入賞装置1は球検出器22を
前後方向に摺動させるための摺動機構53を有している。
摺動機構53は、例えば第11図ないし第12図に示すよう
に、裏ベース13に取付けたソレノイド54を動力源とし、
ソレノイド54のプランジャ55と作動レバー56とを揺動支
点57で連絡する。作動レバー56の上端を入賞装置1の一
部に回動可能に支持すると共に、下端を球検出器取付ベ
ース58の連絡孔59に遊嵌する。球検出器取付ベース58は
裏ベース13を貫通して中央固定部材16内に延在し、この
球検出器取付ベース58と中央固定部材16内に摺動可能に
遊嵌した球検出器22とを接続する。
上記のような構成の摺動機構53によれば、ソレノイド54
が励磁すると、プランジャ55が突出して作動レバー56を
第11図において反時計方向に回動させる。従って、作動
レバー56と連絡している球検出器取付ベース58が摺動し
て球検出器22を中央固定部材16内に収納する。一方、ソ
レノイド54が消磁すると、プランジャ55が戻りスプリン
グ60により牽引されているので作動レバー56が第12図に
おいて時計方向に回動し、球検出器取付ベース58が摺動
して球検出器22を中央固定部材16から前方に突出させ、
羽根11の対向間隔内に検出口20′が臨む。
上記のような摺動運動を行う球検出器22を有する入賞装
置1によれば、羽根11の回動タイミングと球検出器22の
突出タイミングとが合致したときに球が検出口20′を通
過することができる。換言すると特定入賞口20に入賞す
ることができる。そして、球検出器22を通過した球は流
下阻止壁7に落下して排出口39から機裏に排出される。
また、球検出器22を通過することなく流下阻止壁7に落
下した球は排出口39から機裏に排出されて一般入賞球と
なる。そして、球検出器22は球が通過する際に検出信号
を制御装置に送る。
尚、羽根11の構成を始めとして説明をしていない符号及
び遊技内容は前記第1図ないし第3図の実施例と同一構
成なので説明を省略する。
この実施例によれば、特定入賞口20の位置が移動するの
で、特定入賞口20の入賞確率を変化させることができ、
遊技の興趣を高めることができる。また、特定入賞口20
が移動するので、入賞領域15内に流入した球を特定入賞
口と一般入賞口とに振分けるための手段を別途設ける必
要がない。
本発明に係る入賞装置1は、他の遊技態様のパチンコ機
にも適用できる。例えば、第13図に示すような変動入賞
装置61を有するパチンコ機によれば、通常は球を受け入
れない第1状態を維持し、所定の特定入賞口に球が入賞
したら入賞確率の極めて大きな大入賞口を開放して第2
状態に変換する権利を確保し、上記特定入賞口と異なる
始動口に球が入賞することによって、上記権利を行使し
て大入賞口を開放するようにした特別遊技を構成するこ
とができる。
この実施例における入賞装置1′は遊技盤2に取付ける
取付基板62の上方に天入賞口63と天肩入賞口64とを有
し、ほぼ中央部には開口部65が開設してある。取付基板
62の裏面には前面開放の裏ベース66を設けて入賞室67を
形成し、該入賞室67には前下がりの傾斜を有する案内板
68を収設すると共に、壁69には側壁入賞口70を設ける。
案内板68の下方の入賞領域71には球検出器72を有するチ
ャッカー73を左右にスライド可能に設け、該球検出器72
の検出口74′により特定入賞口74を構成する。
チャッカー73を左右にスライドさせるスライド機構75
は、例えば第14図ないし第15図に示すように、取付板76
に取付けたモータ77を動力源として回転板78を回転さ
せ、該回転板78にはピン79を偏心させて突設し、このピ
ンをスライド板80に開設した縦孔81に遊合させる。スラ
イド板80の縦孔81の左右前面にはチャッカー取付用のボ
ス82を設ける。そして、スライド板80を裏ベース66の裏
面に設けた上下一対のスライドガイド83に遊嵌し、上記
ボス82を裏ベース66に開設したスライド孔84に通して、
上記ボス82にチャッカー73の後端を止着する。従って、
チャッカー73の前端には球検出器72の検出口74′が臨ん
でいる。また、取付基板62の前面には装飾板85を添設す
る。
一方、上記のような構成の入賞装置1′の下方には入賞
確率の極めて高い大入賞86を有する変動入賞装置61を設
ける。変動入賞装置61は第13図に示すような所謂アタカ
ッカーであり、通常は大入賞口86を覆い、回動して球受
部材10となる扉板87は、ソレノイドなどを駆動源88とし
て制御レバー機構89によって開閉する。また、大入賞口
86の左右には始動入賞口90を対設し、夫々の始動入賞口
90には始動球検出器91を臨ませる。
次に、上記のような構成の入賞装置1′を有するパチン
コ機の遊技を簡単に説明する。尚、上記入賞装置1′な
どは図示していない制御装置によって電気的に制御され
ている。
遊技者が発射した球が、天入賞口63、天肩入賞口64、側
壁入賞口70に入ると、球は入賞室67に誘導され、案内板
68上に流下する。一方、入賞室67の案内板68の下方には
左右にスライドするチャッカー73がある。従って、案内
板68上を前方に転動して案内板68から落下する球の位置
と、チャッカー73の位置が運良く一致すると、球はチャ
ッカー73の球検出口74′、即ち特定入賞口74に入って検
出され、検出信号が制御装置に送られて特別遊技の権利
を獲得する。この権利保持状態において、遊技盤2を流
下する球が始動入賞口90に入賞すると、球の通過を検出
した始動球検出器91が始動信号を制御装置に送り、特別
遊技が開始される。尚、上記チャッカー73をパチンコ機
の電源投入により常時スライドさせておいてもよいが、
通常は中央に停止させておき、上記特別遊技の開始と共
に、あるいは前記各入賞口63、64、70などへの入賞を契
機としてスライドを開始させるとよい。このように初期
状態では、チャッカー73を停止させておき、一定条件の
成立でスライドを開始させるようにすれば、遊技者にと
って目標を定め易いし、また遊技に変化がでる。
特別遊技は、制御装置が駆動源88を励磁して変動入賞装
置61の扉板87を制御レバー機構89を介して約10秒間開放
し、上記時間が経過するか、大入賞口86に10個の球が入
賞するまで維持される。そして、10秒経過するか10個の
球が入賞すると、駆動源88が消磁されて扉板87を戻り回
動させて大入賞口86を閉じる。上記10秒または10個を1
サイクルとして、サイクル終了後またはサイクル途中で
始動入賞口90に再び球が入ると、この球の入賞を記憶
し、最高8サイクルまで繰り返しサイクル可能に設定さ
れている。しかし、特別遊技中に始動入賞口90に8個以
上の球が入るか、または特別遊技中に上記入賞装置1′
のチャッカー73に設けた特定入賞口74に球が入いると特
別遊技はその時点で停止する。但し、特別遊技が停止し
た時、大入賞口86が開放途中であれば、残り時間または
入賞球の合計が10個になるまで開放を続ける。また、制
御装置が始動入賞口90への入賞球を記憶している場合に
は記憶個数に拘らず1サイクルのみ大入賞口86の開放を
行う。尚、制御装置は、上記入賞装置1′や大入賞口86
の制御を行う他、球の入賞に同期して各種表示器を発光
させたり、効果音を発生させる。
一方、入賞室67に入っても、チャッカー73の位置と球の
転動位置とが一致しないで球検出器72で検出されない球
は、入賞室67の下方から機裏に落下して一般入賞球とな
り定められた数の賞球を排出する。
上記のように本発明は各種の遊技に対応することがで
き、興趣に富んだパチンコ遊技を提供することができ
る。尚、上記実施例では球検出器72が左右にスライドす
る場合を示したが、球検出器を左右に揺動させたり、上
下に昇降させたり、前後に摺動させることも容易に可能
である。また、遊技態様は適宜変更することができる。
以上、本発明を図面の実施例について説明したが、本発
明は前記各実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された内容を変更しない限りどのようにで
も実施できる。例えば、前記各実施例の運動を組み合せ
て球検出器を前後左右に移動させたり、更に上下動を加
えることも可能である。また、移動装置の構成や動力源
などは適宜変更できる。
〈発明の効果〉 本発明は特定入賞口を形成する球検出器を入賞領域内に
おいて移動させているので、特定入賞口の位置が変化し
て当該特定入賞口に対する入賞確率が変動する。また、
特定入賞口が入賞領域内を移動するので、特定入賞口自
体に遊技性を持たせると共に、連続して特定入賞口に入
賞する期待を遊技者に与えることができ、パチンコ遊技
の興趣を著しく高める。
また、本発明の入賞装置によれば、球検出器によって形
成した特定入賞口が入賞領域内を移動するので、当該入
賞領域に流入する球を特定入賞口と一般入賞口とに振分
けるための振分手段を別途設ける必要がなくなり入賞装
置の構造が簡単になる。しかも、特定入賞口が球検出器
によって形成されているので、従来装置のように特定入
賞口に流入してから球検出器まで転動する時間がかから
ないので、スピーディーな遊技が可能である。
そして、本発明の入賞装置は、球検出器によって形成す
る特定入賞口の移動範囲や移動経路の組み合せ、あるい
は球受部材の回動タイミングなどの変更によって各種の
遊技に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は揺動する球検出
器を有する入賞装置の分解斜視図、第2図は同上の正面
図、第3図は同上の断面図、第4図は左右に摺動する球
検出器を有する入賞装置の正面図、第5図は同上の断面
図、第6図は球受部材の駆動装置の概略説明図、第7図
は球検出器の移動装置の分解斜視図、第8図は上下動す
る球検出器を有する入賞装置の分解斜視図、第9図は同
上の正面図、第10図は前後に移動する球検出器を有する
入賞装置の正面図、第11図は同上の入賞装置で球検出器
が後退した状態の断面図、第12図は球検出器が突出した
状態の断面図、第13図は別の遊技に用いる他の実施例の
斜視図、第14図は同上の分解斜視図、第15図は同上の断
面図、第16図は変動入賞装置の斜視図である。 1……入賞装置、3……取付基板、4……開口部、13…
…裏ベース、15……入賞領域、22……球検出器、24……
移送装置、34……駆動源、62……取付基板、65……開口
部、66……裏ベース、71……入賞領域、72……球検出
器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有する取付基板に裏ベースを設け
    て前面開放の入賞領域を構成し、この入賞領域内には特
    定入賞口を形成する球検出器を移動可能に設けると共
    に、上記球検出器を入賞領域内を移動させるための移動
    装置を設け、該移動装置の作動によって特定入賞口を移
    動させ、入賞領域内に流入した球が上記球検出器により
    検出された場合を特定入賞となし、球検出器により検出
    されない場合を一般入賞とすることを特徴とするパチン
    コ機の入賞装置。
JP61260724A 1986-11-04 1986-11-04 パチンコ機の入賞装置 Expired - Lifetime JPH0798086B2 (ja)

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