JPH10165521A - 治療用及び美容用の温熱器 - Google Patents
治療用及び美容用の温熱器Info
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- JPH10165521A JPH10165521A JP34266096A JP34266096A JPH10165521A JP H10165521 A JPH10165521 A JP H10165521A JP 34266096 A JP34266096 A JP 34266096A JP 34266096 A JP34266096 A JP 34266096A JP H10165521 A JPH10165521 A JP H10165521A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 血行を良好にすることにより細胞の活性化を
図り、新陳代謝を促進させて身体をリフレッシュさせ
る。 【解決手段】 通電により発熱する蛇行状のヒーター線
及び加熱されると遠赤外線を放射する複数個の赤外線放
射体をヒーター基布に配置して温熱体５と成すと共に、
該温熱体５の上下部に絶縁シートを設け、温熱体５及び
絶縁シートを外カバーにより被覆して温熱掛け具と成
し、該温熱掛け具を身体の一部に掛けてヒーター線に通
電すると、ヒーター線からの放射熱及びその放射熱によ
り加熱された遠赤外線放射体から放射する遠赤外線によ
って、身体の表面及び内側を温める。
図り、新陳代謝を促進させて身体をリフレッシュさせ
る。 【解決手段】 通電により発熱する蛇行状のヒーター線
及び加熱されると遠赤外線を放射する複数個の赤外線放
射体をヒーター基布に配置して温熱体５と成すと共に、
該温熱体５の上下部に絶縁シートを設け、温熱体５及び
絶縁シートを外カバーにより被覆して温熱掛け具と成
し、該温熱掛け具を身体の一部に掛けてヒーター線に通
電すると、ヒーター線からの放射熱及びその放射熱によ
り加熱された遠赤外線放射体から放射する遠赤外線によ
って、身体の表面及び内側を温める。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体の一部を温め
て血行を良好にすることによって、細胞の活性化を図
り、新陳代謝を促進させて身体をリフレッシュさせる様
にした治療用及び美容用の温熱器に関するものである。
て血行を良好にすることによって、細胞の活性化を図
り、新陳代謝を促進させて身体をリフレッシュさせる様
にした治療用及び美容用の温熱器に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、肩凝り、関節炎、腰痛、冷え性等
の治療に使用していた温熱治療器にあっては、絶縁カバ
ー内にヒーター線を蛇行状に屈曲させた温熱体を単に収
容したものであったが、かかる温熱治療器にあっては、
ヒーター線からの放射熱によって患部を温めることか
ら、先ず温熱治療器を掛けた部分の皮膚の表面だけを温
め、それから徐々に身体の内側へ熱を伝える様にして、
全体を温めるため、身体の芯まで温めるのに長時間を要
してしまう欠点を有していた。
の治療に使用していた温熱治療器にあっては、絶縁カバ
ー内にヒーター線を蛇行状に屈曲させた温熱体を単に収
容したものであったが、かかる温熱治療器にあっては、
ヒーター線からの放射熱によって患部を温めることか
ら、先ず温熱治療器を掛けた部分の皮膚の表面だけを温
め、それから徐々に身体の内側へ熱を伝える様にして、
全体を温めるため、身体の芯まで温めるのに長時間を要
してしまう欠点を有していた。
【０００３】又、セラミック、金属等を遠赤外線を発す
る物質を掛布に接着、コーティングして、使用者の体温
によりセラミック、金属等を加熱し遠赤外線を放射させ
て、かかる遠赤外線によって身体を内側から温める様に
したものも見受けられるが、身体からの放射熱だけでは
セラミック、金属等が体温以上に上昇せず、かかる低温
状態では遠赤外線の放射量が極めて少ないため、遠赤外
線の放射効率が甚だ悪く、これも身体の芯まで温めるの
に長時間を要してしまうか、芯まで温まらない欠点を有
していた。
る物質を掛布に接着、コーティングして、使用者の体温
によりセラミック、金属等を加熱し遠赤外線を放射させ
て、かかる遠赤外線によって身体を内側から温める様に
したものも見受けられるが、身体からの放射熱だけでは
セラミック、金属等が体温以上に上昇せず、かかる低温
状態では遠赤外線の放射量が極めて少ないため、遠赤外
線の放射効率が甚だ悪く、これも身体の芯まで温めるの
に長時間を要してしまうか、芯まで温まらない欠点を有
していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、温熱体から
の放射熱及びその放射熱により加熱された遠赤外線放射
体からの遠赤外線により身体を内外から温める様にした
治療用及び美容用の温熱器を提供せんとするものであ
る。
の放射熱及びその放射熱により加熱された遠赤外線放射
体からの遠赤外線により身体を内外から温める様にした
治療用及び美容用の温熱器を提供せんとするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
に基づく、蛇行状に屈曲させたヒーター線による温熱
器、又はセラミック、金属等を接着、コーティングした
掛布では身体の芯まで温めるのに長時間を要してしまう
か、芯まで温まらない課題に鑑み、耐熱性を有したヒー
ター基布に、通電により発熱する蛇行状のヒーター線及
び加熱により遠赤外線を放射する複数個の金属製、セラ
ミック製の遠赤外線放射体を配置して温熱体と成すと共
に、該温熱体の上下部に耐熱性を有する絶縁シートを設
け、温熱体及び絶縁シートを外カバーにより被覆して温
熱掛け具と成し、該温熱掛け具を身体の一部に掛けてヒ
ーター線に通電すると、ヒーター線からの放射熱及びそ
の放射熱により加熱された遠赤外線放射体から放射する
遠赤外線によって、短時間で身体の表面及び内側を温め
ることが出来る様にして、上記課題を解決せんとしたも
のである。
に基づく、蛇行状に屈曲させたヒーター線による温熱
器、又はセラミック、金属等を接着、コーティングした
掛布では身体の芯まで温めるのに長時間を要してしまう
か、芯まで温まらない課題に鑑み、耐熱性を有したヒー
ター基布に、通電により発熱する蛇行状のヒーター線及
び加熱により遠赤外線を放射する複数個の金属製、セラ
ミック製の遠赤外線放射体を配置して温熱体と成すと共
に、該温熱体の上下部に耐熱性を有する絶縁シートを設
け、温熱体及び絶縁シートを外カバーにより被覆して温
熱掛け具と成し、該温熱掛け具を身体の一部に掛けてヒ
ーター線に通電すると、ヒーター線からの放射熱及びそ
の放射熱により加熱された遠赤外線放射体から放射する
遠赤外線によって、短時間で身体の表面及び内側を温め
ることが出来る様にして、上記課題を解決せんとしたも
のである。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明すると、１は治療目的又は美容目的に使用
する温熱器の本体であり、図１、６に示す様に、使用者
の身体の一部に掛ける温熱掛け具２と、該温熱掛け具２
の一角に設けた中間コード３を介し温熱掛け具２に連結
して、該温熱掛け具２の温度を調節する様にした温度調
節器４により本体１を構成している。
基づいて説明すると、１は治療目的又は美容目的に使用
する温熱器の本体であり、図１、６に示す様に、使用者
の身体の一部に掛ける温熱掛け具２と、該温熱掛け具２
の一角に設けた中間コード３を介し温熱掛け具２に連結
して、該温熱掛け具２の温度を調節する様にした温度調
節器４により本体１を構成している。
【０００７】温熱掛け具２は、図１、２、３に示す様
に、通電により発熱する温熱体５、該温熱体５の上下部
に設けた、耐熱性を有した絶縁素材、例えば耐熱性塩化
ビニルシート製の上下一対の絶縁シート６、6a、温熱体
５及び絶縁シート６、6aを被覆する、耐熱性を有した綿
製の表布７と裏布８から成る外カバー９により構成して
いる。
に、通電により発熱する温熱体５、該温熱体５の上下部
に設けた、耐熱性を有した絶縁素材、例えば耐熱性塩化
ビニルシート製の上下一対の絶縁シート６、6a、温熱体
５及び絶縁シート６、6aを被覆する、耐熱性を有した綿
製の表布７と裏布８から成る外カバー９により構成して
いる。
【０００８】温熱体５は、図４に示す様に、不織布若し
くは耐熱性ゴムからなるヒーター基布10と、該ヒーター
基布10に固定した蛇行形状のヒーター線11と、ヒーター
基布10に固定してヒーター線11からの放射熱により加熱
されて遠赤外線を放射する複数個の遠赤外線放射体12、
12a …により構成し、且つヒーター線11と遠赤外線放射
体12、12a …を接触させない様にヒーター基布10に固定
し、又ヒーター線11はシリコン等の絶縁体を素材とした
絶縁被膜を形成するのが望ましい。
くは耐熱性ゴムからなるヒーター基布10と、該ヒーター
基布10に固定した蛇行形状のヒーター線11と、ヒーター
基布10に固定してヒーター線11からの放射熱により加熱
されて遠赤外線を放射する複数個の遠赤外線放射体12、
12a …により構成し、且つヒーター線11と遠赤外線放射
体12、12a …を接触させない様にヒーター基布10に固定
し、又ヒーター線11はシリコン等の絶縁体を素材とした
絶縁被膜を形成するのが望ましい。
【０００９】又、ヒーター基布10は、図２、３、５に示
す様に、２枚の基布部材13、13a を積層したもので、該
基布部材13、13a 間にヒーター線11を配設している。
す様に、２枚の基布部材13、13a を積層したもので、該
基布部材13、13a 間にヒーター線11を配設している。
【００１０】又、遠赤外線放射体12、12a …は、金属
製、セラミック製とし、望ましくは鉛製とし、ヒーター
基布10の縦横方向に規則的に配列して、縦横方向に所定
間隔毎に並列した複数の縦集合列14、14a …及び横集合
列15、15a …を形成している。
製、セラミック製とし、望ましくは鉛製とし、ヒーター
基布10の縦横方向に規則的に配列して、縦横方向に所定
間隔毎に並列した複数の縦集合列14、14a …及び横集合
列15、15a …を形成している。
【００１１】又、ヒーター基布10に設けた、各遠赤外線
放射体12、12a …の取付部16を、図２、３、５に示す様
に、基布部材13、13a を貫通する一対の取付孔17、17a
とし、他方遠赤外線放射体12、12a …は、門型形状のも
のの両端部を取付孔17、17aに通すと共に、裏側でその
突端部を内側に折り曲げて、ヒーター基布10に対し固定
している。
放射体12、12a …の取付部16を、図２、３、５に示す様
に、基布部材13、13a を貫通する一対の取付孔17、17a
とし、他方遠赤外線放射体12、12a …は、門型形状のも
のの両端部を取付孔17、17aに通すと共に、裏側でその
突端部を内側に折り曲げて、ヒーター基布10に対し固定
している。
【００１２】又、ヒーター線11は、図１、４に示す様
に、ヒーター基布10の縦方向の全体的に大きく蛇行させ
ると共に、その中間部の往復部位11a 、11b …を、縦集
合列14、14a …を構成する遠赤外線放射体12、12a …間
を縫う様に小さく蛇行させる様にしている。
に、ヒーター基布10の縦方向の全体的に大きく蛇行させ
ると共に、その中間部の往復部位11a 、11b …を、縦集
合列14、14a …を構成する遠赤外線放射体12、12a …間
を縫う様に小さく蛇行させる様にしている。
【００１３】又、図示しないが、上記蛇行方向とは逆
に、即ちヒーター基布10の横方向の全体的に大きく蛇行
させると共に、その中間部の往復部位11a 、11b …を、
横集合列15、15a …を構成する遠赤外線放射体12、12a
…間を縫う様に小さく蛇行させる様にしても良い。
に、即ちヒーター基布10の横方向の全体的に大きく蛇行
させると共に、その中間部の往復部位11a 、11b …を、
横集合列15、15a …を構成する遠赤外線放射体12、12a
…間を縫う様に小さく蛇行させる様にしても良い。
【００１４】18はヒーター基布10と上方の絶縁シート６
間に設けた接続コードであり、該接続コード18は、図
１、４に示す様に、ヒーター基布10の一対角線方向に、
遠赤外線放射体12、12a …に接触しない様に配線し、接
続コード18の基端部を中間コード３を介して温度調節器
４に、先端部をヒーター線11の一端部に夫々接続し、他
方ヒーター線11の他端部を中間コード３を介して温度調
節器４に接続している。
間に設けた接続コードであり、該接続コード18は、図
１、４に示す様に、ヒーター基布10の一対角線方向に、
遠赤外線放射体12、12a …に接触しない様に配線し、接
続コード18の基端部を中間コード３を介して温度調節器
４に、先端部をヒーター線11の一端部に夫々接続し、他
方ヒーター線11の他端部を中間コード３を介して温度調
節器４に接続している。
【００１５】又、接続コード18は耐熱性を有した絶縁被
膜を形成し、両端側及び中央部にヒーター線11の過熱を
防止する手段を設けると共に、接続コード18の中央部一
箇所にヒーター線11への過電流通電を防止する手段を設
け、具体的には接続コード18の両端側にサーモスタット
19、19a を、中央部にヒューズ付きサーモスタット20を
夫々配置している。
膜を形成し、両端側及び中央部にヒーター線11の過熱を
防止する手段を設けると共に、接続コード18の中央部一
箇所にヒーター線11への過電流通電を防止する手段を設
け、具体的には接続コード18の両端側にサーモスタット
19、19a を、中央部にヒューズ付きサーモスタット20を
夫々配置している。
【００１６】尚、サーモスタット19、19a 及びヒューズ
付きサーモスタット20はヒーター基布10の両端側及び中
央部に、遠赤外線放射体12、12a …になるべく接触しな
い様に配置して、部分的なヒーター線11の過熱にも対応
して遮電可能にしている。
付きサーモスタット20はヒーター基布10の両端側及び中
央部に、遠赤外線放射体12、12a …になるべく接触しな
い様に配置して、部分的なヒーター線11の過熱にも対応
して遮電可能にしている。
【００１７】又、温度調節器４は、操作面21にスイッチ
22、タイマーダイヤル23及び温度調節ダイヤル24を配設
し、該温度調節ダイヤル24によりヒーター線11への通電
量を変更して温熱掛け具２の温度を調節自在と成してい
る。
22、タイマーダイヤル23及び温度調節ダイヤル24を配設
し、該温度調節ダイヤル24によりヒーター線11への通電
量を変更して温熱掛け具２の温度を調節自在と成してい
る。
【００１８】又、温熱体５の他の実施例にあっては、図
６乃至１２に示す様に、不織布若しくは耐熱性ゴムから
なるヒーター基布10と、該ヒーター基布10に固定した蛇
行形状のヒーター線11と、ヒーター基布10に固定してヒ
ーター線11からの放射熱により加熱されて遠赤外線を放
射する複数個の遠赤外線放射体12、12a …により構成
し、又ヒーター線11はシリコン等の絶縁体を素材とした
絶縁被膜を形成するのが望ましい。
６乃至１２に示す様に、不織布若しくは耐熱性ゴムから
なるヒーター基布10と、該ヒーター基布10に固定した蛇
行形状のヒーター線11と、ヒーター基布10に固定してヒ
ーター線11からの放射熱により加熱されて遠赤外線を放
射する複数個の遠赤外線放射体12、12a …により構成
し、又ヒーター線11はシリコン等の絶縁体を素材とした
絶縁被膜を形成するのが望ましい。
【００１９】又、遠赤外線放射体12、12a …は、図９、
１０、１１、１２に示す様に、中央にヒーター線11の挿
通孔25、25a …を有した円筒形状に形成し、かかる遠赤
外線放射体12、12a …をヒーター基布10に倒伏配置し、
且つ縦横方向に規則的に配列して、縦横方向に所定間隔
毎に並列した複数の縦集合列14、14a …及び横集合列1
5、15a …を形成している。
１０、１１、１２に示す様に、中央にヒーター線11の挿
通孔25、25a …を有した円筒形状に形成し、かかる遠赤
外線放射体12、12a …をヒーター基布10に倒伏配置し、
且つ縦横方向に規則的に配列して、縦横方向に所定間隔
毎に並列した複数の縦集合列14、14a …及び横集合列1
5、15a …を形成している。
【００２０】又、図１２に示す様に、その外周部にヒー
ター基布10と同材質の皮膜層26を形成すると共に、該皮
膜層26をヒーター基布10表面に焼付け一体化したり、或
いは図９、１０、１１に示す様に、ヒーター基布10表面
に突設した収容部27、27a …に横貫形成した収容空間2
8、28a …内に収容して、遠赤外線放射体12、12a …を
ヒーター基布10に固定している。又、図９、１０に示す
収容部27、27a …は、ヒーター基布10表面に一体突設し
たもので、収容空間28、28a …は収容部27、27a…に形
成した遠赤外線放射体12、12a …の外径と同径の横孔2
9、29a …とし、他方図１１に示す収容部27、27a …
は、短冊状にしてヒーター基布10と同材質の帯材30、30
a …撓曲して、その両端部を焼付け一体化したものと
し、ヒーター基布10と帯材30、30a …間を収容空間28、
28a …としている。
ター基布10と同材質の皮膜層26を形成すると共に、該皮
膜層26をヒーター基布10表面に焼付け一体化したり、或
いは図９、１０、１１に示す様に、ヒーター基布10表面
に突設した収容部27、27a …に横貫形成した収容空間2
8、28a …内に収容して、遠赤外線放射体12、12a …を
ヒーター基布10に固定している。又、図９、１０に示す
収容部27、27a …は、ヒーター基布10表面に一体突設し
たもので、収容空間28、28a …は収容部27、27a…に形
成した遠赤外線放射体12、12a …の外径と同径の横孔2
9、29a …とし、他方図１１に示す収容部27、27a …
は、短冊状にしてヒーター基布10と同材質の帯材30、30
a …撓曲して、その両端部を焼付け一体化したものと
し、ヒーター基布10と帯材30、30a …間を収容空間28、
28a …としている。
【００２１】又、ヒーター線11はヒーター基布10の横方
向の全体的に大きく蛇行させると共に、その中間部の往
復部位11a 、11b …を、横集合列15、15a …を構成する
遠赤外線放射体12、12a …の挿通孔25、25a …内を通す
様にしている。
向の全体的に大きく蛇行させると共に、その中間部の往
復部位11a 、11b …を、横集合列15、15a …を構成する
遠赤外線放射体12、12a …の挿通孔25、25a …内を通す
様にしている。
【００２２】又、図示しないが、上記蛇行方向とは逆
に、即ちヒーター基布10の縦方向の全体的に大きく蛇行
させると共に、その中間部の往復部位11a 、11b …を、
縦集合列15、15a …を構成する遠赤外線放射体12、12a
…の挿通孔25、25a …内を通す様にしても良く、この場
合、遠赤外線放射体12、12a …の向きは、図６、７、８
に示す遠赤外線放射体12、12a …の向きと９０度異なる
様に配置している。
に、即ちヒーター基布10の縦方向の全体的に大きく蛇行
させると共に、その中間部の往復部位11a 、11b …を、
縦集合列15、15a …を構成する遠赤外線放射体12、12a
…の挿通孔25、25a …内を通す様にしても良く、この場
合、遠赤外線放射体12、12a …の向きは、図６、７、８
に示す遠赤外線放射体12、12a …の向きと９０度異なる
様に配置している。
【００２３】又、かかる温熱体５における接続コード1
8、サーモスタット19、19a 及びヒューズ付きサーモス
タット20は、ヒーター線11及び遠赤外線放射体12、12a
…になるべく接触しない様に配置する様にしている。
8、サーモスタット19、19a 及びヒューズ付きサーモス
タット20は、ヒーター線11及び遠赤外線放射体12、12a
…になるべく接触しない様に配置する様にしている。
【００２４】次に本発明に係る治療用及び美容用の温熱
器の作用について説明すると、図１３（ａ）乃至（ｆ）
に示す様に、仰伏臥した使用者Ｈの患部、例えば背中、
手、脚、腰、肩、膝等を覆う様に温熱掛け具２を掛け、
スイッチ22を「ＯＮ」にすると、ヒーター線11に通電し
て該ヒーター線11が発熱し、かかるヒーター線11からの
放射熱により使用者Ｈの身体の表面及び遠赤外線放射体
12、12a …を温め、且つ加熱状態の遠赤外線放射体12、
12a …から放射された遠赤外線により使用者Ｈの身体を
内側から温める。
器の作用について説明すると、図１３（ａ）乃至（ｆ）
に示す様に、仰伏臥した使用者Ｈの患部、例えば背中、
手、脚、腰、肩、膝等を覆う様に温熱掛け具２を掛け、
スイッチ22を「ＯＮ」にすると、ヒーター線11に通電し
て該ヒーター線11が発熱し、かかるヒーター線11からの
放射熱により使用者Ｈの身体の表面及び遠赤外線放射体
12、12a …を温め、且つ加熱状態の遠赤外線放射体12、
12a …から放射された遠赤外線により使用者Ｈの身体を
内側から温める。
【００２５】又、ヒーター線11は遠赤外線放射体12、12
a …間を縫う様にして蛇行したり、遠赤外線放射体12、
12a …の挿通孔25、25a …内を通す様にしているため、
遠赤外線放射体12、12a …の全てが万遍なく加熱され
る。
a …間を縫う様にして蛇行したり、遠赤外線放射体12、
12a …の挿通孔25、25a …内を通す様にしているため、
遠赤外線放射体12、12a …の全てが万遍なく加熱され
る。
【００２６】又、ヒーター線11からの放射熱が全体的又
は部分的に設定温度以上に上昇すると、サーモスタット
19、19a 及びヒューズ付きサーモスタット20の全てか該
当する部分のものが作動してヒーター線11への通電を遮
断する。
は部分的に設定温度以上に上昇すると、サーモスタット
19、19a 及びヒューズ付きサーモスタット20の全てか該
当する部分のものが作動してヒーター線11への通電を遮
断する。
【００２７】又、何らかの理由で、温度調節器４及び中
間コード３を介して接続コード18に設定量以上の電流が
通電しても、ヒューズ付きサーモスタット20が作動して
ヒーター線11への通電を遮断する。
間コード３を介して接続コード18に設定量以上の電流が
通電しても、ヒューズ付きサーモスタット20が作動して
ヒーター線11への通電を遮断する。
【００２８】尚、本発明に係る温熱器は身体を温めるこ
とにより、血行を良好にして細胞の活性化を図り、新陳
代謝を促進させて身体をリフレッシュすることから、治
療目的としてだけではなく美容目的にも使用することが
出来る。
とにより、血行を良好にして細胞の活性化を図り、新陳
代謝を促進させて身体をリフレッシュすることから、治
療目的としてだけではなく美容目的にも使用することが
出来る。
【００２９】
【発明の効果】要するに本発明は、耐熱性を有したヒー
ター基布10に、通電により発熱する蛇行状のヒーター線
11及び加熱により遠赤外線を放射する複数個の遠赤外線
放射体12、12a …を配置したので、ヒーター線11を蛇行
状にしたことでヒーター基布10の全体にヒーター線11が
行き渡るため、温熱掛け具２を全体的に万遍なく温める
ことが出来る。
ター基布10に、通電により発熱する蛇行状のヒーター線
11及び加熱により遠赤外線を放射する複数個の遠赤外線
放射体12、12a …を配置したので、ヒーター線11を蛇行
状にしたことでヒーター基布10の全体にヒーター線11が
行き渡るため、温熱掛け具２を全体的に万遍なく温める
ことが出来る。
【００３０】而も、ヒーター線11からの放射熱により遠
赤外線放射体12、12a …を加熱することが出来るため、
遠赤外線放射体12、12a …から遠赤外線を効率良く放射
させることが出来、よってヒーター線11からの放射熱及
び遠赤外線放射体12、12a …からの遠赤外線により、皮
膚の表面だけ温めるだけでなく、身体の奥深くまで温か
さが浸透し、身体を芯から温め、そのため血管が拡張す
ることにより、血液の循環、即ち血行が良好になり、細
胞の働きが活発となり、新陳代謝が促進されるため、筋
肉の緊張を解きほぐして身体をリフレッシュさせ、特に
肩凝り、腰痛、冷え性等に有効に作用させられ、自然と
身体をリフレッシュすることが出来る。
赤外線放射体12、12a …を加熱することが出来るため、
遠赤外線放射体12、12a …から遠赤外線を効率良く放射
させることが出来、よってヒーター線11からの放射熱及
び遠赤外線放射体12、12a …からの遠赤外線により、皮
膚の表面だけ温めるだけでなく、身体の奥深くまで温か
さが浸透し、身体を芯から温め、そのため血管が拡張す
ることにより、血液の循環、即ち血行が良好になり、細
胞の働きが活発となり、新陳代謝が促進されるため、筋
肉の緊張を解きほぐして身体をリフレッシュさせ、特に
肩凝り、腰痛、冷え性等に有効に作用させられ、自然と
身体をリフレッシュすることが出来る。
【００３１】又、耐熱性を有したヒーター基布10に、通
電により発熱する蛇行状のヒーター線11及び加熱により
遠赤外線を放射する複数個の遠赤外線放射体12、12a …
を、ヒーター線11と遠赤外線放射体12、12a …が接触し
ない様に配置した温熱体５の上下部に、耐熱性を有した
絶縁シート６、6aを設けたので、例えばヒーター線11の
断線等による漏電が原因の感電を防止することが出来、
而も温熱体５及び絶縁シート６、6aを外カバー９により
被覆したので、温熱体５が身体に直接接触することを防
止出来、火傷、感電等を防止することが出来る。
電により発熱する蛇行状のヒーター線11及び加熱により
遠赤外線を放射する複数個の遠赤外線放射体12、12a …
を、ヒーター線11と遠赤外線放射体12、12a …が接触し
ない様に配置した温熱体５の上下部に、耐熱性を有した
絶縁シート６、6aを設けたので、例えばヒーター線11の
断線等による漏電が原因の感電を防止することが出来、
而も温熱体５及び絶縁シート６、6aを外カバー９により
被覆したので、温熱体５が身体に直接接触することを防
止出来、火傷、感電等を防止することが出来る。
【００３２】又、温熱掛け具２の外側部に一端を固定し
てヒーター線11の両端部を接続した中間コード３の他端
側に、ヒーター線11への通電量を調節する温度調節器４
を設けたので、温熱掛け具２を使用者Ｈに最適な温度に
調節することが出来る。
てヒーター線11の両端部を接続した中間コード３の他端
側に、ヒーター線11への通電量を調節する温度調節器４
を設けたので、温熱掛け具２を使用者Ｈに最適な温度に
調節することが出来る。
【００３３】又、ヒーター線11と遠赤外線放射体12、12
a …が接触しない様に配置したので、ヒーター線11の物
理的、電気的な損傷、損失、非効率、短絡を防止するこ
とが出来、且つ後述する門型の遠赤外線放射体12、12a
…の両端部を一対の取付孔17、17a に通して内側に折り
曲げてヒーター基布10に固定する際のヒーター線11の断
線を防止することが出来る。
a …が接触しない様に配置したので、ヒーター線11の物
理的、電気的な損傷、損失、非効率、短絡を防止するこ
とが出来、且つ後述する門型の遠赤外線放射体12、12a
…の両端部を一対の取付孔17、17a に通して内側に折り
曲げてヒーター基布10に固定する際のヒーター線11の断
線を防止することが出来る。
【００３４】又、ヒーター基布10を上下一対の基布部材
13、13a を積層して形成すると共に、一対の基布部材1
3、13a 間にヒーター線11を配置したので、ヒーター線1
1が基布部材13、13a で完全に隠れてしまうため、ヒー
ター線11と遠赤外線放射体12、12a …を接触させずにヒ
ーター基布10に配置することを簡単に行うことが出来
る。
13、13a を積層して形成すると共に、一対の基布部材1
3、13a 間にヒーター線11を配置したので、ヒーター線1
1が基布部材13、13a で完全に隠れてしまうため、ヒー
ター線11と遠赤外線放射体12、12a …を接触させずにヒ
ーター基布10に配置することを簡単に行うことが出来
る。
【００３５】又、ヒーター基布10における遠赤外線放射
体12、12a …の取付部16に一対の取付孔17、17a を形成
し、遠赤外線放射体12、12a …は、門型のものの両端部
を一対の取付孔17、17a に通して内側に折り曲げてヒー
ター基布10に固定したので、ヒーター基布10に対し遠赤
外線放射体12、12a …を堅固に固定することが出来るた
め、ヒーター基布10からの遠赤外線放射体12、12a …の
脱落を確実に防止することが出来、特に請求項２の温熱
掛け具２にあっては、遠赤外線放射体12、12a…により
２枚の基布部材13、13a を一体化することが出来、且つ
ヒーター線11をヒーター基布10に固定することが出来る
ため、使用中に基布部材13、13a がずれてヒーター線11
が露出することを防止出来る。
体12、12a …の取付部16に一対の取付孔17、17a を形成
し、遠赤外線放射体12、12a …は、門型のものの両端部
を一対の取付孔17、17a に通して内側に折り曲げてヒー
ター基布10に固定したので、ヒーター基布10に対し遠赤
外線放射体12、12a …を堅固に固定することが出来るた
め、ヒーター基布10からの遠赤外線放射体12、12a …の
脱落を確実に防止することが出来、特に請求項２の温熱
掛け具２にあっては、遠赤外線放射体12、12a…により
２枚の基布部材13、13a を一体化することが出来、且つ
ヒーター線11をヒーター基布10に固定することが出来る
ため、使用中に基布部材13、13a がずれてヒーター線11
が露出することを防止出来る。
【００３６】又、遠赤外線放射体12、12a …を鉛製とし
たので、かかる鉛は軟質材料であることから、特に請求
項３における温熱掛け具２において、遠赤外線放射体1
2、12a …が門型であっても、その両端部を内側に折り
曲げる作業を簡単に行うことが出来るため、ヒーター基
布10への遠赤外線放射体12、12a …の取付作業の容易化
を図ることが出来る。
たので、かかる鉛は軟質材料であることから、特に請求
項３における温熱掛け具２において、遠赤外線放射体1
2、12a …が門型であっても、その両端部を内側に折り
曲げる作業を簡単に行うことが出来るため、ヒーター基
布10への遠赤外線放射体12、12a …の取付作業の容易化
を図ることが出来る。
【００３７】又、遠赤外線放射体12、12a …をヒーター
基布10の縦横方向に規則的に配列して縦横方向に遠赤外
線放射体12、12a …の集合列14、14a …、15、15a …を
複数並列形成したので、かかる遠赤外線放射体12、12a
…に接触させない様にヒーター線11を蛇行させれば、該
ヒーター線11も規則的に蛇行させることが出来るため、
ヒーター線11の配線作業を容易化することが出来る。
基布10の縦横方向に規則的に配列して縦横方向に遠赤外
線放射体12、12a …の集合列14、14a …、15、15a …を
複数並列形成したので、かかる遠赤外線放射体12、12a
…に接触させない様にヒーター線11を蛇行させれば、該
ヒーター線11も規則的に蛇行させることが出来るため、
ヒーター線11の配線作業を容易化することが出来る。
【００３８】又、ヒーター線11をヒーター基布10の一方
向の全体にわたる様に蛇行させると共に、その中間部の
往復部位11a 、11b …を、ヒーター線11の蛇行方向と同
方向の遠赤外線放射体12、12a …の集合列14、14a …、
15、15a …における複数個の遠赤外線放射体12、12a …
間を縫う様に蛇行させたので、１本のヒーター線11で全
ての遠赤外線放射体12、12a …を加熱することが出来、
而も各遠赤外線放射体12、12a …の少なくとも三方をヒ
ーター線11の小蛇行部位で囲むことが出来るため、全て
の遠赤外線放射体12、12a …を万遍なく均一的に加熱す
ることが出来、よって全ての遠赤外線放射体12、12a …
から遠赤外線を均一に放射させることが出来る。
向の全体にわたる様に蛇行させると共に、その中間部の
往復部位11a 、11b …を、ヒーター線11の蛇行方向と同
方向の遠赤外線放射体12、12a …の集合列14、14a …、
15、15a …における複数個の遠赤外線放射体12、12a …
間を縫う様に蛇行させたので、１本のヒーター線11で全
ての遠赤外線放射体12、12a …を加熱することが出来、
而も各遠赤外線放射体12、12a …の少なくとも三方をヒ
ーター線11の小蛇行部位で囲むことが出来るため、全て
の遠赤外線放射体12、12a …を万遍なく均一的に加熱す
ることが出来、よって全ての遠赤外線放射体12、12a …
から遠赤外線を均一に放射させることが出来る。
【００３９】又、遠赤外線放射体12、12a …を中央に挿
通孔25、25a …を有した円筒状に形成すると共に、挿通
孔25、25a …内をヒーター線11を通す様にしたので、か
かるヒーター線11が遠赤外線放射体12、12a …に対し接
近状態であるため、発熱したヒーター線11により遠赤外
線放射体12、12a …を確実に加熱することが出来る。
通孔25、25a …を有した円筒状に形成すると共に、挿通
孔25、25a …内をヒーター線11を通す様にしたので、か
かるヒーター線11が遠赤外線放射体12、12a …に対し接
近状態であるため、発熱したヒーター線11により遠赤外
線放射体12、12a …を確実に加熱することが出来る。
【００４０】又、遠赤外線放射体12、12a …をヒーター
基布10の縦横方向に規則的に配列して、ヒーター基布10
に遠赤外線放射体12、12a …の縦横集合列14、14a …、
15、15a …を複数列形成し、ヒーター線11をヒーター基
布10の一方向の全体にわたる様に蛇行させると共に、ヒ
ーター線11の中間部の往復部位11a 、11b …を、ヒータ
ー線11の蛇行方向と同方向の遠赤外線放射体12、12a …
の集合列における複数個の遠赤外線放射体12、12a …の
挿通孔25、25a …内を通す様にしたので、１本のヒータ
ー線11で全ての遠赤外線放射体12、12a …を加熱するこ
とが出来ると共に、全ての遠赤外線放射体12、12a …を
万遍なく均一的に加熱することが出来、よって全ての遠
赤外線放射体12、12a …から遠赤外線を均一に放射させ
ることが出来る。
基布10の縦横方向に規則的に配列して、ヒーター基布10
に遠赤外線放射体12、12a …の縦横集合列14、14a …、
15、15a …を複数列形成し、ヒーター線11をヒーター基
布10の一方向の全体にわたる様に蛇行させると共に、ヒ
ーター線11の中間部の往復部位11a 、11b …を、ヒータ
ー線11の蛇行方向と同方向の遠赤外線放射体12、12a …
の集合列における複数個の遠赤外線放射体12、12a …の
挿通孔25、25a …内を通す様にしたので、１本のヒータ
ー線11で全ての遠赤外線放射体12、12a …を加熱するこ
とが出来ると共に、全ての遠赤外線放射体12、12a …を
万遍なく均一的に加熱することが出来、よって全ての遠
赤外線放射体12、12a …から遠赤外線を均一に放射させ
ることが出来る。
【００４１】又、ヒーター基布10を耐熱性ゴムとし、遠
赤外線放射体12、12a …の表面にヒーター基布10と同材
質の皮膜層26を形成すると共に、該皮膜層26をヒーター
基布10に焼付け一体化して、遠赤外線放射体12、12a …
をヒーター基布10に固定したので、遠赤外線放射体12、
12a …を確実にヒーター基布10に固定することが出来る
と共に、ヒーター基布10からの遠赤外線放射体12、12a
…の脱落を確実に防止することが出来る。又、ヒーター
基布11表面に、遠赤外線放射体12、12a …の収容空間2
8、28a …を横貫形成した収容部27、27a …を一体形成
したので、遠赤外線放射体12、12a …のヒーター基布11
への取付作業の容易化を図ると共に、ヒーター基布10か
らの遠赤外線放射体12、12a …の脱落を確実に防止する
ことが出来る。
赤外線放射体12、12a …の表面にヒーター基布10と同材
質の皮膜層26を形成すると共に、該皮膜層26をヒーター
基布10に焼付け一体化して、遠赤外線放射体12、12a …
をヒーター基布10に固定したので、遠赤外線放射体12、
12a …を確実にヒーター基布10に固定することが出来る
と共に、ヒーター基布10からの遠赤外線放射体12、12a
…の脱落を確実に防止することが出来る。又、ヒーター
基布11表面に、遠赤外線放射体12、12a …の収容空間2
8、28a …を横貫形成した収容部27、27a …を一体形成
したので、遠赤外線放射体12、12a …のヒーター基布11
への取付作業の容易化を図ると共に、ヒーター基布10か
らの遠赤外線放射体12、12a …の脱落を確実に防止する
ことが出来る。
【００４２】又、ヒーター線11の部分的変形、屈曲によ
る通電障害及びヒーター線11への過電流通電に伴いヒー
ター線11が部分的又は全体的に異常過熱すると、使用者
が火傷したり、ヒーター線11が断線して感電する等の不
具合が生じる危険性があるが、ヒーター線11の一端側
を、ヒーター線11への過電流の通電を防止する手段及び
ヒーター線11の過熱を感知して遮電する手段を介して中
間コード３に接続したので、ヒーター線11が異常過熱し
たとしても瞬時にヒーター線11への通電を遮断すること
が出来、且つヒーター線11側への過電流の通電も未然に
防止することが出来るため、ヒーター線11の異常過熱に
よる不具合を完全に防止することが出来る。
る通電障害及びヒーター線11への過電流通電に伴いヒー
ター線11が部分的又は全体的に異常過熱すると、使用者
が火傷したり、ヒーター線11が断線して感電する等の不
具合が生じる危険性があるが、ヒーター線11の一端側
を、ヒーター線11への過電流の通電を防止する手段及び
ヒーター線11の過熱を感知して遮電する手段を介して中
間コード３に接続したので、ヒーター線11が異常過熱し
たとしても瞬時にヒーター線11への通電を遮断すること
が出来、且つヒーター線11側への過電流の通電も未然に
防止することが出来るため、ヒーター線11の異常過熱に
よる不具合を完全に防止することが出来る。
【００４３】又、過電流通電又は過熱を防止する手段
を、温熱体５と上方の絶縁シート６の間に設けた、耐熱
性を有した絶縁被覆をした接続コード18と、該接続コー
ド18の中間部に設けたサーモスタット19、19a 及びヒュ
ーズ付きサーモスタット20により構成したので、簡単な
手段により効率良く遮電することが出来る。
を、温熱体５と上方の絶縁シート６の間に設けた、耐熱
性を有した絶縁被覆をした接続コード18と、該接続コー
ド18の中間部に設けたサーモスタット19、19a 及びヒュ
ーズ付きサーモスタット20により構成したので、簡単な
手段により効率良く遮電することが出来る。
【００４４】又、ヒーター線11の異常過熱は局部的に発
生することが多いが、２個のサーモスタット19、19a 及
び１個のヒューズ付きサーモスタット20を温熱掛け具２
の両端側及び中央部に配置したので、サーモスタット1
9、19a 及びヒューズ付きサーモスタット20を分散配置
したことで、温熱掛け具２の全体的な異常過熱は言うに
及ばず、ヒーター線11の部分的な異常過熱にもサーモス
タット19、19a 及びヒューズ付きサーモスタット20が個
々に反応するため、局部的にヒーター線11の異常過熱が
発生しても、ヒーター線11への通電を遮断することが出
来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
生することが多いが、２個のサーモスタット19、19a 及
び１個のヒューズ付きサーモスタット20を温熱掛け具２
の両端側及び中央部に配置したので、サーモスタット1
9、19a 及びヒューズ付きサーモスタット20を分散配置
したことで、温熱掛け具２の全体的な異常過熱は言うに
及ばず、ヒーター線11の部分的な異常過熱にもサーモス
タット19、19a 及びヒューズ付きサーモスタット20が個
々に反応するため、局部的にヒーター線11の異常過熱が
発生しても、ヒーター線11への通電を遮断することが出
来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図１】本発明に係る治療用及び美容用の温熱器の平面
図である。
図である。
【図２】図１のＸーＸ拡大断面図である。
【図３】図２の要部拡大図である。
【図４】温熱体の平面図である。
【図５】温熱掛け具の内部構造を示す拡大図である。
【図６】他の実施例の温熱体を使用した治療用及び美容
用の温熱器の平面図である。
用の温熱器の平面図である。
【図７】図６の温熱掛け具の内部構造を示す拡大図であ
る。
る。
【図８】遠赤外線放射体の収容部を一体突設した温熱体
の平面図である。
の平面図である。
【図９】図８のＹーＹ拡大断面端面図である。
【図１０】図９の要部拡大図である。
【図１１】撓曲させた帯材により遠赤外線放射体の収容
部を形成した温熱体の要部拡大断面端面図である。
部を形成した温熱体の要部拡大断面端面図である。
【図１２】皮膜層を形成した遠赤外線放射体をヒーター
基布に固定した温熱体の要部拡大断面端面図である。
基布に固定した温熱体の要部拡大断面端面図である。
【図１３】治療用及び美容用の温熱器の使用状態を示す
説明図である。
説明図である。
２ 温熱掛け具 ３ 中間コード ４ 温度調節器 ５ 温熱体 ６、6a 絶縁シート ７ 表布 ８ 裏布 ９ 外カバー 10 ヒーター基布 11 ヒーター線 11a 、11b … 往復部位 12、12a … 遠赤外線放射体 13、13a 基布部材 14、14a … 縦集合列 15、15a … 横集合列 16 取付部 17、17a 取付孔 18 接続コード 19、19a サーモスタット 20 ヒューズ付きサーモスタット 25、25a … 挿通孔 26 皮膜層 27、27a … 収容部 28、28a … 収容空間
Claims (13)
- 【請求項１】 耐熱性を有したヒーター基布に、通電に
より発熱する蛇行状のヒーター線及び加熱により遠赤外
線を放射する複数個の遠赤外線放射体を配置した温熱体
と、該温熱体の上下部に設けた、耐熱性を有する絶縁シ
ートと、温熱体及び絶縁シートを被覆する外カバーによ
り構成した温熱掛け具、及び温熱掛け具の外側部に一端
を固定してヒーター線の両端部を接続した中間コードの
他端側に設けた、温熱掛け具の温度を調節する温度調節
器により構成したことを特徴とする治療用及び美容用の
温熱器。 - 【請求項２】 ヒーター線と遠赤外線放射体を接触しな
い様にヒーター基布に配置したことを特徴とする請求項
１の治療用及び美容用の温熱器。 - 【請求項３】 ヒーター基布を上下一対の基布部材を積
層して形成すると共に、一対の基布部材間にヒーター線
を配置したことを特徴とする請求項１又は２の治療及び
美容に使用する温熱器。 - 【請求項４】 ヒーター基布における遠赤外線放射体の
取付部に一対の取付孔を形成し、遠赤外線放射体は、門
型のものの両端部を一対の取付孔に通して内側に折り曲
げてヒーター基布に固定したことを特徴とする請求項
１、２又は３の治療用及び美容用の温熱器。 - 【請求項５】 遠赤外線放射体を鉛製としたことを特徴
とする請求項１、２、３又は４の治療用及び美容用の温
熱器。 - 【請求項６】 遠赤外線放射体をヒーター基布の縦横方
向に規則的に配列して、ヒーター基布に遠赤外線放射体
の縦横集合列を複数列形成し、ヒーター線をヒーター基
布の一方向の全体にわたる様に蛇行させると共に、ヒー
ター線の中間部の往復部位を、ヒーター線の蛇行方向と
同方向の遠赤外線放射体の集合列における複数個の遠赤
外線放射体間を縫う様に蛇行させたことを特徴とする請
求項１、２、３又は４の治療用及び美容用の温熱器。 - 【請求項７】 遠赤外線放射体を中央に挿通孔を有した
円筒状に形成すると共に、挿通孔内をヒーター線を通す
様にしたことを特徴とする請求項１の治療用及び美容用
の温熱器。 - 【請求項８】 遠赤外線放射体をヒーター基布の縦横方
向に規則的に配列して、ヒーター基布に遠赤外線放射体
の縦横集合列を複数列形成し、ヒーター線をヒーター基
布の一方向の全体にわたる様に蛇行させると共に、ヒー
ター線の中間部の往復部位を、ヒーター線の蛇行方向と
同方向の遠赤外線放射体の集合列における複数個の遠赤
外線放射体の挿通孔内を通す様にしたことを特徴とする
請求項７の治療用及び美容用の温熱器。 - 【請求項９】 ヒーター基布を耐熱性ゴムとし、遠赤外
線放射体の表面にヒーター基布と同材質の皮膜層を形成
すると共に、該皮膜層をヒーター基布に焼付け一体化し
て、遠赤外線放射体をヒーター基布に固定したことを特
徴とする請求項７又は８の治療用及び美容用の温熱器。 - 【請求項１０】 ヒーター基布表面に、遠赤外線放射体
の収容空間を横貫形成した収容部を一体形成したことを
特徴とする請求項７又は８の治療用及び美容用の温熱
器。 - 【請求項１１】 ヒーター線の一端側を過電流通電又は
過熱を防止する手段を介して中間コードに接続したこと
を特徴とする請求項１、２、３、４、５、６、７、８、
９又は１０の治療用及び美容用の温熱器。 - 【請求項１２】 過電流通電又は過熱を防止する手段
を、温熱体と上方の絶縁シートの間に設けた、耐熱性絶
縁被覆を施した接続コードと、該接続コードの中間部に
設けたサーモスタット及びヒューズ付きサーモスタット
により構成したことを特徴とする請求項１１の治療用及
び美容用の温熱器。 - 【請求項１３】 ２個のサーモスタット及び１個のヒュ
ーズ付きサーモスタットを温熱掛け具の両端側及び中央
部に配置したことを特徴とする請求項１２の治療用及び
美容用の温熱器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34266096A JPH10165521A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 治療用及び美容用の温熱器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34266096A JPH10165521A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 治療用及び美容用の温熱器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10165521A true JPH10165521A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18355504
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34266096A Pending JPH10165521A (ja) | 1996-12-06 | 1996-12-06 | 治療用及び美容用の温熱器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10165521A (ja) |
Cited By (15)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100359318B1 (ko) * | 1999-09-03 | 2002-11-07 | 송시훈 | 생체활성용 적외선과 회전자기장 합성장치 |
| JP2006320687A (ja) * | 2005-05-18 | 2006-11-30 | Koka Shoji:Kk | 折りたたみ式簡易岩盤浴装置 |
| JP2011530332A (ja) * | 2008-08-06 | 2011-12-22 | ザ ジレット カンパニー | 加熱されたシェービング用かみそり |
| KR101200304B1 (ko) | 2011-06-08 | 2012-11-12 | 주식회사 솔고 바이오메디칼 | 온열 기능을 가진 괄사 도구 |
| US11247357B2 (en) | 2017-01-20 | 2022-02-15 | The Gillette Company Llc | Heating delivery element for a shaving razor |
| US11558931B2 (en) | 2016-06-22 | 2023-01-17 | The Gillette Company Llc | Personal consumer product with thermal control circuitry |
| US11577417B2 (en) | 2018-03-30 | 2023-02-14 | The Gillette Company Llc | Razor handle with a pivoting portion |
| US11590669B2 (en) | 2018-03-30 | 2023-02-28 | The Gillette Company Llc | Razor handle with movable members |
| US11607820B2 (en) | 2018-03-30 | 2023-03-21 | The Gillette Company Llc | Razor handle with movable members |
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