JP2549230Y2 - 押釦装置 - Google Patents

押釦装置

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JP2549230Y2
JP2549230Y2 JP3617391U JP3617391U JP2549230Y2 JP 2549230 Y2 JP2549230 Y2 JP 2549230Y2 JP 3617391 U JP3617391 U JP 3617391U JP 3617391 U JP3617391 U JP 3617391U JP 2549230 Y2 JP2549230 Y2 JP 2549230Y2
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弘幸 小泉
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Alpine Electronics Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子機器例えば車載用
音響機器等の各種スイッチ等が設けられた操作面に取付
けられる押釦装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音響機器等(電子機器)の操作面
においては、各種スイッチの操作のために、筐体の内部
から装着される押釦装置が多く用いられている。以下図
面を参照してその一例を説明する。図8は従来の押釦装
置を示す概略断面図、図9は図8におけるI−I線断面
図、図10は従来例の問題点を説明するための概略断面
図である。図中に示す押釦装置1は、近接配置されたス
イッチ9を押圧する押圧部3が中心Dから離れた位置に
形成された押釦本体4と、前記押圧部3を内包して前記
押釦本体4の押圧動作により弾性変形する筒状の突出部
5を有する弾性部材6とを具備し、弾性部材6を介し押
釦本体4が取付部材7によって筐体に形成された操作面
2に対し内部から取付けられる構成になっている。前記
押圧部3が中心Dから離れた位置に形成される主な理由
は以下の通りである。
【0003】車載用音響機器では、夜間に、筐体の内部
に設けた複数の光源(図示しない)から光を導出して、
透光性材料により形成された押釦本体4の全体を操作者
が見やすいように裏側から照光している。ところが、こ
の照光状態で操作面2側から押釦本体4を見たときに、
押圧部3が後方に形成された部分の光が周囲の部分より
低下してしまい、押圧部3の部分が白くぼやけてしま
う。このため、図8に示すよう、押釦本体4の表面下部
に印刷された数字や動作表示マークの形成部分8(通常
白色で印刷されている)の後方に前記押圧部3を設け、
押圧部3の部分における光のぼやけ状態が外部から目立
たないようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような中心から離れた位置に押圧部3を形成した押釦
装置1では、押釦本体4を復帰させるための弾性部材6
の突出部5が中心Dからずれた位置に設けられることに
なり、その弾性力が押釦本体4の中心Dに対し偏った位
置に作用する。通常は押釦本体4の中心部を指で押すた
め、この押し力と突出部5による弾性力とでモーメント
が発生し、前記押釦本体4を押下するときに、押釦本体
4が傾いてしまう。そのため、押釦本体4の動作がぎこ
ちなくなったり、あるいは図10に示すように、押下を
止ても押釦本体4が正常に元の状態に復帰せずに、前記
操作面2の裏側に引っ掛った状態で保持されることもあ
る。
【0005】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、押釦本体の後方の押圧部が偏った位置に形成さ
れている場合であっても、押釦本体に弾性復帰力が均一
に作用して、押釦本体の復帰動作がスムーズに行えるよ
うにした押釦装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案による押釦装置
は、スイッチを押圧する押圧部が中心から離れた位置に
形成された押釦本体と、前記押圧部を内包して前記押釦
本体の押圧動作により弾性変形する筒状の突出部を有す
る弾性部材とを具備する押釦装置において、前記弾性部
材の突出部が前記押釦本体の中心方向に延在して形成さ
れた形状であることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記構成の本考案によれば、前記突出部が前記
押釦本体の中心方向に延在して形成された形状であるの
で、突出部の形成位置にかかわらず、押釦本体の裏面に
対し復帰力が均一に作用する。よって押釦本体の戻り動
作がスムーズなものとなる。
【0008】
【実施例】以下、本考案について図面を参照して説明す
る。図1は本考案の押釦装置の一実施例の構成を示す分
解斜視図、図2は同上の断面図、図3は図2におけるI
I−II線断面図、図4は本考案一実施例の動作を説明
するための概略断面図である。図1に示す押釦装置11
は車載用音響機器に設けられるものであり、押釦本体1
2と弾性部材13と照光支持部材14とにより構成さ
れ、押釦本体12は筐体19に形成された操作面19A
に内部から装着されるようになっている。
【0009】前記押釦本体12は全体が透光性の樹脂材
料により形成され、夜間には押釦本体12全体が照光さ
れるようになっている。押釦本体12の裏側(筐体19
の内部側)には、基板15に取付けられたスイッチ16
を押圧する押圧部12Aと、後述する動作確認部(イン
ジケータ)12Cに光を導出する導光管12Dとが一体
に形成されている。導光管12D内にはファイバー状の
導光体が挿入されており、この押釦本体12が押されて
その設定モードとなっているときに、動作確認部12C
が発光するようになっている。
【0010】また押釦本体12の外周には前記操作面1
9Aの裏側に係止されるフランジ部12Bが形成されて
いる。押釦本体12の表面(筐体19の外部側)には、
押釦本体12の種別を示すための数字表示12Eと、下
部に付されたモード表示12Fが印刷手段により形成さ
れている。スイッチを動作させる前記押圧部12Aは下
部に形成されたモード表示12Fの後方に形成され、押
釦本体12全体が照光されたときに、押圧部12Aによ
るぼやけや影がモード表示12Fにより目立たないよう
になっている。したがって押圧部12Aは押釦本体12
の中心Dに対し下方に偏った位置に形成されていること
になる。
【0011】前記弾性部材13は、押圧部12Aが挿入
されて前記押釦本体12の押下動作(通常は操作者が指
等で押下する)の際に弾性復帰力を発生する筒状の突出
部13Aと、前記導光管12Dが挿入される挿入孔13
Bとを有している。前記突出部13Aは、前記押釦本体
12の中心方向に延在して、楕円あるいは小判型の形状
に形成されている。すなわちこの実施例では、図3に示
すように、押圧部12Aが挿入された突出部13Aは、
押圧部12Aが挿入されている下部から押釦本体12の
中心部に延び、さらに導光管12Dを避けて斜めに延び
ている。
【0012】前記弾性部材13は、突出部13Aが形成
されている側から前記押釦本体12の押圧部12Aに装
着され、前記照光支持部材14は前記筐体19の内部の
掛止突起19Cに掛止されて固定される。弾性部材13
は、弾性材料(例えばシリコンゴム等)により一体的に
成形されている。あるいはベース板に前記突出部を弾性
材料(例えばシリコンゴム等)により、別途形成した構
成にしてもよい。さらに、弾性部材13は押釦本体12
全体を照光する光を遮らないように導光性を有する材料
にて形成されるのが望ましい。
【0013】前記照光支持部材14は、前記押圧部12
Aが挿通可能な挿通孔14Aと、前記導光管12Dが挿
通可能な挿通孔14Bと、後述する筐体19内部を照射
する光源17が挿入される有底筒状の突部14Cとを有
している。この照光支持部材14は前記光源17の光に
より押釦本体12全体を照らすものであるため、全体が
透明な材料により形成され、また前記突部14Cの前面
に塗料などを塗布した遮光面14Dが形成され、照射さ
れた光が前記照光支持部材14内に拡散するようになっ
ている。
【0014】前記基板15には、スイッチ16,照光支
持部材14を照らすために前記突部14C内に挿入され
る照射する光源(発光ダイオード,電球等)17,前記
導光管12D内の導光体を介して前記動作確認部12C
に、動作確認のための光を照射する光源18及び図示し
ない電子部品が設けられている。
【0015】上記構成の押釦装置11の組立て工程につ
いて説明する。まず、前記操作面19Aの孔部19Bの
縁部にフランジ部12Bを係止し、前記押釦本体12を
前記筐体19の内部から装着する。その後、前記突出部
13Aを押釦本体12の押圧部12Aに装着し弾性部材
13を取付ける。次に、前記照光支持部材14を筐体1
9の内部に設けられた複数の掛止突起19Cに離脱しな
いようにはめ込む。その後、スイッチ16,光源(発光
ダイオード,電球等)17,前記導光管12Dを介して
前記動作確認部12Cに光を照射する光源18及び図示
しない電子部品が設けられた前記基板15を取付ける。
このとき押釦本体12の押圧部12Aの後方にスイッチ
16が位置する。
【0016】上記構成の押釦装置11では、弾性部材1
3の突出部13Aが押釦本体12の裏面の中心方向に延
びている。よって押釦本体12が押されたときに突出部
13Aの変形により発揮される弾性復帰力が、押釦本体
12に対し偏ることなく均一に作用する。よって押釦本
体12の復帰動作に偏りがなくスムーズなストロークを
得ることができる。また例えば、図4に示すように、操
作者が押釦本体12の矢印Fで示すように上方に過大な
力を加えた場合であっても、前記突出部13Aが押釦本
体12をうら側から均一に付勢するため、押釦本体12
が傾くことなく、また、押釦本体12の前面が前記操作
面19Aの裏側に引っ掛かることもない。
【0017】以上実施例について説明したが、本考案は
前記実施例に限定されるものではなく、その要旨の範囲
内において種々の変形実施が可能である。例えば、上記
実施例では導光管12Dを設けた構成なので、その配置
の関係上前記突出部13Aを斜めに形成したが、必ずし
も傾斜させる必要はない。さらに、突出部13Aの形状
も、大径の円形(図5参照),三角形(図6参照),四
角形(図7参照)、多角形等種々の変形可能である。ま
た図9に示すように偏った位置にある突出部5の他に、
それよりも上方にて押釦本体の裏面を別個に支持する弾
性支持部を設けた弾性部材を形成してもよい。
【0018】
【考案の効果】以上詳述した本考案によれば、スイッチ
を動作させる押圧部が押釦本体の中心から偏った位置に
あリ、この押圧部を内包する弾性変形部が設けられてい
るものであっても、押釦本体に対し均一に復帰力を与え
ることができ、押釦本体の動作をスムーズにでき、引っ
掛かりが生じることもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の押釦装置の一実施例の構成を示す分解
斜視図である。
【図2】図1に示す押釦装置の断面図である。
【図3】図2におけるII−II線断面図である。
【図4】図1に示す実施例の動作を説明するための断面
図である。
【図5】突出部の形状の変形例を説明するための図3に
相当する断面図である。
【図6】突出部の形状の変形例を説明するための断面図
である。
【図7】突出部の形状の変形例を説明するための断面図
である。
【図8】従来の押釦装置を示す概略断面図である。
【図9】図8におけるI−I線断面図である。
【図10】従来例の問題点を説明するための概略断面図
である。
【符号の説明】
11 押釦装置 12 押釦本体 12A 押圧部 13 弾性部材 13A 突出部 14 照光支持部材 16 スイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチを押圧する押圧部が中心から離
    れた位置に形成された押釦本体と、前記押圧部を内包し
    て前記押釦本体の押圧動作により弾性変形する筒状の突
    出部を有する弾性部材とを具備する押釦装置において、
    前記弾性部材の突出部が前記押釦本体の中心方向に延在
    して形成された形状であることを特徴とする押釦装置。
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