JPH0424072B2 - - Google Patents

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JPH0424072B2
JPH0424072B2 JP63185403A JP18540388A JPH0424072B2 JP H0424072 B2 JPH0424072 B2 JP H0424072B2 JP 63185403 A JP63185403 A JP 63185403A JP 18540388 A JP18540388 A JP 18540388A JP H0424072 B2 JPH0424072 B2 JP H0424072B2
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ball
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Kichihei Niiyama
Koji Ito
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Sophia Co Ltd
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Publication of JPS6446492A publication Critical patent/JPS6446492A/ja
Publication of JPH0424072B2 publication Critical patent/JPH0424072B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、変動入賞装置を備えたパチンコ機に
関する。
[従来の技術] 従来、この種のパチンコ機としては、遊技盤面
を流下する打球が特定入賞口に入賞すると、変動
入賞装置の打球の受入れ状態が遊技者によつて不
利な第2の状態から有利な第1の状態に変化し、
この第1の状態において、変動入賞装置に流入し
た打球が継続入賞口に入賞した際には、第1の状
態が繰返されるように設定されたものが、例えば
特開昭58−112571号公報により公知である。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記した従来のパチンコ機では、変動
入賞装置内に流入した打球の継続入賞口への入賞
確率は、変動入賞装置の構造により予め所定値と
なるように設定してあるが、この変動入賞装置内
に流入した打球の流下方向が多種多様に変化する
ため、継続入賞口へ入賞することは偶然によると
ころが多くなつてしまい、この継続入賞口に効率
よく打球を入賞させることがほとんどできない。
従つて、遊技店では遊技店と遊技者の利益のバ
ランスを図りながら、遊技者に利益拡大のサービ
スを施すことができなくなつたり、又、遊技者に
とつても利益率が低下してしまい変化に乏しい遊
技内容となつてしまうという問題点があつた。
更に、遊技店では、変動入賞装置内に流入した
打球の継続入賞口への入賞確率を調整できないこ
とから、その周辺の釘を調節することで変動入賞
装置に流入する打球をコントロールするよりほか
なかつた。しかし、釘の調節は間接的な調節であ
るので、その実行を期し難く、しかも変動入賞装
置に打球が流入し難く釘を調節してしまつたので
は、興趣に乏しいパチンコ機となつてしまうの
で、その調整範囲も極く限られるという問題点が
あつた。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するもの
であつて、その目的とするところは、特別入賞領
域への打球の入賞確率の調整を行なうようにした
パチンコ機を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前記目的を達成するものであつて、
以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説
明する。
本発明は、入賞領域を形成した遊技盤5を含む
パチンコ機1であつて、前記遊技盤上に配設され
て遊技者にとつて有利になる第1の状態(例えば
可動片21の開状態)及び遊技者にとつて不利に
なる第2の状態(例えば可動片21の閉状態)に
変化可能な変動入賞装置8と、特定球検出手段
(例えば図示しない特定入賞検出器)が臨み、こ
の特定球検出手段が受入れた打球を検出すると、
前記変動入賞装置を第1の状態に変化できるよう
に定められた特定入賞領域(例えば特定入賞口
9,10)と、特別球検出手段(例えば図示しな
い検出器)が臨み、前記特定球検出手段が打球を
検出した後において上記特別球検出手段が受入れ
た打球を検出すると、前記変動入賞装置を繰返し
て第1の状態にできるように定められた特別入賞
領域(例えば継続入賞口29)と、この特別入賞
領域に入賞する打球の入賞確率を調整するための
打球誘導手段(例えば制御部材33)とを備えた
ことを特徴とする。
[作用] 遊技盤5面を流下する打球が、特定入賞領域
9,10に入賞すると、変動入賞装置8が第2の
状態(例えば可動片21の閉状態)から第1状態
(例えば可動片21が開状態)に変化する。
この第1の状態において、変動入賞装置の受入
れた打球が特別入賞領域29に入賞すると、変動
入賞装置を繰返して第1の状態として当該変動入
賞装置へ打球が入賞し易くなる。
このように打球が特定入賞領域又は特別入賞領
域に入賞すると、変動入賞装置は第1の状態にな
り、例えばこの第1の状態において特別の条件の
もとに打球誘導手段33が働き、特別入賞領域へ
の打球の入賞確率を調整し、特別入賞領域に打球
が再度入賞することを条件に、例えば繰返して所
定回数だけ第1の状態による利益を遊技者に与え
ることが可能なようにする。
[実施例] 以下、本発明を図面に示した実施例に基づいて
説明する。
パチンコ機1は、第2図で示すように、額縁状
前面枠2の表面に球供給皿3、打球の発射操作部
4などを有し、前面枠2の窓部を後方から塞ぐよ
うにして設けた遊技盤5の表面にはガイドレール
6で囲まれる遊技部7を有し、該遊技部7には無
数の障害釘(図示せず)と、遊技者にとつて有利
になる第1の状態及び遊技者にとつて不利になる
第2の状態に変化可能な変動入賞装置8と、受入
れた打球の検出により、変動入賞装置8を第1の
状態に変化できるように定められた特定入賞領域
としての第1特定入賞口9及び第2特定入賞口1
0等を備え、遊技盤5の裏面には賞球を排出する
賞球排出装置(図示せず)や電気的制御装置11
等を有する。
そして、遊技者が球供給皿3に球を供給し、発
射操作部4を操作すると、打球発射装置12が作
動して球供給皿3から導いた球を1個宛ガイドレ
ール6を介して遊技部7内に発射する。
遊技部7内に発射された打球は、障害釘に当り
ながら流下し、流下する途中でいずれかの入賞口
にも入らなかつた場合には、遊技部7の最下位置
に開設したアウト口13に入り、アウト球として
遊技盤5の裏面に排出される。
一方、遊技部7内を流下する途中で打球が第1
特定入賞口9又は第2特定入賞口10に入ると、
各特定入賞口9,10の流路に臨ませた特定球検
出手段としての各特定入賞検出器(図示せず)か
らの信号を受けた電気的制御装置11が変動入賞
装置8を打球が入賞し易い状態に変換する。
変動入賞装置8は、遊技盤5表面に取付ける取
付け基板14の上部に前面が前飾り15で塞がれ
た中央の天入賞口16と、左右の天横入賞口1
7,17とを有し、各入賞口16,17の流下端
部を遊技盤5の裏面の集合樋に臨ませて上部入賞
部18を構成する。
又、基板16の略中央には左右に鍔状の縁部1
9,19を有し、中央部分を窪ませて前面開放の
凹部20を形成する。そして、左右の縁部19に
は左右の可動片21,21を支軸22で対向状に
軸着し、該支軸22を基板14の裏側に突出さ
せ、該支軸22の端部にリンク機構を介して電気
的駆動源、例えば電磁ソレノイド23を連結す
る。
従つて、電磁ソレノイド23が励磁すると、リ
ンク機構が支軸22に回転力を伝達し、両可動片
21を、第1図中、一点鎖線で示すように浅いV
字状に傾動し、変動入賞装置8は遊技者にとつて
有利になる第1の状態に変化する。
これに対し、電磁ソレノイド23が消磁する
と、電磁ソレノイド23のスプリング23′の付
勢力により両可動片21が第1図中、実線で示す
ように直立状となり、この状態では基板14上部
にある上部入賞部18が両可動片21の上端間隙
を塞ぐので、変動入賞装置8は遊技者にとつて不
利になる第2の状態に変化する。尚、電磁ソレノ
イド23は常時消磁しているので、変動入賞装置
8も常時は第2の状態にある。
上記した凹室20内には奥に向つて緩く下り傾
斜した仕切板24を設け、その傾斜上端を凹室2
0の開口端に、傾斜下端を凹室20の途中に位置
させ、凹室20内を上側空間部20aと下側空間
部20bとに上下に二分割する。そして、仕切板
24の略中央には飛行機状の飾り部25を縦方向
に設け、飾り部25の凸状の胴体部25′によつ
て上側空間部20aを左右に分割している。又、
仕切板24の傾斜下端は凹室20の後面から離れ
ているので、仕切板24の傾斜下端と凹室20の
後面との間には打球が通過可能な大きさの開口部
26,26が形成され、該開口部26により下側
空間部20bに連通する。
下側空間部20bの底部27は凹室20の後面
から前方に向つて緩く下り傾斜し、傾斜下端には
前面が装飾板28で塞がれ、特定入賞領域として
の第1特定入賞口9若しくは第2特定入賞口10
への打球の入賞後において変動入賞装置8を繰返
して第1の状態にできるように定められた特別入
賞領域としての中央の継続入賞口29と、該継続
入賞口29の左右の一般入賞口30,30とを並
べて開設し、各入賞口29,30には両可動片2
1の開閉動作時に可動片21の内端部と飾り部2
5の前部との間に生じる隙間から落下した打球が
入賞することゝなる。
一方、底部27の傾斜途中の略中央には落し開
口部31を開設し、該落し開口部31は遊技盤5
裏面の集合樋に連絡し、底部27を転動する打球
が該落し開口部31に入ると集合樋に導かれる。
そして、上記落し開口部31の前方には、落し
開口部31の左右の縁部32,32を通過して転
動する打球の転動方向を変化し、特別入賞領域と
しての継続入賞口29への打球の入賞確率を調整
するための打球誘導手段として制御部材33を設
ける。
第1図及び第3〜5図に示した実施例の制御部
材33は左右の両開き状開戸34,34より構成
し、この開戸34の開閉状態により縁部32を通
過する打球の流下状態を制御している。各開戸3
4は一端が底部27に植設した回動軸35により
回動可能に軸支され、戻しバネ36により常には
閉方向に付勢されて落し開口部31の前方を左右
から塞いでいる。そして、開戸34は開閉機構3
7により中央から回動軸35を支点に、前方に向
つて左右に所要角度だけ開く。開閉機構37とし
ては、例えば電磁ソレノイド38の作動子39の
先端に幅広な押圧部40を設け、該押圧部40を
開戸34の裏面に臨ませ、電磁ソレノイド38が
励磁したときに押圧部39により開戸34を後方
から押し開くように構成している。
一方、前記した各可動片21は長さの途中に支
軸22をインサート成形し、該支軸22により基
板14表面に回動可能に軸着したもので、基板1
4の裏側に円筒形の軸受41を設け、該軸受41
に支軸22を通して軸受41の後端部から支軸2
2の先端を突出させ、突出端にリンク機構を介し
て電磁ソレノイド23を連結する。電磁ソレノイ
ド23は凹室20の背面に設けたカバー部42内
に収納され、変動入賞装置8と一体となつてい
る。
上記のように構成した変動入賞装置8を遊技盤
5に取付けるには、遊技盤5の遊技部7のほゞ中
央に、変動入賞装置8の後部を嵌入できる大きさ
の開口部(図示せず)を設け、該開口部に変動入
賞装置8の後部を嵌め入れ、基板14表面から打
込むビスを遊技盤5に止め付ければよい。
そして、各入賞口の流下端部を遊技盤5裏面の
集合樋(図示せず)に接続すると共に、各流路に
各検出器(図示せず)を臨ませ、各検出器を電気
的制御装置11に電気的に接続する。又、各電磁
ソレノイド23,38の端子も同様に電気的制御
装置11に電気的に接続する。
図面の実施例においては、打球が特定入賞領域
としての第1特定入賞口9又は第2特定入賞口1
0に入ると、特定球検出手段としての特定入賞検
出器が該打球を検出して電気的制御装置11に信
号を送り、該信号を受けた電気的制御装置11が
電磁ソレノイド23を励磁する。そして、電磁ソ
レノイド23が励磁されると、リンク機構を介し
て両可動片21が浅いV字状に傾動し、打球を受
入れ易い第1の状態に変換する。変動入賞装置8
が第1の状態に変換すると、各可動片21が遊技
部7を流下してくる打球を広い範囲で受止め、受
止めた打球を仕切板24上に案内する。
仕切板24上に案内された打球は、仕切板24
の下り傾斜により上側空間部20aの奥に向つて
転動し、仕切板24の傾斜下端の開口部26から
下側空間部20b内に落下する。下側空間部20
bから落下した打球は、下側空間部20bの底部
27で受止められ、底部27の下り傾斜により下
側空間部20bの前方に向つて転動する。
このとき、底部27の傾斜途中を塞ぐ制御部材
33の開戸34が閉状態か、又は開状態となつて
いる。
開戸34を閉状態から開状態とするための特別
条件としては種々の条件が考えられるが、例えば
その一つとして、まず、変動入賞装置8が第2の
状態から第1の状態に変換されたときに、同時に
開戸34を閉状態から開状態に変換するものとす
る。
即ち、打球が前記した入賞検出器により検出さ
れると、電気的制御装置11が開閉機構用の電磁
ソレノイド38を励磁する。そして、開閉機構用
の電磁ソレノイド38が励磁されると、作動子3
9を介して押圧部40が開戸34の裏面を押圧
し、戻しバネ36の付勢に抗して左右の開戸34
を前方に向つて押し開き、開戸34を閉状態から
開状態に変換する。
開戸34が開状態となると、左右の開戸34は
中央から左右外向きに一定角度だけ略ハの字形に
開いて、開戸34の各内側面34′の対向間隔を
底部27の傾斜下端に向つて徐々に幅狭なものと
する。
従つて、開戸34が開状態になつているので底
部27を転動する打球は、その一部が底部27の
落し開口部31に落ち込み、落し開口部31を介
して遊技盤5裏面の集合樋に放出されて入賞球と
なるのが落し開口部31に落ち込まなかつた他の
一部の打球は開戸34に達する。
即ち、下側空間部20bの左右両内側面に沿つ
て転動する打球は、落し開口部31の左右の縁部
32,32を通過してそのまま底部27を転動す
る。この打球は開戸34の内側面34′の外側端
部に接触し、内側面34′に沿つて転動して、底
部27の中央に向つて開放した内側面34′の内
側端部から底部27の傾斜下端に導びかれて、そ
のほとんどは中央の継続入賞口29に流下する。
このように、開戸34は開状態では打球の転動方
向を規制し、打球を特定の入賞口に向つて転動す
るよう方向性を与える機能があり、実施例のもの
では打球を底部27の中央側に寄せて、継続入賞
口29に打球が流入する確率を高めている。従つ
て、開戸34が開くと、継続入賞口29への打球
の入賞確率が飛躍的に向上する。
尚、極く僅かな数の打球は、中央の継続入賞口
29の左右に並設された一般入賞口30,30に
流入し、該一般入賞口30を介し遊技盤5裏面の
集合樋に直接放出されて入賞球となる。
そして、打球が継続入賞口29に入れば特別球
検出手段としての検出器(図示せず)により検出
され、例えば電気的制御装置11が変動入賞装置
8を繰返し(例えば18回)第2の状態から第1の
状態に変換したり、或いは第1の状態を所定時間
(例えば30秒間)継続する等して、この入賞打球
に応じて賞球排出装置(図示せず)を作動して所
定数の賞球を排出する。
又、両可動片21が開くとき、又は閉じると
き、各可動片21に乗る打球は、両可動片21の
内端部端面と飾り部25の前部外側面との間に発
生する隙間から、そのまゝ下方に落下し、継続入
賞口29か又は一般入賞口30,30のいずれか
の入賞口に流下する。
従つて、打球が継続入賞口29に入ると、継続
条件が達成されゝば、両可動片21は所要回数だ
け繰返して第2の状態から第1の状態に変換した
り、第1の状態を所要時間継続し、開戸34も開
状態を維持する。逆に、継続条件が達成されない
ときは、予め設定された条件に基づいて電気的制
御装置11が電磁ソレノイド23と開閉機構用の
電磁ソレノイド38を消磁する。
電磁ソレノイド23が消磁されると、電磁ソレ
ノイド23のスプリング23′の付勢により、両
可動片21を第1図中、実線で示すように直立状
とした第2の状態に変換する。そして、開閉機構
用の電磁ソレノイド38が消磁されると、電磁ソ
レノイド38はスプリング38′の付勢により、
押圧部40を開戸34裏面から離すように引き戻
すので、開戸34は戻しバネ36の付勢により下
側空間部20bの底部27の傾斜途中を塞ぐよう
に閉状態に変換する。尚、開戸34の停止位置と
しては、開戸34の裏面が押圧部40の前面に当
接した位置で停止する。
次に、前記した開戸34を開閉するため特別条
件を他の条件に設定した場合について説明する。
この特別条件は、例えば継続条件が達成された継
続動作中に、両可動片21に受止められて変動入
賞装置8に入賞した一般入賞球の全計数がn個
(例えば5個)に達するか、又は可動片21の開
閉動作の回数がn回(例えば10回)を過ぎるか、
若しくは両条件のいずれか先に達成された条件に
従い、開戸34を閉状態から開状態に変換するよ
うにする。
図示したもので、例えば継続終了条件として、
変動入賞装置8は所定時間(例えば0.7秒間)ず
つ所定の回数(例えば18回)だけ両可動片34を
繰返して第2の状態から第1の状態に変換する
か、該繰返し動作中の一般入賞球の合計数が10個
に達するか、いずれか先に達成された条件に従つ
て動作を終了し、これを1サイクルとして、サイ
クルの繰返し回数が一定数(最大8サイクル)に
達したならば全ての継続動作を終了する。そし
て、継続動作中において次のサイクルが開始され
る条件としては、1サイクルの間に打球が継続入
賞口29に入賞することを条件とし、継続入賞口
29に入賞したならば、1サイクルの途中であつ
ても、直ちにそのサイクルが停止されて次のサイ
クルに移行することゝする。
即ち、所定回数(18回)の途中で打球が継続入
賞口29に入ると、所定回数(18回)の残り回数
に拘らず新たに所定回数(18回)を1回、2回…
とカウントする。
このように、1サイクルの初期に打球が継続入
賞口29に入つてしまうと、直ちに次回のサイク
ルへ移行してしまうので、入賞球の発生が少な
く、結局、出球の数が減少してしまう。
そのため、先のように開戸34を開状態に変換
するための条件として一般入賞球の合計数がn個
に達したことを条件としたものであり、他の条件
も同様の目的から設定されたものであり、この条
件に従えば、入賞球の発生を多くしながら、且つ
継続動作を最終回まで継続されて行なわせること
ができるので、必然的に遊技者の賞球獲得数が多
くなり実用的な制御となる。
即ち、継続動作の初期においては、開戸34が
閉状態となつているので、上部空間部20aに導
びかれた打球は、仕切板24の傾斜下端の開口部
26から落下し、下部空間部20bの底部27で
受止められる。底部27で受止められた打球は、
底部27の下り傾斜により転動し、その多くは、
そのまゝ落し開口部31に直線落ち込み、落し開
口部31の縁部32を通過した打球も、開戸34
で前方が塞がれているので、開戸34の裏面で撥
ね返されて落し開口部31に落ち込む。従つて、
両可動片21により凹室20内に導びかれた打球
は、全て落し開口部31を通つて入賞球となる。
そして、落し開口部31を通つて入賞球となつ
た打球及び両可動片21の開閉時の隙間から下方
に落下して、一般入賞口30に入つて入賞球とな
つた打球の合計数がn個(例えば5個)に達した
ならば、開戸34が閉状態から開状態に変換す
る。
このため、開戸34が開状態となると、凹室2
0内に導びかれた打数の内、落し開口部31の縁
部32を通過した打球は、開戸34の内側面3
4′に導びかれて、高い確率で継続入賞口30に
そのまゝ流入し、継続条件を達成することができ
る。
第6図は打球誘導手段の他の実施例を示すもの
で、本実施例の打球誘導手段は、下側空間部20
bの底部27の傾斜途中に位置し、底部27の両
側面から中央に向つて傾斜した傾斜側面43を有
する比較的背の低い三角柱状の一対の誘導片4
4,44より構成し、両誘導片44は落し開口部
31の前方に位置させる。従つて、落し開口部3
1の両側の縁部32を通過した打球は、誘導片4
4の傾斜側面43に案内されて中央側に寄せら
れ、底部27を転動する打球が比較的継続入賞口
29に入賞し易くなる。
尚、誘導片44はいずれか一方でもよいし、
又、傾斜側面43の傾斜角度を変化させること
で、継続入賞口29への打球の入賞確率を調整す
ることができる。又、誘導片44のほか、底部2
7の両側縁に中央に向かつて下り傾斜した突縁を
設けてもよいし、或は継続入賞口29の手前に、
底部27から一段低くなつた誘導溝を形成し、上
記突縁や誘導溝により底部27を転動する打球を
継続入賞口29に導くようにしてもよい。尚、第
6図において説明していない符号は前記実施例の
同一符号のものと同一構成であるから、説明を省
略する。
尚、打球誘導手段は、図面に示した両実施例の
ような入賞打球を直接接触させて誘導する場合に
限らず、入賞打球を間接的に誘導するようにして
もよい。例えばマグネツトを使用してその流下方
向を誘導してもよいし、更に又、変動入賞装置が
受入れた複数の入賞打球を、一時的に貯留状態に
したり、一時的に流下阻止状態としたり或いは一
時的に吸着状態として、この複数の貯留状態等の
入賞打球をそのまゝ同時に停留開放して誘導させ
たりするようにしてもよいし、これらの入賞打球
で後から変動入賞装置へ入賞して流下して来る他
の入賞打球の流下方向を誘導する壁を構成するよ
うにしてもよい。
[効果] 以上説明したように本発明によれば、特別入賞
領域への入賞確率を調整するための打球誘導手段
を備えているので、複雑な釘調整を行うことな
く、打球誘導手段により特別入賞領域への入賞確
率を直接的に且つ比較的容易に調節することがで
きるばかりでなく、遊技者にとつても利益拡大へ
の期待感が高められて一層変化に富むパチンコ機
を提供することができる。又、特別入賞領域に対
応させて打球誘導手段を自由に設定することが可
能で、変動入賞装置を繰返して第1の状態とする
継続動作を一層多様化することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
変動入賞装置の斜視図、第2図はパチンコ機の概
略正面図、第3図は第1図の縦断面図、第4図は
第1図の一部横断面図、第5図は要部の拡大斜視
図、第6図は他の実施例を示す要部斜視図であ
る。 1……パチンコ機、5……遊技盤、8……変動
入賞装置、9,10……特定入賞領域としての各
特定入賞口、29……特別入賞領域としての継続
入賞口、33……打球誘導手段の一例としての制
御部材、44……打球誘導手段の他の一例として
の誘導片。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入賞領域を形成した遊技盤を含むパチンコ機
    であつて、 前記遊技盤上に配設されて遊技者にとつて有利
    になる第1の状態及び遊技者にとつて不利になる
    第2の状態に変化可能な変動入賞装置と、特定球
    検出手段が臨み、この特定球検出手段が受入れた
    打球を検出すると、前記変動入賞装置を第1の状
    態に変化できるように定められた特定入賞領域
    と、特別球検出手段が臨み、前記特定球検出手段
    が打球を検出した後において上記特別球検出手段
    が受入れた打球を検出すると、前記変動入賞装置
    を繰返して第1の状態にできるように定められた
    特別入賞領域と、この特別入賞領域に入賞する打
    球の入賞確率を調整するための打球誘導手段とを
    備えたことを特徴とするパチンコ機。
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