JPH0411038Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0411038Y2
JPH0411038Y2 JP1986172931U JP17293186U JPH0411038Y2 JP H0411038 Y2 JPH0411038 Y2 JP H0411038Y2 JP 1986172931 U JP1986172931 U JP 1986172931U JP 17293186 U JP17293186 U JP 17293186U JP H0411038 Y2 JPH0411038 Y2 JP H0411038Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
knife
hole
outer periphery
screw
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986172931U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6379195U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986172931U priority Critical patent/JPH0411038Y2/ja
Publication of JPS6379195U publication Critical patent/JPS6379195U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0411038Y2 publication Critical patent/JPH0411038Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Knives (AREA)
  • Details Of Cutting Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、紙や段ボールなどのシート物を搬送
しながら、その搬送方向に対して直角状に切断す
るときなどに採用されるシート物の切断装置に関
するものである。
従来の技術 従来、シート物を切断する装置としては、たと
えば第3図、第4図に示すように上下一対の回転
体25A,25Bを、その回転軸心26をシート
物27の搬送経路28に対して少しだけ傾斜させ
て並設し、そして両回転体25A,25Bの外周
それぞれにナイフ29A,29Bをヘリカル状に
巻き付けて固定した構造があり、このような回転
カツタ形式によると切断抵抗を少くすることがで
きる。この場合に、ナイフ29A,29Bをヘリ
カル状に加工するのはむずかしいので、通常、第
5図(特開昭58−90493号公報に相当する)に示
すように、まずナイフ29A,29Bを直線状に
加工し、そして回転体25A,25Bの外周に形
成した接線30の方向に沿つたナイフ受け面31
A,31Bにナイフ29A,29Bを当て付けな
がら、弾性変形以内の曲げをつけて巻き付けてい
る。その際にナイフ29A,29Bには多数の長
孔32が形成され、この長孔32を通るボルト3
3の締付けで回転体25A,25B側に固定して
おり、さらにボルト33の頭33aをシート物2
7のパスラインから逃がすために、長孔32の表
面側にボルト33の頭部33aが入る座ぐり部3
4を加工している。そして回転体25Bに、ナイ
フ受け面31Bの後方に切り欠き溝38を形成
し、これにより生じた座板部25bに後方から調
整ねじ37を螺合させ、この調整ねじ37の先端
をナイフ29Bの後面に当接させている。また前
記座ぐり部34を省略した従来形式として、たと
えば第6図、第7図に示すように半径方向のナイ
フ受け面31Bにナイフ29Bをヘリカル状に巻
き付けるとともに複数本の押付けボルト36で押
付け固定し、そして半径方向に挿通させた調整ボ
ルト37で噛み合い調節を行う構造が提案されて
いる。この形式によると、ナイフ29Bの回転体
25A,25Bの半径方向へのヘリカル巻きは、
ナイフ幅方向であるので充分に曲げることができ
ず、そのためにナイフ29Bの背側に数多くの切
り込み35を形成している。
考案が解決しようとする問題点 上記のような従来形式によると、硬度の高いナ
イフ29A,29Bに座ぐり部34や切り込み3
5を形成することは容易に行えず、また座ぐり部
34や切り込み35は多数であるので、構造が複
雑で高価であり、さらに座ぐり部34や切り込み
35の形成によつてナイフ29A,29Bはもろ
くなつてしまう。また第5図に示すように、調整
ボルト37の脱落を防止するために止めナツト3
9が必要になり、このナツト39の座にするため
切り欠き溝38は大きく削り込まなければならな
い。その結果、回転体25Bは構造が複雑で、か
つ弱くなつてしまう。
本考案の目的とするところは、ナイフは座ぐり
部や切り込みを不要として、また回転体は切り欠
き溝を不要として、それぞれ構造を簡素化し得、
しかもナイフの歯合せを容易に行えるシート物の
切断装置を提供する点にある。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決すべく本考案のシート物の切
断装置は、一対の回転体を並設し、これら回転体
の外周それぞれにナイフをヘリカル状に取付けた
シート物の切断装置であつて、前記回転体の外周
に、外周上の接点を通る接線に対して回転方向の
後方側ほど回転中心に近づくべく傾斜したナイフ
受け面と、このナイフ受け面の回転方向後端から
外周へと伸び、かつ回転方向側に向く段面とから
なる段部を形成し、前記ナイフ受け面に当て付け
たナイフに回転方向側への長孔を形成するととも
に、この長孔に対向して回転体にねじ孔を形成
し、前記長孔を挿通してねじ孔に螺合するととも
に頭部がナイフ外面に当接する締付けボルトを設
け、前記回転体に、前記段面に開放した通し孔を
形成するとともに、この通し孔の段面側から奥側
中間位置までねじ孔を形成し、このねじ孔に、ナ
イフ後面に外端が当接自在な調整ねじを螺合する
とともに、この調整ねじの内端操作部を通し孔内
に位置させている。
作 用 かかる本考案の構成によると、外周上の接点を
通る接線に対して回転方向の後方側ほど回転中心
に近づくべく傾斜したナイフ受け面に当て付けた
ナイフは、その刃先側ほど回転中心から離れるべ
く傾斜して配置されることになり、切断時には、
締付けボルトの頭部の回転軌跡がシート物のパス
ラインから逃げることになつて座ぐり部など特別
な加工は必要としない。また調整ねじの出退は、
工具を通し孔に差し込んで内端操作部に作用させ
ることで行え、そして調整ねじは、ねじ孔が形成
されていない通し孔の存在によつて、止めナツト
を用いることなく脱落が阻止される。
実施例 以下に本考案の一実施例を第1図、第2図に基
づいて説明する。
並設された上下一対の回転体1A,1Bは、そ
れぞれ外周2A,2Bの一箇所に段部3A,3B
を形成している。これら段部3A,3Bは、外周
2A,2B上の接点を通る接線4A,4Bに対し
て回転方向の後方側ほど回転中心に近づくべく傾
斜したナイフ受け面5A,5Bと、このナイフ受
け面5A,5Bの回転方向後端(奥端)から外周
2A,2Bへと伸び、かつ回転方向側に向く段面
6A,6Bとによつて〓形に形成される。帯板状
のナイフ7A,7Bには複数の長孔8A,8Bが
形成され、これら長孔8A,8Bに外側から挿通
する締付けボルト9A,9Bは、回転体1A,1
Bに形成されたねじ孔10A,10Bに螺合自在
であり、かつ頭部がナイフ7A,7Bの外面に当
接自在となる。ここでねじ孔10A,10Bはナ
イフ受け面5A,5Bに対して直角に、すなわち
半径方向線11A,11Bに対して傾斜して形成
されている。前記回転体1A,1Bには、段面6
A,6Bに開放し、かつナイフ受け面5A,5B
に沿つた通し孔12A,12Bが形成され、この
通し孔12A,12Bには、段面6A,6B側か
らのタツプによりねじ孔13A,13Bが途中ま
で形成されている。ねじ孔13A,13Bには段
面6A,6B側から調整ねじ14A,14Bが螺
着され、この調整ねじ14A,14Bの外端をナ
イフ後面15A,15Bに当接自在な押し面16
A,16Bに形成するとともに、内端に、通し孔
12A,12Bを通して角棒レンチが操作自在な
角凹部17A,17Bを形成している。
上記実施例において回転体1A,1Bに対する
ナイフ7A,7Bの取付けは次のようにして行わ
れる。すなわちねじ孔13A,13Bに螺着させ
た調整ねじ14A,14Bを最奥部にまで退入さ
せた状態で、長孔8A,8Bに通した締付けボル
ト9A,9Bをねじ孔10A,10Bに螺合させ
ながら、ナイフ7A,7Bをナイフ受け面5A,
5B上に巻き付けて行く。その際にナイフ受け面
5A,5Bは、外周2A,2B上の接点を通る接
線4A,4Bに対して回転方向の後方側ほど回転
中心に近づくべく傾斜していることから、巻き付
けるに要するナイフ7A,7Bの曲げのほとんど
が厚さ方向となり容易に巻き付け得る。前述した
締付けボルト9A,9Bの螺合は中間締めに行わ
れ、その後、通し孔12A,12Bの外端開放か
ら通した角棒レンチ(6角など)を角凹部17
A,17Bに嵌合し、回転操作することで調整ね
じ14A,14Bを出退させることにより、押し
面16A,16Bならびにナイフ後面15A,1
5Bを介して、ナイフ7A,7Bをナイフ受け面
5A,5B上で移動させ、以つて両ナイフ7A,
7Bの刃先の噛み合い調節を容易に行える。その
後、各締付けボルト9A,9Bの最終的な締付け
が行われる。
上記のような切断装置によつてシート物18の
切断を行つたとき、ナイフ7A,7Bが接線4
A,4Bに対して斜めに取付けられ、刃先が外側
に突出されていることから、締付けボルト9A,
9Bの頭部の回転軌跡19はシート物18のパス
ラインから逃げることになり、これによつてナイ
フ7A,7Bには座ぐり部など特別な加工は必要
としない。また切断に要する力が刃先にかかつて
も、回転体1A,1Bが刃先の近くでナイフ7
A,7Bを効率的に支えているので、ナイフ7
A,7Bは、その厚さが薄くても十分に耐えられ
る。これらのことは、またナイフ7A,7Bを巻
き付けやすくしている。通し孔12A,12Bに
対してねじ孔10A,10Bを途中まで形成して
おくことにより、回転中に万一調整ねじ14A,
14Bがゆるんでも、この調整ねじ14A,14
Bが脱落して刃先を傷付けるような事故は発生し
ないことになる。
考案の効果 上記した本考案の構成によると、外周上の接点
を通る接線に対して回転方向の後方側ほど回転中
心に近づくべく傾斜したナイフ受け面に当て付け
たナイフは、その刃先側ほど回転中心から離れる
べく傾斜して配置することができ、したがつて、
切断時には締付けボルトの頭部の回転軌跡がシー
ト物のパスラインから逃げることになり、座ぐり
部など特別な加工は必要とせず、ナイフは直線加
工した単純かつ簡素な構造にできる。また調整ね
じの出退操作によつてナイフの歯合せを容易に行
うことができる。しかも調整ねじは、ねじ孔が形
成されていない通し孔の存在によつて、止めナツ
トを用いることなく脱落を阻止でき、これにより
止めナツト用の切り欠き溝などを不要にできて、
回転体を簡単かつ剛性の高い構造にできる。この
ように本考案によると、回転体の構造やナイフの
形状を極めて単純化できるので加工を容易にで
き、しかも強度が強く、始動回転負荷を小さくし
て駆動用電動機の所要動力を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の一実施例を示し、第
1図は縦断側面図、第2図は第1図における要部
拡大図、第3図は切断装置の一般例を示す斜視
図、第4図は同平面図、第5図は従来例を示す縦
断側面図、第6図は別の従来例を示す側面図、第
7図は同ナイフの説明図である。 1A,1B……回転体、3A,3B……段部、
4A,4B……接線、5A,5B……ナイフ受け
面、6A,6B……段面、7A,7B……ナイ
フ、8A,8B……長孔、9A,9B……締付け
ボルト、10A,10B……ねじ孔、12A,1
2B……通し孔、13A,13B……ねじ孔、1
4A,14B……調整ねじ、15A,15B……
ナイフ後面、18……シート物、19……回転軌
跡。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の回転体を並設し、これら回転体の外周そ
    れぞれにナイフをヘリカル状に取付けたシート物
    の切断装置であつて、前記回転体の外周に、外周
    上の接点を通る接線に対して回転方向の後方側ほ
    ど回転中心に近づくべく傾斜したナイフ受け面
    と、このナイフ受け面の回転方向後端から外周へ
    と伸び、かつ回転方向側に向く段面とからなる段
    部を形成し、前記ナイフ受け面に当て付けたナイ
    フに回転方向側への長孔を形成するとともに、こ
    の長孔に対向して回転体にねじ孔を形成し、前記
    長孔を挿通してねじ孔に螺合するとともに頭部が
    ナイフ外面に当接する締付けボルトを設け、前記
    回転体に、前記段面に開放した通し孔を形成する
    とともに、この通し孔の段面側から奥側中間位置
    までねじ孔を形成し、このねじ孔に、ナイフ後面
    に外端が当接自在な調整ねじを螺合するととも
    に、この調整ねじの内端操作部を通し孔内に位置
    させたことを特徴とするシート物の切断装置。
JP1986172931U 1986-11-10 1986-11-10 Expired JPH0411038Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986172931U JPH0411038Y2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986172931U JPH0411038Y2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6379195U JPS6379195U (ja) 1988-05-25
JPH0411038Y2 true JPH0411038Y2 (ja) 1992-03-18

Family

ID=31109921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986172931U Expired JPH0411038Y2 (ja) 1986-11-10 1986-11-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0411038Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0822519B2 (ja) * 1988-10-07 1996-03-06 株式会社小林製作所 切断装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5890493A (ja) * 1981-11-18 1983-05-30 日立精工株式会社 輪転印刷機におけるカツタ胴のカツテイング機構

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5890493A (ja) * 1981-11-18 1983-05-30 日立精工株式会社 輪転印刷機におけるカツタ胴のカツテイング機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6379195U (ja) 1988-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0123251B2 (ja)
JPH0411038Y2 (ja)
JP3147671B2 (ja) ロータリーダイカッター
EP0584341A1 (en) Rotary cutting cylinder with floating sheeter blade lock-down bar and method of making same
JP4826227B2 (ja) ロータリーダイ
GB2181986A (en) Cable stripper
JP4480216B2 (ja) 金属帯材のスリッタ装置及びスリット方法
JPH0215605Y2 (ja)
JPH065110Y2 (ja) スロッタ
JPH052248Y2 (ja)
JPS62101401A (ja) ベニヤレ−スにおける原木の切削方法
JPH0410977Y2 (ja)
JPH0129034Y2 (ja)
JPH0735750Y2 (ja) 回転せん断式ウエブ切断装置
JP2894524B2 (ja) 突起付板の製造方法
JPH0121700Y2 (ja)
JPH0698541B2 (ja) ロ−ル紙カツタ−固定刃のツノ付き刃金板の製造方法
JPS6137455Y2 (ja)
JPS60167262A (ja) エキスパンド極板の製造装置
US4787230A (en) Rolling flat cutter and method of rolling thereby
JPS6227370Y2 (ja)
JP2617350B2 (ja) 段ボールの中芯製造装置
JPS6024494Y2 (ja) ポリゴン切削用のカツタ−
JP2750920B2 (ja) スリッター
JPS6146197U (ja) 被覆鋼管の被膜剥離工具