JP2548098B2 - 転造盤 - Google Patents

転造盤

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JP2548098B2
JP2548098B2 JP63151120A JP15112088A JP2548098B2 JP 2548098 B2 JP2548098 B2 JP 2548098B2 JP 63151120 A JP63151120 A JP 63151120A JP 15112088 A JP15112088 A JP 15112088A JP 2548098 B2 JP2548098 B2 JP 2548098B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,ワークにギア,インボリュートセレーショ
ン,スプライン等を転造にて形成するための転造盤に関
する。
〔従来の技術〕
従来の転造盤は,少なくとも一方が他方に対して接近
及び離間可能な一対の転造ダイスと,該一対の転造ダイ
ス間に位置するようにワークを保持する,揺動可能なセ
ンター台とを有しており,センター台に保持したワーク
を一対の転造ダイスがはさみ,且つ回転することによ
り,転造を行っている。ここで,ワークはセンター台に
対して単に回転可能に保持されており,転造ダイスの回
転によって回転させられていた。また,転造ダイスがワ
ークに食い込む際,ワークの位置が転造ダイスに対して
移動する必要があり,その移動はセンター台の揺動によ
って許容されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで,従来においては,ワークに対して歯を円周
方向の特定の位置に一致させて形成するという必要性は
あまりなく,従来の転造盤は,ワークに対して転造で形
成する歯の円周方向の位置を特定の位置とするという機
能は全く有していなかった。ところが,最近,第4図に
示すように,中心線X−Xに対して偏心した位置にピン
1aを備えた形状のワーク1にセレーション1bを形成する
場合があり,且つこの際,セレーションの一つの歯1cを
ピン1aに対して所定の位相関係になるように即ち円周方
向の所定の位置になるように,例えば,第5図に示すよ
うにワーク1の中心とピン1aの中心を通る直線Y−Y上
になるように,形成しなければならない場合が生じてき
たが,従来の転造盤では,単に転造でセレーションを形
成することはできても,このように歯1cの位置を円周方
向の特定の位置になるように,転造することはできない
という問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので,ワー
クに対して歯が円周方向の所定の位置になるように転造
することのできる転造盤を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成すべくなされた本発明は,少なくとも
一方が他方に対して接近及び離間可能な一対の転造ダイ
スと,該一対の転造ダイス間に位置するようにワークを
保持する,揺動可能なセンター台とを有する転造盤にお
いて,前記センター台にワークと一体に回転する面板を
設け,更に,この面板が転造ダイスと同期回転するよう
に転造ダイスの回転を面板に伝達する駆動機構を設け,
この駆動機構内に,センター台の揺動角変位による同期
回転の差異を吸収するねじれ吸収機構を設けたことを特
徴とするものである。
〔実施例〕
以下,図面に示す本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明の一実施例による転造盤の概略断面
図,第2図は第1図を矢印II−II方向に見た概略断面図
である。第1図,第2図において,2A,2Bは一対の転造ダ
イスであり,外周面にワーク1に形成するギア,セレー
ション,スプライン等を転造にて成型するための歯を備
えている。一方の転造ダイス2Aはその中心OAが定位置に
固定されるが,他方の転造ダイス2Bはその中心OBが第2
図に矢印Aで示すように,他方の転造ダイスに対して接
近及び離間する方向に移動可能であり,且つ矢印Aで示
す方向に移動させる駆動機構(図示せず)が連結されて
いる。更に,転造ダイス2A,2Bにはそれらを回転駆動す
る駆動機構(図示せず)も連結されている。
3はセンター台であり,ワーク1の一端を保持するセ
ンター4を備えている。5は補助センター台であり,ワ
ーク1の他端を保持するセンター6を備えている。これ
らのセンター台3及び補助センター台5は,ワーク1を
前記一対の転造ダイス間に位置するようにワークを保持
することができる。各センター台3,5は支持台7に,同
一軸線上に配置された中空の支持軸8,9を介して揺動可
能に保持されており,第2図において支点Cを中心とし
て矢印B方向に揺動可能である。これにより,ワーク1
に対する転造の進行に伴い転造ダイス2Bが転造ダイス2A
に向かって移動した際,その間にはさまれたワーク1も
第3図に示すように,転造ダイス2Aに向かって移動する
ことができる。なお,第1図においてセンター台3と補
助センター台5には両者が一体に揺動するように連結棒
10が取付けられている。
センター台3には,面板12が回転可能に保持されてい
る。この面板12はワーク1のピン1aに係合して回転を伝
達する部材12aを有し,ワーク1と一体回転する。この
面板12には,面板12が転造ダイス2A,2Bと同期回転する
ように転造ダイスの回転を伝達する駆動機構14が連結さ
れている。駆動機構14は,定位置に配置された転造ダイ
ス2Aと一体回転するギア15と,ギア15からの回転を伝達
するギア16,17,18,19と,ギア19を保持し,支持軸9に
回転可能に保持された第一連結軸20と,支持軸8に回転
可能に保持された第二連結軸21と,両連結軸20,21を連
結するたわみ軸継手22と,第二連結軸21に保持されたギ
ア23と,ギア23からの回転を伝達するギア24,25,26等を
有しており,ギア26は面板12と一体回転するように取付
けられている。ここで,たわみ軸継手22は,通常は第一
連結軸20と第二連結軸21とを一定の角度関係で連結し回
転を伝達するが両者間に大きいトルクが作用した際には
小さい角度のねじれの発生を許容する機能を備えたもの
であり,センター台の揺動角変位による転造ダイスと面
板との同期回転の差異を吸収するねじれ吸収機構を構成
する。たわみ軸継手22としては,上記したように,連結
軸20,21間に小さいねじれ角を生じさせることができる
ものであれば任意であり,例えば,コイル状のスプリン
グを用いたヘリカルカップリングを使用することができ
る。
次に,上記構成の転造盤の動作を説明する。
第1図に示すようにセンター4,6に転造加工すべきワ
ーク1を保持させ,そのワーク1のピン1aを面板12の部
材12aに係合させる。次に,第2図に示すように転造ダ
イス2Bを他方の転造ダイス2Aに向けて移動させ,ワーク
1を両転造ダイス2A,2B間にはさみ,ワーク1を押圧し
ながら転造ダイス2A,2Bを回転させる。これにより,転
造ダイス2A,2Bの歯がワーク1に食い込み,ワーク1に
所定のギア,セレーション,スプライン等を形成する。
ここで,転造ダイス2A,2Bと面板12とは駆動機構14によ
って同期回転するように連結されており,且つ面板12は
ワーク1と一体回転するので,ワーク1に対して転造ダ
イス2A,2Bが接触する前においても,常に転造ダイスと
ワーク1とは一定の角度関係を保っており,従って転造
ダイス2A,2Bの歯がワーク1の外周面に食い込む際に
は,常に,ワーク1の円周方向の同じ位置に歯が食い込
みワーク1では転造によって形成される歯が常に円周方
向の一定位置に形成される。転造ダイス2A,2Bの歯がワ
ーク1に食い込んだ後は,ワーク1は転造ダイスによっ
て回転させられることとなる。ところで,第2図の状態
でワーク1に接触した転造ダイス2Bは,転造の進展に伴
い第3図に示す位置に移動し,それに応じてワーク1を
保持したセンター台3,5が支点Cを中心に角度αだけ揺
動する。この時,支点C上の第二連結軸21が停止してい
るものとすると,センター台の揺動に応じてギア24,25,
26がわずかに回転し,従って面板12及びワーク1もわず
かに回転しなければならない。換言すれば,センター台
の揺動角変位は,転造ダイスとワークとの同期回転角度
にわずかな差異を生じさせるはずである。しかしなが
ら,前記したように,ワーク1と転造ダイス2A,2Bとが
噛み合っているため,ワーク1と転造ダイスとの間の同
期回転角度には差異を生じることができず,そのため,
センター台が角度αだけ揺動した時,連結軸21に大きい
トルクが作用する。ところが本実施例では,連結軸20,2
1間にたわみ軸継手22を介在させているので,このトル
クに応じてたわみ軸継手22が変形し,第二連結軸21が第
一連結軸20に対して角度αだけねじれることを許容す
る。このように,たわみ軸継手22は,センター台の揺動
角変位による同期回転の差異を吸収する。かくして,転
造ダイスとワークとの間の同期回転角度に差異を生じた
際にも,それをたわみ軸継手で吸収することにより,転
造動作には何等支障を生じることがなく,良好な転造を
行うことができる。
なお,上記実施例では,センター台の揺動角変位によ
る同期回転の差異を吸収するねじれ吸収機構として,第
一駆動軸20と第二駆動軸21との間にたわみ軸継手22を配
置したが,ねじれ吸収機構は,必ずしも第一駆動軸と第
二駆動軸との間に配置する場合に限定されず,ギア15か
らギア26に到る伝達経路の任意の場所に介在させればよ
い。
〔発明の効果〕
以上に説明したように,本発明の転造盤は,ワークを
保持するセンター台にワークと一体回転する面板を設
け,且つこの面板が転造ダイスと同期回転するように転
造ダイスの回転を面板に伝達する駆動機構を設けたの
で,転造ダイスとワークとを常に一定の角度関係に保つ
ことができ,ワークの円周方向の所定位置に歯を形成す
ることができ,また,この駆動機構内に,センター台の
揺動角変位による同期回転の差異を吸収するねじれ吸収
機構を設けているので,転造の進行に伴いセンター台が
揺動し,転造ダイスとワークとの同期回転に差異を生じ
た際においてもその差異をねじれ吸収機構が吸収し,ワ
ークと転造ダイスは同期して回転することができ,良好
な転造が可能である。かくして,本発明の転造盤は,ワ
ークに対して円周方向に所定位置に歯を位置させたギ
ア,セレーション,スプライン等を良好に転造できると
いう効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による転造盤の概略断面図,
第2図は第1図を矢印II−II方向に見た概略断面図,第
3図は転造の進行した時の状態を示す第2図と同一位置
の概略図,第4図はワークの1例を示す側面図,第5図
はその端面図である。 1……ワーク,1a……ピン,1b……セレーション,1c……
歯,2A,2B……転造ダイス,3……センター台,4……センタ
ー,5……補助センター台,6……センター,7……支持台,
8,9……支持軸,12……面板,14……駆動機構,15〜19……
ギア,20……第一連結軸,21……第二連結軸,22……たわ
み軸継手,23〜26……ギア。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方が他方に対して接近及び離
    間可能な一対の転造ダイスと,該一対の転造ダイス間に
    位置するようにワークを保持する,揺動可能なセンター
    台とを有する転造盤において,前記センター台にワーク
    と一体に回転する面板を設け,更に,この面板が転造ダ
    イスと同期回転するように転造ダイスの回転を面板に伝
    達する駆動機構を設け,この駆動機構内に,センター台
    の揺動角変位による同期回転の差異を吸収するねじれ吸
    収機構を設けたことを特徴とする転造盤。
JP63151120A 1988-06-21 1988-06-21 転造盤 Expired - Lifetime JP2548098B2 (ja)

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