JP4162831B2 - 釦の照明構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器等に用いられる釦の照明構造に係り、詳細にはシーソー釦の照明光の漏光防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシーソー釦の照明構造を図6を用いて説明する。
【0003】
図6は従来のシーソー釦の照明構造を示す概略図で、(a)は平面図、(b)はM−M断面図、(c)はN−N断面図である。
【0004】
100はシーソー釦の照明構造で、シーソー釦110、前面パネル120およびホルダ130等により構成されている。
【0005】
110はシーソー釦で、指等で直接操作(押下げ)するL(左)側、R(右)側2箇所の操作部となる釦部111の図示下端より水平方向へ縁部112が形成されており、断面形状が半円形の凸部118が図示上方向へ突出している。また、釦部111の下端の図示左右両端には垂直下方向へスイッチ押部113、114が形成されている。また、釦部111の裏面には、釦部111のL側とR側の略中央部(L側とR側を分岐するN−N線上の左右2箇所)に、シーソー機構の支点となるシーソー支点115が形成されており、シーソー支点115はホルダ130の表面に当接している。
【0006】
シーソー釦110の材料には例えば乳白色のABS樹脂が用いられ成形加工により形成される。成形加工後に釦部21の表面を所定の塗料で塗装した後に、トップ部に塗装された塗装皮膜119をレーザ加工等により除去(母材の乳白色が現れるまで)し、文字や記号の表示部(方形にて位置のみを図示)116を形成する。そして、シーソー釦110の裏面より照明用発光ダイオード(LED)131等により照明してトップ部に形成された文字や記号116等を見やすくする。
【0007】
120は前面パネルで、釦部挿入孔121およびホルダ130等の取り付け孔等が形成されている。
【0008】
ホルダ130(または、機器をコントロールする前面基板)には、シートスイッチ132(スイッチ部133、134)および照明用発光ダイオード131等が取り付けられている。
【0009】
次に、シーソー釦の組付けを説明する。
【0010】
シーソー釦110を組付けるには、先ずシーソー釦110を前面パネル120の釦部挿入孔121の図示下方から挿入し、釦部111の凸部118を前面パネル120の裏面に当接させる。次に、ホルダ130を図示下方から挿入して前面パネル120にねじ止め固定する。この状態で釦部111は、凸部118の先端とシーソー支点115が前面パネル120の裏面と、ホルダ130の表面とで挟持される。
【0011】
次に、シーソー釦の動作を用いて説明する。
【0012】
スイッチ部133をONさせるためにシーソー釦110のL側を押すと、シーソー釦110は、シーソー支点115を支点にして矢印L側方向へ回動し、シーソー釦110のスイッチ押部113の先端部がスイッチ部133に当接して押し込みスイッチ部133がONする。尚、シーソー釦110の押圧操作を解除すると、スイッチ部133の弾性力によりシーソー釦110は元の位置へ復帰する。また、シーソー釦110のR側を押すとL側を押した時の逆方向のスイッチ部134がONし、L側を押した時と同じような動作が行われる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述のシーソー釦の照明構造100では、シーソー釦110と前面パネルの釦部挿入孔121との隙間から照明光が漏光する場合がある。その漏光防止対策としては例えばシーソー釦110の復帰ばねと漏光防止とを兼ねたバイアス部品(黒色の発泡ウレタン)が用いられるので、構成される部品点数が増え部材費および組立工数の増となりコスト高につながるおそれがある。
【0014】
本発明は上述の問題を解決するもので、構成部品点数を増やすことなくシーソー釦の照明光の漏光防止手段が構成されたシーソー釦の照明構造を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は上述の目的を達成するもので、押圧動作によりスイッチを作動させる釦構造において、前記釦の裏面側に照明手段を有し、前記釦には照明手段の光源より下方に延在するとともに、少なくとも一部が光源を保持するホルダに設けられた孔に釦の押圧動作にかかわらず常時挿入状態となる光遮蔽部を備えることを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1を用いて説明する。
【0025】
図1は本発明の第1の実施の形態に係るシーソー釦の概略構造を示す図で、(a)平面図、(b)A−A断面図、(c)B−B断面図である。
【0026】
10はシーソー釦の照明構造で、1つの釦にシーソ機能を持たせ、シーソ機能により複数(本例2つ)の動作の切替え(例えばON、OFF等)が可能で、電子機器等に多く用いられる。シーソー釦の照明構造10は、シーソー釦20、前面パネル30およびホルダ33等により構成されている。
【0027】
シーソー釦20は、指等で直接操作(押下げ)するL(左)側、R(右)側2箇所の操作部となる釦部21と、釦部21の図示下端面より外周方向(水平方向)へ張り出した縁部22が形成されており、縁部22の外周部には図示下方へ漏光防止部27が形成されている。漏光防止部(照明手段の光源を囲う光遮蔽部に相当)27の下端部はシーソー支点26からL側とR側方向へそれぞれ傾斜して形成されている。
【0028】
また、縁部22にはL側とR側の略中央部(L側とR側を分岐するB−B線上の左右2箇所)に、断面形状が半円形の凸部23が前面パネル30の方向(図示上方向)へ突出している。また、釦部21の裏面には、P側とR側の下方に設けられた例えばシートスイッチ35の2箇所のスイッチ部36、37を押圧するスイッチ押部24、25が下方向へ突出して形成されている。また、釦部20の縁部22のL側とR側の略中央部(B−B線上の左右2箇所)に、シーソー機構の支点となるシーソー支点26が垂直下方向(スイッチ押部24、25と同じ方向)へ突出して形成されている。シーソー支点26は先端がホルダ33の表面に当接しており、シーソー支点26となる他に、釦部21のL側とR側の中央部近傍を押した際に、L側とR側の下方2箇所のスイッチ部36、37を同時に押圧しないように防止する。
【0029】
シーソー釦20の材料には例えば乳白色のABS樹脂が用いられ成形加工により形成される。成形加工後に釦部21の表面を所定の塗料で塗装した後に、釦部21のトップ部に塗装された塗装皮膜28をレーザ加工等により除去(母材の乳白色が現れるまで)し、文字・記号(方形にて位置のみを図示)29等を形成する。そして、釦部21の裏面より照明用の発光ダイオード(LED)38等により照明してトップ部に形成された文字や記号等を見やすくする。
【0030】
前面パネル30には、シーソー釦20の釦部21が挿入する釦挿入孔31およびホルダ33等の取り付け孔等が形成されている。
【0031】
ホルダ33には、シートスイッチ35(スイッチ部36、37)および照明用の発光ダイオード38等が取り付けられており、また、ホルダ33にはシーソー釦20の漏光防止部27が挿通する孔34(コ字形状をしておりコ字の開口方向を対向させた状態)が形成されている。その他に前面パネル30への取付孔等が形成されている。
【0032】
次に、シーソー釦の組付けについて説明する。
【0033】
シーソー釦20を組付けるには、図1で示すように先ず、シーソー釦20を前面パネル30の釦部挿入孔31の図示下方から挿入し、シーソー釦20の凸部23を前面パネル30の裏面に当接させる。次に、ホルダ33をシーソー釦20の下方から挿入し前面パネル30にねじ止め(嵌め込み)にて固定する。ホルダ33を前面パネル30に固定することにより、シーソー釦20の凸部23とシーソー支点26が前面パネル30とホルダ33とにより挟み込まれて固定される。この状態でシーソー釦20は、L側とR側方向にシーソー動作が可能となる。
【0034】
次に、シーソー釦の動作について説明する。
【0035】
スイッチ部36をONさせるためにシーソー釦20のL側を押すと、シーソー釦20は、シーソー支点26を支点にして矢印L方向へ回動し、シーソー釦20のスイッチ押部24の先端部がスイッチ部36に当接して押し込みスイッチ部36がONする。尚、L側の押圧を解除するとスイッチ部36の弾性力によってシーソー釦20は元の位置へ復帰する。また、シーソー釦20のR側を押すとL側を押した時の逆方向のスイッチ部37がONする。そして、R側の押圧を解除するとL側の押圧を解除した時と同じようにスイッチ部37の弾性力によりシーソー釦10は元の位置へ復帰する。
【0036】
以上説明したように本発明の第1の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造10によれば、シーソー釦20が操作時も非操作時も常にシーソー釦20の下端部に形成された漏光防止部27がホルダ33の孔34に挿通しているので、照明光(発光ダイオード38)の反射光がシーソー釦20の内部から漏れて、シーソー釦20と前面パネル30の隙間から漏光するのを防止することができる。尚、第1の実施の形態の照明構造ではシーソー釦20を例に説明したが、その他に例えば押釦等にも適用できる。
【0037】
尚、仕様によっては孔34を設けずに、少なくとも漏光防止部27のみを設けるようにしてもよい。
【0038】
次に、本発明の第2の実施の形態を図2を用いて説明する。
【0039】
図2は本発明の第2の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造を示す概略図で、(a)平面図、(b)C−C断面図、(c)D−D断面図である。尚、第2の実施の形態で第1の実施の形態と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
【0040】
11はシーソー釦の照明構造で、1つの釦にシーソ機能を持たせ、シーソ機能により複数(本例2つ)の動作の切替え(例えばON、OFF等)が可能で、電子機器等に多く用いられる。シーソー釦の照明構造11は、シーソー釦40、前面パネル30およびホルダ50等により構成されている。
【0041】
シーソー釦40は、指等で直接操作(押下げ)するL側、R側2箇所の操作部となる釦部41と、釦部41の図示下端面より外周方向(水平方向)へ張り出した縁部42が形成されており、縁部42にはL側とR側の略中央部(L側とR側を分岐するD−D線上の左右2箇所)に、断面形状が半円形の凸部43が前面パネル30の方向(図示上方向)へ突出している。また、釦部41の裏面には、L側とR側の下方に設けられた例えばシートスイッチ35の2箇所のスイッチ部36、37を押圧するスイッチ押部44、45が下方向へ突出して形成されている。
【0042】
また、釦部40のL側とR側の略中央部(L側とR側を分岐するD−D線上の左右2箇所)に、シーソー機構の支点となるシーソー支点46が垂直下方向(スイッチ押部44、45と同じ方向)へ突出して形成されている。シーソー支点46は先端がホルダ50の表面に当接しており、シーソー支点46となる他に、釦部41のL側とR側の中央部近傍を押した際に、L側とR側の下方2箇所のスイッチ部36、37を同時に押圧しないように防止する。
【0043】
シーソー釦40の材料には例えば乳白色のABS樹脂が用いられ成形加工により形成される。成形加工後に釦部41の表面を所定の塗料で塗装した後に、釦部41のトップ部に塗装された塗装皮膜47をレーザ加工等により除去(母材の乳白色が現れるまで)し、文字・記号(方形にて位置のみを図示)48等を形成する。そして、釦部41の裏面より照明用の発光ダイオード(LED)38等により照明してトップ部に形成された文字や記号等を見やすくする。
【0044】
ホルダ50には、シートスイッチ35(スイッチ部36、37)および照明用の発光ダイオード38等が取り付けられており、発光ダイオード38の光の拡散を規制する漏光防止壁51がL側とR側の2方向に立設(本体から切り起こし)している。その他に前面パネル30への取付孔等が形成されている。
【0045】
以上説明したように本発明の第2の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造11によればホルダ50に形成された漏光防止壁51により発光ダイオード38の照明光の拡散が規制されるので、照明光の反射光がシーソー釦40とホルダ50の間から漏れて前面パネル30の方へ漏光するのを防止することができる。尚、本実施の形態では漏光防止壁51をL側とR側の2方向に形成したが、その他に4方向に形成してもよい。
【0046】
次に、本発明の第3の実施の形態を図3を用いて説明する。
【0047】
図3は本発明の第3の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造を示す概略図で、(a)平面図、(b)E−E断面図、(c)F−F断面図である。尚、第3の実施の形態で第1および第2の実施の形態と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
【0048】
12はシーソー釦の照明構造で、1つの釦にシーソ機能を持たせ、シーソ機能により複数(本例2つ)の動作の切替え(例えばON、OFF等)が可能で、電子機器等に多く用いられる。シーソー釦の照明構造12は、シーソー釦55、前面パネル30およびホルダ65等により構成されている。
【0049】
シーソー釦55は、指等で直接操作(押下げ)するL側、R側2箇所の操作部となる釦部56と、釦部56の図示下端面より外周方向(水平方向)へ張り出した縁部57が形成されており、縁部57外周部には図示下方へ漏光防止部63が形成されている。また、縁部57にはL側とR側の略中央部(L側とR側を分岐するD−D線上の左右2箇所)に、断面形状が半円形の凸部64が前面パネル30の方向(図示上方向)へ突出しており、釦部56の裏面には、L側とR側の下方に設けられた例えばシートスイッチ67の2箇所のスイッチ部36、37を押圧するスイッチ押部58、59が下方向へ突出して形成されている。
【0050】
また、釦部40のL側とR側の略中央部(L側とR側を分岐するD−D線上の左右2箇所)に、シーソー機構の支点となるシーソー支点60が垂直下方向(スイッチ押部58、59と同じ方向)へ突出して形成されている。シーソー支点60は先端がホルダ65の表面に当接しており、シーソー機構の支点となる他に、釦部56のL側とR側の中央部近傍を押した際に、L側とR側の下方2箇所のスイッチ部36、37を同時に押圧しないように防止する。
【0051】
シーソー釦55の材料には例えば乳白色のABS樹脂が用いられ成形加工により形成される。成形加工後に釦部56の表面を所定の塗料で塗装した後に、釦部56のトップ部に塗装された塗装皮膜61をレーザ加工等により除去(母材の乳白色が現れるまで)し、文字・記号(方形にて位置のみを図示)62等を形成する。そして、釦部56の裏面より照明用の発光ダイオード(LED)38等により照明してトップ部に形成された文字や記号等を見やすくする。
【0052】
ホルダ65は、シートスイッチ67(スイッチ部36、37)および照明用の発光ダイオード38等の取付部66がシーソー釦55のトップ部の方へ本体から突出(押し出し加工)して形成されており、その他に前面パネル30への取付孔等が形成されている。尚、取付部66の表面にはシーソー釦55のシーソー支点60が当接する。
【0053】
以上説明したように本発明の第3の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造12によれば、ホルダ65に形成された発光ダイオード38の取付部66がシーソー釦55のトップ部の方へ突出しているので、取付部66に配設された発光ダイオード38の照明光の反射光がシーソー釦55の内周面と漏光防止部63とで規制され、反射光がシーソー釦55の下側から回り込み、シーソー釦55と前面パネル30の間から漏光するのを防止することができる。その他に、シーソー支点60を上方に上げることにより漏光防止部63を長くすることができるので漏光防止効果が向上する。
【0054】
次に、本発明の第4の実施の形態を図4を用いて説明する。
【0055】
図4は本発明の第4の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造を示す概略図で、(a)平面図、(b)G−G断面図、(c)H−H断面図である。尚、第4の実施の形態で第1乃至第3の実施の形態と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
【0056】
13はシーソー釦の照明構造で、1つの釦にシーソ機能を持たせ、シーソ機能により複数(本例2つ)の動作の切替え(例えばON、OFF等)が可能で、電子機器等に多く用いられる。シーソー釦の照明構造13は、シーソー釦70、前面パネル80およびホルダ85等により構成されている。
【0057】
シーソー釦70は、指等で直接操作(押下げ)するL側、R側2箇所の操作部となる釦部71と、釦部71の図示下端面より外周方向(水平方向)へ張り出した縁部72が形成されており、縁部72の外周より図示上方へ照明光の漏光防止部73が形成されている。
【0058】
また、縁部72にはL側とR側の略中央部(L側とR側を分岐するB−B線上の左右2箇所)に、断面形状が半円形の凸部74が前面パネル80の方向(図示上方向)へ突出している。また、釦部71の裏面には、L側とR側の下方に設けられた例えばシートスイッチ86の2箇所のスイッチ部36、37を押圧するスイッチ押部75、76が下方向へ突出して形成されている。
【0059】
また、釦部71のL側とR側の略中央部(L側とR側を分岐するH−H線上の左右2箇所)に、シーソー機構の支点となるシーソー支点77が垂直下方向(スイッチ押部75、76と同じ方向)へ突出して形成されている。シーソー支点77は先端がホルダ85の表面に当接しシーソー機構の支点となる。その他に、釦部71のL側とR側の中央部近傍を押した際に、L側とR側の下方2箇所のスイッチ部36、37を同時に押圧しないように防止する。
【0060】
シーソー釦70の材料には例えば乳白色のABS樹脂が用いられ成形加工により形成される。成形加工後に釦部71の表面を所定の塗料で塗装した後に、釦部71のトップ部に塗装された塗装皮膜79をレーザ加工等により除去(母材の乳白色が現れるまで)し、文字・記号(方形にて位置のみを図示)78等を形成する。そして、釦部71の裏面より照明用の発光ダイオード(LED)38等により照明してトップ部に形成された文字や記号等を見やすくする。
【0061】
前面パネル80には、シーソー釦70の釦部71が挿入する釦挿入孔81および縁部72の外周に形成された照明光の漏光防止部73が係合する凹部(溝)82が形成されている。尚、凹部82は漏光防止部73が動作時も非動作時も常に係合する深さに形成されている。その他にホルダ85等の取り付け孔等が形成されている。
【0062】
ホルダ85には、シートスイッチ86(スイッチ部36、37)および照明用の発光ダイオード38等が取り付けられており、その他に前面パネル80への取付孔等が形成されている。
【0063】
以上説明したように本発明の第4の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造13においては、シーソー釦70の縁部72に形成された漏光防止部73が前面パネル80の裏面に形成された凹部82に、常に係合するように構成されているので、照明光の反射光がシーソー釦70の下側から回り込み、シーソー釦70と前面パネル80の間から漏光するのを防止することができる。
【0064】
尚、仕様によっては特に凹部82を設けずに、少なくとも漏光防止部73のみを設けるようにしてもよい。
【0065】
次に、本発明の第5の実施の形態を図5を用いて説明する。
【0066】
図5は本発明の第5の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造を示す概略図で、(a)平面図、(b)J−J断面図、(c)K−K断面図である。尚、第5の実施の形態で第1乃至第4の実施の形態と同じ構成については同じ符号を付し説明を省略する。
【0067】
14はシーソー釦の照明構造で、1つの釦にシーソ機能を持たせ、シーソ機能により複数(本例2つ)の動作の切替え(例えばON、OFF等)が可能で、電子機器等に多く用いられる。シーソー釦の照明構造14は、シーソー釦90、前面パネル30およびホルダ85等により構成されている。
【0068】
シーソー釦90は、指等で直接操作(押下げ)するL側、R側2箇所の操作部となる釦部91と、釦部91の図示下端面より外周方向(水平方向)へ張り出した縁部92が形成されており、縁部92の外周より図示下方へ照明光の漏光防止部93が形成されている。尚、漏光防止部93は厚みが薄く、縁部92とホルダ85との間隔よりも長く形成されているので、組み立てた際には漏光防止部93が撓んだ圧縮状態となっている。
【0069】
また、縁部92にはL側とR側の略中央部(L側とR側を分岐するK−K線上の左右2箇所)に、断面形状が半円形の凸部94が前面パネル30の方向(図示上方向)へ突出している。また、釦部91の裏面には、L側とR側の下方に設けられた例えばシートスイッチ86の2箇所のスイッチ部36、37を押圧するスイッチ押部95、96が下方向へ突出して形成されている。また、釦部91のL側とR側の略中央部(L側とR側を分岐するK−K線上の左右2箇所)に、シーソー機構の支点となるシーソー支点97が垂直下方向(スイッチ押部95、96と同じ方向)へ突出して形成されている。シーソー支点97は先端がホルダ85の表面に当接しシーソー機構の支点となる。その他に、釦部91のL側とR側の中央部近傍を押した際に、L側とR側の下方2箇所のスイッチ部36、37を同時に押圧しないように防止する。
【0070】
シーソー釦90の材料には例えば乳白色のABS樹脂が用いられ成形加工により形成される。成形加工後に釦部91の表面を所定の塗料で塗装した後に、釦部91のトップ部に塗装された塗装皮膜98をレーザ加工等により除去(母材の乳白色が現れるまで)し、文字・記号(方形にて位置のみを図示)99等を形成する。そして、釦部91の裏面より照明用の発光ダイオード(LED)38等により照明してトップ部に形成された文字や記号等を見やすくする。
【0071】
以上説明したように本発明の第5の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造14においては、シーソー釦90の縁部92に形成された漏光防止部93の下端部が常にホルダ85の表面に密着しているので、照明光の反射光がシーソー釦79の下側から回り込み、シーソー釦90と前面パネル80の間から漏光するのを防止することができる。また、漏光防止部93は弾性構造となっているのでシーソー釦90を押圧した時の復帰力となる。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、構成部品点数を増やすことなくシーソー釦の照明光の漏光防止手段が構成されたシーソー釦の照明構造を提供することができる。また、小スペース化への対応が容易でコスト低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造を示す概略図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造を示す概略図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造を示す概略図である。
【図4】本発明の第4の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造を示す概略図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態に係るシーソー釦の照明構造を示す概略図である。
【図6】従来のシーソー釦の照明構造を示す概略図である。
【符号の説明】
10,11,12,13,14・・シーソー釦の照明構造
20,40,55,70,90・・シーソー釦
21,41,56,71,91・・釦部
22,42,57,72,92・・縁部
23,43,64,74,94・・凸部
24,25,44,45,58,59,75,76,95,96・・スイッチ押部
26,46,60,77,97・・シーソー支点
27,63,73,93・・漏光防止部
28,47,61,79,98・・塗装皮膜
29,48,62,78,99・・文字・記号
30,80・・前面パネル
31,81・・釦挿入孔
33,50,65,85・・ホルダ
34・・孔
35,67,86・・シートスイッチ
36,37・・スイッチ部
38・・発光ダイオード
51・・漏光防止壁
66・・取付部
82・・凹部

Claims (1)

  1. 押圧動作によりスイッチを作動させる釦構造において、
    前記釦の裏面側に照明手段を有し、
    前記釦には照明手段の光源より下方に延在するとともに、少なくとも一部が光源を保持するホルダに設けられた孔に釦の押圧動作にかかわらず常時挿入状態となる光遮蔽部を備えることを特徴とする釦の照明構造。
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