JP2617350B2 - 段ボールの中芯製造装置 - Google Patents
段ボールの中芯製造装置Info
- Publication number
- JP2617350B2 JP2617350B2 JP1110922A JP11092289A JP2617350B2 JP 2617350 B2 JP2617350 B2 JP 2617350B2 JP 1110922 A JP1110922 A JP 1110922A JP 11092289 A JP11092289 A JP 11092289A JP 2617350 B2 JP2617350 B2 JP 2617350B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- core
- paperboard
- cardboard
- corrugated cardboard
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、段ボールの辺に対して、中芯の条を斜め方
向にした段ボールの中芯製造装置に関するものである。
向にした段ボールの中芯製造装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、段ボールの中芯の条の方向は、段ボールの長手
方向の辺に対して、平行又は垂直方向のもののみであっ
た。このため、段ボールを折り曲げて形成した箱等の折
り目線と中芯の条とが平行又は直交する場合が多くなる
結果、該箱の強度を充分なものにすることが困難であっ
た。
方向の辺に対して、平行又は垂直方向のもののみであっ
た。このため、段ボールを折り曲げて形成した箱等の折
り目線と中芯の条とが平行又は直交する場合が多くなる
結果、該箱の強度を充分なものにすることが困難であっ
た。
このため、第3図に示すように箱用段ボールを、一枚
の段ボール9から中芯92の条93に対し斜め方向の切断線
91に従って切断して、上記不具合を解消することが考え
られるが、これによるとどうしても利用できない端材部
分が生じて、段ボールの有効利用が図れず、よって、段
ボール箱のコスト高になる等の不具合を有している。
の段ボール9から中芯92の条93に対し斜め方向の切断線
91に従って切断して、上記不具合を解消することが考え
られるが、これによるとどうしても利用できない端材部
分が生じて、段ボールの有効利用が図れず、よって、段
ボール箱のコスト高になる等の不具合を有している。
[発明が解決しようとする課題] そこで、本発明は従来技術の欠点をなくし、段ボール
の中芯用板紙の長手方向の辺に対して、斜め方向に条を
設けてなる段ボールの中芯を、容易に製造することがで
きる段ボールの中芯製造装置を開発しこれを提供するこ
とを目的とするものである。
の中芯用板紙の長手方向の辺に対して、斜め方向に条を
設けてなる段ボールの中芯を、容易に製造することがで
きる段ボールの中芯製造装置を開発しこれを提供するこ
とを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の段ボールの中芯製
造装置は、第一ロータの外周面に、螺旋状溝を平行に一
定間隔で形成し、かつ、第二ロータの外周面に、該第一
ロータの溝と反対方向に、同一間隔で螺旋状溝を形成
し、前記第一ロータと該第二ロータを、両者の螺旋状溝
同士が係合して互いに平行に回動自在にフレームで支
え、ロータを駆動手段で回転せしめるようにし、前記螺
旋状溝同士を係合した第一ロータと前記第二ロータ間
へ、段ボールの中芯用板紙を通過せしめて、該中芯用板
紙にその長手方向に対して斜め方向の条を形成して、中
芯を形成すべくなしている。
造装置は、第一ロータの外周面に、螺旋状溝を平行に一
定間隔で形成し、かつ、第二ロータの外周面に、該第一
ロータの溝と反対方向に、同一間隔で螺旋状溝を形成
し、前記第一ロータと該第二ロータを、両者の螺旋状溝
同士が係合して互いに平行に回動自在にフレームで支
え、ロータを駆動手段で回転せしめるようにし、前記螺
旋状溝同士を係合した第一ロータと前記第二ロータ間
へ、段ボールの中芯用板紙を通過せしめて、該中芯用板
紙にその長手方向に対して斜め方向の条を形成して、中
芯を形成すべくなしている。
[作用] 上記のように構成された段ボールの中芯製造装置の第
一ロータと第二ロータの互いに係合する螺旋状溝間へ段
ボールの中芯用板紙を入れて、駆動手段により該第一ロ
ータを回転せしめると、前記第一ロータは、該中芯用板
紙を巻き込みつつ、該第二ロータを、前記第一ロータと
は逆の従回転方向に回転せしめるので、前記中芯用板紙
の長手方向の辺に対して斜め方向の条を形成することに
なる。
一ロータと第二ロータの互いに係合する螺旋状溝間へ段
ボールの中芯用板紙を入れて、駆動手段により該第一ロ
ータを回転せしめると、前記第一ロータは、該中芯用板
紙を巻き込みつつ、該第二ロータを、前記第一ロータと
は逆の従回転方向に回転せしめるので、前記中芯用板紙
の長手方向の辺に対して斜め方向の条を形成することに
なる。
[実施例] 以下引き続き、本発明段ボールの中芯製造装置(以下
装置という)の要旨をさらに明確にするため、図面を利
用して一実施例を説明する。
装置という)の要旨をさらに明確にするため、図面を利
用して一実施例を説明する。
第1図及び第2図に示す一実施例において、本案装置
は、第一ロータ1、第二ロータ2、フレーム3、モータ
ー等の駆動手段4、板紙用巻枠5及び中芯用巻枠6から
なっている。
は、第一ロータ1、第二ロータ2、フレーム3、モータ
ー等の駆動手段4、板紙用巻枠5及び中芯用巻枠6から
なっている。
第一ロータ1は、円柱状であって、その外周面11に螺
旋状溝12が刻設されていて、該螺旋状溝12は、該外周面
11上に一定間隔で形成され、歯車の歯のようになってい
る。また、前記螺旋状溝12は、該第一ロータ1の回転方
向に対して45゜の角度をもって刻設されていて、さら
に、前記第一ロータ1の両側面に設けられている回転軸
13、13でフレーム3に回動自在に枢支されている。
旋状溝12が刻設されていて、該螺旋状溝12は、該外周面
11上に一定間隔で形成され、歯車の歯のようになってい
る。また、前記螺旋状溝12は、該第一ロータ1の回転方
向に対して45゜の角度をもって刻設されていて、さら
に、前記第一ロータ1の両側面に設けられている回転軸
13、13でフレーム3に回動自在に枢支されている。
また、第二ロータ2は、前記第一ロータ1と同様の円
柱状であって、その外周面21に螺旋状溝22が形成されて
いる。該螺旋状溝22は、該外周面21上に前記螺旋状溝12
と同一間隔で形成され、歯車の歯のように係合可能とな
っている。そして、前記螺旋状溝22は該第二ロータ2の
回転方向に対して45゜の角度をもって刻設されている。
ただし、螺旋状溝22の前記角度は、前記螺旋状溝12の角
度に対して反対方向となっており、また、前記第二ロー
タ2の両側面に突設の回転軸23、23でフレーム3に回転
自在に枢支されている。
柱状であって、その外周面21に螺旋状溝22が形成されて
いる。該螺旋状溝22は、該外周面21上に前記螺旋状溝12
と同一間隔で形成され、歯車の歯のように係合可能とな
っている。そして、前記螺旋状溝22は該第二ロータ2の
回転方向に対して45゜の角度をもって刻設されている。
ただし、螺旋状溝22の前記角度は、前記螺旋状溝12の角
度に対して反対方向となっており、また、前記第二ロー
タ2の両側面に突設の回転軸23、23でフレーム3に回転
自在に枢支されている。
次に、フレーム3は、前記第一ロータ1及び前記第二
ロータ2を両者の前記溝12、22が螺合状に係合しうべ
く、互いに平行に回動自在に、前記回転軸13、23にて枢
支されている。
ロータ2を両者の前記溝12、22が螺合状に係合しうべ
く、互いに平行に回動自在に、前記回転軸13、23にて枢
支されている。
さらに、駆動手段4は、図示しないモーターと減速用
歯車列とからなり、前記第一ロータ1の回転軸13に連結
されている。
歯車列とからなり、前記第一ロータ1の回転軸13に連結
されている。
そして、板紙用巻枠5と中芯用巻枠6とが前記第一及
び第二ロータ1、2の両側に配置されており、これらの
一方に配設された該中芯用巻枠6は中心軸61を前記一対
の第一、第二ロータ1、2に対し傾斜して配設されてい
て、条81を刻設した帯状中芯8を順次巻回しうべくなっ
ている。
び第二ロータ1、2の両側に配置されており、これらの
一方に配設された該中芯用巻枠6は中心軸61を前記一対
の第一、第二ロータ1、2に対し傾斜して配設されてい
て、条81を刻設した帯状中芯8を順次巻回しうべくなっ
ている。
以上の構成により、駆動手段4により第一ロータ1を
回転せしめ、該第一ロータ1と第二ロータ2との係合部
分に段ボールの中芯用板紙7を通すようにすると、該中
芯用板紙7は前記第一及び第二ロータ1、2の回転によ
り、両者の螺旋状溝12、22の間に引き込まれ、一定間隔
の条81が形成された帯状中芯8として、反対側に排出さ
れ、中芯用巻枠6に巻きとられる。このとき、条81は該
帯状中芯8の長手方向に対して45゜の角度を有してい
る。
回転せしめ、該第一ロータ1と第二ロータ2との係合部
分に段ボールの中芯用板紙7を通すようにすると、該中
芯用板紙7は前記第一及び第二ロータ1、2の回転によ
り、両者の螺旋状溝12、22の間に引き込まれ、一定間隔
の条81が形成された帯状中芯8として、反対側に排出さ
れ、中芯用巻枠6に巻きとられる。このとき、条81は該
帯状中芯8の長手方向に対して45゜の角度を有してい
る。
さらに、該螺旋状溝12、22の刻設角度を変えることに
より、前記帯状中芯8の条81の角度を変えることができ
る。
より、前記帯状中芯8の条81の角度を変えることができ
る。
なお、前記実施例におけるロータ、フレーム等の具体
的形状、大きさ、使用方法等は前記に限られるものでな
く、任意でよい等、本発明は、前記した目的、作用、及
び後記する発明の効果の達成される範囲内において、そ
れぞれ任意に定められてよく、これらの変更は、いずれ
も本発明の要旨を変更するものでないことは申すまでも
ない。
的形状、大きさ、使用方法等は前記に限られるものでな
く、任意でよい等、本発明は、前記した目的、作用、及
び後記する発明の効果の達成される範囲内において、そ
れぞれ任意に定められてよく、これらの変更は、いずれ
も本発明の要旨を変更するものでないことは申すまでも
ない。
[発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、
以下に記載されるような効果を奏する。
以下に記載されるような効果を奏する。
本発明の段ボールの中芯製造装置は、これの第一及び
第二ロータの回転により、段ボールの中芯用板紙を両者
間に挿入して、両者の螺旋状溝間へ供給することによ
り、該中芯用板紙に、その長手方向に対して斜め方向の
条を形成して中芯とするので、このような条を有する中
芯を連続して容易に製造することができる。その結果、
前記中芯用板紙を有効に使用しえて、かつ、この中芯を
用いた段ボール箱の強度を充分なものとし、さらに、そ
のコストを安くすることができる。
第二ロータの回転により、段ボールの中芯用板紙を両者
間に挿入して、両者の螺旋状溝間へ供給することによ
り、該中芯用板紙に、その長手方向に対して斜め方向の
条を形成して中芯とするので、このような条を有する中
芯を連続して容易に製造することができる。その結果、
前記中芯用板紙を有効に使用しえて、かつ、この中芯を
用いた段ボール箱の強度を充分なものとし、さらに、そ
のコストを安くすることができる。
このように、本発明は実用上まことに優れたものであ
る。
る。
図面は本発明段ボールの中芯製造装置の一実施例を示す
ものであって、第1図は正面図、第2図これの使用状態
を示す平面図、第3図は従来の段ボールを示す平面図で
ある。 1……第一ロータ 11……外周面 12……螺旋状溝 2……第二ロータ 21……外周面 22……螺旋状溝 3……フレーム 4……駆動手段 7……段ボールの中芯用板紙 8……帯状中芯 81……条
ものであって、第1図は正面図、第2図これの使用状態
を示す平面図、第3図は従来の段ボールを示す平面図で
ある。 1……第一ロータ 11……外周面 12……螺旋状溝 2……第二ロータ 21……外周面 22……螺旋状溝 3……フレーム 4……駆動手段 7……段ボールの中芯用板紙 8……帯状中芯 81……条
Claims (1)
- 【請求項1】外周面に螺旋状溝を平行に一定間隔で形成
した第一ロータと、外周面に螺旋状溝を該第一ロータの
溝と反対方向で、かつ、同一間隔で形成した第二ロータ
と、前記第一ロータ及び該第二ロータを両者の螺旋状溝
同士が係合して互いに平行に回動自在に支えるフレーム
と、前記ロータを回転せしめる駆動手段とを備え、前記
螺旋状溝同士を係合した第一ロータと第二ロータ間へ、
段ボールの中芯用板紙を通過せしめて、該中芯用板紙に
その長手方向に対して斜め方向の条を形成して、中芯を
形成すべくなしたことを特徴とする段ボールの中芯製造
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1110922A JP2617350B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 段ボールの中芯製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1110922A JP2617350B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 段ボールの中芯製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02289337A JPH02289337A (ja) | 1990-11-29 |
JP2617350B2 true JP2617350B2 (ja) | 1997-06-04 |
Family
ID=14548028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1110922A Expired - Lifetime JP2617350B2 (ja) | 1989-04-28 | 1989-04-28 | 段ボールの中芯製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2617350B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993019932A1 (en) * | 1992-03-27 | 1993-10-14 | Yokoyama Sankoh Co., Ltd. | Method of manufacturing corrugated fibreboard and apparatus for manufacturing same |
-
1989
- 1989-04-28 JP JP1110922A patent/JP2617350B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02289337A (ja) | 1990-11-29 |
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