JP2548313Y2 - 電気温きゅう器 - Google Patents

電気温きゅう器

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JP2548313Y2
JP2548313Y2 JP1991093845U JP9384591U JP2548313Y2 JP 2548313 Y2 JP2548313 Y2 JP 2548313Y2 JP 1991093845 U JP1991093845 U JP 1991093845U JP 9384591 U JP9384591 U JP 9384591U JP 2548313 Y2 JP2548313 Y2 JP 2548313Y2
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和夫 若井田
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岡野 君子
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、特に、首の後ろ側に
対して容易に遠赤外線を放射することが可能な電気温き
ゅう器に関するものである。
【0002】
【従来技術】通電による発熱に伴って放射部本体から疾
患部へ遠赤外線を放射させる遠赤外線放射用の電気温き
ゅう器として、本出願人は先に特開平2−121678
号(特公平7−63510号)や実願平2−10027
7号(実公平7−33800号)などを提案している。
これらの電気温きゅう器は、放射部本体から放射される
遠赤外線が疾患部の皮膚直下へ深達する波長帯の電磁波
とされ、これにより疾患部の血行を効率よく良好に促進
させるものである。
【0003】すなわち、これらの電気温きゅう器におけ
る遠赤外線放射部本体は、通電による加熱により発熱
し、自己発熱温度の上昇に伴って電気抵抗が増加し自己
発熱温度を所定温度に保持するように通電状態を制御す
るとともに、所定温度下において遠赤外領域の電磁波を
放射するように焼結成形されたセラミックス基体よりな
る放射部本体として形成されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、この種の器
具は誰でも容易に使用できるものであることが必要であ
るが、例えば実願平2−100277号に係る従来の携
帯用のこの種器具は、器具本体を常時手に持って放射部
本体を疾患部に当てていなければならず、そのような意
味で使い勝手が悪いという問題点を有していた。
【0005】このため、図1,図2に示したように、通
電により遠赤外領域の電磁波を放射する放射部本体1
を、中央部位でカバーして支持するベルト部2を形成
し、スポンジおよび布等のような可撓性部材により形成
されベルト部2の左右方向へ巻付け部21,22を突出
形成し、巻付け部分21,22の端部側に互いに着脱自
在に係合される係止部材31,32よりなる係止部3を
設け、ベルト部2の巻付け長さを調整自在とするため
に、図中右側の巻付け部分21における係止部材31は
一定長さに形成され、図中左側の巻付け部分22におけ
る係止部材32は短い長さのものとして形成した電気温
きゅう器が知られている。
【0006】したがって、このような電気温きゅう器を
身体に巻付ける場合には、巻付け部分21における係止
部材31の所望位置に、巻付け部分22における係止部
材32を取付ければ、ベルト部2はその巻付け長さを自
在に調整して装着させることができる。
【0007】ベルト部2は、図4に示すように、分割構
成とする場合もある。すなわち、放射部本体1を有する
ベルト部200,201は短く形成され、かつこの短い
ベルト部200,201にはそれぞれ係止部43,44
が設けられ、また係止部材43,44に対して互いに着
脱自在とされる係止部41,42を有する長めの分割ベ
ルト部が巻付け部分202,203として具備され、ベ
ルト部の長さを調整可能とし、腕,背,腰,足などの身
体の各部分に合わせて装着される。
【0008】しかしながら、この種の電気温きゅう器
は、腕,背,腰,足などにはベルト部2を巻き付けるこ
とは可能であるが、首にベルト部2を巻き付けた場合に
は息苦しくなるため、特に首の後ろ側に放射部本体1を
装着することができなかった。
【0009】この考案は、上記のような事情に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、息苦しさ
を感じさせず、首の後ろ側へ遠赤外線の放射を容易に行
うことが可能な電気温きゅう器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記のよう
な目的を達成するために、通電による加熱により発熱
し、自己発熱温度の上昇に伴って電気抵抗が増加し自己
発熱温度を所定温度に保持するように通電状態を制御す
るとともに、所定温度下において遠赤外領域の電磁波を
放射するように焼結成形されたセラミックス基体よりな
る放射部本体と、上記放射部本体を中央部位でカバーし
て支持するとともに、上辺側を斜辺とする直角三角形状
の巻付け部を左右方向へ張出してなる首当て部と、上記
首当て部における巻付け部の端部側に設けられる係止部
と、あごをカバーするように湾曲形成されてあごの先端
側に掛り止められるとともに、左右の端部側に首当て部
における巻付け部の係止部に係り止められる係合部を設
けたあご用固定バンド部とよりなることを特徴とする。
【0011】
【作用】この考案によれば、遠赤外線を放射する放射部
本体を有する首当て部を首の後ろ側に装着し、あごの部
分にはあごをカバーするように湾曲形成されている固定
バンド部を装着し、首当て部より左右に張出する巻付け
部と固定バンド部の両端部とを互いに掛り止めるように
構成しているので、固定バンド部が首に巻付けられた状
態とならずに首当て部を装着することができ、息苦しさ
を感じさせずに放射部本体を首の後ろ側に固定的に当て
がうことができ、取扱い性の向上を図り使い勝手に優れ
る。
【0012】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づき詳細
に説明する。図5は、この考案の一実施例を示す斜視図
であり、図3は、この考案に係る電気温きゅう器の制御
系の1例を示すブロック図である。
【0013】図5において、放射部本体1は、通電によ
り遠赤外領域の電磁波を放射する。ただし、この放射部
本体1の構成は実願平2−100277号に示したもの
とほぼ同様に構成される。すなわち、通電による加熱に
より発熱し、自己発熱温度の上昇に伴って電気抵抗が増
加し自己発熱温度を所定温度に保持するように通電状態
を制御するとともに、所定温度下において遠赤外領域の
電磁波を放射するように焼結成形されたセラミックス基
体よりなる。
【0014】放射部本体1は、スポンジおよび布等のよ
うな可撓性部材により形成されるベルト部としての首当
て部2の中央部位でカバーして支持されている。また、
首当て部2の左右方向には、巻付け部分21,22が張
出形成されている。この巻付け部21,22は、上辺側
を斜辺とする直角三角形状の巻付け部とされている。
【0015】放射部本体1は、首当て部2の内側に開設
された楕円形状の開口部23より放射面10が露出され
ている。なお、この放射面10はこの実施例にあっては
3個として図示したが、1または複数個設けるように構
成してもよいとともに、放射面10に対する着脱自在な
カバー体を設けるようにしてもよい。
【0016】巻付け部21,22の端部側には、係止部
3が係止部材31,32によって形成されている。ま
た、固定バンド部50は、あごをカバーするように湾曲
形成されており、あごの部分に掛り止めされる。さら
に、固定バンド部50の左右端部側には、首当て部2に
おける巻付け部21,22の係止部材31,32に係り
止められる係合部51,52が設けられている。
【0017】次に、上記した放射部本体1の構成例を図
3に基づき説明する。すなわち、放射部本体1は絶縁性
を有する樹脂部材によって形成されたハウジング(図示
略)に制御手段11が内蔵されており、この制御手段1
1には電源スイッチ5が設けられかつ外部電源と接続さ
れるプラグ6を有するコード7が接続されて引き出され
ている。
【0018】また、制御手段11の後段には発熱放射体
12が接続されており、通電により62゜C前後の範囲
に加熱されると4μ前後の遠赤外領域の電磁波を放射す
る。さらに、発熱放射体12は温度センサ手段13から
の検出値が上記制御手段11にフィードバックされるこ
とにより、通電が制御され過熱防止が図られて好適な温
度範囲である62゜C前後の発熱温度が維持される。た
だし、この発熱放射体12は温度によりその電気抵抗が
変化して所定の上限温度、例えばこの実施例においては
62゜C前後の範囲で自己コントロールする発熱放射体
を用いてもよい。
【0019】また、制御手段11にはタイマ手段14,
時間などの表示手段15,アラームなどの発音手段16
などを接続させてもよい。
【0020】上記のように構成されたこの考案に係る電
気温きゅう器は、その使用に際しては、まず、首当て部
2における放射部本体1を首の後ろ側に当てがい、巻付
け部21,22を顔の左右側に巻き付ける。また、固定
バンド50をあごの部分にあてがう。このようにする
と、固定バンド50の左右端部の係合部51,52と、
首当て部2の巻付け部21,22の係止部材31,32
とが互いに対向する状態となるので、互いに掛り止めれ
ぼ首当て部2は首の後ろ側にピッタリと装着される。
【0021】その後、コード7のプラグ6を外部コンセ
ント(図示略)に差し込み、電源スイッチ5をONとす
れば制御手段11を介して発熱放射体12に通電が開始
される。
【0022】そして、発熱放射体12の温度上昇に伴っ
て遠赤外線の放射が開始されるのであるが、発熱放射体
12は約1分前後で62゜C前後まで発熱温度に上昇
し、その後は発熱放射体12の温度状態が保持され、手
を使わないままで首に装着されて遠赤外線は疾患部に深
達するように放射される。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、息苦しさを感じさせず、首当て部を首の後ろ側へ装
着することができ、首の後ろ側へ遠赤外線の放射を容易
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の電気温きゅう器の実施例を示す斜視図。
【図2】図1に示す電気温きゅう器の平面図。
【図3】この考案に係る電気温きゅう器の制御系の1例
を示すブロック図。
【図4】分割ベルト型の電気温きゅう器を示す平面図。
【図5】この考案に係る電気温きゅう器の実施例を示す
斜視図。
【符号の説明】
1 放射部本体 2 ベルト部 21,22 巻付け部分 31,32 係止部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電による加熱により発熱し、自己発熱
    温度の上昇に伴って電気抵抗が増加し自己発熱温度を所
    定温度に保持するように通電状態を制御するとともに、
    所定温度下において遠赤外領域の電磁波を放射するよう
    に焼結成形されたセラミックス基体よりなる放射部本体
    と、上記放射部本体を中央部位でカバーして支持すると
    ともに、上辺側を斜辺とする直角三角形状の巻付け部を
    左右方向へ張出してなる首当て部と、上記首当て部にお
    ける巻付け部の端部側に設けられる係止部と、あごをカ
    バーするように湾曲形成されてあごの先端側に掛り止め
    られるとともに、左右の端部側に首当て部における巻付
    け部の係止部に係り止められる係合部を設けたあご用固
    定バンド部と、よりなることを特徴とする電気温きゅう
    器。
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JPH0235736U (ja) * 1988-08-27 1990-03-08
JPH02232070A (ja) * 1988-11-16 1990-09-14 Kaichiro Sakurada 遠赤外線放射体付き面状発熱体及びこれを利用した各種器具

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