JPS5890493A - 輪転印刷機におけるカツタ胴のカツテイング機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は輪転印刷機の折機及びシータ−装置のカッタ川
のカッティング機構に関するものである。

第１図は従来のこの種カッタ胴装置の斜視図を示す。こ
の装置は印刷巻取紙１を紙の進行方向に対して直角な方
向に断裁する装置であり、カッタ胴２にカッタ３が固定
ボルト４で取付ケられ、カッタ調整ボルト５によりカッ
タの出入方向の微ｗ！４整が行われる。一方の固定側カ
ッタ８は固定カッタ取付台７に取付けられ、Ｎ整ボルト
１０で出入方向を調整し、カッタ取付ボルト９で固定す
る。ドラグローラ１１は紙の進行方向にテンションをか
けて回転駆動するローラである。紙はガイドテーブル６
上を進行する。

カッタ胴２に取付けられたカッタ３の刃先は紙の速度よ
り速く回転されて印刷巻取紙１を断裁するため、断裁時
に紙の伸び縮みが発生するとともに、カッタ胴の駆動ギ
ヤのバックラッシュによりカッタ胴の回転方向のバラツ
キが発生し断裁長さが変化する・ 第２図はカッタ胴装置の駆動ギヤ部及び軸承部を示す断
面図である０図の１２．１３はカッタ１ＩＩＩｉ２を支
えるフレーム、１４．１４’はその回転を支承するベア
リング、１５はベアリングカバー１６．１７は駆動ギヤ
、１８はギヤ取付はカバーである０ギヤ１６に回転を伝
えるまでの各駆動ギヤ及び軸によるバックラッシュ及び
軸のねじれの変化量は大きく、そのため断裁精度の変化
が大きく、また断裁時の衝撃も大きい。

＠３図は２個のカッタ胴２０及び２２にそれぞれ取付け
たカッタ２１及び２３の回転により印刷巻取紙１を断裁
するロータリカッタ装置を示す。２個のカッタ＠２０，
２２をそれぞれ駆動するギヤ２４．２５の歯部の拡大正
面図及び側面断面図を第４図（ａ）　、　（ｂ）に示す
〇第４図（ａ）に示すごとく、２個の駆動ギヤ２４２５
のかみ合う歯部にはバックラッシュ２６が発生するため
、カッタによる紙の断裁が不可能になったり、またはカ
ッタを破損することがある。

これを防止するため、ギヤのバックラッシュを除去する
対策として、例えば第５図に示すごとく、カッタ胴２０
を駆動するギヤ２４にバックラッシュ取りギヤ２７をギ
ヤクランプボルト２８で結合する方法が用いられている
が、ノーバックではギヤが摩耗し、バックラッシュを発
生する不具合がある。また、カッタ＠２０にブレーキを
取付けてバックラッシュを除去した方法もあるが、高速
回転時の発熱及びブレーキ力の変化等の問題がある〇 本発明の目的は、上記従来装置の欠点をなくし、比較的
簡単で高速運転も可能なカッタ胴のカッティング機構を
提供するにある。

ロータリーカッタ装置の根本的な問題点は、２組のカッ
タが紙の断裁位置において回転方向に変化することであ
る。この原因はギヤのバックラッシュによる影−が最も
多い〇 本発明は、この発生するバックラッシュの影響を極力少
なくするため、２個のロータリカッタを駆動するギヤの
回転方向の一定位置、即ちロータリカッタによって紙を
断裁する時に、２個のギヤに荷重を加え、その他の時は
荷重を減少させるような機構を設けたものである。この
機構は、固定されたカムとこのカム上を回転するカムロ
ーラを設け、このカムローラをカッタ胴に固定してカッ
タ胴と共に回転できるようにしカッタの断裁時点くカム
より受けるカムローラの荷重がカッタ胴をその回転方向
又はその反対方向にバックラッシュ分だけ回転させるよ
うにカムの曲線形状及びカムの設置位置を定める庵ので
ある。

以下、図面に例示した実施例によ抄、本発明を具体的に
説明する。第６図は本発明の一実施例を示す断面図であ
り、２個のカッタ胴２０，２２ニカッタ２１　、２３が
取付けられている０２４はカッタ嗣２０を駆動するギヤ
であ抄、２５はカッタ胴２２を駆動するギヤであり、駆
動ギヤ２９によりギヤ２５が駆動され、ギヤ２５により
ギヤ２４が駆動されている。３０はギヤ取付ボス、３１
はギヤ２４をボス３０に取付けるボルトである。第７図
は本発明の特徴とするカムとカム党−ラの関係を示Ｊす
図で、カム３２はカッタ胴２０と同軸上に、カム３３は
カッタ！ｌｉ可２２と同軸上に位置して、フレーム１２
にそれぞれ固定されている。カム３２にカムローラ３４
が、カム３３にカムローラ３５がそれぞれ接触して自転
しながら接触面を回転する。

カムローラ３４．３５にはそれぞれカムローラレ／＜−
３６，３７が結合され、このカムローラレバー３６．３
７は右端をボス４２に固定されたトーションバー４１の
左端及びスリーブ４０に結合され、ブツシュ３８により
カッタ＠２０．２２に取付けられ、カッタ胴と共に回転
する。

トーションバーゲス４２はトーションバー４１にねじり
荷重を加えるものであり、カムローフ３４．３５の押付
は方向に予めねじり荷重を加えておく。スラストワッシ
ャ３９はカムローラレバー３６のスラスト止めである。

＠７図に示すカム３２の而を接触回転するカムローラ３
４が受ける荷重により、カッタ胴２０がその回転方向と
反対の方向にギヤのバックラッシュ分だけ回転する原理
を！ＥｌｆｆＫよって説明する。

図において、３２ｍ、３２ｂはカムローラ３４がカム３
２の面上を接触回転する２箇所におけるカムの相対的位
置関係を示したもので、破１１３２ｍはカッタ胴の断裁
時以外の時点、実線の３２ｂはカッタ１（４の断裁時点
におけるカム３２の位置を示している。

また、３６はカムローラレバー、４０はスリーブ（カッ
タ＠２０と一体）、４３はトーションバーの荷重方向を
示す０カム３２１によるカムローラ３４の受ける荷重が
方向Ａのときは、スリーブ４０にはＡ′方向に作用し、
カム３２ｂによるカムローム３２ａの位置からカム３２
ｂの位置に回転すると゛カムの形状変化（カム曲線の変
化）により荷重Ｋが発生する。Ｋをカッタ胴の回転方向
と反対の方向に作用させるようなカム形状にし、かつＫ
の大きさをカム形状及びトーションバーのねじり力によ
り発生させて、駆動ギヤのパラクラ本発明によるバック
ラッシュ除去は、縦来技術のように駆動ギヤにバックラ
ッシュ取りギヤを設けたり、カッタ哨にブレーキを設け
たすせずに、カムとカムローラを用いてカッタ欄の断裁
時にのみカッタ胴をバックラッシュ相当分だけ回転方向
に荷重を加えて、２組のカッタ位置を合わせられるため
、断裁位置における回転位置精度が向上する。また、カ
ムローラをカムに押付けるスプリング力を調整すること
により、容易に駆動ギヤのバックラッシュ及び駆動軸の
変位量を規制できる。また、カムの形状及びカムの取位
位置の変化により、容易にカッタ胴の回転方向及び荷重
位置を変えることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のシータカッタ胴装置の斜視図第２図は第
１図の駆動ギヤ部及び軸承部を示す断面図、第３図は従
来のロータリーカッタの基本構造図、第４図は駆動ギヤ
のバックラッシュを説明する図、第５図は従来のバック
ラッシュ除去対策の一例を示す図、第６図は本発明の一
実施例の断面図、１ａ７ＦｇＪｔ／′ｉ本発明の特徴で
あるカムとカムローラの基本構造図、第８図は本発明の
詳細な説明する図である。 ２０．２２・・・カッタ胴、 ２４　、２５　、２９・・・駆動ギヤ ３２．３３・・・カム ３４．３５・・・カムローラ ３６．３７・・・カムローラレバー ４０・・・スリーブ ４１・・・　トーションバー 牙　１　図 才　、３　図 第４圀 （リ　　　　（４） （＆−）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 輪転印刷機におけるカッタ胴のカッティング機構におい
   て、固定されたカムと、カッタ胴に固定されてカッタ胴
   と共に回転し、かつ前記カムに接触して回転可能なカム
   ローラと、該カムローラを前記カムに圧接させるスプリ
   ング機構とを備え、カッタ胴のカッティング時に、前記
   カム上を接触回転するカムローラへの荷重により、カッ
   タ胴を円周方向にカッタ胴駆動ギヤのバックラッシュ分
   だけ回転させてバックラッシュを除去するように、前記
   カムの曲線形状及びカムの設置位置を定めたことを特徴
   とするカッ、り胴のカッティング機構。